[go: up one dir, main page]

JP4046819B2 - 光起電力素子の製造方法 - Google Patents

光起電力素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4046819B2
JP4046819B2 JP32518997A JP32518997A JP4046819B2 JP 4046819 B2 JP4046819 B2 JP 4046819B2 JP 32518997 A JP32518997 A JP 32518997A JP 32518997 A JP32518997 A JP 32518997A JP 4046819 B2 JP4046819 B2 JP 4046819B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photovoltaic element
resin
metal wire
wire
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32518997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11145502A (ja
Inventor
幸司 都築
孝一 清水
祥史 竹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP32518997A priority Critical patent/JP4046819B2/ja
Publication of JPH11145502A publication Critical patent/JPH11145502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4046819B2 publication Critical patent/JP4046819B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は光起電力素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光を入射させて起電力を発生させる光電変換素子(光起電力素子)は、さまざまな分野で利用されている。特に、近年は環境問題に対する関心の高まりから、クリーンなエネルギーの発生源としての太陽電池として利用されてきている。
そうした太陽電池としては、単結晶シリコンまたは多結晶シリコンを用いた結晶系の太陽電池、アモルファスシリコンを用いた非晶質(アモルファス)系の太陽電池、および化合物半導体系の太陽電池が知られている。
これらの太陽電池の中、アモルファスシリコン太陽電池は、変換効率こそ結晶系の太陽電池に及ばないものの、安価に製造でき、大面積化が容易で、かつ光吸収係数が大きいので薄膜で動作するなどの結晶系太陽電池にはない優れた特徴を有していることから注目され、研究され、また実際に使用されてきている。しかし、未だ普及するには至っていない。その理由の1つとして、その製造コストが比較的高いということがある。この問題の解決策として、(i)発電領域の効率的利用、(ii)接続箇所を減らすことによる接続部材費の節減、および接続のための人件費の削減、および(iii)光電変換層の製造費の低減、が挙げられる。これらの事項を達成するためには、太陽電池の大面積化が必要不可欠である。
ところで、アモルファスシリコン太陽電池の構成としては、例えば、ステンレスなどからなる導電性基板上に、裏面電極、半導体層、受光面電極の順番で堆積したものが公知であり、前記受光面電極は、例えば透明導電性酸化物によって形成される。さらに、電流を集めるための集電電極が、前記受光面電極上の表面上に形成される。この集電電極は、太陽電池の光入射面側に設けられるため、集電電極の面積はいわゆるシャドーロスとなり、太陽電池の発電に寄与する有効面積を減少させてしまう。このため、集電電極は比較的細い形状で形成される。
【0003】
特に、上述したように、コスト低減の目的で太陽電池を大面積化する場合には、集電電極の長さも長くなることから、細い形状はもちろんのこと、できるだけ低抵抗になるように材料および断面形状について設計することが要求される。
この要求を満たす材料として、例えば、米国特許第4.260,429号公報に開示されるように、金属ワイヤーに導電性粒子を含むポリマーで被覆した電極が提案されている。当該提案によれば、導電性のよい銅などの金属ワイヤーを用いるため、長い集電電極を形成した場合でも電気抵抗ロスが少なく、またアスペクト比を1:1にできるため、シャドーロスも小さくすることができる。
また、前記米国特許公報には、ワイヤーの固定接着方法に関して、コートワイヤー周囲に配された導電性接着材を用いて簡便な方法で接着できることが記載されていて、例えば熱や圧力により接着する方法が示されているが、具体的な装置や手法は示されていない。
また、特開平7−335921号公報には、少なくとも1層の導電性接着材で被覆された金属ワイヤーを光起電力素子に設置するについて、熱および圧力を用いる方法が開示されている。当該公報に記載の方法によれば、集電電極となりうる金属ワイヤーに均一に熱/圧力をかけることができ、密着力が向上すると同時にシャドーロスも小さくすることができるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記公開公報に記載の方法においては、光起電力素子の集電電極形成位置に被覆ワイヤーを乗せた状態で加熱/加圧により接着を行うが、この方法においては、両端が完全に固定された被覆ワイヤーが、加熱時に熱膨張することによって、所望のワイヤー長よりも長さが長くなってしまい、ワイヤーの蛇行現象が起こってしまうという問題がある。
また、これにより得られる外観を損ねてしまうという問題もある。また、極端な場合には、蛇行したワイヤーが所定領域からはみ出して、太陽電池の有効領域外に接着されてしまい、太陽電池がショート(短絡状態)してしまうという特性上の問題が生ずることがある。
本発明の目的は、これらの問題を克服し、外観がよく、製造安定性に優れた光起電力素子の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
従来技術における上述した問題を解決し、上記目的を達成する本発明は、導電性樹脂を被覆した金属ワイヤーからなる集電電極を有する光起電力素子の製造方法において、所望長さよりも短い該金属ワイヤーの両端部のみを光起電力素子の一部に固定し、その後、加熱および加圧にて前記金属ワイヤーを熱膨張させながら、前記金属ワイヤーの全部分を光起電力素子面上に接着することを特徴とする。前記光起電力素子は可撓性を有するものである。
前記金属ワイヤーの両端部の前記光起電力素子への固定は、粘着性材料を用いて行われる。該粘着性材料としては、好ましくは両面テープを使用する。前記金属ワイヤーを前記粘着性材料を使用して前記光起電力素子に固定した後の加熱処理は、該金属ワイヤーを被覆している導電性樹脂層の軟化温度から150℃の範囲で行われる。また、上述したように固定した後の加圧処理は、1kg/cm2乃至10kg/cm2の範囲の加圧により行われる。
【0006】
【作用】
本発明者らによる実験を介しての検討の結果、従来技術において上述したように、ワイヤーの蛇行現象が起こってしまうのは、所望長さのワイヤー両端部を完全に固定した状態で加熱/加圧を行うことによって、ワイヤーが熱膨張して長さの伸びた状態で光起電力素子上に密着してしまうことに原因があることが判った。
これらの問題を解決するために本発明者らが実験を介して検討した結果、上述した構成の本発明によれば以下に述べるような作用効果が得られることが判った。
(1)所望長さよりも短い金属ワイヤー両端部を光起電力素子に固定し、その後に加熱および加圧をすることで、熱膨張により該金属ワイヤーを所望の長さに伸びた状態で接着することができ、ワイヤーの余剰分のでることがなくなる。その結果、ワイヤーの蛇行現象を防ぐことができる。
(2)光起電力素子自体が可撓性を有することで、所望長さよりも短い金属ワイヤーの両端部のみを光起電力素子の一部に固定する際に、光起電力素子のほうを湾曲することができるので、所望状態の固定が容易にできる。
(3)金属ワイヤー両端部の固定を粘着性材料により行うことで、複数本の金属ワイヤーを固定する際に、金属ワイヤーの長さのばらつきを、その粘性によって吸収することができる。
(4)前記粘着性材料が、両面テープであることによって、製造工程を簡易にすることができる。
(5)金属ワイヤーを固定するための熱が、導電性樹脂層の軟化温度乃至150℃の範囲とすることで、導電性接着材の余分な広がりを抑えることができ、シャドーロスの小さな高特性の光起電力素子を得ることができる。
(6)金属ワイヤーを固定するための圧力を1kg/cm2乃至10kg/cm2の範囲とすることで、導電性接着材の余分な広がりを抑えることができるとともに、安定した接着強度を得ることができる。
【0007】
【実施態様例】
以下に、本発明の実施態様例を説明する。本発明は、これらの実施態様例に限定されるものではない。
【0008】
【集電電極】
図1に、導電性樹脂層を被覆した金属ワイヤー100を示す。集電電極100を構成する金属ワイヤー101は、線材として工業的に安定に供給されているものが好ましく、かつ、前記金属ワイヤーを形成する金属体の材質としては、比抵抗が10-4Ωcm以下の金属を用いることが望ましい。例えば、銅、銀、金、白金、アルミニウム、モリブデン、タングステンなどの材料が、比抵抗が小さいため好適に用いられる。中でも、銅が電気抵抗が低いうえに安価であることから望ましい。また、前記金属ワイヤーはこれらの金属の合金であってもよい。
前記金属ワイヤーの表面には、所望に応じて、腐食防止、酸化防止、導電性樹脂との接着性の向上、電気的導通の改良などの目的で薄い金属層を形成したものでもよい。該表面金属層としては、例えば、銀、パラジューム、銀とパラジュームの合金、金などの腐食されにくい貴金属や、ニッケル、錫などの耐食性のよい金属を用いることができる。なかでも、金、銀、錫が湿度などの影響を受けにくいため、当該金属層として好適に用いられる。前記金属層の形成方法としては、例えば、メッキ法、クラッド法が好適に用いられる。また、前記金属をフィラーとして樹脂に分散して作製した導電性樹脂をコートしてもよい。該コートの厚みは、所望に応じて決定されるものであるが、例えば断面が円形の金属ワイヤーであれば、直径の1%から10%の厚みが好適である。電気的導通、耐食性の効果、金属層厚みを考慮して金属層の比抵抗は、10-6Ωcm以上100Ωcm以下が好適である。
前記金属ワイヤーの断面形状は円形が好適であるが、矩形であってもよく所望に応じて適宜選択される。前記金属ワイヤーの直径は、電気抵抗ロスとシャドーロスとの和が最小となるように設定して選択されるものであるが、具体的には例えば直径25μmから1mmまでの銅線が好適に用いられる。より好ましくは、25μmから200μmとすることで効率のよい光起電力素子が得られる。25μmより細い場合はワイヤーが切れやすく製造が困難となり、また電気ロスも大きくなる。また、200μm以上であるとシャドーロスが大きくなったり、光起電力素子表面の凹凸が大きくなって表面を被覆する際にEVAなどの充填材を厚くしなければならなくなる。
前記金属ワイヤーは公知の伸線機によって所望の直径に成型して作製できる。伸線機を通過した金属ワイヤーは硬質であるが、伸び易さや曲げ易さなどの所望の特性に応じて公知の方法でアニールし、軟質にしてもよい。
【0009】
本発明において、前記金属ワイヤーを被覆するための導電性樹脂としては、導電性粒子と高分子樹脂とを分散して得られるものが使用される。前記高分子樹脂としては金属ワイヤーに塗膜を形成しやすく、作業性に優れ、柔軟性があり、耐候性に優れた樹脂が好ましい。具体的には、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、アルキド樹脂あるいはこれらを変性した樹脂などの熱硬化性樹脂が好適な材料として挙げられる。とりわけ、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂はエナメル線用絶縁被覆材料として用いられており柔軟性や生産性の面で優れた材料である。しかも、耐湿性、接着性の面でも光起電力素子の集電電極用材料として好適に用いられる。
この他、ブチラール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、メラミン樹脂、ブチラール樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることもできる。これらの中、ブチラール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂が柔軟性、耐湿性、接着性の面で優れた材料で光起電力素子の集電電極用材料として好適に用いられる。
前記導電性粒子は導電性を付与するための顔料であり具体的な材料としては、カーボンブラック、グラファィトなどやIn23,TiO2,SnO2,ITO,ZnOおよび前記材料に適当なドーパントを添加した酸化物半導体材料などが好適に用いられる。前記導電性粒子の粒径は、形成する前記被覆層の厚みよりも小さくする必要があるが、小さすぎると粒子同士の接触点での抵抗が大きくなるため所望の比抵抗が得られなくなる。このような事情から前記導電性粒子の平均粒径としては0.02μm乃至15μmが好ましい。また、異なる2種類以上の導電性粒子を混合して、比抵抗や導電性樹脂内での分散度を調節してもよい。さらに、ITO,In23,TiO2,SnO2,ZnOなどの材料を用いることにより透光性を付与してもよい。これらの中、ITOを用いることにより特に高い透光性が達成できる。
【0010】
前記導電性粒子と前記高分子樹脂とは所望の比抵抗を得るため好適な比率で混合されるが、導電性粒子を増加すると比抵抗は低くなるが樹脂の比率が少なくなるため塗膜としての安定性は悪くなる。また、樹脂を増加すると導電性粒子どうしの接触が不良となり高抵抗化する。従って、好適な比率は、用いる高分子樹脂と導電性粒子および所望の物性値によって適宜選択されるものである。具体的には導電性粒子が5体積%から95体積%程度とすることで良好な比抵抗が得られる。前記導電性樹脂の比抵抗としては光起電力素子によって発生する電流を集電するのに無視しうる抵抗であり、かつ、シャントが生じないように適度な抵抗値とすることが必要であり、具体的には0.01乃至100Ωcm程度が好ましい。0.01Ωcm以下であるとシャントを防ぐバリア機能が少なくなり、100Ωcm以上では電気抵抗ロスが大きくなるためである。前記導電性粒子および高分子樹脂の混合に際しては、3本ロールミル、ペイントシェーカー、ビーズミルなどの通常の分散装置を用いることができる。分散を良好とするため所望に応じて公知の分散剤を添加してもよい。また、分散時あるいは分散後に導電性樹脂の粘度調整のため適当な溶剤で希釈してもよい。
【0011】
本発明において、図1に示した集電電極100の構成では、前記金属ワイヤー101に接して設けられる第1の樹脂層102は、金属ワイヤーへの湿度の浸透を防いで前記金属ワイヤーの表面の腐食を防ぐとともに、前記金属ワイヤーからの金属イオンマイグレーションを防ぐ機能を有するバリア層である。第1の樹脂層を構成する導電性樹脂に含まれる高分子樹脂としては上述した樹脂の中でもとりわけ透湿性の比較的少ない樹脂が好適に用いられる。すなわち、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂あるいはこれらを変性した熱硬化性樹脂が好適である。また、これらの樹脂は被覆後に十分な硬化を行うことが好ましい。第1の樹脂層102の厚みは、金属ワイヤー101の径や所望の特性によって異なるが、例えば金属ワイヤー101が100μmであれば第1の樹脂層102はピンホールがなく、バリア層としての機能が十分であり、かつ、シャドーロスを極端に生じないようにするために1乃至15μm程度が好適である。1μm以下の厚みでは均一にコートすることが難しくピンホールが発生し、バリア層としての機能が不十分となる。また、15μm以上であると被覆層がはがれ易くなったり、シャドーロスが大きくなりすぎるために好ましくない。
第2の樹脂層103は、集電電極を半導体層あるいは透明電極に接着固定する機能と集電する機能とを有する接着層である。第2の樹脂層103を構成する導電性樹脂に含まれる高分子樹脂としては上述した樹脂の中でもとりわけ接着性が良好で柔軟性のよい樹脂が好適に用いられる。すなわち、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、あるいはこれらを変性した熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂が好適な材料として挙げられる。とりわけウレタン樹脂は架橋密度を調整しやすい樹脂であるため好適に用いられる。これらの樹脂は被覆後に未硬化の状態としておき、接着工程を経た後硬化するようにすることが望ましい。そのために、当該硬化に使用する硬化剤はブロックイソシアネートにすることが好ましい。ブロックイソシアネートは各ブロックイソシアネートのイソシアネート基の解離温度に加熱することにより硬化が進行する機構をもっている。そのため、解離温度以下で乾燥することにより、含まれていた溶剤が完全に除去され、粘着性、タック性がなくなるためリールにコイル状に巻き取り、保存可能になる。しかも、保存時にはイソシアネートの解離温度以上の熱を加えない限り、硬化が進行しないため、集電電極形成時に一様に十分な接着力が得られる。
第2の樹脂層103の厚みは金属ワイヤー101の径によって異なるが、例えば金属ワイヤー101が100μmであれば第2の樹脂層103はピンホールがなく、接着層としての機能が十分でありかつシャドーロスを極端に生じないために5乃至30μm程度が好適である。
前記導電性樹脂を前記金属ワイヤーに被覆する方法としては通常のエナメル線の絶縁被覆膜の塗布方法が好適に用いることができるが具体的には、前記導電性樹脂を適当な粘度となるように溶剤で希釈し、前記金属ワイヤーにロールコーターなどを用いてコートし、所望の厚みを形成するためのダイスを通過させてその後加熱炉で溶剤乾燥および熱硬化させる。
図1においては、金属ワイヤー101の周囲に導電性樹脂からなるバリア層(102)と接着層(103)を形成した場合について述べてきたが、これに限ることはなく、例えば金属ワイヤー101の周りに直接接着層(103)を形成しても構わない。
【0012】
【光起電力素子】
本発明において用いられる光起電力素子としては、単結晶、多結晶あるいはアモルファスシリコン系光起電力素子(太陽電池)、シリコン以外の半導体を用いた光起電力素子(太陽電池)、ショットキー接合型の光起電力素子(太陽電池)であることができる。しかし、以下ではこれら光起電力素子の中、アモルファスシリコン光起電力素子(太陽電池)の場合について説明する。
図2(a)乃至(c)は、それぞれ基板と反対側から光入射するアモルファスシリコン系光起電力素子(太陽電池)の模式的断面図である。図において、201は基板、202は下部電極、203,213,223はn型半導体層、204,214,224はi型半導体層、205,215,225はp型半導体層、206は透明導電膜、207は集電電極を表す。
図2に示すアモルファスシリコン系光起電力素子(太陽電池)、即ち、薄膜光起電力素子(太陽電池)の場合には、基板201が必要であり、該基板としては絶縁性あるいは導電性基板が用いられる。導電性基板としてはステンレスやアルミなどの金属基板が好適に用いられ裏面電極の役目も果たす。ガラス、高分子樹脂、セラミックスなどの絶縁性基板を用いる場合には、該基板上にクロム、アルミニウム、銀などの金属を蒸着し、裏面電極とする。下部電極202は、半導体層203,204,205,213,214,215,223,224,225で発生した電力を取り出すための一方の電極であり、半導体層203に対してはオーミックコンタクトとなる仕事関数を持つことが要求される。当該下部電極の構成材料としてはAl,Ag,Pt,Au,Ni,Ti,Mo,W,Fe,V,Cr,Cu等の金属;例えばニクロム等のこれら金属の合金;SnO2,In23,ZnO,ITO等の透明導電性酸化物(TCO)が挙げられる。下部電極202の表面は平滑であることが好ましいが、光の乱反射を起こさせる場合にはテクスチャー化してもよい。また、基板201が導電性である場合、下部電極202を設けなくてもよい。下部電極202はメッキ、蒸着、スパッタなどの公知の方法で形成することができる。
アモルファスシリコン半導体層はn層203、i層204、p層205としたシングル構成(図2(a)参照)だけでなく、pin接合またはpn接合を重ねたダブル構成(図2(b)参照)、トリプル構成(図2(c)参照)も好適に用いられる。
特にi層204、214、224を構成する半導体材料としてはa−Siの他にa−SiGe,a−SiCなどのいわゆるIV族およびIV族合金系アモルファスシリコン半導体が挙げられる。アモルファスシリコン半導体層の成膜方法としては、蒸着法、スパッタ法、高周波プラズマCVD法、マイクロ波プラズマCVD法、ECR法、熱CVD法、LPCVD法など公知の方法を所望に応じて用いる。成膜装置としてはバッチ式の装置や連続成膜装置などが所望に応じて使用できる。
透明導電膜206は、半導体層がアモルファスシリコンのようにシート抵抗が高い場合必要であり、かつ、光入射側に位置するために透明であることが必要である。透明導電膜206の材料としてはSnO2,In23,ZnO,CdO,CdSnO4,ITOなどの金属酸化物が用いられる。
【0013】
【製造方法】
本発明の集電電極の作製方法を実施するのに好適な装置の例を図3に示す。
図3は、真空システムを用いた加熱装置の模式的断面図である。図3において、301は加熱板兼下部チャンバー、302はヒーター、303は光起電力素子、304は下部チャンバー301に配設された排気口、305は樹脂シート1、306は樹脂シート2、307は上部チャンバー、308は上部チャンバー内に配設された排気口を示す。図3の装置では、加熱板兼下部チャンバー301で光起電力素子303を加熱すると同時に、樹脂シート1および2により加圧することで接着を行う。
加熱板兼下部チャンバー301は光起電力素子を加熱するためのものである。該加熱板兼下部チャンバーには、不図示の熱電対が設置されており、この熱電対で測定した温度をフィードバックして温度制御を行う制御系(図示せず)が配備されている。
加熱板兼下部チャンバー301の下部にはヒーター302が配置されており、ヒーター302の熱は加熱板兼下部チャンバー301を介して、光起電力素子303に伝えられる。
上部チャンバー307は上下動が可能であり、その下部には2枚の樹脂シート305,306が設置されている。
光起電力素子303は加熱板301上に置かれると同時に、上部チャンバー307が下降を始め、その下降端で周辺をシールし、光起電力素子周辺には加熱板と樹脂フィルムで囲まれた密閉空間が形成される。その階段で、加熱板兼下部チャンバー301の排気口304からエア引きを行い、密閉空間を真空状態にすることによって、樹脂シート305および306が光起電力素子の集電電極を素子方向に加圧し、集電電極が素子上に接着される。
樹脂シート305は、真空を保持するためと圧力を均一にかけるためのもので、耐熱性、耐久性に優れたフィルムが使用される。具体的には、シリコンゴム、フッ素ゴム、ネオプレンゴムなどの弾性を有する材料が好適に用いられる。樹脂シート305の厚みは、所望に応じて設計されるものであるが、500μmから2mm程度が好適である。
樹脂シート306は、集電電極の導電性接着材が樹脂シート305に付着するのを防ぐためと、樹脂シート305が加熱された際に出てくるオイルなどが光起電力素子に付着するのを防ぐためのもので、所望に応じて用いられる。具体的には、100μm程度の厚みのPTFE,ETFE,PFAなどの公知の高分子フィルムが用いられる。また、強度を向上するために、これらの材料にガラス繊維を含浸させたものでもよい。
【0014】
集電電極に加えられる圧力は、光起電力素子周辺の真空度と、樹脂フィルムの硬度によって決定されるが、ここで述べる圧力とは集電電極の直上に印加される圧力のことであり、その値は1.0〜5kg/cm2が望ましい。1.0kg/cm2以下の場合には、熱により軟化した導電性接着材があまり加圧されず、光起電力素子との接着面積が小さくなり、シリーズ抵抗が大きくなってしまうという問題が生じることがある。また、5kg/cm2以上の場合には、熱により軟化した導電性接着材が押しつぶされすぎて大きく広がり、シャドーロスが大きくなってしまうという問題が生じることがある。
集電電極の加熱温度としては、導電性接着材の軟化温度から150℃までの温度範囲とするのが好ましい。この温度範囲において、接着材の広がりは一層抑えられ、シャドーロスの小さな高特性の光起電力素子を得ることができる。
集電電極を形成する際の金属ワイヤーの長さとしては、所望長さよりも短い長さの金属ワイヤーが用いられる。短さの度合いについては、使用するワイヤー材料の熱膨張率、光起電力素子材料の熱膨張率、加熱温度によって決定され、熱膨張時に所望の長さになるように設計される。
光起電力素子が可撓性を有する場合には、所望長さよりも短い金属ワイヤーを光起電力素子の一部に固定した際に、例えば図4に示すようになる。図4において、401は光起電力素子、402は金属ワイヤー、403は粘着性材料である。所望長さよりも短い金属ワイヤーを固定しているため、光起電力素子は凹状に変形する。この状態から、加熱加圧を行うことにより、金属ワイヤーは熱膨張して伸びた状態で接着させるため、所望長さの集電電極を得ることが可能である。
【0015】
【粘着性材料】
本発明において使用する粘着性材料については、金属ワイヤーからなる集電電極を固定しておく機能が必要である。該粘着性材料としては、例えば、アクリル系、ゴム系、シリコーン系、ポリビニルエーテル系、エポキシ系、ポリウレタン系、ナイロン系、ポリアミド系、無機系、または複合型接着剤などが挙げられる。これらの接着剤の中で、特に接着性、タック、保持力、耐電性、耐湿性などに優れているものとして、アクリル系、シリコーン系接着剤が好適に用いられる。
さらに、作業性、量産性を高めるために、基材と上記接着剤を重ねた構成の粘着テープ、両面粘着テープを用いることも可能である。その際の基材としては、集電電極を加熱形成する時の耐熱性が要求され、例えば、ポリイミド、PETなどが用いられる。
【0016】
【実施例】
以下の実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は該実施例により限定されるものでない。
【0017】
【実施例1】
本実施例では、光起電力素子が、ステンレス基板を用いたアモルファスシリコン光起電力素子(太陽電池)の場合を図5を用いて具体的に説明する。
光起電力素子用の基板として、表面を洗浄した厚さ0.15mmのステンレススチール箔からなるロール状ステンレス基板を用意した。該ステンレス基板の表面上に、pin/pin構造の光起電力素子を公知のプラズマCVD法により表1に示した条件で形成した。pin/pin構造の光起電力素子の形成されたロール状ステンレス基板を切断することにより、光起電力素子500(239cm×356cm)を作製した。この光起電力素子500に対して、以下の処理を順番に行った。
(1)光起電力素子500の表面上に、ITOのエッチング材(FeCl3)含有ペーストをパターン501(図5(a))のようにスクリーン印刷した後、純水洗浄することにより、ITO層の一部をエッチングし上部電極と下部電極の電気的な分離を確実にした。
(2)光起電力素子500のエッチング領域のすぐ外側に、厚み200μmの両面テープ502(東洋インキ社製、基材ポリイミド/PET複合材、粘着材シリコン系)を図5(b)に示すように貼付した
(3)別途準備しておいたコートワイヤー503(直径100μmの銅ワイヤーに、体積抵抗率0.5Ωcmのカーボンペーストを20μm厚でコーティングし、乾燥処理したもの、カーボンペーストは、ウレタン樹脂(軟化温度約100℃)にカーボンブラックを分散し、IPA、酢酸エチルで希釈したもの)を354.7cmの長さに切断し、図5(c)に示すように複数本両面テープ502上に貼りつけた。貼りつけの際には、まず光起電力素子500を凹上に固定する治具の上に載置し、コートワイヤーをたるみなく貼るために、少々のテンションをかけながら貼りつけた。
(4)コーティングワイヤー503からの電気をさらに集電するためのバスバーとして、銀メッキ銅504(厚さ100μmの銅箔に、両面約1μmの銀メッキを施したもの)を、コーティングワイヤー503を固定している両面テープ502上に貼りつけた(図5(d))。
(5)図3に示した真空加熱装置を用いて、加熱加圧プレスを行い、コーティングワイヤー503を光起電力素子500上に接着した。その際の条件は、電極形成面上の温度を200℃にし、1kg/cmの圧力で45sec間プレスした。
これにより太陽電池を得た。以上の方法で、太陽電池10個作製した。
得られた10個の太陽電池について、初期特性を、AM1.5グローバルの太陽光スペクトルで100mW/cm2の光量の擬似太陽光源(以下シミュレータと呼ぶ)を用いて測定し、変換効率を求めたところ、9.5%±0.03%であり、良好な特性でばらつきも少なかった。また、シリーズ抵抗も平均32Ωcm2であり良好な値であった。
またいずれの太陽電池も、コートワイヤーが直線状に接着されており、ゆがみが発生している箇所は見受けられず、外観は良好であった。また、コーティングワイヤーの長さを測定したところ、約355.0cmであり、初期長さよりも伸びた状態で接着されていることが判った。また、所望長さ355.0cmを達成することができた。
【0018】
【比較例1】
本例は、長さ354.7cmのコートワイヤーを用いる代わりに、長さ355cmのコートワイヤーを用いた点が実施例1と異なる。
両面テープを貼付するところまでは実施例1と同様の手法を行い、その後実施例1で使用したと同じコーティングワイヤーを355.0cmの長さに切断し、図6(a)に示すように両面テープ上に貼りつけた。貼りつけの際には、実施例1とは異なり、光起電力素子を凹状にすることなく、平面上で貼りつけを行った。ただし、たるみをなくすために多少のテンションは加えながら貼りつけた。次に実施例1と同様に、バスバーである銀メッキ銅を貼りつけた後、200℃、1kg/cm2、45secでプレスを行い、コーティングワイヤーを光起電力素子上に接着した。これにより太陽電池を得た。
以上の方法で、太陽電池10個作製した。
得られた10個の太陽電池について、初期特性を、シミュレータを用いて測定し、変換効率を求めたところ、9.5%±0.03%であり、実施例1と同様に良好な特性でばらつきも少なかった。また、シリーズ抵抗も平均32Ωcm2であり良好な値であった。
しかしながら、外観に関しては、ほとんどの太陽電池のコートワイヤーが図6(b)に示すように蛇行して接着されてしまった。
実施例1と比較例1を比較することにより、本発明の効果が明らかであることがわかる。
【0019】
【表1】
Figure 0004046819
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特性的に全く問題がなく、かつ外観も良好な光起電力素子を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆層を設けた集電電極の構成を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明のアモルファスシリコン系光起電力素子の構成を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明の真空加熱装置を模式的に示す断面図である。
【図4】光起電力素子に、コートワイヤー両端を固定した状況を示す模式図である。
【図5】実施例1に係る光起電力素子の製造方法の概略図である。
【図6】比較例1に係る光起電力素子の製造方法の概略図、および集電電極の形成状態を示す概略図である。
【符号の説明】
100,402,500,503 コーティングワイヤー
101 金属ワイヤー
102 バリヤ層
103 接着層
201 基板
202 下部電極
203,213,223 n型半導体層
204,214,224 i型半導体層
205,215,225 p型半導体層
206 透明導電膜
207 集電電極
301 加熱板兼下部チャンバー
302 ヒーター
303,401 光起電力素子
304,308 排気口
305 樹脂シート1
306 樹脂シート2
307 上部チャンバー
403 粘着性材料
501 エッチングライン
502 両面テープ
504 バスバー

Claims (6)

  1. 導電性樹脂層を被覆した金属ワイヤーからなる集電電極を有する光起電力素子の製造方法において、所望長さよりも短い該金属ワイヤーの両端部のみを光起電力素子の一部に固定する工程と、加熱および加圧にて前記金属ワイヤーを熱膨張させながら前記金属ワイヤーを光起電力素子面上に接着する工程とを含むことを特徴とする光起電力素子の製造方法。
  2. 前記光起電力素子が可撓性を有することを特徴とする請求項1に記載の光起電力素子の製造方法。
  3. 前記両端部の固定が、粘着性材料を使用して行われることを特徴とする請求項1または2に記載の光起電力素子の製造方法。
  4. 前記粘着性材料が、両面テープであることを特徴とする請求項3に記載の光起電力素子の製造方法。
  5. 上記金属ワイヤーを固定するための熱が、導電性樹脂層の軟化温度から150℃以内の範囲であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光起電力素子の製造方法。
  6. 上記金属ワイヤーを固定するための圧力が、1kg/cm2以上10kg/cm2以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光起電力素子の製造方法。
JP32518997A 1997-11-12 1997-11-12 光起電力素子の製造方法 Expired - Fee Related JP4046819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32518997A JP4046819B2 (ja) 1997-11-12 1997-11-12 光起電力素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32518997A JP4046819B2 (ja) 1997-11-12 1997-11-12 光起電力素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11145502A JPH11145502A (ja) 1999-05-28
JP4046819B2 true JP4046819B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=18174013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32518997A Expired - Fee Related JP4046819B2 (ja) 1997-11-12 1997-11-12 光起電力素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4046819B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7153722B2 (en) 2003-06-06 2006-12-26 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for manufacturing photovoltaic device
TWI438916B (zh) * 2007-07-13 2014-05-21 Sanyo Electric Co 太陽電池模組之製造方法
US20090205703A1 (en) * 2008-02-14 2009-08-20 Applied Materials, Inc. Apparatus and method of mounting and supporting a solar panel
CN104282788B (zh) * 2014-09-28 2017-03-22 苏州中来光伏新材股份有限公司 无主栅、高效率背接触太阳能电池模块、组件及制备工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11145502A (ja) 1999-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2992638B2 (ja) 光起電力素子の電極構造及び製造方法並びに太陽電池
KR100195685B1 (ko) 광기전력 소자 그의 전극 구조 및 그의 제조 방법
US6472594B1 (en) Photovoltaic element and method for producing the same
JP3548246B2 (ja) 光起電力素子及びその製造方法
US6051778A (en) Electrode structure, process production thereof and photo-electricity generating device including the electrode
US6586270B2 (en) Process for producing a photovoltaic element
US6008451A (en) Photovoltaic device
JP2939075B2 (ja) 太陽電池モジュール
CN1132415A (zh) 太阳能电池元件组,太阳能电池组件及其制造方法
US20090250109A1 (en) Acrylic pressure sensitive adhesive composition, double coated adhesive sheet, and photovoltaic device
JPH0563218A (ja) 太陽電池及びその製造方法
JPH06318724A (ja) 電極及び光起電力素子
JP4046819B2 (ja) 光起電力素子の製造方法
JP3548379B2 (ja) 光起電力デバイスおよびその製造方法
JP4585652B2 (ja) 光起電力素子及び光起電力素子の製造方法
JP2006041351A (ja) 光起電力素子の製造方法
JP2002094096A (ja) 光起電力素子用集電電極の製造方法
JPH0936395A (ja) 光起電力素子及びその形成方法
JP2750085B2 (ja) 光起電力素子の集電電極作製方法
JPH07321351A (ja) 光起電力素子の電極構造及びその製造方法
JP2005150570A (ja) 光起電力素子及びその製造方法
JP3969966B2 (ja) 光起電力素子の製造方法
JPH0563219A (ja) 太陽電池及びその製造方法
JPH0918035A (ja) 集電電極および光起電力素子
AU722932B2 (en) Photovoltaic element and method for producing the same

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040305

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees