JP4070020B2 - 仮設足場用連結具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は仮設足場用連結具に関し、更に詳細には、所要の仮設足場を構成する支柱に手摺わくや水平つなぎ材など所要の仮設部材を連結せしめるさいに使用する仮設足場用連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の仮設足場用連結具としては、例えば実公平5−40193号公報(特許文献1)記載のものが知られており、これを図9に基づいて説明する。
即ち、同図中、51は断面コ字形状とされた連結金具、52・53は該連結金具51の上下自由端部に各々対向状に形成された細長な長方形状の上下部クサビ孔で、上記連結金具51は後記する水平つなぎ材61の両端部に各々固着せしめるものとされている。54は上記連結金具51の上下部クサビ孔52・53に挿入自在とされた基端部にストッパ−用フランジ55を有する略板状クサビ、56はクサビ54の先端部に穿設された抜止ピン用挿着孔、57は該挿着孔56に挿着自在とされた抜止めピンである。
その他、58は所要の仮設足場を構成する金属パイプ製支柱、59は該支柱58の所定個所に外嵌状に嵌着された被楔着用フランジ、60は該フランジ59の外周縁に沿って同一円周上に所定ピッチ毎に穿設された楔着孔である。61は金属パイプ製水平つなぎ材である。
【0003】
上述の如く構成された従来例において、水平つなぎ材61を支柱58に連結せしめるさいには、水平つなぎ材61に固着せしめた連結金具51をフランジ59に嵌合せしめると共に、上下部クサビ孔52・53を所要の楔着孔60に合致せしめる。次いで、クサビ54を上方より上部クサビ孔52・楔着孔60・下部クサビ孔53を通して軽く挿入せしめたのち、上方よりクサビ54を打撃しつつ圧入せしめ、連結金具51をフランジ59に楔着せしめることにより水平つなぎ材61を支柱58に連結せしめる。しかるのち、下部クサビ孔53より下方に突出するクサビ54の先端部に挿着孔56を介して抜止めピン57を挿着せしめ、クサビ54の抜止めを有効に防止せしめるものである。
【0004】
【特許文献1】
実公平5−40193号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の如く構成された従来例は、連結金具51をフランジ59に嵌合せしめると共に、合致する上部クサビ孔52・楔着孔60・下部クサビ孔53にクサビ54を圧入して楔着せしめるものであるから、水平つなぎ材61を支柱58に容易に、しかも、確実かつ強固に連結せしめることが出来るものである。しかしながら、楔着せしめたクサビ54の抜脱を防止せしめるべく事後的に抜止めピン57を挿着せしめるものであるから、その作業が非常に面倒で煩しいのみならず時間がかかり、全体として連結時における作業能率の低下を招来せしめるものとなっていた。
【0006】
本発明は従来の問題点を解決し、仮設足場を構成する支柱に水平つなぎ材や手摺わくなど所要の仮設部材を迅速、かつ確実に、しかも強固に極めて作業能率よく連結せしめることが出来るのみならず、クサビの抜脱を有効に防止せしめることが出来る仮設足場用連結具を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1記載の発明は、仮設足場用支柱に所要の足場部材を連結せしめるべく略コ字形状に形成された連結金具と、該連結金具を被楔着部材付き支柱に楔着せしめるべく所要の長さに形成されたクサビとよりなり、上記連結金具はその上下自由端部に各々略長方形状の上下部クサビ孔が互いに直交すべく形成され、他方、クサビはその基部が連結金具の上部クサビ孔に挿入自在な横断面略長方形状に、同先部が上下部クサビ孔に挿入自在な横断面略正方形状に各々形成されると共に、該先部には上部クサビ孔に挿入して所要角度に回転作動せしめるべく小径部が形成され、かつ、先部の先端には上下部クサビ孔に挿入自在とされた所要幅の抜止め突起が基部長辺部に対して直交状に突設されてなることを特徴とする、仮設足場用連結具を要旨とするものである。
【0008】
上記請求項1記載の仮設足場用連結部において、クサビの小径部は先部の所要角部を切欠いて形成せしめられている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に示す一実施例に基づいて説明する。
図1〜図8は本発明の一実施例を示すもので、同図中、1は肉厚な略コ字形状とされた連結金具、2・3は該連結金具1の上下自由端部に各々互いに直交すべく形成された略長方形状の上部クサビ孔と下部クサビ孔、4は後記するクサビ5の挿入をガイドせしめるべく上部クサビ孔2の基端側側壁を切欠いて形成された傾斜面状のガイド部で、上記連結金具1は後記する手摺わく13を構成する筋かい16の自由端に各々固着せしめるものとされている。5は所要の長さを備えたクサビで、該クサビ5の基部6は上記連結金具1の上部クサビ孔2に挿入せしめるべく若干小径状の横断面略長方形状に形成され、同先部7は上下部クサビ孔2・3に挿入せしめるべくその短辺部より若干小辺状の辺を有する横断面略正方形状に形成されると共に、該先部7の先端には上下部クサビ孔2・3に各々挿入せしめるべく所要幅の抜止め突起8が基部6長辺部に対して直交状に突設されている。9はクサビ5を上部クサビ孔2に挿入して所定角度に回転作動せしめるべく先部7の上端に形成された小径部で、該小径部9は対角線上に位置する一方の角部を切欠くことにより形成されてなり、小径部9の径l1は上部クサビ孔2の短辺長l2より若干小径状とされている。10はクサビ5の基部6基端に形成されたストッパ−用フランジである。
その他、11は支柱、12は該支柱11の外周面に所定間隔をおいて放射状に形成された被楔着用係合ボックス体、13は手摺わく、14は該手摺わく13を構成する所要長の金属パイプ製水平材、15は該水平材14の両端部に各々取付けられた略倒L字形状の取付け金具、16は水平材14の両端側に各々垂下状に枢着された両側一対の筋かいで、該各筋かい16の自由端には各々連結金具1が固着せしめられている。
【0010】
上述の如く構成された実施例において、手摺わく13を支柱11に連結せしめるさいには、先ず、取付け金具15を対応する係合ボックス体12に係合せしめて水平材14を支柱11間に架設状に取付ける。しかるのち、両側の筋かい16を各々所定方向に回動せしめつつ、その自由端に固着せしめた連結金具1を各々対応する係合ボックス体12に外嵌状に遊嵌せしめると共に、上方よりガイド部4を介して上部クサビ孔2に抜止め突起8を当てがいつつクサビ5の先部7を軽く挿入せしめる(図5参照)。このさい、クサビ5の基部6はその長辺部が上部クサビ孔2の長辺部に対して直交状に位置せしめられている。そして、先部7の小径部9が上部クサビ孔2のガイド部4下端縁に達した時点で挿入を停止せしめると共に、クサビ5を図6に示すように90度回転作動せしめ、その抜止め突起8を下部クサビ孔3に、基部6を上部クサビ孔2に各々合致せしめる。しかるのち、上方よりクサビ5を打撃してその基部6を上部クサビ孔2・係合ボックス体12内に、先部7を下部クサビ孔3に各々圧入せしめ、連結金具1を係合ボックス体12に楔着して手摺わく13を支柱11に連結せしめる(図7・8参照)。このさい、抜止め突起8は下部クサビ孔3の下方に突出せしめられ、クサビ5の抜脱を有効に防止せしめるものとされている。
【0011】
なお、上記実施例において、クサビ5の先部7に形成された小径部9は小幅状に形成されているが、これに限定されるものでなく、上部クサビ孔2に応じて適宜所要の幅に形成せしめるとよい。また、仮設部材として手摺わく13が示されているが、これに限定されるものでなく、水平つなぎ材など他の仮設部材を支柱11に連結せしめるさいにも適用せしめることが出来るものである。さらに、連結金具1の被楔着部材として係合ボックス体12が示されているが、これに限定されるものでなく、楔着孔を備えたフランジなど他の公知の被楔着部材にも適用せしめることが出来るものである。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば以上の次第で、仮設足場用支柱に所要の足場部材を連結せしめるべく略コ字形状に形成された連結金具と、該連結金具を被楔着部材付き支柱に楔着せしめるべく所要の長さに形成されたクサビとよりなり、上記連結金具はその上下自由端部に各々略長方形状の上下部クサビ孔が互いに直交すべく形成され、他方、クサビはその基部が連結金具の上部クサビ孔に挿入自在な横断面略長方形状に、同先部が上下部クサビ孔に挿入自在な横断面略正方形状に各々形成されると共に、該先部には上部クサビ孔に挿入して所要角度に回転作動せしめるべく小径部が形成され、かつ、先部の先端には上下部クサビ孔に挿入自在とされた所要幅の抜止め突起が基部長辺部に対して直交状に突設されているから、連結金具を被楔着部材に外嵌せしめ、上部クサビ孔にクサビの抜止め突起と先部を順次挿入せしめると共に、小径部を介してクサビを回転作動せしめつつ抜止め突起を下部クサビ孔に、基部を上部クサビ孔に各々合致せしめたのち、クサビを打撃しつつ基部および先部を各々上下部クサビ孔と被楔着部材に圧入して楔着せしめることが出来るものであって、クサビ自体に抜止め突起が一体形成されているにも拘わらずその楔着作業を極めて容易に、しかも確実、かつ強固に作業能率よく行うことが出来るものである。
【0013】
請求項2記載の発明によれば以上の次第で、クサビの小径部は先部の所要角部を切欠いて形成するものであるから、クサビの強度を低下せしめることなく簡単に形成せしめることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】実施例のクサビ5における小径部9を示す横断面図である。
【図3】実施例の連結金具1を示す平面図である。
【図4】図3のI−I線に沿う断面図である。
【図5】実施例のクサビ5における先部7を連結金具1の上部クサビ孔2に挿入せしめた状態を示す一部破断側面図である。
【図6】実施例のクサビ5を連結金具1の上部クサビ孔2に挿入して回転作動せしめる状態を示す横断面図である。
【図7】 実施例の連結金具1とクサビ5により手摺わく13を支柱11に連結せしめた状態を示す正面図である。
【図8】図7のA部拡大正面図である。
【図9】従来例を使用状態と共に示す断面図である。
【符号の説明】
1 連結金具
2 上部クサビ孔
3 下部クサビ孔
5 クサビ
6 基部
7 先部
8 抜止め突起
9 小径部
11 支柱
12 係合ボックス体
13 手摺わく
Claims (2)
- 仮設足場用支柱に所要の足場部材を連結せしめるべく略コ字形状に形成された連結金具と、該連結金具を被楔着部材付き支柱に楔着せしめるべく所要の長さに形成されたクサビとよりなり、上記連結金具はその上下自由端部に各々略長方形状の上下部クサビ孔が互いに直交すべく形成され、他方、クサビはその基部が連結金具の上部クサビ孔に挿入自在な横断面略長方形状に、同先部が上下部クサビ孔に挿入自在な横断面略正方形状に各々形成されると共に、該先部には上部クサビ孔に挿入して所要角度に回転作動せしめるべく小径部が形成され、かつ、先部の先端には上下部クサビ孔に挿入自在とされた所要幅の抜止め突起が基部長辺部に対して直交状に突設されてなることを特徴とする、仮設足場用連結具。
- クサビの小径部は、先部の所要角部を切欠いて形成されてなることを特徴とする、請求項1記載の仮設足場用連結具。
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