JP4017280B2 - 流体供給遮断設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体供給路に設けてある圧力調整器の上流側に、その流体供給路にて供給される流体の通流を遮断する遮断弁を設け、前記遮断弁を流体圧力で遮断状態に作動させる作動手段を設け、前記流体供給路の流体圧力を前記作動手段に導入して、その流体圧力が設定圧力以上になると、導入した流体圧力で前記遮断弁を遮断状態に作動させるように構成してある流体供給遮断設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の流体供給遮断設備は、例えば都市ガスの供給設備において、図8に示すように、流体供給路Aに設けてある圧力調整器1の上流側に、その流体供給路Aにて供給される流体の通流を遮断する遮断弁2と、その遮断弁2を流体圧力で遮断状態に作動させる作動手段3とを設けるとともに、作動手段3を圧力調整器1の下流側の二次側配管6内の二次側流体圧力P2を導入するように流体供給路Aに接続し、圧力調整器1の上流側の一次側配管5内の一次側流体圧力P1が異常に上昇したり、圧力調整器1が故障して二次側流体圧力P2を所定圧力に調整できなくなった結果、二次側流体圧力P2が設定圧力以上になると、その二次側流体圧力P2で遮断弁2を遮断状態に作動させるように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の流体供給遮断設備は、一次側流体圧力が異常に上昇したり、圧力調整器が故障して二次側流体圧力を所定圧力に調整できなくなって、二次側流体圧力が設定圧力以上にならない限り、遮断弁が遮断状態に作動することがないので、一次側流体圧力や二次側流体圧力の変化にかかわらず、必要に応じてその遮断弁を遮断状態に作動させることができない欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、二次側流体圧力が設定圧力以上になると、遮断弁を遮断状態に作動させることができるようにしながら、必要に応じて遮断弁を遮断状態に作動させることができるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の特徴構成は、流体供給路に設けてある圧力調整器の上流側に、その流体供給路にて供給される流体の通流を遮断する遮断弁を設け、前記遮断弁を流体圧力で遮断状態に作動させる作動手段を設け、前記流体供給路の流体圧力を前記作動手段に導入して、その流体圧力が設定圧力以上になると、導入した流体圧力で前記遮断弁を遮断状態に作動させるように構成してある流体供給遮断設備であって、前記設定圧力を前記圧力調整器の上流側の一次側流体圧力の変動範囲よりも低い圧力に設定し、前記一次側流体圧力を前記作動手段に導入して、その導入した一次側流体圧力で前記遮断弁を遮断状態に作動させる第1状態と、前記圧力調整器の下流側の二次側流体圧力を前記作動手段に導入して、その導入した二次側流体圧力が前記設定圧力以上になると、導入した二次側流体圧力で前記遮断弁を遮断状態に作動させる第2状態とに択一的に切り換え自在な切換手段と、地震の振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段が設定加速度以上の振動を検出すると、前記切換手段が前記第1状態に切り換わるように制御する制御手段とを設けてある点にある。
【0005】
〔作用〕
二次側流体圧力を作動手段に導入して、その二次側流体圧力が設定圧力以上になると、導入した二次側流体圧力で遮断弁を遮断状態に作動させる第2状態に切換手段を切り換えておくと、従来と同様に、圧力調整器の上流側の一次側流体圧力が異常に上昇して、圧力調整器が正常に機能しなくなり、その結果、二次側流体圧力が設定圧力以上になると、遮断弁が遮断状態に作動する。
また、遮断弁を遮断状態に作動させる設定圧力が一次側流体圧力の変動範囲よりも低いので、一次側流体圧力を作動手段に導入して、その導入した一次側流体圧力で前記遮断弁を遮断状態に作動させる第1状態に切換手段を切り換えると、遮断弁が遮断状態に作動する。
また、振動検出手段が設定加速度以上の振動を検出すると、制御手段は、切換手段が第1状態に切り換わるように制御する。
【0006】
〔効果〕
従って、切換手段を第2状態に切り換えておくことにより、二次側流体圧力が設定圧力以上になると、遮断弁を遮断状態に作動させることができるようにしながら、必要に応じて切換手段を第1状態に切り換えて、遮断弁を遮断状態に作動させることができる。
また、設定加速度以上の振動を伴う地震が発生すると、遮断弁を迅速に遮断状態に作動 させて、遮断弁の下流側の流体供給路が破損したような場合に、その破損個所からの流体の流出を抑制して、二次災害の発生を防止することができる。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
請求項2記載の発明の特徴構成は、前記作動手段を、前記流体圧力でダイヤフラムを動かして前記遮断弁を遮断状態に作動させるように構成し、前記第1状態において、前記圧力調整器と前記遮断弁との間の一次側流体圧力を前記作動手段に導入するように構成してある点にある。
【0011】
〔作用〕
切換手段を第1状態に切り換えると、圧力調整器と遮断弁との間の一次側流体圧力が作動手段に導入され、その一次側流体圧力でダイヤフラムを動かして、遮断弁が遮断状態に作動し、その結果、圧力調整器と遮断弁との間に流体が供給されなくなるので、ダイヤフラムに作用していた一次側流体圧力が低下する。
【0012】
〔効果〕
従って、高い一次側流体圧力が、次に遮断弁を開くまでの長期に亘ってダイヤフラムに作用することがなく、ダイヤフラムの耐久性の低下を防止することができる。
【0013】
請求項3記載の発明の特徴構成は、前記作動手段に導入した一次側流体圧力が前記設定圧力よりも高い許容圧力を越えると、前記圧力調整器と前記遮断弁との間の流体を前記圧力調整弁の下流側の流体供給路に逃がす逃し弁を設けてある点にある。
【0014】
〔作用〕
作動手段に導入した一次側流体圧力が設定圧力よりも高い許容圧力を越えると、圧力調整器と遮断弁との間の流体が圧力調整器の下流側の流体供給路に逃げて、作動手段に導入した一次側流体圧力が低下する。
【0015】
〔効果〕
従って、過大な流体圧力がダイヤフラムに作用することによる、そのダイヤフラムの破損を防止することができる。
【0016】
請求項4記載の発明の特徴構成は、前記切換手段を、前記圧力調整器と前記遮断弁との間の一次側流体を前記作動手段に供給して、その一次側流体圧力を前記作動手段に導入する第1状態と、前記圧力調整器の下流側の二次流体を前記作動手段に供給して、その二次側流体圧力を前記作動手段に導入する第2状態とに択一的に切り換え自在な三方弁で構成し、前記三方弁の弁箱を形成してある弁箱形成部材に、前記逃し弁の弁箱と、前記三方弁の流体流出用弁孔と前記逃し弁の流体流入口とを連通する連通路と、前記連通路の過剰流体を前記逃し弁から前記流体供給路に逃がす逃し流路とを一体形成してある点にある。
【0017】
〔作用〕
三方弁を第1状態に切り換えることにより、圧力調整器と遮断弁との間の一次側流体を作動手段に供給して、その一次側流体圧力で遮断弁が遮断状態に作動するとともに、一次側流体圧力が許容圧力を越えると、連通路の過剰流体が逃し弁から圧力調整器の下流側の流体供給路に逃げて、作動手段に導入した一次側流体圧力が低下し、三方弁を第2状態に切り換えることにより、圧力調整器の下流側の二次流体を作動手段に供給して、その二次側流体圧力が設定圧力を越えると、遮断弁が遮断状態に作動する。
そして、三方弁の弁箱を形成してある弁箱形成部材に、逃し弁の弁箱と、三方弁の流体流出用弁孔と逃し弁の流体流入口とを連通する連通路と、連通路の過剰流体を逃し弁から流体供給路に逃がす逃し流路とを一体形成してあるので、三方弁と逃し弁とを流体の漏れがないように接続し易いとともに、そのための配管工事を省略することができる。
また、三方弁と逃し弁とをコンパクトに接続することができる。
〔効果〕
従って、三方弁と逃し弁との接続作業の簡略化を図ることができるとともに、設備の小型化を図ることができる。
【0018】
請求項5記載の発明の特徴構成は、前記三方弁を切換作動させる電磁操作ユニットと、前記三方弁の流体流出用弁孔内の流体圧力を検出する圧力計とを、前記電磁操作ユニットに設けた切換状態表示部と前記圧力計に設けた圧力表示部とを同じ方向に向けて、前記弁箱形成部材に固定してある点にある。
【0019】
〔作用〕
三方弁を切換作動させる電磁操作ユニットと、三方弁の流体流出用弁孔の流体圧力、つまり、作動手段に導入する流体圧力を検出する圧力計とを弁箱形成部材に固定してあるので、電磁操作ユニットと圧力計とを三方弁に対してコンパクトに組み付けることができる。
また、電磁操作ユニットに設けた切換状態表示部と圧力計に設けた圧力表示部とを同じ方向に向けて固定してあるので、それらの表示内容を同じ方向から確認できる。
【0020】
〔効果〕
従って、設備の小型化を図ることができるとともに、その作動状態を確認し易い。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
図1は、都市ガス( 流体の一例) を供給するガス供給路Aに設けたガス供給遮断設備を示し、ガス供給路Aに設けてある圧力調整器1の上流側( 供給元側) に、そのガス供給路Aにて供給されるガスの通流を遮断する遮断弁( スラムシャットバルブ) 2と、その遮断弁2をガス圧力で遮断状態に作動させる作動手段としての遮断弁作動用ガバナ3と、遮断弁作動用ガバナ3に作動用のガスを供給する三方弁ユニット4とを設け、三方弁ユニット4を介して遮断弁作動用ガバナ3にガス供給路Aのガスを供給することにより、その遮断弁作動用ガバナ3にガス供給路Aのガス圧力を導入して、そのガス圧力が設定圧力以上になると遮断弁2を遮断状態に作動させるように構成してある。
【0022】
前記圧力調整器1は、供給元側の一次側配管5から5〜6kg/cm 2 の圧力( 以下、一次側ガス圧力という) P1で供給されるガスを、1.5kg/cm 2 程度の圧力( 以下、二次側ガス圧力という) P2になるように調整しながら供給先側の二次側配管6に通流させる主ガバナで構成してあり、一次側配管5と二次側配管6と接続するパイロット調整管7に、パイロットガバナ8と絞り弁9とを設けるとともに、パイロットガバナ8の圧力検出部8aをパイロットガバナ調整管10でパイロット調整管7の絞り弁9の下流側に接続し、主ガバナ1の圧力検出部1aを主ガバナ調整管11でパイロット調整管7のパイロットガバナ8と絞り弁9との間に接続してある。
【0023】
前記主ガバナ1は、圧力低下を検出すると閉弁側に移動するように弁体1bをバネ付勢してあるノーマルクローズのダイヤフラム式直動弁で構成してあり、パイロットガバナ8は、圧力低下を検出すると開弁側に移動するように弁体8bをバネ付勢してあるノーマルオープンのダイヤフラム式直動弁で構成してある。
【0024】
そして、二次側配管6内の二次側ガス圧力P2の低下に伴って、パイロットガバナ8の弁体8bが開弁側に移動すると、パイロット調整管7を通して一次側配管5から主ガバナ1の圧力検出部1aに供給されるガス量が増大してその検出圧力が上昇し、主ガバナ1の弁体1bが開弁側に移動して、一次側配管5から二次側配管6に流れるガス量が増大し、また、二次側配管6内の二次側ガス圧力P2の上昇に伴って、パイロットガバナ8の弁体8bが閉弁側に移動すると、主ガバナ1の圧力検出部1aに供給されるガス量が減少してその検出圧力が低下し、主ガバナ1の弁体1bが閉弁側に移動して、一次側配管6から二次側配管7に流れるガス量が減少する状態で、二次側ガス圧力P2を略一定圧力に調整するように構成してある。
【0025】
前記三方弁ユニット4は、図2に示すように、三方弁12の弁箱を形成してある直方体形状の金属製弁箱形成部材13に、三方弁12を切換作動させる電磁操作ユニット14と、三方弁12のガス流出用弁孔17内のガス圧力を検出する圧力計15とを固定して構成してあり、電磁操作ユニット14に設けた切換状態表示部14aと圧力計15に設けた圧力表示部15aとを同じ方向に向けてある。
【0026】
前記弁箱形成部材13には、図3〜図5に示すように、一次側配管5からのガスを三方弁12に流入させる一次側ガス流入用弁孔17と、二次側配管6からのガスを三方弁12に流入させる二次側ガス流入用弁孔18と、三方弁12から遮断弁作動用ガバナ3へガスを流出させるガス流出用弁孔16と、ガス流出用弁孔16内のガス圧力が許容圧力( 本実施形態では4kg/cm 2 )を越えると、そのガス流出用弁孔16内のガスを二次側ガス流入路18に逃がす逃し弁( チャッキ弁) 20の弁箱と、ガス流出用弁孔16と逃し弁20のガス流入口とを連通する連通路19と、連通路19の過剰ガスを逃し弁20から二次側ガス流入用弁孔18に逃がす逃し流路21と、圧力計15の接続用雌ネジ部21とを一体に切削形成してある。
【0027】
前記三方弁12は、図4,図6,図7に示すように、一次側ガス流入用弁孔17が開口する一次側開口部23と二次側ガス流入用弁孔18が開口する二次側開口部24とを、弁箱形成部材13の厚み方向に沿って同芯状に、かつ、表裏に切削形成して、弁箱形成部材13に厚み方向に往復移動自在に挿通した三本のピン25を挟んで、一次側ガス流入用弁孔17を開閉自在な第1弁体26と、二次側ガス流入用弁孔18を開閉自在な第2弁体27とを設け、ガス流出用弁孔16を一次側開口部23と二次側開口部24とに連通させる連通路28を切削形成し、弁箱形成部材13にねじ込み固定したキャップ29と第1弁体26との間に圧縮コイルスプリング30を装着するとともに、電磁操作ユニット14を二次側開口部24側にねじ込み固定して構成してあり、一次側ガス流入用弁孔17を、一次側ガス流入管31で主ガバナ1と遮断弁2との間の一次側配管5に接続し、二次側ガス流入用弁孔18を、二次側ガス流入管32で主ガバナ1の下流側の二次側配管6に接続してある。
【0028】
そして、電磁操作ユニット14は、非通電状態では可動軸部材33が引退していて、図6に示すように、圧縮コイルスプリング30の付勢力によって、第1弁体26が一次側ガス流入用弁孔17を閉じるとともに、第2弁体27が二次側ガス流入用弁孔18を開いてガス流出用弁孔16に連通させ、ソレノイドが励磁される通電状態では、可動軸部材33が圧縮コイルスプリング30の付勢力に抗して第1弁体26側に突出移動して、図7に示すように、第1弁体26が一次側ガス流入用弁孔17を開いてガス流出用弁孔16に連通させるとともに、第2弁体27が二次側ガス流入用弁孔18を閉じるように作動する。
【0029】
前記遮断弁作動用ガバナ3の圧力検出部3aは、作動ガス導入管34で三方弁12のガス流出用弁孔16に接続してあり、耐圧が4kg/cm 2 程度のダイヤフラム35と一体移動する操作軸36で遮断弁2の弁体を操作して、圧力検出部3aに導入したガス圧力が設定圧力( 本実施形態では2kg/cm 2 )未満のときは、遮断弁2を開いた状態に保持し、設定圧力以上になるとダイヤフラム35がバネ37の付勢力に抗して動いて、操作軸36がスライド移動し、遮断弁2の弁体が遮断位置に移動して、遮断弁2を遮断状態に保持するように構成してある。
【0030】
従って、三方弁12が、主ガバナ1と遮断弁2との間の一次側ガスを遮断弁作動用ガバナ3に供給して、その一次側ガス圧力P1を遮断弁作動用ガバナ3に導入する第1状態と、主ガバナ1の下流側の二次側ガスを遮断弁作動用ガバナ3に供給して、その二次側ガス圧力P2を遮断弁作動用ガバナ3に導入する第2状態とに択一的に切り換え自在な切換手段に構成され、また、逃し弁20は、第1状態において、遮断弁作動用ガバナ3に導入した一次側ガス圧力P1が設定圧力よりも高い許容圧力を越えると、主ガバナ1と遮断弁2との間の一次側ガスを、二次側ガス流入管32を通して、主ガバナ1の下流側の二次側配管6に逃がすように構成してある。
【0031】
前記電磁操作ユニット14は、ガス供給路Aの供給エリアを管理する管理センタBから無線或いは有線で通電指令が入力されると通電状態に切り換えるように構成してあり、供給エリアの適宜箇所には、地震の振動を検出する振動検出手段としての加速度計38を設置してある。
【0032】
前記加速度計38は、無線或いは有線の通信手段39で検出情報を管理センタBに送信するように接続してあり、管理センタBに設置した制御手段としての制御装置40は、その検出情報に基づいて、設定加速度以上の振動を検出したか否かを判別し、設定加速度以上の振動を検出したと判別すると、所定規模の地震が発生したと判断して、電磁操作ユニット14に通電指令を入力し、三方弁12を第1状態に切り換える。
【0033】
従って、二次側ガス圧力P2が遮断弁作動用ガバナ3の圧力検出部3aに導入されている通常時には、その二次側ガス圧力P2が設定圧力以上に異常上昇すると、遮断弁2が遮断状態に強制的に切り換え保持され、また、所定規模の地震が発生すると、一次側ガス圧力P1が遮断弁作動用ガバナ3の圧力検出部3aに導入されて、遮断弁2が遮断状態に強制的に切り換え保持される。
【0034】
〔その他の実施形態〕
1.本発明による流体供給遮断設備は、都市ガス以外の工業用ガスや水道水等の流体の供給を遮断するものであっても良い。
2.本発明による流体供給遮断設備は、設定圧力以上の流体圧力が作用すると移動するピストンで遮断弁を遮断状態に作動させる作動手段を設けてあっても良い。
3.本発明による流体供給遮断設備は、第1状態において、遮断弁の上流側の一次側流体圧力を作動手段に導入するように構成してあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 流体供給遮断設備の概略図
【図2】 要部の正面図
【図3】 要部の断面図
【図4】 図3のIV−IV線矢視図
【図5】 図3のV−V線矢視図
【図6】 三方弁の作動状態を説明する要部断面図
【図7】 三方弁の作動状態を説明する要部断面図
【図8】 従来の流体供給遮断設備の概略図
【符号の説明】
1 圧力調整器
2 遮断弁
3 作動手段
12 切換手段( 三方弁)
13 弁箱形成部材
14 電磁操作ユニット
14a 切換状態表示部
15 圧力計
15a 圧力表示部
16 流体流出用弁孔
19 連通路
20 逃し弁
21 逃し流路
35 ダイヤフラム
38 振動検出手段
40 制御手段
A 流体供給路
P1 一次側流体圧力
P2 二次側流体圧力
Claims (5)
- 流体供給路に設けてある圧力調整器の上流側に、その流体供給路にて供給される流体の通流を遮断する遮断弁を設け、
前記遮断弁を流体圧力で遮断状態に作動させる作動手段を設け、
前記流体供給路の流体圧力を前記作動手段に導入して、その流体圧力が設定圧力以上になると、導入した流体圧力で前記遮断弁を遮断状態に作動させるように構成してある流体供給遮断設備であって、
前記設定圧力を前記圧力調整器の上流側の一次側流体圧力の変動範囲よりも低い圧力に設定し、
前記一次側流体圧力を前記作動手段に導入して、その導入した一次側流体圧力で前記遮断弁を遮断状態に作動させる第1状態と、前記圧力調整器の下流側の二次側流体圧力を前記作動手段に導入して、その導入した二次側流体圧力が前記設定圧力以上になると、導入した二次側流体圧力で前記遮断弁を遮断状態に作動させる第2状態とに択一的に切り換え自在な切換手段と、
地震の振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段が設定加速度以上の振動を検出すると、前記切換手段が前記第1状態に切り換わるように制御する制御手段とを設けてある流体供給遮断設備。 - 前記作動手段を、前記流体圧力でダイヤフラムを動かして前記遮断弁を遮断状態に作動させるように構成し、
前記第1状態において、前記圧力調整器と前記遮断弁との間の一次側流体圧力を前記作動手段に導入するように構成してある請求項1記載の流体供給遮断設備。 - 前記作動手段に導入した一次側流体圧力が前記設定圧力よりも高い許容圧力を越えると、前記圧力調整器と前記遮断弁との間の流体を前記圧力調整器の下流側の流体供給路に逃がす逃し弁を設けてある請求項2記載の流体供給遮断設備。
- 前記切換手段を、前記圧力調整器と前記遮断弁との間の一次側流体を前記作動手段に供給して、その一次側流体圧力を前記作動手段に導入する第1状態と、前記圧力調整器の下流側の二次流体を前記作動手段に供給して、その二次側流体圧力を前記作動手段に導入する第2状態とに択一的に切り換え自在な三方弁で構成し、
前記三方弁の弁箱を形成してある弁箱形成部材に、前記逃し弁の弁箱と、前記三方弁の流体流出用弁孔と前記逃し弁の流体流入口とを連通する連通路と、前記連通路の過剰流体を前記逃し弁から前記流体供給路に逃がす逃し流路とを一体形成してある請求項3記載の流体供給遮断設備。 - 前記三方弁を切換作動させる電磁操作ユニットと、前記三方弁の流体流出用弁孔内の流体圧力を検出する圧力計とを、前記電磁操作ユニットに設けた切換状態表示部と前記圧力計に設けた圧力表示部とを同じ方向に向けて、前記弁箱形成部材に固定してある請求項4記載の流体供給遮断設備。
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1999
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