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JP4050629B2 - プレゼンス通知方法及び装置並びにプレゼンス通知処理プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

プレゼンス通知方法及び装置並びにプレゼンス通知処理プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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JP4050629B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレゼンス通知方法及び装置並びにプレゼンス通知処理プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体に関し、詳しくは、通信網上の任意の一領域に設置され、当該通信網に接続された複数のメンバ端末のプレゼンス情報を通信網に接続された任意の参照者端末に通知するためのプレゼンス通知装置に適用されるプレゼンス通知方法、及びその実施に直接使用するプレゼンス通知装置、並びにプレゼンス通知方法の実施に際しプレゼンス通知装置に導入して使用されるプレゼンス通知処理プログラム、及び該プレゼンス通知処理プログラムを記録した記録媒体に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信網を用いたインスタントメッセージング(Instant Messaging)においては、ネットワーク参加グループに所属する複数のメンバ端末のユーザ(メンバ端末ユーザ)についてのプレゼンスを当該グループの外部から参照することが可能とされていた。
【0003】
ここで、実際に各メンバ端末ユーザのプレゼンスを参照するには、通常、各メンバ端末ユーザのアカウント(ユーザ識別子)を当該ユーザから知得しておく必要があり、それら各メンバ端末ユーザの個々のアカウントを、自身の端末におけるアプリケーションに事前に登録しておく必要があった。
【0004】
なお、上記インスタントメッセージングやプレゼンスの詳細については、下記の非特許文献1〜3に記載されている。
【0005】
【非特許文献1】
“Windows(登録商標) Messenger の詳細−通信のしくみ”、[online]、平成13年11月20日(最終更新日)、マイクロソフト社、[平成15年1月14日検索]、インターネット、〈URL:http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/pro/techinfo/administration/inside/communicates.asp#presence〉
【0006】
【非特許文献2】
Day, M. et al. “A Model for Presence and Instant Messaging”. [online]. Internet Engineering Task Force (IETF), February 2000. [retrieved on 14 January 2003]. Retrieved from the Internet 〈URL: http://www.ietf.org/rfc/rfc2778.txt〉.
【0007】
【非特許文献3】
Rosenberg, Jonathan. “SIP and SIMPLE: A Tutorial”. [online]. dynamicsoft, 2002. [retrieved on 14 January 2003]. Retrieved from the Internet 〈URL: http://www.dynamicsoft.com/news/presentations/SDC-2002_SIP_SIMPLE.pdf〉.
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来にあっては、各メンバ端末ユーザのアカウントの知得及び登録が必要とされたため、ネットワーク参加グループを構成するメンバ端末ユーザの数が多くなるにつれて、上記アカウントの知得及び登録の手順が増えてしまうという問題があった。
【0009】
この問題は、各メンバ端末ユーザが所属するネットワーク参加グループ全体のプレゼンスを参照できるようにすれば、自ずと解消される。
【0010】
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は、次のとおりである。
【0011】
即ち、本発明の第1の目的は、ネットワーク参加グループ全体のプレゼンスを当該グループの外部から容易に参照することが可能なプレゼンス通知方法及び装置並びにプレゼンス通知処理プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体を提供せんとするものである。
【0012】
本発明の第2の目的は、ネットワーク参加グループ全体のプレゼンスを参照するに際し、その参照者の資格を各メンバ端末ユーザの権限により制限することの可能なプレゼンス通知方法及び装置並びにプレゼンス通知処理プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体を提供せんとするものである。
【0013】
本発明の他の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲の各請求項の記載から、自ずと明らかとなろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】
まず、本発明方法においては、プレゼンス通知装置において、複数のメンバ端末から通信網を介してそれぞれ通知される、当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報を取得し、その取得したメンバプレゼンス情報に基づいて、各メンバ端末ユーザから構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算し、その演算したグループプレゼンス情報を、プレゼンス通知装置内に設定されたデータベースに登録し、参照者端末からグループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、データベースに登録された該当するネットワーク参加グループについてのグループプレゼンス情報を読み出し、その読出しに係るグループプレゼンス情報を通信網を介して当該参照者端末に通知する、という特徴的構成手法を講じる。
【0015】
一方、本発明装置においては、複数のメンバ端末から通信網を介してそれぞれ通知される、当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報を取得するメンバ端末ユーザ情報取得手段と、このメンバ端末情報取得手段で取得されたメンバプレゼンス情報に基づいて、各メンバ端末ユーザから構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算するグループプレゼンス情報演算手段と、データベースと、グループプレゼンス情報演算手段で演算されたグループプレゼンス情報をデータベースに登録するグループプレゼンス情報登録手段と、参照者端末からグループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、データベースに登録された該当するネットワーク参加グループについてのグループプレゼンス情報を読み出し、その読出しに係るグループプレゼンス情報を通信網を介して当該参照者端末に通知するグループプレゼンス情報公開手段とを有する、という特徴的構成手段を講じる。
【0016】
また、本発明プログラムにおいては、プレゼンス通知装置に、複数のメンバ端末から通信網を介してそれぞれ通知される、当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報を取得させる処理手順と、その取得させたメンバプレゼンス情報に基づいて、各メンバ端末ユーザから構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算させる処理手順と、その演算させたグループプレゼンス情報を、プレゼンス通知装置内に設定されたデータベースに登録させる処理手順と、参照者端末からグループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、データベースに登録された当該グループプレゼンス情報を読み出させ、その読出しに係るグループプレゼンス情報を通信網を介して当該参照者端末に通知させる処理手順とを順次実行させる、という特徴的構成手順を講じる。
【0017】
他方、本発明記録媒体においては、プレゼンス通知装置に、複数のメンバ端末から通信網を介してそれぞれ通知される、当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報を取得させる処理手順と、その取得させたメンバプレゼンス情報に基づいて、各メンバ端末ユーザから構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算させる処理手順と、その演算させたグループプレゼンス情報を、プレゼンス通知装置内に設定されたデータベースに登録させる処理手順と、参照者端末からグループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、データベースに登録された当該グループプレゼンス情報を読み出させ、その読出しに係るグループプレゼンス情報を通信網を介して当該参照者端末に通知させる処理手順とを実践する手続をコンピュータ読取可能に実録する、という特徴的構成手続を講じる。
【0018】
さらに、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念に亙る新規な特徴的構成手法、手段、手順又は手続を採用することにより、前記目的を達成するよう為される。
【0019】
即ち、本発明方法の第1の特徴は、通信網上の任意の一領域に設置され、当該通信網に接続された複数のメンバ端末に関するプレゼンス情報を、前記通信網に接続された任意の参照者端末に通知するためのプレゼンス通知装置に適用されるプレゼンス通知方法であって、当該プレゼンス通知装置において、前記複数のメンバ端末から、前記各メンバ端末ユーザに付与されたユーザ識別子に関連付けながら、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン状態を表すログイン状態プレゼンスと、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン時における詳細状態を表す詳細状態プレゼンスとを、前記通信網を介してそれぞれ通知される当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報として取得し、その取得した前記メンバプレゼンス情報に基づいて、前記各メンバ端末ユーザにより構成される前記ネットワーク参加グループに固有の1つのユーザアカウントに関連付けながら、当該各メンバ端末ユーザ全員がオンライン状態を示しているときのみ前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理積演算か、又は、当該各メンバ端末ユーザのうち何れか1人でもオンライン状態を示していれば前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理和演算かどちらかを前記選択可能として演算する前記ログイン状態プレゼンスの代表値と、前記ネットワーク参加グループの総メンバ数に対する前記ログイン状態プレゼンスから抽出したオンラインメンバ数の割合からなる在籍率と、詳細状態プレゼンスの態様として通常状態を示す前記各メンバ端末ユーザが存在すれば通常状態を表示設定し、通常状態を示すものが存在しなければ、最も多くのユーザが存在する態様を表示設定する前記詳細状態プレゼンスの代表値と、前記オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合からなる対応可能率と、から、前記各メンバ端末ユーザからの指定に応じて選択的に、前記各メンバ端末ユーザにて構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算し、その演算した前記グループプレゼンス情報を、前記プレゼンス通知装置内に設定されたデータベースに登録し、前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記グループプレゼンス情報を読み出し、その読出しに係る前記グループプレゼンス情報を前記通信網を介して当該参照者端末に通知してなる、プレゼンス通知方法の構成採用にある。
【0020】
本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方法の第1の特徴における前記方法が、前記プレゼンス通知装置において、前記複数のメンバ端末から前記通信網を介してそれぞれ通知される、前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開可否を規定してなる当該参照者端末ユーザの識別子リストを取得し、その取得した前記識別子リストに基づいて、前記各メンバ端末ユーザの公開許可ポリシーの相違に応じて当該各メンバ端末ユーザの識別子リスト同士の間の論理和演算又は論理積演算にて、前記ネットワーク参加グループ全体についての前記グループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを演算し、その演算した前記公開許可ポリシーを前記データベースに登録し、前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記公開許可ポリシーを参照することにより、その公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開が当該公開許可ポリシーに即したものであるか否かを、当該参照者端末ユーザの識別子により判定し、その判定結果が前記公開許可ポリシーに即したものである場合に限り、前記参照者端末に通知すべき該当する前記グループプレゼンス情報を前記データベースから読み出してなる、プレゼンス通知方法の構成採用にある。
【0021】
本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方法の第2の特徴における前記方法が、前記プレゼンス通知装置において、前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストをそれぞれ取得し、前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得した前記拒否リスト同士の間の論理和演算を行ってなる、プレゼンス通知方法の構成採用にある。
【0022】
本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方法の第2の特徴における前記方法が、前記プレゼンス通知装置において、前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得し、前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得した前記許可リスト同士の間の論理積演算を行ってなる、プレゼンス通知方法の構成採用にある。
【0023】
本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方法の第2の特徴における前記方法が、前記プレゼンス通知装置において、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っているメンバ端末ユーザと、当該グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っているメンバ端末ユーザとが混在している場合、前記識別子リストとして、前者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストを、後者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得し、前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得した前記許可リストと前記拒否リストの否定との間の論理積演算を行ってなる、プレゼンス通知方法の構成採用にある。
【0025】
一方、本発明装置の第1の特徴は、通信網上の任意の一領域に設置され、当該通信網に接続された複数のメンバ端末に関するプレゼンス情報を、前記通信網に接続された任意の参照者端末に通知するためのプレゼンス通知装置であって、前記複数のメンバ端末から、前記各メンバ端末ユーザに付与されたユーザ識別子に関連付けながら、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン状態を表すログイン状態プレゼンスと、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン時における詳細状態を表す詳細状態プレゼンスとを、前記通信網を介してそれぞれ通知される、当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報を取得するメンバ端末ユーザ情報取得手段と、
このメンバ端末情報取得手段で取得された前記メンバプレゼンス情報に基づいて、前記各メンバ端末ユーザにより構成される前記ネットワーク参加グループに固有の1つのユーザアカウントに関連付けながら、当該各メンバ端末ユーザ全員がオンライン状態を示しているときのみ前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理積演算か、又は、当該各メンバ端末ユーザのうち何れか1人でもオンライン状態を示していれば前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理和演算かどちらかを前記選択可能として演算する前記ログイン状態プレゼンスの代表値と、前記ネットワーク参加グループの総メンバ数に対する前記ログイン状態プレゼンスから抽出したオンラインメンバ数の割合からなる在籍率と、詳細状態プレゼンスの態様として通常状態を示す前記各メンバ端末ユーザが存在すれば通常状態を表示設定し、通常状態を示すものが存在しなければ、最も多くのユーザが存在する態様を表示設定する前記詳細状態プレゼンスの代表値と、前記オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合からなる対応可能率と、から、前記各メンバ端末ユーザからの指定に応じて選択的に、前記各メンバ端末ユーザにて構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算するグループプレゼンス情報演算手段と、データベースと、前記グループプレゼンス情報演算手段で演算された前記グループプレゼンス情報を前記データベースに登録するグループプレゼンス情報登録手段と、前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記グループプレゼンス情報を読み出し、その読出しに係る前記グループプレゼンス情報を前記通信網を介して当該参照者端末に通知するグループプレゼンス情報公開手段とを有してなる、プレゼンス通知装置の構成採用にある。
【0026】
本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記メンバ端末ユーザ情報取得手段が、前記複数のメンバ端末から前記通信網を介してそれぞれ通知される、前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開可否を規定してなる当該参照者端末ユーザの識別子リストを取得する機能手段を具備し、前記装置が、当該メンバ端末ユーザ情報取得手段で取得された前記識別子リストに基づいて、前記各メンバ端末ユーザの公開許可ポリシーの相違に応じて当該各メンバ端末ユーザの識別子リスト同士の間の論理和演算又は論理積演算にて、前記ネットワーク参加グループ全体についての前記グループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを演算する公開許可ポリシー演算手段と、この公開許可ポリシー演算手段で演算された前記公開許可ポリシーを前記データベースに登録する公開許可ポリシー登録手段と、前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記公開許可ポリシーを参照することにより、その公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開が当該公開許可ポリシーに即したものであるか否かを、当該参照者端末ユーザの識別子により判定する情報公開可否判定手段とを有し、前記グループプレゼンス情報公開手段が、当該情報公開可否判定手段による判定結果が前記公開許可ポリシーに即したものである場合に限り、前記参照者端末に通知すべき該当する前記グループプレゼンス情報を前記データベースから読み出す機能手段を具備してなる、プレゼンス通知装置の構成採用にある。
【0027】
本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装置の第2の特徴における前記メンバ端末ユーザ情報取得手段が、前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストをそれぞれ取得する機能手段を具備し、前記公開許可ポリシー演算手段が、前記公開許可ポリシー登録手段を通じて前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、当該メンバ端末ユーザ情報取得手段で取得された前記拒否リスト同士の間の論理和演算を行う機能手段を具備してなる、プレゼンス通知装置の構成採用にある。
【0028】
本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装置の第2の特徴における前記メンバ端末ユーザ情報取得手段が、前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得する機能手段を具備し、前記公開許可ポリシー演算手段が、前記公開許可ポリシー登録手段を通じて前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、当該メンバ端末ユーザ情報取得手段で取得された前記許可リスト同士の間の論理積演算を行う機能手段を具備してなる、プレゼンス通知装置の構成採用にある。
【0029】
本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装置の第2の特徴における前記メンバ端末ユーザ情報取得手段が、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っているメンバ端末ユーザと、当該グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っているメンバ端末ユーザとが混在している場合、前記識別子リストとして、前者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストを、後者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得する機能手段を具備し、前記公開許可ポリシー演算手段が、前記公開許可ポリシー登録手段を通じて前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、当該メンバ端末ユーザ情報取得手段で取得された前記許可リストと前記拒否リストの否定との間の論理積演算を行う機能手段を具備してなる、プレゼンス通知装置の構成採用にある。
【0032】
また、本発明プログラムの第1の特徴は、通信網上の任意の一領域に設置され、当該通信網に接続された複数のメンバ端末に関するプレゼンス情報を、前記通信網に接続された任意の参照者端末に通知するためのプレゼンス通知装置に導入して使用されるプレゼンス通知処理プログラムであって、当該プレゼンス通知装置に、前記複数のメンバ端末から前記通信網を介してそれぞれ通知される、当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報を取得させる処理手順と、その取得させた前記メンバプレゼンス情報に基づいて、前記各メンバ端末ユーザに付与されたユーザ識別子に関連付けながら、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン状態を表すログイン状態プレゼンスと、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン時における詳細状態を表す詳細状態プレゼンスとを、前記通信網を介してそれぞれ通知される当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報として取得させる処理手順と、その取得させた前記メンバプレゼンス情報に基づいて前記各メンバ端末ユーザにより構成される前記ネットワーク参加グループに固有の1つのユーザアカウントに関連付けながら、当該各メンバ端末ユーザ全員がオンライン状態を示しているときのみ前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理積演算か、又は、当該各メンバ端末ユーザのうち何れか1人でもオンライン状態を示していれば前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理和演算かどちらかを前記選択可能として演算する前記ログイン状態プレゼンスの代表値と、前記ネットワーク参加グループの総メンバ数に対する前記ログイン状態プレゼンスから抽出したオンラインメンバ数の割合からなる在籍率と、詳細状態プレゼンスの態様として通常状態を示す前記各メンバ端末ユーザが存在すれば通常状態を表示設定し、通常状態を示すものが存在しなければ、最も多くのユーザが存在する態様を表示設定する前記詳細状態プレゼンスの代表値と、前記オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合からなる対応可能率と、から、前記各メンバ端末ユーザからの指定に応じて選択的に、前記各メンバ端末ユーザにて構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算させる処理手順と、その演算させた前記グループプレゼンス情報を、前記プレゼンス通知装置内に設定されたデータベースに登録させる処理手順と、前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された当該グループプレゼンス情報を読み出させ、その読出しに係るグループプレゼンス情報を前記通信網を介して当該参照者端末に通知させる処理手順とを順次実行させてなる、プレゼンス通知処理プログラムの構成採用にある。
【0033】
本発明プログラムの第2の特徴は、上記本発明プログラムの第1の特徴における前記プログラムが、前記プレゼンス通知装置に、前記複数のメンバ端末から前記通信網を介してそれぞれ通知される、前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開可否を規定してなる当該参照者端末ユーザの識別子リストを取得させる処理手順と、その取得させた前記識別子リストに基づいて、前記各メンバ端末ユーザの公開許可ポリシーの相違に応じて当該各メンバ端末ユーザの識別子リスト同士の間の論理和演算又は論理積演算にて、前記ネットワーク参加グループ全体についての前記グループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを演算させる処理手順と、その演算させた前記公開許可ポリシーを前記データベースに登録させる処理手順と、前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記公開許可ポリシーを参照させることにより、その公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開が当該公開許可ポリシーに即したものであるか否かを、当該参照者端末ユーザの識別子により判定させる処理手順と、その判定結果が前記公開許可ポリシーに即したものである場合に限り、前記参照者端末に通知すべき該当する前記グループプレゼンス情報を前記データベースから読み出させる処理手順とを順次実行させてなる、プレゼンス通知処理プログラムの構成採用にある。
【0034】
本発明プログラムの第3の特徴は、上記本発明プログラムの第2の特徴における前記プログラムが、前記プレゼンス通知装置に、前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストをそれぞれ取得させる処理手順と、前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得させた前記拒否リスト同士の間の論理和演算を行わせる処理手順とを順次実行させてなる、プレゼンス通知処理プログラムの構成採用にある。
【0035】
本発明プログラムの第4の特徴は、上記本発明プログラムの第2の特徴における前記プログラムが、前記プレゼンス通知装置に、前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得させる処理手順と、前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得させた前記許可リスト同士の間の論理積演算を行わせる処理手順とを順次実行させてなる、プレゼンス通知処理プログラムの構成採用にある。
【0036】
本発明プログラムの第5の特徴は、上記本発明プログラムの第2の特徴における前記プログラムが、前記プレゼンス通知装置に、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っているメンバ端末ユーザと、当該グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っているメンバ端末ユーザとが混在している場合、前記識別子リストとして、前者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストを、後者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得させる処理手順と、前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得させた前記許可リストと前記拒否リストの否定との間の論理積演算を行わせる処理手順とを順次実行させてなる、プレゼンス通知処理プログラムの構成採用にある。
【0038】
他方、本発明記録媒体の特徴は、上記本発明プログラムの第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴における各処理手順をコンピュータ読取可能に実録してなる、プレゼンス通知処理プログラムを記録した記録媒体の構成採用にある。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、添付図面を参照しつつ、その装置例及びこれに対応する方法例を順に説明し、これに引き続き、その方法例を具現化するためのプログラム例及び記録媒体例を説明する。
【0040】
(装置例)
まず、図1は、本発明の装置例に係るプレゼンス通知装置の構成を適用ネットワーク構成と共に示す図である。
【0041】
同図に示すように、本装置例に係るプレゼンス通知装置1は、通信網2に接続された複数のメンバ端末3a,3b,3c(任意数)から構成されるネットワーク参加グループ3についてのプレゼンス情報を、同通信網2に接続された任意の参照者端末4に通知するために、それぞれソフトウェアによる具現化が可能な、メンバ端末ユーザ情報取得部11、グループプレゼンス情報演算部12、グループプレゼンス情報登録部13、公開許可ポリシー演算部14、公開許可ポリシー登録部15、グループプレゼンス情報公開部16、及び情報公開可否判定部17と、ハードウェアにより具現化されるプレゼンス管理データベース5とを有して構成される。
【0042】
メンバ端末ユーザ情報取得部11は、複数のメンバ端末3a,3b,3cから通信網2を介してそれぞれ通知される、当該各メンバ端末ユーザ(図示せず)のネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報と、参照者端末4に対するグループプレゼンス情報の公開可否を規定してなる当該参照者端末ユーザ(図示せず)の識別子リストとを取得する機能手段である。
【0043】
ここで、上記メンバ端末ユーザ情報取得部11は、上記メンバプレゼンス情報として、複数のメンバ端末3a,3b,3cから、各メンバ端末ユーザに付与されたユーザ識別子に関連付けながら、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン状態を表すログイン状態プレゼンスと、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン時における詳細状態を表す詳細状態プレゼンスとをそれぞれ取得する機能手段と、上記識別子リストとして、複数のメンバ端末3a,3b,3cから、グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストと、グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストとをそれぞれ取得する機能手段とを具備する(詳細は後述)。
【0044】
グループプレゼンス情報演算部12は、メンバ端末ユーザ情報取得部11で取得されたメンバプレゼンス情報、即ち、上記ログイン状態プレゼンス及び詳細状態プレゼンスに基づいて、各メンバ端末ユーザから構成されるネットワーク参加グループ3全体のグループプレゼンス情報を演算する機能手段である。
【0045】
ここで、上記グループプレゼンス情報演算部12は、所要の上記グループプレゼンスの演算として、各メンバ端末ユーザにより構成されるネットワーク参加グループ3に固有の1つのユーザアカウントに関連付けながら、ログイン状態プレゼンスの代表値と、ネットワーク参加グループ3の総メンバ数に対するオンラインメンバ数の割合を表す在席率と、詳細状態プレゼンスの代表値と、オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合を表す対応可能率とを演算する機能手段と、上記ログイン状態プレゼンスの代表値、在席率、詳細状態プレゼンスの代表値、及び対応可能率の演算を、ネットワーク参加グループ3を構成する各メンバ端末からの指定に応じて選択的に行う機能手段とを具備する(詳細は後述)。
【0046】
グループプレゼンス情報登録部13は、グループプレゼンス情報演算部12で演算されたグループプレゼンス情報、即ち、上記ログイン状態プレゼンスの代表値、在席率、詳細状態プレゼンスの代表値、及び対応可能率を、ユーザアカウントに関連付けながらプレゼンス管理データベース5に登録する機能手段である。
【0047】
公開許可ポリシー演算部14は、メンバ端末ユーザ情報取得部11で取得された識別子リスト、即ち、上記許可リスト及び拒否リストに基づいて、ネットワーク参加グループ3全体についてのグループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを演算する機能手段である。
【0048】
ここで、上記公開許可ポリシー演算部14は、所要の上記公開許可ポリシーの演算として、メンバ端末ユーザ情報取得部11で取得された拒否リスト同士の間の論理和演算、同メンバ端末ユーザ情報取得部11で取得された許可リスト同士の間の論理積演算、及び同メンバ端末ユーザ情報取得部11で取得された許可リストと拒否リストの否定との間の論理積演算を行う機能手段を具備する(詳細は後述)。
【0049】
公開許可ポリシー登録部15は、公開許可ポリシー演算部14で演算された公開許可ポリシー、即ち、拒否リスト同士の間の論理和演算、許可リスト同士の間の論理積演算、及び許可リストと拒否リストの否定との間の論理積演算の各結果を、プレゼンス管理データベース5に登録する機能手段である。
【0050】
グループプレゼンス情報公開部16は、参照者端末4からグループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、プレゼンス管理データベース5に登録された該当するネットワーク参加グループ3についてのグループプレゼンス情報を読み出し、その読出しに係るグループプレゼンス情報を通信網2を介して当該参照者端末4に通知する機能手段である。
【0051】
情報公開可否判定部17は、参照者端末4からグループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、プレゼンス管理データベース5に登録された該当するネットワーク参加グループ3についての公開許可ポリシーを参照することにより、その公開要求を発した参照者端末4に対するグループプレゼンス情報の公開が当該公開許可ポリシーに即したものであるか否かを、当該参照者端末ユーザの識別子により判定する機能手段である。
【0052】
ここで、上記グループプレゼンス情報公開部16は、情報公開可否判定部17による判定結果が公開許可ポリシーに即したものである場合に限り、参照者端末4に通知すべき該当するグループプレゼンス情報をプレゼンス管理データベース5から読み出す機能手段を具備する。
【0053】
次に、図2は、図1に示したプレゼンス管理データベース5に登録されるグループプレゼンス情報テーブルを示す図である。
【0054】
同図に示すように、プレゼンス管理データベース5には、グループプレゼンス情報演算部12によりそれぞれ演算された、ログイン状態プレゼンスの代表値Lと、ネットワーク参加グループ3の総メンバ数に対するオンラインメンバ数の割合を表す在席率Pと、詳細状態プレゼンスの代表値Sと、オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合を表す対応可能率Aとを有してなるグループプレゼンス情報が、各メンバ端末ユーザにより構成されるネットワーク参加グループ3に固有の1つのユーザアカウントUAとの関連付けを図られながら、グループプレゼンス情報登録部13により登録され、当該グループプレゼンス情報が、グループプレゼンス情報テーブル51として設定される。
【0055】
ログイン状態プレゼンスの代表値Lは、ネットワーク参加グループ3に所属する各メンバ端末ユーザ(ユーザ識別子:メンバa1,a2,…,an)毎のログイン状態プレゼンスの態様を示すオンライン/オフライン状態の代表値を表すものであり、その演算に際しては、グループプレゼンス情報演算部12に対する事前設定により、AND演算(論理積演算)又はOR演算(論理和演算)を選択することができる。
【0056】
即ち、各メンバ端末ユーザの全てがオンライン状態を示しているときにのみ、ネットワーク参加グループ3全体のログイン状態プレゼンス(代表値L)をオンラインとして表示させたい場合には、グループプレゼンス情報演算部12に、各メンバ端末ユーザのログイン状態プレゼンス同士間のAND演算を行わせる設定を施し、各メンバ端末ユーザ中に何れか1人でもオンライン状態を示している者が存在すれば、ネットワーク参加グループ3全体のログイン状態プレゼンス(代表値L)をオンラインとして表示させたい場合には、グループプレゼンス情報演算部12に、各メンバ端末ユーザのログイン状態プレゼンス同士間のOR演算を行わせる設定を施すようにする(図示の例では、AND演算設定時にはオフラインとなり、OR演算設定時にはオンラインとなる)。
【0057】
在席率Pは、ネットワーク参加グループ3の総メンバ数に対するオンラインメンバ数の割合を表しており、その演算に際しては、グループプレゼンス情報演算部12に、所要のオンラインメンバ数をログイン状態プレゼンスから抽出させるようにする。
【0058】
詳細状態プレゼンスの代表値Sは、ネットワーク参加グループ3に所属する各メンバ端末ユーザ(ユーザ識別子:メンバa1,a2,…,an)毎の詳細状態プレゼンスの態様である「通常」、「話中」、「離席」、「多忙」、「所要中」などの代表値を表すものであり、その演算に際しては、各メンバ端末ユーザ中に何れか1人でも「通常」の状態を示している者が存在すれば、グループプレゼンス情報演算部12に、ネットワーク参加グループ3全体の詳細状態プレゼンス(代表値S)を「通常」と表示させるための演算を行わせ、各メンバ端末ユーザ中に1人も「通常」の状態を示している者が存在しなければ、グループプレゼンス情報演算部12に、最も多く存在する態様(「話中」、「離席」など)を表示させるための演算を行わせるようにする。
【0059】
ここで、上記詳細状態プレゼンスの態様は、各メンバ端末ユーザに、対応するメンバ端末3a,3b,3cを通じて自ら入力させるようにしてもよいし、或いは、当該メンバ端末3a,3b,3cに導入されているアプリケーションに自動判別させ、それを通信網2を通じてメンバ端末ユーザ情報取得部11に取得させるようにしてもよい。
【0060】
対応可能率Aは、オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合を表しており、その演算に際しては、グループプレゼンス情報演算部12に、所要のオンラインメンバ数及び対応可能メンバ数を、それぞれログイン状態プレゼンス及び詳細状態プレゼンスから抽出させるようにする。
【0061】
なお、グループプレゼンス情報演算部12に、上記ログイン状態プレゼンスの代表値L、在席率P、詳細状態プレゼンスの代表値S、及び対応可能率Aの演算を、ネットワーク参加グループ3を構成する各メンバ端末からの指定
(目的)に応じて選択的に行わせることにより、本プレゼンス通知装置1に以下に示すような用途が得られるようになる。
【0062】
例えば、ログイン状態プレゼンスの代表値Lと在席率Pとを選択した場合、これらの情報を、ネットワーク参加グループを構成する各メンバ端末ユーザの在席管理に利用することができ、また、詳細状態プレゼンスの代表値Sと対応可能率Aとを選択した場合、これらの情報を、各メンバ端末ユーザによって構成されるコールセンタを想定したときの顧客(例えば、参照者端末4など)に対し、当該各メンバ端末ユーザ(即ち、電話オペレータ)のそれぞれの対応状況として通知することができるようになる。
【0063】
この場合、ネットワーク参加グループ3の監督者がメンバ端末ユーザの状態を確認しやすくなるだけでなく、上記顧客に対し情報を積極的に開示することより、地理的に離れた位置に散在する分散コールセンタにおいても、上記オペレータ全体のオンライン状態や対応可能状態を一目で知らせる効果が期待できる。
【0064】
次に、図3は、図1に示したプレゼンス管理データベース5に登録されるグループ公開許可ポリシーテーブルを示す図である。
【0065】
同図に示すように、プレゼンス管理データベース5には、公開許可ポリシー演算部14により演算されたネットワーク参加グループ3の公開許可ポリシーが、各メンバ端末ユーザの公開許可ポリシーの相違に応じて公開許可ポリシー登録部15により登録され、当該ネットワーク参加グループ3の公開許可ポリシーの種別が、グループプレゼンス情報テーブル52として設定される。
【0066】
即ち、各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した参照者端末4に対するグループプレゼンス情報の公開を原則的に許可するデフォルト許可ポリシーを設定している場合(テーブル上段)、グループプレゼンス情報テーブル52には、ネットワーク参加グループ3の公開許可ポリシーとして、デフォルトで「許可」が登録されると共に、各メンバ端末3a,3b,3cからそれぞれ取得された拒否リスト同士の間の公開許可ポリシー演算部14によるOR演算値が、そのネットワーク参加グループ3全体の公開許可ポリシー(図示の「拒否リスト」参照)として登録される。
【0067】
この結果、ネットワーク参加グループ3全体の拒否リスト中には、各メンバ端末ユーザによりグループプレゼンス情報の公開を拒否された参照者端末ユーザの識別子の総和が記述され、これにより、各メンバ端末ユーザ中の何れか1人でも拒否を表明した参照者端末ユーザに対しては、所要のグループプレゼンス情報が一切公開されないようになる。
【0068】
これに対し、各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した参照者端末4に対するグループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否するデフォルト拒否ポリシーを設定している場合(テーブル中段)、グループプレゼンス情報テーブル52には、ネットワーク参加グループ3の公開許可ポリシーとして、デフォルトで「拒否」が登録されると共に、各メンバ端末3a,3b,3cからそれぞれ取得された許可リスト同士の間の公開許可ポリシー演算部14によるAND演算値が、そのネットワーク参加グループ3全体の公開許可ポリシー(図示の「許可リスト」参照)として登録される。
【0069】
この結果、ネットワーク参加グループ3全体の許可リスト中には、各メンバ端末ユーザの全てによりグループプレゼンス情報の公開を許可された参照者端末ユーザの識別子の総和が記述され、これにより、各メンバ端末ユーザの全てが許可を表明した参照者端末ユーザに対してのみ、グループプレゼンス情報が公開されるようになる。
【0070】
他方、公開要求を発した参照者端末に対するグループプレゼンス情報の公開を原則的に許可するデフォルト許可ポリシーを設定しているメンバ端末ユーザと、当該グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否するデフォルト拒否ポリシーを設定しているメンバ端末ユーザとが混在している場合(テーブル下段)、グループプレゼンス情報テーブル52には、ネットワーク参加グループ3の公開許可ポリシーとして、デフォルトで「拒否」が登録されると共に、デフォルト許可ポリシーを設定したメンバ端末(後者)から取得された許可リストと、デフォルト拒否ポリシーを設定しているメンバ端末(前者)から取得された拒否リストの否定との間の公開許可ポリシー演算部14によるAND演算値が、そのネットワーク参加グループ3全体の公開許可ポリシー(図示の「許可リスト」参照)として登録される。
【0071】
この結果、ネットワーク参加グループ3全体の許可リスト中には、デフォルト拒否ポリシーを設定したメンバ端末ユーザの全てによりグループプレゼンス情報の公開を許可され、かつ、デフォルト許可ポリシーを設定したメンバ端末ユーザによりグループプレゼンス情報の公開を拒否された者を除く参照者端末ユーザの識別子の総和が記述され、これにより、前者に該当するメンバ端末ユーザの全てが許可を表明し、かつ、後者に該当するメンバ端末ユーザ中の何れも拒否を表明していない参照者端末ユーザに対してのみ、グループプレゼンス情報が公開されるようになる。
【0072】
(方法例)
続いて、以上のように構成されたプレゼンス通知装置1に適用される方法例について、各図面を再び参照しながら説明する。
【0073】
図1に示すように、プレゼンス通知装置1は、プレゼンス管理データベース5に対する所要のグループプレゼンス情報の登録に際し、メンバ端末ユーザ情報取得部11を機能させることにより、複数のメンバ端末3a,3b,3cから通信網2を介してそれぞれ通知される、当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報として、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン状態を表すログイン状態プレゼンスと、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン時における詳細状態を表す詳細状態プレゼンスとを、各メンバ端末ユーザに付与されたユーザ識別子に関連付けながら取得する(図の(i)に示す流れ)。
【0074】
次に、プレゼンス通知装置1は、グループプレゼンス情報演算部12を機能させることにより、上記メンバ端末ユーザ情報取得部11で取得したメンバプレゼンス情報及び詳細状態プレゼンスに基づいて、各メンバ端末ユーザから構成されるネットワーク参加グループ3全体のグループプレゼンス情報として、ログイン状態プレゼンスの代表値と、ネットワーク参加グループの総メンバ数に対するオンラインメンバ数の割合を表す在席率と、詳細状態プレゼンスの代表値と、オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合を表す対応可能率とを、当該ネットワーク参加グループ3に固有の1つのユーザアカウントに関連付けながら演算し、当該グループプレゼンス情報をグループプレゼンス情報登録部13に転送する(図の(ii)に示す流れ)。
【0075】
そして、プレゼンス通知装置1は、グループプレゼンス情報登録部13を機能させることにより、上記グループプレゼンス情報演算部12から転送されたグループプレゼンス情報をプレゼンス管理データベース5に登録し(図の(iii)に示す流れ)、これにより、図2に示したグループプレゼンス情報テーブル51を設定する。
【0076】
この結果、グループプレゼンス情報テーブル51には、ログイン状態プレゼンスの代表値L、在席率P、詳細状態プレゼンスの代表値Sと、及び対応可能率Aを有してなるグループプレゼンス情報が、1つのユーザアカウントUAとの関連付けを図られながら登録される。
【0077】
再び、図1に示すように、プレゼンス通知装置1は、プレゼンス管理データベース5に対する所要の公開許可ポリシーの登録に際し、メンバ端末ユーザ情報取得部11を機能させることにより、複数のメンバ端末3a,3b,3cから通信網2を介してそれぞれ通知される、参照者端末4に対するグループプレゼンス情報の公開可否を規定してなる当該参照者端末ユーザの識別子リストとして、デフォルト拒否ポリシーを設定しているメンバ端末ユーザからは、グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストを、デフォルト許可ポリシーを設定しているメンバ端末ユーザからは、グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストを取得する(図の(i)に示す流れ)。
【0078】
次に、プレゼンス通知装置1は、公開許可ポリシー演算部14を機能させることにより、上記メンバ端末ユーザ情報取得部11で取得した許可リスト及び拒否リストに基づいて、各メンバ端末ユーザから構成されるネットワーク参加グループ3全体についてのグループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを、各メンバ端末ユーザの公開許可ポリシーの相違に応じてそれぞれ演算し、当該グループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを、公開許可ポリシー登録部15に転送する(図の(iv)に示す流れ)。
【0079】
そして、プレゼンス通知装置1は、公開許可ポリシー登録部15を機能させることにより、上記公開許可ポリシー演算部14から転送された公開許可ポリシーをプレゼンス管理データベース5に登録し(図の(v)に示す流れ)、これにより、図3に示したグループ公開許可ポリシーテーブル52を設定する。
【0080】
この結果、グループ公開許可ポリシーテーブル52には、各メンバ端末ユーザの全てがデフォルト許可ポリシーを設定している場合には、このとき取得される拒否リスト同士の間のOR演算値が、各メンバ端末ユーザの全てがデフォルト拒否ポリシーを設定している場合には、このとき取得される許可リスト同士の間のAND演算値が、デフォルト許可ポリシーを設定しているメンバ端末ユーザとデフォルト拒否ポリシーを設定しているメンバ端末ユーザとが混在している場合には、このとき取得される許可リストと拒否リストの否定とのAND演算値が、そのネットワーク参加グループ3全体の公開許可ポリシーとして登録される。
【0081】
再び、図1に示すように、プレゼンス通知装置1は、プレゼンス管理データベース5からの所要のグループプレゼンス情報の読出しに際し、参照者端末4から当該グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、グループプレゼンス情報公開部16を機能させることにより、その公開要求を受け付け(図の(vi)に示す流れ)、さらに、情報公開可否判定部17を機能させて、当該プレゼンス管理データベース5に登録された該当するネットワーク参加グループ3についての公開許可ポリシーを参照することにより(図の(vii)に示す流れ)、その公開要求を発した参照者端末4に対するグループプレゼンス情報の公開が当該公開許可ポリシーに即したものであるか否かを、当該参照者端末ユーザの識別子により判定する。
【0082】
そして、プレゼンス通知装置1は、上記情報公開可否判定部17による判定結果が公開許可ポリシーに即したものである場合に限り、上記グループプレゼンス情報公開部16の機能により、参照者端末4に通知すべき該当するグループプレゼンス情報をプレゼンス管理データベース5から読み出し(図の(viii)に示す流れ)、その読出しに係るグループプレゼンス情報を通信網2を介して参照者端末4へ通知する(図の(ix)に示す流れ)。
【0083】
(プログラム例及び記録媒体例)
最後に、以上に説明した方法例の実施に際しプレゼンス通知装置1に導入して使用されるプレゼンス通知処理プログラムの例と、当該プレゼンス通知処理プログラムを記録した記録媒体の例とを説明する。
【0084】
まず、プレゼンス管理データベース5に所要のグループプレゼンス情報を登録する際のプレゼンス通知処理プログラムを構成するには、プレゼンス通知装置1に、▲1▼複数のメンバ端末3a,3b,3cから通信網2を介してそれぞれ通知される、当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報として、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン状態を表すログイン状態プレゼンスと、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン時における詳細状態を表す詳細状態プレゼンスとを、各メンバ端末ユーザに付与されたユーザ識別子に関連付けながら取得させる処理手順を設ける。
【0085】
そして、上記処理手順に加え、同プレゼンス通知装置1に、▲2▼その取得させたメンバプレゼンス情報及び詳細状態プレゼンスに基づいて、各メンバ端末ユーザから構成されるネットワーク参加グループ3全体のグループプレゼンス情報として、ログイン状態プレゼンスの代表値と、ネットワーク参加グループの総メンバ数に対するオンラインメンバ数の割合を表す在席率と、詳細状態プレゼンスの代表値と、オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合を表す対応可能率とを、当該ネットワーク参加グループ3に固有の1つのユーザアカウントに関連付けながら演算させる処理手順と、▲3▼その演算させたグループプレゼンス情報をプレゼンス管理データベース5に登録させる処理手順とを設けるようにすればよい。
【0086】
次に、プレゼンス管理データベース5に所要の公開許可ポリシーの登録する際のプレゼンス通知処理プログラムを構成するには、プレゼンス通知装置1に、▲4▼複数のメンバ端末3a,3b,3cから通信網2を介してそれぞれ通知される、参照者端末4に対するグループプレゼンス情報の公開可否を規定してなる当該参照者端末ユーザの識別子リストとして、デフォルト拒否ポリシーを設定しているメンバ端末ユーザからは、グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストを、デフォルト許可ポリシーを設定しているメンバ端末ユーザからは、グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストを取得させる処理手順を設ける。
【0087】
そして、上記処理手順に加え、同プレゼンス通知装置1に、▲5▼その取得させた許可リスト及び拒否リストに基づいて、各メンバ端末ユーザから構成されるネットワーク参加グループ3全体についてのグループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを、各メンバ端末ユーザの公開許可ポリシーの相違に応じてそれぞれ演算させる処理手順と、▲6▼その演算させた公開許可ポリシーをプレゼンス管理データベース5に登録させる処理手順とを設けるようにすればよい。
【0088】
さらに、以上の各処理手順を設けた状態において、プレゼンス管理データベース5から所要のグループプレゼンス情報を読み出す際のプレゼンス通知処理プログラムを構成するには、プレゼンス通知装置1に、▲7▼参照者端末4から当該グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、当該プレゼンス管理データベース5に登録された該当するネットワーク参加グループ3についての公開許可ポリシーを参照させることにより、その公開要求を発した参照者端末4に対するグループプレゼンス情報の公開が当該公開許可ポリシーに即したものであるか否かを、当該参照者端末ユーザの識別子により判定させる処理手順を設ける。
【0089】
そして、上記処理手順に加え、同プレゼンス通知装置1に、▲8▼その判定結果が公開許可ポリシーに即したものである場合に限り、参照者端末4に通知すべき該当するグループプレゼンス情報をプレゼンス管理データベース5から読み出させる処理手順と、▲9▼その読出しに係るグループプレゼンス情報を通信網2を介して参照者端末4へ通知させる処理手順とを設けるようにすればよい。
【0090】
なお、上記プレゼンス通知処理プログラムを記録した記録媒体を構成する場合には、任意の記録媒体に、当該プレゼンス通知処理プログラムにおける▲1▼〜▲9▼の各処理手順をコンピュータ読取可能に実録すればよい。
【0091】
以上、本発明の実施形態につき、その装置例及びこれに対応する方法例並びにプログラム例及び記録媒体例を挙げて説明したが、本発明は、必ずしも上述した手段及び手法並びに手順及び手続にのみ限定されるものではなく、後述の効果を有する範囲内において、適宜、変更実施することが可能なものである。
【0092】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、各メンバ端末ユーザが所属するネットワーク参加グループ全体についてのグループプレゼンス情報を新たに定義したことから、参照者端末ユーザは、従来のように各メンバ端末ユーザのアカウントの知得及び登録に関する煩雑な手順を経ることなく、ネットワーク参加グループ全体のプレゼンスを当該グループの外部から一目で容易に参照することが可能となる。
【0093】
また、本発明によれば、各メンバ端末ユーザから取得したプレゼンス情報開示条件、即ち、当該プレゼンス情報の公開を許可又は拒否しようとする参照者端末ユーザの識別子リスト(許可リスト又は拒否リスト)の論理演算結果を、当該各メンバ端末ユーザが所属するネットワーク参加グループ全体の公開許可ポリシーとして設定したことから、その参照者の資格を各メンバ端末ユーザの権限により制限することが可能となり、この結果、同各メンバ端末ユーザそれぞれのプライバシーを保護することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置例に係るプレゼンス通知装置の構成を適用ネットワーク構成と共に示す図である。
【図2】図1に示したプレゼンス管理データベースに登録されるグループプレゼンス情報テーブルを示す図である。
【図3】図1に示したプレゼンス管理データベースに登録されるグループ公開許可ポリシーテーブルを示す図である。
【符号の説明】
1…プレゼンス通知装置
11…メンバ端末ユーザ情報取得部
12…グループプレゼンス情報演算部
13…グループプレゼンス情報登録部
14…公開許可ポリシー演算部
15…公開許可ポリシー登録部
16…グループプレゼンス情報公開部
17…情報公開可否判定部
2…通信網
3…ネットワーク参加グループ
3a,3b,3c…メンバ端末
4…参照者端末
5…プレゼンス管理データベース
51…グループプレゼンス情報テーブル
52…グループ公開許可ポリシーテーブル

Claims (16)

  1. 通信網上の任意の一領域に設置され、当該通信網に接続された複数のメンバ端末に関するプレゼンス情報を、前記通信網に接続された任意の参照者端末に通知するためのプレゼンス通知装置に適用されるプレゼンス通知方法であって、
    当該プレゼンス通知装置において、
    前記複数のメンバ端末から、前記各メンバ端末ユーザに付与されたユーザ識別子に関連付けながら、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン状態を表すログイン状態プレゼンスと、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン時における詳細状態を表す詳細状態プレゼンスとを、前記通信網を介してそれぞれ通知される当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報として取得し、
    その取得した前記メンバプレゼンス情報に基づいて、前記各メンバ端末ユーザにより構成される前記ネットワーク参加グループに固有の1つのユーザアカウントに関連付けながら、当該各メンバ端末ユーザ全員がオンライン状態を示しているときのみ前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理積演算か、又は、当該各メンバ端末ユーザのうち何れか1人でもオンライン状態を示していれば前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理和演算かどちらかを前記選択可能として演算する前記ログイン状態プレゼンスの代表値と、前記ネットワーク参加グループの総メンバ数に対する前記ログイン状態プレゼンスから抽出したオンラインメンバ数の割合からなる在籍率と、詳細状態プレゼンスの態様として通常状態を示す前記各メンバ端末ユーザが存在すれば通常状態を表示設定し、通常状態を示すものが存在しなければ、最も多くのユーザが存在する態様を表示設定する前記詳細状態プレゼンスの代表値と、前記オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合からなる対応可能率と、から、前記各メンバ端末ユーザからの指定に応じて選択的に、前記各メンバ端末ユーザにて構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算し
    その演算した前記グループプレゼンス情報を、前記プレゼンス通知装置内に設定されたデータベースに登録し、
    前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記グループプレゼンス情報を読み出し、その読出しに係る前記グループプレゼンス情報を前記通信網を介して当該参照者端末に通知する、
    ことを特徴とするプレゼンス通知方法。
  2. 前記方法は、
    前記プレゼンス通知装置において、
    前記複数のメンバ端末から前記通信網を介してそれぞれ通知される、前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開可否を規定してなる当該参照者端末ユーザの識別子リストを取得し、
    その取得した前記識別子リストに基づいて、前記各メンバ端末ユーザの公開許可ポリシーの相違に応じて当該各メンバ端末ユーザの識別子リスト同士の間の論理和演算又は論理積演算にて、前記ネットワーク参加グループ全体についての前記グループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを演算し、
    その演算した前記公開許可ポリシーを前記データベースに登録し、
    前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記公開許可ポリシーを参照することにより、その公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開が当該公開許可ポリシーに即したものであるか否かを、当該参照者端末ユーザの識別子により判定し、
    その判定結果が前記公開許可ポリシーに即したものである場合に限り、前記参照者端末に通知すべき該当する前記グループプレゼンス情報を前記データベースから読み出す、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレゼンス通知方法。
  3. 前記方法は、
    前記プレゼンス通知装置において、
    前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストをそれぞれ取得し、
    前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得した前記拒否リスト同士の間の論理和演算を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプレゼンス通知方法。
  4. 前記方法は、
    前記プレゼンス通知装置において、
    前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得し、
    前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得した前記許可リスト同士の間の論理積演算を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプレゼンス通知方法。
  5. 前記方法は、
    前記プレゼンス通知装置において、
    公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っているメンバ端末ユーザと、当該グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っているメンバ端末ユーザとが混在している場合、前記識別子リストとして、前者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストを、後者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得し、
    前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得した前記許可リストと前記拒否リストの否定との間の論理積演算を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプレゼンス通知方法。
  6. 通信網上の任意の一領域に設置され、当該通信網に接続された複数のメンバ端末に関するプレゼンス情報を、前記通信網に接続された任意の参照者端末に通知するためのプレゼンス通知装置であって、
    前記複数のメンバ端末から、前記各メンバ端末ユーザに付与されたユーザ識別子に関連付けながら、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン状態を表すログイン状態プレゼンスと、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン時における詳細状態を表す詳細状態プレゼンスとを、前記通信網を介してそれぞれ通知される当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報として取得するメンバ端末ユーザ情報取得手段と、
    このメンバ端末情報取得手段で取得された前記メンバプレゼンス情報に基づいて、前記各メンバ端末ユーザにより構成される前記ネットワーク参加グループに固有の1つのユーザアカウントに関連付けながら、当該各メンバ端末ユーザ全員がオンライン状態を示しているときのみ前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理積演算か、又は、当該各メンバ端末ユーザのうち何れか1人でもオンライン状態を示していれば前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理和演算かどちらかを前記選択可能として演算する前記ログイン状態プレゼンスの代表値と、前記ネットワーク参加グループの総メンバ数に対する前記ログイン状態プレゼンスから抽出したオンラインメンバ数の割合からなる在籍率と、詳細状態プレゼンスの態様として通常状態を示す前記各メンバ端末ユーザが存在すれば通常状態を表示設定し、通常状態を示すものが存在しなければ、最も多くのユーザが存在する態様を表示設定する前記詳細状態プレゼンスの代表値と、前記オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合からなる対 応可能率と、から、前記各メンバ端末ユーザからの指定に応じて選択的に、前記各メンバ端末ユーザにて構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算するグループプレゼンス情報演算手段と、
    データベースと、
    前記グループプレゼンス情報演算手段で演算された前記グループプレゼンス情報を前記データベースに登録するグループプレゼンス情報登録手段と、
    前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記グループプレゼンス情報を読み出し、その読出しに係る前記グループプレゼンス情報を前記通信網を介して当該参照者端末に通知するグループプレゼンス情報公開手段と、を有する、
    ことを特徴とするプレゼンス通知装置。
  7. 前記メンバ端末ユーザ情報取得手段は、
    前記複数のメンバ端末から前記通信網を介してそれぞれ通知される、前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開可否を規定してなる当該参照者端末ユーザの識別子リストを取得する機能手段を具備し、
    前記装置は、
    当該メンバ端末ユーザ情報取得手段で取得された前記識別子リストに基づいて、前記各メンバ端末ユーザの公開許可ポリシーの相違に応じて当該各メンバ端末ユーザの識別子リスト同士の間の論理和演算又は論理積演算にて、前記ネットワーク参加グループ全体についての前記グループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを演算する公開許可ポリシー演算手段と、
    この公開許可ポリシー演算手段で演算された前記公開許可ポリシーを前記データベースに登録する公開許可ポリシー登録手段と、
    前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記公開許可ポリシーを参照することにより、その公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開が当該公開許可ポリシーに即したものであるか否かを、当該参照者端末ユーザの識別子により判定する情報公開可否判定手段と、を有し、
    前記グループプレゼンス情報公開手段は、
    当該情報公開可否判定手段による判定結果が前記公開許可ポリシーに即したものである場合に限り、前記参照者端末に通知すべき該当する前記グループプレゼンス情報を前記データベースから読み出す機能手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプレゼンス通知装置。
  8. 前記メンバ端末ユーザ情報取得手段は、
    前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストをそれぞれ取得する機能手段を具備し、
    前記公開許可ポリシー演算手段は、
    前記公開許可ポリシー登録手段を通じて前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、当該メンバ端末ユーザ情報取得手段で取得された前記拒否リスト同士の間の論理和演算を行う機能手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプレゼンス通知装置。
  9. 前記メンバ端末ユーザ情報取得手段は、
    前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得する機能手段を具備し、
    前記公開許可ポリシー演算手段は、
    前記公開許可ポリシー登録手段を通じて前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、当該メンバ端末ユーザ情報取得手段で取得された前記許可リスト同士の間の論理積演算を行う機能手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のプレゼンス通知装置。
  10. 前記メンバ端末ユーザ情報取得手段は、
    公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っているメンバ端末ユーザと、当該グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っているメンバ端末ユーザとが混在している場合、前記識別子リストとして、前者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストを、後者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得する機能手段を具備し、
    前記公開許可ポリシー演算手段は、
    前記公開許可ポリシー登録手段を通じて前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、当該メンバ端末ユーザ情報取得手段で取得された前記許可リストと前記拒否リストの否定との間の論理積演算を行う機能手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプレゼンス通知装置。
  11. 通信網上の任意の一領域に設置され、当該通信網に接続された複数のメンバ端末に関するプレゼンス情報を、前記通信網に接続された任意の参照者端末に通知するためのプレゼンス通知装置に導入して使用されるプレゼンス通知処理プログラムであって、
    当該プレゼンス通知装置に、
    前記複数のメンバ端末から、前記各メンバ端末ユーザに付与されたユーザ識別子に関連付けながら、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン状態を表すログイン状態プレゼンスと、同各メンバ端末ユーザのネットワークログイン時における詳細状態を表す詳細状態プレゼンスとを、前記通信網を介してそれぞれ通知される当該各メンバ端末ユーザのネットワーク参加に関するメンバプレゼンス情報として取得させる処理手順と、
    その取得させた前記メンバプレゼンス情報に基づいて前記各メンバ端末ユーザにより構成される前記ネットワーク参加グループに固有の1つのユーザアカウントに関連付けながら、当該各メンバ端末ユーザ全員がオンライン状態を示しているときのみ前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理積演算か、又は、当該各メンバ端末ユーザのうち何れか1人でもオンライン状態を示していれば前記各メンバ端末ユーザの前記ログイン状態プレゼンス同士間にて行う論理和演算かどちらかを前記選択可能として演算する前記ログイン状態プレゼンスの代表値と、前記ネットワーク参加グループの総メンバ数に対する前記ログイン状態プレゼンスから抽出したオンラインメンバ数の割合からなる在籍率と、詳細状態プレゼンスの態様として通常状態を示す前記各メンバ端末ユーザが存在すれば通常状態を表示設定し、通常状態を示すものが存在しなければ、最も多くのユーザが存在する態様を表示設定する前記詳細状態プレゼンスの代表値と、前記オンラインメンバ数に対する対応可能メンバ数の割合からなる対応可能率と、から、前記各メンバ端末ユーザからの指定に応じて選択的に、前記各メンバ端末ユーザにて構成されるネットワーク参加グループ全体のグループプレゼンス情報を演算させる処理手順と、
    その演算させた前記グループプレゼンス情報を、前記プレゼンス通知装置内に設定されたデータベースに登録させる処理手順と、
    前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された当該グループプレゼンス情報を読み出させ、その読出しに係るグループプレゼンス情報を前記通信網を介して当該参照者端末に通知させる処理手順と、を順次実行させる、
    ことを特徴とするプレゼンス通知処理プログラム。
  12. 前記プログラムは、
    前記プレゼンス通知装置に、
    前記複数のメンバ端末から前記通信網を介してそれぞれ通知される、前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開可否を規定してなる当該参照者端末ユーザの識別子リストを取得させる処理手順と、
    その取得させた前記識別子リストに基づいて、前記各メンバ端末ユーザの公開許可ポリシーの相違に応じて当該各メンバ端末ユーザの識別子リスト同士の間の論理和演算又は論理積演算にて、前記ネットワーク参加グループ全体についての前記グループプレゼンス情報の公開許可ポリシーを演算させる処理手順と、
    その演算させた前記公開許可ポリシーを前記データベースに登録させる処理手順と、
    前記参照者端末から前記グループプレゼンス情報の公開要求が発せられたときに、前記データベースに登録された該当する前記ネットワーク参加グループについての前記公開許可ポリシーを参照させることにより、その公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開が当該公開許可ポリシーに即したものであるか否かを、当該参照者端末ユーザの識別子により判定させる処理手順と、
    その判定結果が前記公開許可ポリシーに即したものである場合に限り、前記参照者端末に通知すべき該当する前記グループプレゼンス情報を前記データベースから読み出させる処理手順と、を順次実行させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載のプレゼンス通知処理プログラム。
  13. 前記プログラムは、
    前記プレゼンス通知装置に、
    前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストをそれぞれ取得させる処理手順と、
    前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得させた前記拒否リスト同士の間の論理和演算を行わせる処理手順と、を順次実行させる、
    ことを特徴とする請求項12に記載のプレゼンス通知処理プログラム。
  14. 前記プログラムは、
    前記プレゼンス通知装置に、
    前記各メンバ端末ユーザの全てが、公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っている場合、前記識別子リストとして、前記複数のメンバ端末から、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得させる処理手順と、
    前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得させた前記許可リスト同士の間の論理積演算を行わせる処理手順と、を順次実行させる、
    ことを特徴とする請求項12に記載のプレゼンス通知処理プログラム。
  15. 前記プログラムは、
    前記プレゼンス通知装置に、
    公開要求を発した前記参照者端末に対する前記グループプレゼンス情報の公開を原則的に許可する設定を行っているメンバ端末ユーザと、当該グループプレゼンス情報の公開を原則的に拒否する設定を行っているメンバ端末ユーザとが混在している場合、前記識別子リストとして、前者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を拒否しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる拒否リストを、後者に該当するメンバ端末からは、当該グループプレゼンス情報の公開を許可しようとする前記参照者端末ユーザの識別子を記述してなる許可リストをそれぞれ取得させる処理手順と、
    前記データベースに登録すべき所要の前記公開許可ポリシーの演算として、その取得させた前記許可リストと前記拒否リストの否定との間の論理積演算を行わせる処理手順と、を順次実行させる、
    ことを特徴とする請求項12に記載のプレゼンス通知処理プログラム。
  16. 請求項11、12、13、14又は15に記載のプレゼンス通知処理プログラムにおける各処理手順をコンピュータ読取可能に実録してなる、
    ことを特徴とするプレゼンス通知処理プログラムを記録した記録媒体。
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