JP4025436B2 - モータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転情報を検出するためのセンサを備えたモータに係り、特に車両のパワーシートに内蔵して使用するのに好適なモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のモータは、図12に示すように、ヨーク51及びハウジング52内にロータ53が配設されている。ロータ53は、その回転軸54上にアーマチャ(電機子)55、コンミテータ56、ウォーム57及びセンサ用マグネット58を備えている。前記アーマチャ55は、前記ヨーク51の中間部と対応した位置に設けられている。前記コンミテータ56は、前記ハウジング52のヨーク51側の端部に備えられる給電用ブラシ59と対応した位置に設けられている。前記ウォーム57は、前記ハウジング52の中間部と対応した位置に形成されている。前記センサ用マグネット58は、前記ウォーム57と前記回転軸54の先端部との間に設けられている。前記回転軸54の両先端部は一対の軸受60にて回転可能に支持されている。
【0003】
前記ハウジング52のセンサ用マグネット58と対応した位置の外周には、該ハウジング52の外側からくり貫かれた収容凹部52aが形成され、その底面におけるハウジング52の樹脂は薄く形成されている。前記収容凹部52aにはセンサ基板61が収容されている。前記センサ基板61の前記センサ用マグネット58と相対向する位置には、ホールIC62が備えられている。そして、センサ基板61は、前記収容凹部52aに収容された状態で歯付きワッシャ63にて固定されている。
【0004】
又、前記センサ基板61が収容固定された前記収容凹部52a内には、異物の侵入を防止するためのシリコンボンド64が充填され、該センサ基板61が封止されている。尚、このときセンサ基板61に接続されるリードワイヤ65は、前記ハウジング52の中間部から外側に出て、同ハウジング52に沿って取り回されている。そして、前記ハウジング52の収容凹部52a及びリードワイヤ65の外側には、保護カバー66が該収容凹部52a及びリードワイヤ65を覆うように歯付きワッシャ67にて固定され設けられている。又、前記リードワイヤ65は、前記ハウジング52の端部から前記保護カバー66の外側に露出し、図示しないコネクタに接続される。
【0005】
このように構成されたモータでは、ロータ53が回転すると、回転軸54と共にウォーム57及びセンサ用マグネット58が一体回転する。すると、前記ハウジング52の前記ウォーム57と対応した位置(図12中、その紙面直交方向)に設けられる図示しないウォームホイールが回転し、動力が出力される。
【0006】
又、このとき、ホールIC62が備えられる位置では、センサ用マグネット58の回転に基づいて磁界の向きが交互に反転するため、該ホールIC62にてロータ53の回転速度に応じた回転情報が検出される。ホールIC62はこの回転情報を検出電圧として生成し出力する。そして、その検出電圧はリードワイヤ65及び図示しないコネクタを介して図示しない制御装置に出力される。従って、このモータでは、前記検出電圧に基づいたフィードバック制御等の種々の制御が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記モータでは、ハウジング52の収納凹部52aにセンサ基板61を収容し、そのセンサ基板61を歯付きワッシャ63にて固定している。そして、センサ基板61が収容固定された収容凹部52a内にシリコンボンド64を充填し、さらにその外側に保護カバー66を歯付きワッシャ67にて固定している。従って、このモータでは、回転情報を検出するために部品点数が増大し、その生産コストが高くなるという問題がある。又、その組付け作業が煩雑であるという問題がある。さらに、センサ基板61に不良が生じた場合等、モータに組み付けられたセンサ基板61を交換する作業は困難であった。
【0008】
又、上記モータでは、リードワイヤ65は、ハウジング52の中間部から外側に出て、同ハウジング52に沿って取り回されている。従って、そのリードワイヤ65がアンテナとなって放射ノイズの影響を受ける場合がある。即ち、ホールIC62にて生成される微少な電圧である検出電圧が放射ノイズの影響を受ける場合があり、その検出電圧に基づいて行われる制御が正常に行われないという問題がある。又、リードワイヤ65を取り回して製造する工程は、煩雑であった。
【0009】
さらに、リードワイヤ65はハウジング52の端部から保護カバー66の外側に露出し、図示しないコネクタに接続される。従って、このモータを小さなスペースに取付けると(例えば、車両のパワーシートに内蔵して使用する場合等)、該システムにリードワイヤ65が噛み込んで、断線したり、ショートしてしまうという虞がある。
【0010】
本発明の第1の目的は、回転情報を検出するためのセンサを備えたモータにおいて、部品点数を低減することができるとともに、その組付け作業を容易とすることができ、低コスト化を図ることができるモータを提供することにある。
【0011】
第2の目的は、回転情報に基づいた検出電圧が放射ノイズの影響を受けることを低減することができ、該検出電圧を確実に伝達することができるモータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、回転軸を有したロータと、前記回転軸の一側を回転可能に支持するヨークと、前記回転軸の他側を回転可能に支持し、前記ヨークとともに前記ロータをその内部に保持するハウジングと、前記ロータに設けられ、同ロータと一体回転し、その回転に基づいた回転信号を発信する信号発信手段と、前記信号発信手段と所定の間隔を有して設けられ、前記回転信号を検出しその回転信号に基づいた検出信号を生成する信号検出手段とを備えたモータにおいて、前記信号検出手段は、ケース内に収容され、前記ハウジングには、前記ヨークと組付けられる側の端部が開口した収容部が形成されるとともに、該ハウジングを構成する周壁に切り欠け部が形成され、前記ケースは、前記ハウジングと前記ヨークとが組み付けられた状態で、該ケースが前記収容部に収容されるとともに該ハウジングと該ヨークとの間に挟持され、前記収容部に収容された前記ケースは、その一部が前記ハウジングの切り欠け部内に収容されるとともに、該切り欠け部内に収容された部分における前記ヨーク側の面が、前記ハウジングにおける前記ヨークと組み付けられる側の端部を含むヨークとの当接平面と同一平面となることを要旨とする。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータにおいて、前記ケースは、前記収容部に収容された状態で前記切り欠け部を介して前記ハウジング外部に露出しており、その露出した部分に前記信号検出手段から前記検出信号を出力するための継手手段が形成されていることを要旨とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のモータにおいて、前記回転軸の前記信号発信手段と隣接した位置には、コンミテータが配設され、前記ハウジング又はヨークには、前記コンミテータを挟むように一対の給電用ブラシが設けられ、前記ケースは、前記一対の給電用ブラシを結ぶ直線に対して、その長手方向が略平行になるように配設されることを要旨とする。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のモータにおいて、前記回転軸には、アーマチャが配設され、前記ヨークは、平行な2つの平面と、その2つの平面を連結し該ヨークを偏平した略筒状とする2つの曲面とを有し、前記2つの曲面と対応した各内周面には、前記アーマチャを挟むように一対の駆動用マグネットが固定され、前記一対の給電用ブラシは、前記一対の駆動用マグネットと同方向に前記コンミテータを挟むように配設されることを要旨とする。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記収容部は、前記ケースを少なくとも2方向から収容可能に形成されることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記ケースは、前記ハウジングと前記ヨークとが組み付けられた状態で、前記ハウジング及び前記ヨークの少なくとも一方と係合して該ケースが抜けるのを防止するための抜け止め用凸部を備えることを要旨とする。
【0018】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、信号検出手段は、ケース内に収容され、そのケースは、ハウジングとヨークとが組み付けられた状態で、該ハウジングと該ヨークとの間に挟持される。従って、信号検出手段の組み付け作業が容易となる。また、ケースは収容部に収容された状態とされるため、ケースの組み付け作業の位置決めが容易となる。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、ケースは、信号検出手段から検出信号を出力するための継手手段を備えるため、信号検出手段から継手手段までにリードワイヤが露出することはない。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、ケースは、その長手方向が一対の給電用ブラシを結ぶ直線に対して、略平行になるように配設される。従って、ケースが、一対の給電用ブラシを結ぶ直線に対して直交方向にモータを大きくしてしまうことがない。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、一対の給電用ブラシは、前記一対の駆動用マグネットと同方向に前記コンミテータを挟むように配設される。従って、請求項3に記載の発明の効果に加えて、一対の給電用ブラシが、平行な2つの平面の直交方向にモータを大きくしてしまうことがない。これにより、モータは、ヨークの平行な2つの平面の直交方向に大きくなることがない。
【0022】
請求項5に記載の発明によれば、モータの組み付け作業の自由度が向上される。
【0023】
請求項6に記載の発明によれば、ハウジングとヨークとが組み付けられた状態において、ケースがハウジングとヨークとの間から抜けることは、抜け止め用凸部にて確実に防止される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパワーシートに内蔵して使用されるモータに具体化した一実施の形態を図1〜図5に従って説明する。
【0025】
図2に示すように、モータ1は、ヨーク2、ハウジング3及びロータ4を備えている。前記ヨーク2は略円筒状に形成され、その一端には筒状に延出した中径筒部2aと、その中径筒部2aの一端から筒状に延出した小径筒部2bとが形成されている。前記ヨーク2の内周面には、複数に分割された駆動用マグネット5が設けられている。前記小径筒部2bの内周面には環状の軸受6が設けられている。又、前記ヨーク2の他端には、該ヨーク2と前記ハウジング3とを組付けるための組付け折り曲げ片2cが形成されている。この組付け折り曲げ片2cは、前記ハウジング3と組み付けられていない状態で、略円筒状のヨーク2の端部から径方向外側に折り曲げ延出され、さらに該ヨーク2の軸線方向に、即ち断面クランク状となるように折り曲げ延出されて形成されている。そして、前記ハウジング3と組み付けられる際には、該ハウジング3と係合するようにその先端2dが径方向内側に折り曲げられるようになっている。尚、前記組付け折り曲げ片2cは、図2中に一つのみ図示したが、前記ヨーク2には図示しない同様の組付け折り曲げ片2cが複数形成されている。又、前記ヨーク2は、前記組付け折り曲げ片2cを除いた端部の切り口2eが一平面上にあり、その切り口2eは、図1に2点鎖線で示すように、2本の平行線とその平行線を連結する曲線とからなる環状の形となっている。即ち、本実施の形態のヨーク2は、平行に対向した2つの平面と、その2つの平面を連結する2つの曲面とを有し、偏平した略筒状に形成されている。そして、前記駆動用マグネット5は、一対で構成され、前記2つの曲面と対応した各内周面に固定されている。
【0026】
図1は、前記ハウジング3と、そのハウジング3に組み付けられた後述するケース7とを前記ヨーク2側からみた図を示す。図3は、前記ハウジング3を前記ヨーク2側からみた図を示す。図1〜図3に示すように、前記ハウジング3は、前記ヨーク2が組み付けられる側の端部、即ち前記切り口2eが当接される当接平面H上に係合壁3aが形成されている。この係合壁3aは前記切り口2eの内周側に沿って形成され、前記ヨーク2の端部が当接されたときに、その端部の内周面と係合するように形成されている。従って、前記ハウジング3と前記ヨーク2の組み付け工程では、容易にその位置決めが行われる。
【0027】
前記係合壁3aの内側には、収容部としての収容凹部3bが形成されている。前記収容凹部3bには、一対のブラシホルダ3cが延出して形成され、そのブラシホルダ3cには一対の給電用ブラシ8a,8bが設けられている。この一対のブラシホルダ3cは、前記一対の駆動用マグネット5の対向する方向と、同方向に対向するように配設されている。従って、一対の給電用ブラシ8a,8bは、前記一対の駆動用マグネット5の対向する方向と、同方向に対向するように配設されている。
【0028】
又、前記ハウジング3の前記当接平面Hの外側の一部には、前記一対の給電用ブラシ8a,8bを結ぶ軸線方向に延出した給電用コネクタ3dが形成されている。前記給電用コネクタ3dは、その端子接続部3eが前記ヨーク2の長手方向に沿って形成されたコネクタであって、その端子接続部3eに形成される一対の端子用凹部3fと前記収容凹部3bとはそれぞれ連結凹部3gによって連通されている。そして、前記連通凹部3gには、前記一対の端子用凹部3fに配置される一対の給電用ピン9a,9bから折り曲げ形成された導体板9c,9dがそれぞれ固定されている。そして、前記給電用ブラシ8aと前記導体板9cとは、銅線10aを介して接続され、前記給電用ブラシ8bと前記導体板9dとは、銅線10b及び導体板11,12を介して接続されている。
【0029】
前記収容凹部3bの側面には、図3に示すように、前記一対の給電用ブラシ8a,8bを結ぶ軸線方向に切り欠かれた切り欠け部3hが形成されている。その切り欠け部3hは、その切り欠いた部分が前記給電用コネクタ3dと同じ側の側面に形成されている。又、前記当接平面Hと同一平面上で前記係合壁3aの内側まで形成されたケース先端保持部3iには、前記切り欠け部3h方向から凹設された嵌合凹部3jが形成されている。
【0030】
又、前記収容凹部3bの中央部には大径凹部3kが形成され、その大径凹部3kの中央部には小径凹部3lが形成されている。前記小径凹部3lの内周面には環状の軸受13が設けられている。前記小径凹部3lの中央部には、貫通孔3mが形成されている。
【0031】
前記ヨーク2に設けられた軸受6及び前記ハウジング3に設けられた軸受13には、前記ロータ4の回転軸14の両端が回転可能に支持されている。前記ロータ4は、その回転軸14上にアーマチャ(電機子)15、コンミテータ16及び信号発信手段としてのセンサ用マグネット17を備えている。前記アーマチャ15は、前記ヨーク2の駆動用マグネット5に挟まれるように、同マグネット5と対応した位置に設けられている。前記コンミテータ16は、前記給電用ブラシ8a,8bに挟まれるように、同ブラシ8a,8bと対応した位置に設けられている。前記センサ用マグネット17は、前記ハウジング3の収容凹部3bと対応した位置に前記コンミテータ16と当接して設けられている。尚、このセンサ用マグネット17は、絶縁性の圧入ワッシャ18にて回転軸14に対して回転不能且つ移動不能に固定されている。
【0032】
前記ケース7は、樹脂にて形成され、図1及び図4(a)〜(c)に示すように、その一部が前記収容凹部3b内に収容される基板収容部7aと、その基板収容部7aの端部からL字状に突出した継手手段としてのコネクタ部7bとから構成されている。
【0033】
前記基板収容部7aは、図1に示すように、その長手方向が前記給電用ブラシ8a,8bを結ぶ直線に対して平行となるように、前記収容凹部3b内に収容される。前記基板収容部7aは、前記ハウジング3に組み付けられた状態で、前記コネクタ部7bが形成される面7cが、前記ハウジング3の当接平面Hと同一平面となるように形成されている。そして、前記基板収容部7aの前記コネクタ部7bが形成される面7cには、抜け止め用凸部としての係合壁7dが突出して形成されている。この係合壁7dは、該ケース7が前記ハウジング3に組み付けられた状態で前記ハウジング3の係合壁3aと同様に、前記ヨーク2の切り口2eの内周側に沿って形成されている。即ち、この係合壁7dは、前記ヨーク2の端部が当接されたとき、そのヨーク2の端部の内周面と係合するように形成されている。
【0034】
又、前記基板収容部7aの前記コネクタ部7bが形成されていない側の端部には、嵌合凸部7eが形成されている。前記嵌合凸部7eは、前記コネクタ部7bが形成される面7cから段差を有して該基板収容部7aの長手方向に突出形成されている。この嵌合凸部7eは前記ケース先端保持部3iの嵌合凹部3jと嵌合するように形成されている。
【0035】
そして、前記ハウジング3と前記ヨーク2とは、前記ケース7の嵌合凸部7eが前記ハウジング3の嵌合凹部3jに嵌合された状態で組み付けられている。このとき、ケース7はハウジング3とヨーク2との間に挟持される。詳述すると、ケース7は、嵌合凸部7eがハウジング3の嵌合凹部3jに嵌合されることと、基板収容部7aの中間部がハウジング3の切り欠け部3hでハウジング3とヨーク2に挟まれることと、基板収容部7aの係合壁7dがヨーク2の端部の内周面と係合することから、ハウジング3とヨーク2との間で確実に保持される。
【0036】
前記基板収容部7aにはセンサ基板19及び保護カバー20が設けられている。詳述すると、図5に示すように、前記基板収容部7aには、凹部7fが形成されている。前記凹部7fの底部には、センサ基板19を支持するための基板支持部7gが所定の位置に適宜配設されている。又、前記凹部7f内には、前記コネクタ部7bに設けられるコネクタピン21の端部21aが該凹部7fの側面から延出して介在されている。前記コネクタピン21の端部21aは、その先端21bが該凹部7fの上方に折り曲げられている。一方、前記センサ基板19には、前記コネクタピン21の先端21bと対応したターミナル孔19aが形成されている。そして、前記ターミナル孔19aを前記コネクタピン21の先端21bに嵌挿し、該センサ基板19を前記基板支持部7g上に当接させた状態で該ターミナル孔19aと該先端21bをハンダ付けすることにより、センサ基板19を凹部7fに搭載している。
【0037】
又、前記凹部7fは、前記コネクタ部7bが形成される側面と反対の側面が開放されている。そして、前記凹部7fにおいて、前記コネクタ部7bが形成される側の長手方向の一端内側面には嵌込凹部7hが形成されている。又、前記嵌合凸部7eが形成される側の他端側には、図4(c)に示すように、基板収容部7aの一端側に開口される爪掛け部7iが形成されている。一方、前記保護カバー20は、樹脂にて形成され、前記凹部7fの開口した上部を覆うように形成されるセンサマグネット対向保護部20aと、前記凹部7fの開放された側面の一部を覆うように形成される外形保護部20bとから構成されている。前記センサマグネット対向保護部20aの一端側には嵌込凸部20cが形成され、他端側には雄係止部20dが形成されている。その雄係止部20dは、図4(c)に示すように、カバー20の組付け時に後述するホールIC22を押さえつけないための凸部20eと、前記爪掛け部7iと対応して延出形成される爪部20fとから構成されている。
【0038】
そして、前記嵌込凹部7hに前記嵌込凸部20cを嵌め込み、前記爪部20fを前記爪掛け部7iに係止させることにより、該保護カバー20を該基板収容部7aに固定している。
【0039】
前記センサ基板19には、信号検出手段としての前記ホールIC22が実装されている。ここで、前記ホールIC22とは、ホール素子を備えた集積回路であって、ホール素子とは磁界の変化に応じた電圧を生成する素子である。そして、前記ケース7が前記ハウジング3に組み付けられた状態では、前記ホールIC22が該保護カバー20を介して前記センサ用マグネット17と所定の間隔を有して相対向するように配置される。尚、前記センサ基板19のホールIC22が実装される面には、図示しない導体パターン等が設けられ、それらを含む表面には、絶縁性の樹脂がコーティングされている。
【0040】
そして、このモータ1は、図示しないパワーシート内の座部前後又は上下移動機構や、背もたれ部傾動機構等を構成し、パワーシート内に内蔵される。
このように構成されたモータ1では、給電用コネクタ3dを介して駆動用電圧が供給されると、ロータ4及び回転軸14と共にセンサ用マグネット17が一体回転する。すると、ハウジング3の貫通孔3mを介して回転軸14に連結される図示しない連結軸も回転し、その連結軸にてパワーシートが駆動される。
【0041】
このとき、ホールIC22が備えられる位置では、センサ用マグネット17の回転に基づいて磁界の向きが交互に反転するため、該ホールIC22にてロータ4の回転速度に応じた回転情報(回転信号)が検出され、その情報に基づいた検出電圧(検出信号)が生成される。そして、その検出電圧はコネクタ部7bのコネクタピン21を介して、図示しない制御装置に出力される。従って、このモータでは、前記検出電圧に基づいたフィードバック制御等の種々の制御が行われる。
【0042】
尚、センサ基板19が設けられるケース7の凹部7f内は、ケース7がハウジング3に組み付けられた状態で、略密閉される。従って、給電用ブラシ8a,8bの削れた粉等が該凹部7f内に侵入することは防止される。しかも、ホールIC22及びセンサ基板19の表面には、絶縁性の樹脂がコーティングされているため、該凹部7f内に微細な導体粉等が侵入しても、該導体粉にてセンサ基板19及びホールIC22が誤動作することは防止される。
【0043】
次に、上記のように構成されたモータ1の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)本実施の形態では、ホールIC22を備えたセンサ基板19はケース7内に収容されている。そして、そのケース7がハウジング3とヨーク2との間に挟持されることにより、ホールIC22がセンサ用マグネット17と相対向する所定の位置に保持されている。従って、回転情報を検出するためのホールIC22を所定の位置に配置するための部品点数が、従来に比べて低減される。その結果、その組み付け作業も容易となる。よって、モータ1の製造コストを低減することができる。
【0044】
(2)本実施の形態では、ハウジング3には収容凹部3bが形成され、収容凹部3bには嵌合凹部3jが形成されている。そして、ケース7には嵌合凸部7eが形成され、その嵌合凸部7eが前記嵌合凹部3jと嵌合するようになっている。従って、ケース7をハウジング3に組み付ける際の位置決めは容易に行なわれる。
【0045】
(3)本実施の形態では、ケース7には、嵌合凸部7e及び係合壁7dが形成されている。そして、ケース7の嵌合凸部7eがハウジング3の嵌合凹部3jに嵌合された状態で、ハウジング3とヨーク2とを組み付けるだけで、ケース7がハウジング3とヨーク2とに係合し、その間で挟持され確実に保持される。即ち、ケース7は、ハウジング3とヨーク2が組み付けられた状態で、嵌合凸部7eがハウジング3の嵌合凹部3jに嵌合されることと、基板収容部7aの中間部がハウジング3とヨーク2に挟まれることと、基板収容部7aの係合壁7dがヨーク2の端部の内周面と係合することから、ハウジング3とヨーク2との間で所定の位置に確実に保持される。従って、ケース7内に収容されたホールIC22を所定の位置に配置する組み付け作業を容易に行なうことができる。さらに、ハウジング3とヨーク2とを分解するだけで、ケース7を取外すことができるため、例えばホールIC22に不良が生じた場合等、容易にその交換作業を行なうことができる。尚、ケース7がハウジング3とヨーク2との間から抜けることは、係合壁7dがヨーク2の端部の内周面と係合されることにより確実に防止される。
【0046】
(4)本実施の形態では、ケース7には、ホールIC22が生成する検出電圧を出力するためのコネクタ部7bが形成されている。そして、コネクタ部7bのコネクタピン21はホールIC22を実装するセンサ基板19に直接接続されている。即ち、従来に比べて、リードワイヤが不要となる。従って、このモータ1の部品点数は低減される。又、リードワイヤを取り回す必要がないため、その製造が容易となる。さらにリードワイヤがモータ1の外部に露出することがないため、ホールIC22が生成する検出電圧が放射ノイズの影響を受けることが低減される。さらにまた、モータ1をパワーシート内等の小さなスペースに取付けた場合でも、リードワイヤが噛み込んで、断線したり、ショートしてしまう虞がない。その結果、このモータ1は、低コストで前記検出電圧を確実に伝達することができる。
【0047】
(5)本実施の形態では、一対の給電用ブラシ8a,8bは、一対の駆動用マグネット5の対向する方向と同方向に対向して配設されている。従って、一対の給電用ブラシ8a,8bが、ヨーク2の平行な2つの平面の直交方向にモータ1を大きくしてしまうことがない。又、ケース7の基板収容部7aは、その長手方向が一対の給電用ブラシ8a,8bを結ぶ直線に対して、略平行になるように配設されている。従って、ケース7が、一対の給電用ブラシ8a,8bを結ぶ直線に対して直交方向にモータ1を大きくしてしまうことがない。これらのことから、モータ1を薄い偏平型とするとこができる。その結果、このモータ1は、パワーシート内等の狭いスペースに取付けることができる。
【0048】
上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施の形態では、ケース7は、ヨーク2とハウジング3とが組み付けられた状態で、嵌合凸部7eがハウジング3の嵌合凹部3jに嵌合されることと、基板収容部7aの中間部がハウジング3とヨーク2に挟まれることと、基板収容部7aの係合壁7dがヨーク2の端部の内周面と係合することから、ハウジング3とヨーク2との間で確実に保持されるとしたが、ケース7は、ヨーク2及びハウジング3の少なくとも一方に係合されて保持されれば、ケース7、ヨーク2及びハウジング3の形状をどのように変更して実施してもよい。
【0049】
・上記実施の形態のハウジング3とケース7は、例えば、図6〜図8に示すようなハウジング31とケース32に変更してもよい。尚、上記実施の形態と同様の構成部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0050】
図6及び図7に示すように、ハウジング31の収容凹部3bの側面には、一対の切り欠け部31a,31bが形成されている。この切り欠け部31a,31bは、その切り欠いた口が一直線上に形成されている。
【0051】
図6及び図8(a),(b)に示すように、ケース32は、その一部が前記収容凹部3b内に収容される基板収容部32aと、その基板収容部32aの端部からL字状に突出したコネクタ部32bとから構成されている。
【0052】
前記基板収容部32aは、図6に示すように、前記ハウジング31に組み付けられた状態で、前記コネクタ部32bが形成される面32cが、前記ハウジング31の当接平面Hと同一平面となるように形成されている。そして、前記基板収容部32aの前記コネクタ部32bが形成される面32cには、一対の係合壁32dが突出して形成されている。この係合壁32dは、前記ヨーク2の端部が当接されたとき、そのヨーク2の端部の内周面と係合するように形成されている。
【0053】
そして、前記ケース32の係合壁32dが所定の位置となるように、基板収容部32aを収容凹部3b内に収容した状態で、前記ハウジング31と前記ヨーク2とが組み付けられる。このとき、ケース32は、基板収容部32aの先端部32e及び中間部32fがハウジング31とヨーク2に挟まれることと、一対の係合壁32dがヨーク2の端部の内周面と係合することから、ハウジング31とヨーク2との間で確実に保持される。
【0054】
このようにすると、上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができるとともに、ケース32をハウジング31に組み付けるときの組付け自由度が向上される。詳述すると、ケース32は、切り欠け部31aから基板収容部32aの先端部32eを(図6において、A矢印方向に)挿入することによりハウジング31に組付けることができる。又、ケース32は、ハウジング31の収容凹部3bの上方(図6において、紙面直交方向)から基板収容部32aを挿入することによりハウジング31に組付けることができる。
【0055】
・上記実施の形態のハウジング3とケース7は、例えば、図9〜図11に示すようなハウジング41とケース42に変更してもよい。尚、上記実施の形態と同様の構成部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0056】
図9及び図10に示すように、ハウジング41の当接平面Hと同一平面上で前記係合壁3aの内側まで形成されたケース先端保持部41aには、切り欠け部3h方向から凹設された嵌合凹部41bが形成されている。
【0057】
又、前記ハウジング41において、収容凹部3bの側面の一部には、図10に破線で示すように、係合凹部41cが形成されている。さらに、前記ハウジング41の外側面には、図10に破線で示すように、係止凹部41dが形成されている。
【0058】
図9及び図11(a),(b)に示すように、ケース42は、その一部が前記収容凹部3b内に収容される基板収容部42aと、その基板収容部42aの端部からL字状に突出したコネクタ部42bとから構成されている。
【0059】
前記基板収容部42aは、図9に示すように、前記ハウジング41に組み付けられた状態で、前記コネクタ部42bが形成される面42cが前記ハウジング41の当接平面Hと同一平面となるように形成されている。
【0060】
前記基板収容部42aの前記コネクタ部42bが形成されていない側の端部には、嵌合凸部42dが形成されている。前記嵌合凸部42dは、前記ケース先端保持部41aの嵌合凹部41bと嵌合する形状に形成されており、嵌合された状態では、ケース42の長手方向と直交する方向(アーマチャ15の軸方向)に、ズレないようになっている。
【0061】
又、前記基板収容部42aの一側面には、係合凸部42eが形成されている。その係合凸部42eは、図11(a)に示すように、コネクタ部42bの形成された面42cからみた形状が三角形の凸部であって、そのエッジは前記コネクタ部42bが形成された方向に引っ掛かり易く形成されている。尚、このエッジは前記嵌合凹部41bに引っ掛かり易く形成されているが、鈍角に形成されている。
【0062】
さらに、前記基板収容部42aにおいて、前記コネクタ部42bが形成された面42cと反対側の側面端部には、図11(b)に示すように係止部42fが形成されている。その係止部42fは、該基板収容部42aに沿って延出形成され、その先端には前記ハウジング41の外部に形成された前記係止凹部41dと引っ掛かる爪部42gが形成されている。
【0063】
そして、前記ケース42は、前記切り欠け部3hから嵌合凸部42dが(図9において、A矢印方向に)挿入され、該基板収容部42aがハウジング41の収容凹部3b内に収容される。このとき、ケース42は、嵌合凸部42dがケース先端保持部41aの嵌合凹部41bに嵌合されることと、係合凸部42eが係合凹部41cに係合されることと、係止部42fの爪部42gが係止凹部41dと引っ掛かることから、ハウジング41に対して確実に保持される。又、ハウジング41とヨーク2が組み付けられたときには、基板収容部42aの中間部42hがハウジング41とヨーク2とに挟まれることから、ケース42はハウジング41とヨーク2との間で確実に保持される。
【0064】
このようにすると、上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができるとともに、ケース42をハウジング41に組み付けるときの組付け自由度が向上される。詳述すると、ケース42は、ハウジング41とヨーク2とを組み付ける前でも、組み付けた後でも、ハウジング41に組み付けることができる。
【0065】
さらに、ケース42は、ハウジング41とヨーク2とを組み付けた状態でも、ハウジング41から取り外すことができる。詳述すると、ケース42の係合凸部42eにはエッジが形成されているが、そのエッジの角度は鈍角であるため、前記爪部42gの引っ掛かりを解除して、ケース42をハウジング41から強い力で引っ張れば、該ケース42の基板収容部42aを該ハウジング41の収容凹部3bから引き抜くことができる。従って、例えばケース42内の図示しないホールIC等に不良が生じた場合等、さらに容易にその交換作業を行なうことができる。
【0066】
・上記実施の形態では、ケース7はコネクタ部7bを備えるとしたが、コネクタ部7bを備えていなくてもよい。この場合、ケース7に備えられるセンサ基板19にはリードワイヤを接続し、そのリードワイヤの他端にコネクタを接続する必要がある。このようにしても、上記実施の形態の効果(1)〜(3),(5)と同様の効果を得ることができる。
【0067】
上記実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
・前記モータを備えたパワーシート。このようにすると、パワーシート内に取付けられるモータにおいて、リードワイヤが露出することはない。従って、リードワイヤの断線等によるパワーシートの故障は低減される。
【0068】
【発明の効果】
以上詳述したように、各請求項に記載の発明によれば、回転情報を検出するためのセンサを備えたモータにおいて、部品点数を低減することができるとともに、その組付け作業を容易とすることができ、低コスト化を図ることができるモータを提供することができる。
【0069】
請求項2に記載の発明によれば、回転情報に基づいた検出電圧が放射ノイズの影響を受けることを低減することができ、該検出電圧を確実に伝達することができるモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のハウジングとケースを説明するための説明図。
【図2】本実施形態のモータを説明するための要部断面図。
【図3】本実施形態のハウジングを説明するための説明図。
【図4】(a)本実施形態のケースを説明するための説明図。(b)同じく、本実施形態のケースを説明するための説明図。(c)同じく、本実施形態のケースを説明するための説明図。
【図5】本実施形態のケースを説明するための分解図。
【図6】別例のハウジングとケースを説明するための説明図。
【図7】別例のハウジングを説明するための説明図。
【図8】(a)別例のケースを説明するための説明図。(b)同じく、別例のケースを説明するための説明図。
【図9】別例のハウジングとケースを説明するための説明図。
【図10】別例のハウジングを説明するための説明図。
【図11】(a)別例のケースを説明するための説明図。(b)同じく、別例のケースを説明するための説明図。
【図12】従来技術のモータを説明するための要部断面図。
【符号の説明】
2…ヨーク、3,31,41…ハウジング、4…ロータ、5…駆動用マグネット、7,32,42…ケース、14…回転軸、15…アーマチャ、16…コンミテータ、17…センサ用マグネット、22…ホールIC、3b…収容凹部、7b,32b,42b…コネクタ部、7d,32d…係合壁、7f…凹部、8a,8b…一対の給電用ブラシ。
Claims (6)
- 回転軸(14)を有したロータ(4)と、
前記回転軸(14)の一側を回転可能に支持するヨーク(2)と、
前記回転軸(14)の他側を回転可能に支持し、前記ヨーク(2)とともに前記ロータ(4)をその内部に保持するハウジング(3,31,41)と、
前記ロータ(4)に設けられ、同ロータ(4)と一体回転し、その回転に基づいた回転信号を発信する信号発信手段(17)と、
前記信号発信手段(17)と所定の間隔を有して設けられ、前記回転信号を検出しその回転信号に基づいた検出信号を生成する信号検出手段(22)と
を備えたモータにおいて、
前記信号検出手段(22)は、ケース(7,32,42)内に収容され、
前記ハウジング(3,31,41)には、前記ヨーク(2)と組付けられる側の端部が開口した収容部(3b)が形成されるとともに、該ハウジング(3,31,41)を構成する周壁に切り欠け部(3h,31a,31b)が形成され、
前記ケース(7,32,42)は、前記ハウジング(3,31,41)と前記ヨーク(2)とが組み付けられた状態で、該ケース(7,32,42)が前記収容部(3b)に収容されるとともに該ハウジング(3,31,41)と該ヨーク(2)との間に挟持され、
前記収容部(3b)に収容された前記ケース(7,32,42)は、その一部が前記ハウジング(3,31,41)の切り欠け部(3h,31a,31b)内に収容されるとともに、該切り欠け部(3h,31a,31b)内に収容された部分における前記ヨーク(2)側の面(7c,32c,42c)が、前記ハウジング(3,31,41)における前記ヨーク(2)と組み付けられる側の端部を含むヨーク(2)との当接平面(H)と同一平面となることを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
前記ケース(7,32,42)は、前記収容部(3b)に収容された状態で前記切り欠け部(3h,31a)を介して前記ハウジング(3,31,41)外部に露出しており、その露出した部分に前記信号検出手段(22)から前記検出信号を出力するための継手手段(7b,32b,42b)が形成されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
前記回転軸(14)の前記信号発信手段(17)と隣接した位置には、コンミテータ(16)が配設され、
前記ハウジング(3,31,41)又はヨーク(2)には、前記コンミテータ(16)を挟むように一対の給電用ブラシ(8a,8b)が設けられ、
前記ケース(7,32,42)は、前記一対の給電用ブラシ(8a,8b)を結ぶ直線に対して、その長手方向が略平行になるように配設されたことを特徴とするモータ。 - 請求項3に記載のモータにおいて、
前記回転軸(14)には、アーマチャ(15)が配設され、
前記ヨーク(2)は、平行な2つの平面と、その2つの平面を連結し該ヨーク(2)を偏平した略筒状とする2つの曲面とを有し、
前記2つの曲面と対応した各内周面には、前記アーマチャ(15)を挟むように一対の駆動用マグネット(5)が固定され、
前記一対の給電用ブラシ(8a,8b)は、前記一対の駆動用マグネット(5)と同方向に前記コンミテータ(16)を挟むように配設されたことを特徴とするモータ。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記収容部(3b)は、前記ケース(32)を少なくとも2方向から収容可能に形成されることを特徴とするモータ。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記ケース(7,32)は、前記ハウジング(3,31)と前記ヨーク(2)とが組み付けられた状態で、前記ハウジング(3,31)及び前記ヨーク(2)の少なくとも一方と係合して該ケース(7,32)が抜けるのを防止するための抜け止め用凸部(7d,3 2d)を備えることを特徴としたモータ。
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