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JP4067685B2 - インジェクション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インジェクション装置に関し、特に高効率での分取が可能な液体クロマトグラフに用いられるインジェクション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動相として液体の溶媒(溶離液)を用いる液体クロマトグラフにおいては、固定相が充填されたカラム内に試料液と溶媒とを順次送出する必要があり、そのためにインジェクターと称される容器を用いるのが一般的である。通常は試料液と溶媒とがそれぞれ充填された2つのインジェクターを用い、これらを交互にカラムやポンプに接続するという煩雑な作業が必要である。
【0003】
かかる煩雑な作業を軽減することが可能なインジェクターとして、本出願人による実公平1−41473号公報のものが知られている。このインジェクターは、上方から固定栓、遊走栓および可動栓の3つの栓をシリンダ内に設けるとともに、シリンダの内壁面にリング状の凹部を設けたものである。このインジェクターによると、遊走栓が上昇するにつれて遊走栓の上方にある試料液が送出され、遊走栓が凹部位置にまで移動するとこれらの間隙を通って遊走栓の下方にある溶媒が送出されることになる。そのため、1本のインジェクターにより、煩雑な作業を行なう必要なくしかも迅速に、試料と溶媒とを順次カラム内に送出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載のインジェクターを用いた場合であっても、複数種類の試料液をカラムに導入して分離するためには、各試料液が充填されたインジェクターを複数本使用して、1つのインジェクターの送出が終わるごとに次のインジェクターに順次交換するという作業が必要になる。これらの作業は煩雑であるとともに、交換作業にも非常に長い時間を要する。そのため複数種類の試料液をクロマトグラフにより効率よく分取または分析することができないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の主たる目的は、複数のインジェクターに充填された試料液をクロマトグラフにより効率よく分取または分析するためのインジェクション装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のインジェクション装置は、複数のインジェクターの一端側とそのいずれかを選択可能に接続される第1の切換弁と、前記複数のインジェクターの他端側とそのいずれかを選択可能に接続される第2の切換弁と、前記第2の切換弁に接続されているとともに、複数のカラムの一端側とそのいずれかを選択可能に接続される第3の切換弁と、前記複数のカラムの他端側とそのいずれかを選択可能に接続される第4の切換弁とを備えていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項1のインジェクション装置によると、第1の切換弁と第2の切換弁との間にそのいずれかを選択可能に複数のインジェクターを接続することができるので、これら2つの弁を切り換えることにより、複数のインジェクターのうちの任意の1つを上流側および第3の切換弁と接続することができる。また、第3の切換弁と第4の切換弁との間にそのいずれかを選択可能に複数のカラムを接続することができるので、これら2つの弁を切り換えることにより、複数のカラムのうちの任意の1つを第2の切換弁および下流側と接続することができる。従って、第1〜第4の切換弁を適宜切り換えることにより、複数のインジェクター内の試料液を順次任意のカラムに導入することができる。
【0008】
このとき、インジェクション装置に複数のインジェクターおよびカラムを一旦取り付けると、後は第1〜第4の切換弁を自動的に切換動作させることが可能である。そのため、作業が比較的簡易であるとともに、インジェクターおよびカラム交換の時間が節約できるので、短時間で効率のよい分析および分取が可能である。
【0009】
なお、本発明のインジェクション装置を用いるにあたって、1つのインジェクターと1つのカラムとを対応させて、インジェクターを代えるごとにカラムを代える必要は必ずしもなく、複数のインジェクターに1つのカラムを対応させてもよい。
【0010】
また、本発明で用いるインジェクターとしては、上述した実公平1−41473号公報のものを用いることができる。この公報のインジェクターを用いることにより、1本のインジェクター内に試料液と溶媒とをインジェクターを取りかえることなく順次充填することができるので、これらの送出が効率よく行われるからである。インジェクターは2本以上あればよいが、実際には5〜15本程度が取り扱いのしやすさや経済性に優れた最適な本数である。
【0011】
また、切換弁としては、本出願人による特願平10ー20508号に記載のロータリバルブを用いるのが好ましい。このロータリバルブは、接触しながら回動するステータとロータとからなり、ステータには中央に1本の貫通孔が、周辺の同一円周上には複数の貫通孔が設けられており、ロータには中央に1つ、周辺に1つの開口が設けられており、両開口がロータ内部またはその下方で連通されたものである。この回動バルブを用いることにより、通常の切換弁を用いるよりもロータとステータの接触面における接液面積を小さくすることができるので、コンタミネーションの発生を抑制することができる。
【0012】
また、請求項2のインジェクション装置は、前記第2の切換弁と前記第3の切換弁との間に、少なくとも1つの液体センサが設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項2のインジェクション装置によると、1つの液体センサが液体を検出している場合のみ、第2の切換弁および第3の切換弁を切り換えて、インジェクターの液体をカラムに送出することができる。これによってカラム内に空気が導入されることがほとんどなくなるので、カラム内で試料を良好に分離することができるようになる。ここで、液体の間に空気が挟まれて送出される場合など、1つの液体センサを用いるだけでは空気をカラムから完全に排除することが困難であるので、2つまたはそれ以上の液体センサを用いることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0015】
図1は、本実施の形態のインジェクション装置を、これに接続されたインジェクターおよびカラムとともに示す概略的な模式図である。図1に示すインジェクション装置1は、6つのロータリバルブ(切換弁)RV1〜RV6を備えている。
【0016】
6つのロータリバルブ(切換弁)RV1〜RV6は、図2及び図3に示すような構造をそれぞれ有している(図2および図3には、一例としてロータリバルブRV1を示すが、他のロータリバルブRV2〜RV6も周部貫通孔の数を除いて構造は同様である。すなわち、ロータリバルブRV1、RV4では周部貫通孔が12個あり、ロータリバルブRV2、RV5では周部貫通孔が11個あり、ロータリバルブRV3、RV6では周部貫通孔が2つである)。ロータリバルブRV1は、二つの円柱を上下にかさねたような形状であり、固定板であるステータ51と、回転板であるロータ52とにより構成されている.ステータ51には、中央に1つの中央貫通孔54が、周辺に複数(図2では図示を簡単にするために6つ、実際は12個)の周部貫通孔55が同一円周上にそれぞれ設けられている。中央貫通孔54および周部貫通孔55には、接続管Tがそれぞれ接続されている。また、ロータ52上面には、中央及び周辺にそれぞれ1つずつ開口が設けられている。これらの開口は、ロータ52内部で連通する連絡路56の両端となっている。
【0017】
従って、ステータ51とロータ52とを相対的に回動させることにより、連絡路56を介して中央貫通孔54と周部貫通孔55のいずれか1つとが連結されることになる。ロータ52が1/6(実際には1/12)回転する毎に中央貫通孔54と連通する周部貫通孔55は隣の周部貫通孔55に移ってゆくことになる。なお、図1および図2では、ステータ51とロータ52は離反して描出されているが、当然ながら両者は接触している。
【0018】
ステータ51およびロータ52の対向部(即ちステータ51の下部とロータ52の上部)は、いずれもポリテトラフルオロエチレンの成形品であり、耐薬品性に優れ、摩擦係数の小さいものとなっている。
【0019】
ロータリバルブRV1は、ステータ51及びロータ52の対向面が平坦ではなく、図3に示すような凹凸のあるリング状となっている。即ち図4(a)のドットで示したヅーンが、ステータ51とロータ52の接触部分である。従って、従来のロータリバルブ回動バルブに比して、回転時に受ける摩擦抵抗力は小さなものとなる。
【0020】
図4(b)は、ロータリバルブRV1の回転駆動時の接液ゾーンを示すものであり、図の斜線部がそれである。このようにロータリバルブRV1における接液ゾーンは小さな面積となりコンタミネーションの発生の可能性は飛躍的に小さくなる。
【0021】
また、図示した例では連絡路56は、ロータ52の内部に設けられていたが、成形加工性が容易ではないポリテトラフルオロエチレンを使用すると製造し難いということもあるので、図5のように、ロータ57には2つの貫通孔を設け、これらをU字管58で連結して連絡路としてもよい。
【0022】
このようなロータリバルブRV1を用いることにより、以下のような利点が得られる。すなわち、接液面積が小さくなるので、ステータとロータの間隙に付着する残留液量が少なくなり、コンタミネーションが発生しにくくなる。また、接液面積が小さくなるので、回転駆動時の摩擦抵抗低減により、駆動動力を小さくすることができる。さらに、U字管を連絡路に採用した場合には、製造が容易であり、また流路に急激な析曲点というものがないので、流体抵抗の変化が穏やかであり、送液時の液の流れはスムーズなものとなる。
【0023】
ロータリバルブRV1(第1の切換弁)は、その中央貫通孔がポンプを介して溶媒の混合装置(ともに図示せず)に接続されており、12個の周部貫通孔のうちの10個がインジェクター21〜30の一端側に接続されている。周部貫通孔の残りの2つは、ロータリバルブRV2の周部貫通孔およびロータリバルブRV6の周部貫通孔に接続されている。
【0024】
ロータリバルブRV2(第2の切換弁)は、その中央貫通孔がロータリバルブRV3の中央貫通孔に接続されており、11個の周部貫通孔のうちの10個がインジェクター21〜30の他端側に接続されている。周部貫通孔の残りの1つは、ロータリバルブRV1の周部貫通孔に接続されている。
【0025】
ロータリバルブRV1、RV2は、ステッピングモータSM1によって回転駆動される。ステッピングモータSM1は図示しない駆動回路を介して例えばパーソナルコンピュータである制御装置に接続されている。この制御装置によってステッピングモータSM1を制御することで、ロータリバルブRV1、RV2を介してその両側と連結される任意のインジェクターを選択することが可能となっている。
【0026】
ロータリバルブRV3は、その中央貫通孔がロータリバルブRV4の中央貫通孔に接続されている。また、2個の周部貫通孔のうちの1個がロータリバルブRV2の中央貫通孔に接続され、もう1個がドレイン槽に通じている。ロータリバルブRV3は、図示しない駆動回路を介して制御装置に接続されたステッピングモータSM2によって回転駆動される。
【0027】
ロータリバルブRV4(第3の切換弁)は、その中央貫通孔がロータリバルブRV3の中央貫通孔に接続されており、12個の周部貫通孔のうちの10個がカラム31〜40の一端側に接続されている。周部貫通孔の残りの2つのうちの1つはロータリバルブRV5の周部貫通孔に接続されており、もう1個がドレイン槽に通じている。
【0028】
ロータリバルブRV5(第4の切換弁)は、その中央貫通孔がロータリバルブRV6の中央貫通孔に接続されており、11個の周部貫通孔のうちの10個がカラム31〜40の他端側に接続されている。周部貫通孔の残りの1つは、ロータリバルブRV4の周部貫通孔に接続されている。
【0029】
ロータリバルブRV4、RV5は、ステッピングモータSM3によって回転駆動される。ステッピングモータSM3は図示しない駆動回路を介して例えばパーソナルコンピュータである制御装置に接続されている。この制御装置によってステッピングモータSM3を制御することで、ロータリバルブRV4、RV5を介してその両側と連結される任意のカラムを選択することが可能となっている。
【0030】
ロータリバルブRV6は、その中央貫通孔がロータリバルブRV5の中央貫通孔に接続されている。また、2個の周部貫通孔のうちの1個がロータリバルブRV1の周部貫通孔に接続され、もう1個が紫外線検出器を経てフラクションクレクタに接続されている。ロータリバルブRV6は、図示しない駆動回路を介して制御装置に接続されたステッピングモータSM4によって回転駆動される。
【0031】
次に、本実施の形態のインジェクション装置に用いられるインジェクター21〜30の構造について図6を参照して説明する。
【0032】
図6は、インジェクター21の概略構造を示す模式図である。他のインジェクター22〜30についても構造は同一である。インジェクター21においては、円筒形のシリンダー6の上部に凹部7が設けられ、中央部に遊走栓8、下部に可動栓9を有している。凹部7の大きさは遊走栓8がちょうど凹部7に入ったとき、遊走栓8の外側を通って溶媒が上部に通過できる程度のものである。可動栓9にはその中央部に透孔10が設けられ、透孔10はチューブ(図示せず)に通じている。また固定栓11は、上部を大気開放した状態のインジェクター21に試料液(原料溶液)Aを導入した後固着されるものである。
【0033】
固定栓11が固着された後、シリンダー6内の空気をできるだけ排出するために、可動栓9を移動させる。排出完了後には、可動栓9は移動させず溶媒Bを圧入する。それによって遊走栓8は移動することになる。遊走栓8が凹部7に到達するまではこの遊走栓8はビストンの役目だけでなく、パッキンの役目をも果たし、原料溶液Aと溶媒Bとが混ざるのを防止している。このような遊走栓8を設けたのは、原料溶液Aと溶媒Bとが混ざると、カラムでの分析による成分特性が拡がってしまい原料溶液を良好に分離できなくなるからである。
【0034】
そして遊走栓8が凹部7に達すると、遊走栓8とシリンダー6内壁の間に空瞭ができることになる。この段階以隆は、溶媒Bは上方に移動することになりィンジェクター2から排出されることになる。
【0035】
このようなインジェクター21を用いることにより、インジェクター1つで原料溶枝、溶媒等を混合させずに送出することができるので、分取作薬が非常に効率よく行なえるという利益が得られる。
【0036】
本実施の形態のインジェクション装置1において、ロータリバルブRV2とロータリバルブRV3との間、および、ロータリバルブRV3とロータリバルブRV4との間には、液体センサ61、62がそれぞれ設けられている。液体センサ61、62は、例えば液体と空気との屈折率の違いを利用して、パイプ内に液体があるかどうかを検出するものである。
【0037】
このような液体センサ61、62を設けることにより、カラム31〜40内に空気が侵入するのを防ぐことが可能である。従って、本実施の形態のインジェクション装置1によると、カラム内への空気の侵入に起因した分離性能の劣化が生じない。
【0038】
次に、本実施の形態のインジェクション装置1の動作について説明する。まず、分析および/または分取する一または複数の試料液をそれぞれ別のインジェクターに充填し、インジェクション装置1に接続する。本実施の形態の場合、インジェクターは10本設けられているので、最大10種類の試料液の連続分取作業が可能となっている。また、カラムについても、必要な数をインジェクション装置1に接続する。例えば、1個のインジェクターについてそれぞれ別のカラムを用いるのであれば、10本のカラムを接続する。
【0039】
そして、ステッピングモータSM1を制御することによりロータリバルブRV1、RV2を駆動し、インジェクター21をロータリバルブRV1、RV2の中央貫通孔側とそれぞれ接続するとともに、ステッピングモータSM3を制御することによりロータリバルブRV4、RV5を駆動し、カラム31をロータリバルブRV4、RV5の中央貫通孔とそれぞれ接続する。さらに、ステッピングモータSM2を制御することにより、ロータリバルブRV3の中央貫通孔がロータリバルブRV2の中央貫通孔側と接続されるようにし、ステッピングモータSM4を制御することにより、ロータリバルブRV6の中央貫通孔が検出器側と接続されるようにする。
【0040】
この状態で、図示しないポンプからロータリバルブRV1を介してインジェクター21に溶媒が注入される。これにより、インジェクター21から押し出された試料液は、ロータリバルブRV2、RV3、RV4を介してカラム31に送出される。しかる後、試料液の送出が完了すると、続いて溶媒が同様にしてカラム31内に送出される。試料液はカラム31において成分に分離され、その成分が順次ロータリバルブRV5、RV6を経て検出器に送られ、さらにフラクションコレクタによって分取される。このとき、試料のカラム通過速度を上昇させるために、溶媒の濃度は適宜変更することが好ましい。
【0041】
このとき、液体センサ61、62のいずれかで空気が検出されると、ロータリバルブRV4の中央貫通孔がドレイン槽と結ばれるようにステッピングモータSM3が制御される。従って、空気は外部に排出されることになり、カラム31内に空気が侵入するのを高い確率で防止することができる。
【0042】
インジェクター21内に充填された試料液の分離が終了すると、ロータリバルブRV1〜RV6を切り換えて、流路および必要ならばカラム31の洗浄工程が行われる。このとき、ロータリバルブRV1がインジェクター21〜30を介することなくロータリバルブRV2と接続されるように制御される。そして、以下同様にしてインジェクター22〜30についての分離を行うことが可能である。この際、カラムは同じものを用いてもよいし、違うカラムを用いてもよい。
【0043】
このように、本実施の形態のインジェクション装置1によると、ロータリバルブRV1〜RV6を適宜切り換えることにより、複数のインジェクター21〜30内の試料液を順次任意のカラムに導入することができる。従って、インジェクション装置1に複数のインジェクター21〜30およびカラム31〜40を一旦取り付けると、後は自動的に動作させることが可能である。そのため、作業が比較的簡易であるとともに、インジェクターおよびカラム交換の時間が節約できる。よって、短時間で効率のよい分析および分取が可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によると、第1〜第4の切換弁を適宜切り換えることにより、複数のインジェクター内の試料液を順次任意のカラムに導入することができる。このとき、インジェクション装置に複数のインジェクターおよびカラムを一旦取り付けると、後は自動的に動作させることが可能である。そのため、作業が比較的簡易であるとともに、インジェクターおよびカラム交換の時間が節約できるので、短時間で効率のよい分析および分取が可能である。
【0045】
例えば、多種或いは大量の試料液を分取する場合であっても、次々とインジェクターを代えて液送出ができるので、インジェクターの取り外しその他の作業にのために分取が途中でストッブすることがない。そのため、一旦運転を開始すると、無人での動作が可能であり、省力化に著しい効果がある。
【0046】
また、請求項2によると、カラム内に空気が導入されることがほとんどなくなるので、カラム内で試料を良好に分離することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のインジェクション装置を、これに接続されたインジェクターおよびカラムとともに示す概略的な模式図である。
【図2】図1のインジェクション装置に用いられるロータリバルブの一部を切欠した概略分解斜視図である。
【図3】図1のインジェクション装置に用いられるロータリバルブの概略断面図である。
【図4】図1のインジェクション装置に用いられるロータリバルブにおいて、ロータとステータとの接触部分を示す概略平面図である。
【図5】図1のインジェクション装置に用いられる別のロータリバルブの概略断面図である。
【図6】図1のインジェクション装置に用いられるインジェクターの概略構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 インジェクション装置
21〜30 インジェクター
31〜40 カラム
61、62 液体センサ

Claims (2)

  1. 複数のインジェクターの一端側とそのいずれかを選択可能に接続される第1の切換弁と、
    前記複数のインジェクターの他端側とそのいずれかを選択可能に接続される第2の切換弁と、
    前記第2の切換弁に接続されているとともに、複数のカラムの一端側とそのいずれかを選択可能に接続される第3の切換弁と、
    前記複数のカラムの他端側とそのいずれかを選択可能に接続される第4の切換弁とを備えていることを特徴とするインジェクション装置。
  2. 前記第2の切換弁と前記第3の切換弁との間に、少なくとも1つの液体センサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインジェクション装置。
JP08485299A 1999-03-26 1999-03-26 インジェクション装置 Expired - Lifetime JP4067685B2 (ja)

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