JP4025053B2 - ラインサーマルヘッドによる印字方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラインサーマルヘッドとリボンテープを使って印字を行うラインサーマルヘッドによる印字方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
包装用のプラスチックフィルムなどの包材フィルムに印字を行う上で、ラインサーマルヘッドとリボンテープを使った印字方法を採用することが多い。
印字に使われるリボンテープは約60mmの幅をもつが、このリボンテープを使って例えば、賞味期限の一行を縦書きに印刷する場合は、そのリボンテープにおける幅方向のほんの一部を使用するだけで使用済みリールの方に巻き取られて了う。リボンテープは極めて高価な消耗品であり、リボンテープをその全幅の一部を使ったのみで廃棄するのは誠に不経済である。
【0003】
このため、本発明者は、先に、印字後のリボンテープを印字分だけ巻き戻すとともにリボンテープの幅方向に変位させて幅方向の未使用部分を使って印字を行なう印字方法を提供した(特開2001−47715号)。
しかしながら、この印字方法によると、リボンテープを経済的に無駄なく使用できるものの、リボンテープの巻き戻しと、幅方向への印字を繰り返して行くと、リボンテープに巻き取り方向の皺(すじ)が生じ、これが原因になって印字不良を発生することが起こる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、リボンテープを繰り出して印字した後、同リボンテープを印字分だけ巻き戻すとともに同リボンテープの幅方向に変位させることによってリボンテープの幅方向の未使用部分を使って印字を行うラインサーマルヘッドによる印字方法において、リボンテープに皺を発生させずに良好な印字を行なわせうる印字方法を提供することを課題としている。
本発明は、また、横書き、縦書きいづれの場合もリボンテープを有効に使って良質の印字を行なうことのできる印字方法を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明はリボンテープを繰り出して印字した後、同リボンテープを印字分だけ巻き戻すとともに同リボンテープの幅方向に変位させることによってリボンテープの幅方向の未使用部分を使って印字を行うラインサーマルヘッドによる印字方法において、前記リボンテープを幅方向に変位させて印字して同リボンテープの全幅が使用されると、同リボンテープの次の幅方向の印字位置を、前回の幅方向における隣り合う印字位置と印字位置の間にして印字するようにした印字方法を提供する。
【0006】
本発明による印字方法において、リボンテープをその幅方向に変位させるには、リボンテープとともに前記ラインサーマルヘッドを含む印字機構を前記リボンテープの幅方向に変位させるようにすることができる。
【0007】
本発明の印字方法においては、印字後のリボンテープを印字分だけ巻き戻すとともにリボンテープの幅方向に変位させて幅方向の未使用部分を使って印字を行うことによって、リボンテープを幅方向の全幅に亘って印字に有効に使用しつつも、リボンテープにおける幅方向の印字位置が前後で千鳥状とされるので、印字位置がリボンテープの長さ方向に一線に並ぶことが原因でリボンテープに皺(すじ)が生ずるのを防ぐことができる。
このように、本発明によれば、リボンテープに未使用部分を生じないようリボンテープを全体に亘って有効に使いつつ、リボンテープに皺を発生させることなく良質の印字を行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による印字方法の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。図1は、被印字対象である包材フィルムの印字個所に対するリボンテープの印字方向への移動と、リボンテープの幅方向の変位とを時系列的に示している。
【0009】
図1において、10は包装に用いられるプラスチック製の包材フィルムであり、その包材フィルム10は矢印の進行方向20に送られて、12で示す印字位置で包材フィルム10に対し進行方向20に所定間隔置きに印字14が行われる。包材フィルム10に対する印字14は、図示されているように縦書きになされる構成となっている。
【0010】
印字に使われるリボンテープ30は、幅がLであるが、印字はその幅方向の一部を使って行われる。図1は、包材フィルム10に対し、(1)〜(6)と6回の印字を順次行う態様を示しており、その6回の印字により包材フィルム10には、進行方向20の方向に所定間隔で6個の印字14がなされる。その印字14は×××nで示され、このnが印字14の順番を示している。
【0011】
まず、包材フィルム10に対する×××1の印字は、リボンテープ30の幅方向の一端寄り(図では左端)を使ってなされる。このとき、リボンテープ30は進行方向20に送られる。×××1の印字が終わると、リボンテープ30は、印字中に送られた長さだけ巻き戻され、これとともにリボンテープ30は印字幅だけ矢印40の方向に変位される。
【0012】
この矢印40方向のリボンテープ30の変位は、印字機本体全体を変位させたり、サーマルヘッドなどの主な印字機構部と一緒に変位させて与えることができる。リボンテープ30をこのように巻き戻しするとともに矢印40の方向に印字幅だけ変位させることにより、包材フィルム10に対し、印字位置12で次の印字×××2を印字することができる。この状態が図の(2)に示されている。
この×××2の印字中、リボンテープ30は印字の長さだけ進行方向20の方向に送られる。印字×××2が終了すると、リボンテープ30は印字の長さだけ巻き戻されるとともに、矢印40の方向に印字幅だけ変位され、次の印字×××3がなされる。この状態を図の(3)が示している。
同様にして、次の印字×××4が行われると、リボンテープ30の全幅が印字に使用された状態となり、これが図の(4)に示されている。
【0013】
リボンテープ30の全幅が印字に使用された状態になると、リボンテープ30は巻き戻されずに、次の新しい長さ方向の領域を使って×××5の印字が行われる。この状態を図の(5)が示している。このときの印字×××5が行われるリボンテープ30の幅方向の位置は、前に行なわれた印字×××3と×××4の間とされる。
【0014】
印字×××5が終わるとリボンテープ30は印字の長さだけ巻き戻されるが、リボンテープ30の幅方向への印字幅だけの変位は、前記したのと逆に矢印50方向に行われ(6)のように、次の×××6の印字が行われる。この場合の印字位置も、前に行なわれた印字×××2と×××3の間の幅方向位置とされる。
【0015】
以下、同様にして、リボンテープ30の送りと巻き戻し、及び幅方向への印字幅だけの変位を繰り返し、リボンテープ30の全面を無駄なく使用して印字が続けられる。リボンテープ30上の各幅方向の印字位置は、リボンテープ30の長さ方向に見て前後のものが千鳥状となる。
【0016】
以上の説明におけるリボンテープ30の送り、巻き戻し、及び幅方向への変位は、適宜の機構を使ってシーケンスを組んで容易に行うことができる。
【0017】
なお、図示した実施の形態では、リボンテープ30の幅方向に最大4回の印字を行う場合について説明したが、1回の印字幅が、使用しているサーマルヘッドの有効印字幅の1/aもしくは使用熱転写リボンテープ幅の1/bの場合、a≧bであればb回、a≦bであればa回、印字したリボンテープを巻き戻してリボンテープの幅方向の未使用印字領域を使用しつつ印字を行うことができる(変数a,bは自然数)。
【0018】
以上、本発明を図示した実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その具体的構造、構成に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0019】
例えば、前記した実施形態では、リボンテープ30における幅方向の印字位置が、前後の幅方向で1回ずつずらされているが、例えば、幅方向における印字2回以上毎に印字位置を変えるようにしてよいし、その場合、印字回数が多い幅と印字回数が少ない幅の繰り返し数を変えてもよい。
【0020】
また、上記実施形態では、リボンテープ30の幅方向の変位の往復で印字を行うようにしているが、往路だけで印字を行い、復路は印字なしの戻り動作だけとしてよい。
また、前記した実施形態では、包材フィルム10の進行方向20に縦書きの印字14を行う場合のみについて説明したが、リボンテープ30の巻き戻しと、幅方向への変位なしに、リボンテープ30の全幅を使って横書きの印字をも行えるよう印字態様を選択して切り換え可能な構成とするのが望ましい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、リボンテープを繰り出して印字した後、同リボンテープを印字分だけ巻き戻すとともに同リボンテープの幅方向に変位させることによってリボンテープの幅方向の未使用部分を使って印字を行うラインサーマルヘッドによる印字方法において、前記リボンテープを幅方向に変位させて印字して同リボンテープの全幅が使用されると、同リボンテープの次の幅方向の印字位置を、前回の幅方向における隣り合う印字位置と印字位置の間にして印字するようにした印字方法を提供する。
【0022】
本発明の印字方法によれば、印字後のリボンテープを印字分だけ巻き戻すとともにリボンテープの幅方向に変位させて幅方向の未使用部分を使って印字を行うことによって、リボンテープを幅方向の全幅に亘って印字に有効に使用しつつも、リボンテープにおける幅方向の印字位置が前後で千鳥状に配置されるので、印字位置がリボンテープの長さ方向に一線に並ぶことが原因となってリボンテープに縦方向の皺(すじ)が発生するのを防ぐことができる。
【0023】
このように、本発明によれば、リボンテープに未使用部分を生じないようリボンテープを全幅に亘って有効に使いつつ、リボンテープに皺を発生させることなく良質の印字を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印字方法の実施の一形態を時系列的に示した説明図。
【符号の説明】
10 包材フィルム
12 印字位置
14 印字
20 包材フィルムの進行方向
30 リボンテープ
40 リボンテープの変位方向
Claims (2)
- リボンテープを繰り出して印字した後、同リボンテープを印字分だけ巻き戻すとともに同リボンテープの幅方向に変位させることによってリボンテープの幅方向の未使用部分を使って印字を行うラインサーマルヘッドによる印字方法であって、前記リボンテープを幅方向に変位させて印字して同リボンテープの全幅が使用されると、同リボンテープの次の幅方向の印字位置を、前回の幅方向における隣り合う印字位置と印字位置の間にして印字することを特徴とするラインサーマルヘッドによる印字方法。
- 前記リボンテープと共に前記ラインサーマルヘッドを含む印字機構を前記リボンテープの幅方向に変位させることを特徴とする請求項1に記載のラインサーマルヘッドによる印字方法。
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