JP4039505B2 - 外観検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば一辺が数mm〜数cm程度の大型の電子部品のみならず、例えば0.3mm(H)×0.3mm(W)×0.6mm(L)なる寸法形状の微小なチップ状の電子部品であっても、これらの電子部品を高速に搬送しながらその外観を効率的に検査し、その良否に応じて分別するに好適な外観検査装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
近時、各種電子回路ユニットの小型化や高密度実装化に伴い、例えば一辺が3〜4mm程度の大きさのチップ状の電子部品が多く用いられている。特に最近では、例えばセラミック製の抵抗やコンデンサ等からなる、例えば図1に示すような直方体または略直方体形状の微小な電子部品P、具体的には[1005]と称される1.0mm(L)×0.5mm(H)×0.5mm(W)なる寸法形状の、更には[0603]と称される0.6mm(L)×0.3mm(H)×0.3mm(W)なる寸法形状の微小なチップ状の電子部品も数多く用いられるようになってきた。
【0003】
ところでこの種の電子部品の品質を保証する手法として、その表面に傷を有して電子部品としての機能が損なわれている虞のあるものや、電極が欠けたもの等をその外観から検査し、部品供給に先立って不良品を排除することが行われる。ちなみにこの外観検査は、従来一般的には上述した小型形状の電子部品の外観を、その6面(上面、下面、右側面、左側面、前端面、後端面)に亘って検査するべく、或いはその主体をなす4つの面(上面、下面、右側面、左側面)を検査するべく、例えばカメラの前に導かれた電子部品をハンドリング機構にて把持して、或いは真空チャックにて吸着保持してその姿勢を縦横に変換しながら、各姿勢において電子部品の各面を順次撮像するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら電子部品を保持して該電子部品の或る面を撮像する都度、その姿勢を変換して別の面をカメラに向けるには手間が掛かる上、その姿勢制御や位置制御が煩雑であり、検査効率が非常に悪いと言う問題がある。まして前述した[0603]と称される微小な電子部品にあっては、該電子部品をハンドリング機構にて把持すること自体、或いは真空チャックにて吸着保持すること自体が非常に困難であると言う問題がある。
【0005】
しかも複数の電子部品を1個ずつ順次搬送しながらその外観検査を高速に連続して行う場合、その撮像姿勢を変えるべく前記ハンドリング機構や真空チャックを用いて電子部品を保持するには、該ハンドリング機構や真空チャックの高速な動作と、高精度なタイミング制御とが必要となり、装置構成が相当大掛かりなものとなると言う不具合がある。まして毎分1000〜1500個程度の電子部品を検査しようとすると、その実現が著しく困難となる。
【0006】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ハンドリング機構や真空チャック等を用いて電子部品の姿勢を変えることなく、電子部品を高速に搬送しながらその外観を効率的に検査することのできる簡易な構成の外観検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するべく本発明に係る外観検査装置は、例えばボールフィーダおよび直進フィーダからなり、直方体または略直方体形状をなす複数の電子部品を整列させて順次1個ずつ供給する供給機構と、
この供給機構から順次供給された電子部品を載置して搬送する回転テーブルやリニアコンベア等からなり、その搬送方向と直角な方向の該電子部品における互いに異なる第1面および第2面を、第1および第2のカメラによる撮像に供する第1の搬送機構と、
この第1の搬送機構を介して搬送された電子部品を導く半円弧状または捻り形状を有するガイドを備え、このガイドに沿わせて電子部品を搬送して該電子部品をその搬送方向と直交する向きに反転させて前記電子部品の下側となる面を180°または90°反転させる反転機構と、
この反転機構を介して向きが反転された電子部品を載置して搬送する回転テーブルやリニアコンベア等からなり、その搬送方向と直角な方向の該電子部品における前記第1面および第2面とはそれぞれ異なる第3面および第4面を、第3および第4のカメラによる撮像に供する第2の搬送機構と、
前記各カメラにてそれぞれ撮像された前記電子部品の互いに異なる第1面乃至第4面の画像からその外観の良否を判定する画像処理手段と
を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明の好ましい態様は、請求項2に記載するように前記第1および第2のカメラを、前記第1の搬送機構に載置されて搬送される電子部品の上面と該第1の搬送機構がなす搬送路の一側部に向く面とをそれぞれ撮像するように設け、また前記第3および第4のカメラを、前記第2の搬送機構に載置されて搬送される電子部品の上面と該第2の搬送機構がなす搬送路の一側部に向く面とをそれぞれ撮像するように設ける。そして前記反転機構を、前記第1の搬送機構を介して搬送された電子部品の下側となる面を180°反転させて前記第2の搬送機構に導くように、そのガイドを下方に向けて半円弧状に曲がる形状のものとして構成することを特徴としている。この場合、請求項3に記載するように前記第1および第2の搬送機構が、それぞれ回転テーブルとして実現されるときに好都合である。
【0009】
また本発明の別の好ましい態様は、請求項4に記載するように前記第1および第2のカメラを、前記第1の搬送機構に載置された電子部品の該第1の搬送機構がなす搬送路の両側部にそれぞれ向く2つの面をそれぞれ撮像するように設け、また前記第3および第4のカメラを、前記第2の搬送機構に載置された電子部品の該第2の搬送機構がなす搬送路の両側部にそれぞれ向く2つの面をそれぞれ撮像するように設ける。そして前記反転機構を上記第1の搬送機構を介して搬送された電子部品の下側となる面を90°反転させて前記第2の搬送機構に導くように、そのガイドをその搬送方向と直角方向に捻りを有する形状のものとして構成することを特徴としている。この場合、請求項5に記載するように前記第1および第2の搬送機構が、それぞれリニアコンベアとして実現されるときに好都合である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る電子部品の外観検査装置について、[1005]や[0603]と称される微小なチップ状の電子部品用の外観検査装置を例に説明する。尚、一辺が数mm〜数cm程度の比較的大型の電子部品を検査する外観検査装置に適用可能なことは言うまでもない。
【0011】
図2は第1の実施形態に係る外観検査装置の概略的な構成を示す斜視図であり、図3はその平面配置構成を示している。この外観検査装置は、大略的には略直方体形状の電子部品Pを整列させて順次1個ずつ連続して供給する供給機構10と、この供給機構10から供給された電子部品Pを載置して搬送する第1の搬送機構20、そしてこの第1の搬送機構20を介して搬送された電子部品Pの向き、特に該電子部品Pの下側となる面を180°反転させる反転機構30と、この反転機構30を介して向きが反転された電子部品Pを載置して搬送する第2の搬送機構40とからなる。
【0012】
上記供給機構10は、ホッパ11から供給される複数の電子部品Pを収容するすり鉢状の容器を備え、遠心力を利用して上記容器内の電子部品Pその周壁に沿って整列させながら1個ずつ送り出すボールフィーダ12と、このボールフィーダ12から送り出された電子部品Pを前記第1の搬送機構20に向けて順次に送り出す直進(リニア)フィーダ13とからなる。
【0013】
しかして前記第1の搬送機構20および前記第2の搬送機構40は、例えば直径200mm程度の回転テーブル21,41からなり、図示しない駆動モータにより一定速度で回転駆動されてその上面の周縁部に載置された電子部品Pを略半周に亘ってそれぞれ搬送する如く構成される。特にこれらの回転テーブル21,41は、後述するように前記反転機構30が電子部品Pの向きを反転させる際の、該電子部品Pの搬送高さの変位に合わせて所定の高低差を持たせて配置されている。ちなみに第1の搬送機構20をなす回転テーブル21は、その上面に載置して搬送する電子部品Pを第1および第2のカメラ51,52による撮像に供するものであり、また第2の搬送機構40をなす回転テーブル41は、同様にその上面に載置して搬送する電子部品Pを第3および第4のカメラ53,54による撮像に供するものである。
【0014】
尚、第1のカメラ51は、回転テーブル21に載置された電子部品Pの上面(第1面)を撮像する如く設けられ、また第2のカメラ52は該電子部品Pの前記回転テーブル21の外周側に向く面(第2面)を撮像する如く設けられる。更に第3のカメラ53は、回転テーブル41に載置された電子部品Pの上面(第3面)を撮像する如く設けられ、また第4のカメラ54は該電子部品Pの前記回転テーブル41の外周側に向く面(第4面)を撮像する如く設けられる。特に前記第1および第2のカメラ51,52、また第3および第4のカメラ53,54は、前記各回転テーブル21,41の周方向にそれぞれ所定距離だけ離間した位置に配置され、前記電子部品Pの各面をそれぞれ撮像する如く設けられている。このようなカメラ配置により、回転テーブル21,41に載置されて搬送される電子部品Pは、第1のカメラ51乃至第4のカメラ54により前述した各面が順次撮像されるようになっている。
【0015】
ここで前記反転機構30について説明すると、該反転機構30は図4にその側面から見た構造を示すように、上下方向に半円弧状の通路を形成したガイド孔31を備えた反転機構本体32と、前記回転テーブル21に載置されて略半周に亘って搬送された電子部品Pを該回転テーブル21上から離脱させて受け取り、上記反転機構本体32の上部に位置付けられたガイド孔31の入口に該電子部品Pを導く第1のリニアフィーダ33を備えている。更に反転機構30は、前記反転機構本体32の下部に位置付けられたガイド孔31の出口から排出される電子部品Pを前記回転テーブル41上に導く第2のリニアフィーダ34とを備えて構成される。前記第1および第2のリニアフィーダ33,34は、それぞれ所定の振動が加えられて該リニアフィーダ33,34上の電子部品Pを所定の速度で搬送する機能を備える。また前記反転機構本体32も、例えば前記リニアフィーダ34と同じ振動が加えられ、そのガイド孔31内に導かれた電子部品Pをその壁面に沿わせて導くことで、該電子部品Pの上下面を反転させる役割を担う。つまり反転機構本体32は、電子部品Pの下側となる面を180°反転させて裏返しにする役割を担っている。
【0016】
反転機構30は上述した反転機構本体32と、前記ガイド孔31の同一方向に向けられた入口および出口にそれぞれ連結された第1および第2のリニアフィーダ33,34により、第1の回転機構20(回転テーブル21)を介して搬送された電子部品Pの下側となる面、およびその搬送方向を反転することで前記第2の回転機構40(回転テーブル41)上に載置する電子部品Pの向きを反転させている。具体的には前記第1のカメラ51にて撮像された上面(第1面)に対向する面(第3面)を上面として位置付け、且つ前記第2のカメラ52にて撮像された側面(第2面)に対向する面(第4面)を回転テーブル41の外周側に向けて該回転テーブル41上に導くものとなっている。この結果、回転テーブル41上に載置されて搬送される電子部品Pの第3面が第3のカメラ53により撮像され、またその第4面が第4のカメラ54により撮像されるようになる。
【0017】
ところで搬送制御部60は、前記供給機構10からの電子部品Pの供給速度と、前記第1および第2の搬送機構20,40による電子部品Pの搬送速度、更には反転機構30による電子部品Pの搬送速度とをそれぞれ制御している。特に搬送制御部60は、供給機構10からの電子部品Pの供給速度と前記第1の搬送機構20による電子部品Pの搬送速度とを適正に調整し、また反転機構30による電子部品Pの搬送速度と前記第2の搬送機構40による電子部品Pの搬送速度とを適正に調整することで、例えば各回転テーブル21,41上に載置されて搬送される電子部品Pが、順次所定の配列ピッチで順次並べられるように制御している。
【0018】
また前述した第1乃至第4のカメラ51,52,53,54を制御する検査部70は、例えばマイクロプロセッサを主体として構成される。そして上述した如く所定の配列ピッチで搬送される回転テーブル21,41上の電子部品Pの搬送位置に応じて、例えばその搬送タイミングに同期させて前記各カメラ51,52,53,54を作動させることで、各搬送位置における電子部品Pをそれぞれ確実に撮像するものとなっている。
【0019】
しかして検査部70は画像処理部71と選別部72とを備えている。画像処理部71は、前記各カメラ51,52,53,54にてそれぞれ撮像された電子部品Pの側面像を画像処理し、該電子部品Pの各面における傷や欠けの有無を判定する役割を担う。また選別部72は、上記画像処理部71による判定結果に基づいて、その電子部品Pを分別制御する役割を担う。
【0020】
この電子部品Pの分別について説明すると、前記各回転テーブル21,41の周囲には、前記各カメラ51,52,53,54による電子部品Pの撮像位置の下流側にそれぞれ位置して不良品排出用のシュート81,82,83,84と、判定不能品搬出用のシュート85,86,87,88とがそれぞれ設けられている。またこれらの各シュート81,82,〜88に対向させて、前記各回転テーブル21,41上から各シュート81,82,〜88に向けて電子部品Pを吹き落とすエアノズル91,92,〜98が前記各回転テーブル21,41の内周部上方にそれぞれ設けられている。これらの各エアノズル91,92,〜98は、前記選別部72により選択的に駆動されるもので、特に前記画像から電子部品Pの不良が検出されたとき、および画像から良品であるとの確信が得られないとき(判定不能)に駆動される。
【0021】
しかして第1乃至第4のカメラ51,52,53,54による外観検査に供された電子部品Pは、その判定結果に応じて、不良品であるならば前記シュート81,82,83,84に、また判定不能であるならば前記シュート85,86,87,88にそれぞれ落とし込まれることで、随時、回転テーブル21,41上から排除される。換言すれば各カメラ51,52,53,54による外観検査に順に供された電子部品Pは、良品であると判定された場合にだけ回転テーブル21,41上に残され、その搬送方向下流側における次のカメラによる外観検査に供せられる。そして前記各カメラ51,52,53,54による外観検査の全てにおいて良品として判定された電子部品Pは、前記シュート88の下流側において第2の回転テーブル41上から、ガイド15を介して排出シュート16内に落とし込まれて排出される。
【0022】
かくして上述した如く構成された外観検査装置によれば、真空チャック等にて吸着すること自体が困難な微小な電子部品Pを第1および第2の搬送機構20,40をなす回転テーブル21,41上に載置して搬送し、更に回転テーブル21から回転テーブル41に乗せ換える際、反転機構30を介して電子部品Pの向きを反転させるので、該電子部品Pの互いに異なる面を前述した第1乃至第4のカメラ51,52,53,54にそれぞれ向けることができる。従って電子部品Pの互いに異なる4つの面(第1面乃至第4面)の外観をそれぞれ効率的に検査することができる。
【0023】
しかも電子部品Pを回転テーブル21,41上に載置して搬送するだけであり、電子部品Pを把持する等してその姿勢を変える必要がなく、電子部品Pに対する高精度な姿勢制御や位置制御が不要であるから、その制御が非常に簡単である。更には電子部品Pを回転テーブル21,41に載置して搬送しながら、その搬送位置に合わせてカメラ51,52,53,54による撮像タイミングを制御するだけで良いので、複数の電子部品Pをパイプライン的に並列処理して各電子部品Pの各面を外観検査することができ、例えば毎分1000〜1500個程度の電子部品Pを高速に検査する場合にも十分に対応可能である等の効果が奏せられる。
【0024】
特に反転機構30は、半円弧状のガイド孔31内に電子部品Pを導いてその姿勢を縦方向に反転させると言う簡易な構成なので、上記ガイド孔31を電子部品Pの大きさに応じたものとしておけば、搬送姿勢の乱れを殆ど招くことなくその姿勢を確実に180°反転させ、同時にその搬送方向も反転させることができる。この結果、電子部品Pの互いに異なる面を簡易に所定のカメラ方向に向けることができ、しかも電子部品Pの連続した搬送を妨げる虞もない等の効果が奏せられる。
【0025】
ところで上述した実施形態は、第1および第2の搬送機構20,40を回転テーブル21,41を用いて実現したが、図5に示すようにリニアコンベア22,42を用いて実現することもできる。この場合、リニアコンベア22,42の両側にそれぞれカメラを配置することができるので、リニアコンベア22,42上に載置されて搬送される電子部品Pの搬送方向と直交する2つの側面をそれぞれ検査するように第1乃至第4のカメラ51,52,53,54を配置するようにすれば良い。そしてこの場合には前記反転機構30を、例えば図6に示すように電子部品Pをその搬送方向と直交する方向に90°反転させるように、そのガイド孔34を捻り形状を有するものとして実現するようにすれば良い。このような反転機構30を用いて電子部品Pを、その搬送方向と直交する方向に90°反転させるようにすれば、リニアコンベア22上において上下に位置付けられていた電子部品Pの面が、両側に位置付けられて第2のリニアコンベア42上に導かれることになる。従って先の実施形態と同様に電子部品Pの外観検査を効率的に行うことが可能となる。
【0026】
尚、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば回転テーブルとリニアコンベアとを組み合わせて第1および第2の搬送機構20,40を構成することも可能である。また第1および第2の搬送機構20,40に載置されて搬送される電子部品Pのどの面をカメラより撮像するかは、仕様に応じて定めれば良く、またその撮像面に応じて反転機構30により電子部品Pを180°反転させるか、90゜反転させるかを決定すれば良い。
【0027】
更には電子部品Pの6面を検査する必要がある場合には、例えば回転テーブル41上から電子部品Pを取り出して搬送するリニアフィーダを設け、更にこのリニアフィーダと直交するリニアフィーダに電子部品を載せ換えることで、今まで前端部および後端部として位置付けられていた電子部品の面をその搬送方向に対する側面として位置付けて、その面を検査すると言う手法もある。また第1の搬送機構20上に載置された電子部品Pの互いに異なる3面を外観検査した後、その姿勢を反転させて第2の搬送機構40上で、更に異なる3面の外観検査を行うようにしても良いことは言うまでもない。更には第1の搬送機構20上にて電子部品Pの互いに異なる4面の外観を検査した後、姿勢を反転させた第2の搬送機構40上で残された2面の外観を検査することも可能である。この場合には第1および第2の搬送機構20,40において各カメラにより撮像する電子部品Pの面と、電子部品Pの反転方向とを予め適切に設定しておけば良い。更には前述したように一辺が数cm程度の比較的大型の電子部品を外観検査する場合にも同様に適用可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1および第2の搬送機構上に電子部品を載置して搬送しながら、また反転機構を介して電子部品の姿勢を反転させて搬送機構への載せ換えを行って、前記各搬送機構上における電子部品の各面をそれぞれ外観検査するので、その検査効率を向上させることができ、しかもその制御自体も大幅に簡素化することができる。更には複数の電子部品を高速に搬送しながらその外観検査を実行することができる上、装置全体の構成の大幅な簡素化を図り得る等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品の形状を示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る外観検査装置の概略構成を示す斜視図。
【図3】図1に示す外観検査装置における電子部品の搬送系とカメラの配置を示す平面図。
【図4】図1に示す外観検査装置における反転機構の構成例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る外観検査装置における電子部品の搬送系とカメラの配置を示す平面図。
【図6】図5に示す外観検査装置における反転機構の構成例を示す図。
【符号の説明】
P 電子部品
10 供給機構
20 第1の搬送機構
21 回転テーブル
22 リニアコンベア
30 反転機構
32 ガイド孔(180°反転用)
34 ガイド孔(90°反転用)
40 第2の搬送機構
41 回転テーブル
42 リニアコンベア
51,52,53,54 カメラ
70 検査部
71 画像処理部
72 選別部
Claims (5)
- 直方体または略直方体形状をなす複数の電子部品を整列させて順次1個ずつ供給する供給機構と、
この供給機構から供給された電子部品を載置して搬送し、該電子部品の搬送方向と直角な方向の互いに異なる第1面および第2面を、第1および第2のカメラによる撮像に供する第1の搬送機構と、
この第1の搬送機構を介して搬送された電子部品を導くガイドを備え、このガイドに沿わせて電子部品を搬送して該電子部品をその搬送方向と直交する向きに反転させて前記電子部品の下側となる面を90°または180°反転させる反転機構と、
この反転機構を介して向きが反転された電子部品を載置して搬送し、該電子部品の搬送方向と直角な方向の前記第1面および第2面とはそれぞれ異なる第3面および第4面を、第3および第4のカメラによる撮像に供する第2の搬送機構と、
前記各カメラにてそれぞれ撮像された前記電子部品の互いに異なる第1面乃至第4面の画像からその外観の良否を判定する画像処理手段と
を具備したことを特徴とする外観検査装置。 - 前記第1および第2のカメラは、前記第1の搬送機構に載置された電子部品の上面と該第1の搬送機構がなす搬送路の一側部に向く面とをそれぞれ撮像し、前記第3および第4のカメラは、前記第2の搬送機構に載置された電子部品の上面と該第2の搬送機構がなす搬送路の一側部に向く面とをそれぞれ撮像するものであって、
前記反転機構は、前記第1の搬送機構を介して搬送された電子部品の下側となる面を180°反転させて前記第2の搬送機構に導くことを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。 - 前記第1および第2の搬送機構は、それぞれ回転テーブルからなることを特徴とする請求項2に記載の外観検査装置。
- 前記第1および第2のカメラは、前記第1の搬送機構に載置された電子部品の該第1の搬送機構がなす搬送路の両側部にそれぞれ向く2つの面をそれぞれ撮像し、前記第3および第4のカメラは、前記第2の搬送機構に載置された電子部品の該第2の搬送機構がなす搬送路の両側部にそれぞれ向く2つの面をそれぞれ撮像するものであって、
前記反転機構は上記第1の搬送機構を介して搬送された電子部品の下側となる面を90°反転させて前記第2の搬送機構に導くことを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。 - 前記第1および第2の搬送機構は、それぞれリニアコンベアからなることを特徴とする請求項2に記載の外観検査装置。
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