JP4030385B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばPHS(Personal Handyphone System)や携帯電話システムなどの移動通信システムで用いられる移動無線端末装置や、PDA(Personal Digital Assistants)端末であって、特に2つに折り畳める折り畳み式や、蓋を備えて開閉する機構を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、PHSや携帯電話システムなどの移動通信システムで用いられる移動無線端末装置や、PDA端末などの電子機器は、2つに折り畳める折り畳み式や、蓋を備えて開閉する機構を備えたものがあり、折り畳みや蓋の開閉によって、表示部の保護や操作部への接触による誤操作を防止することを可能としている。
【0003】
また、近時、上述したような携帯型の電子機器は、動画像や音声を再生する機能を備えるようになり、これらの情報をユーザに視聴させることによって大量の情報を伝達することが可能となった。
【0004】
しかしながら、上述したような従来の電子機器では、一時的に視聴を中断する必要が生じた場合、操作部が小さいために再生の中断指示を与えるのが困難であり、また中断した再生を再開させる指示についても同様に困難であり、操作性が低いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子機器では、一時的に視聴を中断する必要が生じた場合、操作部が小さいために再生の中断指示を与えるのが困難であり、また中断した再生を再開させる指示についても同様に困難であり、操作性が低いという問題があった。
【0006】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、容易な操作で音声および動画像の再生を一時的に中断したり、あるいは容易な操作で中断した再生を再開することが可能な電子機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、筐体を開閉する構造を有する電子機器において、前記筐体の開閉を検出する開閉検出手段と、動画像の情報と音声の情報とを含むデータから、映像信号と音声信号と生成する信号生成手段と、この信号生成手段にて生成された映像信号に基づいて、動画像を表示する表示手段と、前記信号生成手段にて生成された音声信号に基づいて、音声を出力する拡声手段と、前記音声の信号を外部に出力するための出力手段と、この出力手段に外部機器が接続されたことを検出する接続検出手段と、前記信号生成手段を制御して、動画像の表示と音声の出力を制御するものであって、動画像と音声の出力制御中に、前記筐体が閉じた状態にあることを前記開閉検出手段が検出し、かつ前記出力手段に外部機器が接続されていないことを前記接続検出手段が検出した場合には、前記信号生成手段を制御して、動画像の表示と音声の出力を中断させ、その後、前記筐体が開いた状態にあることを前記開閉検出手段が検出した場合に、前記信号生成手段を制御して、前記中断していた動画像の表示と音声の出力を再開し、また動画像と音声の出力制御中に、前記筐体が閉じた状態にあることを前記開閉検出手段が検出し、かつ前記出力手段に外部機器が接続されていることを前記接続検出手段が検出した場合に、前記信号生成手段にて生成された音声信号を前記出力手段を通じて外部に出力するとともに、前記表示手段の表示を停止する制御手段とを具備して構成するようにした。
【0009】
上記構成の電子機器では、動画像と音声の出力制御中に、筐体が閉じた状態になった場合に、動画像の表示および音声の出力を中断し、再び開いた状態にすることで、中断していた動画像の表示および音声の出力を再開するようにしている。
【0010】
したがって、上記構成の電子機器によれば、一時的に視聴を中断する必要が生じても、当該電子機器を折り畳むといった容易な操作で、映像および音声の再生を中断することができ、また再び開いた状態にするという容易な操作で中断した再生を再開することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、その構成を示すもので、この図に示す移動無線端末装置は、基地局BSとの間で、CDMA(Code Division Multiple Access)方式によって無線通信を行うものを例に挙げている。
【0012】
基地局BSから送信され、アンテナ101で受信された無線周波信号は、アンテナ共用器102に入力される。アンテナ共用器102は、受信用フィルタ102aと送信用フィルタ102bとからなる。
【0013】
アンテナ101より入力された無線周波信号のうち、基地局BSから送信された無線周波信号は、受信用フィルタ102aを通過して、受信部(RX)103に出力される。なお、この無線周波信号は送信用フィルタ102bにより、後述の送信部105に入力されることはない。
【0014】
受信部103では、上記無線周波信号を周波数シンセサイザ(SYN)104から入力された受信局部発振信号とミキシングして中間周波信号に周波数変換する。
【0015】
なお、上記周波数シンセサイザ104にて発生される受信局部発振信号の周波数は、制御部200からの制御信号によって制御される。また、受信部103は、制御部200から指定される周波数の無線信号の受信電界強度を検出する機能を備える。
【0016】
受信部103にて得られた中間周波信号は、CDMA信号処理部106において、直交復調処理が施されたのち、逆拡散処理が施されて、データレートに応じた所定のフォーマットの受信データに変換され、音声符号処理部107に出力され、データレートを示すデータについては制御部200に出力される。
【0017】
音声符号処理部107は、上記CDMA信号処理部106にて得られた受信データに対して、制御部200から通知される受信データレートに応じた伸長処理を施し、この処理結果をPCM符号処理部108に出力する。
【0018】
PCM符号処理部108は、音声符号処理部107にて伸張された受信データを復号してアナログ受話信号を得る。このようにして、復号されたアナログ受話信号は、増幅器109にて増幅された後スピーカ110より拡声出力されるか、あるいは後述するイヤホンマイク117より拡声出力するために、切換スイッチ115に出力される。
【0019】
また、PCM符号処理部108は、画像処理部150から音声データが入力される場合には、これを復号してアナログ音声信号を得る。このようにして、復号されたアナログ音声信号は、増幅器113にて増幅された後スピーカ114より拡声出力されるか、あるいはイヤホンマイク117より拡声出力するために、切換スイッチ115に出力される。
なお、増幅器109および増幅器113の増幅のレベルは、制御部200によって制御される。
【0020】
一方、話者の入力音声は、マイクロホン(M)111あるいはイヤホンマイク117を通じてアナログ送話信号として入力され、増幅器112で適正レベルまで増幅された後、PCM符号処理部108にてPCM符号化処理が施され、送信データとして音声符号処理部107に出力される。
【0021】
音声符号処理部107は、PCM符号処理部108から出力される送信データより入力音声のエネルギー量を検出し、この検出結果に基づいてデータレートを決定し、制御部200に通知する。そして、上記送信データを上記データレートに応じたフォーマットのバースト信号に圧縮し、CDMA信号処理部106に出力する。
【0022】
CDMA信号処理部106は、上記音声符号処理部107にて圧縮されたバースト信号に対して、送信チャネルに応じたPN符号を用いて拡散処理を施す。そしてこの処理結果に対して、直交変調処理を施し、直交変調信号として送信部(TX)105に出力する。
【0023】
送信部105は、上記直交変調信号を送信局部発振信号と合成して無線周波信号に変換し、制御部200により通知される送信データレートに基づいて、上記無線周波信号の有効部分だけを高周波増幅して、アンテナ共用器102に出力する。なお上記送信局部発振信号は、周波数シンセサイザ104にて生成されるもので、制御部200からの制御信号に応じた周波数の発振信号である。
【0024】
アンテナ共用器102に入力された送信部105からの無線周波信号は、送信用フィルタ102bにより、送信帯域の無線周波信号のみがアンテナ101に出力されて、上記基地局BSに向けて空間に放射される。尚、この送信帯域の無線周波信号は、受信用フィルタ102aにより、受信部103に入力されることはない。
【0025】
切換スイッチ115は、2つの入力端子を有し、一方の入力端子にはPCM符号処理部108からアナログ受話信号が入力され、他方の入力端子にはPCM符号処理部108からアナログ音声信号が入力され、制御部200の制御によりいずれか一方の入力端子をイヤホンマイクジャック116に接続して、上記アナログ受話信号あるいはアナログ音声信号をイヤホンマイクジャック116に出力する。
【0026】
イヤホンマイクジャック116は、イヤホンマイク117のプラグを接続するためのジャックであり、切換スイッチ115から入力されるアナログ信号をイヤホンマイク117に出力し、一方イヤホンマイク117から入力される音声信号を増幅器112に出力する。
なお、イヤホンマイクジャック116は、イヤホンマイク117が接続されているか否かを検出し、この検出結果を制御部200に通知する。
【0027】
イヤホンマイク117は、マイクロホンと小型のスピーカを備え、音声の入出力を行うもので、インターフェイスとしてプラグを備え、これが上記イヤホンマイクジャック116と電気的・物理的に接続される。
【0028】
着信報知部120は、当該端末装置宛てに着信があった場合に、制御部200の制御によりユーザに対して着信を報知するもので、可聴音を発して報知を行なう発音体121と、発光により報知を行なう発光体122と、例えば偏心モータなどにより振動を発生して報知を行なう振動体123とからなる。
【0029】
折り畳み検出部130は、当該移動無線端末装置が折り畳んだ状態(図2参照)にあるか開いた状態にあるか(図3参照)を検出するものであり、検出結果を制御部200に通知する。
【0030】
記憶部140は、例えばROMやRAMなどの半導体メモリを記憶媒体としたもので、この記憶媒体には、名前と電話番号などを対応づけた電話帳データをはじめとするユーザが作成したデータや、動画像とこれに対応する音声を対応づけた動画データ、この動画データの再生制御に関わる動画再生制御データなどを記憶する。
【0031】
画像処理部150は、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)4などの画像データを復号するための専用の画像処理用ICを搭載するもので、制御部200によって動作制御され、制御部200から入力される動画データを読み出して、これに所定のデータ処理を施して画像データと音声データに変換し、画像データをドライバ160に出力するとともに、音声データをPCM符号処理部108に出力する。
【0032】
ドライバ160は、画像処理部150より入力される画像データに基づいて、後述するユーザインターフェイス部170の表示部171を駆動制御して、表示/非表示の制御、静止画像や動画像の表示制御を行う。
【0033】
またドライバ160は、制御部200からの指示に応じて、副表示部172の表示/非表示の制御や、制御部200からの指示に応じた内容を副表示部172に表示する制御を行う。
【0034】
ユーザインターフェイス部170は、表示部171、副表示部172およびキー入力部173とからなる。表示部171は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)などからなりユーザに対して自機の状態(発信/着信、バッテリ残量、受信強度)や記憶部140から読み出したダイヤルデータ、および動画像を含む種々の画像を視覚的に示すためのものである。
【0035】
副表示部172は、小型のLCDを用いたもので、当該移動無線端末装置の背面などに設けられ、この装置が折り畳まれた状態にあるときに、自機の状態や着信の発生を報知するためのものである。
【0036】
キー入力部173は、ダイヤル番号入力を行なうためのテンキーなど発着信に関わる通常の通話機能を実施するためのキーの他、着信報知方法(可聴音/発光/バイブレータ/報知なし)の切り換えなどの各種設定や種々の機能を利用するためのキーを備えたものである。
【0037】
制御部200は、CPU、ROMおよびRAMなどを有してなるものであり、上記CPUが上記ROMに記憶される制御プログラムや制御データに従って、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するものである。
【0038】
その主たる制御としては、受信部103、周波数シンセサイザ104、送信部105およびCDMA信号処理部106を制御して、基地局BSとの間にCDMA方式の無線通信による通信リンクを開設し、基地局BSが収容される移動通信網を通じて通信を行なう通信制御がある。
【0039】
また、制御部200は、キー入力部173を通じて、ユーザから動画の再生要求があった場合には、画像処理部150を制御して、動画の再生を行わせる制御機能を備え、新たな制御機能として、折り畳み検出部130の検出結果に応じた動画再生制御を可能としている。
そしてまた、制御部200は、タイマ機能Tを備える。
【0040】
181は電源回路であり、バッテリ180の出力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路に供給する。
【0041】
次に、上記構成の移動無線端末装置の動作について説明する。
なお、以下の説明では、動画再生に関わる動作について説明し、移動通信網を通じた音声通信やデータ通信に関わる動作についての説明は省略する。
【0042】
図4は、動画再生に関わる処理を説明するためのフローチャートである。この処理は、制御部200によってなされ、図3に示すように、当該移動無線端末装置が折り畳み状態にない時に、キー入力部173を通じてユーザから動画再生要求がなされた場合に開始される。
【0043】
まず、ステップ4aにおいて制御部200は、画像処理部150およびPCM符号処理部108を起動制御する。また切換スイッチ115を切換制御して、PCM符号処理部108より出力されるアナログ音声信号がイヤホンマイクジャック116に出力されるようにする。
【0044】
そして、制御部200は、ユーザからの指示に対応する動画データを記憶部140から読み出して画像処理部150に出力する読み出し処理を開始し、ステップ4bに移行する。
【0045】
これにより、画像処理部150は、データ処理を開始し、制御部200から入力される動画データを画像データと音声データに変換し、画像データをドライバ160に出力するとともに、音声データをPCM符号処理部108に出力する。
【0046】
これに対して、ドライバ160は、画像処理部150より入力される画像データに基づいて、表示部171を駆動制御して、動画像の表示制御を行う。
そして、画像処理部150からPCM符号処理部108に出力された音声データは、PCM符号処理部108にてアナログ音声信号に変換された後、増幅器113で増幅され、スピーカ114より拡声出力される。
【0047】
なお、イヤホンマイク117がイヤホンマイクジャック116に接続される場合には、スピーカ114からの拡声出力に代わって、上記アナログ音声信号は、切換スイッチ115およびイヤホンマイクジャック116を通じてイヤホンマイク117に出力され、イヤホンマイク117より拡声される。
【0048】
ステップ4bにおいて制御部200は、折り畳み検出部130の検出結果を参照し、当該移動無線端末装置が折り畳み状態、すなわち図2の状態にあるか否かを判定する。
ここで、折り畳み状態にある場合には、ステップ4cに移行し、一方、折り畳み状態にない場合には、ステップ4nに移行して、動画再生を継続する。
【0049】
ステップ4cにおいて制御部200は、イヤホンマイクジャック116の検出結果を参照し、当該移動無線端末装置にイヤホンマイク117が接続されているか否かを判定する。
ここで、イヤホンマイク117が接続されている場合には、ステップ4bに移行し、一方、イヤホンマイク117が接続されていない場合には、ステップ4eに移行する。
【0050】
ステップ4dにおいて制御部200は、ドライバ160に対して、表示部171による表示を停止する指示と、副表示部172による表示を開始する指示とを与え、副表示部172による表示で用いる表示データを記憶部140から読み出してドライバ160に与え、ステップ4nに移行する。
【0051】
このように指示が与えられたドライバ160は、表示部171の電源をOFF状態にして表示を停止する。一方、副表示部172の電源を投入し、制御部200から与えられる表示データに基づいて、副表示部172に「音声再生中」の旨を示す表示を行う。
【0052】
また、この時、画像処理部150は、ステップ4aより開始したデータ処理を継続して実施し、制御部200から入力される動画データを画像データと音声データに変換し、画像データをドライバ160に出力するとともに、音声データをPCM符号処理部108に出力する。
【0053】
このようにドライバ160には、画像データが与えられるが、前述したように表示部171の電源をOFF状態にしているため、動画再生は行われない。一方、画像処理部150からPCM符号処理部108に出力された音声データは、PCM符号処理部108にてアナログ音声信号に変換される。
【0054】
このアナログ音声信号は、切換スイッチ115およびイヤホンマイクジャック116を通じてイヤホンマイク117に出力され、イヤホンマイク117より拡声される。
【0055】
ステップ4eにおいて制御部200は、タイマTを起動してタイムカウントを開始するとともに、記憶部140からの動画データの読み出しを中断し、この中断した時点での動画データの記憶部140上のアドレスを検出し、このアドレスを中断アドレスとして記憶部140に記録し、ステップ4fに移行する。
【0056】
ステップ4fにおいて制御部200は、画像処理部150およびPCM符号処理部108の動作を一時的に停止するように制御するとともに、増幅器113の増幅動作を停止制御し、ステップ4gに移行する。
これにより、画像処理部150は、その処理を中断し、動画の再生は中断される。
【0057】
また、制御部200は、表示部171の表示を停止する指示と、副表示部172の表示を開始する指示とその表示データを記憶部140から読み出してドライバ160に与える。
【0058】
これにより、ドライバ160は、表示部171の電源をOFF状態にして表示を停止するとともに、副表示部172に電源を投入し、制御部200からの表示データに基づいて、副表示部172に「動画再生中断中」の旨を示す表示を行う。
【0059】
ステップ4gにおいて制御部200は、折り畳み検出部130の検出結果を参照し、当該移動無線端末装置が開いた状態、すなわち図3の状態にあるか否かを判定する。
ここで、開いた状態にある場合には、ステップ4lに移行し、一方、開いた状態にない場合には、ステップ4hに移行する。
【0060】
ステップ4hにおいて制御部200は、現在のタイマTのカウント値が所定値t1よりも大きいか否かを判定する。
ここで、タイマTのカウント値が所定値t1よりも大きい場合には、ステップ4iに移行し、一方、大きくない場合には、ステップ4gに移行する。
【0061】
ステップ4iにおいて制御部200は、着信報知部120を動作制御するとともに、動画再生処理が所定時間t1以上、中断していることを警告するための表示データをドライバ160に与え、ステップ4jに移行する。
【0062】
これにより、着信報知部120による報知動作と、ドライバ160が上記表示データを副表示部172に表示制御することにより、動画再生処理が所定時間t1以上、中断していることがユーザに報知される。
【0063】
ステップ4jにおいて制御部200は、折り畳み検出部130の検出結果を参照し、当該移動無線端末装置が開いた状態、すなわち図3の状態にあるか否かを判定する。
ここで、開いた状態にある場合には、ステップ4lに移行し、一方、開いた状態にない場合には、ステップ4kに移行する。
【0064】
ステップ4kにおいて制御部200は、現在のタイマTのカウント値が所定値t2(>t1)よりも大きいか否かを判定する。
ここで、タイマTのカウント値が所定値t2よりも大きい場合には、ステップ4oに移行し、一方、大きくない場合には、ステップ4jに移行する。
【0065】
一方、ステップ4lにおいて制御部200は、増幅器113の増幅動作を復帰させる。また、制御部200は、表示部171の表示を開始する指示と、副表示部172の表示を停止する指示をドライバ160に与え、ステップ4mに移行する。
これにより、ドライバ160は、表示部171の電源を投入するとともに、副表示部172の電源をOFF状態にする。
【0066】
ステップ4mにおいて制御部200は、画像処理部150およびPCM符号処理部108に対して処理を再開させる指示を与えるとともに、ステップ4eで記憶部140に記録した中断アドレスから、記憶部140に記憶される動画データを読み出し、これを画像処理部150に出力する読み出し処理を再開し、ステップ4nに移行する。
【0067】
これにより、画像処理部150は、データ処理を再開し、制御部200から入力される動画データを画像データと音声データに変換し、画像データをドライバ160に出力するとともに、音声データをPCM符号処理部108に出力する。
【0068】
これに対して、ドライバ160は、画像処理部150より入力される画像データに基づいて、表示部171を駆動制御して、動画像の表示制御を行う。
そして、画像処理部150からPCM符号処理部108に出力された音声データは、PCM符号処理部108にてアナログ音声信号に変換された後、増幅器113で増幅され、スピーカ114より拡声出力される。
【0069】
ステップ4nでは、キー入力部173を通じて、ユーザから動画再生の終了要求が与えられたか否かを判定する。
ここで、動画再生の終了要求が与えられた場合には、ステップ4oに移行し、一方、動画再生の終了要求が与えられない場合には、ステップ4bに移行する。
【0070】
ステップ4oでは、増幅器113、画像処理部150およびPCM符号処理部108を停止制御し、当該処理を終了する。
【0071】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、動画データに基づく音声と映像の再生出力中に折り畳み状態にし、かつイヤホンマイク117が接続された状態にないと、画像処理部150およびPCM符号処理部108の処理を一時的に中断させ、増幅器113の増幅動作を停止制御して、上記再生出力を一時停止し、そして再生を中断した動画データの位置(記憶部140におけるアドレス)を記憶する。
【0072】
また、折り畳んだ状態態から開いた状態に変化させると、中断した位置から動画データを読み込んで、画像処理部150、PCM符号処理部108および増幅器113を動作制御して、動画の再生出力を再開するようにしている。
【0073】
したがって、上記構成の移動無線端末装置よれば、一時的に視聴を中断する必要が生じても、当該移動無線端末装置を折り畳むといった容易な操作で、音声の再生および動画の再生を停止することができ、また開いた状態に変化させることで、動画の再生出力を再開することができる。
【0074】
また、折り畳み状態にしてから一定時間t1が経過すると、上記再生出力を一時停止してから所定時間が経過した旨を副表示部172および着信報知部120を通じてユーザに報知する。このため、ユーザが一時停止中であることを忘れることを防止できる。
【0075】
さらに、折り畳み状態にしてから一定時間t2が経過すると、画像処理部150およびPCM符号処理部108を停止制御して、動画再生処理を終了するようにしている。このため、ユーザが動画再生中であることを忘れて、バッテリ180の電力を浪費することを防止できる。
【0076】
そして、動画データの再生出力中に折り畳み状態にしても、イヤホンマイク117が接続された状態にある場合には、表示部171をOFFにして映像出力は中止するものの、音声についてはイヤホンマイク117を通じて再生出力するようにしている。このため、折り畳んだ状態で持ち歩き、イヤホンマイク117を通じて音楽などを聴くことができる。
【0077】
尚、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、記憶部140に記憶された動画像のデータを読み出して再生出力する場合を例に挙げて説明したが、これに代わって、基地局BSを通じて動画像データを受信し、ストリーミング再生を行う場合であっても、適用可能である。
【0078】
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもなく、移動通信システムの移動無線端末装置に限らず、PDA端末をはじめ他の電子機器であっても、2つに折り畳める折り畳み式や、蓋を備えて開閉する機構を備えたものに適用すれば、同様の効果を奏する。
【0079】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、動画像と音声の出力制御中に、筐体が閉じた状態になった場合に、映像の出力および音声の出力を中断し、再び開いた状態にすることで、中断していた映像の出力および音声の出力を再開するようにしている。そして、動画データの再生出力中に折り畳み状態にしても、イヤホンマイク117が接続された状態にある場合には、表示部171をOFFにして映像出力は中止するものの、音声についてはイヤホンマイク1 1 7 を通じて再生出力するようにしている。このため、折り畳んだ状態で持ち歩き、イヤホンマイク117を通じて音楽などを聴くことができる。
【0080】
したがって、この発明によれば、一時的に視聴を中断する必要が生じても、当該電子機器を折り畳むといった容易な操作で、映像および音声の再生を中断することができ、また再び開いた状態にするという容易な操作で中断した再生を再開することができ、また、折り畳んだ状態で持ち歩き、イヤホンマイク117を通じて音楽などを聴くことが可能な電子機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電子機器の一実施の形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した電子機器の折り畳み状態の外観を示す図。
【図3】図1に示した電子機器の開いた状態の外観を示す図。
【図4】図1に示した電子機器の動画再生時の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
101…アンテナ
102…アンテナ共用器
102a…受信用フィルタ
102b…送信用フィルタ
103…受信部(RX)
104…周波数シンセサイザ(SYN)
105…送信部(TX)
106…CDMA信号処理部
107…音声符号処理部
108…PCM符号処理部
109,112,113…増幅器
110,114…スピーカ
111…マイクロホン(M)
115…切換スイッチ
116…イヤホンマイクジャック
117…イヤホンマイク
120…着信報知部
130…折り畳み検出部
140…記憶部
150…画像処理部
160…ドライバ
170…ユーザインターフェイス部
171…表示部
172…副表示部
173…キー入力部
180…バッテリ
181…電源回路
200…制御部
Claims (5)
- 筐体を開閉する構造を有する電子機器において、
前記筐体の開閉を検出する開閉検出手段と、
動画像の情報と音声の情報とを含むデータから、映像信号と音声信号と生成する信号生成手段と、
この信号生成手段にて生成された映像信号に基づいて、動画像を表示する表示手段と、
前記信号生成手段にて生成された音声信号に基づいて、音声を出力する拡声手段と、
前記音声の信号を外部に出力するための出力手段と、
この出力手段に外部機器が接続されたことを検出する接続検出手段と、
前記信号生成手段を制御して、動画像の表示と音声の出力を制御するものであって、動画像と音声の出力制御中に、前記筐体が閉じた状態にあることを前記開閉検出手段が検出し、かつ前記出力手段に外部機器が接続されていないことを前記接続検出手段が検出した場合には、前記信号生成手段を制御して、動画像の表示と音声の出力を中断させ、その後、前記筐体が開いた状態にあることを前記開閉検出手段が検出した場合に、前記信号生成手段を制御して、前記中断していた動画像の表示と音声の出力を再開し、また動画像と音声の出力制御中に、前記筐体が閉じた状態にあることを前記開閉検出手段が検出し、かつ前記出力手段に外部機器が接続されていることを前記接続検出手段が検出した場合に、前記信号生成手段にて生成された音声信号を前記出力手段を通じて外部に出力するとともに、前記表示手段の表示を停止する制御手段とを具備することを特徴とする電子機器。 - さらに、聴覚、視覚、あるいは触覚のうち、少なくとも1つにより報知を行う報知手段と、
前記制御手段による中断制御が開始されてから所定の時間が経過した場合に、動画像の表示と音声の出力が中断されている旨を報知するように、前記報知手段を制御する報知制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記制御手段は、中断制御を行ってから所定の時間が経過した場合には、前記中断制御を終了し、動画像の表示と音声の出力に関わる制御を終了することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- さらに、前記筐体が閉じた状態で、外部から視認可能な副表示手段と、
前記制御手段による中断制御中に、動画像と音声の出力が中断されている旨を、前記副表示手段に表示させる副表示制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - さらに、前記筐体が閉じた状態で、外部から視認可能な副表示手段と、
前記制御手段が前記信号生成手段にて生成された音声信号を前記出力手段を通じて外部に出力する制御を行っている場合に、音声を再生中である旨を前記副表示手段に表示させる副表示制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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