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JP4018209B2 - 安全弁 - Google Patents

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JP4018209B2
JP4018209B2 JP27945097A JP27945097A JP4018209B2 JP 4018209 B2 JP4018209 B2 JP 4018209B2 JP 27945097 A JP27945097 A JP 27945097A JP 27945097 A JP27945097 A JP 27945097A JP 4018209 B2 JP4018209 B2 JP 4018209B2
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優 杉山
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液圧回路に設置して、液圧回路での、リリーフ弁等による最大圧力制限作用が得られなくなったとき、安全限度を越えて圧力が上昇することを抑える安全弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
液圧回路においては、リリーフ弁によって、又は、可変ポンプを利用する場合には可変ポンプの圧力制御機構によって、その最大圧力を制限するようにしている。しかし、このような最大圧力制限機構が、例えば、作動液に混入する異物が多くリリーフ弁の弁体が異物を噛み込んで動かなくなるなど、正常に作動しなくなって、最大圧力制限機構により圧力が制限できずに液圧回路の各部の破壊を招く程度に、安全限度を越えて液圧回路の圧力が上昇する可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これを防止するため、開き圧力を、安全限度を越えない範囲で前記最大圧力より高くした別のリリーフ弁を設置し、この別のリリーフ弁は、最大圧力制限機構が作動しているときには開くことはないが、最大圧力制限機構が作動せず、液圧回路の圧力が最大圧力制限機構で制限されるはずの圧力を越えて上昇すると、別のリリーフ弁が開作動して、この別のリリーフ弁で安全弁作用を得るようにすることが考えられる。しかしこの場合には、液圧回路の最大圧力が別のリリーフ弁の開き圧力に制限されて圧力が安全限度を越えないものの、最大圧力制限機構が正常に作動しないという異常な事態にあることを判別することが困難である。
【0004】
このため、例えば前記のようにリリーフ弁が異物により開作動しない状態は、作動液の更新や、リリーフ弁や他の機器の点検、洗浄など、適切な保守作業が行われなければならない段階にあるのに、このことが見過ごされがちになってしまう。本発明は、異常な事態にあることを判別できるような安全弁を実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため本発明では、液圧回路に通じる入口通路とタンク側に通じる逃がし通路の間を閉じるようばねで付勢される主弁を、入口通路側圧力で開き方向へ、入口通路側に絞りを介して通じた背室の圧力で閉じ方向へそれぞれ付勢し、背室からの圧力を受けてこの圧力が設定圧に達すると開くパイロット弁により背室をタンク側へ通じさせて主弁を開き作動させる安全弁であって、パイロット弁は収容体の弁孔に摺動自在に嵌合して逃し通路へ通じる出口孔を開閉する胴部と、胴部の端面に形成して背室に通じる入口孔と出口孔との間にあるパイロット弁座に着座するポペット弁部を備え、パイロット弁には背室からの圧力の作用に抗して閉じ方向へ押圧する調圧力を付与し、背室からの圧力を受け調圧力に抗して開き方向への押圧力を与えるパイロット弁の受圧面積は、ポペット弁部がパイロット弁座に着座しているパイロット弁が開き作動を始めるときにはパイロット弁座の径に基づき設定すると共に、ポペット弁部がパイロット弁座から離脱しかつ胴部が出口孔を閉じているパイロット弁開き状態パイロット弁座の径よりも大きい弁孔の径に基づき設定し、背室からの圧力が設定圧に達してポペット弁部がパイロット弁座から離脱しかつ胴部が出口孔を開くパイロット弁の開き位置に一旦なると、背室からの圧力が設定圧より低下しても調圧力に抗してパイロット弁を開き位置に保つ保持機構を設けている。
また、液圧回路に通じる入口通路とタンク側に通じる逃がし通路の間を閉じるようばねで付勢される主弁を、入口通路側圧力で開き方向へ、入口通路側に絞りを介して通じた背室の圧力で閉じ方向へそれぞれ付勢し、背室からの圧力を受けてこの圧力が設定圧に達すると開くパイロット弁により背室をタンク側へ通じさせて主弁を開き作動させる安全弁であって、パイロット弁は収容体の弁孔に摺動自在に嵌合して逃し通路へ通じる出口孔を開閉する胴部と、胴部の端面に形成して背室に通じる入口孔と出口孔との間にあるパイロット弁座に着座するポペット弁部を備え、パイロット弁には背室からの圧力の作用に抗して閉じ方向へ押圧する調圧力を付与し、パイロット弁の胴部外周と弁孔内周との一方に窪みを設けると共に、他方に窪みに係合するよう弾力で付勢される係合部材を設け、パイロット弁の開き状態で係合部材が窪みに係合することで調圧力に抗する機械的な力をパイロット弁に作用し、背室からの圧力が設定圧に達して一旦パイロット弁が開くと、背室からの圧力が設定圧より低下しても調圧力に抗してパイロット弁を開き状態に保つ保持機構を設けても良い。
【0006】
このような構成によると、液圧回路の最大圧力制限機構が作動しなくて液圧回路の圧力が上昇して設定圧に達すると、パイロット弁が開き、これにより主弁が開いて液圧回路の圧液が逃がされるので、液圧回路の圧力が安全限度を越えることが抑えられる。そして、パイロット弁は、保持機構により開き状態となるので、液圧回路の圧力が低下しても主弁は開いていて逃がし作用が継続する。このため、液圧回路に接続したアクチュエータは圧力が上がらないことで、例えば動かなくなり、安全弁が開いたこと、すなわち、液圧回路の最大圧力制限機構が正常に作動しない異常な事態にあることが判る。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施にあたり、パイロット弁の保持機構は次のようにすることができる。すなわち、パイロット弁がタンク側へ背室を通じさせるように移動する開き作動の過程で、背室からの圧力によってパイロット弁が調圧力に抗し新たに押圧されるよう、背室からの圧液をパイロット弁自体のために導く弁作用が併せて行われる如く構成するのである。これにより、パイロット弁が開き状態になったときには、パイロット弁が開き作動を始めるときよりも、背室からの圧力を受け調圧力に抗して開き方向への押圧力を与えるパイロット弁の受圧面積が大きくなり、背室からの圧力が設定圧より低下してもより大きい受圧面積にこの圧力を作用させて大きな開き方向の押圧力を生じさせ、パイロット弁を開き状態に保つことができる。
【0008】
さらにまた、パイロット弁の保持機構は次のようにしてもよい。パイロット弁の外周、又は、これを収容する弁孔の内周の一方に、環状溝などとした窪みを設け、他方に、この窪みに係合するよう弾力で付勢される係合部材を設けるのである。そして、窪みには、これをパイロット弁外周に設けるときは、パイロット弁の開き作動の際の移動方向に沿って漸次浅くなる傾斜面にした側壁を、また、弁孔内周に設けるときには、パイロット弁の開き作動の際の移動方向に沿って漸次深くなる傾斜面にした側壁を、それぞれ設け、パイロット弁が閉じ状態から若干開き方向へ移動すると、窪みに係合していなかった係合部材がこの傾斜面に接っし窪みに係合を始めるようにする。これにより、パイロット弁は、調圧力に抗した機械的な力を傾斜面を介して受け、背室からの圧力が設定圧より低下しても、パイロット弁の開き状態を保つことができる。
【0009】
そして、パイロット弁への調圧力は一般的には、パイロット弁に所定のばね力を付与する調圧ばねにより与えられる。しかし、調圧ばね以外にも、パイロット弁へ所定の液圧や空気圧による押圧力を付与して調圧力とすることもできるし、ソレノイドによる所定の吸引力をパイロット弁に付与して調圧力とすることもできる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面により説明する。図1、図2において、1は本体で、図示しない液圧回路に接続する入口通路2と、図示しないタンクに接続する逃がし通路3を有している。なお、この液圧回路は、図示しないが、リリーフ弁によりその最大圧力が制限されるようになっている。4は本体1の設置孔5に収容されるよう該本体1に螺着したスリーブで、その内孔6内に主弁7を摺動自在に収容している。主弁7は、スリーブ4が備えたストッパ8に当接しスリーブ4の通孔9を閉じて、入口通路2と逃がし通路3間を閉じている図示の閉じ位置にある状態から、ストッパ8から離れるように軸方向へ移動して通孔9を開く開き位置へ達して、入口通路2と逃がし通路3間を通孔9とスリーブ4の外周を経て通じさせることができる。
【0011】
10はスリーブ4に螺着した、後述のパイロット弁11を収容する収容体で、その内端壁12と主弁7の間に、主弁7のための背室14を形成している。15は背室14に設置して主弁7を図示の閉じ位置へ付勢するばねである。該主弁7は、入口通路2の圧力により、開き位置方向へ付勢され、ばね15のばね力と、絞り16により入口通路2に通じた背室14の圧力による押圧力で図示の閉じ位置へ付勢されている。
【0012】
収容体10には、内端壁12へ向けた弁孔17が形成され、内端壁12には、背室14と弁孔17を通じさせる入口孔18が形成されている。また、収容体10の側部には、弁孔17をスリーブ4の通孔19を経て逃がし通路3へ通じさせる出口孔20が形成され、そして、入口孔18の弁孔17側端には、パイロット弁座21が形成されている。図2を参照して、パイロット弁11は、弁孔17に摺動自在に嵌合した胴部11Aと、胴部11Aの内端面11Cに、パイロット弁座21に着座するポペット部11Bを突出して備えており、スリーブ4の外方端を閉じるように取り付けられた蓋体22に回動操作により進退可能の調整ねじ23との間に設置した調圧ばね24のばね力を受けてポペット部11Bがパイロット弁座21に着座し入口孔18を閉じるように付勢されている。
【0013】
前記出口孔20は、パイロット弁11が入口孔18を閉じる閉じ位置にあるとき、パイロット弁体11の胴部11Aにより閉じられるようになっている。そして、閉じ位置で調圧ばね24のばね力に対向してパイロット弁11に押圧作用する背室14の圧力による押圧力が、該圧力が設定圧に達して調圧ばね24のばね力に打ち勝つと、パイロット弁体11が図示左側へ移動されて入口孔18が開き、これにより、弁孔17内にパイロット弁11の胴部の内端面11Cに該圧力が作用して該圧力の作用するパイロット弁11の受圧面積が一挙に大きくなるので、パイロット弁11はさらに図示左側へ移動して出口孔20を開き、入口孔18と出口孔20をともに開く開き位置に達するようになっている。
【0014】
すなわち、パイロット弁11の開き始めはパイロット弁座21の径に基づく受圧面積で行われ、また、開き位置に達するとそれよりはるかに大きい弁孔17の径に基づく受圧面積となるので、一旦開き位置に達するパイロット弁11は、背室14の圧力が、パイロット弁11が開き始める前記設定圧からはるかに小さくなって、弁孔17の径に基づく受圧面積に作用する背室14の圧力による押圧力が調圧ばね24のばね力より小さくならないと調圧ばね24のばね力により再び閉じ位置へ復帰せず、これにより保持機構が構成される。なお、25は調整ねじ23のためのロックナットで、26はパイロット弁11の調圧ばね24側を逃がし通路3側へ通じさせるための通孔である。
【0015】
この実施例の作動を説明する。なお、前記調圧ばね24は、図示しないリリーフ弁で制限される液圧回路の最大圧力よりも大きいが、液圧回路の安全限度よりは明確に小さい設定圧を与えるように予め調整ねじ23により調整されている。そして、前記リリーフ弁により液圧回路の最大圧力が得られるときには、入口通路2から絞り16を経て通じる背室14の圧力がこの最大圧力より大きくなることはないので、パイロット弁11は閉じ位置に保たれ、これにより、その入口通路2と背室14では圧力差が生じないので、主弁7はばね15で押圧され図示の閉じ位置を保っている。
【0016】
ところが、液圧回路の最大圧力を制限するリリーフ弁が、例えば液圧回路の作動液中の異物を噛み込むなどで、正常に作動せず、液圧回路の圧力がこの最大圧力を越えて上昇するとき、これが前記設定圧に達すると、パイロット弁11が開き位置へ移動する。これにより背室14の液体が逃がし通路3へ流出するので、絞り16により入口通路2と背室14とで圧力差が生じ、主弁7はこの圧力差基づく押圧力でばね15に抗して開き作動する。これにより入口通路2から逃がし通路3へ液圧回路からの圧液が逃がされて液圧回路の圧力は低下し、安全限度を越えて液圧回路の圧力が上昇することが抑えられる。
【0017】
そして、パイロット弁11は開き位置に達すると背室14の液体圧力を開き方向に受ける受圧面積が増大し、パイロット弁11を開き位置に保つにたる圧力は、これに応じ設定圧よりもはるかに低下する。主弁7は液圧回路からの圧液を逃がし通路3へ流出させてその圧力を、設定圧力よりもはるかに低い前記パイロット弁11を開き位置に保つにたる圧力にほぼ等しい圧力に低下させる。
【0018】
このように液圧回路の圧力が低下するので、液圧回路に接続される図示しないアクチュエータは停止する。このため、安全弁が作動したこと、すなわち、液圧回路の最大圧力制限機構となるリリーフ弁が正常に作動しない異常な事態にあることが判別できる。リリーフ弁が正常に作動しないという事態は安全確保のうえから無視できないものであり、さらにリリーフ弁の作動不良を招く程の作動液の汚染は、液圧回路に接続される他の機器にも、早晩故障を誘発するなどの悪影響を与えると見られるものであるので、このような事態が判別されることにより、作動液の洗浄や交換、リリーフ弁や液圧回路における他の機器の洗浄、点検などの適正な保守作業を行うきっかけを得ることができる。
【0019】
そして、液圧回路を、そこに接続される液圧ポンプを停止して、無圧状態にすることにより、パイロット弁11は閉じ位置に復帰し、主弁7も閉じ位置に復帰する。なお、この例では、液圧回路の最大圧力制限機構をリリーフ弁によるものとして説明したが、これが可変ポンプが備えた圧力制限機構の場合でも同様である。
【0020】
図3、図4はパイロット弁11の別例を示す。図1、図2の場合と同じ部分には同符号を付して、異なった点について説明する。パイロット弁11の胴部11A外周には係合部材となるばねリング30を設置した環状溝11Dが形成されている。そして出口孔20は、図示のパイロット弁11の閉じ位置においても、パイロット弁11の胴部11Aによって閉じられることはなく、常時弁孔17の内奥部を通孔19を経て逃がし通路側へ通じさせている。ばねリング30は切れ目を有し、自己の弾力により拡径の習性を付されていて、弁孔17の内周に接している。31は弁孔17の内周に環状に設けたV字状の係合溝で、パイロット弁11が開き移動の際に図示の閉じ位置から若干左側へ移動すると、ばねリング30が係合溝31の右側の斜面に接して調圧ばね24のばね力に抗したパイロット弁体11への押圧力を生じさせ、これによりパイロット弁11はこのばねリング30による押圧力と、ポペット部11B先端に作用する背室14の圧力による押圧力により、ばねリング30が係合溝31の中央に達する係合位置へ移動するようになっている。
【0021】
係合位置にあるパイロット弁11は、はねリング30による前記押圧力を受けることができるので、背室14の圧力が、液圧回路に接続した図示しないアクチュエータが作動しない程度の低圧となっても閉じ位置へ復帰せず、それよりも一層低い圧力で復帰するようになっており、これによりパイロット弁11の保持機構が構成されている。そして、このものにおいても、液圧回路の最大圧力制限機構が正常に作動せず、液圧回路の圧力が設定圧に達すると、パイロット弁11が開き移動し、これにより、背室14が逃がし通路側へ通じられて主弁が開き、液圧回路の圧力上昇が抑えられる。そして、パイロット弁11は若干開き方向へ移動すると係合溝31に達するばねリング30により開き方へ押圧され、ばねリング30が係合溝31に中央に達する係合位置へ移動するので、パイロット弁座21は大きく開かれて背室14の圧力は低圧に制御され、これに応じ液圧回路の圧力が低圧状態になるので、液圧回路に接続した図示しないアクチュエータは作動しなくなり、最大圧力制限機構が正常に作動しない異常な状態にあることが判明するなど、先の実施例と同様の効果を得ることができる。そして、液圧回路に接続した液圧ポンプを停止し、液圧回路を無圧状態とすることで、パイロット弁11は閉じ位置へ復帰し、主弁を閉じ位置へ復帰できる。
【0022】
【発明の効果】
このように本発明によると、液圧回路の最大圧力制限機構が正常に作動せずに液圧回路の圧力が上昇したとき逃がし作用を行う安全弁が一旦開き作動すると液圧回路の圧力を低圧にするので、安全弁が開き作動したこと、すなわち、最大圧力制限機構が正常に作動しない異常な状態にあることが判別でき、これにより、適正な保守作業を行うきっかけを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した縦断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】パイロット弁の別例を示す図2と同様な図。
【図4】図3の線A−Aに沿った部分断面図。
【符号の説明】
2 入口通路
3 逃がし通路
7 主弁
11 パイロット弁
14 背室
15 ばね
16 絞り

Claims (2)

  1. 液圧回路に通じる入口通路とタンク側に通じる逃がし通路の間を閉じるようばねで付勢される主弁を、入口通路側圧力で開き方向へ、入口通路側に絞りを介して通じた背室の圧力で閉じ方向へそれぞれ付勢し、背室からの圧力を受けてこの圧力が設定圧に達すると開くパイロット弁により背室をタンク側へ通じさせて主弁を開き作動させる安全弁であって、パイロット弁は収容体の弁孔に摺動自在に嵌合して逃し通路へ通じる出口孔を開閉する胴部と、胴部の端面に形成して背室に通じる入口孔と出口孔との間にあるパイロット弁座に着座するポペット弁部を備え、パイロット弁には背室からの圧力の作用に抗して閉じ方向へ押圧する調圧力を付与し、背室からの圧力を受け調圧力に抗して開き方向への押圧力を与えるパイロット弁の受圧面積は、ポペット弁部がパイロット弁座に着座しているパイロット弁が開き作動を始めるときにはパイロット弁座の径に基づき設定すると共に、ポペット弁部がパイロット弁座から離脱しかつ胴部が出口孔を閉じているパイロット弁開き状態パイロット弁座の径よりも大きい弁孔の径に基づき設定し、背室からの圧力が設定圧に達してポペット弁部がパイロット弁座から離脱しかつ胴部が出口孔を開くパイロット弁の開き位置に一旦なると、背室からの圧力が設定圧より低下しても調圧力に抗してパイロット弁を開き位置に保つ保持機構を設けた安全弁。
  2. 液圧回路に通じる入口通路とタンク側に通じる逃がし通路の間を閉じるようばねで付勢される主弁を、入口通路側圧力で開き方向へ、入口通路側に絞りを介して通じた背室の圧力で閉じ方向へそれぞれ付勢し、背室からの圧力を受けてこの圧力が設定圧に達すると開くパイロット弁により背室をタンク側へ通じさせて主弁を開き作動させる安全弁であって、パイロット弁は収容体の弁孔に摺動自在に嵌合して逃し通路へ通じる出口孔を開閉する胴部と、胴部の端面に形成して背室に通じる入口孔と出口孔との間にあるパイロット弁座に着座するポペット弁部を備え、パイロット弁には背室からの圧力の作用に抗して閉じ方向へ押圧する調圧力を付与し、パイロット弁の胴部外周と弁孔内周との一方に窪みを設けると共に、他方に窪みに係合するよう弾力で付勢される係合部材を設け、パイロット弁の開き状態で係合部材が窪みに係合することで調圧力に抗する機械的な力をパイロット弁に作用し、背室からの圧力が設定圧に達して一旦パイロット弁が開くと、背室からの圧力が設定圧より低下しても調圧力に抗してパイロット弁を開き状態に保つ保持機構を設けた安全弁。
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