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JP4053007B2 - 固体撮像素子およびその信号読み出し方法 - Google Patents

固体撮像素子およびその信号読み出し方法 Download PDF

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JP4053007B2 JP2004003915A JP2004003915A JP4053007B2 JP 4053007 B2 JP4053007 B2 JP 4053007B2 JP 2004003915 A JP2004003915 A JP 2004003915A JP 2004003915 A JP2004003915 A JP 2004003915A JP 4053007 B2 JP4053007 B2 JP 4053007B2
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Description

この発明は、固体撮像素子およびその信号読み出し方法に関し、例えば、低電圧動作と低消費電力を実現可能な固体撮像素子およびその信号読み出し方法に関する。
従来、入射した光に対応する信号をパルス幅の信号として出力する固体撮像素子としては、図7に示すパルス幅変調型固体撮像素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このパルス幅変調型固体撮像素子は、フォトダイオード101と、フォトダイオード101をリセットするためのリセットトランジスタ102と、しきい値を検出するためのコンパレータ103とで構成される画素セルを有している。上記コンパレータ103の入力端子はフォトダイオード101のカソード端子101aに接続されている。また、コンパレータ103の出力端子はカウンタ回路105に接続され、このカウンタ回路105は垂直選択トランジスタ106を経由して垂直信号線107に接続されている。
フォトダイオード101が入射光を光電変換することによって、カソード端子101aに出力する出力電圧Vpdは、図8のタイミングチャートに示すように変動する。この出力電圧Vpdが、所定の基準電圧Vtに達したときに、コンパレータ103の出力信号Vout-opは反転する。
この固体撮像素子では、リセット信号ΦRSTをHレベルにするとリセットトランジスタ102がオンして、フォトダイオード101の出力電圧Vpdはリセット電圧VPDにリセットされる。次に、リセット信号ΦRSTをLレベルにすることによって、フォトダイオード101は信号電荷の蓄積を開始する。フォトダイオード101は光電変換によって信号電荷を発生するので、フォトダイオード101のカソード端子101aの電位は入射光量に応じて低下する。そして、コンパレータ103の入力端子の電位(出力電圧Vpd)が基準電圧Vtに達した時刻に、コンパレータ103の出力信号Vout-opはHレベルからLレベルに変化する。
フォトダイオード101が信号電荷の蓄積を開始してから、出力電圧Vpdが基準電圧Vtに達するまでの時間tx0は、フォトダイオード101が光電変換により発生した信号電荷の量に対応している。
コンパレータ103の出力信号Vout-opが、Hレベルの期間にカウンタ回路105はカウント動作を行う。このカウント動作により、カウンタ回路105は画素セル内でアナログデジタル変換を行い、このアナログデジタル変換によるデジタル値を読み出し期間に出力している。
ところで、上記固体撮像素子の如く、画素セル内にカウンタ回路105を設けると、画素セルの回路規模が大きくなる。また、フォトダイオード101のカソード端子101aの電位(出力電圧Vpd)が所定のリセット電位VPDから画素内コンパレータ103の基準電圧Vtに達するまでの時間tx0は入射光の強度に依存する。
このため、例えば、非常に暗い状態では、信号電荷の蓄積開始から出力電圧Vpdが基準電圧Vpdに達するまでの時間tx0が長くなる。このため、出力信号Vout-opによるパルス信号を得るのに長時間が必要になるから、パルス信号を任意の期間に発生するように設定することは不可能であった。
特開昭58−179068号公報 特開平10−269345号公報
そこで、この発明の課題は、画素セルの回路規模の縮小を図れ、出力信号を所望の期間に得ることが可能な固体撮像素子を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の固体撮像素子は、入射した光を光電変換する光電変換部と、
上記光電変換部の出力端子に接続されると共に上記光電変換部の出力電圧を所定の基準電圧と比較して、この比較の結果を表す出力信号を出力する比較部と、
上記光電変換部の出力端子に接続されると共に上記光電変換部が発生した信号電荷を排出するリセット部と、
上記光電変換部の出力端子に一端が接続された容量素子と、
上記容量素子の他端に接続された制御線と、
信号蓄積期間に上記制御線に第1の制御電圧を印加して、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域から外す一方、信号読み出し期間に上記制御線に第2の制御電圧を印加して、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域に持ってくる制御電圧印加部とを備え、
上記光電変換部、上記比較部、上記リセット部、上記容量素子および上記制御線が画素セルを構成していることを特徴としている。
この発明の固体撮像素子では、上記リセット部によって上記光電変換部は発生した信号電荷を排出した後、信号蓄積期間が開始し、光電変換部は入射した光を光電変換して、信号電荷を発生し蓄積する。
この信号蓄積期間において、制御電圧印加部は制御線に第1の制御電圧を印加することによって、光電変換部の出力端子の電位を比較の遷移領域から外す一方、この信号電荷蓄積期間の次の信号読み出し期間において、上記制御電圧印加部は上記制御線に第2の制御電圧を印加することによって、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域に持ってくる。
この発明によれば、上記制御電圧印加部の第1,第2の制御電圧の設定によって、比較の遷移領域に依存することなく、比較の出力信号を所望の期間に得ることができ、光電変換部のダイナミックレンジを確保できる。また、光電変換部の分解能を設定可能となる。
また、この発明によれば、各画素セル毎にカウンタ回路を有する従来例に比べて、画素セルの回路規模の縮小を図れる。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記容量素子をMOSFETで構成した。
この実施形態では、上記容量素子を、他のスイッチング素子を構成可能なMOSFETで構成したことで、全体としての構造を簡単化できる。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記容量素子の電極はポリシリコンで作製されている。
この実施形態では、上記容量素子の電極が、MOSトランジスタのゲート電極材や配線材として広く使用されるポリシリコンで作製されているので、作製が容易である。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記容量素子の電極はメタルで作製されている。したがって、電気抵抗が小さくなる。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記比較部をインバータ回路を構成した。
この実施形態では、上記比較部を2個のMOSトランジスタで構成することが可能となり、トランジスタ個数の低減を図れる。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記画素セルは、上記比較部の出力側に接続された行選択スイッチを有すると共に行列状に複数個配置されており、
上記複数個の画素セルを行単位に選択する垂直走査回路を備え、
上記制御線は、同一行の複数の画素セルに対して共通に接続された水平制御線である。
この実施形態では、上記垂直走査回路によって、複数個の画素セルを行単位に選択し、上記制御電圧印加部によって、水平制御線の電位を行単位で制御する。さらに、光電変換部の出力電圧をA/D変換するのに必要な機能を、画素セルに含まれる比較部と、上記複数個の画素セルの列毎に設けられる画素セル外の列コンパレータの側に分担させることが可能となる。したがって、各画素セルの小型化に有効である。
また、一実施形態の固体撮像素子は、信号読み出し期間に、上記比較部が出力する出力信号が反転する時刻を記録する記録部を備える。
この実施形態では、上記記録部が記録する上記出力信号の反転の時刻を、信号蓄積期間に光電変換部に入射した光量に比例させることができる。つまり、記録部は、光電変換部の出力電圧を上記反転の時刻に変換して記録することになる。したがって、入射光量を表す信号を、上記時刻を表す信号でもって伝達可能となり、上記入射光量を表す信号を電圧信号で伝達する場合に比べて、低電圧での動作が図れる。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記記録部は、カウンタ回路とラッチ回路で構成されている。
この実施形態では、上記記録部はカウンタ回路とラッチ回路で構成され、カウンタ回路のカウント値でもって、上記反転の時刻を表し、このカウント値を上記ラッチ回路で記憶する。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記画素セルは、行列状に複数個配置されており、上記記録部は、上記ラッチ回路を、上記画素セルの列毎に備え、上記カウンタ回路を1つ備えた。
この実施形態では、上記記録部を上記画素セルの列毎に備えたことで、光電変換部の出力電圧をA/D変換するのに必要な機能を、画素セルに含まれる比較部と、上記複数個の画素セルの列毎に設けられる画素セル外の記録部とに分担させることが可能となる。したがって、各画素セルの小型化に有効である。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記リセット部は、上記比較部の入力端子と出力端子との間に接続されると共にオンすることによって上記入力端子と出力端子とを短絡させて上記光電変換部の電位を所定のリセット電位にリセットするリセットスイッチである。
この実施形態では、このリセットスイッチは、比較器のオフセット補償を行う機能と、光電変換部の出力端子の電位をリセットするリセット機能とを兼ねることが可能である。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記リセットスイッチをMOSFETで構成した。
この実施形態では、上記リセットスイッチをMOSFETで構成したことで、構造が簡単になる。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記比較部の出力端子に接続されると共に上記比較部が出力する出力信号が入力され、上記出力信号に応じて2値の信号を出力するバッファ部を備えた。
この実施形態では、上記バッファ部に上記比較器の出力信号が入力され、上記バッファ部は上記出力信号に応じて2値の信号を出力する。このバッファ部を設置したことによって、画素セルに接続される垂直信号線に付随する寄生容量を比較器が直接駆動する必要をなくすることができる。
また、一実施形態の固体撮像素子は、上記制御電圧印加部は、上記制御線に印加する第2の制御電圧の振幅と時間変化率を制御する。
この実施形態では、上記制御電圧印加部が上記第2の制御電圧の時間変化率を制御することで、固体撮像素子の分解能を制御でき、上記制御電圧印加部が上記第2の制御電圧の振幅を制御することで、固体撮像素子のダイナミックレンジを制御できる。
また、一実施形態の固体撮像素子では、上記制御電圧印加部は、上記光電変換部を駆動する電圧を制限するように、上記第1の制御電圧の振幅と上記第2の制御電圧の振幅を制限する。したがって、上記制御電圧印加部によって、上記光電変換部の動作領域を制御できる。
また、一実施形態の固体撮像素子の信号読み出し方法は、入射した光を光電変換する光電変換部と、上記光電変換部の出力端子に接続されると共に上記光電変換部の出力電圧を所定の基準電圧と比較して、この比較の結果を表す出力信号を出力する比較部と、上記光電変換部の出力端子に一端が接続された容量素子と、上記容量素子の他端に接続された制御線とを備える固体撮像素子の信号読み出し方法であって、
信号蓄積期間に、上記制御線に第1の制御電圧を印加して、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域から外す一方、信号読み出し期間に、上記制御線に第2の制御電圧を印加して、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域に持ってくる。
この実施形態では、信号蓄積期間において、制御線に第1の制御電圧を印加することによって、光電変換部の出力端子の電位を比較の遷移領域から外す一方、この信号電荷蓄積期間の次の信号読み出し期間において、上記制御線に第2の制御電圧を印加することによって、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域に持ってくる。
したがって、この実施形態によれば、上記第1,第2の制御電圧の設定によって、比較の遷移領域に依存することなく、光電変換部のダイナミックレンジを確保でき、また、光電変換部の分解能を設定することが可能となる。
この発明の固体撮像素子によれば、信号蓄積期間において、制御電圧印加部が制御線に第1の制御電圧を印加することによって、光電変換部の出力端子の電位を比較の遷移領域から外す一方、この信号電荷蓄積期間の次の信号読み出し期間において、上記制御電圧印加部は上記制御線に第2の制御電圧を印加することによって、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域に持ってくる。
したがって、この発明によれば、上記制御電圧印加部の第1,第2の制御電圧の設定によって、比較の遷移領域に依存することなく、光電変換部のダイナミックレンジを確保でき、また、光電変換部の分解能を設定可能となる。
また、この発明によれば、各画素セル毎にカウンタ回路を有する従来例に比べて、画素セルの回路規模の縮小を図れる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1に、この発明の固体撮像素子の第1実施形態の構成を示す。図1では、簡単のため、n行m列の画素セルのうちの1つの画素セル17のみを示している。
この画素セル17は、光電変換部としてのフォトダイオード1と容量素子としてのキャパシタ3と比較部としてのコンパレータ2とリセット部としてのリセットスイッチ4を有する。
フォトダイオード1のカソード電極に接続された出力端子としてのノードpdはキャパシタ3の一端に接続されている。また、上記ノードpdは、コンパレータ2の入力端子に接続されている。また、キャパシタ3の他端は制御線としての水平制御線6に接続されている。この水平制御線6は、後述する制御電圧印加部としての可変電圧発生回路71に接続されている。
また、コンパレータ2の出力端子は、行選択スイッチとしての垂直選択トランジスタ5のドレインに接続されている。リセットスイッチ4はコンパレータ2の入力端子と出力端子に接続されている。このリセットスイッチ4はMOSトランジスタからなり、このMOSトランジスタのゲートは、リセット選択線7に接続されている。
このリセットスイッチ4は、コンパレータ2のオフセット補償を行う機能と、フォトダイオード1の電位をリセットするリセット機能とを兼ねている。
上記垂直選択トランジスタ5のソースは垂直信号線9に接続され、垂直選択トランジスタ5のゲートは行選択信号線8に接続されている。また、垂直信号線9の一方の端は、垂直信号線リセットトランジスタ13のドレインに接続されており、垂直信号線9の他方の端は、列コンパレータ10の入力端子に接続されている。
また、垂直信号線リセットトランジスタ13のゲートは、垂直信号線リセット制御線15に接続されており、垂直信号線リセットトランジスタ13のソースは垂直信号リセット電圧線14に接続されている。
図4に、この第1実施形態が有するn行m列に配列された画素セル17の内の2行2列分を示す。水平制御線6は、同一行の画素セル17に対して共通に接続されている。また、リセット選択線7および行選択信号線8も、同一行の画素セル17に対して共通に接続されている。水平制御線6、リセット選択線7および行選択信号線8は、画素セル17を行単位に選択する垂直走査回路72に接続されている。また、この垂直走査回路72には、上記可変電圧発生回路71が接続されている。また、各列コンパレータ10の出力側にはラッチ回路73が接続されており、各ラッチ回路73は1つのカウンタ回路74に接続されている。このラッチ回路73とカウンタ回路74とが記録部をなす。
ここで、図5(A)に、コンパレータ2の具体的な構成例1を示す。この構成例1では、コンパレータ2は、NMOSトランジスタ81とPMOSトランジスタ82の2個のMOSトランジスタから構成されている。すなわち、入力端子80に、NMOSトランジスタ81のゲートとPMOSトランジスタ82のゲートが接続され、出力端子83にNMOSトランジスタ81のドレインとPMOSトランジスタ82のソースとの接続点が接続されている。
また、図5(B)には、コンパレータ2の具体的な構成例2を示す。この構成例2では、PMOSトランジスタ86のゲートが信号線87でバイアス電圧用端子89に接続されている。また、NMOSトランジスタ85のゲートが入力端子84に接続されている。また、出力端子88にNMOSトランジスタ85のドレインとPMOSトランジスタ86のソースとの接続点が接続されている。
この構成例2は、ソース接地型のインバータ回路である。この構成例2は、図5(A)の構成例1と比べて、バイアス電圧用の信号線87を新たに回路内に必要とするが、このバイアス電圧用信号線87を制御することによって、このインバータ回路で消費される電力を制御することが可能となる。また、図5(B)の構成例2では、1個のNMOSトランジスタ85と1個のPMOSトランジスタ86の2個のMOSトランジスタで構成されているが、NMOSトランジスタのみ、あるいはPMOSトランジスタのみでインバータ回路を構成してもよい。
次に、図2に示すタイミングチャートを参照して、この第1実施形態の動作を説明する。図2において、T1は信号読み出し期間であり、T2は信号蓄積期間である。なお、図2では、時刻を小文字のt1、t2…で表し、期間(時間)を大文字のT1、T2で表している。
まず、時刻t1に、n行目にあるすべてのフォトダイオード1について、リセット信号Φrstが立ち上がり、コンパレータ2のリセットスイッチ4をオンにする。これにより、フォトダイオード1のノードpdの電位のリセットが行われる。
図3に、コンパレータ2の入力電圧と出力電圧との関係を示す。リセットスイッチ4をオンにすることで、コンパレータ2の入力端子と出力端子の電位が等しくなる。よって、フォトダイオード1のカソード電極(ノードpd)の電位はコンパレータ2の遷移状態Wにおけるリセット電位Vrstにリセットされる。
この固体撮像素子の読み出し動作は、後述するように、画素内コンパレータ2の入力端子と出力端子を短絡することによって得られたリセット電位Vrstからノードpdの電位が変動する変動成分を信号として扱っている。したがって、リセット電位Vrst自体の値が製造要因等によって画素セル毎にばらついても、読み出し動作に支障はない。
次に、時刻t2に、フォトダイオード1のノードpdの電位のリセットが終了する。また、時刻t3に、水平制御線6の電位Φrampを、電位V0から電圧ΔV1だけ上昇させる。この電位Φrampは、上記可変電圧発生回路71から水平制御線6に与えられる。上記電圧ΔV1が第1の制御電圧である。
ノードpdはフローティングの状態であるので、フォトダイオード1の容量をCpdとし、フォトダイオード1と水平制御線6の間にあるキャパシタ3の容量をCcntとすると、フォトダイオード1のノードpdの電位は、次式(1)で算出される電圧ΔV2だけ上昇する。
ΔV2=ΔV1×Ccnt/(Ccnt+Cpd) … (1)
ここで、電圧ΔV1を十分大きな値とすることで、フォトダイオード1のノードpdの電位を、図3に示すコンパレータ2の遷移状態Wから十分外れたところにレベルシフトさせることができる。
可変電圧発生回路71は、水平制御線6に電位Φrampを印加することによって、キャパシタ3を介してノードpdの電位をコンパレータ2の遷移領域Wからずらした状態とする。この状態からn行目の光信号蓄積状態が開始する。
信号蓄積期間T2では、フォトダイオード1では、光電変換により光子から電子が発生して、ノードpdの電位は、(リセット電位Vrst+電圧ΔV2)から入射光量に比例して低下して行く。
なお、この第1実施形態では、光電変換によって電子を蓄積する場合について述べているが、光電変換によってホールを蓄積する構成にしてもよい。ホールを蓄積する場合、ノードpdの電位は入射光量に比例して上昇する。
次に、時刻t4は、次のフレームのn行目の読み出しが開始する時刻である。垂直信号線リセット信号ΦVrがHレベルになることによって、垂直信号線リセットトランジスタ13がオンして、垂直信号線9が垂直信号リセット電圧Vrにリセットされる。また、行選択パルスΦselがHレベルになることによって、垂直選択トランジスタ5がオンして、n行目の画素セル内コンパレータ2の出力端子と垂直信号線9が導通状態になる。
次に、時刻t5に、可変電圧発生回路71は、水平制御線6の電位Φrampを電圧ΔV3だけ引き下げることによって、前のフレームでリセット後に上に引き上げられていたフォトダイオード1のノードpdの電位は、次式(2)で算出される電圧ΔV4だけ低下する。
ΔV4=ΔV3×Ccnt/(Ccnt+Cpd) …(2)
光信号蓄積時にフォトダイオード1のノードpdの電位がΔVphだけ下がったとすると、時刻t5にフォトダイオード1のノードpdの電位は、次式(3)で算出される電位V5になっている。
V5=Vrst+ΔV2−ΔVph−ΔV4 …(3)
入射光の明るさに応じて、上記可変電圧発生回路71は、上記電圧ΔV3の値を任意の値に設定できる。例えば、この固体撮像素子の後段に設置されるデジタル信号処理回路(DSP)から上記電圧ΔV3の値を制御してもよい。画素信号読み出し開始時(t4)に、水平制御線6の電位Φrampを電圧ΔV3だけ下げた時、ノードpdの電位は、前述したように、式(2),式(3)で求められる。
V5=Vrst+ΔV2−ΔVph−ΔV4 …(3)
ΔV4=ΔV3×Ccnt/(Ccnt+Cpd) …(2)
たとえば、入射光量が大きいとき、つまり、電圧ΔVphが大きいとき、フォトダイオード1のノードpdの電位V5が電圧ΔV4によってコンパレータ2の遷移領域Wよりも下がる可能性がある。したがって、このような場合は、電圧ΔV3を0としてもよい。
次に、時刻t6では、可変電圧発生回路71は、水平制御線6の電位Φrampを、信号読み出し開始時刻t4後の時刻t5における電位から変動(低下)させて行く。電位Φrampのランプ波の振幅電圧をΔVrampとすると、次の式(4)の等式が成り立つ。
ΔV2=ΔVph+ΔV4+ΔVramp …(4)
簡単のため、フォトダイオード1の暗電流による電圧降下の影響を無視して入射光が0の状態を考えると、電圧ΔVph=0である。この時、電位Φrampのランプ波を動作させる期間をHtimeとすると、
ΔV2=ΔV4+ΔVramp
=ΔV4+Sr・Htime …(5)
となる。ただし、式(5)において、Srは上記ランプ波の電圧時間変化率である。
上記ランプ波が動作してから時間Δtx後に出力信号が反転したとすると、次式(6),(7)が成り立つ。
ΔV2=ΔV4+ΔVph+Sr・Δtx …(6)
Δtx=(ΔV2−ΔV4−ΔVph)/Sr …(7)
この固体撮像素子の分解能Rは、次式(8)で与えられる。
R=d(Δtx)/d(ΔVph) …(8)
したがって、式(8)により、
R=−1/Sr …(9)
となる。したがって、上記水平制御線6に与える電位Φrampのランプ波の勾配を緩くすることによって、分解能Rをあげることができる。
また、入射光量に対するダイナミックレンジDyは次式(10)で与えられる。
Dy=ΔV2−ΔV4 …(10)
式(10)において、ΔV4=0のとき、入射光量に対するダイナミックレンジDyは最大となるが、電圧時間変化率Srは最大値SrMAXとなり、分解能Rは劣化する。この電圧時間変化率Srおよび電圧ΔV4の値を任意に設定することによって、ダイナミックレンジDy、および分解能Rを任意に設定できる。
このように、時刻t6では、水平制御線6の電位Φrampを、電位(V0+ΔV1−ΔV3)から低下するランプ波によって、時刻t7までの期間で電位V0まで下げる。この水平制御線6の電位Φrampの下降に連れて、キャパシタ3を介してフォトダイオード1のノードpdの電位もV5から下がっていく。
上記信号読み出し期間T1の時刻t5から時刻t7に亘って、可変電圧発生回路71が水平制御線6に印加する電位Φrampが第2の制御電圧となる。
ノードpdの電位がコンパレータ2の基準電圧(しきい値電圧)に達すると、コンパレータ2の出力信号が反転する。すなわち、時刻t6から時刻t7の間の時刻txに、フォトダイオード1のノードpdの電位がコンパレータ2のしきい値電圧Vrstに到達し、コンパレータ2の出力信号はLレベルからHレベルに反転する。
図2に示すように、時刻txで、LレベルからHレベルに反転したコンパレータ2の出力信号は、垂直選択トランジスタ5を介して、垂直信号線9の末端に接続されている列コンパレータ10に伝達される。
この列コンパレータ10の出力側に接続されたカウンタ回路74は、行の読み出し開始時刻t6から動作を開始している。行の読み出し開始時刻t4には、垂直信号線9は、垂直信号リセット電圧Vrにリセットされているが、時刻txには、垂直信号線9は、n行m列の画素セル17から、LレベルからHレベルに変化する出力信号を受ける。この出力信号は、列コンパレータ10を経由して、ラッチ回路73に入力され、ラッチ回路73からカウンタ回路74に入力される。このラッチ回路73とカウンタ回路74が記録部を構成している。
フォトダイオード1への入射光量が大きいほど、ノードpdでの電圧降下量ΔVphは大きい。したがって、式(7)より、信号読み出し期間T1に、水平制御線6の電位Φrampのランプ波によって、ノードpdの電位がリセット電位Vrstに到達する時間Δtxは入射光量が大きいほど短い時間になる。したがって、上記カウンタ回路74が、時刻t4からカウントダウンして行くことによって、時刻txに、列コンパレータ10の出力側のラッチ回路73とカウンタ回路74からなる記録部に記憶されたカウント値を、上記入射光量に比例させることができる。つまり、この記録部に記憶された上記カウント値を、上記入射光量に応じたデジタル信号として得ることができる。
なお、上記カウンタ回路74の代わりに、ランプADC(アナログデジタル変換)回路を列コンパレータ10の出力側に接続して、時刻txにコンパレータ2から列コンパレータ10に入力されたHレベル信号を、上記ランプADC回路がAD変換するようにしてもよい。
以上説明してきたように、通常のAD変換には10数個のトランジスタを必要とするが、この第1実施形態の固体撮像素子の方式によれば、画素セル17は、リセットスイッチ4をなすリセット用MOSトランジスタと、垂直選択トランジスタ5をなすMOSトランジスタと、コンパレータ2を構成する2つのMOSトランジスタとの合計で4つのトランジスタによって構成されている。つまり、画素セル17は、上記4つのトランジスタでもって、AD変換の一部の機能を行っている。そして、残りのAD変換の機能は、列ごとに設けられた列コンパレータ10以降の信号処理部(つまり記録部をなすラッチ回路73とカウンタ回路74)で行っている。したがって、この第1実施形態によれば、4個だけのトランジスタで構成されている画素セル17の小型化を図ることができる。
また、この第1実施形態によれば、画素セル17は、蓄積された信号をコンパレータ2を通して、時刻により2値化した出力信号を伝達するので、電圧で出力信号を伝達するイメージセンサに比べて低電圧での動作が期待できる。さらに、この実施形態が採用する信号読み出し方式では、水平制御線6に与える電位Φrampにより、信号蓄積期間T2にはコンパレータ2の動作領域Wからフォトダイオード1のノードpdの電位を外し、信号読み出し期間T1にフォトダイオード1のノードpdの電位をコンパレータ2の動作領域Wに戻す。したがって、制御電圧印加部である可変電圧発生回路71の電源として、電源電圧から昇圧した回路を用いることで、コンパレータ2の動作範囲(電源電圧)に依存せず、電源電圧の低下に対してもフォトダイオード1のダイナミックレンジを確保できる。
また、水平制御線6の電位Φrampを行単位で制御しており、かつ、A/D変換に必要な機能の一部を画素セル17内に設けたコンパレータ2(例えば2つのトランジスタから構成されるインバータ回路)で分担し、A/D変換に必要な機能の残りの部分を列毎に設けられた列コンパレータ10の側に分担している。このようにA/D変換機能の分担により、画素セル17の小型化を図れる。
また、この第1実施形態の固体撮像素子が採用している読み出し方式では、信号蓄積期間T2においては、水平制御線6に与える電位Φrampを引き上げることによって、フォトダイオード1のノードpdの電位をコンパレータ2の動作点からずらす一方、信号読み出し期間T1においては、電位Φrampのランプ波によって、ノードpdの電位を引き下げて、コンパレータ2の動作点に持ってきている。なお、これとは逆に、信号蓄積期間T1に、水平制御線6の電位Φrampを引き下げてコンパレータ2の動作点からずらす一方、信号読み出し期間T1に、電位Φrampのランプ波を用いて、フォトダイオード1のノードpdの電位を引き上げて、コンパレータ2の動作点に持ってくるようにしても同じ作用が得られる。
(第2の実施の形態)
次に、図6に、この発明の固体撮像素子の第2実施形態の構成を示す。この第2実施形態は、コンパレータ2の出力側と垂直選択トランジスタ5との間にバッファ部としてのバッファ用MOSトランジスタ21を接続した点が、前述の第1実施形態と異なる。したがって、図6では、前述の第1実施形態と同じ構成の部分には第1実施形態と同じ符号を付している。この第2実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を重点的に説明する。
この第2実施形態では、コンパレータ2の出力端子はバッファ用MOSトランジスタ21のゲートに接続され、このバッファ用MOSトランジスタ21のドレインは画素部出力電圧線22が接続されている。
上記バッファ用MOSトランジスタ21のソースは垂直選択トランジスタ5のドレインに接続されており、垂直選択トランジスタ5のゲートは、垂直選択線8に接続されている。また、垂直選択トランジスタ5のソースは、垂直信号線9に接続されている。垂直信号線9の一方の端は垂直信号線リセットトランジスタ13のドレインに接続されており、垂直信号線9の他端は列コンパレータ10の入力端子に接続されている。また、垂直信号線リセットトランジスタ13のゲートは垂直信号線リセット制御線15に接続されており、垂直信号線リセットトランジスタ13のソースは垂直信号リセット電圧線14に接続されている。
前述の第1実施形態では、読み出し期間T1中にコンパレータ2の出力はオン状態である垂直選択トランジスタ5を介して垂直信号線9に接続されている。例えば、30万画素(640×480)程度の固体撮像素子では、この垂直信号線9には、数pF程度の寄生容量が付いていることから、第1実施形態の構成では、読み出し期間T1中にコンパレータ2は垂直信号線9に付く数pFの負荷容量を駆動しなければならない。
これに対し、この第2実施形態では、コンパレータ2の出力端子にバッファ用トランジスタ21を設置したことによって、コンパレータ2が垂直信号線9に付く寄生容量を駆動する必要をなくすることができる。
この第2実施形態では、バッファ用トランジスタ21は、図2に示す時刻txにコンパレータ2の出力信号がLレベルからHレベルに反転したときに、信号電圧Vsが印加されている出力電圧線22を垂直信号線9に導通させる役割を果たしている。
この第2実施形態では、垂直信号線9の端に接続されている列コンパレータ10には、時刻txまでは垂直リセット信号電圧Vrが入力されており、時刻txにコンパレータ2の出力がLレベルからHレベルに反転したときに、バッファ用トランジスタ21がオンすることによって、垂直信号線9は出力電圧線22に接続され、列コンパレータ10に信号電圧Vsが入力される。
この信号電圧Vsが、列コンパレータ10に入力されると、読み出し期間T1の時刻t4からカウント動作がスタートしていたカウンタ回路74のカウント値がラッチ回路73にラッチされる。これにより、蓄積期間T2中に、ノードpdに蓄積された信号電荷に比例する信号がデジタル化される。上記信号電圧Vsと垂直リセット信号電圧Vrとの差を小さくとるように、列コンパレータ10を設計することによって、垂直信号線9を充放電するのに必要な電力の消費を低減することができる。
尚、上記第1、第2実施形態では、容量素子としてのキャパシタ3をMOSFETで構成してもよい。また、容量素子としてのキャパシタ3の電極3a,3bは、ポリシリコン、メタルのいずれで構成されていてもよい。
この発明の固体撮像素子の第1実施形態の画素セルの構成を示す図である。 上記第1実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。 コンパレータの入力電圧と出力電圧の関係を示す図である。 上記第1実施形態における画素セルがマトリクス状に配列された様子を示す図である。 図5(A)は上記第1実施形態のコンパレータ2の構成例1を示す回路図であり、図5(B)は上記コンパレータ2の構成例2を示す回路図である。 この発明の第2実施形態の画素セルの構成を示す図である。 従来のパルス幅変調型固体撮像素子の構成を示す図である。 上記従来のパルス幅変調型固体撮像素子の動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
1 フォトダイオード
2 コンパレータ
3 キャパシタ
4 リセットスイッチ
5 垂直選択トランジスタ
6 水平制御線
7 リセット選択線
8 行選択信号線
9 垂直信号線
10 列コンパレータ
17 画素セル
21 バッファ用トランジスタ
22 画素部出力電圧線
71 可変電圧発生回路
72 垂直走査回路
73 ラッチ回路
74 カウンタ回路
pd ノード

Claims (15)

  1. 入射した光を光電変換する光電変換部と、
    上記光電変換部の出力端子に接続されると共に上記光電変換部の出力電圧を所定の基準電圧と比較して、この比較の結果を表す出力信号を出力する比較部と、
    上記光電変換部の出力端子に接続されると共に上記光電変換部が発生した信号電荷を排出するリセット部と、
    上記光電変換部の出力端子に一端が接続された容量素子と、
    上記容量素子の他端に接続された制御線と、
    信号蓄積期間に上記制御線に第1の制御電圧を印加して、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域から外す一方、信号読み出し期間に上記制御線に第2の制御電圧を印加して、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域に持ってくる制御電圧印加部とを備え、
    上記光電変換部、上記比較部、上記リセット部、上記容量素子および上記制御線が画素セルを構成していることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    上記容量素子をMOSFETで構成したことを特徴とする固体撮像素子。
  3. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    上記容量素子の電極はポリシリコンで作製されていることを特徴とする固体撮像素子。
  4. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    上記容量素子の電極はメタルで作製されていることを特徴とする固体撮像素子。
  5. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    上記比較部をインバータ回路で構成したことを特徴とする固体撮像素子。
  6. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    上記画素セルは、上記比較部の出力側に接続された行選択スイッチを有すると共に行列状に複数個配置されており、
    上記複数個の画素セルを行単位に選択する垂直走査回路を備え、
    上記制御線は、同一行の複数の画素セルに対して共通に接続された水平制御線であることを特徴とする固体撮像素子。
  7. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    信号読み出し期間に、上記比較部が出力する出力信号が反転する時刻を記録する記録部を備えることを特徴とする固体撮像素子。
  8. 請求項7に記載の固体撮像素子において、
    上記記録部は、カウンタ回路とラッチ回路で構成されていることを特徴とする固体撮像素子。
  9. 請求項に記載の固体撮像素子において、
    上記画素セルは、行列状に複数個配置されており、
    上記記録部は、上記ラッチ回路を、上記画素セルの列毎に備え、上記カウンタ回路を1つ備えたことを特徴とする固体撮像素子。
  10. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    上記リセット部は、
    上記比較部の入力端子と出力端子との間に接続されると共にオンすることによって上記入力端子と上記出力端子とを短絡させて上記光電変換部の電位を所定のリセット電位にリセットするリセットスイッチであることを特徴とする固体撮像素子。
  11. 請求項10に記載の固体撮像素子において、
    上記リセットスイッチをMOSFETで構成したことを特徴とする固体撮像素子。
  12. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    上記比較部の出力端子に接続されると共に上記比較部が出力する出力信号が入力され、上記出力信号に応じて2値の信号を出力するバッファ部を備えたことを特徴とする固体撮像素子。
  13. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    上記制御電圧印加部は、
    上記制御線に印加する第2の制御電圧の振幅と時間変化率を制御することを特徴とする固体撮像素子。
  14. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    上記制御電圧印加部は、
    上記光電変換部を駆動する電圧を制限するように、上記第1の制御電圧の振幅と上記第2の制御電圧の振幅を制限することを特徴とする固体撮像素子。
  15. 入射した光を光電変換する光電変換部と、上記光電変換部の出力端子に接続されると共に上記光電変換部の出力電圧を所定の基準電圧と比較して、この比較の結果を表す出力信号を出力する比較部と、上記光電変換部の出力端子に一端が接続された容量素子と、上記容量素子の他端に接続された制御線とを備える固体撮像素子の信号読み出し方法であって、
    信号蓄積期間に、上記制御線に第1の制御電圧を印加して、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域から外す一方、信号読み出し期間に、上記制御線に第2の制御電圧を印加して、上記光電変換部の出力端子の電位を上記比較の遷移領域に持ってくることを特徴とする固体撮像素子の信号読み出し方法。
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