JP4034450B2 - パレットおよびこのパレットを使用した包装箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、FA(ファクトリー・オートメーション)機器などの電子機器である物品(製品)を収納し、移送するためのパレットまたは包装箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品重量が30kgを越える物品(製品)の場合には、一般にスカシ木箱と呼ばれる梱包が行なわれていた。このスカシ木箱は、板材をクギ打ちにより六面体の形状の木箱を形成したもので、中に物品(製品)を固定して、搬送先まで物品(製品)を安全に届けることを目的としたものである。
【0003】
しかし、FA(ファクトリー・オートメーション)機器などの電子機器である物品(製品)の搬送先の納入場所は、事務所やコンピュータルームなどが多く、スカシ木箱による梱包の場合には、解梱に手間がかかり、また解梱でクギを抜く時、板材を外す時など大きな音が発生するという問題点があった。さらに、スカシ木箱解梱後に、スカシ木箱の板材、木屑やクギが廃材として発生するという問題点があった。
【0004】
また、物をフォークリフトなどで運搬する場合の道具として使用されるパレットは、通常は木製、鉄製または樹脂製等のものが主であるが、強化段ボールなどの紙材より構成したものがある。
図10は、例えば特開昭57−46741号公報に示された、従来の枠付の段ボールパレットの斜視図である。図において、30は枠付パレット、31は運搬物等を乗せる積載面、32は積載面31の周囲に垂直に配設される枠部、33は積載面31の裏面に固設されるケタ部、35は枠部32の切欠部に嵌め込む舌片である。
【0005】
従来の枠付の段ボールパレットは上述の構成にしたことにより、運搬物、保管物等が粉末状または粒状の場合であっても、これを袋などに入れず、直にパレットに入れて運搬または倉庫などに保管することができる。また、枠部32の内側に段ボール箱を挿入し、粘着テープ、鋼帯またはPPバンド等により固設した箱付のパレットとすることにより、物を運搬輸送または倉庫などに保管する場合、外部からの損傷、周囲からの影響等を防ぐことができる。
【0006】
また、図11は例えば実開昭58−107323号公報に示された、従来のパレット付の段ボール箱の斜視図である。図において、40はパレット付き段ボール箱、41は段ボール箱本体、42は段ボール箱本体41の底部に組み込まれるパレットである。また、43はフォーク差込穴、44はフォーク差込穴43を穿設した短胴部、45はその胴部の下部外周面を短胴部44の上部内周面に当接させる段ボール箱であり、段ボール箱本体41は短胴部44および段ボール箱45から構成される。また、46は段ボール箱45の上側フラップ、47はけたである。
【0007】
段ボール箱45内に被梱包物品を挿入し、上側フラップ46を閉鎖し、ワイヤステツチヤーなどで上側フラップ46を連結固定すれば梱包は完了する。
【0008】
また、図12は例えば実開昭60−90131号公報に示された、従来の包装箱の斜視図である。図において、51は段ボール紙等の剛性紙で形成された角形の箱体包装箱、52は包装箱51の底および蓋を形成するフラップ、53は包装箱51の底に収納されるパレットである。54は物品を載置するパレット53のテーブルの下に設けられたフォーク挿入空間、55は包装箱51の底面寄りに開設されたフォーク抜差口、56は包装箱51に箱詰めされる比較的小さな物品の包装体、57は包装箱51の蓋を封をするテープ類である。
【0009】
包装箱51の底を形成し、内部にテーブルを上にしてパレット53を収め、収め込んだパレット53のテーブル上に個々の包装体56を載せた後、蓋を形成し、さらに蓋をテープ類57で封をすれば、個々の包装体56をひとまとまりの包装体にすることができるので、荷崩れを包装箱51の六面の拘束力で防止することができ、個々の包装体56が小さなものでもバンド掛けを必要としない。
【0010】
上述の包装箱は、底に収めたパレットのフォーク挿入空間に連絡するフォーク抜差口を備えたので、個々の比較的小さな包装体をバンド掛けなどの煩わしい操作を要することなく箱詰めにすることができる。また、包装状態であっても開封状態であってもそのまま内に収めたパレットに包装箱の外から荷役機械のフォークの抜き差しができ、荷役作業での取扱いが容易になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような、従来の枠付の段ボールパレット、従来のパレット付の段ボール箱、従来の包装箱など従来の段ボール製の包装箱は、クレーンなどによる吊り下げの考慮がされていないという問題点があった。
【0012】
また、上記のような従来の段ボール製の包装箱は、包装箱の転倒の考慮がされていないという問題点もあった。
【0013】
さらに、上記のような従来の段ボール製の包装箱は、フォークリフト等の荷役作業への対応性があるが、一般に収納物品重量が30kg程度までであり、今回対象とする製品のように70〜90kg、120〜150kgといった重量物の場合にはスカシ木箱または木箱を使用して梱包しなければならないという問題点もあった。
【0014】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、フォークリフト荷役、ハンドリフト荷役に加え、クレーン吊り荷役が可能なパレットまたは包装箱を得るものである。
【0015】
また、包装箱の転倒防止が施されたパレットまたは包装箱を得るものである。
【0016】
さらに、収納物品重量が30kgを越える物品を載置可能な段ボール紙等の剛性紙で形成したパレットまたは包装箱を得るものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るパレットは、上板と、下板と、前記上板と前記下板との間に接着固定される複数個のけたと、を備え、前記上板と前記下板と前記複数個のけたとによりフォーク挿入空間部を形成するようにしたパレットにおいて、前記上板の上部に接着固定され、箱体を載置する枡形形状の枠部を備え、少なくとも前記上板と前記下板と前記枠部とを段ボール紙等の剛性紙で形成し、前記枠部の前記けたの長手方向に相当する寸法を前記けたの長手方向寸法よりも短くするとともに、
前記フォーク挿入空間部の開口部を形成する前記上板の前方側および後方側に少なくとも4個所に切り込みを入れ、この切込み部を前記枠部側に折り曲げて当て板部を形成するようにしたものである。
【0022】
また、この発明に係る包装箱は、上板と、下板と、前記上板と前記下板との間に接着固定される複数個のけたと、を有し、前記上板と前記下板と前記複数個のけたとによりフォーク挿入空間部を形成するようにしたパレットと、物品を収納する箱体と、を備えた包装箱において、前記パレットは、前記上板の上部に接着固定され、箱体を載置する枡形形状の枠部を備え、少なくとも前記箱体と前記上板と前記下板と前記枠部とを段ボール紙等の剛性紙で形成し、前記枠部の前記けたの長手方向に相当する寸法を前記けたの長手方向寸法よりも短くするとともに、前記フォーク挿入空間部の開口部を形成する前記上板の前方側および後方側に少なくとも4個所に切り込みを入れ、この切込み部を前記枠部側に折り曲げて当て板部を形成するとともに、この当て板部を使用して、物品を収納した前記箱体と前記パレットとを帯状締結材料で固定するようにしたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図4は、この発明の一実施の形態である包装箱を示す図である。図1は包装箱の斜視図、図2は包装箱の正面図、図3は包装箱の上面図、図4は包装箱の側面図である。
【0029】
図において、1は包装箱、2は箱体、10は物品(製品)及び箱体2を載置するパレットである。箱体2は、段ボール紙等の剛性紙で形成され、A1式(下スリーブ式)と呼ばれる無底有蓋の箱体である。
3は箱体2の側面(図2では前面、後面)に示されるクレーン吊り位置を示す表示、4は箱体2の側面(図2では左面、右面)に設けられた手持ち用の穴である。また、5は箱体2とパレット10とを固定するための帯状締結材料としてのPPバンド、6はPPバンド5の移動を防止するためのPPバンドストッパーである。
【0030】
また、パレット10は段ボール紙等の剛性紙で形成され、升形形状の枠部11、平板形状の上板12、平板形状の下板13およびけたとしての直方体形状のスペーサ14から構成される。枠部11は上板の上部に接着固定され、箱体2を載置する。
また、スペーサ14は段ボール紙等の剛性紙を層状に重ねて形成されるもので、上板12と下板13との間に接着固定され、フォークリフト、ハンドリフト等の荷役機械による荷役作業においてフォークを水平方向に抜き差しできるフォーク挿入空間部15を形成する。このフォーク挿入空間部15の高さは、フォークの爪挿入が可能であればよく、90mm程度としてある。
【0031】
また、16はPPバンド5の当て板を形成する当て板部で、上板12の一部に設けられた切り込み部を箱体2側に折り曲げて、当て板として使用するものである。この切込み部を折り曲げた場合に生じる切欠き部と隣接する上板12の両端は、包装箱1をクレーン吊りする場合にスリングベルトが内側に寄らないようにするすべり止め部として使用する。
【0032】
また、上記説明においては、スペーサ14を直方体形状としたが、上板12と下板13との間に接着固定するための平行な二平面を有するものであれば良い。
また、リサイクルおよび環境対策に最適な段ボール紙等の剛性紙で形成した例を説明したが、木材または発泡スチロール等を使用しても良い。
【0033】
図5はこの発明の一実施の形態である包装箱を構成する箱体の内部構成を示す図である。図において、2は箱体、7,8は段ボール紙等の剛性紙を層状に重ねて形成された内装材である。内装材7,8は、上部からの荷重を受け、段積みを可能とするもので、内装材7は手持ち用の穴4が設けられる箱体2の側面(図2では左面、右面)を補強するものであり、内装材8は箱体2の側面(図2では前面、後面)で箱体2とパレット10とを固定するPPバンド5掛けの部分を補強するものである。
【0034】
また、内装材7は箱体2に設けられた手持ち用の穴4と同様の位置に穴を明けることにより、手持ち用の穴4に強度をもたせることができ、包装箱を手で多少の移動を行なえる。
また、内装材8は、PPバンド5により箱体2とパレット10とを固定する時に、箱体2に収納した物品(製品)を固定する働きをする。
【0035】
また、上記説明においては、内装材7,8を、箱体2の内部で物品(製品)との間に挿入する例を説明したが、箱体2の内部に内装材7,8を接着固定して一体のものとしても良い。
また、上記説明においては、内装材7,8を、リサイクルおよび環境対策に最適な段ボール紙等の剛性紙で形成した例を説明したが、木材または発泡スチロール等を使用しても良い。
【0036】
図6はこの発明の一実施の形態である包装箱に物品(製品)を載置した状態を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。また、図7はこの発明の一実施の形態である包装箱を構成するパレット10の枠部11の上面図である。
図において、2、10〜15は上述の図1と同様であり、その説明を省略する。また、17,18は段ボール紙等の剛性紙を層状に重ねて形成され、枠部11の底板部に接着固定される載置部、19は空間部、20は梱包の対象である物品(製品)、21は物品(製品)20の底部に装着されている車輪、22は物品(製品)が載置された場合の車輪の位置である。
また、図6において、パレット10の枠部11は説明の都合上、断面図として表した。
【0037】
載置部17,18は、枠部11の底板部にフォーク挿入方向と直角方向に接着固定され、載置する物品(製品)20の底面と接して、物品(製品)20の重量を受けるためのもので、この場合には箱体2により物品の側面及び上部を覆うようにする。
また、載置部17,18の高さは枠部11の底板部から車輪21を浮かせる寸法とする。また、空間部19は物品(製品)20を箱体2に収納する場合に物品(製品)20を吊り上げるときに用いるスリングベルトを通すためのものである。
【0038】
ところで、上記説明においては、梱包の対象として底部に車輪21が装着されている物品(製品)20を例に取り上げ、パレット10の枠部11に接着固定される載置部17,18の高さは車輪21を浮かせる寸法としたが、底部に脚部が付いた物品(製品)にも同様に使用できる。
【0039】
図8はこの発明の一実施の形態である包装箱に物品(製品)を載置した状態を示す図である。図において、2、10〜16は上述の図1と同様であり、その説明を省略する。23はスリングベルトのすべり止め部で、包装箱1をクレーン吊りする場合にスリングベルトが内側に寄らないようにするものである。すべり止め部23は、箱体2側に折り曲げられる当て板部16となる切欠き部と隣接した位置となる上板12の一部である。
【0040】
図9はこの発明の一実施の形態である包装箱の寸法関係を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。図において、1〜6、10〜16は上述の図1と同様であり、その説明を省略する。また、aはパレット10の枠部11でフォーク挿入空間部15を形成する辺の寸法、bはスペーサ14の長手方向の寸法、cは包装箱の高さ寸法であり、a*b*cが包装外形寸法となる。また、dは箱体2の幅寸法、e1は箱体2の奥行寸法、e2は枠部11の奥行寸法、fは箱体2の高さ寸法、gはスペーサ14の幅寸法、hはスペーサ14の高さ寸法である。
今回梱包の対象となる製品は背高品であり、保管・荷扱い時などにおいて転倒しにくい構造とする必要があった。
【0041】
ここで、(b−e2)/2が転倒防止用として、枠部11の奥行部の両側に付加された寸法である。この転倒防止用寸法(b−e2)/2は、経験によるところが大きいが、今回は包装後の転倒角度を25°以上と設定した。
具体例として、箱体2の寸法d=803mm、e1=320mm、f=765mmで、製品重量142kgにおける各寸法の一例を示す。
a=820mm、b=444mm、c=879mm、
e2=336mm、g=114mm、h=90mm。
【0042】
また、底部に車輪または脚部が装着されていない物品(製品)を載置する場合には、載置部17,18の高さは低くして良い。
また、上記説明においては、無底有蓋の箱体2を使用し、載置部17,18で載置する物品(製品)20の底面と接して、物品(製品)20の重量を受けるようにしたものを示したが、物品(製品)の重量が軽い場合には、載置部17,18を使用せず、有底有蓋の箱体で強度をもたせるようにしても良い。
【0043】
また、上記説明では、包装箱に収納する対象として、FA機器を例に説明したが、FA機器に限定されるものではない。
【0044】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を発する。
【0045】
この発明に係るパレットは、上板と、下板と、前記上板と前記下板との間に接着固定される複数個のけたと、を備え、前記上板と前記下板と前記複数個のけたとによりフォーク挿入空間部を形成するようにしたパレットにおいて、前記上板の上部に接着固定され、箱体を載置する枡形形状の枠部を備え、少なくとも前記上板と前記下板と前記枠部とを段ボール紙等の剛性紙で形成し、前記枠部の前記けたの長手方向に相当する寸法を前記けたの長手方向寸法よりも短くするとともに、前記フォーク挿入空間部の開口部を形成する前記上板の前方側および後方側に少なくとも4個所に切り込みを入れ、この切込み部を前記枠部側に折り曲げて当て板部を形成するようにしたので、
包装箱をクレーン吊りする場合に、切欠き部と隣接したすべり止め部により、スリングベルトが内側に寄らないようにすることができ、クレーン吊り荷役が可能となる。さらに、パレット上に載置される物品が背高品の場合であっても、転倒防止が可能となる。
【0046】
また、少なくとも前記上板と前記下板とを段ボール紙等の剛性紙で形成したので、解梱が容易となり、またリサイクルおよび環境対策に最適である。
【0047】
さらに、前記切欠き部は前記上板に切り込みを入れ、この切込み部を折り曲げて形成するようにしたので、PPバンド5の当て板として使用できる。
【0050】
また、この発明に係る包装箱は、上板と、下板と、前記上板と前記下板との間に接着固定される複数個のけたと、を有し、前記上板と前記下板と前記複数個のけたとによりフォーク挿入空間部を形成するようにしたパレットと、物品を収納する箱体と、を備えた包装箱において、前記パレットは、前記上板の上部に接着固定され、箱体を載置する枡形形状の枠部を備え、少なくとも前記箱体と前記上板と前記下板と前記枠部とを段ボール紙等の剛性紙で形成し、前記枠部の前記けたの長手方向に相当する寸法を前記けたの長手方向寸法よりも短くするとともに、前記フォーク挿入空間部の開口部を形成する前記上板の前方側および後方側に少なくとも4個所に切り込みを入れ、この切込み部を前記枠部側に折り曲げて当て板部を形成するとともに、この当て板部を使用して、物品を収納した前記箱体と前記パレットとを帯状締結材料で固定するようにしたので、箱体の載置が容易となる。
【0052】
またさらに、少なくとも前記箱体と前記上板と前記下板と前記枠部とを段ボール紙等の剛性紙で形成したので、解梱が容易となり、またリサイクルおよび環境対策に最適である。
【0053】
また、前記切欠き部は前記上板に切り込みを入れ、この切込み部を折り曲げて形成するようにしたので、PPバンド5の当て板として使用できる。
【0055】
また、この発明に係る包装箱は、パレットを構成するスペーサの長手方向寸法を、パレット上に載置される箱体または枠部の同方向寸法よりも長くしたので、梱包される物品が背高品の場合であっても、転倒防止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態である包装箱の斜視図である。
【図2】 この発明の一実施の形態である包装箱の正面図である。
【図3】 この発明の一実施の形態である包装箱の上面図である。
【図4】 この発明の一実施の形態である包装箱の側面図である。
【図5】 この発明の一実施の形態である包装箱を構成する箱体の内部構成を示す図である。
【図6】 この発明の一実施の形態である包装箱に物品(製品)を載置した状態を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図7】 この発明の一実施の形態である包装箱を構成するパレット10の枠部11の上面図である。
【図8】 この発明の一実施の形態である包装箱に物品(製品)を載置した状態を示す図である。
【図9】 この発明の一実施の形態である包装箱の寸法関係を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図10】 例えば特開昭57−46741号公報に示された、従来の枠付の段ボールパレットの斜視図である。
【図11】 例えば実開昭58−107323号公報に示された、従来のパレット付の段ボール箱の斜視図である。
【図12】 例えば実開昭60−90131号公報に示された、従来の包装箱の斜視図である。
【符号の説明】
1 包装箱、 2 箱体、 3 クレーン吊り位置を示す表示、 4 手持ち用の穴、 5 PPバンド、 6 PPバンドストッパー、 7,8 内装材、10 パレット、 11 枠部、 12 上板、 13 下板、 14 スペーサ、 15 フォーク挿入空間部、 16 切り欠き部(当て板部)、 17,18 載置部、 19 空間部、 20 物品(製品)、 21 物品(製品)20の底部に装着されている車輪、 22 物品(製品)が載置された場合の車輪の位置、 23 スリングベルトのすべり止め部、 a パレット10の枠部11でフォーク挿入空間部15を形成する辺の寸法、 b スペーサ14の長手方向の寸法、 c 包装箱の高さ寸法、 a*b*c 包装外形寸法、 d箱体2の幅寸法、 e1 箱体2の奥行寸法、 e2 枠部11の奥行寸法、f 箱体2の高さ寸法、 g スペーサ14の幅寸法、 h スペーサ14の高さ寸法。
Claims (2)
- 上板と、下板と、前記上板と前記下板との間に接着固定される複数個のけたと、を備え、前記上板と前記下板と前記複数個のけたとによりフォーク挿入空間部を形成するようにしたパレットにおいて、
前記上板の上部に接着固定され、箱体を載置する枡形形状の枠部を備え、
少なくとも前記上板と前記下板と前記枠部とを段ボール紙等の剛性紙で形成し、
前記枠部の前記けたの長手方向に相当する寸法を前記けたの長手方向寸法よりも短くするとともに、
前記フォーク挿入空間部の開口部を形成する前記上板の前方側および後方側に少なくとも4個所に切り込みを入れ、この切込み部を前記枠部側に折り曲げて当て板部を形成するようにしたことを特徴とするパレット。 - 上板と、下板と、前記上板と前記下板との間に接着固定される複数個のけたと、を有し、前記上板と前記下板と前記複数個のけたとによりフォーク挿入空間部を形成するようにしたパレットと、物品を収納する箱体と、を備えた包装箱において、
前記パレットは、前記上板の上部に接着固定され、箱体を載置する枡形形状の枠部を備え、
少なくとも前記箱体と前記上板と前記下板と前記枠部とを段ボール紙等の剛性紙で形成し、
前記枠部の前記けたの長手方向に相当する寸法を前記けたの長手方向寸法よりも短くするとともに、前記フォーク挿入空間部の開口部を形成する前記上板の前方側および後方側に少なくとも4個所に切り込みを入れ、この切込み部を前記枠部側に折り曲げて当て板部を形成するとともに、
この当て板部を使用して、物品を収納した前記箱体と前記パレットとを帯状締結材料で固定するようにしたことを特徴とする包装箱。
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