JP4036529B2 - 内視鏡手術システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡と処置具とがそれぞれ別個に患者の体腔内に挿入され、内視鏡で処置具の先端部の状態を観察しながら処置具による処置を進める内視鏡手術システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、処置具と内視鏡とが、それぞれ別個に患者の体腔内に挿入され、体腔内に挿入された処置具の先端部分の画像を内視鏡観察視野内に捉え、処置具による患部の処置状態を内視鏡によって観察しながらその処置作業を行なう内視鏡下の手術が知られている。この手術では、術者は両手に処置具を持って処置を行なうため、助手が内視鏡を持ち術者の指示に従って手術のしやすい視野が得られるように、内視鏡の保持位置を変更している。
【0003】
しかし、このときの内視鏡の操作には習熟が必要であるため、なかなか術者の望む視野が得られず、手術が円滑に進行しないという問題がある。そこで、これを解決する技術として、本出願人は特開平9−28663号公報の内視鏡装置を開示している。
【0004】
この内視鏡装置では、内視鏡の撮像光学系の一部をアクチュエータで撮像光学系の光軸方向と直交する平面に沿って任意の方向に移動することによって、内視鏡による観察画像の撮像範囲を変更するようにしたものである。
【0005】
また、このときのアクチュエータの動作の制御は、処置具の手元に設けられているスイッチや、フットスイッチなどの動作スイッチをONすることで次の通り行われる。すなわち、動作スイッチがONされると、体腔内に挿入される処置具の先端部に設けられた色標識の位置を内視鏡画像中で検出し、この色標識位置が内視鏡画像の任意の点に移動するような移動量を算出する。
【0006】
ここで、術者は、通常は処置対象組織を内視鏡画像の表示画面の略中央に位置させた状態で、高周波焼灼装置や、医用レーザ装置等の処置具を用いて生体組織の処置を行なうことが多い。よって、内視鏡画像の撮像範囲の変更を行う際に、内視鏡画像の視野変換の移動先の位置を内視鏡画像の中央の点に設定する場合には、内視鏡画像中の処置具先端の色標識の位置を処置対象組織上に位置合わせするように処置具を動かす。この状態で、動作スイッチをONすることで、術者は自分の操作で処置対象組織を画面中央に移動させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成のものにあっては高周波焼灼装置や、医用レーザ装置等の処置装置を用いて患部組織の処置を行なう場合には処置の前に予め術者が内視鏡画像の視野変換用のスイッチ操作により内視鏡画像の視野変換を行ない、処置対象組織を所望の位置に合わせる作業が行なわれる。そして、この内視鏡画像の視野変換を行った後、高周波焼灼装置や、医用レーザ装置等の処置装置を用いて患部組織の処置が行なわれる。このとき、処置装置による処置を行なうためには処置装置に接続されているフットスイッチ等のような処置装置の出力をONするための動作スイッチを操作する必要がある。
【0008】
しかしながら、フットスイッチをON操作する際には、術者はスイッチの位置・種類を視認して確認する必要があるため、内視鏡画像が表示されているモニタから目を離さなければならず、処置が中断する問題がある。
【0009】
また、処置具の手元側にハンドスイッチを設けた場合には術者はモニタから目をそらすことはないが、この処置具の手元側のスペースは限られているため、各機能ごとにスイッチを設けた場合にはハンドスイッチの構造が複雑になり、ハンドスイッチが使い難くなるとともに、ハンドスイッチが大型化し、逆に処置具の操作性を悪くしてしまうという問題がある。
【0010】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、処置具の手元側に設けられた、内視鏡の視野変換を行なうためハンドスイッチによって、高周波焼灼装置や、レーザ装置等の処置装置の出力を制御することができ、視野変換動作と、患部組織の処置とを単一のスイッチによって操作性よく行なうことのできる内視鏡手術システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、患者の体腔内に挿入される内視鏡と、
上記内視鏡の観察像を撮像する撮像手段と、上記観撮像の変倍を行なう変倍光学系と、上記撮像手段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段と、上記変倍光学系を移動させる変倍光学系移動手段とを備えたTVカメラと、
上記内視鏡とは別の場所から上記患者の体腔内に挿入され、かつ先端に色標識手段を備えた処置具と、
上記色標識手段の内視鏡画像中の位置を検出する位置検出手段と、
上記変倍光学系移動手段を制御し、かつ上記位置検出手段で検出された位置に基づいて上記撮像範囲移動手段の動作を制御する視野移動制御手段と、
上記処置具に接続され、体腔内で患部組織の処置を行なう処置装置とを具備し、
上記視野移動制御手段に上記処置装置の動作指令を行なう処置装置制御部を設けたことを特徴とする内視鏡手術システムである。
そして、視野移動制御手段の処置装置制御部によって処置装置の動作指令を行なうことにより、内視鏡手術中、視野変換動作と、患部組織の処置とを単一のスイッチによって操作性よく行なうようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1(A),(B)乃至図3を参照して説明する。図1(A)は本実施の形態の内視鏡手術システム全体の概略構成を示すものである。図1(A)中で、1は患者の体腔内に挿入される硬性内視鏡、2は内視鏡1を移動可能に保持する関節構造の内視鏡保持具である。
【0013】
また、内視鏡1には細長い挿入部1aとこの挿入部の基端部に連結された接眼部5とが設けられている。ここで、内視鏡1の挿入部1aは予め患者の体腔内に刺入されたトラカール3に挿通され、体腔内を観察するように体腔内に挿入されている。なお、内視鏡1の光学系には歪み除去レンズ(図示せず)が備えられている。
【0014】
また、内視鏡1の接眼部5にはTVカメラ4が取り付けられている。このTVカメラ4の内部には、固体撮像素子であるCCD(撮像手段)6と、ズームレンズ(変倍光学系)7と、CCD6をズームレンズ7の光軸方向とは直交する方向に移動するCCD移動機構(撮像範囲移動手段)8と、ズームレンズ7を光軸方向に移動するズームレンズ移動機構(変倍光学系移動手段)9とが内蔵されている。さらに、TVカメラ4には鉗子追尾装置(視野移動制御手段)10およびCCU(カメラコントロールユニット)11が接続されている。
【0015】
また、本実施の形態の内視鏡手術システムには患者の体腔内に内視鏡1とは別の場所から挿入される鉗子(処置具)14が設けられている。この鉗子14の先端部には色標識部(色標識手段)15が設けられている。この色標識部15に用いられる色は、生体内に存在する色と識別しやすい色(緑・青等)が用いられる。
【0016】
また、この鉗子14の手元側のハンドル14aにはハンドスイッチ16が設けられている。さらに、この鉗子14のハンドル14aの近傍には接続端子17が突設されている。この接続端子17には接続ケーブルを介して高周波電気メス本体12が接続されている。
【0017】
また、鉗子追尾装置10にはCCU11および高周波電気メス本体(処置装置)12が接続されているとともに、ハンドスイッチ16や、図示しないフットスイッチ、リモコン等の操作スイッチが接続されている。
【0018】
さらに、CCU11には例えばTVモニタ、HMD(Head Mounted Display:頭部装着型ディスプレイ)等の表示モニタ13が接続されている。
【0019】
また、鉗子追尾装置10の内部には図2(A)に示すようにCCU11からの映像信号が入力される追尾指令位置検出回路(位置検出手段)18と、TVカメラ4内のCCD移動機構8・ズームレンズ移動機構9に備えられたステッピングモータに制御信号を出力するモータ制御回路19と、高周波電気メス本体12に制御信号を出力する高周波電気メス制御信号生成回路20と、操作スイッチの状態を検出するスイッチ入力回路(処置装置制御部)21とが設けられている。
【0020】
さらに、追尾指令位置検出回路18には、図2(B)に示すようにA/D変換回路22と、色空間変換回路23と、2値化回路24と、重心位置算出回路25と、指令位置算出回路26とが設けられている。なお、CCD移動機構8・ズームレンズ移動機構9の構成は、本出願人が既に出願した特願平8−2787217号の明細書に記載された構成と同じである。
【0021】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡手術システムの使用時には内視鏡1の観撮像は、TVカメラ4の内部のズームレンズ7を経てCCD6の撮像面に投影される。図1(B)は内視鏡1による観撮像の視野範囲R1と、CCD6の撮像面に投影されるCCD6の視野範囲R2との関係を示すものである。この図1(B)に示すようにCCD6の視野範囲R2は、内視鏡1による観撮像の視野範囲R1より小さくなっており、CCD6には観撮像の視野範囲R1の一部分が撮像されている。そのため、CCD移動機構8により、CCD6をその撮像面上で移動させることによって、CCD6で撮像される範囲を変える、すなわち視野変換を行なうことができる。
【0022】
また、ズームレンズ移動機構9によりズームレンズ7をその光軸方向に移動することにより、CCD6に投影される観撮像の大きさを変える、すなわちズーム動作を行なうことができる。
【0023】
このCCD6の移動は、鉗子追尾装置10内の追尾指令位置検出回路18によって検出された鉗子14の色標識15の位置に基づいて次の通り行われる。すなわち、このCCD6の移動動作時には図2(B)に示すようにCCU11から出力された映像信号は、追尾指令位置検出回路18のA/D変換回路22に入力され、設定されたサンプルレートでデジタル信号に変換される。このデジタル信号は色空間変換回路23によって、設定された色空間(色差空間・L*a*b空間、HSI空間等)へ変換される。
【0024】
さらに、色空間に変換されたデジタル映像信号は、2値化回路24によって2値化される。この2値化は、2値化回路24に設定されている抽出色範囲データと、順次入力されるデジタル映像信号データとを比較し、入力データが範囲内であればその映像信号を高輝度(白)に、範囲外であればその映像信号を低輝度(黒)に変換することで行なう。よって、2値化回路24は抽出された色標識15の部分が白、それ以外の部分が黒である画像データを出力する。
【0025】
また、重心位置算出回路25は、この2値画像データを入力し、色抽出部分の面積重心を算出する。この重心位置はCCD6の撮像面内の2次元座標で表される。続いて、指令位置算出回路26はこの重心位置のデータを入力し、予め設定されているCCD6の撮像面上の位置(=表示モニタ13上の位置)との差をとることでCCD6を移動させる指令位置を算出し、モータ制御回路19に出力する。
【0026】
ここで、ハンドスイッチ16・フットスイッチ等の操作スイッチに設けられている追尾スイッチをON操作すると、スイッチ入力回路21はその状態を検出し、モータ制御回路19にスイッチ情報を出力する。このモータ制御回路19は、スイッチ入力回路21から追尾スイッチONの信号が入力された場合に、追尾指令位置検出回路18からの指令位置だけCCD移動機構8を移動させる。なお、CCD移動機構8が指令位置に達する前に追尾スイッチがOFF操作された場合は、モータ制御回路19はCCD移動機構8を停止させ、停止した位置を検出する。
【0027】
そして、指令位置算出回路26の設定位置をCCD6の撮像領域の中心(表示モニタ13の中心)位置に配置した場合は、追尾スイッチをONにすると抽出された色標識15が表示モニタ13の中心にくるようにCCD6が移動される。
【0028】
また、CCD6の位置が指令位置に達した時点以後も追尾スイッチをONしていると、高周波電気メス制御信号生成回路20は高周波電気メスを出力させる信号を高周波電気メス本体12に出力する。このとき、高周波電気メス制御信号生成回路20は、追尾位置指令回路18から色標識の位置座標を、モータ制御回路19からはモータ制御信号の出力ステータス信号(信号出力中/信号出力終了)を、スイッチ入力回路21からは追尾スイッチの情報を入力する。
【0029】
そして、図3のフローチャートに示すようにステップS1で、色標識の位置座標が指令位置算出回路26に設定されている位置と一致し、かつモータ制御信号の出力ステータス信号の信号出力が終了しているか否かが検出される。ここで、色標識の位置座標が指令位置算出回路26に設定されている位置と一致していて、かつモータ制御信号の出力ステータス信号が信号出力終了している場合には、次のステップS2に進み、追尾スイッチの情報が認識される。
【0030】
このステップS2では追尾スイッチがONしているか否かが検出される。ここで、追尾スイッチがONであれば次のステップS3に進み、高周波電気メスを出力させる制御信号を高周波電気メス本体12に出力する。すなわち、鉗子14の先端の色標識15を表示モニタ13に表示されている領域内の処置対象組織上に位置させて追尾スイッチをONすることで、処置対象組織を表示モニタ13上の設定位置に移動した後、継続して追尾スイッチをONすることにより、電気メス出力をONし処置を行なうことができる。
【0031】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では鉗子14の手元側のハンドル14aに配設されたハンドスイッチ16によって表示モニタ13の視野変換動作と、高周波電気メス本体12の出力の制御とを行なうことができる。そのため、高周波処置を行なうための操作を表示モニタ13の視野変換動作とは別の操作スイッチの操作で行なう必要がないので、表示モニタ13の視野変換動作と、患部組織の高周波処置という一連の動作を、単一のスイッチにより行なえる。その結果、内視鏡手術中の操作性を向上することができ、従来に比べて操作性良く手術を遂行できる効果がある。
【0032】
なお、処置具としては本実施の形態の鉗子14の代わりに、追尾スイッチを備えた操作スイッチが取り付け可能であり、先端に色標識を備えた高周波電気メス用ハンドピースを用いてもよい。
【0033】
また、図4は本発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図3参照)の内視鏡1、TVカメラ4の代わりに電動湾曲内視鏡27を用いた構成に変更したものである。
【0034】
すなわち、本実施の形態の電動湾曲内視鏡27には図4に示すように、細長い挿入部28と、この挿入部28の基端部に連結された手元側の操作部29とが設けられている。
【0035】
さらに、挿入部28は先端部30と、湾曲部31と、細長い硬性パイプ32とから構成される。ここで、硬性パイプ32はトラカール3を通して体腔内に挿入されている。なお、挿入部28の根元は電動湾曲内視鏡27を移動可能に保持する関節構造の内視鏡保持具2で保持されている。
【0036】
また、先端部30の内部にはズームレンズ33と、このズームレンズ33をその光軸方向に移動させるズームレンズ移動手段34と、ズームレンズ33が得た画像を撮像するCCD35とが内蔵されている。
【0037】
さらに、湾曲部31には複数の湾曲駒から構成された湾曲管が設けられている。この湾曲部31には、4本の牽引用の操作ワイヤ36a、36b、36c、36dが周方向に90°間隔で配置されている。ここで、4本のワイヤ36a、36b、36c、36dはコイルシース37a、37b、37c、37dによって、操作部29の内部に誘導されている。
【0038】
また、4本のワイヤ36a、36b、36c、36dのうち周方向に180°間隔で配置されている2本のワイヤ36a、36bは操作部29の内部にあるプーリ38aに接続されている。このプーリ38aはギア39aおよびモータ40aの軸に接続されている。同様に、残りの2本のワイヤ36c、36dはプーリ38bに接続されるとともに、このプーリ38bの軸はギア39bおよびモータ40bの軸に接続されている。
【0039】
そして、4本のワイヤ36a、36b、36c、36dのいずれか1本のワイヤを引くことによって湾曲部31を上下左右のいずれかの方向にそれぞれ移動させることができ、或いは4本のワイヤ36a、36b、36c、36dのいずれか複数本を組合わせて引くことによって湾曲部31を上下左右の間の方向にそれぞれ移動させることができる。
【0040】
また、体腔内には電動湾曲内視鏡27とは別の場所から鉗子14が挿入されている。この鉗子14の手元側のハンドル14aにはハンドスイッチ16が、また先端部には色標識15が設けられている。
【0041】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態ではワイヤ36a、36b、36c、36dを引いて湾曲部31の向きを変えることにより、電動湾曲内視鏡27の視野を変換できる。ここで、モータ40aの回転はギア39aで減速され、プーリ38aに伝達される。そして、プーリ38aを右方向に回転させればワイヤ36aが引かれ、湾曲部31が上方に湾曲する。同様にして、プーリ38aを左方向に回転させればワイヤ36bが引かれ、湾曲部31が下方に湾曲する。
【0042】
さらに、モータ40bの回転をギア39bで減速することによってプーリ38bが回転する。このときのプーリ38bの回転方向が右であるとワイヤ36cが引かれ、湾曲部31が左方向に湾曲する。また、プーリ38bの回転方向が左であるとワイヤ36dが引かれ、湾曲部31が右方向に湾曲する。このことで先端部30の向きを変えて、電動湾曲内視鏡27の視野を変換する。
【0043】
また、鉗子追尾装置10は、第1の実施の形態と同様にハンドスイッチ16等の操作スイッチに備えられた追尾スイッチがONされると、表示モニタ13の範囲内にある鉗子14の先端部に設けられた色標識15が、予め設定されている位置に移動されるようにモータ40a、40bに制御信号を出力する。
【0044】
また、鉗子14の色標識15が指令位置に到達した状態で、継続して追尾スイッチをONすることで、高周波電気メスを出力することも第1の実施の形態と同様である。
【0045】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では第1の実施の形態の内視鏡1、TVカメラ4の代わりに電動湾曲内視鏡27を用いたことで、第1の実施の形態より広範囲の視野変換を行ないながら高周波電気メスの出力制御が可能となる効果がある。
【0046】
また、図5(A),(B)および図7は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図3参照)の視野変換機構を備えたTVカメラ4の代わりに、図6(A)に示すように高解像CMD(Charge Modulation Devica)41と、結像レンズ42とを備えたCMDカメラ43を設けたものである。
【0047】
また、図6に示すように、鉗子追尾装置10の内部には第1の実施の形態のモータ制御回路19の代わりにCMD読み出し制御回路44が設けられている。ここで、CMD読み出し制御回路44の出力はCMDカメラ43のCMD41に入力されるようになっている。
【0048】
なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡手術システムと同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡手術システムと同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
【0049】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態で使用されるCMD41は、CCD(Charge Coupled Device:固体撮像素子)が画素データの読み出しを順次行う方式であるのに対し、画素データの読み出しはXYアドレス方式を採用しているため、撮像された任意の画素データを出力することができる。なお、この技術はテレビジョン学会誌Vol.50、No.2、p251〜256に詳細に開示されている。
【0050】
また、図5(B)に示すR1はCMD41の全撮像領域であり、R2は全撮像領域から選択的に一部分を読み出した領域である。そして、本実施の形態のCMDカメラ43ではこの読み出し領域R2の大きさを変えずに、読み出しを開始する位置を変化させることにより、内視鏡1を移動させずにモニタ13に表示される内視鏡1の観撮像の視野変換が可能である。
【0051】
また、CMDカメラ43内のCMD41の読み出し領域R2の中心を基準点としてこの撮像領域R2の大きさを変化することによって、ズーム観察を行なうことができる。
【0052】
また、鉗子14のハンドル14aのハンドスイッチ16に設けられている追尾スイッチONにより、検出された鉗子14の先端の色標識15が表示モニタ13上の設定位置に移動するように、CMD読み出し制御回路44はCMD41の読み出し開始アドレスを算出し、読み出し制御信号を出力する。なお、高周波電気メス制御の作用は第1の実施の形態と同一である。
【0053】
そこで、本実施の形態では第1の実施の形態の視野変換機構を備えたTVカメラ4の代わりに、高解像CMD41と、結像レンズ42とを備えたCMDカメラ43を設けたので、第1の実施の形態のTVカメラ4のような機構部品を用いないため、信頼性が高い。また、コンパクトな構成で視野変換が可能となる効果がある。
【0054】
なお、CMD41の代わりに高解像のCCDを用い、CCU11にフレームメモリを備え、CMD読み出し制御回路44の代わりにフレームメモリ読み出し制御回路を設けて、フレームメモリの読み出し位置を制御しても同様の作用が得られる。
【0055】
また、図7(A),(B)および図8は本発明の第4の実施の形態を示すものである。本実施の形態は超音波手術装置に本発明を適用したものである。本実施の形態の超音波手術装置には図8(B)に示すように超音波手術装置本体45と、この超音波手術装置本体45に接続されたハンドピース46とが設けられている。
【0056】
ここで、ハンドピース46には図8(A)に示すように細長いシース48の基端部に手元側の操作部50が配設されている。この操作部50の外周面にはハンドスイッチ47が取り付けられている。さらに、操作部50の内部には超音波振動を発生する図示しない超音波振動子が収容されている。
【0057】
また、シース48の内部には超音波振動伝達用のプローブ49が配設されている。このプローブ49の基端部は、操作部50内の超音波振動子に連結されている。このプローブ49の先端部は、シース48の先端から外部に露出されている。そして、超音波振動子からの超音波振動はこのプローブ49を介して伝達されるようになっている。
【0058】
また、超音波手術装置本体45には、ハンドピース46内の超音波振動子に電気エネルギーを供給するための駆動回路51が内蔵されている。この駆動回路51には超音波周波数の交流信号を発生する発振回路52と、超音波出力の大きさを指示する信号を生成するDAコンバータ53と、このDAコンバータ52からの信号に基づいて発振回路52の交流信号の大きさを制御するVCA回路54と、VCA回路54の出力を増幅してハンドピース46内の超音波振動子を駆動する電力を生成するパワーアンプ55と、駆動回路51の出力ラインをON/OFFするリレー56と、この超音波手術装置本体45の動作を制御する制御回路57と、ハンドスイッチ47からの操作信号を制御回路57およびリレー56に伝達するインターフェース(I/F)回路58とが設けられている。
【0059】
また、超音波手術装置本体45の操作表示パネル59には超音波出力の大きさを設定する図示しない設定スイッチや、設定された超音波出力の大きさを表示する図示しない表示部等が備えられる。さらに、制御回路57には予め設定されている超音波出力の大きさのデータが複数記憶されている。
【0060】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態ではハンドピース46のハンドスイッチ47をON操作すると、インターフェース回路58はその状態を検出し、制御回路57とリレー56に出力をONさせる制御信号を出力する。このとき、リレー56は、インターフェース回路58からの制御信号により出力ラインをONする。
【0061】
また、制御回路57は、インターフェース回路58からの制御信号を受けると発振回路52に駆動信号を出力するとともに、設定されている出力の大きさに対応したレベルのデータをDAコンバータ53に出力する。このデータに基づいて、DAコンバータ53によってVCA回路54の動作が制御される。そして、発振回路52で発生した超音波周波数の交流信号がVCA回路54に入力された際に、このVCA回路54で所望の大きさの超音波周波数の信号が生成される。
【0062】
さらに、この超音波信号がパワーアンプ55に送られて増幅された後、この電力がリレー56を介してハンドピース46内の超音波振動子に供給される。これによりハンドピース46内の超音波振動子が駆動されるため、プローブ49の先端に接している生体組織は高速な振動により破砕される。
【0063】
また、このハンドスイッチ47が操作されるパターンを制御回路57で検出し、そのパターンに応じて制御回路57の内部に複数記憶されている超音波出力のデータを選択し、このデータをDAコンバータ53に出力する。このハンドスイッチ47の操作のパターンをスイッチをONした回数にした場合の処理フローチャートを図8に示す。
【0064】
すなわち、図8の処理フローチャートではハンドスイッチ47がオン操作される(ステップS1)と、次のステップS2でハンドスイッチ47の操作のパターン認識の設定時間に達したか否かが判断される。ここで、設定時間に達していない場合には次のステップS3で、ハンドスイッチ47のオン操作の回数がカウントされる。
【0065】
また、ステップS2でハンドスイッチ47の操作のパターン認識の設定時間に達したと判断された場合には次のステップS4で、ハンドスイッチ47のオン操作の回数に対応して予め設定されている超音波出力の大きさのデータが選択される。
【0066】
さらに、制御回路57は選択された超音波出力データの種類を操作表示パネル59に表示する。なお、ハンドスイッチ47のスイッチ操作のパターンで選択するものは、超音波出力の大きさ以外に超音波出力の連続出力/間欠出力等の出力形態の切換えでもよい。
【0067】
さらに、ハンドスイッチ47を操作して出力のON/OFF制御を行なう高周波電気メスにおいて、その出力の大きさ・切開/凝固モードの選択を上記の方法で行なってもよい。
【0068】
そこで、上記構成のものにあっては超音波手術装置の超音波出力のON/OFFを制御するスイッチ47の操作パターンによって、あらかじめ設定された超音波出力を選択できるため、設定の変更を行なうためのスイッチを別に設けることなく、術者自身が所望の設定で手術を行なえる効果がある。
【0069】
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
記
(付記項1) 患者の体腔内に挿入される内視鏡と、
内視鏡の観察像を撮像する撮像手段と、観撮像の変倍を行なう変倍光学系と、撮像手段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段と、変倍光学系を移動させる変倍光学系移動手段とを備えたTVカメラと、
患者の体腔内に挿入され、先端に色標識手段を備えた処置具と、
色標識手段の内視鏡画像中の位置を検出する位置検出手段と、
変倍光学系移動手段の制御手段と、位置検出手段で検出された位置に基づいて撮像範囲移動手段の動作を制御する制御手段とを備えた視野移動制御手段と、
変倍光学系移動手段と撮像範囲移動手段の動作指令手段とを備えた視野移動動作指令手段と、
体腔内で患部組織の処置を行なう処置装置と、
を具備した内視鏡手術システムにおいて、
視野移動動作指令手段に備えられた撮像範囲移動手段の動作指令手段によって、処置装置の動作指令を行なうことを特徴とする内視鏡手術システム。
【0070】
(付記項2) 付記項1において、
撮像手段はCCDであり、
撮像範囲移動手段はCCDの位置を移動させるアクチュエータを備えたCCD移動機構であり、
位置検出手段は、色空間変換回路と、2値化回路と、面積重心位置算出回路とからなり、
撮像範囲移動手段の制御手段はCCD移動機構に備えられたアクチュエータの制御を行なうアクチュエータ制御手段であることを特徴とする内視鏡手術システム。
【0071】
(付記項3) 付記項1において、
撮像手段は、視野範囲を変更できる機能を有するCMDであり、
位置検出手段は、色空間変換回路と、2値化回路と、面積重心位置算出回路とからなり、
撮像範囲移動手段の制御手段は、CMDの読み出し位置の制御を行なう読み出し位置制御手段であることを特徴とする内視鏡手術システム。
【0072】
(付記項4) 先端部に観察像の撮像を行なう撮像手段と、観察像の変倍を行なう変倍光学系と、先端部の方向を変化させる湾曲部と、変倍光学系を移動させる変倍光学系移動手段とを備えている、患者の体腔内に挿入される内視鏡と、
患者の体腔内に挿入され、先端に色標識手段を備えた処置具と、
色標識手段の内視鏡画像中の位置を検出する位置検出手段と、
変倍光学系移動手段の移動手段と、位置検出手段で検出された位置に基づいて湾曲部の動作を制御する手段とを備えた視野移動制御手段と、
変倍光学系移動手段と湾曲部の動作指令手段とを備えた視野移動動作指令手段と、
体腔内で患部組織の処置を行なう処置装置と、
を具備した内視鏡手術システムにおいて、
視野移動動作指令手段に備えられた湾曲部の動作指令手段によって、処置装置の動作指令を行なうことを特徴とする内視鏡手術システム。
【0073】
(付記項5) 付記項2〜4において、
視野移動動作指令手段は、処置具の手元側に設けられたハンドスイッチであることを特徴とする内視鏡手術システム。
【0074】
(付記項6) 付記項2〜5において、
処置装置は高周波焼灼装置であることを特徴とする内視鏡手術システム。
(付記項7) 付記項2〜5において、
処置装置は医用レーザ装置であることを特徴とする内視鏡手術システム。
【0075】
(付記項1〜7の従来技術) 処置具と内視鏡が、それぞれ別個に患者の体腔内に挿入され、体腔内に挿入された処置具の先端部分の画像を内視鏡観察視野内に捉え、処置具による患部の処置状態を内視鏡によって観察しながらその処置作業を行なう内視鏡下の手術が知られている。この手術では、術者は両手に処置具を持って処置を行なうため、助手が内視鏡を持ち術者の指示に従って手術のしやすい視野が得られるように、内視鏡の保持位置を変更している。しかし、この内視鏡の操作には習熟が必要であるため、なかなか術者の望む視野が得られず、手術が円滑に進行しないという問題がある。これを解決するものとして、本出願人は特開平9−28663の内視鏡装置を開示している。この内視鏡装置は、内視鏡の撮像光学系の1部分をアクチュエータで移動することによって、内視鏡の画像の撮像範囲を変更するようにしたものである。このアクチュエータの移動は、体腔内に挿入される処置具の先端部に設けられた色標識の内視鏡画像中の位置を検出し、この色標識位置が内視鏡画像の任意の点に移動するような移動量を算出し、処置具の手元に設けられているスイッチや、フットスイッチなどの動作スイッチをONすることで行われる。通常は、術者は処置対象組織を画面中央に位置させた状態で、高周波焼灼装置や医用レーザ装置を用いて組織の処置を行なうことが多い。よって、この視野変換の移動先位置を内視鏡画像の中央の点に設定し、内視鏡画像中の処置具先端の色標識を処置対象組織上に置いた状態で動作スイッチをONすることで、術者は自分の操作で処置対象組織を画面中央に位置させることができる。
【0076】
(付記項1〜7が解決しようとする課題) 術者がスイッチ操作により視野変換を行ない、処置対象組織を所望の位置に持ってきた後、高周波焼灼装置や医用レーザ装置を用いて患部組織の処置を行なうが、その処置を行なうためには処置装置に接続されているフットスイッチ等の処置装置の出力をONするための動作スイッチをONする必要がある。しかし、フットスイッチをONする際には、スイッチの位置・種類を視認する必要があるため、内視鏡画像が表示されているモニタから目を離さなければならず、処置が中断していた。また、処置具の手元側にハンドスイッチを設ければモニタから目をそらすことはないが、この処置具手元側のスペースは限られているため、各機能ごとにスイッチを設けると逆に操作性を悪くしてしまうという問題点がある。
【0077】
(付記項1〜7の目的) 処置具手元側に設けられた、視野変換を行なうためハンドスイッチによって、高周波焼灼装置やレーザ装置等の処置装置の出力を制御することによって、視野変換−患部組織処置を単一のスイッチによって操作性よく行なうことのできる内視鏡手術システムの提供。
【0078】
(付記項1〜7の効果) 処置具手元側に設けられた視野変換を行なうためのハンドスイッチによって、視野変換動作と高周波焼灼装置や医用レーザ装置等の処置装置とを制御可能であるため、視野変換−患部組織処置という一連の動作を、単一のスイッチにより行なえるため、操作性を向上することができる。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、視野移動制御手段に処置装置の動作指令を行なう処置装置制御部を設けたので、視野移動制御手段による視野変換動作と、処置装置による患部組織の処置という一連の動作を、単一の操作により行なえるため、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すもので、(A)は内視鏡装置全体の概略構成図、(B)は内視鏡装置のモニタ画面の表示状態を示す平面図。
【図2】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡装置の鉗子追尾装置の概略構成図、(B)は鉗子追尾装置の追尾指令位置検出回路の概略構成図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡装置の鉗子追尾装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡装置全体の概略構成図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、(A)は内視鏡装置全体の概略構成図、(B)は内視鏡装置のモニタ画面の表示状態を示す平面図。
【図6】 第3の実施の形態の要部の概略構成図。
【図7】 本発明の第4の実施の形態を示すもので、(A)は第4の実施の形態の超音波手術装置のハンドピースを示す斜視図、(B)は超音波手術装置全体の概略構成図。
【図8】 第4の実施の形態の超音波手術装置の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1 内視鏡
4 TVカメラ
6 CCD(撮像手段)
7 ズームレンズ(変倍光学系)
8 CCD移動機構(撮像範囲移動手段)
9 ズームレンズ移動機構(変倍光学系移動手段)
10 鉗子追尾装置(視野移動制御手段)
12 高周波電気メス本体(処置装置)
13 表示モニタ
14 鉗子(処置具)
15 色標識部(色標識手段)
16 ハンドスイッチ
18 追尾指令位置検出回路(位置検出手段)
21 スイッチ入力回路(処置装置制御部)
Claims (1)
- 患者の体腔内に挿入される内視鏡と、
上記内視鏡の観察像を撮像する撮像手段と、上記観撮像の変倍を行なう変倍光学系と、上記撮像手段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段と、上記変倍光学系を移動させる変倍光学系移動手段とを備えたTVカメラと、
上記内視鏡とは別の場所から上記患者の体腔内に挿入され、かつ先端に色標識手段を備えた処置具と、
上記色標識手段の内視鏡画像中の位置を検出する位置検出手段と、
上記変倍光学系移動手段を制御し、かつ上記位置検出手段で検出された位置に基づいて上記撮像範囲移動手段の動作を制御する視野移動制御手段と、
上記処置具に接続され、体腔内で患部組織の処置を行なう処置装置とを具備し、
上記視野移動制御手段に上記処置装置の動作指令を行なう処置装置制御部を設けたことを特徴とする内視鏡手術システム。
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