JP4061947B2 - プリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
ワイア駆動用コイルのショートによる異常状態を検出することのできるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
ドットインパクト式プリンタヘッドの、ワイア駆動用ソレノイドコイルの焼損等で起こるコイルショート状態や、レアショート状態などの異常状態を検出するには、一般に図3に示す駆動電流I10の経路に抵抗R10を挿入し、駆動素子Q10がオンしてヘッド駆動電源VDDからソレノイドコイルS10及び抵抗R10に流れる駆動電流I10を抵抗R10の電圧値として監視し、予め定められた値を超える電圧が検出されたことによって、異常状態を検出する方法が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、駆動回路内に挿入された抵抗によって、少なからず電力を損失してしまうという問題を有する。本発明は、上記問題を解決する物で、電力損失なく、ヘッドのソレノイドコイル異常状態を検知できる電子回路を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題を解決するために、ドット形成用のワイアを駆動するコイルを有する駆動手段と、入力される制御信号に応じて前記駆動手段を制御するトランジスタと、を備えるプリンタにおいて、前記コイルの一端と前記トランジスタの一端との接続点に前記接続点の電圧をクランプするためのダイオードの一端を接続し、前記ダイオードの他端をコイルショート検出抵抗を介して前記制御信号のラインに接続し、前記ダイオードの他端と前記コイルショート検出抵抗が接続する接続点の電圧をコイルショート検出電圧として検知し、該コイルショート検出電圧に基づいてコイルの異常を検知することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図1に示す。
図1において、S1はワイア駆動用ソレノイドのコイルであり、ドット形成用のワイアを駆動する駆動手段として機能する。駆動電圧VDDが印可されるコイルS1は、ソレノイドコイル駆動素子であるトランジスタQ1によってオンオフ制御される。制御信号であるHead1信号はロウ、ハイレベルの2値信号である。Head1信号からのラインは電流制限抵抗R1を介してトランジスタQ1のベースに接続するラインと、コイルS1の一端とトランジスタQ1の一端との接続点であるB点にコイルショート検出抵抗R2とダイオードの一端を介して接続するラインに分岐している。
【0006】
電流制限抵抗R1はトランジスタQ1に流れるベース電流を制限するベース電流制限抵抗として機能し、クランプダイオードD1はコイルS1の一端とトランジスタQ1の一端との接続点であるB点の電圧をクランプしており、コイルショート検出抵抗R2による電圧降下と相まってA点における電圧を後述するような所定の電圧にする。また、コンパレータCP1のプラス側入力電圧は、R4とR5の抵抗分割によって、ソレノイドコイルが正常な状態(以降正常状態)でのオン状態のトランジスタQ1コレクタ飽和電圧Vce(sat)+クランプダイオードD1の順方向電圧Vfより大きな値とする。一例として、それぞれ次の各値を設定し、VCCを5V、VDDを24V、Head1ロウレベルを0V、ハイレベルを5V、クランプダイオードD1の順方向電圧Vfを0.6V、トランジスタの正常状態コレクタ飽和電圧Vce(sat)を1.5V、コンパレータのマージン分を0.5Vとする。
【0007】
正常状態において、Head1信号をハイレベル(5V)にしてトランジスタQ1をオンした時、トランジスタQ1のコレクタ電圧であるB点の電位は、コレクタ飽和電圧Vce(sat)(1.5V)となっている。コイルショート検出電圧であり、かつ後段のコンパレータCP1マイナス入力となるA点の電位は、B点とのクランプダイオードD1によりクランプされ、B点+クランプダイオードD1の順方向電圧Vf(2.1V)以上にはならない。コンパレータCP1の閾値となるプラス側入力の電位は、前記抵抗分割によって設定された電圧(2.6V)であり、マイナス側入力電圧(2.1V)は閾値より低く、コンパレータCP1出力は非アクティブ状態となっている。
【0008】
ソレノイドコイルS1に異常が生じ、インピーダンスがゼロ、或いはゼロに近い状態になると、B点の電位は、駆動回路印加電圧VDD(24V)とほぼ同じ値に上昇する。この状態でトランジスタQ1をオンすると、B点の電位が非常に大きいために、A点の電位はクランプダイオードD1にクランプされず、Head1ハイレベル(5V)の電圧となる。従って、コンパレータCP1のマイナス側入力電圧は、Head1ハイレベル(5V)となり、コンパレータCP1の閾値を越え、Fault信号がアクティブとなる。
【0009】
次に別の実施例を図2に示す。
図2において、D11、D12、・・・D1nはコイルショート検出電圧信号の干渉防止ダイオードであり、多数のヘッド駆動ソレノイドコイルS1、S2、・・・Snのコイルショート検出信号を一括して監視できるようにした物である。この場合、分割抵抗R4、R5で作られるコンパレータCP1の閾値電圧は、上述の実施例に記載の閾値電圧に対し、ダイオードD11、D12、・・・D1nの順方向電圧Vfを減じた値を設定する。この実施例によれば、ワイアごとに出力されるコイルショート検出電圧を、ダイオードを介して1本の信号線に接続し、その1本の信号線から検出される信号に基づいてコイルの異常を検知することが出来る。
【0010】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、駆動電流の経路ではない部位から取り出した、コイルショート検出電圧を監視することでソレノイドコイルの異常が判断できるので、ソレノイドコイル駆動回路の電力損失を省くことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例。
【図2】本発明の別の実施例。
【図3】従来の異常検出回路。
【符号の説明】
D1 クランプダイオード
Q1 ソレノイドコイル駆動素子
R1 ベース電流制限抵抗
R2 コイルショート検出抵抗
S1 ワイア駆動用ソレノイドコイル
Claims (2)
- ドット形成用のワイアを駆動するコイルを有する駆動手段と、入力される制御信号に応じて前記駆動手段を制御するトランジスタと、
を備えるプリンタにおいて、
前記コイルの一端と前記トランジスタの一端との接続点に前記接続点の電圧をクランプするためのダイオードの一端を接続し、
前記ダイオードの他端をコイルショート検出抵抗を介して前記制御信号のラインに接続し、前記ダイオードの他端と前記コイルショート検出抵抗が接続する接続点の電圧をコイルショート検出電圧として検知し、該コイルショート検出電圧に基づいてコイルの異常を検知することを特徴とするプリンタ。 - 請求項1記載のプリンタにおいて、ワイアごとに出力される複数のコイルショート検出電圧を、ダイオードを介して1本の信号線に接続し、該1本の信号線から検出される信号に基づいてコイルの異常を検知することを特徴とするプリンタ。
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JP2002102949A JP4061947B2 (ja) | 2002-04-04 | 2002-04-04 | プリンタ |
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JP2002102949A JP4061947B2 (ja) | 2002-04-04 | 2002-04-04 | プリンタ |
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JP4061947B2 true JP4061947B2 (ja) | 2008-03-19 |
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Family Applications (1)
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JP2002102949A Expired - Fee Related JP4061947B2 (ja) | 2002-04-04 | 2002-04-04 | プリンタ |
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