JP4043322B2 - 再送制御方法および通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、誤り制御方式として自動再送制御(ARQ:Automatic Repeat reQuest)を用いる場合の再送制御方法および通信装置に関するものであり、特に、マルチキャリア変復調方式を採用する移動体通信システムに適用可能な再送制御方法および通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の再送制御方法について説明する。自動再送制御(ARQ)は、デジタル通信、特に、移動体通信のような符号誤りが発生しやすい環境下における通信では重要な誤り制御方法である。これは、特定の時刻の伝播環境と、その時刻から所定時間が経過した後の伝播環境と、が異なることを利用した時間ダイバーシチ効果を利用した技術である。また、最近では、再送時のデータと前回までの受信データとを最大比合成し、受信信号の符号誤り率を低減させるパケット合成型HARQ(Hybrid-ARQ)が知られている。
【0003】
一方で、自動再送制御において、伝送効率を上げるために再送間隔を短くした場合には、再送時においても前回の送信時と同一のフェージングの影響を受けて、再送データの信号電力対雑音電力密度が前回の送信時のものとほとんど変わらないことがある。そこで、マルチキャリア(=複数のサブキャリア)を使った移動体通信では、周波数選択性フェージングを回避するために、周波数ダイバーシチ効果を組み合わせて、再送データを前回の送信時とは異なるサブキャリアに割り当てる、という方式がとられている。
【0004】
図22は、従来のマルチキャリア再送制御方式を示す図である。ここで、図22を用いて従来技術の動作について説明する(たとえば、特許文献1参照。)。
【0005】
図22では、48ビット分のデータを48のサブキャリアに割り当てる場合の、再送時の割り当てパターンを示している。ここでは、サブキャリアを連続する12波からなる4つのグループに分ける。また、パターン2〜4は、パターン1をグループ群単位に並べ替えたパターンとする。このとき、再送データは、前回のデータと異なるサブキャリアに割り当てる。そして、再送処理が発生する度に、再送データを別のパターンにしたがって配置して送信する。なお、割り当てパターンについては別途受信側に通知し、受信側では、そのパターンにしたがって受信データを並べ替えてから復調する。これにより、短い再送間隔でも周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−252056号公報(5ページ、図3)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の再送制御方法として上記図22に示すマルチキャリア再送制御方式を適用した場合、たとえば、図23に示したように、複数のサブキャリア群において周波数選択性フェージングが発生し、かつ単純な割り当てパターンしか用意されていない状況では、再度、データを送信(三送)する必要が生じてしまう、という問題があった。
【0008】
また、図24に示したように、フェージングの影響で受信品質の劣化している帯域が多く存在する場合には、従来技術のような単純な割り当てパターンでは、逆に再送回数が増えてしまい、十分な周波数ダイバーシチ効果が得られない、という問題があった。
【0009】
また、サブキャリアの割り当てパターンを通知する方式では、図25に示したように、通知した割り当てパターンに誤りが発生すると、受信側が誤った割り当てパターンで復調処理を行うこととなるため、再送時の受信データと前回までの受信データを最大比合成するパケット合成型HARQの特性に悪影響を与える(再度受信エラーが発生する)、という問題があった。
【0010】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、周波数選択性フェージングの影響を回避可能で、かつ通信装置間の再送回数を低減可能な再送制御方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる再送制御方法は、マルチキャリア変復調方式を採用する通信システムにて、自動再送制御(ARQ:Automatic Repeat reQuest)を用いた場合の再送制御方法であって、受信エラーが発生した場合、受信側の装置が、サブキャリア群毎の回線品質に関する情報と再送要求とを含めたパケットを返信し、さらに、受信データと前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報とを保持する第1の受信ステップと、前記再送要求を受け取った送信側の装置が、前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて、再送データを前回の送信時とは異なるサブキャリア群に割り当て直し、当該割り当て直した後の再送データを含めたパケットを送信する再送ステップと、前記受信側の装置が、前記保持しておいたサブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて前記再送データを並べ替えて、さらに、当該並べ替え後のデータと前記保持しておいた前回の受信データとを合成し、合成後のデータを復調する第2の受信ステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
つぎの発明にかかる再送制御方法において、前記再送ステップにあっては、前回の送信で回線品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を上げて、前回の送信で回線品質が良好なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を下げて、送信することを特徴とする。
【0013】
つぎの発明にかかる再送制御方法において、前記再送ステップにあっては、前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報を再送データとともにパケットに含めて送信し、前記第2の受信ステップにあっては、前記保存しておいたサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、再送処理により受信したサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、が異なる場合、そのパケットを破棄し、再度、再送要求を含めたパケットを送信することを特徴とする。
【0014】
つぎの発明にかかる再送制御方法において、前記再送ステップにあっては、さらに、再送データを時間軸方向に並べ替えることを特徴とする。
【0015】
つぎの発明にかかる再送制御方法において、前記再送ステップにあっては、前回の送信で回線品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたデータを、当該データの重要度に応じて、回線品質が良好なサブキャリア群に割り当て直すことを特徴とする。
【0016】
つぎの発明にかかる通信装置にあっては、変復調方式としてマルチキャリア変復調方式を採用し、誤り制御方式として自動再送制御(ARQ:Automatic Repeat reQuest)を採用し、たとえば、サブキャリア群毎の回線品質に関する情報と再送要求とを含めたパケットを受け取った場合に、当該サブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて、再送データを前回の送信時とは異なるサブキャリア群に割り当て直し、当該割り当て直した後の再送データを含むパケットを送信する送信手段、を備えることを特徴とする。
【0017】
つぎの発明にかかる通信装置にあっては、変復調方式としてマルチキャリア変復調方式を採用し、誤り制御方式として自動再送制御(ARQ:Automatic Repeat reQuest)を採用し、たとえば、サブキャリア群毎の回線品質に関する情報と再送要求とを含めたパケットを受け取った場合に、当該サブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて、再送データを前回の送信時とは異なるサブキャリア群に割り当て直し、当該割り当て直した後の再送データを含むパケットを送信する送信手段と、再送データを含めたパケットを受け取った場合に、受信エラー発生時のサブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて当該再送データを並べ替えて、さらに、当該並べ替え後のデータと受信エラー発生時の受信データとを合成し、合成後のデータを復調する受信手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】
つぎの発明にかかる通信装置において、前記受信手段は、前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報と再送データとを含むパケットを受け取り、かつ、受信エラー発生時のサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、再送データとともに受け取ったサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、が異なる場合、そのパケットを破棄し、再送要求を含めたパケットを送信することを特徴とする。
【0019】
つぎの発明にかかる通信装置において、前記送信手段は、前回の送信で回線品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を上げて、前回の送信で回線品質が良好なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を下げて、送信することを特徴とする。
【0020】
つぎの発明にかかる通信装置において、前記送信手段は、前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報を再送データとともにパケットに含めて送信することを特徴とする。
【0021】
つぎの発明にかかる通信装置において、前記送信手段は、さらに、再送データを時間軸方向に並べ替えることを特徴とする。
【0022】
つぎの発明にかかる通信装置において、前記送信手段は、前回の送信で回線品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたデータを、当該データの重要度に応じて、回線品質が良好なサブキャリア群に割り当て直すことを特徴とする。
【0023】
つぎの発明にかかる通信装置にあっては、変復調方式としてマルチキャリア変復調方式を採用し、誤り制御方式として自動再送制御(ARQ:Automatic Repeat reQuest)を採用し、たとえば、再送データを含めたパケットを受け取った場合に、受信エラー発生時のサブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて当該再送データを並べ替えて、さらに、当該並べ替え後のデータと受信エラー発生時の受信データとを合成し、合成後のデータを復調する受信手段、を備えることを特徴とする。
【0024】
つぎの発明にかかる通信装置において、前記受信手段は、前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報と再送データとを含むパケットを受け取り、かつ、受信エラー発生時のサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、再送データとともに受け取ったサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、が異なる場合、そのパケットを破棄し、再送要求を含めたパケットを送信することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる自動再送制御方法および通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0026】
実施の形態1.
本発明においては、マルチキャリア変復調方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing,MC/DS−CDMA:Multi Carrier / Direct Sequence Code Division Multiple Access,MC−CDMA:Multi Carrier Code Division Multiple Access)を採用し、移動機と基地局との間でFDD(Frequency Division Duplex)方式を用いた再送制御を実施する移動体通信システムについて説明する。
【0027】
以下、上記移動体通信システムの動作を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる通信装置として、たとえば、基地局および移動機の構成を示す図である。図2は、本実施の形態のシステム構成を示す図である。ここでは、基地局1と移動機2が双方向通信中であることを前提とする。たとえば、基地局1では、下りパケットで、移動機2に対してデータを送信する。これに対して、移動機2では、上りパケットで、基地局1に対して受信した下りパケットに誤りがあったかどうか(ACK/NACK)を応答する。そして、移動機2から再送要求があった場合、基地局1では、移動機2に対して再送データを送信する。一方、移動機2では、上りパケットで、基地局1に対してデータを送信する。これに対して、基地局1では、下りパケットで、移動機2に対して受信した上りパケットに誤りがあったかどうか(ACK/NACK)を応答する。そして、基地局1から再送要求があった場合、移動機2では、基地局1に対して再送データを送信する。
【0028】
図3は、本実施の形態における下りパケットおよび上りパケットのフォーマットを示す図である。パケットを構成する各シンボル(パイロット,制御,データ)は、時間軸方向に左から右へ多重化されている。また、制御シンボルは、さらに、フィードバックフィールド,再送フィールド,再送要求フィールド,回線品質情報フィールドに細分化されている。なお、制御シンボルには、上記以外の制御情報を含ませることもできる。
【0029】
フィードバックフィールドは、基地局1または移動機2に対するフィードバック情報(受信パケットに誤りがあったか否か)が含まれた領域を表す(Yes:フィードバック情報を含む,No:フィードバック情報を含まない)。再送フィールドは、フィードバックフィールドがフィードバック情報を含まない場合に使われ、パケットが再送データであるかどうかを示す情報(Yes:再送データ,No:再送データ以外)が含まれた領域を表す。再送要求フィールドは、フィードバックフィールドがフィードバック情報を含む場合に使われ、受信データに誤りがあったかどうかを示す情報(ACK:誤りなし, NACK:誤りあり)が含まれた領域を表す。
【0030】
さらに、回線品質情報フィールドは、フィードバックフィールドがフィードバック情報を含み、かつ再送要求フィールドがNACKの場合に使われ、再送データが割り当てられるサブキャリア群を示す情報(他のサブキャリア群に再送データを割り当てるための情報)が含まれた領域を表す。このフィールドには、サブキャリア群の数の領域が用意され、該当するサブキャリア群に対応する領域をONとする。たとえば、サブキャリア群の数が4の場合(サブキャリア群(1)〜(4))、{OFF,ON,OFF,OFF}は、サブキャリア群(2)が再送すべきサブキャリア群であることを表す。
【0031】
また、図示のデータ部分は、従来技術と同様に、連続した送信データを周波数軸上に配置し、残りのデータを次の時間の周波数軸上に配置する。
【0032】
ここで、本実施の形態における再送制御方法について説明する。図4は、下り通信の動作を示す図であり、詳細には、基地局1からの送信データに誤りがあり、移動機2が再送要求を行った場合の動作を示す。また、図5は、上り通信の動作を示す図であり、詳細には、移動機2からの送信データに誤りがあり、基地局1が再送要求を行った場合の動作を示す。なお、ここでは、説明の便宜上、「Stop and Wait型」のARQを用いて動作を説明するが、これに限らず、たとえば、より伝送効率が向上する「Go Back N型」あるいは「Selective Repeat型」のARQを用いることとしてもよい。
【0033】
図4において、まず、基地局1では、初送データの送信時、下りパケットの制御シンボルのフィードバックフィールドと再送フィールドに「No」を設定する。そして、後述する通常のサブキャリア割り当て規則に基づいてデータシンボルに送信データを設定したパケットを移動機2に対して送信し(ステップS1)、再送に備えて送信データを保持する(ステップS2)。
【0034】
移動機2では、基地局1からのパケットを受信すると、制御シンボルのフィードバックフィールドを参照し、フィードバック情報が含まれているかどうかを判定する。フィードバックフィールドが「No」の場合は、さらに、制御シンボルの再送フィールドを参照し、再送データであるかどうかを判定する。そして、再送フィールドも「No」の場合は、初送データであると判断し、後述する通常のサブキャリア割り当て規則に基づいてデータシンボルを並べ替えて復調し、パケット誤りがないかどうかを判定する。
【0035】
さらに、移動機2では、パケット誤りの有無を基地局1へフィードバックするために上りパケットの制御シンボルのフィードバックフィールドに「Yes」を設定する。そして、正常受信の場合は、制御シンボルの再送要求フィールドに「ACK」を設定したパケットを基地局1に対して返信する(ステップS3)。一方、受信エラーの場合は、サブキャリア群毎の回線品質(たとえばSIR:Signal-to-Interference Ratio)を測定し(ステップS5)、上りパケットの制御シンボルの回線品質情報フィールドに、測定結果が特定のしきい値を下回るサブキャリア群を指定しておく。なお、そのようなサブキャリア群が存在しない場合は、上記測定結果が最も悪いものから順に決められた数のサブキャリア群を指定しておく。さらに、受信エラーの場合は、制御シンボルの再送要求フィールドに「NACK」を設定した上りパケットを基地局1に対して返信し(ステップS6)、受信エラーのデータを、再送データとのパケット合成のために保持する。
【0036】
基地局1では、移動機2からのパケットを受信すると、制御シンボルのフィードバックフィールドを参照し、フィードバック情報が含まれているかどうかを判定する。フィードバックフィールドが「Yes」の場合は、上りパケットの制御シンボルの再送要求フィールドを参照し、受信が成功したかどうかを判定する。
そして、再送要求フィールドが「ACK」の場合は、受信が成功しているので、保持してあった送信データを破棄する(ステップS4)。一方、再送要求フィールドが「NACK」の場合は、受信が失敗しているので、上りパケットの制御シンボルの回線品質情報フィールドを参照し、後述する所定のサブキャリア割り当て規則にしたがって、再送データを受信品質が悪いと通知されていないサブキャリア群に割り当てる(ステップS7)。
【0037】
さらに、基地局1では、再送データを送信するために下りパケットの制御シンボルのフィードバックフィールドに「No」を設定し、再送フィールドに「Yes」を設定し、データシンボルに上記新たに割り当てられた再送データを設定する。そして、受信品質が悪いと通知されたサブキャリア群に割り当てられていた送信電力を、新たに割り当てられたサブキャリア群に加えて(ステップS8)、再送データを移動機2に対して送信する(ステップS9)。
【0038】
移動機2では、基地局1からパケットを受信すると、制御シンボルのフィードバックフィールドを参照し、フィードバック情報が含まれているかどうかを判定する。フィードバックフィールドが「No」の場合は、制御シンボルの再送フィールドを参照し、再送データであるかどうかを判定する。そして、再送フィールドが「Yes」の場合は、再送データであると判断し、後述する所定のサブキャリア割り当て規則に基づいてデータシンボルを並べ替える。さらに、並べ替え後のデータと保持してあった前回までの受信エラーのデータとをパケット合成し(ステップS10)、合成後のデータを復調してパケット誤りがないかどうかを判定する。なお、パケット誤りの有無を基地局1へフィードバックするための動作については、初送データを受信したときと同様である。また、ここでは、受信エラーがなくなるまで上記ステップS5〜S10の動作を繰り返し実行する。
【0039】
なお、図5に示す上り通信の動作については、上記下り通信の動作において移動機2と基地局1を読み替えるだけなので、同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
【0040】
このように、本実施の形態の再送制御方法においては、前回の送信で受信品質の劣化したサブキャリア群に設定されていたデータが、受信品質の良好なサブキャリア群に設定され、かつ、送信電力を増加した状態で再送されてくることとなる。これにより、パケット合成後の復調時に受信エラーを解消できる可能性が高まるので、移動機と基地局との間の再送回数を削減できる。また、サブキャリアを増やしてサブキャリア群を細分化した場合には、フェージングの影響で受信品質の劣化している帯域が多く存在する場合であっても、再送時に受信エラーを解消できる可能性が高まるので、移動機と基地局との間の再送回数を削減できる。
また、サブキャリア割り当て規則を通知しないこととしたため、サブキャリア割り当て規則の伝送誤りに起因する受信エラーの発生を防止でき、さらに、移動機と基地局との間でやり取りされるデータ量も低減できる。
【0041】
つぎに、上記移動機2の動作を図1,図6〜図9を用いて詳細に説明する。なお、ここでは、説明の便宜上、「Stop and Wait型」のARQを用いて動作を説明するが、これに限らず、たとえば、より伝送効率が向上する「Go Back N型」あるいは「Selective Repeat型」のARQを用いることとしてもよい。
【0042】
図6は、移動機2の動作の一例を示す図であり、たとえば、基地局1から受信したデータ(再送データではない)に誤りがない場合の移動機2の動作を示している。まず、受信部23では、基地局1から受信したデータを、受信データ通知として復調部24へ転送する(ステップS21)。復調部24では、受信データ通知を受け取ると、伝送路推定部26に対して伝送路推定要求を通知する(ステップS22)。そして、基地局1から受信したデータを復調し、その結果を判定する(ステップS23)。
【0043】
伝送路推定要求を受け取った伝送路推定部26では、サブキャリア群毎に希望波および干渉波のレベルを測定する。そして、それらの比(SIR:Signal ・ to - Interference Ratio)である伝送路推定情報を求め、当該伝送路推定情報を伝送路推定応答として復調部24へ通知する(ステップS24)。伝送路推定応答を受け取った復調部24では、上記判定処理において復調データに誤りがない場合、フィードバックフィールドに設定する情報として「Yes」を、再送要求フィールドに設定する情報として「ACK」を、制御シンボル通知に設定して変調部21へ通知する(ステップS25)。
【0044】
制御シンボル通知を受け取った変調部21では、基地局1に対して「ACK」を返信するために、制御シンボルのフィードバックフィールドに「Yes」を設定し、再送要求フィールドに「ACK」を設定し、データ部分を空にしてパイロットシンボルを設定した上りパケットを、ACK通知として送信部22へ通知する(ステップS26)。送信部22では、所定の送信処理を施した後のACK通知を基地局1に対して返信する(ステップS27)。
【0045】
図7は、移動機2の動作の一例を示す図であり、たとえば、基地局から受信したデータ(再送データではない)に誤りがあった場合の移動機2の動作を示している。なお、図6と同様の処理については同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
【0046】
伝送路推定応答を受け取った復調部24では、上記判定処理(ステップS23)において復調データに誤りがあった場合、受信データのデータ部分と伝送路推定応答として受け取った伝送路推定情報を、データ部追加通知としてパケット合成部25へ通知する(ステップS31)。パケット合成部25では、受け取ったデータ部追加通知のデータ部分および伝送路推定情報を保存する(ステップS32)。その後、復調部24では、フィードバックフィールドに設定する情報として「Yes」を、再送要求フィールドに設定する情報として「NACK」を、回線品質情報フィールドに設定する情報として「特定のしきい値よりも受信品質(伝送路推定情報:SIR)が悪いと判断されたサブキャリア群」を、制御シンボル通知に設定して変調部21へ通知する(ステップS33)。
【0047】
変調部21では、基地局1に対して「NACK」を返信するために、制御シンボルのフィードバックフィールドに「Yes」を設定し、再送要求フィールドに「NACK」を設定し、回線品質情報フィールドに「上記サブキャリア群」を設定し、そして、データ部分を空にしてパイロットシンボルを設定した上りパケットを、NACK通知として送信部22へ通知する(ステップS34)。送信部22では、所定の送信処理を施した後のNACK通知を基地局1に対して返信する(ステップS35)。
【0048】
図8は、移動機2の動作の一例を示す図であり、たとえば、基地局1から受信した再送データに誤りがなかった場合の移動機2の動作を示している。なお、図6および図7と同様の処理については同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
【0049】
復調部24では、受信データ通知を受け取ると、伝送路推定部26に対して伝送路推定要求を通知する(ステップS22)。伝送路推定要求を受け取った伝送路推定部26では、サブキャリア群毎に希望波および干渉波のレベルを測定する。そして、それらの比(SIR:Signal ・ to - Interference Ratio)である伝送路推定情報を求め、当該伝送路推定情報を伝送路推定応答として復調部24へ通知する(ステップS24)。
【0050】
また、基地局1から受信したデータが再送データであった場合、復調部24では、そのデータ部分を、パケット合成要求としてパケット合成部25へ通知する(ステップS41)。パケット合成要求を受け取ったパケット合成部25では、上記(ステップS32)のように保存しておいた伝送路推定情報に基づいて、データ部分を並べ替える(ステップS42)。そして、並べ替えたデータ部分と上記保存しておいたデータ部分とをパケット合成し(ステップS43)、その結果である合成済みデータ部分を、パケット合成応答として復調部24へ返信する(ステップS44)。
【0051】
その後、復調部24では、パケット合成応答として受け取った合成済みデータ部分を復調し、その復調結果を判定する(ステップS45)。そして、復調データに誤りがなかった場合は、以降、保存されたデータに対してパケット合成を行う必要がないため、保存データ消去通知をパケット合成部25へ通知する(ステップS46)。保存データ消去通知を受け取ったパケット合成部25では、保存データを消去する(ステップS47)。以降、図6と同様の手順で、ステップS25,S26,S27の処理を実行する。
【0052】
図9は、移動機2の動作の一例を示す図であり、たとえば、基地局1から受信した再送データに誤りがあった場合の移動機2の動作を示している。図9では、「基地局1からデータを受信する処理」から「復調結果を判定する処理」までの一連の処理(ステップS21,S22,S24,S41〜S45)については、上記図8と同様の処理を実行する。そして、図9では、ステップS45にて復調処理に誤りがあると判断した後、以降の処理については、図7と同様の処理(ステップS31〜S35)を実行する。
【0053】
このように、移動機では、受信品質の劣化したサブキャリア群に設定されていたデータを、再送時には受信品質の良好なサブキャリア群に設定するように、基地局に対して通知する構成とした。これにより、再送データとのパケット合成後の復調時に受信エラーを解消できる可能性が高まるので、基地局との間の再送回数を大幅に削減できる。また、サブキャリア割り当て規則を通知しない構成としたため、サブキャリア割り当て規則の伝送誤りに起因する受信エラーの発生を防止でき、さらに、基地局との間でやり取りされるデータ量も低減できる。
【0054】
なお、上記では、図6〜図9を用いて移動機の動作を説明したが、図6〜図9の動作については、移動機を基地局に読み替えることによって基地局においても適用可能である。
【0055】
つぎに、上記基地局1の動作を図1,図10,図11を用いて詳細に説明する。なお、ここでは、説明の便宜上、「Stop and Wait型」のARQを用いて動作を説明するが、これに限らず、たとえば、より伝送効率が向上する「Go Back N型」あるいは「Selective Repeat型」のARQを用いることとしてもよい。
【0056】
図10は、基地局1の動作の一例を示す図であり、たとえば、移動機2から「ACK」が返ってきた場合の基地局1の動作を示している。まず、変調部11では、送信データがある場合、予め規定された通常のサブキャリア割り当て規則に基づいて、送信データを並べ替える。そして、制御シンボルのフィードバックフィールドに「No」を設定し、再送フィールドに「No」を設定し、データ部分に上記並べ替えた後のデータを設定し、さらにパイロットシンボルを設定した下りパケットを、送信データ通知として送信部12へ通知する(ステップS51)。同時に、再送に備えてその送信データを保持しておく(ステップS52)。送信部12では、後述する通常の送信電力調整規則に基づいて、所定の送信処理を施した後の送信データ(下りパケット)を基地局1に対して送信する(ステップS53)。
【0057】
その後、移動機2からの応答を受け取った受信部13では、受信したデータを、受信データ通知として復調部14へ転送する(ステップS54)。受信データ通知を受け取った復調部14では、制御シンボルのフィードバックフィールドが「Yes」であり、かつ再送要求フィールドが「ACK」であった場合、先に保存しておいたデータを再送する必要がないため、送信済みデータ廃棄通知を変調部11へ通知する(ステップS55)。送信済みデータ廃棄通知を受け取った変調部11では、送信済みデータを廃棄し(ステップS56)、次の送信データの送信処理を実施する。
【0058】
図11は、基地局1の動作の一例を示す図であり、たとえば、移動機2から「NACK」が返ってきた場合の基地局1の動作を示している。なお、図10と同様の処理については同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
【0059】
受信データ通知(ステップS54)を受け取った復調部14では、制御シンボルのフィードバックフィールドが「Yes」であり、かつ再送要求フィールドが「NACK」であった場合、受信したデータの回線品質情報フィールドの内容を設定した送信済みデータ再送通知を変調部11へ通知する(ステップS61)。
【0060】
変調部11では、送信済みデータ再送通知に設定された回線品質情報フィールドの内容に基づいて、保持してある再送データを、後述するサブキャリア割り当て規則に基づいて並べ替える(ステップS62)。また、後述する送信電力調整規則に基づいてサブキャリア群毎に送信電力を調整する(ステップS63)。そして、制御シンボルのフィードバックフィールドに「No」を設定し、再送フィールドに「Yes」を設定し、データ部分に並べ替え後のデータを設定し、さらにパイロットシンボルを設定した下りパケットを、再送データ通知として送信部12へ通知する(ステップS64)。このとき、再送データ通知には送信電力調整結果も設定する。なお、この送信電力調整結果は、送信データ通知内に設けられた送信電力増加サブキャリア群フィールドと送信電力減少サブキャリア群フィールドに設定される。また、各フィールドにはサブキャリア群の数のビットが用意され、送信電力増加サブキャリア群フィールドでは、送信電力を増加させるサブキャリア群に対応するビットを「ON」と設定し、送信電力減少サブキャリア群フィールドでは、送信電力を減少させるサブキャリア群に対応するビットを「ON」と設定する。
【0061】
送信部12では、再送データ通知に設定された送信電力調整結果に基づいてサブキャリア群毎に送信電力を変更し(ステップS65)、再送データを移動機2へ送信する(ステップS66)。
【0062】
このように、基地局では、前回の送信で受信品質の劣化したサブキャリア群に割り当てられたデータを、受信品質の良好なサブキャリア群に割り当て直し、かつ、送信電力を増加した状態で再送する構成とした。これにより、移動機において、パケット合成後の復調時に受信エラーを解消できる可能性が高まるので、移動機との間の再送回数を大幅に削減できる。また、サブキャリア割り当て規則を送信しない構成としたため、サブキャリア割り当て規則の伝送誤りに起因する受信エラーの発生を防止でき、さらに、移動機との間でやり取りされるデータ量も低減できる。
【0063】
なお、上記では、図10および図11を用いて基地局の動作を説明したが、図10および図11の動作については、基地局を移動機に読み替えることによって移動機においても適用可能である。
【0064】
つぎに、OFDM方式やMC/DS−CDMA方式のように送信データとサブキャリアが1対1に対応する場合の、上記サブキャリア割り当て規則および送信電力調整規則を説明する。
【0065】
図12は、初送時および再送時のサブキャリア割り当て規則を示す図であり、図13は、サブキャリア割り当て規則および送信電力調整規則の手順を示すフローチャートである。まず、初送時は、送信データをM×Nの行列(図12では、4×2の行列)に配置し、列方向から順次読み出すことで並べ替える。そして、周波数軸上において、左からサブキャリア群A,B,C,Dと割り当てる。また、初送時の送信電力は、すべてのサブキャリア群で均一とする。
【0066】
受信側では、サブキャリア群毎に回線品質を測定し、サブキャリア群A,Bの測定結果が所定のしきい値を下回った場合(所定のしきい値を下回らなかった場合は、回線品質の劣悪な順から所定の件数分をピックアップする)、回線品質情報フィールドに{ON:しきい値未満,ON,OFF:しきい値以上,OFF}を設定し、NACKを返信する。送信側では、この情報に基づいてデータの周波数軸上の再配置および送信電力の再配分を実施する。
【0067】
送信側では、まず、受信品質の劣悪なサブキャリア群A,Bの送信電力を下げる(ステップS71)。このとき、再送データ通知に設定された送信電力調整結果の送信電力減少サブキャリア群フィールドは、{ON:減少させる,ON:減少させる,OFF:減少させない,OFF:減少させない}となる。そして、前回の送信で受信品質が劣悪なサブキャリア群A,Bに割り当てられたデータを、先に再配置する。すなわち、ここでは、サブキャリア群C,Dがしきい値以上であるので、前回、サブキャリア群A,Bに割り当てられたデータを、順次、サブキャリア群C,Dに割り当てる。そして、サブキャリア群C,Dの送信電力を上げる(ステップS72)。このとき、再送データ通知に設定された送信電力調整結果の送信電力増加サブキャリア群フィールドは、{OFF:増加させない,OFF:増加させない,ON:増加させる,ON:増加させる}となる。
【0068】
また、前回の送信で受信品質が劣悪な(しきい値未満)サブキャリア群に割り当てられたすべてのデータを、受信品質が良好な(しきい値以上)サブキャリア群に割り当て直したかどうかを確認する(ステップS73)。そして、当該データを割り当てた後に(ステップS74)、前回の送信で受信品質が良好なサブキャリア群に割り当てられたデータを、受信品質が劣悪なサブキャリア群または残っているサブキャリア群に割り当て直す(ステップS75)。図12の例では、ステップS72において、前回の送信で受信品質が劣悪なサブキャリア群A,Bに割り当てられたデータを、受信品質が良好なサブキャリア群C,Dに割り当て直しているので(ステップS73,Yes)、ステップS74を経由せずに、前回の送信で受信品質が良好なサブキャリア群C,Dに割り当てられたデータを、サブキャリア群A,Bに割り当て直す(ステップS75)。
【0069】
なお、受信品質が劣悪なサブキャリア群が全体のサブキャリア群の半数を越える場合は、前回の送信で受信品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたすべてのデータを、良好なサブキャリア群に割り当てることができないので、残ったデータについては、データが割り当てられていないサブキャリア群に、順次割り当てる。
【0070】
一方、送信データを周波数軸上に拡散するMC−CDMA方式の場合は、送信データとサブキャリアが1対Nに対応するため、図14に示すように、拡散率SF(Spreading Factor)とサブキャリア群に含まれるサブキャリアの数(Nsub)によって、データの周波数軸上の再配置および送信電力の再配分を実施する。
【0071】
たとえば、SF=Nsubの場合は、拡散後の送信データとサブキャリア群が1対1に対応するため、図13と同じ規則を適用できる。
【0072】
また、SF<Nsubの場合は、拡散後の送信データとサブキャリア群がN対1となるため、SF=Nsubになるようにサブキャリア群を仮想的に分割することによって、図13と同じ規則を適用する。図14の例でいえば、各サブキャリア群を2分割して、サブキャリア群Aを仮想サブキャリア群A1,A2、サブキャリア群Bを仮想サブキャリア群B1,B2、サブキャリア群Cを仮想サブキャリア群C1,C2、サブキャリア群Dを仮想サブキャリア群D1,D2とする。
【0073】
また、SF>Nsubの場合は、拡散後の送信データとサブキャリア群がN対1に対応するため、SF=Nsubになるようにサブキャリア群を仮想的にマージすることによって、図13と同じ規則を適用する。図14の例でいえば、隣接する2つのサブキャリア群をマージし、サブキャリア群A,Bを仮想サブキャリア群AB、サブキャリア群C,Dを仮想サブキャリア群CDとする。ただし、SF>Nsubの場合は、マージした仮想サブキャリア群に、受信品質が良好なサブキャリア群と劣悪なサブキャリア群が混在する可能性がある。そのため、たとえば、図15に示すように、各仮想サブキャリア群に点数を付与し(ステップS81)、仮想サブキャリア群に受信品質が劣悪なサブキャリア群が含まれる場合は、点数を−1だけ減点する。そして、ステップS71以降の処理では、データをサブキャリア群に割り当てるとき、点数が高い仮想サブキャリア群にデータを優先的に割り当てる(ステップS71〜S75)。
【0074】
このように、本実施の形態のサブキャリア割り当て規則および送信電力調整規則では、前回の送信で受信品質の劣化したサブキャリア群に割り当てられたデータを、受信品質の良好なサブキャリア群に割り当て直し、かつ、送信電力を増加する。これにより、パケット合成後の復調時に受信エラーを解消できる可能性が高まるので、移動機と基地局との間の再送回数を削減できる。
【0075】
以上の結果、本実施の形態においては、再送回数の低減によってセル内の干渉を低減できるため、移動体通信システム全体のスループットを向上させることができる。また、再送回数の低減によって、通信中の移動機および基地局の消費電力も低減できる。
【0076】
実施の形態2.
前述の実施の形態1では、再送時のサブキャリア割り当て規則を、送信側が受信側に対して通知しない方式について説明したが、たとえば、受信側から送られてくるパケット内の回線品質情報フィールドに伝送誤りが発生した場合、受信側で並べ替え誤りによる受信エラーが発生してしまう。
【0077】
そこで、本実施の形態では、図3で説明したパケット構成に、回線品質情報確認用フィールドを追加する。図16は、実施の形態2のパケットのフォーマットを示す図である。この場合、送信側では、回線品質情報確認用フィールドに送信側で受信した回線品質情報フィールドの内容をコピーして再送データを送信する。一方、再送データを受信した受信側では、送信側に通知した回線品質情報フィールドの内容と再送処理により受信した回線品質情報確認用フィールドの内容が異なる場合は、そのパケットを破棄し、再度、「NACK」を返信して再送を要求する。
【0078】
このように、本実施の形態においては、受信側で、送信側に通知した回線品質情報フィールドの内容と、再送処理により受信した回線品質情報確認用フィールドの内容と、を比較する構成としたため、受信側における並べ替え誤りによる受信エラーを回避できる。
【0079】
実施の形態3.
前述の実施の形態1、2では、再送時に周波数軸上でデータを並べ替える方式について説明したが、たとえば、図17に示すように、受信品質は時間軸上で一定ではなく、時々刻々と細かく変動しているため、初送時と再送時では受信品質が異なる可能性がある。
【0080】
そこで、本実施の形態では、誤り発生のランダム性をあげるために、時間軸方向の並べ替え(図18では4シンボル分をローテーションしている)を導入する。図18は、実施の形態3の時間軸方向の並べ替え処理を示す図である。また、図19,20は、実施の形態3の受信側の動作を示す図である。ここでは、図8,図9で説明したステップS42の処理を変更して、図19,20のように、時間軸方向の並べ替えを実施した後に(ステップS42−1)、周波数軸方向の並べ替えを実施する(ステップS42−2)。
【0081】
このように、本実施の形態においては、時間軸方向の並べ替えを実施することによりランダム性が増すため、さらに、誤り訂正効果を高めることができる。
【0082】
実施の形態4.
実施の形態4では、図12および図13にて説明したサブキャリア割り当て規則および送信電力調整規則の変形例を説明する。
【0083】
たとえば、受信品質が悪かったサブキャリア群が全体のサブキャリア群の半数を超える場合は、前回の送信で受信品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てたデータを、受信品質が良好なサブキャリア群に割り当て直すことができない場合が発生する。
【0084】
そこで、実施の形態4では、データの重要度を考慮して割り当てるサブキャリア群を決定する。図21では、実施の形態4のサブキャリア割り当て規則および送信電力調整規則を示す図である。
【0085】
たとえば、送信データに誤り訂正符号を付与する場合、符号器からは、所望のデータである情報ビット系列と誤り訂正符号となるパリティビット系列が出力される。そのため、受信側では、伝送中に情報ビットが誤った場合でも、対応するパリティビットが誤っていなければ、そのパリティビットによって誤りを訂正することができる。ここでは、情報ビット系列とパリティビット系列が独立に出力される場合を考える。
【0086】
図25のように、初送時は、情報ビット系列とパリティビット系列を独立に並べ替えて周波数軸上に割り当てる。一方、再送時には、受信品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられていたデータを、受信品質が良好なサブキャリア群へ割り当て直す場合に、図12および図13のように単純に割り当て直すのではなく、パリティビット系列のデータより情報ビット系列のデータを優先的に割り当てる。
【0087】
たとえば、図13で説明した規則を用いると、順番に割り当て直すので、前回の送信でサブキャリア群Bに割り当てられたデータ(パリティビット系列)がサブキャリア群Fに割り当てられ、前回の送信でサブキャリア群Dに割り当てられたデータ(パリティビット系列)がサブキャリア群Hに割り当てられることになる。しかし、本実施の形態では、情報ビット系列のデータを優先的に割り当てるので、前回の送信でサブキャリア群Eに割り当てられたデータ(情報ビット系列)がサブキャリア群Fに割り当てられ、前回の送信でサブキャリア群Gに割り当てられたデータ(情報ビット系列)がサブキャリア群Hに割り当てられることになる。
【0088】
このように、本実施の形態においては、情報ビット系列を優先的に受信品質の良好なサブキャリア群に割り当てる構成としたため、受信品質が劣悪なサブキャリア群が全体のサブキャリア群の半数を超えるような、劣悪な無線回線品質状況であっても、データ誤りの可能性を大幅に低減できる。
【0089】
【発明の効果】
以上、説明したとおり、本発明によれば、前回の送信で受信品質の劣化したサブキャリア群に割り当てられていたデータを、受信品質の良好なサブキャリア群に割り当て直すこととした。これにより、パケット合成後の復調時に受信エラーを解消できる可能性が高まるので、通信装置間の再送回数を大幅に削減できる、という効果を奏する。また、前回の送信で受信品質の劣化したサブキャリア群に割り当てられていたデータの送信電力を、増加して再送することとしたため、さらに、再送回数を削減できる、という効果を奏する。また、サブキャリア割り当て規則を通知しないこととしたため、サブキャリア割り当て規則の伝送誤りに起因する受信エラーの発生を防止でき、さらに、通信装置間でやり取りされるデータ量も低減できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる基地局および移動機の構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態のシステム構成を示す図である。
【図3】 本実施の形態における下りパケットおよび上りパケットのフォーマットを示す図である。
【図4】 下り通信の動作を示す図である。
【図5】 上り通信の動作を示す図である。
【図6】 移動機の動作の一例を示す図である。
【図7】 移動機の動作の一例を示す図である。
【図8】 移動機の動作の一例を示す図である。
【図9】 移動機の動作の一例を示す図である。
【図10】 基地局の動作の一例を示す図である。
【図11】 基地局の動作の一例を示す図である。
【図12】 初送時および再送時のサブキャリア割り当て規則の一例を示す図である。
【図13】 サブキャリア割り当て規則および送信電力調整規則の手順を示すフローチャートである。
【図14】 サブキャリア割り当て規則の一例を示す図である。
【図15】 サブキャリア割り当て規則および送信電力調整規則の手順を示すフローチャートである。
【図16】 実施の形態2のパケットのフォーマットを示す図である。
【図17】 時間軸上の受信品質を示す図である。
【図18】 実施の形態3の時間軸方向の並べ替え処理を示す図である。
【図19】 実施の形態3の受信側の動作を示す図である。
【図20】 実施の形態3の受信側の動作を示す図である。
【図21】 実施の形態4のサブキャリア割り当て規則および送信電力調整規則を示す図である。
【図22】 従来のマルチキャリア再送制御方式を示す図である。
【図23】 従来技術の問題点を示す図である。
【図24】 従来技術の問題点を示す図である。
【図25】 従来技術の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 基地局、2 移動機、11,21 変調部、12,22 送信部、13,23 受信部、14,24 復調部、15,25 パケット合成部、16,26伝送路推定部。
Claims (10)
- マルチキャリア変復調方式を採用する通信システムにて、自動再送制御(ARQ:Automatic Repeat reQuest)を用いた場合の再送制御方法において、
受信エラーが発生した場合、受信側の装置が、サブキャリア群毎の回線品質に関する情報と再送要求とを含めたパケットを返信し、さらに、受信データと前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報とを保持する第1の受信ステップと、
前記再送要求を受け取った送信側の装置が、前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて、再送データを前回の送信時とは異なるサブキャリア群に割り当て直し、当該割り当て直した後の再送データを含めたパケットを送信する再送ステップと、
前記受信側の装置が、前記保持しておいたサブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて前記再送データを並べ替えて、さらに、当該並べ替え後のデータと前記保持しておいた前回の受信データとを合成し、合成後のデータを復調する第2の受信ステップと、
を含み、
前記再送ステップにあっては、
前回の送信で回線品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を上げて、前回の送信で回線品質が良好なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を下げて、送信することを特徴とする再送制御方法。 - 前記再送ステップにあっては、前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報を再送データとともにパケットに含めて送信し、
前記第2の受信ステップにあっては、前記保存しておいたサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、再送処理により受信したサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、が異なる場合、そのパケットを破棄し、再度、再送要求を含めたパケットを送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。 - 前記再送ステップにあっては、
さらに、再送データを時間軸方向に並べ替えることを特徴とする請求項1または2に記載の再送制御方法。 - 前記再送ステップにあっては、
前回の送信で回線品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたデータを、当該データの重要度に応じて、回線品質が良好なサブキャリア群に割り当て直すことを特徴とする請求項1、2または3に記載の再送制御方法。 - 変復調方式としてマルチキャリア変復調方式を採用し、誤り制御方式として自動再送制御(ARQ:Automatic Repeat reQuest)を採用する通信装置において、
サブキャリア群毎の回線品質に関する情報と再送要求とを含めたパケットを受け取った場合に、当該サブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて、再送データを前回の送信時とは異なるサブキャリア群に割り当て直し、当該割り当て直した後の再送データを含むパケットを送信する送信手段、
を備え、
前記送信手段は、
前回の送信で回線品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を上げて、前回の送信で回線品質が良好なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を下げて、送信することを特徴とする通信装置。 - 変復調方式としてマルチキャリア変復調方式を採用し、誤り制御方式として自動再送制御(ARQ:Automatic Repeat reQuest)を採用する通信装置において、
サブキャリア群毎の回線品質に関する情報と再送要求とを含めたパケットを受け取った場合に、当該サブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて、再送データを前回の送信時とは異なるサブキャリア群に割り当て直し、当該割り当て直した後の再送データを含むパケットを送信する送信手段と、
再送データを含めたパケットを受け取った場合に、受信エラー発生時のサブキャリア群毎の回線品質に関する情報に基づいて当該再送データを並べ替えて、さらに、当該並べ替え後のデータと受信エラー発生時の受信データとを合成し、合成後のデータを復調する受信手段と、
を備え、
前記送信手段は、
前回の送信で回線品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を上げて、前回の送信で回線品質が良好なサブキャリア群に割り当てられたデータについては送信電力を下げて、送信することを特徴とする通信装置。 - 前記受信手段は、
前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報と再送データとを含むパケットを受け取り、かつ、受信エラー発生時のサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、再送データとともに受け取ったサブキャリア群毎の回線品質に関する情報と、が異なる場合、そのパケットを破棄し、再送要求を含めたパケットを送信することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。 - 前記送信手段は、
前記サブキャリア群毎の回線品質に関する情報を再送データとともにパケットに含めて送信することを特徴とする請求項5、6または7に記載の通信装置。 - 前記送信手段は、
さらに、再送データを時間軸方向に並べ替えることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一つに記載の通信装置。 - 前記送信手段は、
前回の送信で回線品質が劣悪なサブキャリア群に割り当てられたデータを、当該データの重要度に応じて、回線品質が良好なサブキャリア群に割り当て直すことを特徴とする請求項5〜9のいずれか一つに記載の通信装置。
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