JP4052905B2 - 足場装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は建築物を建造する際に建築物の外側に設置されて用いられる足場装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
中高層建築物の建造工事に当たっては、鳥居型もしくはH型等の建枠を建築物の周囲または必要な箇所に設置し、互いに連結する。次に、それぞれの建枠の上に足場板を架け渡し、更に所望する高さに達するまで建枠を上下方向に積み上げ、足場板を敷設することによって足場を構築する。作業員は、この足場板の上で外面塗装など種々の建築作業を施工する。
【0003】
しかし、このような従来の足場装置では、建枠を地上から上層階まで運び上げる必要があり、組み上がるまでに多大な労力と時間とを費やしていた。しかも、高層階で足場を組み立てる作業は危険を伴うため、組み立て作業中に足場から作業員が転落するおそれもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業員の労力軽減と工期短縮とを実現し得る足場装置を提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、組立て作業時の作業員の安全性に配慮した足場装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の足場装置は、端部に連結部を有し、かつ、長手方向に沿って所定間隔毎に取付孔が形成された柱部材を上下方向に複数連結してそれぞれ形成され、建築物の躯体部外側に配置される複数本の垂直支柱と、端部に連結部を有する梁部材を水平方向に複数連結してそれぞれ形成され、上下方向に間隔を隔てて前記垂直支柱に連結される複数本の水平梁と、前記建築物の躯体部に前記垂直支柱を締結させる締結手段と、前記柱部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部を備え、前記連結部を介して前記垂直支柱に対して垂直に突設される足場板支持梁と、水平方向に隣り合う前記足場板支持梁に両端が着脱自在に装着される足場板とを有し、それぞれ対向面に長手方向に沿って所定間隔毎に取付孔が形成されるとともに断面コの字形状の2本のチャンネル材を逆向きにスペーサを介して結合して前記柱部材を形成し、一方の前記チャンネル材の一端部と他方の前記チャンネル材の他端部とに、それぞれ取付孔が形成された断面コの字形状のジョイント部材を固定し、ジョイント部材によって前記柱部材を連結することにより所定長さの前記垂直支柱を構成することを特徴とする。
【0007】
本発明の足場装置は、端部に連結部を有し、かつ、長手方向に沿って所定間隔毎に取付孔が形成された柱部材を上下方向に複数連結してそれぞれ形成され、建築物の躯体部外側に配置される複数本の垂直支柱と、水平端部に連結部を有し、かつ、長手方向に沿って所定間隔毎に取付孔が形成された梁部材を水平方向に複数連結してそれぞれ形成され、上下方向に間隔を隔てて前記垂直支柱に連結される複数本の水平梁と、前記建築物の躯体部に前記垂直支柱を締結させる締結手段と、前記梁部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部を備え、前記連結部を介して前記水平梁に対して垂直に突設される足場板支持梁と、水平方向に隣り合う前記足場板支持梁に両端が着脱自在に装着される足場板とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の足場装置の梁部材は、逆向きに対向して配置され、スペーサを介して結合された一対のチャンネル材によって構成され、前記柱部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部を有することを特徴とする。
【0010】
本発明の足場装置の前記締結手段は、前記柱部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の足場装置の前記締結手段に、一端部に前記足場板支持梁に連結するためのクランプが設けられ、他端部に前記躯体部に結合するための雄ねじ部が形成された壁つなぎが用いられることを特徴とする。
【0012】
本発明の足場装置は、前記柱部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部と、外周に雄ねじ部が形成されたジャッキ支柱の一端に支持板に結合されたジャッキ装置と、前記連結部と前記ジャッキ支柱とを連結する締結部材とで構成された足場用ベースを有し、前記垂直支柱は前記足場用ベースによって支持されることを特徴とする。
【0013】
本発明の足場装置は、前記垂直支柱の側辺に外方に向けて前記垂直支柱に平行となって水平に突設される梯子支持梁と、上下方向に隣り合う前記梯子支持梁との間に取り付けられる梯子と、前記側辺に位置する前記足場板支持梁に回動自在に装着される渡り足場板とを有し、作業者が前記梯子を介して上下に移動し得るとともに前記渡り足場板を介して相互に隣り合う足場板に移動し得ることを特徴とする。
【0014】
本発明の足場装置によれば、予め地上で複数本の垂直支柱と複数本の水平梁とを組み合わせたユニット枠体を構成することが可能で、これにより、作業員の労力を軽減でき、しかも工期を大幅に短縮することができる。
【0015】
また、本発明の足場装置によれば、予め組み上がったユニット枠体を既に組み上がった部分に連結するだけでよいので、組み立て作業中に作業員が転落する危険性が少なく、安全性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施の形態である足場装置を建築物の外側に取り付けた状態を示す正面図であり、図2は図1の平面図であり、図3は図1におけるA−A線に沿う方向の矢視図である。
【0018】
図1〜図3には建造途中におけるマンションやオフィスビルなどの建築物10の躯体部11が示されており、本発明の足場装置20は建築物10の外側全体を覆うように配置されている。
【0019】
足場装置20は、上下方向に伸びる複数本の垂直支柱21と、それぞれが水平方向に伸びて垂直支柱21に連結され、上下方向に間隔を隔てて配置される複数本の水平梁23とを備えており、相互に隣り合う垂直支柱21は筋交い24により連結され、足場全体の機械的強度が確保されている。
【0020】
図1に示すように、足場装置20の外面には安全ネット19が取り付けられており、これによって、作業用工具の落下、小物部品の落下、それによる作業員の負傷を未然に防止している。垂直支柱21は、所定の長さの柱部材22を複数本接続することにより形成されており、分解および組立てを行うことができる。同様に、水平梁23も、所定の長さの梁部材25を複数本接続することにより形成されている。この実施の形態では、梁部材25には丸パイプが用いられている。
【0021】
図4(A)は柱部材22を示す側面図であり、図4(B)は柱部材22を示す正面図であり、図4(C)は柱部材22の一部を示す斜視図である。柱部材22はそれぞれ所定長さの断面コの字形状の2本のチャンネル材22aを逆向きにし、それぞれに溶接されるスペーサ26によって固定することにより形成されている。
【0022】
一方のチャンネル材22aの一端部と他方のチャンネル材22aの他端部には、それぞれ断面コの字形状のジョイント部材26aが固定され、それぞれのジョイント部材26aには取付孔27aが形成されている。また、一方のチャンネル材22aの他端部と他方のチャンネル材22aの一端部には、それぞれ取付孔27aに対応して取付孔27bが形成されている。これにより、ジョイント部材26aによって、所定の長さの柱部材22を連結することにより垂直支柱21を構成することができる。
【0023】
それぞれのチャンネル材22aの対向面には、長手方向に所定の間隔毎に取付孔27が形成されている。その取付孔27を貫通するボルトによってジョイント部材26aを取り付け、ジョイント部材26aを介して柱部材22を連結することにより、必要な長さの垂直支柱21を建築現場で容易に組み立てることができる。
【0024】
図5は図1のB部を拡大して示した斜視図であり、図6は足場板支持梁28を示す斜視図である。図5に示すように、それぞれの垂直支柱21には所定の間隔毎に水平に足場板支持梁28が連結されている。更に、この実施の形態では、垂直支柱21を建築物に締結させるための足場装置20の締結手段としては、壁つなぎ29が用いられており、壁つなぎ29の一端が足場板支持梁28にクランプ結合され、壁つなぎ29の他端部に形成された雄ねじ部が建築物10の躯体部11に設けられた図示しない雌ねじ部とねじ結合されている。
【0025】
足場板支持梁28は、持ち送り枠もしくはブラケットと称されており、図6に示すように、チャンネル材に加工が施され、垂直支柱21に形成された取付孔27に対応する貫通孔30が形成された連結部材31を有する。連結部材31の両端部のそれぞれには、丸パイプからなる支持梁本体32と支持梁補助部33とが連結部材31に対して直角方向に固定されており、支持梁本体32および支持梁補助部33の先端には、手摺り材を装着するための筒部34が固定されている。なお、連結部材31、支持梁本体32、支持梁補助部33および筒部34は相互に溶接されており、符号35は溶接部を示す。
【0026】
図示はされていないが、支持梁本体32および支持梁補助部33それぞれの内部にパイプが摺動自在に嵌め合わされていてもよい。この場合、支持梁本体32および支持梁補助部33の先端からのパイプの突出量を調整することによって、建築物と足場との隙間を一定にすることができる。
【0027】
このような足場板支持梁28を垂直支柱21に取り付けるには、図5に示すように、連結部材31に形成された貫通孔30と垂直支柱21に形成された取付孔27とに止めピン36またはボルトなどの締結具を用いて締結すればよい。これによって、測定器具を用いることなく、隣り合う足場板支持梁28の垂直支柱21に対する取り付け高さを同一に揃えることができる。
【0028】
図2に示されるように、足場板支持梁28は、それぞれの垂直支柱21に取り付けられており、隣り合う足場板支持梁28相互間には足場板37が着脱自在に装着されるようになっている。
【0029】
図7(a)は足場板37を示す平面図であり、図7(b)は足場板37を示す正面図である。一般に、足場板37には布板と称されているものが使用されている。図7(a)(b)に示すように、足場板37は、枠体部38の上面に布板部39が設けられ、枠体部38の長手方向の両端面にそれぞれ幅方向に間隔を隔ててフック40が設けられており、フック40を足場板支持梁28の支持梁本体32に掛け留めることによって、足場板支持梁28に対して着脱自在に装着される。
【0030】
枠体部38は、鉄などの金属薄板の折り曲げ、打ち抜きまたはプレス加工を経て製造してもよいし、角パイプもしくは丸パイプを組み合わせて構成してもよい。また、この実施の形態では、布板部39にエキスパンドメタル等の金属メッシュが用いられているが、金属板の表面に多数の穴を設けた多孔板や、金属板の表面に多数の微小な凹凸模様を付したものを用いても良い。
【0031】
図8は足場板支持梁の変形例を示す斜視図である。図において、図6に示された構成部分と同一の構成部分には同一の参照符号を付してある。図8に示した足場板支持梁41は、連結部材31の一端部と支持梁本体32との間に、丸パイプからなる補強部材42が固定され、筒部34が支持梁本体32にのみ固定されていることを特徴とする。この足場板支持梁41の場合も、図5に示すように、垂直支柱21のそれぞれに取り付けることができ、隣り合う足場板支持梁41−41間には、図7に示した足場板37を装着することができる。
【0032】
図9は垂直支柱21を建築物に締結させるための締結手段としての締結具43を示す斜視図であり、図10は図9に示した締結具43を用いた足場装置を示す図である。図9に示した締結具43は、図10に示すように躯体部11が外部に突出している建築物10に使用される。締結具43は、チャンネル材に加工が施され、柱部材22に形成された取付孔27に対応する貫通孔44が形成された連結部材45を有する。連結部材45には、角パイプからなる締結梁46が連結部材45に対して直角方向に固定されており、締結梁46と連結部材45との間には躯体部の外面に接触するストッパ47が設けられている。締結梁46の一端側には、スリーブ48が摺動自在に嵌合されており、スリーブ48に対して締結梁46と平行にねじ結合された締結ねじ49の先端には、躯体部11の内面に接触する締結駒50が設けられている。締結梁46には複数の位置決め孔51が形成され、躯体部11の厚み寸法に合わせて何れかの位置決め孔に止めピンなどの固定具を打ち込むことにより、スリーブ48の締結梁46の位置を設定することができる。締結具43を垂直支柱21に取り付けるには、連結部材45に形成された貫通孔44と垂直支柱21に形成された取付孔27とに止めピンなどの固定具やボルトなどの締結具を用いる。
【0033】
図10では壁つなぎ29と締結具43とが併用されているが、締結具43を使用する場合は、壁つなぎ29を省略してもよい。
【0034】
図11は垂直支柱21を支持するための足場用ベース52を示す斜視図であり、図12は図1のC部を拡大して示した斜視図である。図11に示すように、垂直支柱21は、その下端部が足場用ベース52によって支持されている。足場用ベース52は、角パイプからなり垂直支柱21に形成された取付孔27に対応する貫通孔53が形成された連結部54を有する。連結部54の一端部には、複数の角パイプや金属板の組み合わせからなる締結梁55が連結部54に対して直角方向に固定されており、締結梁55の先端には、ジャッキ装置56が接続されている。
【0035】
ジャッキ装置56は、外周に雄ねじ部が形成されたジャッキ支柱57を有し、ジャッキ支柱57は、軸方向の一端が支持板58に結合され、他端側が自由端となっている。更にジャッキ支柱57には回転体59がネジ結合されており、回転体59には締結梁55の先端が着脱自在に掛け留められている。
【0036】
このような足場用ベース52によれば、ジャッキ装置56の回転体59を回転させることにより締結梁55と支持板58との間隔を任意に調整することができるので、足場を組む地面が平坦でない場合でも、確実に支持板58を地面に設置させることができ、従って、常に足場を安定した状態に保持することができる。
【0037】
図13は建枠60を示す斜視図であり、この建枠60は、それぞれ垂直支柱21に固定されるとともに支持台に支持される内側縦支柱61と、各内側縦支柱61に対応して支持台に支持される外側縦支柱62とを有し、内側縦支柱61と外側縦支柱62との間には水平方向の足場板支持梁63が固定されている。隣り合う内側縦支柱61相互間と、隣り合う外側縦支柱62−62相互間には、筋交い64が取り付けられて機械的強度が確保されている。また、隣り合う内側縦支柱61および足場板支持梁63相互間と、隣り合う外側縦支柱62および足場板支持梁63相互間とには補強材65が設けられている。
【0038】
図1および図2に示されるように、足場装置20は建築物10の外側に配置され、建築物10の複数階分の上下寸法と、所定の幅寸法を有しているので、作業員が効率よく建築作業を行うためには、足場板37を上下方向に移動するための手段が必要となる。そこで、本発明の足場装置20では、垂直支柱21の一方の側辺に位置する足場板支持梁28に、開閉式のハッチ67が取り付けられた渡り足場板66を回動自在に装着した。垂直支柱21には、図1および図2に示すように、梯子68が取り付けられており、作業者が上下方向に移動する際には、ハッチ67を開放して梯子68を上り下りすることになる。
【0039】
上述したように、柱部材22は、上下端にジョイント部材26aが形成されており、長手方向に沿って所定の間隔毎に取付孔27が形成されているので(図4参照)、その取付孔27を貫通するボルトによってジョイント部材26aを取り付け、ジョイント部材26aを介して柱部材22を相互に連結することにより、必要な長さの垂直支柱21を形成することができる。また、足場板支持梁28の連結部材31には、図6に示すように、柱部材22の取付孔27に対応する貫通孔30が形成されているので、垂直支柱21の正確な位置に容易に足場板支持梁28を取り付けることができる。したがって、本発明の足場装置20によれば、予め地上で複数本の垂直支柱21と複数本の水平梁23とを組み合わせたユニット枠体を構成することも可能で、これにより、足場を組み立てる際の作業員の労力を軽減でき、しかも工期を短縮することができる。
【0040】
図14(A)は変形例である水平梁70を側面から見た部分断面図であり、図14(B)は水平梁70を示す正面図であり、図14(C)は水平梁70の一部を示す斜視図であり、図14(D)は水平梁70の一部を示す斜視図であり、図15は図14に示した梁部材を用いた足場装置を示す正面図である。水平梁70は、それぞれ所定長さの断面コの字形状の2本のチャンネル材70aを逆向きにし、それぞれに溶接されるスペーサ71によって固定することにより形成されている。
【0041】
一方のチャンネル材70aの一端部と他方のチャンネル材70aの他端部には、それぞれ断面コの字形状のジョイント部材71aが固定され、それぞれのジョイント部材71aには取付孔72aが形成されている。また、一方のチャンネル材70aの他端部と他方のチャンネル材70aの一端部には、それぞれ取付孔72aに対応して取付孔72bが形成されている。更に、それぞれのチャンネル材70aの長手方向の端部には取付孔72が形成されており、その取付孔72を貫通するボルトによってジョイント部材71aを取り付け、ジョイント部材71aを介して水平梁70を連結することにより必要な長さの水平梁23を建築現場で容易に組み立てることができる。
【0042】
対向するチャンネル材70aの相互間には、柱部材22に形成された取付孔27に対応する貫通孔73が形成された連結部材74がネジ留めもしくは溶接などの結合手段によって固定されている。水平梁70を垂直支柱21に取り付けるには、連結部材74に形成された貫通孔73と柱部材22に形成された取付孔27とを位置合わせしてボルトなどの締結具で締結すればよく、図15に示した足場装置は、このような水平梁70を用いて組み上げたものである。図15に示すように、足場板37は、水平梁70に連結して用いる場合もある。
【0043】
図16は本発明の他の実施の形態である足場装置を建築物の外側に取り付けた状態を示す図である。図において、図3に示された構成部分と同一の構成部分には同一の参照符号を付してある。図16に示すように、相互に独立した複数の足場装置20を、上下方向に間隔を隔てて躯体部11に固定してもよい。この場合、1つの足場装置20で構成する場合に比較して、足場装置20のそれぞれに加わる上下方向の荷重を低減できるので、より高い足場を構築することができる。
【0044】
図17および図18はユニット枠体を用いた足場装置の組立方法を示す図である。
【0045】
まず、図17に示すように、建築物10の躯体部11の周囲または必要な箇所に複数の柱部材22を立設し、その内側に建枠60を設置し、柱部材22に連結する。それぞれの建枠60の上に足場板37を架け渡し、柱部材22相互間は水平梁23や筋交い24により連結され補強される。水平梁23には壁つなぎ29が連結され、躯体部11と締結されている。
【0046】
次に、複数本の垂直支柱21、複数本の水平梁23、足場板支持梁28および足場板37を組み合わせたユニット枠体80を予め地上で組み立てて、図18に示すように、ユニット枠体80の上部にワイヤ81を固定し、ウインチなどの巻上げ機82でワイヤ81を牽引して、立設された柱部材22に対してユニット枠体80の垂直支柱21を連結する。
【0047】
このような上下方向および水平方向にユニット枠体80を連結する方法によって足場装置を構築すれば、作業員の労力軽減と工期短縮とを実現し得るだけでなく、組み立て作業中に足場から転落する危険性は従来の足場装置に比較して大幅に減少する。
【0048】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0049】
たとえば、図18に示したユニット枠体80は4本の垂直支柱21と2本の水平梁23の組み合わせによって構成されているが、その本数は建築物の大きさなどに応じて任意に変更することができる。同様に、ユニット枠体80に装着される足場板37の段数についても、建築現場に応じて任意に設定することができる。また、この実施の形態では、足場の最下層部に建枠60が設置されているが、建枠60は省略してもよい。更に、図18に示したユニット枠体80は、足場板支持梁28および足場板37が取り付けられているが、足場板支持梁28や足場板37を外したもの、もしくは足場板支持梁28のみが取り付けられたものであってもよい。また、安全ネット19を用いないようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明の足場装置によれば、予め地上で複数本の垂直支柱と複数本の水平梁とを組み合わせたユニット枠体を構成することが可能で、これにより、足場組み立ての際の作業員の労力を軽減でき、しかも工期を大幅に短縮することができる。
【0051】
また、本発明の足場装置によれば、予め組み上がったユニット枠体を既に組み上がった部分に連結するだけでよいので、組み立て作業中に作業員が転落する危険性が少なく、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である足場装置を建築物の外側に取り付けた状態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1におけるA−A線に沿う方向の矢視図である。
【図4】(A)は柱部材を示す側面図であり、(B)は柱部材を示す正面図であり、(C)は柱部材の一部を示す斜視図であり、(D)は梁部材の一部を示す斜視図である。
【図5】図1のB部を拡大して示した斜視図である。
【図6】足場板支持梁を示す斜視図である。
【図7】(a)は足場板を示す平面図であり、(b)は足場板を示す正面図である。
【図8】足場板支持梁の変形例を示す斜視図である。
【図9】締結具を示す斜視図である。
【図10】図9に示した締結具を用いた足場装置を示す図である。
【図11】足場用ベースを示す斜視図である。
【図12】図1のC部を拡大して示した斜視図である。
【図13】建枠を示す斜視図である。
【図14】(A)は梁部材を示す側面図であり、(B)は梁部材を示す正面図であり、(C)は梁部材の一部を示す斜視図である。
【図15】図14に示した梁部材を用いた足場装置を示す正面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態である足場装置を建築物の外側に取り付けた状態を示す図である。
【図17】ユニット枠体を用いた足場装置の組立方法を示す図である。
【図18】ユニット枠体を用いた足場装置の組立方法を示す図である。
【符号の説明】
10 建築物
11 躯体部
19 安全ネット
20 足場装置
21 垂直支柱
22 柱部材
23 水平梁
24 筋交い
25 梁部材
26 スペーサ
27 取付孔
28 足場板支持梁
29 壁つなぎ
30 貫通孔
31 連結部材
32 支持梁本体
33 支持梁補助部
34 筒部
35 溶接部
36 止めピン
37 足場板
38 枠体部
39 布板部
40 フック
41 足場板支持梁
42 補強部材
43 締結具
44 貫通孔
45 連結部材
46 締結梁
47 ストッパ
48 スリーブ
49 締結ねじ
50 締結駒
51 位置決め孔
52 足場用ベース
53 貫通孔
54 連結部
55 締結梁
56 ジャッキ装置
57 ジャッキ支柱
58 支持板
59 回転体
60 建枠
61 内側縦支柱
62 外側縦支柱
63 足場板支持梁
64 筋交い
65 補強材
66 渡り足場板
67 ハッチ
68 梯子
70 梁部材
71 スペーサ
72 取付孔
73 貫通孔
74 連結部材
80 ユニット枠体
81 ワイヤ
82 巻上げ機
Claims (7)
- 端部に連結部を有し、かつ、長手方向に沿って所定間隔毎に取付孔が形成された柱部材を上下方向に複数連結してそれぞれ形成され、建築物の躯体部外側に配置される複数本の垂直支柱と、
端部に連結部を有する梁部材を水平方向に複数連結してそれぞれ形成され、上下方向に間隔を隔てて前記垂直支柱に連結される複数本の水平梁と、
前記建築物の躯体部に前記垂直支柱を締結させる締結手段と、
前記柱部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部を備え、前記連結部を介して前記垂直支柱に対して垂直に突設される足場板支持梁と、
水平方向に隣り合う前記足場板支持梁に両端が着脱自在に装着される足場板とを有し、
それぞれ対向面に長手方向に沿って所定間隔毎に取付孔が形成されるとともに断面コの字形状の2本のチャンネル材を逆向きにスペーサを介して結合して前記柱部材を形成し、
一方の前記チャンネル材の一端部と他方の前記チャンネル材の他端部とに、それぞれ取付孔が形成された断面コの字形状のジョイント部材を固定し、ジョイント部材によって前記柱部材を連結することにより所定長さの前記垂直支柱を構成することを特徴とする足場装置。 - 端部に連結部を有し、かつ、長手方向に沿って所定間隔毎に取付孔が形成された柱部材を上下方向に複数連結してそれぞれ形成され、建築物の躯体部外側に配置される複数本の垂直支柱と、
端部に連結部を有し、かつ、長手方向に沿って所定間隔毎に取付孔が形成された梁部材を水平方向に複数連結してそれぞれ形成され、上下方向に間隔を隔てて前記垂直支柱に連結される複数本の水平梁と、
前記建築物の躯体部に前記垂直支柱を締結させる締結手段と、
前記梁部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部を備え、前記連結部を介して前記水平梁に対して垂直に突設される足場板支持梁と、
水平方向に隣り合う前記足場板支持梁に両端が着脱自在に装着される足場板とを有することを特徴とする足場装置。 - 請求項1または2記載の足場装置において、前記梁部材は、逆向きに対向して配置され、スペーサを介して結合された一対のチャンネル材によって構成され、前記柱部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部材を有することを特徴とする足場装置。
- 請求項1〜3の何れか一項に記載の足場装置において、前記締結手段は、前記柱部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部材を有することを特徴とする足場装置。
- 請求項1〜3の何れか一項に記載の足場装置において、前記締結手段には、一端部に前記足場板支持梁に連結するためのクランプが設けられ、他端部に前記躯体部に結合するための雄ねじ部が形成された壁つなぎが用いられることを特徴とする足場装置。
- 請求項1〜5の何れか一項に記載の足場装置において、前記柱部材の前記取付孔に対応する貫通孔が形成された連結部と、外周に雄ねじ部が形成されたジャッキ支柱の一端に支持板に結合されたジャッキ装置と、前記連結部と前記ジャッキ支柱とを連結する締結部材とで構成された足場用ベースを有し、前記垂直支柱は前記足場用ベースによって支持されることを特徴とする足場装置。
- 請求項1〜6の何れか一項に記載の足場装置において、前記垂直支柱の側辺に外方に向けて前記垂直支柱に平行となって水平に突設される梯子支持梁と、上下方向に隣り合う前記梯子支持梁との間に取り付けられる梯子と、前記側辺に位置する前記足場板支持梁に回動自在に装着される渡り足場板とを有し、作業者が前記梯子を介して上下に移動し得るとともに前記渡り足場板を介して相互に隣り合う足場板に移動し得ることを特徴とする足場装置。
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