JP4020681B2 - Air conditioner - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁面に設置される空気調和機に関するものであり、特に、清掃性が良好な空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在一般家庭においては室外機と室内機とが分離された壁面設置型の空気調和機が主流となっている。近年、これらの空気調和機の清掃性が重視され、室内機の吸込部を有するフロントパネルと吹出部を備える吹出カバーの清掃性を向上させたものがある。例えば、出願人は、2000年にフロントパネルを観音開きに開閉可能にした構造の空気調和機を実施し、2001年には吹出カバーを開閉可能にした空気調和機を実施している。
【0003】
この他、従来例においては、前記フロントパネルを上方に跳ねあげる構造のものや、特開平7−12821号ではフロントパネルの下端を回転軸として上方を開放可能としたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の室内機は、横長の筐体内部に横配置の還流フアンを備け、この還流フアンを包むように前部と上部側に熱交換器を配置したものが一般的である。このため、この筐体の前部と上部に吸込部を設けて、この吸込部から吸い込んだ空気を下方に配置される吹出部から排出している。しかし、近年、インテリアの調和を図るために、前部に設けられる吸込部を無くす、あるいは小さくしたいという要望が強くなっている。この要望を実現すると正面前部に配置される熱交換器の前面が塞がれることになるため、前記還流フアンを包むように配置される熱交換器を効率よく使う工夫が必要となっている。
【0005】
しかし、従来の観音開きのフロントパネルでは、正面中央に分割線がくるため左右両側のフロントパネルの位置あわせに工夫が必要となる。また、跳ねあげ式の従来例は、フロントパネルの回転軸が壁面の高い位置となるため、開閉作業が高所で行わなければならない。そこで、フロントパネルの下端を回転軸として上方を開放可能とした構造が有効である。しかし、熱交換器をフアンを包むように配置した従来の空気調和機は、側面形状が丸みをおびているため、正面に配置される表示部が低い位置となると、表示面が下を向いてしまい視認性が悪くなる。これを解決しようとすると表示部を上方に設けることとなり、この表示部が前記フロントパネルと重なってしまうために、フロントパネルに表示部用の開口部などを設けなければならず、清掃性が悪くなる。
【0006】
そこで、この発明の目的は、清掃性を向上しつつ視認性と吸い込み効率の向上が図れる空気調和機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係る空気調和機は、横長の筐体と、この筐体の前面に配置されるフロントパネルとを備え、少なくと前記筐体の上面に第1の吸込部、前記筐体の下部に吹出部を形成し、この第1の吸込部と吹出部とで形成される通風路にエアーフイルタと前記熱交換器と送風フアンを配置した空気調和機において、前記フロントパネルは、その両側の下端部に設けた開閉機構部を介して前記筐体に対して開閉可能に取り付けられるとともに、前記開閉機構部の間に横長の切欠部が形成され、前記筐体は前記切欠部から露出する位置に横長のベース部を備え、前記ベース部は、その上部に傾斜面を備え、
前記傾斜面と前記切欠部とで第2吸込部を構成する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図14を参照してこの発明に係る空気調和機を詳細に説明する。
【0009】
図1から図8および図13、14はこの発明に係る第1の実施の形態に係る空気調和機である。先ず、図1を参照して、この実施の形態に係る空気調和機の概略構造を説明する。図1はこの実施の形態に係る空気調和機の外観図であり、(a)図が外観斜視図、(b)図がフロントパネルと吹出カバーを開いた状態の右側面図である。
【0010】
図1において、符号1で総括的に示すのは空気調和機の室内ユニットであり、図示しない冷媒配管、電源接続線、信号接続線等を介して図示しない室外ユニットと接続され、室内の壁面に設置されて、室内の冷暖房を主体に行うものである。室内ユニット1の外観は、樹脂成型のバックキャビネット2と、該バックキャビネット2の前面に設けられる樹脂成型の化粧カバー3と、該化粧カバ−3の前面に設けられた樹脂成型のフロントパネル4と、該化粧カバ−3の底面に設けられた樹脂成型の吹出カバー5とを備えている。
【0011】
前記バックキャビネット2と化粧カバー3はネジ止めされて筐体6を構成し、この筐体6の内部には図3に示す熱交換器7と送風フアン8及び図5に示す電気品部9などが設けられている。前記化粧カバー3の上面には第1吸込部10が配置され、底面には吹出部11を備えた前記吹出カバー5が後方の第1開閉機構部12を介して開閉可能に取付けられている。また、前記フロントパネル4は、下部両側に設けた一対の第2開閉機構部13を介して開閉可能に取付けられている。そして、前記フロントパネル4の下部は、前記一対の第2開閉機構部13の間に横長の切欠部14が形成されている。一方、この切欠部14に対応する位置となる前記化粧カバー3には、横長のベース部15が形成される。このベース部15は、上半分に第2吸込部16の一部を構成する案内部17が設けられ、下部には運転状態表示部23が設けられている。
【0012】
この室内ユニット1によれば、前記送風フアン8を運転させることにより、前記第1吸込部10と第2吸込部16から吸い込んだ室内空気を、エアーフイルタ18を介して前記熱交換器7を通過させることにより温風又は冷風に熱交換し、あるいは熱交換させることなく前記吹出部11から吹き出すことができる。なお、この実施の形態では、前記エアーフイルタ18と前記熱交換器7との間に図3に示す空気清浄フイルタ19を取り付けて、空気清浄機能として運転することもできる。また、この空気調和機の操作は遠隔操作機20(図9参照)で行うことができる。この実施の形態では、前記遠隔操作機20からの赤外線信号を受光する受光部21を前記吹出部11の片側に配置している。
【0013】
そして、この実施の形態に係る室内ユニット1の大きな特徴は、前記フロントパネル4と吹出カバー5を下部または後方に配置した第2開閉機構部13または第1開閉機構部12を介して開閉可能に設けた点である。この2つの開閉機構部により、前記筐体6の前部及び下部を大きく開閉することができるので、清掃性を大きく向上させることができる。
【0014】
特に、前記フロントパネル4は、下部両側に張出部22を形成し、この張出部22に第2開閉機構部13を設けたので、通風性能に影響し難く、かつ側面板に近接して構造面でも強固な筐体6の両側に確り取付けることができる。しかも、この張出部22の間の前記フロントパネル4の下辺部を横長に切り欠いて切欠部14を形成し、この切欠部14から前記ベース部15を露出させるようにしたので、このベース部15に設けた運転状態表示部23を視認性が良好な上方位置に設けることができるとともに、フロントパネル4の第2開閉機構部13を開閉作業が良好な下方位置にすることができる。
【0015】
また、この実施の形態では、前記ベース部15の上部に形成した案内部17と切欠部14とで第2吸込部16を構成したので、フロントパネル4に開口部を形成することなく高い位置に第2吸込部16を配置することができる。しかも、この第2吸込部16は前記案内部17により内部が見え難く、かつ第2吸込部16から吸い込まれた空気をフロントパネル4の中央位置近傍の前記熱交換器7の良好な性能を得るための適正な位置に案内することができるので、意匠性を向上しつつ性能を向上させることができる。
【0016】
このように、この実施の形態では、前記フロントパネル4に開口部を形成することなく、このフロントパネル4を開閉する回転中心を下方に下げつつ、運転状態表示部23と第2吸込部16を上方に上げることができるので、意匠性を向上しながら清掃性や運転性能を向上させることができる。
【0017】
以下、図2から図8および図13、図14を参照して、更に詳細に説明する。
【0018】
先ず、図2を参照して、室内ユニット1の外観を説明する。図2は室内ユニット1の外観図であり、(a)図が平面図、(b)図が正面図、(c)図が底面図、(d)図が右側面図である。また、図13はフロントパネルの開閉および着脱操作を示す使用状態図であり、(a)図がフロントパネルを開こうとする使用状態図であり。(b)図がフロントパネルを開いた使用状態図、(c)図がフロントパネルを取り外した使用状態図である。また、図14は清掃性について説明する使用状態図であり。(a)図がフロントパネルを開いた状態の清掃性の説明図、(b)図が吹出カバーを開いた状態の清掃性の説明図、(c)図がフイルタの着脱状態を説明する使用状態図、(d)図が掃除機を使用した清掃の使用状態図、(e)図が吸込グリルの着脱を説明する使用状態図である。なお、図13と図14は使用者と室内ユニット1の関係を表す図であるため、室内ユニット1自体の詳細な構造は図示を省略している。
【0019】
図2において、前記室内ユニット1は横幅Lを840mm、高さHを298mm、奥行Dを232mmとする横長の形態を備えている。前記第1吸込部10は、前記バックキャビネット2と前記化粧カバー3で構成される前記筐体6の上面全体に渡って形成されている。この第1吸込部10は、横桟を基調としたスリットで構成される複数の吸込グリル部24で覆われている。この実施の形態では、前記第1吸込部10を左右に配置される2枚の吸込グリル24で構成している。この吸込グリル24は前記筐体6に着脱可能に取付けられており、前記フロントパネル4を開放することで、図14の(e)図に示すように、前面から引き出すことができる。
【0020】
また、前記筐体6の上面は、前部が前方に傾斜した形状を備えている。これにともなって、前記吸込グリル24を側面が屈曲した形状としている。このため、筐体6の上面は水平形状のものに比べて第1吸込部10の開口面積を大きくすることができるとともに、この室内ユニット1の外観形状をコンパクトにすることができる。また、この図14の(e)図に示すように、前記吸込グリル24は、前記屈曲形状により、後部が水平面に取付けられているので筐体6の上面に安定支持されるとともに、前部は高さが低い位置に設けられるので、着脱作業を向上させることができる。
【0021】
前記室内ユニット1の前面と底面前部は、前記フロントパネル4と吹出カバー5と、前記フロントパネル4と吹出カバー5の間に配置されるベース部15とから構成される。この実施の形態では、前記ベース部15の前部を一枚の透明樹脂材料で構成される着脱可能な化粧パネル25で構成している。したがって、前記フロントパネル4と吹出カバー5と化粧パネル25とが前記筐体6に対して取り換えが容易のため、この3つのパネル(カバー含む)に対して、色彩や模様などが異なる複数種類の前記パネルを用意することでインテリアに対応して多種多様な組み合わせによる機種展開を容易に図ることができる。
【0022】
特に、この実施の形態では、前記フロントパネル4に開口部がなく、このフロントパネル4と化粧パネル25とで形成される第2吸込部16は化粧パネル25で内部が隠蔽され、更に前記吹出部11の開口は横ルーバ26により隠蔽される。しかも、前記室内ユニット1の前面と底面前部は、側面から見て、底面後方から前方に行くにしたがって徐々に立ち上がり、中央付近で最前部となり、上部に行くにしたがって後方に後退して前記第1吸込部10につながる、大きな円弧面で構成される。したがって、室内ユニット1は、壁面に設置した際に、室内空間に調和しやすい形態となっている。
【0023】
また、前記フロントパネル4と吹出カバー5は、側面からみて、湾曲した板状の形状を備えており、その両端部は、筐体6の両端部に位置している。一方、筐体6の両側板27は、底面から前部にかけて前方に傾斜する手掛凹部28が形成される。このため、前記フロントパネル4と吹出カバー5の両側端部が外側に張り出すので、この張出部を介して前記フロントパネル4と吹出カバー5を開閉することができる。また、前記手掛凹部28を設けることにより、厚み(奥行)のある筐体6を薄く見せる効果がある。なお、74は吹出カバー5を開放する際に使用するロック機構を備えた手掛部である。
【0024】
次に、図3を参照して、室内ユニット1の内部構造と通風経路を説明する。図3は、室内ユニット1の内部構造と通風経路を示す断面図である。図3において、この実施の形態では、前記筐体6の略中央に前記送風フアン(横配置の還流フアン)8を備え、その前部及び上部に前記熱交換器7を配置し、下部に前記吹出カバー5が配置される。前記熱交換器7は、略垂直姿勢で配置される第1熱交換器7aと、その上部に配置され後方に寝せた傾斜姿勢で配置される第2熱交換器7bと、前記第2熱交換器7bと対向した後方位置に傾斜姿勢で配置される第3熱交換器7cとから構成される。前記第1熱交換器7aと第2熱交換器7bと第3熱交換器7cとは第1接続部29及び第2接続部30を介して屈曲するように接続され、前記第1接続部29は送風フアン8の前方で中心位置よりやや上方に位置し、前記第2接続部30は送風フアン8の上方に位置するに配置される。そして、前記第2熱交換器7aと第3熱交換器7cにはサブ熱交換器7d、7eが取付けられる。
【0025】
また、前記バックキャビネット2の内壁面の中央には前記第3熱交換器7cの露を受ける後部ドレン皿31が設けられ、前記化粧カバー3の内面の下部には前記第1および第2熱交換器7a、7bの露を受ける前部ドレン皿32が形成される。そして、前記前部ドレン皿32と後部ドレン皿31の内側端部を前記送風フアン8に近接して形成することで、上部通風路33と下部通風路34で構成される空気通風路35を前記筐体6の内空間に形成する。
【0026】
ここで、前記上部通風路33は前記熱交換器7が配置される空間であり、その前部は第2の吸込部16を構成する前記フロントパネル4とベース部15とで覆われ、その上部は前記吸込グリル24を備えた第1吸込部10で覆われている。また、前記下部通風路34は図3に示すように断面形状を円弧状に形成された空間であり、その下端部に前記吹出部11を備えた吹出カバー5が配置される。
【0027】
また、前記吹出カバー5は、内側に複数の取付リブ36が形成され、この取付リブ36に筐体6の長手方向に空気を拡散させる複数の縦ルーバ37と、上下方向に空気を拡散させる前記横ルーバ26が回転可能に取付けられる。前記横ルーバ26は大小2枚のルーバで構成され、前記縦ルーバ37とともに、図示しない駆動モータにより回転動作が制御される。そして、前記縦ルーバ37を備えた取付リブ36は、吹出カバーを閉じた状態で前記空気通風路35内に配置される。
【0028】
また、前記上部通風路33の前面及び上部は着脱可能な前記エアーフイルタ18が配置され、前記空気通風路35に取り込まれる塵埃を取り除くことができる。また、前記フロントパネル4と前記エアーフイルタ18の後方位置となる前記化粧カバー3の前面には、細かな塵埃を除去する前記空気清浄フイルタ19が着脱可能に配置される。この空気清浄フイルタ19は、図5に示すように、横長ボックス型の形状を備えて、左右に分割して配置される。
【0029】
一方、前記空気清浄フイルタ19の前方の下方位置には第2吸込部16が配置される。この第2吸込部16は前記ベース部15の上端と前記切下部14の上端部が重なって形成され、かつこの切欠部14に断面形状が円弧形状の案内部17が形成されているので、この第2吸込部16から取り込まれる空気は、前記フロントパネル4の内側に沿って上方に引き込まれ前記空気清浄フイルタ19に取り込まれる。このため、前記第2吸込部16が前記空気清浄フイルタ19(空気通風路35の取り込み口)より低い位置にあっても大きな空気抵抗を生じることなく空気を取り込むことができる。なお、この実施の形態では、前記第1吸込部10を前方に傾斜させて設けたことにより、この第1吸込部10から取り込んだ空気も前記空気清浄フイルタ19に通過させて取り込むこともできる。
【0030】
このように、この実施の形態によれば、前記送風フアン8を駆動させることにより、前記第1吸込部10と第2吸込部16から室内空気を取り込んで、前記エアーフイルタ18を介して比較的大きな塵埃を取り除き前記熱交換器7を通過させることができる。この際、前記熱交換器により、冷房または暖房または除湿した空気を生成し、前記吹出部11から吹出すことができる。更に、前記熱交換器7による熱交換を行うことなく送風運転や空気清浄された空気を吹出口11から吹出すこともできる。この際、前記第2吸込部16を設けたことにより、前記熱交換器7の前面に広いパネル面を形成しても意匠性を損なうことなく、かつ大きな損失を受けることなく室内ユニットの前面から室内空気を取り込むことができる。
【0031】
次に、図4から図7および図13を参照して、前記フロントパネル4と吹出カバー5の開閉構造を説明する。図4はフロントパネル4と吹出カバー5を開放した状態の断面図である。図5はフロントパネル4を開放した状態の正面図である。図6は第2開閉機構部13の説明図であり、(a)図が第2開閉機構部13の正面図、(b)図が第2開閉機構部13の右側面図、(c)図はフロントパネル4を閉じた状態の第2開閉機構部13の断面図、(d)図はフロントパネル4を一部開いた状態の第2開閉機構部13の断面図である。図7は第1開閉機構部12の断面図である。
【0032】
先ず、図4、図5、図6を参照してフロントパネル4の開閉機構を説明する。図4において、この実施の形態では、前記フロントパネル4を大きく開放させるために2軸ヒンジ構造を備えた第2開閉機構部13を採用している。この第2開閉機構部13を採用したことにより、フロントパネル4を、その自由端部が上方位置となる略垂直な姿勢から略180度開放して、その自由端部が最下部となる略垂直な姿勢まで変化させることができる。しかも、この第2開閉機構部13によれば、通常の1軸ヒンジ構造に比べて、この1軸ヒンジ構造の周囲の隙間を小さくしながら、開閉機構部の強度を堅固とし、更に、前記エアーフイルタ18を取り外すための作業空間を形成することができる。更に、この第2開閉機構部13によれば、前記フロントパネル4を一部開いた状態では簡単に開けやすく、所定角度以降の開閉動作ではブレーキがかかって動作し難く、かつ、前記フロントパネル4を着脱可能にする構造を備えている。
【0033】
図5において、この実施の形態では、前記フロントパネル4が開閉動作において歪んでしまうことを避けるために長手方向に対して直行する複数の補強リブ41を前記フロントパネル4の内側に所定間隔で形成している。このため、フロントパネル4の開閉動作における歪みを軽減するとともに、フロントパネル4自身の重量を軽減して開閉動作を行いやすくすることができる。また、この実施の形態では、前記第2開閉機構部13を前記フロントパネル4の両側に形成した前記張出部22に設けたので、前記第2開閉機構部13の取付位置Q1を前記エアーフイルタ18の装着位置Q2より低くできる。更に、この第2開閉機構部13は両側に設けているので、その内側の空間を作業スペースとして広く使うことができる。特に、この実施の形態では、切欠部14を設けることにより、前記作業スペースをより広く確保することができる。これにより、エアーフイルタ18の着脱の際に前記フロントパネル4が邪魔になるのを軽減して、着脱の作業スペースを確保することができる。
【0034】
図5に戻り、この実施の形態では、フロントパネル4を閉じた状態で前記化粧カバーに固定するために、フロントパネル4の自由端部の両側に金具42を設け、化粧カバー3には前記金具42を固定するための磁石43を設けている。そして、前記磁石43の中間の位置となる化粧カバー3にはフエルトやゴム材料などで形成される振動吸収部材44を設けている。これにより、前記フロントパネル4の中央部分を振動なく保持して両側で確り保持することができる。しかも、フロントパネル4を取り外す時は、図13の(a)図に示すように、前記両側の側板27に形成した手掛凹部28を介してフロントパネル4の両側を保持して、(b)図に示すように、前方に引っ張ることにより、前記磁石43と金具42の結合を外すことができる。この際、手で保持する部分は、前記磁石43の近傍となるので引っ張る力を最小限にすることができる。また、前記振動吸収部材44は、磁石などを使わず振動を吸収する目的だけとしているので、開放する際に中央部分が引っかかるなどの不都合を軽減しながら振動を防止するとともに、フロントパネル4を確り固定することができる。
【0035】
図6において、この実施の形態では、前記第2開閉機構部13を、化粧カバー3にネジなどを介して取り付けられる化粧カバー固定部45と、逆U字状の側面形状を備えた一対のアームを有するアーム部46と、回転中間部材47と、フロントパネル4にネジなどを介して取付けられるフロントパネル固定部48とから構成する。前記化粧カバー固定部45と前記アーム部46は一対の第1回転軸49で連結され、前記アーム部46と回転中間部材47とは第2回転軸50と第3回転軸51で連結され、前記回転中間部材47とフロントパネル固定部48とは着脱機構部52で連結される。
【0036】
この実施の形態では、前記第1回転軸部49と第3回転軸部51とを、摩擦係合を利用して、回動された際に任意の位置までスローダウンして静止できるトルクヒンジ機構を採用している。このトルクヒンジ機構は、例えば、回転軸の軸周囲を樹脂材料で覆い、これを軸受部で締め付けながら支持することにより、この樹脂材料と回転軸または軸受部との間に摩擦を発生させ、この摩擦とこのトルクヒンジ機構に係る負荷応力とのバランスをとることにより、回動された際に任意の位置までスローダウンして静止させることができる。これらのバランスは前記軸受部の締め付けで調整するようにする。
【0037】
この実施の形態では、例えば、前記アーム部46に一対のアームを樹脂材料で覆われた回転軸で連結し、回転軸を前記化粧カバー固定部45の軸受部で締め付けて支持するようにしている。
【0038】
一方、前記第2回転軸部50は、(c)図に示すフロントパネル4を閉めた状態から、(b)図に示すフロントパネル4を所定角度開いた状態まで、前記フロントパネル4を負荷なく開閉できるようにするヒンジ機構を備えている。この実施の形態では、前記ヒンジ機構を実現するために、第2回転軸部50は、回転軸56の一端を前記アーム部46の一端に軸受部57を介して連結し、その一端の端部に回転コマ58を取付ける。前記回転コマ58には、突起部60が形成され、前記軸受部57の回転コマ58側には、前記回転コマ58の突起部60の回転を制限する凹状の回転コマ受部59が形成される。一方、前記回転軸56の他端は、前記第1回転軸部49と同様に、その回転軸周囲を樹脂材料53で覆い、これを回転中間部材47の軸受部61で締め付けて回転可能に取付ける。
【0039】
この第2回転軸部50によれば、図6の(c)図に示す状態から、図13の(a)図に示すようにフロントパネル4の両側を保持して手前に引っ張ることにより、前記磁石43と金具42の連結が外れ、この状態から図6の(b)図に示すように、前記突起部60が前記回転コマ受部59によって、その回転を制限される回転角度Θ1の範囲((c)図から(d)図までの範囲まで)は特に負荷を受けることなくフロントパネル4を開閉することができる。そして、この状態から更に下方にフロントパネル4を開放しようとすると前記第1回転軸部49及び第3回転軸部51のトルクヒンジ機構により前記摩擦の負荷を受けながら回転させることができる。これにより、フロントパネル4を、最初は簡単に回動させ、それ以降はフロントパネル4の自由端の急激な動きを抑制することができる。
【0040】
また、前記着脱機構部52は、前記フロントパネル固定部48にスライド可能に収納されるスライドピン62と、前記回転中間部材47に設けられる係合部63とから構成される。この実施の形態によれば、前記スライドピン62の一端を前記係合部63に挿入して係合させる、即ち、両側に設けた前記第2開閉機構部13のそれぞれの前記着脱機構部52のスライドピン62が両側に張出すようにして、前記係合部63に嵌合することにより、フロントパネル4が前記回転中間部材47に固定される。そして、このフロントパネル4を取り外す場合は、前記スライドピン62に取付けたレバー64を内側(矢印方向)に移動させることにより、常にスライドピン62を係合するように作用するばね65を圧縮させて、図13の(c)図に示すように前記係合を外し、流しなどで洗うことができる。なお、装着する場合は、前記操作の逆を行えばよい。
【0041】
更に、図4及び図6の(c)図、(d)図に示すように、この実施の形態では、前記アーム部46のアームをU字状の側面形状とすることにより、化粧カバー3と前記フロントパネル4の両連結部近傍の回転時における逃げのふところをひろくして、このフロントパネル4の広い開閉動作範囲を実現している。また、このアームをU字形状としたことにより、このアームにかかる応力の緩和や均一な厚みを求められる樹脂材料を採用できるなどの効果も期待できる。更に、この実施の形態では、前記フロントパネル固定部48の取付面の両側に前記アームを収納するための収納部66を設けている。そして、この実施の形態では、前記アームの大きさを、化粧カバー3に形成する収納部66の大きさで規定している。
【0042】
次に、第1開閉機構部12について説明する。この実施の形態では、この第1開閉機構部12も前記第2開閉機構部13と同様にトルクヒンジ機構を採用している。この第1開閉機構部12の具体的な構造は、前記バックキャビネット2に取付けられるキャビネットヒンジ部材67と、吹出カバー5に取付けられるカバーヒンジ部材68とから構成される。前記キャビネットヒンジ部材67とカバーヒンジ部材68は回転軸によって回転自在に連結される。また、前記カバーヒンジ部材68は、吹出カバー5に設けられるねじ取付部69にねじ70を介して取付けられ、前記キャビネットヒンジ部材67は、前記バックキャビネット2に形成されたねじ取付部71にねじ70を介して取付けられる。図7の拡大された円形部分に示すように、前記キャビネットヒンジ部材67とカバーヒンジ部材68は回転軸部分は、吹出カバー5の端部に形成した回転軸押部72によって、この第1開閉機構部12の回転動作が抑制される。即ち、前記キャビネットヒンジ部材67は、前記カバーヒンジ部材68によって支持された回転軸と前記回転軸押部72に挟まれて支持される。このため、前記キャビネットヒンジ部材67が前記回転軸を中心に回転しようとすると、前記回転軸押部72の樹脂の弾性力によって、前記キャビネットヒンジ部材67の回転軸周りと前記回転軸押部72との間に摩擦が発生して、前記キャビネットヒンジ部材67の回転が抑制される。このため、前記吹出カバー5が急激に開放するのを軽減することができる。
【0043】
なお、前記第1開閉機構部12に係る負荷と回転を抑制する力のバランスは前記ねじ70の締め付け具合で調整する。また、第2開閉機構部13と同様に、回転軸周りを樹脂材料で覆い、これを軸受部で絞めつける構造としてもよい。
【0044】
次に図8を参照して、前記ベース部15の周辺構造を更に詳細に説明する。図8はベース部15周辺部の部分断面図である。図8において、この実施の形態では、室内ユニット1の前面部分を前記フロントパネル4と、吹出カバー5で構成し、唯一、化粧カバー部分が露出する部分として前記ベース部15が設けられている。このベース部15には、複数のLEDランプからなる運転状態表示部23が内側からねじなどを介して取付けられている。前記ベース部15の上部は断面が円弧状の案内部17が形成され、このベース部15(化粧パネル25)にあたった室内空気が上方に案内されるようになっている。そして、その前面には透明な化粧パネル25が取付けられている。
【0045】
また、前記ベース部15の上部は水平面が形成され、この水平面に前記エアーフイルタ18の一端が係合されるフイルタ係合穴73が形成される。この実施の形態によれば、前記ベース部15の上部が案内部17により切り欠かれているので、前記フイルタ係合穴73が形成される水平面の奥行きが小さいため、エアーフイルタ18の着脱が容易である。
【0046】
このように、この実施の形態では、フロントパネル4と吹出カバー5を下方または後方に設けた回転軸を中心に、その上方または前方を開放させることができるので、前方に位置する使用者に筐体6の内部を露出させることができるので、清掃性やエアーフイルタ18の着脱を容易にすることができる。また、このフロントパネル4と吹出カバー5の開放にあたっては、トルクヒンジ機構を採用することにより急激に開放されるのを軽減できる。特に、フロントパネル4は開放時に楽に開閉でき、以後は力のバランスを取って開閉できる2段階機構としているので作業性や安全性を向上することができる。
【0047】
更に、この実施の形態では、前記図13に示すように、フロントパネル4が着脱可能のため、このフロントパネル4を取り外して清掃作業が容易な姿勢で清掃したり、あるいは、流しなどで洗浄することができる。更に、図14の(a)(b)(d)に示すように、フロントパネル4や吹出カバー5を開いて、筐体6前面部を大きく開放することができるので、雑巾などで直接清掃したり、あるいは掃除機での清掃が容易である。加えて、図14の(c)(e)に示すように、エアーフイルタ18の着脱や吸込グリル24の着脱が容易となる。
【0048】
次に、図9から図12を参照して、フロントパネル4の開閉操作にともなう他の実施の形態を説明する。
【0049】
先ず、図9を参照して、第2の実施の形態を説明する。図9は第2の実施の形態に係る開閉動作説明図であり、(a)がフロントパネル4を閉めた状態の断面図、(b)図は遠隔操作機20の外観図、(c)図がフロントパネル4を一部開いた状態の断面図である。
【0050】
図9において、この第2の実施の形態は、フロントパネル4の初期の開放動作を遠隔操作機20からの制御信号に基づいて動作させる実施の形態である。この実施の形態では、前記動作を実現するために、前記第1の実施の形態で説明した磁石43の近傍に前記遠隔操作機20からの操作信号に基づいて駆動するソレノイド101を設けるようにする。このソレノイド101は電源が通電されると突出するプランジャー102を備えている。この実施の形態によれば、前記遠隔操作機20からの所定の操作を行うことにより、この信号が図示しない前記受光部21で受けられ、前記電気品部9に設けた処理装置が前記ソレノイド101に動作信号を送る。このソレノイド101は、前記信号により、前記プランジャー102を前方に突出させる。これにより、前記磁石43と金具42の結合が外れる。
【0051】
ここで前記第2開閉機構部13は初期の開放動作では抵抗なく所定の範囲開閉動作するので、この動作により、フロントパネル4は(a)図の閉めた状態から(c)図の一部開放した状態まで開放する。この(c)図の状態以降は、前記第2開閉機構部13は前記トルクヒンジ機構によりスローダウンして図4に示す状態まで開放する。
【0052】
この実施の形態では、遠隔操作機20により、フロントパネル4を開放することができるので、フロントパネル4の両側を保持して開放する動作を行う必要がない。特に、室内ユニット1が高い位置に設置された状態での高所作業をなくすことができる。
【0053】
次に、図10から図12は、前記フロントパネル4の開放を機械的な開閉機構部110を介して可能にする実施の形態を示している。図10から図12は、前記開閉機構部110の原理図を示したものである。この図10から図12の実施の形態によれば、室内ユニット1の下方部分にフロントパネル4を開放する操作手段を設けることで、開放動作を低い位置で可能とすることができる。
【0054】
先ず、図10と図11を参照してフロントパネル4に前記開閉機構部110を備えた実施の形態を説明する。図10は開閉機構部110の動作原理図であり、(a)図が固定状態を示す原理図、(b)図が開放動作を示す原理図、(c)図がフロントパネル4の装着状態を示す原理図である。図11は、(a)図がフロントパネル4の装着状態を示す原理図であり、(b)図が開放動作を示す原理図である。
【0055】
図10において、この第3の実施の形態は、(c)図に示すように、フロントパネル4の裏面(内側)に開閉機構部110を備えた実施の形態である。前記開閉機構部110は、下部アーム111と、上部アーム112と、この下部アーム111の一端と上部アーム112の一端をそれぞれ回転軸114、115で連結する連結アーム113とから構成される。前記下部アーム111は、その中央部分をフロントパネル4の下部に設けた回転軸116に回転可能に取付けられ、他の一端にフロントパネル4の外側に露出するレバー117が取付けられている。一方、前記上部アーム112は、その中央部分をフロントパネル4の上部に設けた回転軸118に回転可能に取付けられ、他の一端に筐体6に設けた結合部119と係合する突起120が設けられる。更に、連結アーム113は図示しない取付部に取付けられたばね121により常に下方側に応力が働くようになっている。
【0056】
この実施の形態によれば、(c)図に示すように、フロントパネル4を筐体6側に押し付けることにより、前上部アーム112の先端に設けた前記突起部120が前記結合部119に当たって、その応力により下方に押し下げられて更に後方に移動し、その後、上方に持ち上げられて、前記結合部119と連結状態をとることができる。(c)図においては、前記結合部119が上方に逃げる動作を行うように図示しているが、このように可動する連結部119でもよいし、固定してもよい。即ち、前記突起部120が前記結合部119に当たった際に、この突起部120を下方に逃がすように作用すればよい。なお、連結部119を可動する機構とすることにより、後で説明するレバー117の動きを小さくすることができる。また、前記突起部120と前記結合部119の係合は、(a)図に示すように、ばね121により保持される。
【0057】
さて、フロントパネル4を開放する際は、(b)図に示すように、前記レバー117を下方に下げる動作を行うことにより、その力は、下部アーム111と連結アーム113から上部アーム112に伝達されて、前記突起部120を下方に押し下げる。これにより、前記突起部120と前記結合部119の係合が外れるのでフロントパネル4を開放することができる。
【0058】
次に、図11に示す第4の実施の形態に係る開閉機構部110は、フロントパネル4の裏面(内側)に棒状の開放レバー130を設けたものである。この開放レバ130はフロントパネル4に上下方向にスライド可能に取付けられ、ばね131を介して、常に上方に突出しようとする応力が与えられている。そして、この開放レバ130の上端にはローラ132が取付けられ、下端にはレバー133が設けられる。一方、化粧カバー3には、前記ローラ132を下方に案内する傾斜面134が形成され、その後方に連結穴135が設けられている。
【0059】
この実施の形態によれば、(b)図に示すように、フロントパネル4を筐体6側に押し付けることにより、前記ローラ132が前記傾斜面134により下方に押し下げられて、更に後方に移動することにより、前記ばね131の力により、前記ローラ132が前記連結穴135に勘合して、フロントパネル4を固定することができる。一方、(a)図に示すように、フロントパネル4を開放する際は、前記レバー133を下方に引き下げることにより、ローラ132を下方に下げて、前記ローラ132と前記連結穴135の勘合を外してフロントパネル4を開放することができる。
【0060】
このように、フロントパネル4の裏面に開閉機構部110を取付けることにより、この開閉機構部110を簡単な構造とすることができるとともに、通風路を邪魔することがない。
【0061】
次に、図12は前記解放機構部110を筐体6に設けた第5の実施の形態を示している。この実施の形態では、化粧カバー3の内壁面に棒状の開放レバー140を設けたものである。この開放レバ140は、その中央部分を化粧カバー3に設けた回転軸141に回転可能に取付けられ、上端部に化粧カバー3から前方に突出可能な突起部142が設けられ、下端部に前記フロントパネル4の下方部に形成される開口部から露出するプッシュ部143が設けられている。この開放レバー140は、ばね144により常に前記突起部142が引き込まれ、前記プッシュ部143が突出するようになっている。また、前記開放レバー140の上端部は平歯車機構により、前記回転軸141を中心に回転可能となるように化粧カバー4に支持される。これにより、フロントパネル4を押す衝撃に対抗することができる。
【0062】
さて、この実施の形態に係る解放機構部110によれば、(b)図に示すように、前記磁石43と金具42でフロントパネル4が筐体6に保持される。この状態から、(a)図に示すプッシュ部143を押す動作により、対向する位置に設けられる前記突起部142が前方に突出する。これにともなって、(c)図に示すように、前記磁石43と金具42の結合を外すことができる。ここで、この実施の形態の磁石43は回転機構を備えているので、フロントパネル4の開閉動作に追随して前記金具42との連結や開放動作を良好にすることができる。なお、(c)図に示した以降の更なるフロントパネル4の開放動作は前記他の実施の形態と同様につき省略する。
【0063】
この実施の形態によれば前記解放機構部110を筐体6内に設けたので、フロントパネル4に機構部分を設ける必要がないから、フロントパネル4の軽量化や清掃性を向上することができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、清掃性を向上しつつ表示部の視認性と吸い込み効率の向上が図れる空気調和機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る空気調和機の外観図である。
【図2】第1の実施の形態に係る空気調和機の外観図である。
【図3】第1の実施の形態に係る内室内ユニットの内部構造と通風経路を示す断面図である。
【図4】第1の実施の形態に係る室内ユニットのフロントパネルと吹出カバーを開放した状態の断面図である。
【図5】第1の実施の形態に係る室内ユニットのフロントパネルを開放した状態の正面図である。
【図6】第1の実施の形態に係る室内ユニットの第2開閉機構部の説明図である。
【図7】第1の実施の形態に係る室内ユニットの第1開閉機構部の断面図である。
【図8】第1の実施の形態に係る室内ユニットのベース部周辺機構の説明図である。
【図9】第2の実施の形態に係る室内ユニットの開閉動作説明図である。
【図10】第3の実施の形態に係る室内ユニットの前記開閉機構部の原理図である。
【図11】第4の実施の形態に係る室内ユニットの前記開閉機構部の原理図である。
【図12】第5の実施の形態に係る室内ユニットの前記開閉機構部の原理図である。
【図13】第1の実施の形態に係る室内ユニットの使用状態図である。
【図14】第1の実施の形態に係る室内ユニットの使用状態図である。
【符号の説明】
1…室内ユニット、2…バックキャビネット、3…化粧カバー、4…フロントパネル、5…吹出カバー、6…筐体、7…熱交換器、7a…第1熱交換器、7b…第2熱交換器、7c…第3熱交換器、8…送風フアン、9…電気品部、10…第1吸込部、11…吹出部、12…第1開閉機構部、13…第2開閉機構部、14…切欠部、15…ベース部、16…第2吸込部、17…案内部、18…エアーフイルタ、19…空気清浄フイルタ、20…遠隔操作機、21…受光部、22…張出部、23…運転状態表示部、24…吸込グリル、25…化粧パネル、26…横ルーバ、27…側板、28…手掛凹部、29…第1接続部、30…第2接続部、31…後部ドレン皿、32…前部ドレン皿、33…上部通風路、34…下部通風路、35…空気通風路、36…取付リブ、37…縦ルーバ、41…補強リブ、42…金具、43…磁石、44…振動吸収部材、45…化粧カバー固定部、46…アーム部、47…回転中間部材、48…フロントパネル固定部、49…第1回転軸部、50…第2回転軸部、51…第3回転軸部、52…着脱機構部、53…樹脂材料、54…回転軸、55…軸受部、56…回転軸、57…軸受部、58…回転コマ、59…回転コマ受部、60…突起部、61…軸受部、62…スライドピン、63…係合部、64…レバー、65…ばね、66…収納部、67…キャビネットヒンジ部材、68…カバーヒンジ部材、69…ねじ取付部、70…ねじ、71…ねじ取付部、72…回転軸押部、73…フイルタ係合穴、74…手掛部、101…ソレノイド、102…プランジャー、110…開閉機構部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air conditioner installed on a wall surface, and particularly relates to an air conditioner having good cleaning properties.
[0002]
[Prior art]
Currently, wall-mounted air conditioners in which an outdoor unit and an indoor unit are separated are mainly used in general homes. In recent years, the cleanability of these air conditioners has been emphasized, and there has been an improvement in the cleanability of a blowout cover including a front panel having a suction portion of an indoor unit and a blowout portion. For example, the applicant has implemented an air conditioner having a structure in which the front panel can be opened and closed in double doors in 2000, and an air conditioner in which the blowout cover can be opened and closed in 2001.
[0003]
In addition, the conventional example discloses a structure in which the front panel is flipped upward, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-12821 discloses a structure in which the lower end of the front panel can be opened as a rotation axis.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
This type of indoor unit is generally provided with a horizontally disposed reflux fan inside a horizontally long casing, and heat exchangers disposed on the front and upper sides so as to wrap the reflux fan. For this reason, the suction part is provided in the front part and upper part of this housing | casing, and the air suck | inhaled from this suction part is discharged | emitted from the blowing part arrange | positioned below. However, in recent years, there has been a strong demand for eliminating or reducing the suction portion provided in the front portion in order to harmonize the interior. If this demand is realized, the front surface of the heat exchanger disposed at the front front portion is blocked, and thus a device for efficiently using the heat exchanger disposed so as to wrap the reflux fan is required.
[0005]
However, in the conventional front panel with double doors, a dividing line is formed at the center of the front surface, so that it is necessary to devise the positioning of the front panels on the left and right sides. Also, in the conventional example of the flip-up type, since the rotation axis of the front panel is at a high position on the wall surface, the opening / closing operation must be performed at a high place. Therefore, a structure in which the lower end of the front panel can be opened around the rotation axis is effective. However, the conventional air conditioner with the heat exchanger placed so as to wrap the fan has a rounded side shape, so if the display part placed on the front is at a low position, the display surface will face downward Sexuality gets worse. In order to solve this, the display unit is provided on the upper side, and this display unit overlaps the front panel. Therefore, the front panel must be provided with an opening for the display unit, and the cleaning property is poor. Become.
[0006]
Then, the objective of this invention is providing the air conditioner which can aim at the improvement of visibility and suction efficiency, improving the cleanability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an air conditioner according to the present invention includes a horizontally long casing and a front panel disposed on a front surface of the casing, and at least a first suction is provided on the upper surface of the casing. The air conditioner in which the air filter, the heat exchanger, and the blower fan are disposed in the ventilation path formed by the first suction part and the blower part. The front panel is attached to the housing in an openable and closable manner via opening / closing mechanism portions provided at lower ends on both sides thereof, and a horizontally long notch is formed between the opening / closing mechanism portions. A horizontally long base portion is provided at a position exposed from the notch, and the base portion includes an inclined surface at an upper portion thereof.
The inclined surface and the cutout portion constitute a second suction portion.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an air conditioner according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
[0009]
1 to 8 and FIGS. 13 and 14 show an air conditioner according to a first embodiment of the present invention. First, the schematic structure of the air conditioner according to this embodiment will be described with reference to FIG. 1A and 1B are external views of an air conditioner according to this embodiment, in which FIG. 1A is an external perspective view, and FIG. 1B is a right side view of a state in which a front panel and a blowout cover are opened.
[0010]
In FIG. 1,
[0011]
The
[0012]
According to this
[0013]
The great feature of the
[0014]
In particular, the
[0015]
Further, in this embodiment, since the
[0016]
Thus, in this embodiment, without forming an opening in the
[0017]
Hereinafter, a more detailed description will be given with reference to FIGS. 2 to 8, 13, and 14.
[0018]
First, the external appearance of the
[0019]
In FIG. 2, the
[0020]
Further, the upper surface of the housing 6 has a shape in which a front portion is inclined forward. Along with this, the
[0021]
The front and bottom front portions of the
[0022]
In particular, in this embodiment, the
[0023]
Further, the
[0024]
Next, the internal structure and ventilation path of the
[0025]
Further, a rear drain pan 31 for receiving dew from the third heat exchanger 7c is provided at the center of the inner wall surface of the
[0026]
Here, the
[0027]
The
[0028]
In addition, the
[0029]
On the other hand, a
[0030]
Thus, according to this embodiment, by driving the blower fan 8, indoor air is taken in from the
[0031]
Next, the opening / closing structure of the
[0032]
First, the opening / closing mechanism of the
[0033]
In FIG. 5, in this embodiment, a plurality of reinforcing ribs 41 perpendicular to the longitudinal direction are formed at predetermined intervals inside the
[0034]
Returning to FIG. 5, in this embodiment, in order to fix the
[0035]
In FIG. 6, in this embodiment, the second opening /
[0036]
In this embodiment, a torque hinge mechanism capable of slowing down and stopping at any position when the first
[0037]
In this embodiment, for example, a pair of arms is connected to the
[0038]
On the other hand, the second
[0039]
According to the second
[0040]
The attachment /
[0041]
Further, as shown in FIGS. 4 and 6 (c) and 6 (d), in this embodiment, the arm of the
[0042]
Next, the first opening /
[0043]
The balance between the load related to the first opening /
[0044]
Next, the peripheral structure of the
[0045]
In addition, a horizontal plane is formed on the upper portion of the
[0046]
As described above, in this embodiment, the
[0047]
Furthermore, in this embodiment, as shown in FIG. 13, since the
[0048]
Next, with reference to FIGS. 9 to 12, another embodiment associated with the opening / closing operation of the
[0049]
First, a second embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 9 is an explanatory view of the opening / closing operation according to the second embodiment, wherein (a) is a cross-sectional view of the state in which the
[0050]
In FIG. 9, the second embodiment is an embodiment in which the initial opening operation of the
[0051]
Here, since the second opening /
[0052]
In this embodiment, since the
[0053]
Next, FIGS. 10 to 12 show an embodiment in which the
[0054]
First, an embodiment in which the opening /
[0055]
10, the third embodiment is an embodiment in which an opening /
[0056]
According to this embodiment, as shown in FIG. 5 (c), when the
[0057]
When the
[0058]
Next, the opening /
[0059]
According to this embodiment, as shown in FIG. 6B, when the
[0060]
Thus, by attaching the opening /
[0061]
Next, FIG. 12 shows a fifth embodiment in which the
[0062]
Now, according to the
[0063]
According to this embodiment, since the
[0064]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the air conditioner which can aim at the improvement of the visibility and suction efficiency of a display part can be provided, improving cleaning property.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of an air conditioner according to a first embodiment.
FIG. 2 is an external view of the air conditioner according to the first embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the internal structure and ventilation path of the indoor unit according to the first embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the indoor unit according to the first embodiment with the front panel and the blowout cover open.
FIG. 5 is a front view of the indoor unit according to the first embodiment with the front panel opened.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a second opening / closing mechanism portion of the indoor unit according to the first embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a first opening / closing mechanism portion of the indoor unit according to the first embodiment.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a base portion peripheral mechanism of the indoor unit according to the first embodiment.
FIG. 9 is an explanatory view of the opening / closing operation of the indoor unit according to the second embodiment.
FIG. 10 is a principle diagram of the opening / closing mechanism of an indoor unit according to a third embodiment.
FIG. 11 is a principle diagram of the opening / closing mechanism of an indoor unit according to a fourth embodiment.
FIG. 12 is a principle diagram of the opening / closing mechanism of an indoor unit according to a fifth embodiment.
FIG. 13 is a view showing the usage state of the indoor unit according to the first embodiment.
FIG. 14 is a view showing the usage state of the indoor unit according to the first embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記フロントパネルは、その両側の下端部に設けた開閉機構部を介して前記筐体に対して開閉可能に取り付けられるとともに、前記開閉機構部の間に横長の切欠部が形成され、
前記筐体は前記切欠部から露出する位置に横長のベース部を備え、
前記ベース部は、その上部に傾斜面を備え、
前記傾斜面と前記切欠部とで第2吸込部を構成する
ことを特徴とする空気調和機。A horizontally long housing and a front panel disposed on the front surface of the housing; forming at least a first suction portion on an upper surface of the housing and a blowing portion at a lower portion of the housing; In the air conditioner in which the air filter, the heat exchanger and the blower fan are arranged in the ventilation path formed by the suction part and the blowout part,
The front panel is attached so as to be openable and closable with respect to the housing via an opening and closing mechanism provided on the lower ends of both sides thereof, and a horizontally long notch is formed between the opening and closing mechanism.
The housing includes a horizontally long base at a position exposed from the notch,
The base portion includes an inclined surface at an upper portion thereof.
An air conditioner, wherein the inclined surface and the cutout portion constitute a second suction portion.
前記ベース部に、運転状態を表示する運転状態表示部を備えている
ことを特徴とする空気調和機。The air conditioner according to claim 1,
The air conditioner characterized by including an operation state display unit for displaying an operation state in the base unit.
前記開閉機構部は、前記フロントパネルを閉じた状態から所定角度開いた状態以降に移動方向に加わる力に抗する力を発生する機構を備えた
ことを特徴とする空気調和機。The air conditioner according to claim 1 or 2,
The air-conditioning apparatus according to claim 1, wherein the opening / closing mechanism includes a mechanism that generates a force that resists a force applied in a moving direction after the front panel is closed and opened at a predetermined angle.
前記開閉機構部は、2軸ヒンジ機構を採用している
ことを特徴とする空気調和機。The air conditioner according to any one of claims 1 to 3,
The opening / closing mechanism section employs a biaxial hinge mechanism.
前記フロントパネルの上部にロック機構を備え、該ロック機構を解除する解除手段を備えた
ことを特徴とする空気調和機。The air conditioner according to any one of claims 1 to 4,
An air conditioner comprising: a lock mechanism at an upper portion of the front panel; and release means for releasing the lock mechanism.
前記解除手段は、遠隔操作手段からの信号に基づいて動作するソレノイドである
ことを特徴とする空気調和機。The air conditioner according to claim 5,
The air conditioner, wherein the release means is a solenoid that operates based on a signal from a remote control means.
前記解除手段は、室内ユニットの下方に設けた操作レバーの操作を前記解除手段に伝達する伝達機構を備えている
ことを特徴とする空気調和機。The air conditioner according to claim 5,
The release unit includes a transmission mechanism that transmits an operation of an operation lever provided below an indoor unit to the release unit.
前記伝達機構は、前記筐体に設けられている
ことを特徴とする空気調和機。
以上The air conditioner according to claim 7,
The air conditioner is characterized in that the transmission mechanism is provided in the casing.
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