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JP4064083B2 - ゴルフボール - Google Patents

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JP4064083B2
JP4064083B2 JP2001314364A JP2001314364A JP4064083B2 JP 4064083 B2 JP4064083 B2 JP 4064083B2 JP 2001314364 A JP2001314364 A JP 2001314364A JP 2001314364 A JP2001314364 A JP 2001314364A JP 4064083 B2 JP4064083 B2 JP 4064083B2
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隆弘 佐嶌
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誠一郎 遠藤
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフボールに関し、詳細には合成樹脂組成物からなる中間層を備えたソリッドゴルフボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフ場でのプレーに用いられるゴルフボールは、糸ゴムが巻かれなるコアを有する糸巻きゴルフボールと、ソリッドゴムからなるコアを有するソリッドゴルフボールとに大別される。糸巻きゴルフボールは古くから使用されており、かつてはほぼ全ての一級品ゴルフボールが糸巻きゴルフボールであった。しかし、その後に開発されたソリッドゴルフボールは製造が容易であり低コストで得られることから、最近では糸巻きゴルフボールよりもソリッドゴルフボールの方がより多く市場に供給されている。概してソリッドゴルフボールは、糸巻きゴルフボールに比して打球感が硬いという欠点を有する。一方、一般的なソリッドゴルフボールは、飛距離の点では糸巻きゴルフボールよりも優れている。
【0003】
打球感の改良又は飛行性能の更なる向上を意図して、コアとカバーとの間に合成樹脂組成物からなる中間層を備えたソリッドゴルフボールが提案されている(特開平11−114094号公報、特開2000−70412公報、特開2000−296187公報及び特開2001−95947公報を参照)。
【0004】
ところでゴルフボールは、その表面にディンプルを備えている。ディンプルの役割は、ゴルフボール飛行時にゴルフボール周りの空気の流れを乱すことによって境界層の乱流遷移を促進し、乱流剥離を起こさせることにある(以下「ディンプル効果」とも称される)。乱流遷移の促進により空気のゴルフボールからの剥離点が後方に下がり、圧力抵抗が小さくなる。また、乱流遷移の促進により、バックスピンに起因するゴルフボールの上側と下側とにおける剥離点の差が助長され、ゴルフボールに作用する揚力が高められる。圧力抵抗の低減と揚力の向上とによって、ゴルフボールの飛距離が増大する。乱流遷移を促進しやすいディンプル、すなわち空気の流れをよりよく乱すことができるディンプルほど、空力的に優れたものである。
【0005】
ゴルフボールの構造及び材質とディンプル仕様との組み合わせを適正化する試みも、種々なされている。このような技術は、特開平11−57067号公報、特開2000−70414公報及び特開2000−225209公報に開示されている。
【0006】
【発明が解しようとする課題】
ゴルフボールがゴルフクラブで打撃されると、変形が生じる。ヘッド速度が速い場合は、カバー、中間層及びコアのそれぞれが大幅に変形する。ヘッド速度が遅い場合はコアの変形はあまり生じず、主としてカバーと中間層とが変形する。ヘッド速度の遅いゴルファーにとっての打球感は、中間層の材質に大きく依存する。合成樹脂組成物からなる中間層を備えたゴルフボールをヘッド速度の遅いゴルファーが打撃した場合、硬いと感じる傾向が見られる。
【0007】
中間層に柔軟な材料が用いられれば、打球感が向上する。しかしながら、柔軟な中間層は、バックスピン量の増大を招来する。バックスピン量が大きいとホップする弾道となり、飛距離が低下する。ヘッド速度の遅いゴルファーに打球感と飛距離との両方を満足させるゴルフボールは、未だ得られていないのが実情である。
【0008】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、ヘッド速度の遅いゴルファーによって打撃された場合の打球感が良好で、しかも大きな飛距離が得られるゴルフボールの提供をその目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためになされた発明は、
コアと、合成樹脂組成物からなりコアよりも外側に位置する中間層と、この中間層よりも外側に位置するカバーとを備えており、このカバーの表面に多数のディンプルが形成されたゴルフボールであって、
コアの圧縮変形量がDcとされ、
コアと中間層とを含む球体の圧縮変形量がDsとされ、
仮想球面の表面積に対する、仮想球面のうちディンプルのエッジによって囲まれた領域の面積の総和の比がXとされ、
ディンプルのエッジを含む平面とディンプルの表面とによって囲まれた空間の容積の総和がVbとされ、
ディンプルのエッジを含む平面と仮想球面とによって囲まれた空間の容積の総和がVtとされ、
Vbに対するVtの比(Vt/Vb)がYとされたとき、
比(Ds/Dc)が0.90以上0.98以下であり、(Y−0.5X)の値が0.20以上0.37以下であることを特徴とするゴルフボール、
である。
【0010】
このゴルフボールでは、比(Ds/Dc)が0.90以上0.98以下であり、換言すれば中間層が比較的柔軟なので、ヘッド速度の遅いゴルファーにとっての打球感がソフトである。しかも、(Y−0.5X)の値が0.20以上0.37以下となるようにディンプルの仕様が決定されるので、バックスピン量が大きくてもゴルフボールのホップが抑制され、大きな飛距離が得られる。このゴルフボールでは、中間層が良好な打球感に寄与し、中間層に起因する飛距離の低下をディンプルが補完する。
【0011】
好ましくは、コアの圧縮変形量Dcは3.5mm以上7.0mm以下であり、コアと中間層とからなる球体の圧縮変形量Dsは3.0mm以上6.5mm以下である。このゴルフボールは、さらに良好な打球感を呈する。
【0012】
好ましくは、中間層のショアD硬度は、35より大きく且つコア表面のショアD硬度よりも小さい。このゴルフボールは、さらに良好な打球感を呈する。
【0013】
好ましくは、中間層の厚みは1.0mm以上2.5mm以下である。このゴルフボールは打球感が良好であり、反発性能にも優れる。
【0014】
好ましくは、中間層の基材ポリマーはアイオノマー樹脂を主成分とし、特にアイオノマー樹脂と熱可塑性エラストマーとを50/50以上95/5以下の質量比で含む。この中間層は、打球感、耐久性及び反発性能の向上に寄与する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態にかかるゴルフボール1が示された断面図である。このゴルフボール1は、コア2と、中間層3と、カバー4とを備えている。カバー4の表面には、多数のディンプル5が形成されている。このゴルフボール1は、カバー4の外側にペイント層及びマーク層を備えているが、これらの図示は省略されている。このゴルフボール1の直径は40mm以上45mm以下、特には42mm以上44mm以下とされている。米国ゴルフ協会(USGA)の規格を満たす範囲で空気抵抗を低減するという観点から、直径は42.67mm以上42.80mm以下とされるのが好ましい。このゴルフボール1の質量は、44g以上46g以下、特には45.00g以上45.93g以下とされている。
【0017】
コア2は、ゴム組成物が架橋されることによって成形されている。ゴム組成物の基材ゴムには、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、天然ゴム等が好適である。これらのゴムの2種以上が併用されてもよい。反発性能の観点からは、ポリブタジエンが好ましい。ポリブタジエンと他のゴムとが併用される場合でも、ポリブタジエンが主成分とされるのが好ましい。具体的には、全基材ゴムに占めるポリブタジエンの比率が50質量%以上、特には80質量%以上とされるのが好ましい。ポリブタジエンのなかでも、シス−1,4結合の比率が40%以上、特には80%以上であるハイシスポリブタジエンが好ましい。
【0018】
ゴム組成物の架橋形態は特には制限されないが、反発性能の観点からは、炭素数が3から8であるα,β−不飽和カルボン酸又はこれの金属塩が共架橋剤として用いられるのが好ましく、特に1価又は2価の金属塩が好ましい。好ましい共架橋剤の具体例としては、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、メタクリル酸亜鉛及びメタクリル酸マグネシウムが挙げられる。特に、高い反発性能が得られるアクリル酸亜鉛が好ましい。
【0019】
共架橋剤の配合量は、基材ゴム100部に対して10部以上50部以下が好ましい。配合量が上記範囲未満であると、コア2が軟らかくなって反発性能が不十分となることがある。この観点から、配合量は15部以上がより好ましく、20部以上が特に好ましい。配合量が上記範囲を超えると、コア2が硬くなって打球感がソフトでなくなることがある。この観点から、配合量は45部以下がより好ましく、35部以下が特に好ましい。本明細書において用いられる「部」という用語は、質量比(パーツ バイ ウェイト)を意味する。
【0020】
コア2に用いられるゴム組成物には、有機過酸化物が配合されるのが好ましい。有機過酸化物は、前述のα,β−不飽和カルボン酸金属塩とともに架橋剤として機能し、また、硬化剤として機能する。有機過酸化物の配合により、コア2の反発性能が高められる。好適な有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン及びジ−t−ブチルパーオキサイドが挙げられる。特に汎用性の高い有機過酸化物は、ジクミルパーオキサイドである。
【0021】
有機過酸化物の配合量は、基材ゴム100部に対して0.1部以上3.0部以下が好ましい。配合量が上記範囲未満であると、コア2が軟らかくなって反発性能が不十分となることがある。この観点から、配合量は0.2部以上がより好ましく、0.5部以上が特に好ましい。配合量が上記範囲を超えると、コア2が硬くなって打球感がソフトでなくなることがある。この観点から、配合量は2.8部以下がより好ましく、2.5部以下が特に好ましい。
【0022】
ゴム組成物には、比重調整等の目的で充填剤が配合されてもよい。好適な充填剤としては、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無機塩、及びタングステン、モリブデン等の高比重金属からなる粉末が挙げられる。充填剤の配合量は、意図されるコア2の比重が達成されるように適宜決定される。単なる比重調整のみならず架橋助剤としても機能するという理由から、好ましい充填剤は酸化亜鉛である。
【0023】
ゴム組成物には、老化防止剤、着色剤、可塑剤、分散剤等の各種添加剤が、必要に応じて適量配合されてもよい。
【0024】
コア2の成形には、圧縮成形法、射出成形法等の既知の成形法が適用されうる。通常は、金型の球状キャビティにゴム組成物が投入され、加圧されつつ加熱されて、コア2が成形される。加熱によって架橋反応が起こり、ゴム組成物が硬化する。一般的な加熱時間は10分間以上60分間以下であり、加熱温度は140℃以上180℃以下である。特に、架橋温度が160℃以上とされれば、コア2の硬度差が大きくなるので好ましい。硬度差とは、コア2の中心から表面に至るまでの硬度(JIS−C硬度)の分布のうちの最大値から最小値を減じた値である。
【0025】
一般的なコア2の比重は、1.05以上1.25以下である。コア2の直径は、30mm以上41mm以下が好ましい。直径が上記範囲未満であると、ゴルフボール1の反発性能及び打球感が不十分となることがある。この観点から、直径は32mm以上がより好ましく、36mm以上が特に好ましい。直径が上記範囲を超えると、ゴルフボール1の耐久性が不十分となることがある。この観点から、直径は40mm以下が特に好ましい。コア2が2以上の層から構成されてもよい。
【0026】
コア2の表面硬度(ショアD)は、30以上60以下が好ましい。表面硬度が上記範囲未満であると、ゴルフボール1の反発性能が不十分となることがある。この観点から、表面硬度は35以上が特に好ましい。表面硬度が上記範囲を超えると、ゴルフボール1の打球感が不十分となることがある。この観点から、表面硬度は55以下がより好ましく、50以下が特に好ましい。
【0027】
コア2の中心硬度(JIS−C)は、45以上75以下が好ましい。中心硬度が上記範囲未満であると、ゴルフボール1の反発性能が不十分となることがある。この観点から、中心硬度は50以上が特に好ましい。中心硬度が上記範囲を超えると、ゴルフボール1の打球感が不十分となることがある。この観点から、中心硬度は70以下がより好ましく、65以下が特に好ましい。
【0028】
カバー4は通常、合成樹脂組成物からなる。合成樹脂組成物の基材ポリマーとしては、アイオノマー樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン及び熱可塑性エラストマーが例示される。打球感、耐久性及び反発性能の観点から、アイオノマー樹脂及び熱可塑性エラストマー並びにこれらの混合物が好ましい。
【0029】
アイオノマー樹脂の中でも、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸との共重合体におけるカルボン酸の一部が金属イオンで中和されたものが好適である。α−オレフィンとしては、エチレン及びプロピレンが好ましい。α,β−不飽和カルボン酸としては、アクリル酸及びメタクリル酸が好ましい。中和のための金属イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン等のアルカリ金属イオン;亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等の2価金属イオン;アルミニウムイオン、ネオジムイオン等の3価金属イオン等が挙げられる。中和が、2種以上の金属イオンでなされてもよい。ゴルフボール1の反発性能及び耐久性の観点から特に好適な金属イオンは、ナトリウムイオン、亜鉛イオン、リチウムイオン及びマグネシウムイオンである。
【0030】
好適なアイオノマー樹脂の具体例としては、三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1555」、「ハイミラン1557」、「ハイミラン1601」、「ハイミラン1605」、「ハイミラン1652」、「ハイミラン1705」、「ハイミラン1706」、「ハイミラン1707」、「ハイミラン1855」、「ハイミラン1856」;デュポン社の商品名「サーリン9945」、「サーリン8945」、「サーリンAD8511」、「サーリンAD8512」;エクソン社の商品名「IOTEK7010」、「IOTEK8000」等が挙げられる。2種以上のアイオノマー樹脂が併用されてもよい。
【0031】
好ましい熱可塑性エラストマーとしては、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、末端にOH基を備えた熱可塑性エラストマー等が挙げられる。2種以上の熱可塑性エラストマーが併用されてもよい。ゴルフボール1の反発性能の観点から、ポリエステル系熱可塑性エラストマー及びスチレン系熱可塑性エラストマーが特に好適である。
【0032】
スチレン系熱可塑性エラストマー(スチレンブロックを含有する熱可塑性エラストマー)には、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−イソプレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SIBS)、SBSの水添物、SISの水添物及びSIBSの水添物が含まれる。SBSの水添物としては、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)が挙げられる。SISの水添物としては、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)が挙げられる。SIBSの水添物としては、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)が挙げられる。
【0033】
ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの具体例としては、BASFポリウレタンエラストマーズ社の商品名「エラストラン」が挙げられ、詳細には「エラストランET880」が挙げられる。ポリアミド系熱可塑性エラストマーの具体例としては、東レ社の商品名「ペバックス」が挙げられ、詳細には「ペバックス2533」が挙げられる。ポリエステル系熱可塑性エラストマーの具体例としては、東レ・デュポン社の商品名「ハイトレル」が挙げられ、詳細には「ハイトレル3548」及び「ハイトレル4047」が挙げられる。スチレン系熱可塑性エラストマーの具体例としては、三菱化学社の商品名「ラバロン」が挙げられ、詳細には「ラバロンSR04」、「ラバロンSJ4400N」、「ラバロンSJ5400N」、「ラバロンSJ6400N」、「ラバロンSJ7400N」、「ラバロンSJ8400N」、「ラバロンSJ9400N」が挙げられる。
【0034】
カバー4にジエン系ブロック共重合体が配合されてもよい。ジエン系ブロック共重合体は、少なくとも1種のビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと、少なくとも1種の共役ジエン系化合物を主体とする重合体ブロックとを有する。ジエン系ブロック共重合体は、共役ジエン化合物に由来する二重結合を有する。重合体ブロックの一部に水素が添加されたジエン系ブロック共重合体も、好適に用いられうる。
【0035】
ジエン系ブロック共重合体を構成するビニル芳香族化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−t−ブチルスチレン及び1,1−ジフェニルスチレンが挙げられ、これらの中から1種又は2種以上が選択される。特にスチレンが好適である。共役ジエン系化合物としては、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン及び2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンが挙げられ、これらの中から1種又は2種以上が選択される。特にブタジエン及びイソプレン並びにこれらの組み合わせが好適である。
【0036】
好ましいジエン系ブロック共重合体としては、エポキシ基を含有するポリブタジエンブロックを有するSBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)構造のもの、及びエポキシ基を含有するポリイソプレンブロックを有するSIS(スチレン−イソプレン−スチレン)構造のものが挙げられる。ジエン系ブロック共重合体の具体例としては、ダイセル化学社の商品名「エポフレンド」(詳細には「エポフレンドA1010」)及びクラレ社の商品名「セプトン」(詳細には、「セプトンHG−252)が挙げられる。
【0037】
カバー4には、必要に応じ充填剤が配合されてもよい。好適な充填剤としては、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無機塩、及びタングステン、モリブデン等の高比重金属の粉末が挙げられる。2種以上の充填剤が併用されてもよい。カバー4には、必要に応じ、二酸化チタン等の着色剤、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等が適量配合されてもよい。
【0038】
通常カバー4は、射出成形法によって成形される。射出成形法では、コア2及び中間層3からなる球体がその中心に保持されたキャビティに、合成樹脂組成物が射出される。球体とキャビティ面との間隙に充填された合成樹脂組成物が凝固し、カバーとなる。合成樹脂組成物からなるハーフシェルが用いられ、圧縮成形法によってカバー4が成形されてもよい。カバー4の比重は、通常は0.9以上1.4以下である。
【0039】
カバー4の厚みは、1.0mm以上2.5mm以下が好ましい。厚みが上記範囲未満であるカバー4は成形に困難を伴い、しかもゴルフボール1の耐久性及び反発性能の低下を招来するおそれがある。この観点から、厚みは1.3mm以上がより好ましく、1.5mm以上が特に好ましい。厚みが上記範囲を超えると、打球感が悪くなることがある。この観点から、厚みは2.3mm以下がより好ましく、2.0mm以下が特に好ましい。2以上の層からカバー4が構成されてもよい。
【0040】
カバー4の硬度(ショアD)は、55以上70以下が好ましい。硬度が上記範囲未満であると、打球感が重くなることがある。この観点から、硬度は57以上がより好ましく、59以上が特に好ましい。硬度が上記範囲を超えると、打球感が硬くなることがある。この観点から、硬度は67以下が特に好ましい。硬度は、スプリング式硬度計(ショアD型)によって測定される。便宜上、カバー4と同一の樹脂組成物から熱プレスによって成形された厚さが2.0mmのシートが、測定に用いられる。このシートが23℃の環境下に2週間保持され、3枚重ねられて、硬度が測定される。
【0041】
中間層3は、合成樹脂組成物からなる。中間層3の基材ポリマーには、前述のカバー4と同様の基材ポリマーが用いられうる。特に、アイオノマー樹脂が主成分とされるのが好ましい。基材ポリマー全量に占めるアイオノマー樹脂の比率は50質量%以上が好ましく、55質量%以上が特に好ましい。
【0042】
アイオノマー樹脂と共に熱可塑性エラストマーが用いられるのが、特に好ましい。この場合のアイオノマー樹脂と熱可塑性エラストマーとの質量比は、50/50以上95/5以下が好ましい。質量比が上記範囲未満であると、ゴルフボール1の反発性能が不十分となるおそれがある。この観点から、質量比は55/45以上が特に好ましい。質量比が上記範囲を超えると、打球感が不十分となるおそれがある。この観点から、質量比は90/10以下がより好ましく、80/20以下が特に好ましい。
【0043】
中間層3には、必要に応じ充填剤が配合されてもよい。好適な充填剤としては、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無機塩、及びタングステン、モリブデン等の高比重金属の粉末が挙げられる。2種以上の充填剤が併用されてもよい。
【0044】
中間層3は通常、射出成形法によって成形される。射出成形法では、コア2がその中心に保持されたキャビティに、合成樹脂組成物が射出される。コア2とキャビティ面との間隙に充填された合成樹脂組成物が凝固し、中間層3となる。合成樹脂組成物からなるハーフシェルが用いられ、圧縮成形法によって中間層3が成形されてもよい。
【0045】
中間層3の比重は、通常は0.9以上1.4以下である。中間層3の厚みは、1.3mm以上2.5mm以下が好ましい。厚みが上記範囲未満であると、打球感が不十分となるおそれがある。この観点から、厚みは1.3mm以上がより好ましく、1.5mm以上が特に好ましい。厚みが上記範囲を超えると、ゴルフボール1の反発性能が不十分となることがある。この観点から、厚みは2.3mm以下がより好ましく、2.0mm以下が特に好ましい。2以上の層から中間層3が構成されてもよい。
【0046】
中間層3の硬度(ショアD)は、35以上が好ましい。硬度が上記範囲未満であると、ゴルフボール1の反発性能が不十分となることがある。この観点から、硬度は37以上がより好ましく、38以上が特に好ましい。打球感の観点から、中間層3の硬度はコア2の表面硬度よりも小さいのが好ましい。具体的には、硬度は50以下が好ましく、45以下がより好ましく、42以下が特に好ましい。
【0047】
コア2の圧縮変形量Dcは、3.5mm以上7.0mm以下が好ましい。圧縮変形量Dcが上記範囲未満であると、打球感が悪くなることがある。この観点から、圧縮変形量Dcは3.7mm以上がより好ましく、4.0mm以上が特に好ましい。圧縮変形量Dcが上記範囲を超えると、反発性能が不十分となることがある。この観点から、圧縮変形量Dcは6.5mm以下がより好ましく、5.5mm以下が特に好ましい。本明細書における圧縮変形量とは、測定対象である球体に98Nの初期荷重がかけられた状態から1274Nの終荷重がかけられた状態までの、この球体の変形量を意味する。
【0048】
コア2と中間層3とからなる球体(換言すれば、ゴルフボール1からカバー4が除かれた球体)の圧縮変形量Dsは、3.0mm以上6.5mm以下が好ましい。圧縮変形量Dsが上記範囲未満であると、打球感が悪くなることがある。この観点から圧縮変形量Dsは3.2mm以上がより好ましく、3.7mm以上が特に好ましい。圧縮変形量Dsが上記範囲を超えると、反発性能が不十分となることがある。この観点から、圧縮変形量Dsは6.0mm以下がより好ましく、5.5mm以下が特に好ましい。
【0049】
コア2の圧縮変形量Dcに対する、コア2と中間層3とからなる球体の圧縮変形量Dsの比(Ds/Dc)は、0.90以上0.98以下である。比(Ds/Dc)が上記範囲未満であると、打撃時にコア2の変形量に対して中間層3の変形量が小さくなり、打球感が不十分となることがある。この観点から、比(Ds/Dc)は0.91以上が特に好ましい。比(Ds/Dc)が上記範囲を超えると、バックスピン量が多くて飛距離が不十分となることがある。この観点から、比(Ds/Dc)は0.96以下がより好ましく、0.95以下が特に好ましい。
【0050】
ゴルフボール1の圧縮変形量Dbは、2.8mm以上4.5mm以下が好ましい。圧縮変形量Dbが上記範囲未満であると、打球感が不十分となることがある。この観点から、圧縮変形量Dbは2.9以上がより好ましく、3.0以上が特に好ましい。圧縮変形量Dbが上記範囲を超えると、反発性能が不十分となることがある。この観点から、圧縮変形量Dbは4.2mm以下がより好ましく、4.0mm以下が特に好ましい。
【0051】
ゴルフボール1の圧縮変形量Dbとコア2の圧縮変形量Dcとの合計(Db+Dc)は、7.0mm以上10.0mm以下が好ましい。(Db+Dc)が上記範囲未満であると、打球感が不十分となることがある。この観点から、(Db+Dc)は7.1mm以上がより好ましく、7.2mm以上が特に好ましい。(Db+Dc)が上記範囲を超えると、反発性能が不十分となることがある。この観点から、(Db+Dc)は9.5mm以下がより好ましく、9.0mm以下が特に好ましい。
【0052】
図2は図1のゴルフボール1が示された正面図であり、図3は図1のゴルフボール1が示された平面図である。これらの図から明らかなように、このゴルフボール1はAディンプル、Bディンプル、Cディンプル及びDディンプルの、4種のディンプル5を備えている。全てのディンプル5は、円形ディンプルである。Aディンプルの直径は4.085mmであり、Bディンプルの直径は3.815mmであり、Cディンプルの直径は3.450mmであり、Dディンプルの直径は2.600mmである。図2及び図3において符号Lで示されているのは、ゴルフボール1の表面を8個の球面三角形に区画する大円である。図2及び図3では、1つの球面三角形に関してディンプル5の種類が示されている。このディンプル5パターンと同一のディンプル5パターンを、他の7つの球面三角形も備えている。
【0053】
図4は、図1のゴルフボール1の一部が示された拡大断面図である。この図には、ディンプル5の近傍が示されている。ディンプル表面Sdは、仮想球面Sp(ディンプル5が存在しないと仮定されたときのゴルフボール1の表面)から凹陥している。図4中符号Tで示されているのは、ディンプル5の両側に接するように画かれた直線である。接点Pは、ディンプルエッジ(ディンプル5の輪郭)上の点である。両接点P、P間の距離が、ディンプル5の直径Diである。図4において紙面に垂直な平面であり、かつ直線Tを含む平面は、ディンプル5のエッジを含む平面である。
【0054】
ディンプル表面Sdの最も深い箇所とディンプル5のエッジを含む平面との距離は、深さd1である。仮想球面Spとディンプル5のエッジを含む平面との最大距離は、深さd2である。深さd1と深さd2との合計は、総深さdeである。ディンプル5のエッジを含む平面とディンプル表面Sdとによって囲まれた空間の容積は、容積vbである。ディンプル5のエッジを含む平面と仮想球面Spとによって囲まれた空間の容積は、容積vtである。全てのディンプル5の容積vbの総和は、Vbである。全てのディンプル5の容積vtの総和は、Vtである。Vbに対するVtの比(Vt/Vb)は、Yである。
【0055】
仮想球面の表面積に対する、仮想球面のうちディンプル5のエッジによって囲まれた領域の面積の総和の比は、Xである。図4に示されるようにディンプル5のエッジが仮想球面上に存在しない場合は、仮想球面のうちディンプル5のエッジの直上部分(点P’を含む部分)によって囲まれた領域の面積の総和が、Xとされる。
【0056】
(Y−0.5X)の値は、0.20以上0.37以下である。これにより、中間層3が比較的軟質とされているにもかかわらず、ゴルフボール1の弾道が適正化され、飛距離の低下が抑制される。(Y−0.5X)の値が上記範囲未満であると、弾道が低すぎて飛距離が不十分となることがある。この観点から、(Y−0.5X)の値は0.21以上がより好ましく、0.23以上が特に好ましい。(Y−0.5X)の値が上記範囲を超えると、吹き上がる弾道となって飛距離が不十分となることがある。この観点から、(Y−0.5X)の値は0.35以下がより好ましく、0.33以下が特に好ましい。
【0057】
ディンプル5の直径Diは、通常2.0mm以上6.0mm以下の範囲に設定される。直径Diが上記範囲未満であると、ディンプル効果が不十分となることがある。この観点から、直径Diは2.2mm以上がより好ましく、2.3mm以上が特に好ましい。直径Diが上記範囲を超えると、ゴルフボール1の外観が低下するばかりか、真っ直ぐ転がりにくくなるおそれがある。この観点から、直径Diは5.5mm以下がより好ましく、5.0mm以下が特に好ましい。ディンプル5の総深さdeは、0.10mm以上0.40mm以下、さらには0.12mm以上0.35mm以下、特には0.13mm以上0.33mm以下とされる。
【0058】
乱流遷移の促進による飛距離向上の観点から、直径Di又は深さdeが互いに異なる2種以上のディンプル5が設けられるのが好ましい。ここで「直径が異なる」とは、直径差が0.15mm以上である状態を意味する。「総深さが異なる」とは、総深さの差が0.005mm以上である状態を意味する。ディンプル5の種類数は、通常は10種以下とされる。
【0059】
直径が最小であるディンプル種類(図2の実施形態ではDディンプル)の深さd1が、他のディンプル種類(図2の実施形態ではAディンプル、Bディンプル及びCディンプルのいずれか)の深さd1よりも大きいことが好ましい。これにより、乱流遷移が促進される。
【0060】
円形ディンプルに代えて、又は円形ディンプルとともに、非円形ディンプルが形成されてもよい。非円形ディンプルのエッジは平面上に存在しないので、容積vb及び容積vtは、厳密には算出され得ない。非円形ディンプルでは、その平面形状(ディンプルが法線方向から見られたときの輪郭形状)と同一面積の円が想定され、この円を平面形状とする円形ディンプルが想定されて、この円形ディンプルのエッジを含む平面と仮想球面とによって囲まれた領域の容積が、便宜的に非円形ディンプルの容積vtとされる。また、仮想球面とディンプルの表面とによって囲まれた領域の容積から容積vtが減じられた値が、便宜的に容積vbとされる。
【0061】
容積Vbと容積Vtとの合計値は、480mm以上620mm以下が好ましい。合計値が上記範囲未満であると、ゴルフボール1の弾道が高くなりすぎ、飛距離が不十分となることがある。この観点から、合計値は490mm以上がより好ましく、500mm以上が特に好ましい。合計値が上記範囲を超えると、ゴルフボール1の弾道が低くなりすぎ、飛距離が不十分となることがある。この観点から、合計値は610mm以下がより好ましく、600mm以下が特に好ましい。
【0062】
Xは、0.70以上0.90以下が好ましい。Xが上記範囲未満であると、空気の流れを乱すというディンプル5の効果が小さく、ゴルフボール1の飛行性能が不十分となることがある。この観点から、Xは0.72以上がより好ましく、0.75以上が特に好ましい。Xが上記範囲を超えると、吹き上がる弾道となりやすい。この観点から、Xは0.86以下がより好ましく、0.83以下が特に好ましい。
【0063】
ディンプル5の総数は、300個以上500個以下が好ましい。総数が上記範囲未満であると、Xの値を所望の範囲に維持しつつゴルフボール1の形状を略球状とすることが困難となる(すなわち、ゴルフボール1の表面の円滑さが損なわれる)おそれがある。この観点から、総数は320個以上がより好ましく、360個以上が特に好ましい。総数が上記範囲を超えると、個々のディンプル5が小さくなって空気の流れを乱す効果が不十分となるおそれがある。この観点から、総数は450個以下がより好ましく、440個以下が特に好ましい。
【0064】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
【0065】
[実施例1]
ポリブタジエン100部、アクリル酸亜鉛26部、酸化亜鉛20部、適量の硫酸バリウム、ジフェニルジスルフィド0.5部及びジクミルパーオキサイド0.8部を密閉式混練機で混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を球状キャビティを備えた成形型に投入し、160℃に加熱して25分間保持し、直径が36.3mmのコアを得た。硫酸バリウムの配合量は、ゴルフボールの質量が45.4gとなるように調整した。
【0066】
次に、アイオノマー樹脂(ハイミラン1605)27.5部、他のアイオノマー樹脂(ハイミラン1706)27.5部及びスチレン系熱可塑性エラストマー(ラバロンSR04)45部を混練し、樹脂組成物を得た。一方、球状キャビティを備えた成形型にコアを投入し、このコアの周りに加熱によって溶融した樹脂組成物を射出して、厚みが1.6mmの中間層を成形した。
【0067】
次に、アイオノマー樹脂(ハイミラン1605)47.5部、他のアイオノマー樹脂(ハイミラン1706)47.5部、スチレン系熱可塑性エラストマー(ラバロンSR04)5部及び酸化チタン3部を混練し、樹脂組成物を得た。一方、球状キャビティを備え、キャビティ面に多数の凸部を備えた成形型にコア及び中間層からなる球体を投入し、この球体の周りに加熱によって溶融した樹脂組成物を射出して、厚みが1.6mmのカバーを成形した。カバー成形と同時に、凸部の形状が反転した形状のディンプルが形成された。ディンプルの仕様は、表3に示されるIである。この仕様Iのディンプルパターンは、図2及び図3に示されている。カバーのショアD硬度は、61である。このカバーの周りに塗装を施し、実施例1のゴルフボールを得た。
【0068】
[実施例2〜5及び比較例1〜6]
下記の表1から表4に示されるようにコア配合、加硫条件、中間層配合及びディンプル仕様を変更した他は実施例1と同様にして、実施例2〜5及び比較例1〜6のゴルフボールを得た。仕様IIからVのディンプルパターンと仕様Iのディンプルパターンとは、ディンプルの寸法が互いに異なるが、ディンプルの位置は同一である。
【0069】
[コアの硬度測定]
コアの表面硬度を、スプリング式硬度計(ショアD型)を用いて測定した。また、コアの表面硬度及び内部硬度をスプリング式硬度計(JIS−C型)を用いて測定し、硬度差を算出した。これらの結果が、下記の表4に示されている。
【0070】
[中間層の硬度測定]
中間層に用いられたものと同一の樹脂組成物から熱プレスによって厚さが2.0mmのシートを成形した。このシートを23℃の環境下に2週間保持した。このシートを3枚重ね、スプリング式硬度計(ショアD型)を用いて硬度を測定した。
【0071】
[反発係数の測定]
ゴルフボールに、質量が200gであるアルミニウム製の中空円柱を40m/sの速度で衝突させた。そして、衝突前後における中空円柱の速度及び衝突後のゴルフボールの速度を計測し、運動量保存の法則に従ってゴルフボールの反発係数を求めた。比較例1のゴルフボールの反発係数が1.00とされたときの指数が、下記の表4に示されている。
【0072】
[飛距離試験]
スイングマシン(ツルテンパー社製)にメタルヘッドを備えたドライバー(W1)を装着し、ヘッド速度が40m/sとなるようにマシンコンディションを調整して、ゴルフボールを打撃した。そして、トータル飛距離(打撃地点からゴルフボールが静止した地点までの距離)を測定した。5個のゴルフボールについて測定されたトータル飛距離の平均値が、下記の表4に示されている。
【0073】
[打球感の評価]
女性ゴルファー10名にメタルヘッドが装着されたドライバーを持たせ、ゴルフボールを打撃させた。そして、打球感(打球時の衝撃の程度)について、良否を評価させた。良好と評価したゴルファーが8人以上の場合を「◎」とし、6人以上7人以下の場合を「○」とし、4人以上5人以下の場合を「△」とし、3人以下の場合を「×」とした。この結果が、下記の表4に示されている。
【0074】
【表1】
Figure 0004064083
【0075】
【表2】
Figure 0004064083
【0076】
【表3】
Figure 0004064083
【0077】
【表4】
Figure 0004064083
【0078】
表4に示されているように、各実施例のゴルフボールは打球感に優れ、比較例のゴルフボールに比べて飛距離も遜色ない。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
【0079】
【発明の効果】
以上説明されたように、本発明のゴルフボールは、ヘッド速度が低いゴルファーに打撃された場合に、比較的柔軟な中間層によってソフトな打球感が得られる。しかも、このゴルフボールでは、柔軟な中間層に起因する飛距離の低下がディンプルによって抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかるゴルフボールが示された断面図である。
【図2】図2は、図1のゴルフボールが示された正面図である。
【図3】図3は、図1のゴルフボールが示された平面図である。
【図4】図4は、図1のゴルフボールの一部が示された拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・ゴルフボール
2・・・コア
3・・・中間層
4・・・カバー
5・・・ディンプル
A・・・Aディンプル
B・・・Bディンプル
C・・・Cディンプル
D・・・Dディンプル
E・・・Eディンプル
L・・・大円

Claims (7)

  1. コアと、合成樹脂組成物からなりコアよりも外側に位置する中間層と、この中間層よりも外側に位置するカバーとを備えており、このカバーの表面に多数のディンプルが形成されたゴルフボールであって、
    98Nの初期荷重がかけられた状態から1274Nの終荷重がかけられた状態までの、コアの圧縮変形量がDcとされ、
    98Nの初期荷重がかけられた状態から1274Nの終荷重がかけられた状態までの、コアと中間層とを含む球体の圧縮変形量がDsとされ、
    仮想球面の表面積に対する、仮想球面のうちディンプルのエッジによって囲まれた領域の面積の総和の比がXとされ、
    ディンプルのエッジを含む平面とディンプルの表面とによって囲まれた空間の容積の総和がVbとされ、
    ディンプルのエッジを含む平面と仮想球面とによって囲まれた空間の容積の総和がVtとされ、
    Vbに対するVtの比(Vt/Vb)がYとされたとき、
    比(Ds/Dc)が0.90以上0.98以下であり、(Y−0.5X)の値が0.20以上0.37以下であり、
    中間層のショアD硬度が35以上42以下であることを特徴とするゴルフボール。
  2. 上記コアの圧縮変形量Dcが3.5mm以上7.0mm以下であり、コアと中間層とからなる球体の圧縮変形量Dsが3.0mm以上6.5mm以下である請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 上記中間層のショアD硬度がコア表面のショアD硬度よりも小さい請求項1又は請求項2に記載のゴルフボール。
  4. 上記中間層の厚みが1.0mm以上2.5mm以下である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のゴルフボール。
  5. 上記中間層の基材ポリマーがアイオノマー樹脂を主成分とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のゴルフボール。
  6. 上記中間層の基材ポリマーがアイオノマー樹脂と熱可塑性エラストマーとを含んでおり、このアイオノマー樹脂と熱可塑性エラストマーとの質量比が50/50以上95/5以下である請求項5に記載のゴルフボール。
  7. 上記中間層のショアD硬度が38以上42以下である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のゴルフボール。
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