JP4065623B2 - ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学的に情報が書込みおよび読み取り可能な記録媒体(以下単に「ディスク」という。)に対する情報記録再生技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディスクに記録されている情報の再生は、レーザ光をディスクの情報記録面上に集光し、記録マークまたはピットによって変調された反射光を検出して行う。
【0003】
このようなディスクの1つとしてDVD−RAMディスクがあり、ランド部(溝と溝の間の部分)及びグルーブ部(溝の部分)のトラックが略1周毎に交互に現れるような溝(シングルスパイラル)を形成し、かつセクタ毎のアドレス情報を含むピットをランド部またはグルーブ部の中心位置より、ランド部と隣接したランド部のそれぞれ中心位置の距離の4分の1の距離を内周方向及び外周方向に離れた位置に交互にオフセットさせて形成したディスクがある。これらピット情報はPID(Physical Identification Data)と呼ばれ、セクタによって一周17個から40個のピットが配置されている。
このようなPIDが配置され、ランド部またはグルーブ部を有するディスクに形成した記録マークを再生するには、光照射手段より発せられたレーザ光の情報記録面上における集光位置を、ランド部またはグルーブ部のディスクの半径方向に対し略中心位置に沿って走査する必要があり、また、集光位置が異なるランド部、グルーブ部それぞれの情報記録面にて確実に焦点が合うように光軸方向の制御(フォーカス制御)を行う必要もある。
【0004】
このときレーザ光の集光位置のランド部またはグルーブ部の中心位置からの距離に略比例した偏差量(トラッキング偏差量)を、溝によるレーザ光の回折光を検出することで得られるトラッキングエラー信号(HPP信号)によって得て、レーザ光の集光位置をその偏差量を用いてトラッキング制御するが、ランド部とグルーブ部では偏差量の極性が反転したものが得られる。
【0005】
ここで、ランド部またはグルーブ部の中心位置より、ランド部とこれに隣接したランド部またはグルーブ部とこれに隣接したグルーブ部のそれぞれ中心位置の距離の4分の1の距離を内周方向及び外周方向に離れた位置に交互にオフセットさせてピットが形成されている、PID部付近のディスク表面の概略図を図10に示す。記録領域302であるグルーブトラック中心303またはランドトラック中心304より、ランド部とこれに隣接したランド部またはグルーブ部とこれに隣接したグルーブ部のそれぞれ中心位置の距離の4分の1の距離を内周方向及び外周方向に離れた位置に交互にオフセットさせてPID領域301が形成されている。光スポットがディスクの半径方向(紙面の左から右方向)に対してグルーブ部とランド部上を動いた場合(305)に生成されるトラッキング偏差量に基づくHPP信号波形を306に示す。これにて明らかなように、ランド部とグルーブ部とでは、HPP信号の極性が異なっている。つまり、グルーブ部ではHPP信号が負の場合には図10の紙面の右方向に光スポットがずれていると判断して光スポットを紙面の左方向に移動させてトラッキングを行うが、ランド部では、HPP信号が負の場合には紙面の左方向にずれていることになる。
【0006】
従って、ランド部よりグルーブ部、またはグルーブ部よりランド部へと連続して再生するためには、ランド部及びグルーブ部が切り替わる位置(以下「極性反転セクタ」という)にて、偏差量の極性が反転するのに対応したレーザ光の集光位置の制御をする必要がある。そこで、特開平6−176404号公報あるいは特開平8−221821号公報に開示されているように、ディスクのトラック上、円周方向に略等間隔に分割されたセクタ単位にPID領域を設定し、その領域内にピットを形成する。
【0007】
例えばDVD−RAMディスクでは、極性反転セクタから−2番目のセクタ、−1番目のセクタおよび当該極性反転セクタのPIDにはランド部とグルーブ部が切り替わる位置を認識可能となるような、それぞれを表わす情報が予め記録されており、その情報をもとにトラッキング制御における極性切替えやフォーカス制御におけるオフセット等の状態をランド部、グルーブ部で切り替える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に情報の読み取りは、反射光の総光量の変化に基づく情報信号(RF信号)を処理して読み取るが、上述のようにランド部とグルーブ部の中間の位置にピットを形成したディスクに対し、RF信号を用いてPID部のピットの情報を読み取ってトラッキング制御やフォーカス制御を行い、再生しようとすると、上述のピットがトラック中心より1/4トラック分オフセットして形成されていることから信号振幅が大きくとれなくなり、PID部のピット情報を読み取ることが困難な場合がある。この場合には極性反転セクタを検出することが困難になり、トラッキング制御やフォーカス制御等が行いにくくなるので、結果として情報の記録、および記録情報の再生が極めて困難になる場合がある。
【0009】
このような技術的背景から、DVD規格では、PID読取りはHPP信号を用いてPID部の情報を読み取ることによりSN比の向上とトラックに対して対称に配置された、トラック進行方に向かって左右2つのPID(このPIDは2つのアドレス情報を含む)のうち、トラックオフセットしてもどちらかのPIDは確実に読取れるということでRF信号ではなく、HPP信号を推奨している。
【0010】
しかし、HPP信号は光照射手段の収差の影響を受けやすいため、場合によってはHPP信号によるPID再生信号振幅よりもRF信号によるPID再生信号振幅の方が大きくなり、PIDが読取り易い場合があることが本発明者の研究・開発により初めて分かった。
【0011】
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、PID部の情報の読み取り精度を高め、ランド部やグルーブ部といったディスクの状態の変化に応じて光照射手段を制御することができる情報記録再生技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
図10に示すように、ピットは、周方向に短い溝が周方向に並んでいることと等価であるので、グルーブトラック中心303またはランドトラック中心304に沿って光スポット位置が追従した場合、PID領域301におけるピットの有無に応じて、ランド部とグルーブ部との境界でのレベルと溝のない状態つまり無信号レベルの間を出力することになる。
【0013】
通常、HPP信号を用いることでピットの再生信号振幅をRF信号を用いた場合に比べて十分大きく取ることができるようになるので、ピットに含まれる情報の読み取り精度が高くなる。さらには、この情報を読み取ることでランド部とグルーブ部とが切替わる極性反転セクタを検出することができ、ランド部及びグルーブ部それぞれに適した光照射手段の制御を行うことができる。
【0014】
しかし、HPP信号は光照射手段の収差の影響を受けやすいため、場合によってはHPP信号による再生信号振幅よりもRF信号による再生信号振幅の方が大きい場合がある。そこで、本発明では、実際にデータの記録あるいは再生を行う前に、RF信号とHPP信号のどちらを用いてPID部の情報を読み取るのが読み取り確率が高いのか判断し、読み取り確率が高い方の信号を用いてPID部の情報を読み取るように構成する。
【0015】
このようにRF信号、HPP信号によるPID部の再生を選択的に行う構成とすることにより、PID部の情報の読み取り精度をさらに高くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したディスク装置に関して説明する。
【0017】
図1に第1の目的を達成する情報記録再生装置の一例を示す。情報の記録再生を行う記録媒体1はスピンドルモータ2に保持されて回転しており、記録媒体1を形成する記録膜としてはDVD−RAMに適用されている、相変化形記録膜(GeSbTe)等がある。情報の記録、再生を行うレーザ光を発光する半導体レーザと、半導体レーザからの光をディスク面上に1ミクロン程度の光スポットとして形成する光学系と、記録媒体1からの反射光を用いて情報の再生および自動焦点、トラック追跡などの光点制御を行うための光検出器を有する光ヘッド3によって記録媒体1上に情報の記録、再生を行う。また、光ヘッド3は光ヘッド3自体をディスク半径方向に高速に駆動し、位置付けるリニアモータ(図示せず)を構成している。
【0018】
通常、光ディスク装置はパーソナルコンピュータ、ワークステーション等のホストコンピュータ4(以下ホストと略す)と例えばSCSI(Small Computer System Interface)やATAPI(AT Attached Packet Interface)の規格に則ったインターフェースケーブルで接続されており、ホスト4からの命令や情報データを含むコマンドを光ディスク装置内のインターフェース制御回路5で解読し、マイコン等から構成される制御回路6を通して情報の記録、再生およびシーク動作を実行する。
【0019】
まず最初に記録動作について説明する。記録データはホスト4から記録媒体1上の記録位置情報(アドレス情報)を付加された状態で記録コマンドが発行され、制御回路6内のバッファメモリ(図示せず)内に蓄積された後、時系列的に変調回路7に送られる。変調回路7において、記録データはランレングスリミティッド(RLL)コード、例えば(2、10)RLLコードに対応する符号列に変換され、さらに記録膜上に形成するマーク形状に対応したパルス列、例えばマークポジション記録時はコード”1”に対応したパルス列、マークエッジ記録時はコード”1”がパルスエッジに対応したパルス列に変換される。これらのパルス列はレーザ駆動回路8に導かれて光ヘッド3上の半導体レーザをON,OFFして高出力パルス発光させ、光ヘッド3で収束した、微小スポットによって記録媒体1に記録マークが形成される。
【0020】
次に再生動作について説明する。再生時はホスト4からの再生コマンドにより指定された、記録媒体1上のトラックに光ヘッド3からの光スポットを位置付け、当該トラックから信号を再生する。まず、光ヘッド3上の半導体レーザを低出力のDC発光させて記録媒体1上の記録膜に照射すると、記録マークに対応した反射光が得られ、光ヘッド3内の光検出器で受光して光電変換され、電気信号となって再生回路9に入力された後、データを再生されることになる。通常、再生回路9は信号振幅を一定に保持するための自動利得制御回路(AGC)、光学的な空間周波数劣化を補正する波形等化回路(EQ)、二値化回路(ASC)、PLL(Phase Locked Loop)回路、弁別回路から構成されており、再生データ信号を二値化した後、弁別されたデータに変換する。弁別された二値化データは復調回路10に入力され、(2,10)RLLコードの復調を行って元のデータを復調する。復調されたデータは制御回路6に導かれてECC(Error Correction Code)で誤り訂正された後、ホスト4からの再生コマンドに対応してインターフェース制御回路5からホスト4に転送される。
【0021】
光ヘッド3内の光検出器ではデータ再生信号のほかに光スポットを記録膜上に焦点制御を行う自動焦点信号と任意のトラックに位置付けるトラック追跡制御を行うトラック追跡信号を検出することができ、これら光点制御を行う自動焦点信号、トラック追跡信号はサーボ制御回路11に導かれる。サーボ制御回路11は誤差信号生成回路、位相補償回路、および駆動回路から構成されており、光ヘッド3を任意のトラックに位置付けることにより情報の記録、再生を実行する。
【0022】
図2は、本発明の再生回路9の概略ブロック図である。
【0023】
光ヘッド3からのディスクからの反射光の戻り光をトラック方向に分割した検出器で受光して得られた再生信号は再生回路9に導かれ、再生回路内の演算回路101では、各々の検出器で受光して得られた再生信号を加算した和信号としてのRF信号と各々の検出器で受光して得られた再生信号を減算した差信号としてのHPP信号に対応した信号が得られる。それぞれの信号は信号振幅を制御し、後段回路に対しての最適再生振幅電圧が設定可能なゲイン制御器(GCA)102及び103にそれぞれ入力される。差信号のHPP信号はトラッキング信号としてサーボ制御回路11へも導かれる。
【0024】
GCAでは一定ゲインが設定され、それら2つのGCA出力はスイッチ104に入力される。スイッチ104は制御回路6からの切替え信号により、ディスク上のPID部及びデータ領域に対応して切り替え、和信号のRF信号は記録データ信号に、差信号のHPP信号はPID信号としてDC補正回路105に導く。DC補正器105は、2種類のPID情報を含むHPP信号あるいはRF信号のDC変動成分を抑圧し、AGC(自動ゲイン制御部)106に入力される。AGC106では出力が略一定となるように出力し、波形等化器(EQ)107に入力される。EQ107では光学系等で低下した再生信号の高周波成分を補償して信号振幅を確保したあと、EQ107の出力はASC(自動スライスレベル制御器)108にて信号成分のデューティ比が略50%になるようなスライスレベルにて自動的に2値化される。
【0025】
2値化された信号は、PLL109及び弁別器110に出力される。PLL109では入力信号のエッジ間隔に追従した略一定の再生クロックが生成され(セルフクロッキング)、弁別器110にて再生クロックのエッジのタイミングにてASC108の出力が弁別され、信号列として出力される。信号列は、復調器10において例えば(2、10)RLL変調の場合は16ビットの信号列から8ビットのデータへといった所定の変調規則に従って復調され、記録領域のデータは制御回路6内のECCにおいて誤り訂正を受ける。
【0026】
一方、PID情報のデータ信号列も同様に制御回路6で(2、10)RLL変調に則り、復調器10でアドレス情報が復調される。PID情報には極性反転セクタに対する位置情報を含んでおり、例えば極性反転セクタから−2番目のセクタ、−1番目のセクタおよび当該極性反転セクタ等の情報を読取ることが可能である。これにより、その情報をもとにトラッキング制御における極性切替えやフォーカス制御におけるオフセット等の状態をランド部、グルーブ部で切り替える。
【0027】
DVD−RAMディスクでの最小記録単位はセクタ単位でその記録容量は2Kバイト(B)であり、さらに記録、再生処理はECCブロック単位である32KB、すなわち16セクタ単位で行われる。通常記録時は、位置づけたセクタが指定した、当該セクタで有ることを確認するためにPID判定が行われ、1ブロック内の16個のPIDのうち、PIDが規定値以上読めない場合は記録動作を中止する。そのPIDエラー規定値は最小1であり、これにより二重書きによるデータ破壊を防止している。一方、再生時はPIDが読めなくても、再生動作でのデータ破壊の可能性がないのでその規定値は例えば、6という値をとる。これは復調したPID情報内容から次に再生されるPIDの位置及び内容を予測することが可能であるためであり、仮に複数箇所のPID領域の情報が再生不能であってもそのPIDエラー前のPID情報により制御信号を生成することが可能となる。
【0028】
PIDは通常、上記説明の様に分割光検出器の差信号のHPP信号から検出する。しかし、光ヘッドの絞り込みレンズに関わる収差が発生した場合には和信号のRF信号からPIDを検出した方がPIDの再生性能が高い場合が有る。収差が発生する要因としては、(1)ディスク基板板厚ずれによる、球面収差の発生、(2)温度変化等による、光学系の機械的な伸縮による各種収差の発生、(3)ディスク傾きによるコマ収差の発生がある。情報を含むデータ領域は、和信号のRF信号から読み出されるので、サーボの自動焦点制御(AF)の目標点合わせはRF信号が最大となるように制御される。しかし、PID信号の差信号とデータの和信号との検出方式が異なるために、ヘッド収差が発生した場合にはそれぞれに対するAFの最適目標点が異なる場合があり、RF信号が最大となるように制御された装置ではRF信号からPIDを検出した方が記録処理が安定動作することが本発明者の研究・開発により初めて分かった。
【0029】
本発明では、ヘッド収差が発生しても安定に記録、再生動作を実現できるように、ディスクをローディングする場合や記録/再生処理で発生したエラーがPIDエラーによる場合には、PIDの読取り性能が差信号検出または和信号検出のどちらが読み易いかを判定し、読み易い方の検出系を選択する。
【0030】
図3に光ディスク装置における、ディスクをローディングした場合のセットアップ処理を示す。まず、ディスクをローディング(111)した後、ヘッドは最内周のホームポジションに位置づけられる(112)。レーザON(113)後、自動焦点(AF)サーボの引込み動作(114)が実施され、その時同時に学習動作として、その誤差信号であるFE信号の振幅調整される(115)。AF引込み後、トラッキング(TR)サーボの引込み動作(116)が実施され、FE信号と同様に学習動作として、その誤差信号であるTE信号の振幅調整される(117)。次のステップでFE、TEの各サーボ系のゲイン調整(118)を実施することで、前段の各サーボ系の振幅調整学習を含めてヘッド特性ばらつき、回路特性ばらつき、アクチュエータ特性ばらつきを吸収する。この状態で自動焦点の最適目標点をFEオフセット調整(119)で求める。ここではランド部およびグルーブ部において、FEオフセットを変化させながら記録されたデータ信号である、RF信号振幅が採取され、その振幅が最大となるオフセットが最適目標点オフセットとなる。したがって、ランド部、グルーブ部別々のオフセット値を持つことになる。
【0031】
上述のステップにてレーザ光を所望の位置に制御できる状態にした後に、PID判定(120)を実施する。ここでは最適目標点オフセット印加の状態で、差信号のHPP信号によるPID再生動作と和信号のRF信号によるPID再生動作時のPIDの読めた確率の高い方を選択する。具体的には例えば1ブロック(16セクタ)でPID情報を再生し、読めたセクタ数が多い方の検出方式(差信号または和信号)を選択することになる。この選択は図2において、PID判定は制御回路6で実施され、その結果による制御信号が再生回路9の切替え回路104に入力される。ここで差信号のHPP信号を選択する場合はGCA103の出力を選択し、また和信号のRF信号を選択する場合はGCA102の出力を選択することにより実現する。
【0032】
これにより、常にPIDの読取り易い信号を採用することによって、極性反転セクタの検出も安定し、ランド部及びグルーブ部に対応したフォーカス制御におけるオフセット設定や、トラッキング制御における極性切替え等を行うことができ、これにより安定した記録、再生処理が実現出来る。
【0033】
その後、記録最適パワーを求めるために、試し書き処理(121)を実施する。本処理はディスクの最内周と最外周に配置されているドライブ・テスト・トラックで記録パワーを変化させながら、データエラーが最小となる記録パワーを最適パワーとする。試し書き処理が終了するとReady状態となって、上位ホストからの記録、再生コマンドに対応することになる。
【0034】
引き続き、記録、再生処理において発生したエラーがPIDエラーによる場合にPIDの読取り性能が差信号検出または和信号検出のどちらが読み易いかを判定し、読み易い方の検出系を選択するPID判定処理を行う例を説明する。図4に記録処理(123)の場合を示す。
【0035】
まず、ホスト4からのWRTコマンドを受信(124)すると光ヘッドを指定トラックに位置づけ(125)、目標トラックにおいて1ブロックあるいは複数ブロック単位でWRT(記録、126)を実行する。光ディスク装置において、データ信頼性を重要視する場合はRAW(Read After Write)(127)処理によって記録トラックを次の周回で再生し、ECC(Error Correction Code)で通常再生時よりも訂正能力を下げた状態でECCチェックをしてエラー判定(128)する。RAW処理(127)でエラーが発生しない場合には正常終了して次のWRTコマンドを待つためにWRTコマンド受信(124)に戻る。このRAWチェックを実行することにより、品質の悪い記録状態の場合は書き換えするためにディスク上に残されたマークの品質が保証され、他の光ディスク装置で再生する場合にも再生マージンを確保することが可能となり、再生互換が向上する。
【0036】
もし、エラーが発生した場合には同一トラックに再度位置づけ、同一データを再WRT(129)し、前述動作と同様にRAWチェック(130)によりエラー判定(131)する。これによりエラーが発生しなかった場合には元のWRTコマンド受信(124)に戻る。
【0037】
2回目のRAWチェックにてエラーが発生した場合には、PIDエラーの可能性があるため、自動焦点系の誤差信号(FE)のオフセットを調整(132)することにより、光スポットの位置ずれを修正し、さらにPIDの読み取り判定(133)を実行する。ここでは差信号再生によるPID読み取り性能と和信号によるPID読みより性能を比較し、読み取り確率の高い方を選択する。
【0038】
その後、前述同様に同一トラックに再度位置づけ、同一データを再WRT(134)、RAWチェック(135)によりエラー判定(136)する。自動焦点の目標点調整、PID読み取り判定を実行してエラーが発生しない場合はWRTコマンド受信のために(124)に戻る。もし、エラーが発生した場合には記録パワー異常修正のために試し書き処理(137)を実行する。再後、前述同様に同一トラックに再度位置づけ、同一データを再WRT(138)、RAWチェック(139)によりエラー判定(140)する。試し書きによる記録パワー調整後、エラーが発生しない場合にはWRTコマンド受信のために(124)に戻る。もし、エラーが発生した場合にはホストにWRTエラー報告(141)をしてWRT処理を終了する。
【0039】
以上、記録処理において、PID判定処理を行うことにより、RAWチェックを精度よく行え、WRTエラーを低減させることができる。
【0040】
次に再生処理における、PID判定の処理内容を図5を用いて説明する。再生処理(142)ではホスト4からのRDコマンドを受信(143)後、指定トラックに光ヘッドを位置づける(144)。目標の先頭セクタから1ブロックまたは複数ブロック単位でのRD処理(145)を開始する。その後、ECC性能の最大訂正能力でECC訂正(146)し、エラー判定する(147)。エラーが発生しない場合にはRDコマンド受信のために(143)に戻り、エラー発生時には再リトライのRD処理(148)、ECC訂正(149)、エラー判定(150)を実行する。2回目のECC訂正の後、エラーが発生した場合にはPIDエラーの可能性があるため、自動焦点系の誤差信号(FE)のオフセットを調整(151)することにより、光スポットの位置ずれを修正し、さらにPIDの読み取り判定(152)を実行する。
【0041】
ここでは記録時と同様に差信号再生によるPID読み取り性能と和信号によるPID読み取り性能を比較し、読み取り確率の高い方を選択する。その後、前述同様に同一トラックに再度位置づけ、再RD(153)、ECCチェック(154)する。自動焦点の目標点調整、PID読み取り判定を実行してエラーが発生しない場合はWRTコマンド受信のために(143)に戻る。もし、エラーが発生した場合には波形等化定数等のRDパラメータの変更(156)を実行し、前述と同様に再RD(157)、ECCチェック(158)する。ここでエラーは発生しない場合には、再度RDコマンド受信のために(143)に戻る。しかし、ここでRDエラーが発生した場合にはホスト4にRDエラー報告(160)して、RDコマンドを終了する。
【0042】
以上、再生処理において、PID判定処理を行うことにより、RDえらーを低減させることができる。
以上、PIDの読み取りの為に和信号による方法の有効性を説明したが、PIDの和信号再生を行う場合には、ASC108におけるスライスレベルが差信号再生時と異なることに注意する必要があることが本発明者の研究・開発により初めて分かった。これを図6を用いて説明する。
【0043】
これは、PIDカッティング時のピット長と再生信号における、デューティ50%のレベルとACレベルの差をシミュレーションしたものである。計算パラメータは図内に示す。これはDVD−RAMにおけるVFOパターンである4Tw相当(Tw:窓幅時間)のピット長0.82μmを繰り返した場合の信号レベル差である。通常の和信号では0.82μmピット長時に丁度デューティ50%レベルと再生系で高周波成分をカットした時のACレベルの差が0となるが、トラックに対して1/4トラックピッチ分ずれて配置されたピット群を差信号で読み取るとそのレベル差が5%程度出てくる。例えば、PIDを差信号方式で読み取ることを推奨しているDVD−RAM規格では、前記レベル差を0とするためにピット長は0.964μmで記録される可能性がある。この時、和信号で再生すると前記レベル差は−6.4%となり、差信号と同じスライスレベルで二値化するとパルスデューティがずれてPLLが別のタイミングにロックする、いわゆる擬似ロックが発生してデータエラーが発生することがある。
【0044】
この様子を図7に示す。この図において、横軸に和信号再生時の印加オフセット量、縦軸には、記録時のデータ転送速度をとる。データエラーが発生しない場合には再記録リトライが発生しないので転送速度が最大値をとる。もし、エラーが発生すると再記録リトライが発生するために急激に転送速度が低下する。また、ディスクによっては最適なスライスレベルが異なる。片側振幅500mVの信号振幅に対して、ディスク▲1▼では60mV、ディスク▲2▼では80mV、ディスク▲3▼では90mVが最適レベルとなる。このようにディスク毎にもスライスレベルが異なるために、最適スライスレベルの学習をPID判定処理毎に実行する必要がある。最適スライスレベル学習としては、スライスレベルを可変しながら、PIDの読取り可能数を計数し、その読取り数がマージンも含めて最も多くなるスライスレベルを最適スライスレベルを決定する。
【0045】
図8にスライスレベルを変更するための一実施例を示す。本実施例では、等化回路(EQ)107とASC108の間にDCオフセット印加回路を追加した例であり、差信号で伝送している回路において、片方の信号にDCオフセット印加回路として、DAC(Digital to Analog Converter)を用いている。DCオフセットを印加するタイミングは前記スライスレベルがずれているPID部のみであり、DAC用指示データは制御回路6から送られる。各信号はDCオフセットを印加した後、バッファ(BUF)回路161、162およびコンデンサ164、165を通ってASC108に入力される。コンデンサとASCの入力抵抗は高周波遮断フィルタ回路(HPF)を形成する。
【0046】
図9に、各部の信号波形を示す。(A)は差信号検出におけるHPP信号(GCA103入力)であり、PID1、2(負レベル)とPID3、4(正レベル)は平均レベルに対して上下に位置する。このPID波形はランド部通過時とグルーブ部通過時では極性が反転する。データ部は差をとるためにデータ信号は出てこない。このデータ部にはウォブル信号のみが現れる。
【0047】
(B)は和信号検出におけるRF信号(GCA102入力)で、PID部ではPID1〜4は同一方向に現れる。データ部には記録データが存在する。(C)は切替えスィッチ104の出力であり、通常はPID部は差信号検出のHPP信号、データ部は和信号検出のRF信号が選択された信号が得られる。
【0048】
(D)は差信号PID検出時のDC補正回路105出力波形である。この場合にはPID部,データ部においてデューティ50%レベルをACレベルが一致しているのでスライスレベルはACレベルをスライスレベルとして再生することができる。
【0049】
(E)は和信号検出時のDC補正回路105出力波形である。この場合にはデータ部においてデューティ50%レベルとACレベルは一致しているが、PID部においてはデューティ50%レベルとACレベルのレベル差としてΔVが発生するので,PID部のみにおいては図8に示すDCオフセットを印加する方法、あるいは高速にデューティ50%レベルに追従可能なデューティフィードバックにより実現できる。
【0050】
(F)は図8に示すDCオフセットを印加して、ΔV分を補正した時の波形を表わしており、PIDにおいてもデューティ50%レベルとACレベルが一致した波形となる。これにより、PIDの読取りエラーを減少させることができる。
【0051】
以上、本実施例によれば、HPP信号あるいはRF信号のうちPID情報の読み取り確率の高いものを選択することから、極性反転位置を検出する確率も高く、これによりランド部及びグルーブ部に対応したフォーカス制御、トラッキング制御等を安定に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、HPP信号あるいはRF信号のうちPIDの読み取り確率の高いものを選択し、これによりランド部及びグルーブ部に対応したフォーカス制御、トラッキング制御等を安定に行うことができるとともに安定した記録、再生処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスク装置のブロック図である。
【図2】本発明を適用した光ディスク装置の再生回路のブロック図である。
【図3】本発明のPID判定を実施するディスクローディング時のフローチャートである。
【図4】本発明のPID判定を実施する記録処理時のフローチャートである。
【図5】本発明のPID判定を実施する再生処理時のフローチャートである。
【図6】本発明における、差信号検出/和信号検出時のデューティ50%レベルとACレベルの差のシミュレーション結果である。
【図7】本発明の和信号検出時の各社ディスクにおける、補正用印加オフセットとWR転送レートの測定結果である。
【図8】本発明の和信号検出時の補正用DCオフセットの印加回路の一実施例を示すブロック図である。
【図9】本発明の再生回路9における、各部の波形である。
【図10】本発明に用いるディスクの、PID部付近のディスク表面の概略図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク、2・・・スピンドルモータ、3・・・光ヘッド、4・・・ホスト、5…インターフェース制御回路、6・・・制御回路、7・・・変調回路、8・・・レーザ駆動回路、9・・・再生回路、10・・・復調回路、11・・・サーボ制御回路、12・・・PIDエラー検出回路、101…演算回路、102、103…GCA、104…切替え回路、105…DC補正回路、106…AGC、107…EQ、108…ASC、109…PLL、110…弁別器、163…DAC。
Claims (1)
- 情報記録面上に形成されたトラックにランド部とグルーブ部とが交互に形成され、予めプリフォーマットしておくプリピットを前記トラック中心よりずらして設けた情報記録媒体に対して光照射手段が照射した光の戻り光を検出し、前記戻り光の変化に基づいて情報を読み取るディスク装置において、
前記照射光の戻り光をトラック方向に沿う分割線で分割された検出器で受光して得られる差信号に基づいて前記プリピットの情報を読み取る第1の読み取り手段と、前記トラック方向に沿う分割線で分割された検出器で受光して得られた和信号に基づいて前記プリピットの情報を読み取る第2の読み取り手段と、前記差信号に基づいて前記プリピットの情報を読み取る確率と前記和信号の振幅に基づいて情報を読み取る確率とを比較する比較手段とを備え、読み取り確率の高い信号に基づいて前記プリピットの情報を読み取り、
さらに、前記和信号に基づいて前記プリピットの情報を読み取る第2の読み取り手段においては、前記プリピットの情報を読取る場合のみDCオフセットを印加する
ことを特徴とするディスク装置。
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