JP4018951B2 - 印刷用ブランケットの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面に鏡面処理や所定の艶消し処理等が施された、精密印刷の用途に好適な印刷用ブランケットを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフセット印刷は種々の分野において利用されているが、元来、パターンの形成を簡易な方法でかつ低コストで実現できる利点を有しており、しかも近年、印刷精度の向上が図られていることから、特にエレクトロニクス分野で利用されつつある。具体的には、電気配線のパターン、蛍光体のパターン、カラーフィルタやブラックマトリックスのパターンといった、極めて微細で高い精度でのパターン形成が求められる分野においてオフセット印刷の利用が試みられている。
【0003】
オフセット印刷によるパターンの形成において、印刷用ブランケットの表面印刷層と印刷インキとの親和性は、パターンの印刷精度を大きく左右する要因の一つである。オフセット印刷は、印刷版上のインキ像を印刷用ブランケットに転写し、さらにこれを被印刷物上に転写して目的とするパターンを形成する方法であって、インキ像の授受を担う表面印刷層と印刷インキとの親和性が高ければ、両者間でインキが分裂する現象を生じるからである。かかる現象が生じると、パターンの形状が乱れたり、パターンの膜厚にバラツキが生じたりして、印刷精度が著しく低下することになるため、印刷用ブランケットの表面印刷層には、例えばシリコーンゴムのように表面エネルギーが低く、印刷インキとの親和性の低い(インキ離型性の高い)素材を用いることが求められる。
【0004】
さらに、オフセット印刷によるパターンの形成においては、印刷用ブランケットの面精度や厚み精度も、その印刷精度を大きく左右する要因となる。印刷用ブランケットの大きさや厚みにバラツキがあったり、表面が粗かったりすると、被印刷物上へ転写されるパターンの形状が崩れたり、印刷位置にずれが生じたりするからである。特に、線幅や厚みが数μm程度のパターンを形成する精密印刷においては、印刷用ブランケットの表面粗さが数μm程度と極めて低く抑えられていたとしても、パターンに断線等の問題が生じるのを防止することができない。
【0005】
そこで、表面印刷層にシリコーンゴムを用いてなる印刷用ブランケット(以下、シリコーンブランケットという。)の製造方法については、表面印刷層の面精度や厚み精度を向上させる観点から種々の検討がなされており、その一つとして、液状のシリコーンゴムを金型に流し込んで表面印刷層を形成する、いわゆる注型法が知られている。
しかしながら、近年特に需要の多い大判のシリコーンブランケットを上記の方法で製造するには寸法精度の面から限界があり、金型の費用・サイズ等も莫大なものとなることから実用化が難しいという問題がある。
【0006】
シリコーンブランケットの他の製造方法として、ナイフやローラを用いて基材上で液状のシリコーンゴムを引き伸ばす、いわゆるコーティング法が知られている。この方法は、製造設備が簡便で、設備の大型化も対応可能であることから、
大判のシリコーンブランケットも精度よく作製することができる。
しかしながら、この方法では、シリコーンゴムを硬化させる際に表面が空気中に晒され続けるために、水分、酸素、その他不純物によってシリコーンゴム最表面の硬化が阻害されてしまい、シリコーンゴム全体の硬化も不十分となって印刷に悪影響が生じるという問題がある。また、表面に起泡や異物等による不良が発生し易いという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特開平6−122186号公報、特開平8−112981号公報、特開平8−267952号公報および特開2000−177266号公報には、PETフィルム等の離型フィルムに接触させながらシリコーンゴムを加硫(架橋)、硬化させるシリコーンブランケットの製造方法が開示されている。
上記の方法によれば、離型フィルムの表面が鏡面であって、当該鏡面がシリコーンゴムの表面に転写されることに起因して、シリコーンブランケットの表面粗さを極めて小さなものとすることができる。
【0008】
しかしながら、上記公報に記載の方法によって製造されるシリコーンブランケットが圧縮性層を備えていたり複雑な積層体であったりするなど、従来の一般的な構造のものであることから、印刷用ブランケットの基層とシリコーンゴム層との圧着時に当該基材部分に伸び縮みが生じたり、シリコーンゴムの加硫時に発生するガスによってシリコーンゴム層と基層との間に空隙が生じたり、当該ガスによってブランケットの最表面に凹凸が生じたりする問題がある。それゆえ、当該方法によって得られたシリコーンブランケットは、精密印刷用のブランケットとしてはその精度が不十分である。
【0009】
そこで本発明の目的は、微細なパターンを高い精度で印刷形成するのに適した、表面の平滑性が高くかつインキ離型性が高い印刷用ブランケットを、簡易な方法にて精度よく製造する方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するための本発明に係る印刷用ブランケットの製造方法は、
第1のフィルム基材上にシリコーン系エラストマーを塗布して、前記第1のフィルム基材と、硬化状態の第1のエラストマー層とからなる第1のシートを形成する工程と、
第2のフィルム基材上に、前記第1のフィルム基材上に塗布したものと同じシリコーン系エラストマーを塗布して、前記第2のフィルム基材と、未硬化状態の第2のエラストマー層とからなる第2のシートを形成する工程と、
前記第1のシートと前記第2のシートとのエラストマー層同士を圧着し、硬化させて、前記第1のエラストマー層と前記第2のエラストマー層とを合体する工程と、
完全に硬化し、合体されたエラストマー層から、前記第1のフィルム基材および前記第2のフィルム基材のいずれか一方を剥離する工程と、
を有することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る印刷用ブランケットの製造方法において、印刷用ブランケットの表面印刷層は、例えばフィルム基材上にエラストマーを塗布して硬化させる工程のみによって形成されるのではなく、別々のフィルム基材上にそれぞれシリコーン系エラストマーを塗布した後、硬化したエラストマー層と、未硬化状態のエラストマー層とを重ね合わせ、圧着することによって形成される。従って、フィルム基材上に塗布された後、静置・硬化の際に空気に晒されていたエラストマー層の表面部分は、最終的に得られるエラストマー層(すなわち表面印刷層)の内部に埋もれることとなり、印刷用ブランケットの表面(特にインキの授受を担う面)には現れることがない。
【0012】
一方、フィルム基材の剥離によって最終的にエラストマー層の表面となる面、すなわちインキの授受を担う面は、フィルム基材と接した状態で静置・硬化されることから、空気との接触や不純物の混入によって硬化が阻害されることがない。それゆえ、欠点の発生も大幅に抑制される。このことは、特に硬化方式が付加型であるシリコーン系またはフッ素系のエラストマーを用いる場合において有用である。
【0013】
また、本発明の方法において、エラストマーの硬化時に生じる気泡は、第1および第2のシートを静置する際にそれぞれの表面から放散される。従って、エラストマー層とフィルム基材との間に気泡が残存してブランケット表面の平滑性が損なわれたり、ブランケットの圧縮性にばらつきが生じたりすることがない。しかも、たとえ気泡の放散に伴ってエラストマー層の表面に微細な凹部が生じたとしても、当該表面は前述のように最終的に内部に埋もれる部分であることから、印刷用ブランケット表面の平滑性の低下に与える影響が極めて小さい。
【0014】
さらに、本発明の方法において、エラストマー層は、フィルム基材に接した状態で塗布、硬化されることから、フィルム基材の剥離によって現れる面に当該フィルム基材の表面の凹凸が転写されることとなる。従って、表面の凹凸が極めて小さなフィルム基材を用いたときには、エラストマー層の表面の平坦性を極めて優れたものとすることができる。なお、通常、研磨等の手段によって平滑化した場合にはエラストマー層の表面粗さを数μm程度とするのが限界であるのに対し、平坦性の高いフィルム基材の表面を転写した場合には、フィルム基材自体の表面粗さによって変動するものの、エラストマー層の表面粗さを0.01〜1μm程度にまで小さくすること(平滑化すること)ができる。一方、表面粗さを適度に粗く調整してなるフィルム基材を用いることによって、エラストマー層の表面に、例えば擦りガラスのような微細な凹凸を設けることもできる。
【0015】
しかも本発明の方法によって形成されるエラストマー層は、表面エネルギーが極めて低く、インキ離型性に優れたシリコーン系エラストマーを用いてなるものである。
以上の理由により、本発明の製造方法によれば、表面の平坦性やインキ離型性が極めて優れており、微細なパターンであっても高精度に転写することのできる印刷用ブランケットを得ることができる。
【0016】
本発明において、第1および第2のシートの接着時には、第1のシートにおけるエラストマー層が硬化状態となるように調整されるのに対して、第2のシートにおけるエラストマー層は未硬化状態でとどまるように調整される。すなわち、第1のシートの方が第2のシートよりも硬化の度合いが高くなるよう調整される。
【0017】
ここで、「硬化状態」とは、エラストマーの加硫・架橋に伴う硬化が完了した状態をいう。「半硬化状態」とは、エラストマーの加硫・架橋または溶剤の蒸発がある程度進行して、流動性が失われた状態をいう。また、「未硬化状態」とは、エラストマーの加硫・架橋または溶剤の蒸発が進行しておらず、流動性を有している状態をいう。
第1および第2のシートにおけるエラストマー層の硬化状態を上記のとおり調節することによって、余分の手間をかけることなく、すなわち両層を単に圧着して静置することにより、第1および第2のシートを精度よく接着させることができる。
【0018】
従って、本発明は、微細なパターンを高い精度で印刷形成するための印刷用ブランケットの製造方法として、とりわけかかる印刷用ブランケットを簡易な方法で精度よく製造するための方法として好適である。
【0019】
本発明に係る印刷用ブランケットの製造方法において、エラストマー層の形成に用いられるシリコーン系エラストマーは、液状またはペースト状であるのが好ましい。
エラストマーが固形状である場合には、これを塗布するために溶剤に溶解または分散させる必要があるが、この場合、形成したエラストマー層の硬化後の厚み精度が必ずしも良好なものにならないという問題がある。一方、元来液状またはペースト状であるエラストマーを用いた場合には、かかる問題を生じないばかりか、塗布後のセルフレベリングによって極めて平滑性の高いエラストマー層を形成することができる。なお、セルフレベリングとは、「静置することによって自ら平らになる」ことをいう。
【0020】
シリコーン系エラストマーが液状またはペースト状である場合において、当該エラストマーは室温硬化型のものであるのが好ましい。
また、硬化方式は、付加反応型であるのが、寸法精度を良好なものにするという点から好ましい。
エラストマーが室温硬化型である場合には、エラストマーの硬化処理に際して加熱や加圧処理を要しないことから、印刷用ブランケットに加熱・加圧に伴う歪みを生じさせることがない。室温硬化型のエラストマーを使用することは、印刷用ブランケットの厚み精度や面精度を優れたものとする上で好ましい。
【0021】
シリコーン系エラストマーが液状またはペースト状でかつ室温硬化型のものである場合において、第1のシートを形成する工程は、第1のフィルム基材上にシリコーン系エラストマーを塗布した後で、当該エラストマーが流動性を失うまでの間、水平に静置して当該エラストマーを硬化させる。
本発明に使用可能なエラストマーの詳細については後述するとおりであるが、通常、室温硬化型のシリコーン系エラストマーは、これを調整して塗布した後、室温(25℃程度)で2〜8時間程度静置することによって、流動性が失われる程度にまで硬化する(すなわち、半硬化状態となる)。
【0022】
本発明に係る印刷用ブランケットの製造方法において、第1のフィルム基材および/または第2のフィルム基材は、ポリエチレンテレフタレートフィルムであるのが好ましい。
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムは寸法安定性に優れていることから、寸法精度や厚み精度に優れたエラストマー層を形成する上で好ましいからである。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る印刷用ブランケットの製造方法について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明に係る印刷用ブランケットの製造方法の一実施形態を図1に示す。
図1は、エラストマーとして液状で室温硬化型のものを使用し、エラストマーの硬化後に第1のフィルム基材を剥離する場合の工程を示すものである。
【0024】
すなわち、まず、第1のフィルム基材12上に液状のシリコーン系エラストマーを塗布し、水平台(図示せず)上で静置することによってエラストマー層を硬化状態とする。こうして、第1のフィルム基材12上に第1のエラストマー層13が設けられてなる第1のシート11を得る〔図1(a)〕。
一方、第2のフィルム基材15上にプライマー層(図示せず)を塗布形成し、次いで液状のシリコーン系エラストマーを塗布して、水平台(図示せず)上で静置する。ここでの静置は、セルフレベリングによってエラストマー層の平滑化を図る程度とし、当該エラストマー層16の状態を未硬化状態にとどめる。こうして、第2のフィルム基材15上に第2のエラストマー層16が設けられてなる第2のシート14を得る〔図1(b)〕。
【0025】
次いで、第2のエラストマー層16の表面に第1のエラストマー層13を重ね合わせ、さらに一対のロール20間を通過させて圧着することによって、両者を接着させる。〔図1(c)〕。
第1のシート11と第2のシート14とを接着させた後で、第1のシート11から第1のフィルム基材12を剥離する〔図1(d)〕。これにより、基層としてのフィルム基材15と、表面印刷層としてのエラストマー層17とからなる印刷用ブランケット10が得られる。
使用するエラストマーが液状またはペースト状ではなく、溶剤に溶解または分散させて用いられるものであり、かつ加熱硬化型のものである場合には、エラストマーの塗布後、静置によってではなく、加熱によって硬化させればよい。また、第2のフィルム基材上に形成したエラストマー層は、溶剤の蒸発を適度に調節することで、未硬化状態となるよう調整すればよい。
【0026】
〔フィルム基材〕
本発明において、接着工程の後に剥離されるフィルム基材は、エラストマー層形成時の基材として用いられるものであるとともに、エラストマー層の表面粗さを調整するための部材(表面型取り用の部材)として用いられるものである。一方、接着工程の後も剥離されずに残存するフィルム基材は、エラストマー層形成時の基材として用いられるものであるとともに、最終的に得られる印刷用ブランケットにおいて、いわゆるベース材として作用するものである。
【0027】
従って、第1および第2のフィルム基材のいずれにおいても、本発明に使用されるエラストマーの硬化を阻害しないものであることと、寸法安定性に優れたものであることが求められる。
当該フィルム基材としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、(メタ)アクリル、ポリイミド、ポリカーボネート(PC)、ポリテトラフルオロエチレン等の樹脂を用いてなるフィルムや、ステンレス、アルミニウム、銅、ニッケル等の金属を用いてなるフィルムが挙げられる。
【0028】
なかでもPETフィルムは寸法安定性が特に優れており、エラストマー層の表面粗さを調整するための部材(表面型取り用の部材)としての取扱性や表面粗さを調整する効果において優れており、しかもフィルム自体の加工性にも優れていることから、本発明において好適に用いられる。
上記フィルム基材の表面には埃等の不純物が付着し易く、しかもこれらの不純物はエラストマー層の表面に欠陥を生じさせる原因となるものである。従って、フィルム基材上にエラストマーを塗布する際には、当該フィルム基材の表面に洗浄処理を施すのが好ましい。
【0029】
第1および第2のフィルム基材のうち、接着工程の後に剥離されるフィルム基材については、とりわけ表面の平坦性が高いことが求められる。これは、当該フィルム基材を剥離した後のエラストマー層の表面がインキの授受を担う面となることからである。具体的に、接着工程の後に剥離されるフィルム基材の表面の平坦性は、十点平均粗さ(Rz)で0.01〜1μmの範囲に調整されていることが好ましい。フィルム基材の表面粗さが上記範囲を超えると、エラストマー層に対する鏡面化処理が不十分となるおそれがある。一方、フィルム基材の表面粗さが上記範囲を下回ると、エラストマーとの密着度が極めて高くなって、フィルム基材を剥離する際にかえってエラストマー層の表面を傷つけるおそれがある。
【0030】
また、第1および第2のフィルム基材のうち、接着工程の後に剥離されるフィルム基材については、剥離作業が行ない易いように、エラストマー形成時の平坦化処理に悪影響を及ぼさない範囲で薄く設計するのが好ましい。通常、当該フィルム基材の厚みは0.05〜1mm、好ましくは0.1〜0.5mmの範囲に設定される。
一方、第1および第2のフィルム基材のうち、接着工程の後も剥離されずに残存し、最終的に印刷用ブランケットのベース材となるフィルム基材については、ベース材として必要な機械的強度や印刷用ブランケット全体として必要な厚み等に応じて、その厚みが適宜設定される。通常、当該フィルム基材の厚みは、0.1〜1mm、好ましくは0.2〜0.5mmの範囲に設定される。
【0031】
第1および第2のフィルム基材のうち、最終的に印刷用ブランケットのベース材となるフィルム基材について、その表面の平坦性については厳密に規定されるものではないが、当該フィルム基材の表面に形成されるエラストマー層の厚みにばらつきを生じさせないためにも、ある程度平坦であることが求められる。具体的には、十点平均粗さ(Rz)で0.01〜5μmの範囲に調整されていることが好ましい。
【0032】
第1および第2のフィルム基材には、接着工程の後に剥離されるものであるか否かにかかわらず、厚みのばらつきが極めて小さいことが求められる。フィルム基材の厚みにばらつきがあると、当該フィルム基材上に形成されるエラストマー層の厚みにばらつきを生じさせたり、その表面の平滑性を阻害したりするおそれがあり、ひいては印刷用ブランケット全体の厚みや平滑性に悪影響を及ぼし得るからである。
【0033】
〔エラストマー〕
本発明に用いられるシリコーン系エラストマーとしては、例えばシリコーンゴム、フロロシリコーンゴム等のシリコーン系エラストマーが挙げられる。
本発明に用いられるエラストマーは固形状のものであってもよいが、セルフレベリングによる平滑化を実現するためにも、例えば液状シリコーンゴム(LSR)等のような、未硬化状態で液状またはペースト状のものであるのが好ましい。
【0034】
また、本発明に用いられるエラストマーは、加熱や加圧を要することなく硬化するもの、すなわち室温加硫型(RTV)シリコーンゴム等の、室温(25℃程度)で硬化するものであるのが、エラストマー層の面精度や寸法精度を安定させる上で好ましい。
本発明に用いられるシリコーン系エラストマーの具体例としては、二液型のRTVゴムである信越化学工業(株)製の「KE1600」、「KE1300」、「KE1400」、「KE1402」、「KE10」、「KE17」、「KE116」;GE東芝シリコーン(株)製の「TSE3503」、「TSE3502」、「TSE3455T」、「TSE3450」等が挙げられる。
【0035】
これらのエラストマーを平坦な基材上に塗布し、室温(25℃程度)で、すなわち加熱処理を施さずに静置、硬化させた場合において、エラストマー層の取扱いが容易となる程度に、具体的にはエラストマー層表面のべたつきがなくなる程度にまでこれを硬化させるには、使用するエラストマーの種類等によって異なるものの、一般的に、2〜8時間程度の静置を要する。
【0036】
第1および第2のシートに塗布されるエラストマーは、同一のエラストマーである。これにより、第1および第2のシートの圧着によって、両エラストマー層を強固に合体させることができる。
【0037】
本発明に用いられるエラストマーの粘性については特に限定されるものではないが、エラストマー層の塗布形成時にセルフレベリングによる平滑化を十分に達成させるためにも、その粘度は低い方が好ましい。具体的には、上記エラストマーの未硬化状態での粘度は10〜600Pa・sであるのが好ましく、30〜300Pa・sであるのがより好ましい。エラストマーの粘度が上記範囲を超えると、セルフレベリングが達成する前に硬化が完了してしまうおそれがあり、エラストマー層の厚み精度に悪影響を及ぼすおそれがある。一方、エラストマーの粘度が上記範囲を下回ると、塗布作業時にエラストマーが周囲に流れ広がり易くなり、均一な層形成を行ない難くなるおそれがある。
【0038】
エラストマーが硬化に要する時間、すなわちエラストマーのポットライフ(可使時間)は特に限定されるものではないが、室温(25℃程度)で10分〜12時間であるのが好ましく、30分〜2時間であるのがより好ましい。ポットライフが長いほどセルフレベリングによる平滑化を着実に行なうことができ、気泡の残留を防止する上でも有利であるが、ポットライフが上記範囲を超えるほどに長くなると作業効率上不利となる。一方、ポットライフが上記範囲を下回るときはセルフレベリングの硬化が得られなくなるおそれがあり、しかも作業効率上好ましくない。
【0039】
上記エラストマーには、必要に応じて有機過酸化物系等の架橋剤を配合してもよい。
第1および第2のフィルム基材上に形成されるエラストマー層の厚みは、それぞれ0.05〜2mmに、第1のシートと第2のシートとを圧着した後でのエラストマー層の厚みが0.3〜2.5mmとなるように、設計される。第1および第2のフィルム基材上に形成されるエラストマー層の厚みが上記範囲を超えると、第1および第2のシートの接着時に重ね合わせの精度が低下するおそれがある。逆に、エラストマー層の厚みが上記範囲を下回ると、印刷時に印圧が上昇しすぎて使用が生じる。エラストマー層の厚みは、印刷性の観点からも上記範囲に設定するのが好ましい。
【0040】
〔エラストマーの塗布工程および硬化工程〕
フィルム基材の表面へのエラストマーの塗布は、例えばドクターブレード、ロールコーター、コンマコーター、グラビアコーター等のコーターを用いて常法どおり行なえばよい。
第1および第2のフィルム基材のうち、最終的に印刷用ブランケットのベース材となるフィルム基材の表面には、当該フィルム基材と上記エラストマーとの接着性を良好なものとするために、プライマー層を設けてもよい。
【0041】
フィルム基材の表面にエラストマーを塗布した後は、これを水平に保持することによって、セルフレベリングによるエラストマー層の平滑化を図りつつ、硬化させる。
セルフレベリングによる平滑化の効果を十分に発揮させるためにも、フィルム基材を静置するための水平台の頂面は、1m2 当りの高低差が0.02mm以内となるような極めて高い水平度を有することが求められる。水平度が上記範囲を満たさないときは、セルフレベリングによる平滑化において所期の目的を達成できなくなるおそれがある。
【0042】
エラストマー層を塗布形成してなるフィルム基材を水平台上に静置する場合には、フィルム基材を水平台に密着させることが、セルフレベリングをより確実に行なわせる上で好ましい。
実用的な密着手段としては、例えば、
(a) フィルム基材と水平台との間に発生する静電気を利用する、
(b) フィルム基材の端部を把持して引っ張りつつ、水平台に押し当てる、
(c) フィルム基材と水平台との間をエアー吸引する、
(d) 水平台上のフィルム基材を密閉して、エラストマー層とともにエアー加圧する、
等の方法が挙げられる。
【0043】
室温硬化型のエラストマーの場合、フィルム基材上に当該エラストマーを塗布して水平台上に静置した後、そのまま約8〜24時間静置することによって硬化が完了する。硬化を速めるためにエラストマーに対して温風を吹付けてもよいが、この場合、風圧によってエラストマー層の平滑化に悪影響が生じないように注意する必要がある。
両シートがずれを生じることなく重ね合わされるように、例えば調節したガイドを通して第1および第2のシートにおけるエラストマー層同士を重ね合わせるのが好ましい。一対のロール間にシートを通過させることによって、圧着によって第1および第2のエラストマー層の表面に残存していた空気が追い出される。
【0044】
〔フィルム基材の剥離〕
本発明に係る印刷用ブランケットの製造方法において、第1のシートと第2のシートとの圧着後に剥離されるフィルム基材は、第1のフィルム基材であるのが好ましい。第1のフィルム基材と第2のフィルム基材とを圧着する際において、第1のフィルム基材上に形成されたエラストマー層(第1のエラストマー層)は硬化状態であるのに対し、第2のフィルム基材上に形成されたエラストマー層(第2のエラストマー層)は未硬化の状態である。すなわち、第2のエラストマー層よりも第1のエラストマー層の方が硬化の程度が進んでいる。それゆえ、第1のフィルム基材を剥離して、第1のエラストマー層側の面をインキ担持面とすることによって、エラストマー層の圧着する際に生じ得る歪みが印刷用ブランケットの印刷精度に極力影響を生じないようにすることができる。
【0045】
本発明に係る印刷用ブランケットの製造方法においては、フィルム基材を剥離する方のエラストマー層の厚みが他方のエラストマー層の厚みよりも大きいのが好ましい。フィルム基材を剥離する方のエラストマー層は、その表面が印刷インキの授受を担う面となることから、当該表面の粗さが極めて小さくなるように設計する必要がある。ここで、フィルム基材を剥離する方のエラストマー層の厚みが他方のエラストマー層よりも厚い場合には、その逆の場合と比べて、印刷用ブランケットのインキ担持面からエラストマー層同士の接合面までの距離が長くなり、圧着時に生じる歪みの影響が及びにくくなる。
【0046】
【実施例】
次に、実施例および比較例を挙げて本発明を説明する。
〔印刷用ブランケットの製造〕
(実施例1)
厚さ0.2mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、液状シリコーンゴム〔信越化学工業(株)製の商品名「KE1600」〕を塗布した。塗布は120cm四方にわたって、厚さが0.7mmとなるように行なった。塗布後、PETフィルムを平坦な場所に設置して室温で24時間静置することにより、シリコーンゴムを硬化させた。こうして、PETフィルム(第1のフィルム基材)上に、硬化したシリコーンゴム層(第1のエラストマー層)を備える第1のシートを得た。
【0047】
他方、厚さ0.4mmのPETフィルム上に、前出の液状シリコーンゴム(KE1600)を塗布した。塗布は120cm四方にわたって、厚さが0.2mmとなるように行なった。塗布後、PETフィルムを平坦な場所に設置して室温で10分間静置することにより、シリコーンゴム層をセルフレベリングさせた。こうして、PETフィルム(第2のフィルム基材)上に未硬化のシリコーンゴム層(第2のエラストマー層)を備える第2のシートを得た。
次いで、第1のシートと第2のシートのそれぞれシリコーンゴム層側を貼り合わせて、圧着ロールに通すことによって両者を圧着した。さらに、平坦な場所に設置して室温で24時間静置した後、第1のエラストマー層側のPETフィルム(第1のフィルム基材)を当該第1のエラストマー層から剥離して、シリコーンブランケットを得た。
【0048】
(比較例1)
厚さ0.4mmのPETフィルム上に、前出の液状シリコーンゴム(KE1600)を塗布した。塗布は120cm四方にわたって、厚さが0.8mmとなるように行なった。塗布後、PETフィルムを平坦な場所に設置して室温で24時間静置することにより、シリコーンゴムを硬化させた。こうして、PETフィルムからなる基材上にシリコーンゴム層を備えるシリコーンブランケットを得た。
【0049】
〔シリコーンブランケットの物性評価〕
(厚み精度)
実施例1および比較例1で得られたシリコーンブランケットについて、合計36箇所でその厚みを測定し、厚みのばらつき(厚みの最大値と最小値との差)を求めた。
シリコーンブランケットの厚みのばらつきは、精密印刷を達成する上で、0.08mm以下に抑えられていることが求められる。当該ばらつきは、上記範囲の中でも特に0.05mm以下であるのが好ましく、0.02mm以下であるのがより好ましい。
なお、実施例1および比較例1において使用した厚さ0.4mmのPETフィルムは、その厚みのばらつきが0.01mmであった。また、実施例1において使用した厚さ0.2mmのPETフィルムは、その厚みのばらつきが0.01mmであった。
【0050】
(欠点観察)
実施例1および比較例1で得られたシリコーンブランケットの表面を目視で観察して、100μm以上の欠点(表面の凹凸等)の個数を計測した。
シリコーンブランケット表面の欠点の数は、個々の欠点の大きさにもよるが、精密印刷を達成する上で、ブランケットの表面1m2 当り1個以下に抑えられていること(好ましくは0個であること)が求められる。
【0051】
(印刷テスト)
印刷テストには、ポリエステル100重量部とニッケル粉末500重量部を酢酸ブチルカルビトール40重量部に分散させてなる印刷インキと、凹部の線幅が20μm、深さが10μm、パターンの間隔が200μmである直交パターン(格子状パターン)を備える凹版と、を使用した。
【0052】
実施例および比較例で得られたシリコーンブランケットをそれぞれ凹版オフセット印刷機に装着し、上記の凹版および印刷インキを用いて、被印刷物としてのPETフィルム上に直交パターンの印刷形成を行なった。
印刷はPETフィルム5枚を連続して行ない、5枚印刷毎にPETフィルム上に形成されたパターンの印刷形状、凹版からブランケットおよびブランケットから被印刷物へのインキの転移性を目視で観察し、下記の基準に従って評価した。
○:印刷インキがほぼ完全に凹版からブランケットへおよびブランケットから被印刷物へと転移していた。
△:印刷インキの転移が完全ではなく、その一部が凹版の凹部内やブランケットの表面に残存していた。
×:印刷インキの転移が極めて不十分であった。
【0053】
以上の結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
表1より明らかなように、未硬化状態で液状またはペースト状であるシリコーン系エラストマーを用いるとともに、エラストマー層を第1のシートと第2のシートとの貼り合わせと圧着によって形成したときは、印刷用ブランケットの表面に現れる欠点の数を極めて少なくする(実施例では観察されない程度にまで低減する)ことができた。すなわち、極めて平滑性の高い印刷用ブランケットを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷用ブランケットの製造方法を示す模式図である。
【符号の説明】
10 印刷用ブランケット
11 第1のシート
12 第1のフィルム基材
13 (第1の)エラストマー層
14 第2のシート
15 第2のフィルム基材
16 (第2の)エラストマー層
17 エラストマー層
Claims (5)
- 第1のフィルム基材上にシリコーン系エラストマーを塗布して、前記第1のフィルム基材と、硬化状態の第1のエラストマー層とからなる第1のシートを形成する工程と、
第2のフィルム基材上に、前記第1のフィルム基材上に塗布したものと同じシリコーン系エラストマーを塗布して、前記第2のフィルム基材と、未硬化状態の第2のエラストマー層とからなる第2のシートを形成する工程と、
前記第1のシートと前記第2のシートとのエラストマー層同士を圧着し、硬化させて、前記第1のエラストマー層と前記第2のエラストマー層とを合体する工程と、
完全に硬化し、合体されたエラストマー層から、前記第1のフィルム基材および前記第2のフィルム基材のいずれか一方を剥離する工程と、
を有することを特徴とする、印刷用ブランケットの製造方法。 - 前記シリコーン系エラストマーが、液状またはペースト状のエラストマーであることを特徴とする、請求項1記載の印刷用ブランケットの製造方法。
- 前記シリコーン系エラストマーが、室温硬化型のエラストマーであることを特徴とする、請求項1または2記載の印刷用ブランケットの製造方法。
- 前記第1のシートを形成する工程で、第1のフィルム基材上にシリコーン系エラストマーを塗布後、少なくとも前記第1のエラストマー層が流動性を失うまでの間に、前記第1のフィルム基材を水平に静置することにより、前記第1のエラストマー層を硬化させることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の印刷用ブランケットの製造方法。
- 前記第1のフィルム基材および/または前記第2のフィルム基材が、ポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷用ブランケットの製造方法。
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