JP4023751B2 - クラッド材の製造方法 - Google Patents
クラッド材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4023751B2 JP4023751B2 JP2006182868A JP2006182868A JP4023751B2 JP 4023751 B2 JP4023751 B2 JP 4023751B2 JP 2006182868 A JP2006182868 A JP 2006182868A JP 2006182868 A JP2006182868 A JP 2006182868A JP 4023751 B2 JP4023751 B2 JP 4023751B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clad
- ingot
- core
- manufactured
- side material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
(1)側材用部材として熱間圧延板を使用するため、クラッド材の製造工程における熱間圧延の回数が多くなり、生産性が低下するという問題があった。
このような手順でクラッド材を製造すれば、側材用鋳塊の内部応力が除去され、スライスされた側材の平坦性が向上し、芯材との密着性が向上する。
このような手順でクラッド材を製造すれば、スライスの際に生じる切断塊(スライス塊)の自重、形状による変位(例えば、切断塊が倒れようとする力等)の影響が極小化され、スライスされた側材の平坦性が向上し、芯材との密着性が向上する。
このような手順でクラッド材を製造すれば、芯材用鋳塊の表面状態および平坦度が向上し、側材との密着性が向上する。
このような手順でクラッド材を製造すれば、側材の表面状態および平坦性が向上し、芯材との密着性が向上する。
このような手順でクラッド材を製造すれば、平坦度を所定値以下に制御することで、平坦性がより向上し、芯材との密着性がより向上する。
このような手順でクラッド材を製造すれば、芯材や各側材との間に隙間が形成されにくく、密着性がさらに向上する。
このような手順でクラッド材を製造すれば、芯材用鋳塊および側材用圧延材の厚さを特定の範囲に規定することにより、クラッド材のクラッド率が適切に調整される。
このような手順でクラッド材を製造すれば、芯材用金属および側材用金属がアルミニウムまたはアルミニウム合金であるため、各工程での加工性が向上し、芯材と側材との密着性が向上し、クラッド材のクラッド率が適切に調整される。
このような手順でクラッド材を製造すれば、側材用圧延材の厚さを特定の範囲に規定することにより、側材のクラッド率が適切に調整される。
請求項8または請求項9に係るクラッド材の製造方法では、鋳塊等の厚さ、または、鋳塊等の材質を規定したので、適切なクラッド率を有するクラッド材が製造できる。
「成分組成の異なる同種の金属」とは、母材が同じ種類の金属であって、成分組成が異なるものをいう。このような金属としては、例えば、熱交換器に用いるクラッド材のように、芯材用金属としての3000系のAl−Mn系アルミニウム合金に対して、側材用金属としての4000系のAl−Si系アルミニウム合金(側材としてのろう材用)、7000系のAl−Zn−Mg系アルミニウム合金(側材としての犠牲材用)または1000系の純アルミニウム(側材として中間材用)とを含んでなる金属がこれに該当する。また、食品缶に用いるクラッド材のように、芯材用金属としての3000系のAl−Mn系アルミニウム合金または5000系のAl−Mg系アルミニウム合金に対して、側材用金属としての1000系の純アルミニウムとを含んでなる金属がこれに該当する。さらに、ポリッシュドスキンのように、芯材用金属としての2000系のAl−Cu系アルミニウム合金に対して、側材用金属としての1000系の純アルミニウムとを含んでなる金属がこれに該当する。
前記した金属の成分組成の調整は、用いるクラッド材の用途等に応じて適宜決めることができる。
[1.第1実施形態]
第1実施形態に係るクラッド材の製造方法は、芯材と、芯材の片面または両面に重ね合わされた1つまたは複数の側材とからなるクラッド材を製造する方法であって、例えば、図3(a)〜(c)に記載されたクラッド材1a、1b、1cを製造する方法である。
図1(a)、(b)、(c)に示すように、第1実施形態に係るクラッド材の製造方法は、芯材準備工程S1aおよび側材準備工程S1bからなるクラッド材準備工程と、重ね合わせ工程S2aと、クラッド熱延工程S3と、を含むものである。以下、各工程について説明する。
クラッド材準備工程は、芯材準備工程S1aで製造した芯材用鋳塊および側材準備工程S1bで製造した側材用鋳塊を準備する工程である。このクラッド材準備工程は、芯材用鋳塊および側材用鋳塊のどちらを先に製造して準備しておいてもよく、また、芯材準備工程S1aおよび側材準備工程S1bは同時に進行して準備してもよい。
(1)芯材準備工程:S1a
芯材準備工程S1aは、芯材用金属を溶解、鋳造して芯材用鋳塊を製造する。ここで、芯材用金属は前記した成分組成の金属である。また、鋳造方法は以下に記載する半連続鋳造法によって製造することが好ましい。しかしながら、鋳造方法は半連続鋳造法に限定されず、例えば、芯材の厚さが薄いクラッド材の製造においては、後記する薄スラブ鋳造法、双ロール鋳造法、スラブスライス法を使用してもよい。また、芯材用鋳塊の幅、長さは特に限定されるものではないが、生産性を考慮すると、幅1000〜2500mm、長さは3000〜10000mmが好ましい。
半連続鋳造法は、図4に示すような鋳造装置10が用いられ、底部が開放された金属製の水冷鋳型11に、上方より金属(ここでは芯材用金属)の溶湯Mを注入し、水冷鋳型11の底部より凝固した金属を連続的に取り出し、所定厚さT1の鋳塊17(ここでは芯材用鋳塊)を得るものである。このとき、溶湯Mは、桶12から、ノズル13、フロート14およびグラススクリーン15を介して、水冷鋳型11に供給される。水冷鋳型11に供給された溶湯Mは、冷却水Wで冷却された水冷鋳型11の内壁面に接することにより凝固し凝固殻16となる。さらに、水冷鋳型11の下部から冷却水Wが、直接、凝固殻16の表面に噴射され、連続的に鋳塊17(芯材用鋳塊)が製造される。
側材準備工程S1bは、前記芯材用金属と成分組成の異なる側材用金属を溶解、鋳造して1つまたは複数の側材用鋳塊を製造する。なお、ここで製造される側材用鋳塊は、このまま側材として、芯材用鋳塊の片面または両面に所定配置に重ね合わせる場合もあり、この側材用鋳塊をスライスして製造された側材用鋳塊を、側材として、芯材用鋳塊の片面または両面に所定配置に重ね合わせる場合もある。ここで、側材用金属は前記した成分組成の金属である。また、鋳造方法は、図5、図6に示す薄スラブ鋳造法または双ロール鋳造法、スライス方法は、図7(a)、(b)に示すスラブスライス法が好ましい。しかしながら、鋳造方法は薄スラブ鋳造法、双ロール鋳造法に限定されず、例えば、半連続鋳造法を使用してもよい。また、側材用鋳塊の幅、長さは特に限定されるものではないが、生産性を考慮すると、幅1000〜2500mm、長さは3000〜10000mmが好ましい。以下に、薄スラブ鋳造法、双ロール鋳造法、スラブスライス法について説明する。
薄スラブ鋳造法は、図5に示すような鋳造装置20が用いられ、側部が開放された金属製の水冷鋳型21に、側方より金属(ここでは側材用金属)の溶湯Mを注入し、水冷鋳型21の側部より凝固した金属を連続的に取り出し、所定厚さT2の鋳塊25(ここでは側材用鋳塊)を得るものである。このとき、溶湯Mは、桶22から、耐火物23を介して接合された水冷鋳型21に供給される。水冷鋳型21に供給された溶湯Mは、冷却水Wで冷却された水冷鋳型21の内壁面に接することにより凝固し凝固殻26となる。さらに、水冷鋳型21の側部から冷却水Wが、直接、凝固殻26の表面に噴射され、連続的に鋳塊25(側材用鋳塊)が製造される。ここで、側材用鋳塊の厚さT2は、3〜200mmが好ましい。厚さT2が前記範囲外であると、クラッド材のクラッド率が不適切なものとなりやすい。なお、図5では、鋳造装置20は鋳造方向が水平である横型鋳造装置を記載したが、鋳造方向が垂直である縦型鋳造装置でもよい。
双ロール鋳造法は、図6に示すように、回転鋳型として相対するロールを使用する鋳造方法であって、一対のロール33、33と、その一対のロール33、33の間に設けられたサイド堰31と、ロール33、33を冷却する冷却装置(図示しないが、ロール33内に設けられているのが一般的である)とを備えた鋳造装置30が用いられる。そして、金属(ここでは側材用金属)の溶湯Mをサイド堰31の側部のノズル32から回転するロール33、33の外周面間に供給し、供給直後からロール33、33を冷却装置で冷却することによって、溶湯Mが凝固して、連続的に所定厚さT3の鋳塊34(ここでは側材用鋳塊)が製造される。ここで、側材用鋳塊の厚さT3は、3〜200mmが好ましい。厚さT3が前記範囲外であると、クラッド材のクラッド率が不適切なものとなりやすい。なお、図6では、鋳造装置30は鋳造方向が水平である横型鋳造装置を記載したが、鋳造方向が垂直である縦型鋳造装置でもよい。また、回転鋳型として、ロールの代わりにベルトまたはブロックを使用した鋳造装置でもよい。
スラブスライス法は、側材準備工程S1bのスライス工程において、図7(a)に示すように、前記した半連続鋳造法または薄スラブ鋳造法で製造した鋳塊17(25)を、図示しない帯鋸切断機等によってスライスすることによって、所定厚さT4の側材用鋳塊35が製造される。なお、このスライスすることにより製造された側材用鋳塊35は、側材となる。ここで、側材用鋳塊35の厚さT4は、3〜200mmが好ましい。厚さT4が前記範囲外であると、クラッド材のクラッド率が不適切なものとなりやすい。また、図7(b)に示すように、水平に設置されている鋳塊17(25)を、当該鋳塊17(25)の設置面35aに対し、平行にスライスするのが好ましい。
ここで、設置面35aとは、側材用鋳塊17(25)をスライス装置の設置台に接する面のことである。
このようにすることにより、スライスの際に生じる切断塊(スライス塊)の自重、形状による変位(例えば、切断塊が倒れようとする力等)の影響が極小化され、スライスされた側材の平坦性がより向上する。
スライスの方法としては、丸鋸切断機により切断してもよく、また、レーザーや水圧等により切断してもよい。
均質化熱処理を行うことにより、鋳塊17(25)の内部応力が除去され、スライスされた側材の平坦性がより向上する。ここで均質化熱処理の温度、時間は特に限定されるものではないが、処理温度は、350〜600℃、処理時間は1〜10時間とするのが好ましい。
このように、スライスや面削処理を行うことにより、平坦性の評価において、長手方向1m当たりの平坦度を1mm以下、望ましくは0.5mm以下、表面粗度が算術平均粗さ(Ra)で0.05〜1.0μm、望ましくは、0.1〜0.7μmとする側材用鋳塊を得ることができる。平坦度が前記範囲を超えると、クラッド材に密着不良が発生しやすくなる。表面粗度が前記範囲未満であると、加工が困難となりやすい。表面粗度が前記範囲を超えると、クラッド材に密着不良が発生しやすくなる。また、均質化熱処理を行うことにより、側材用鋳塊の内部応力が除去され、芯材の平坦性がより向上する。ここで均質化熱処理の温度、時間は特に限定されるものではないが、処理温度は、350〜600℃、処理時間は1〜10時間とするのが好ましい。
重ね合わせ工程S2aは、図8(a)に示すように、前工程で製造された芯材用鋳塊17(25、34、35)の片面または両面(図示せず)に1つの側材用鋳塊25、34、35(17)、または、複数の側材用鋳塊(図示せず)を所定配置に重ね合わせて重ね合わせ材40を製造する。ここで、所定配置とは、製品としてのクラッド材、例えば、図3(a)〜(c)に示すようなクラッド材1a、1b、1cにおける芯材2、側材3の配置に対応することを意味する。また、重ね合わせ方法は、従来公知の、例えば、芯材用鋳塊17(25、34、35)および側材用鋳塊25、34、35(17)の両端部をバンド掛けする方法が用いられる。バンド掛けする方法以外に溶接止めするなどの方法を用いても問題ない。
クラッド熱延工程S3は、図8(b)に示すように、前記重ね合わせ材40のバンドを切断し、重ね合わせ材40を熱間圧延してクラッド材1aを製造する。ここで、熱間圧延方法は、従来公知の圧延法で行う。そして使用する圧延機は、図8(b)では4段式圧延機50を記載したが、図示しない、2段圧延機または4段以上の圧延機を使用してもよい。また、所定厚さのクラッド材1aが得られるまで、図8(b)では1列のロールスタンドを備えた圧延機50を記載したが、図示しない、複数列のロールスタンドを備えた圧延機を使用して、熱間圧延を繰り返し行ってもよい。
次に、本発明のクラッド材の製造方法の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係るクラッド材の製造方法は、芯材と、芯材の片面または両面に重ね合わされた複数の側材とからなるクラッド材を製造する方法であって、例えば、図3(d)に示すように、芯材2の片面に側材3、他の片面に側材4が重ね合わされたクラッド材1dを製造する方法である。そして、図2に示すように、第2実施形態に係るクラッド材の製造方法は、芯材準備工程S1a、側材準備工程S1bおよび側材圧延工程S1cからなるクラッド材準備工程と、重ね合わせ工程S2bと、クラッド熱延工程S3とを含むものである。
ここで、クラッド後のクラッド材における側材3は、側材準備工程S1bで製造された側材用鋳塊から次工程(重ね合わせ工程S2bおよびクラッド熱延工程S3)を経て形成されるもので、クラッド後のクラッド材における側材4は、側材圧延工程S1cで製造された側材用圧延板から次工程を経て形成されるものである。なお、芯材準備工程S1aと、側材準備工程S1bと、クラッド熱延工程S3は前記の第1実施形態と同様であるので、説明を省略し、側材圧延工程S1c、重ね合わせ工程S2bについて以下に説明する。
準備工程は、芯材準備工程S1aで製造した芯材用鋳塊、側材準備工程S1bで製造した側材用鋳塊および側材圧延工程S1cで製造した側材用圧延板を準備する工程である。この準備工程は、芯材用鋳塊、側材用鋳塊および側材用圧延板のうちどれを先に製造して準備しておいてもよく、また、芯材準備工程S1a、側材準備工程S1bおよび側材圧延工程S1cは、これらの2つまたは3つを同時に進行して準備してもよい。
側材圧延工程は、芯材用金属と成分組成が異なる側材用金属を溶解、鋳造して側材用鋳塊を製造し、さらに熱間圧延して1つまたは複数の側材用圧延板を製造する。ここで、側材用金属は前記した成分組成の金属である。また、鋳造方法は、前記した半連続鋳造法、薄スラブ鋳造法が好ましい。さらに、側材用鋳塊に面削処理および均質化熱処理の少なくとも1つを行ってもよい(図2において面削、均熱と記載する)。なお、熱間圧延方法は、前記したクラッド熱延工程と同様に、従来公知の圧延方法で行なう。使用する圧延機も同様である。そして、側材用圧延板の厚さは、3〜200mmが好ましく、厚さが前記範囲外であると、クラッド材のクラッド率が不適切なものとなりやすい。
重ね合わせ工程S2bは、図示しないが、前工程で製造された芯材用鋳塊の片面または両面に、前工程で製造された1つまたは複数の側材用鋳塊および側材用圧延板を側材として所定配置に重ね合わせて重ね合わせ材を製造する。ここで、所定配置とは、製品としてのクラッド材、例えば、図3(d)に示すようなクラッド材1dにおける芯材2、側材3、側材4の配置に対応することを意味する。なお、芯材2の片面に、側材3および側材4を重ね合わせた配置でもよい。また、重ね合わせ方法は、従来公知の、例えば、芯材用鋳塊、側材用鋳塊および側材用圧延板の両端部をバンド掛けする方法または溶接止めする方法が用いられる。
S1b 側材準備工程
S1c 側材圧延工程
S2a、S2b 重ね合わせ工程
S3 クラッド熱延工程
1a、1b、1c、1d クラッド材
2 芯材
3、4 側材
17、25、34、35 鋳塊(芯材用鋳塊、側材用鋳塊)
35a 設置面
40 重ね合わせ材
Claims (11)
- 芯材と、前記芯材の片面または両面に重ね合わされた1つまたは複数の側材とからなるクラッド材の製造方法において、
芯材準備工程で芯材用金属を溶解、鋳造して製造した芯材用鋳塊、および、側材準備工程で前記芯材用金属とは成分組成の異なる側材用金属を溶解、鋳造して製造した側材用鋳塊をそれぞれ準備するクラッド材準備工程と、
前記芯材用鋳塊の片面または両面に前記側材用鋳塊を前記側材として所定配置に重ね合わせて重ね合わせ材を製造する重ね合わせ工程と、
前記重ね合わせ材を熱間圧延してクラッド材を製造するクラッド熱延工程と、
を含み、
前記側材準備工程において、前記側材の少なくとも1つを、溶解、鋳造して製造された側材用鋳塊を所定厚さにスライスするスライス工程により製造し、当該製造された側材に面削処理を行うことを特徴とするクラッド材の製造方法。 - 前記スライス工程の前に、溶解、鋳造して製造された前記側材用鋳塊に、更に均質化熱処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のクラッド材の製造方法。
- 前記スライス工程において、前記側材用鋳塊を、水平に設置されている当該側材用鋳塊の設置面に対し平行にスライスすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクラッド材の製造方法。
- 前記芯材準備工程において、製造された芯材用鋳塊に面削処理および均質化熱処理の少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のクラッド材の製造方法。
- 前記側材準備工程において、製造された側材に均質化熱処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のクラッド材の製造方法。
- 前記側材の少なくとも1つは、長手方向1m当たりの平坦度が1mm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のクラッド材の製造方法。
- 前記側材の少なくとも1つは、表面粗度が算術平均粗さ(Ra)で0.05〜1.0μmの範囲であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のクラッド材の製造方法。
- 前記芯材用鋳塊の厚さが200〜700mm、前記側材の厚さが3〜200mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のクラッド材の製造方法。
- 前記芯材用金属および前記側材用金属が、アルミニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のクラッド材の製造方法。
- 芯材と、前記芯材の片面または両面に重ね合わされた複数の側材とからなるクラッド材の製造方法において、
芯材準備工程で芯材用金属を溶解、鋳造して製造した芯材用鋳塊、側材準備工程で前記芯材用金属とは成分組成の異なる側材用金属を溶解、鋳造して製造した側材用鋳塊、および、側材圧延工程で前記芯材用金属とは成分組成の異なる側材用金属を溶解、鋳造して側材用鋳塊を製造し、さらに熱間圧延して製造した側材用圧延板を準備するクラッド材準備工程と、
前記芯材用鋳塊の片面または両面に、前記側材用鋳塊および前記側材用圧延板を側材として所定配置に重ね合わせて重ね合わせ材を製造する重ね合わせ工程と、
前記重ね合わせ材を熱間圧延してクラッド材を製造するクラッド熱延工程と、
を含み、
前記側材準備工程において、前記側材の少なくとも1つを、溶解、鋳造して製造された側材用鋳塊を所定厚さにスライスするスライス工程により製造し、当該製造された側材に面削処理を行うことを特徴とするクラッド材の製造方法。 - 前記側材用鋳塊および前記側材用圧延板の厚さが、3〜200mmであることを特徴とする請求項10に記載のクラッド材の製造方法。
Priority Applications (25)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006182868A JP4023751B2 (ja) | 2005-12-09 | 2006-06-30 | クラッド材の製造方法 |
HUE11006623A HUE030853T2 (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Equipment for the production of bark material |
HUE11006624A HUE026137T2 (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Crust material for clad material containing at least one molding structure |
HUE11006622A HUE026886T2 (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | A method of producing clad material with two or more crusts |
EP11006622.2A EP2428305B1 (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Method of manufacturing a clad material having two or more skin materials |
EP11006623.0A EP2418039B1 (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Equipment for manufacturing skin material |
CA2630296A CA2630296C (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same |
MX2008007376A MX2008007376A (es) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Proceso para producir material revestido y equipo para el mismo. |
MX2012010153A MX344820B (es) | 1954-12-09 | 2006-12-07 | Proceso para producir material revestido y equipo para el mismo. |
AU2006323722A AU2006323722A1 (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same |
MX2012010152A MX342650B (es) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Proceso para producir material revestido y equipo para el mismo. |
EP11006624.8A EP2428306B1 (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Skin material for clad material having at least one layer having a cast structure |
BRPI0620033-8A BRPI0620033B1 (pt) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Método para a produção de material revestido, material de revestimento e equipamento para a produção do mesmo |
MX2012010154A MX342649B (es) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Proceso para producir material revestido y equipo para el mismo. |
EP06834184A EP1992441B8 (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Method of manufacturing a clad material |
US12/095,983 US8091612B2 (en) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same |
KR1020087013753A KR101016146B1 (ko) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | 클래드재의 제조 방법 및 제조 설비 |
PCT/JP2006/324429 WO2007066714A1 (ja) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | クラッド材の製造方法および製造設備 |
BR122013031786-4A BR122013031786B1 (pt) | 2005-12-09 | 2006-12-07 | "método para produzir um material revestido" |
NO20082931A NO340462B1 (no) | 2005-12-09 | 2008-06-27 | Fremgangsmåte for fremstilling av belegningsmateriale |
US13/160,884 US8210237B2 (en) | 2005-12-09 | 2011-06-15 | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same |
US13/160,966 US8381797B2 (en) | 2005-12-09 | 2011-06-15 | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same |
US13/239,540 US8191609B2 (en) | 2005-12-09 | 2011-09-22 | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same |
US13/671,065 US20130065080A1 (en) | 2005-12-09 | 2012-11-07 | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same |
NO20170220A NO342887B1 (no) | 2005-12-09 | 2017-02-14 | Dekkmateriale for belegningsmateriale med minst et lag som har en støpestruktur |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005356810 | 2005-12-09 | ||
JP2005356810 | 2005-12-09 | ||
JP2006182868A JP4023751B2 (ja) | 2005-12-09 | 2006-06-30 | クラッド材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007181877A JP2007181877A (ja) | 2007-07-19 |
JP4023751B2 true JP4023751B2 (ja) | 2007-12-19 |
Family
ID=38338368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006182868A Active JP4023751B2 (ja) | 1954-12-09 | 2006-06-30 | クラッド材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4023751B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4998404B2 (ja) * | 2007-08-16 | 2012-08-15 | 三菱マテリアル株式会社 | パワーモジュール用基板及びその製造方法並びにパワーモジュール |
CN113751503A (zh) * | 2021-08-19 | 2021-12-07 | 山东南山铝业股份有限公司 | 一种航空用7系铝合包覆薄板的焊合方法 |
-
2006
- 2006-06-30 JP JP2006182868A patent/JP4023751B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007181877A (ja) | 2007-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8091612B2 (en) | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same | |
JP5222197B2 (ja) | 側材およびその製造方法並びに熱交換器用クラッド材の製造方法 | |
JP4023751B2 (ja) | クラッド材の製造方法 | |
JP4077853B2 (ja) | 側材の製造方法、熱交換器用クラッド材の製造方法および熱交換器用クラッド材 | |
JP4077851B2 (ja) | クラッド材用側材 | |
JP4077852B2 (ja) | 側材の製造方法、熱交換器用クラッド材の製造方法および熱交換器用クラッド材 | |
JP4077850B2 (ja) | 側材の製造方法および熱交換器用クラッド材の製造方法 | |
RU2388583C2 (ru) | Способ изготовления плакированного материала и устройство для его изготовления | |
JP5894354B2 (ja) | 側材、熱交換器用クラッド材およびそれらの製造方法 | |
AU2011203571B2 (en) | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same | |
JP4017174B2 (ja) | 側材製造設備 | |
AU2011203570B2 (en) | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same | |
AU2011203568B2 (en) | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same | |
AU2011203567B2 (en) | Method for manufacturing clad material and equipment for manufacturing the same | |
MX2008007376A (es) | Proceso para producir material revestido y equipo para el mismo. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070928 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4023751 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012 Year of fee payment: 6 |