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JP4011800B2 - ディスク収納ケース - Google Patents

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JP4011800B2
JP4011800B2 JP23492699A JP23492699A JP4011800B2 JP 4011800 B2 JP4011800 B2 JP 4011800B2 JP 23492699 A JP23492699 A JP 23492699A JP 23492699 A JP23492699 A JP 23492699A JP 4011800 B2 JP4011800 B2 JP 4011800B2
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康博 阿部
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、コンパクトディスク等のディスク状記録媒体(以下ディスクと略称する)を収容するためのディスク収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクを収納するケースは、プラスチックの成型によって作られた薄い箱状の収納部材と、その一端に回動可能に取り付けられた蓋とを備えており、且つ前記収納部材には、ディスクを収容する円形の凹部と、その中央に形成されディスク中央孔に嵌合させるためのロック等を備えている。しかし、かかる従来のディスク収納ケースは、プラスチックの成型品であるため、コストがかかるという問題があった。また、印刷を施すことが困難であるので、宣伝、説明等のためには印刷した紙を中に入れることが必要であり、この点からもコスト高となっていた。更に、廃棄する際焼却が困難であるので、環境問題を生じるという問題もあった。これらの問題を解決するために、材料としてプラスチックを使用せずに、紙を使用した形態のディスク収納ケースも種々開示されている。本出願人も特開平7−206071号公報において、1枚の板紙からなるブランクで構成されたディスク収納ケースを開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、紙を使用した形態のディスク収納ケースは、ディスクを収納した状態で断面における角の部分が歪みやすく、潰れた形状になりやすく、販売店での店頭での整列に支障をきたすという問題がある。
【0004】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、紙を使用することにより、コストダウンを図ると共に、印刷を可能とし、容易に焼却廃棄することの可能とし、かつ、ディスクを収納した状態で断面における角の部分が歪みのない矩形を保持することができるディスク収納ケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべくなされた本発明は、1枚の板紙からなるブランク1で構成されたディスク収納ケースであって、前記ブランク1は少なくとも、ほぼ矩形状のベース部12と、該ベース部12の片側に下側面18をはさんで配置されたディスク収納部11と、反対側に上側面19をはさんで配置されたカバー部13と、前記ディスク収納部11をはさむ関係に配置された折り返し部14、16と、前記ベース12をはさむ関係に配置された折り返し部15、17と、前記下側面18をはさむ関係に配置された折り返し部20、21とを有しており、前記折り返し部14、16は、前記ディスク収納部11の上に折り重ねられると共に前記ベース部12の近傍部分が前記ディスク収納部11に貼り付けられて、ディスク収納部11との間にディスク収納用のポケットを形成しており、前記折り返し部15、17は、前記ベース部12の上に折り重ねられ、前記折り返し部20、21は、前記下側面18の上に折り重ねられ、前記ディスク収納部11及びカバー部13は、前記ベース部12の上に折り重ねることが可能に構成されているディスク収納ケースにおいて、前記ディスク収納部11、前記ベース部12の上側の折れ線を折れ線aとし、前記ディスク収納部11、前記ベース部12の下側の折れ線を折れ線bとし、前記下側面18の両側の折れ線を折れ線c、c´とし、前記上側面19の両側の折れ線を折れ線d、d´とし、前記折り返し部14、15において、前記折れ線aと前記折れ線c、c´とが交わる二つの交点C、Dから斜め45度の角度で外側に折れ線eを前記折り返し部14に、折れ線e´を前記折り返し部15に設け、該折れ線e、e´の終点E、Fを結んで切れ線gを設け、前記折れ線e、e´と前記切れ線gで囲まれた部分を、外側に起こすことによって、角補強部5を形成し、前記折り返し部16、17において、前記折れ線bと前記折れ線c、c´とが交わる二つの交点G、Hに関しても同様にして、交点E、Fから斜め45度の角度で外側に折れ線fを前記折り返し部16に、折れ線f´を前記折り返し部17に設け、その折れ線f、f´の終点G、Hを結んで切れ線hを設け、前記折れ線f、f´と前記切れ線hで囲まれた部分を、外側に起こすことによって、角補強部5を形成していることを特徴とするディスク収納ケースを要旨とする。
【0006】
本発明によれば、上記構成のディスク収納ケースは、1枚の平坦な紙製のブランクから作られており、そのブランクに設けている折り返し部をディスク収納部の上に折り重ね、その一部を貼り付けるという簡単な作業によって製造可能であり、安価に製造できる。また、ブランクが紙製であるので、印刷が容易であり且つ焼却処理することができる。更に、使用に当たっては、ディスク収納部にディスクを収納した後、そのディスク収納部をベースの上に折り重ね、更にその上にカバー部を折り重ねることで、偏平な形状に折り畳むことができ、断面において歪みのない矩形を保持することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面において本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
図1は本発明のディスク収納ケースにおける第一の実施の形態の一実施例のブランクを展開して示す概略平面図であり、図2はそのブランクをサック貼りした状態を示す概略平面図である。本実施例のディスク収納ケースAは、図1に示す形状の1枚の板紙からなるブランク1Aで構成される。
ここでブランク1Aに使用される板紙は、後述するようにディスクを収容する状態に組み立てた時に、ディスクを保護しうるよう適度な剛性を備えたものであり、好ましくは厚みが0.2〜1.0mm程度、更に好ましくは0.3〜0.5mm程度のものが使用される。また、好適な板紙の主な種類としては、マニラボール(アイボリー、カード紙等)や白ボール等の白板紙、或いは、コートボール等を挙げることができる。
【0009】
図1に図示しているように、ブランク1Aには、折り曲げを容易とするように筋押し等の折れ線a、b、c、c´、d、d´が形成されている。折れ線a、bは横方向に延び、折れ線c、c´、d、d´は縦方向に延びており、ブランク1Aを11〜21の11の部分に分けている。中央の部分12は矩形状のベース部、その右側の部分11はディスク収納部、左側の部分13はカバー部であり、これらの部分11、13はそれぞれ折れ線c、c´、d、d´に沿って折り曲げた時に中央のベース部12のほぼ全域の上に重なるような寸法となっている。また、折れ線c、c´の間の面は下側面18、および折れ線d、d´の間の面は上側面19となっており、その下側面18に折り返して重なる部分が折り返し部20、21である。
【0010】
ディスク収納部11には端部に大きい凹部2が形成されている。この凹部2はディスク3の出し入れを容易とするために形成したものである。なお、このブランク1Aには、必要に応じ、絵柄、写真、説明文、宣伝文等が印刷されている。
【0011】
上側の折れ線aより上の部分14、15、20、及び、下側の折れ線bより下の部分16、17、21は共に折り返し部であり、図2に示すように折れ線a、bによって中央のベース部12、ディスク収納部11、下側面18の上下に折り返すためのものである。
【0012】
ここで、中央の折り返し部15、17は、折り返した時に折れ線c´の近傍のみで端縁が突き合わせ状態となるが、その他の部分では大きく離れ、ベース部12と折り返し部15、17との間に形成される収納ポケットに歌詞カード等の収納物の出し入れを容易に行うことができるように寸法が定められている。歌詞カード等の収納ポケットを形成しない場合には、その端縁が互いにほぼ突き合わせ状態となるように寸法が定めることができる。
【0013】
一方、ディスク収納部11の上に折り返される折り返し部14、16は、折れ線cの近傍のみで端縁が突き合わせ状態となるが、その他の部分では大きく離れ、ディスク3の出し入れを容易に行うことができるように寸法が定められている。また、この折り返し部14、16の折れ線c近傍の縁部4は、収納すべきディスク3の外周にほぼ等しい曲率の円弧状となっており、その縁部4の上にディスク3を良好に乗せることができるようになっている。カバー部13は、折れ線d、d´によりベース部12、ディスク収納部11に重なる寸法となっている。
【0014】
また、上側の折り返し部14、15において、折れ線aと折れ線c、c´とが交わる二つの交点C、Dから斜め45度の角度で外側に折れ線eを折り返し部14に、折れ線e´を折り返し部15に設け、その折れ線e、e´の終点E、Fを結んで切れ線gを設けている。この部分を、図3に示すように、外側に起こすことによって、角補強部5が形成される。この切れ線gの部分は、図1に示すように、一辺を切れ線gとした矩形の角補強部用孔6としてもよい。
【0015】
また、下側の折り返し部16、17においても、折れ線bと折れ線c、c´とが交わる二つの交点G、Hに関しても同様にして、交点E、Fから斜め45度の角度で外側に折れ線fを折り返し部14に、折れ線f´を折り返し部5に設け、その折れ線f、f´の終点G、Hを結んで切れ線hを設けている。この部分を外側に起こすことによって、角補強部5が形成される。この切れ線hの部分は、図1に示すように、一辺を切れ線hとした矩形の角補強部用孔6としてもよい。
【0016】
上下の折り返し部20、21の下側面18の上に相当する部分には矩形状の折り曲げ用孔7、7を形成することができる。この折り曲げ用孔7、7は図2に示す状態に組み立てたディスク収納ケースAのディスク収納部を、折れ線c、c´に沿って折り曲げる時に内側となる折り返し部14、16等が良好に折り曲げられるように設けるものである。
【0017】
次に、このディスク収納ケースAの製造、組み立て方法及び使用方法を説明する。厚板を図1に示す形状に打ち抜き、且つ所定の折れ線a〜fを形成してブランク1Aを製造する。
【0018】
次に、そのブランク1Aの上下の折り返し部14、15、20、16、17、21を、図2に示すように折り返し、且つ破線によるハッチングで示す領域8をその下のベース部12及びディスク収納部11に適当な手段、例えば糊を用いて貼り付ける。これにより、ディスク収納部11とその上の折り返し部14、16とはベース部12の近傍のみが接着され、両者の間にディスク3を収納するポケットが形成される。なお、折り返し部14、16の円弧状の縁部4の中央部分はディスク収納部11に貼り付けられているので、ディスク収納部11とその上の折り返し部14、16との間に形成されたポケットにディスク3を差し込んだ時、そのディスク3は縁部4に突き当たってそれ以上奥に入ることはなく、ディスク3の収納位置が安定する。
【0019】
また、ベース部12とその上に折り返される折り返し部15、17との間にも、歌詞カード等を収容するポケットが形成される。なお、ベース部12の上に折り重ねられた折り返し部15、17はベース部12を補強する作用を有している。
【0020】
ブランク1Aの上下の折り返し部14、15、20、16、17、21の折り返し作業及び領域8の貼り付け作業等は、従来行われているサック貼りの技術を用いることにより、容易に実施可能である。
【0021】
次に、ブランク1Aを図2に示す状態に組み立てた後、そのディスク収納部11の上に形成したポケットにディスク3を収納し、ベース部12の上のポケットに歌詞カード等を収納した後、次いで、折れ線e、e´、折れ線f、f´を外側に折り曲げ、図3に示すように、角補強部5、5を引き起こす。そして、図4に示すように、そのディスク収納部11を折れ線c、c´のところからベース部12の上に折り重ねる。そして、そのカバー部13を折れ線d、d´のところから先に折り重ねたディスク収納部11の上に折り重ねる。かくして、ディスク収納ケースAは図5に示す状態となり、ディスク収納部11に保持されたディスク3はその両面をベース部12とカバー部13とではさまれ、保護される。この折り畳まれた状態のディスク収納ケースAは、角補強部5、5により、断面の形状が歪まない矩形が保持されている。また、使用する時に、カバー部13をベース部12に固定できるように、ベース部12にカバー部13のコーナー部分を差し込めるように差し込み口を設けることもできる。その後、このディスク収納ケースAをシュリンク包装し、流通させることができる。
【0022】
このディスク収納ケースAを入手した者は、シュリンク包装を破り、カバー部3、ディスク収納部11等を起こして、内部に収納しているディスク3や歌詞カード等を取り出して使用し、使用後は、再びそのディスク3や歌詞カード等を所定の場所に戻し、図5に示す状態に折り畳んで、適当な場所に保管する。さらに、必要に応じて、この収納ケースAを入れる外箱を用いることも可能である。
【0023】
図6は本発明の他の実施例によるディスク収納ケースを構成する板紙からなるブランクを展開して示す概略平面図、図7はそのブランクをサック貼りした状態を示す概略平面図、図8、図9はそれぞれディスク収納ケースBの異なる状態を示す概略平面図であり、図1〜図5に示すディスク収納ケース1Aと同一又は同様な部分には同一符号を付けて示している。
【0024】
この実施例のディスク収納ケースBも、先の実施例と同様な特性の1枚の板紙からなるブランク1Bで構成されるが、その形状は若干異なっている。すなわち、図6に示すブランク1Bは、折れ線a、bは横方向に延び、折れ線c、c´、d、d´は縦方向に延びており、ブランク1Bを11〜25の15の部分に分けている。
【0025】
中央の部分12は矩形状のベース部、その右側の部分11はディスク収納部、左側の部分13はカバー部であり、これらの部分11、13はそれぞれ折れ線c、c´、d、d´に沿って折り曲げた時に中央のベース部12のほぼ全域の上に重なるような寸法となっている。また、折れ線c、c´の間の面は下側面18、および折れ線d、d´の間の面は上側面19となっており、その下側面18に折り返して重なる部分が折り返し部20、21であり、その上側面19に折り返して重なる部分が折り返し部24、25である。
【0026】
上側の折り返し部分14、15、20、22、24、及び、下側の折り返し部分16、17、21、23、25は、図7に示すように折れ線a、bによって中央のベース部12、ディスク収納部11、下側面18、上側面19の上に折り返される。ここで、折り返し部15、17は、ベース部12の上に折り返すためのものであり、折り返した時にその端縁が互いにほぼ突き合わせ状態となるように寸法が定められている。
【0027】
ベース部12の左側に設けているカバー部13の上に折り返される折り返し部22、23は、折れ線d´の近傍のみで端縁が突き合わせ状態となるが、その他の部分では大きく離れ、カバー部12と折り返し部22、23との間に形成される収納ポケットに歌詞カード等の収納物の出し入れを容易に行うことができる寸法が定められている。
【0028】
ディスク収納部11には、ブランク1と同様に、端部に大きい凹部2が形成されている。この凹部2はディスク3の出し入れを容易とするために形成したものである。なお、このブランク1Bには、必要に応じ、絵柄、写真、説明文、宣伝文等が印刷されている。
【0029】
また、ディスク収納ケースAと同様に、組み立てたディスク収納ケースBの下側面18に折り重ねた折り返し部の両端に角補強部5、5を設けている。上側の折り返し部14、15において、折れ線aと折れ線c、c´とが交わる二つの交点C、Dから斜め45度の角度で外側に折れ線eを折り返し部14に、折れ線e´を折り返し部15に設け、その折れ線e、e´の終点E、Fを結んで切れ線gを設けている。この部分を、図3に示すように、外側に起こすことによって、角補強部5が形成される。
【0030】
そして、下側の折り返し部16、17においても、折れ線bと折れ線c、c´とが交わる二つの交点G、Hに関しても同様にして、交点E、Fから斜め45度の角度で外側に折れ線fを折り返し部14に、折れ線f´を折り返し部5に設け、その折れ線f、f´の終点I、Jを結んで切れ線hを設けている。この部分を外側に起こすことによって、角補強部5が形成される。
【0031】
さらに、ディスク収納ケースBでは、組み立てたディスク収納ケースBの下側面18に折り重ねた折り返し部の両端に角補強部5、5に加えて上側面19に折り重ねた折り返し部の両端に角補強部5´、5´を設けている。
折り返し部15、22において、折れ線aと折れ線d、d´とが交わる二つの交点K、Lから斜め45度の角度で外側に折れ線iを折り返し部15に、折れ線i´を折り返し部22に設け、その折れ線i、i´の終点M、Nを結んで切れ線kを設けている。この部分を、図3に示すように、外側に起こすことによって、角補強部5´が形成される。
【0032】
そして、下側の折り返し部17、23においても、折れ線bと折れ線d、d´とが交わる二つの交点O、Pに関しても同様にして、交点M、Nから斜め45度の角度で外側に折れ線jを折り返し部17に、折れ線j´を折り返し部23に設け、その折れ線j、j´の終点Q、Rを結んで切れ線lを設けている。この部分を外側に起こすことによって、角補強部5´が形成される。
【0033】
次に、このディスク収納ケースBの製造、組み立て方法及び使用方法を説明する。厚板を図6に示す形状に打ち抜き、且つ所定の折れ線a〜jを形成してブランク1Bを製造する。
【0034】
次に、そのブランク1Bの上下の折り返し部14、15、20、22、24、16、17、21、23、25を、図7に示すように折り返し、且つ破線によるハッチングで示す領域8をその下のベース部12及びディスク収納部11に適当な手段、例えば糊を用いて貼り付ける。これにより、ディスク収納部11とその上の折り返し部14、16とはベース部12の近傍のみが接着され、両者の間にディスク3を収納するポケットが形成される。なお、折り返し部14、16の円弧状の縁部4の中央部分はディスク収納部11に貼り付けられているので、ディスク収納部11とその上の折り返し部14、16との間に形成されたポケットにディスク3を差し込んだ時、そのディスク3は縁部4に突き当たってそれ以上奥に入ることはなく、ディスク3の収納位置が安定する。
【0035】
また、カバー部13とその上に折り返される折り返し部22、23との間にも、歌詞カード等を収容するポケットが形成される。なお、ベース部12の上に折り重ねられた折り返し部15、17はベース部12を補強する作用を有している。もし、ベース部12のみで十分な強度を有している場合には、この部分の上に重ねる折り返し部15、17を省略することも可能である。ただし、この折り返し部15、17を省略した場合には、カバー部13の上に折り返される折り返し部24、25のベース部12近傍の部分をカバー部12に貼り付ける必要がある。
【0036】
次に、ディスク収納部11にディスク3を収納させた後、図8に示すように、そのディスク収納部11を折れ線c、c´のところからベース部12の上に折り重ね、次いでカバー部13を折れ線d、d´のところから先に折り重ねたディスク収納部11の上に折り重ねる。かくして、ディスク収納ケース1Bは図9に示す状態に組み立てられる。また、使用する時に、カバー部13をベース部12に固定できるように、ベース部12にカバー部13のコーナー部分を差し込めるように差し込み口を設けることもできる。その後、このディスク収納ケースBはそのままで、或いは必要に応じシュリンク包装されて、流通される。さらに、必要に応じて、この収納ケースBを入れる外箱を用いることも可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のディスク収納ケースは、1枚の平坦な紙製のブランクから作られており、そのブランクに設けている折り返し部をディスク収納部の上に折り重ね、その一部を貼り付けるという簡単な作業によって製造可能であり、安価に製造できる。
また、折り畳んだ状態において、断面の形状が、潰れて歪むことのない矩形を保持することができ、販売店において、プラスチック製のケースと同等に陳列できるという効果がある。
さらに、ブランクが紙製であるので、印刷が容易であり且つ焼却処理することができ、従来のプラスチックの場合のように環境問題を引き起こすことがない等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるディスク収納ケースを構成するブランクを示す概略平面図である。
【図2】図1のブランクをサック貼りした状態を示す概略平面図である。
【図3】上記のディスク収納ケースにおける角補強部の組み立て状態を示す斜視図である。
【図4】上記のディスク収納ケースを異なる状態で示す概略平面図である。
【図5】上記のディスク収納ケースを更に異なる状態で示す概略平面図である。
【図6】本発明の他の実施例によるディスク収納ケースを構成するブランクを示す概略平面図である。
【図7】図6のブランクをサック貼りした状態を示す概略平面図である。
【図8】上記のディスク収納ケースを異なる状態で示す概略平面図である。
【図9】上記のディスク収納ケースを更に異なる状態で示す概略平面図である。
【符号の説明】
A ディスク収納ケース
B ディスク収納ケース
1Aブランク(ディスク収納ケースA)
1Bブランク(ディスク収納ケースB)
2 凹部
3 ディスク
4 縁部
5 角補強部
6 角補強部用孔
7 折り曲げ用孔
8 貼り付けた領域
11 ディスク収納部
12 ベース部
13 カバー部
14、15、20、22、24 折り返し部
16、17、21、23、25 折り返し部
18 下側面
19 上側面
C〜R 折れ線の始点あるいは終点
a、b、c、c´、d、d´ 折れ線
e、e´、f、f´、i、i´、j、j´ 折れ線
g、h 切れ線

Claims (1)

  1. 1枚の板紙からなるブランク1で構成されたディスク収納ケースであって、前記ブランク1は少なくとも、ほぼ矩形状のベース部12と、該ベース部12の片側に下側面18をはさんで配置されたディスク収納部11と、反対側に上側面19をはさんで配置されたカバー部13と、前記ディスク収納部11をはさむ関係に配置された折り返し部14、16と、前記ベース12をはさむ関係に配置された折り返し部15、17と、前記下側面18をはさむ関係に配置された折り返し部20、21とを有しており、
    前記折り返し部14、16は、前記ディスク収納部11の上に折り重ねられると共に前記ベース部12の近傍部分が前記ディスク収納部11に貼り付けられて、ディスク収納部11との間にディスク収納用のポケットを形成しており、前記折り返し部15、17は、前記ベース部12の上に折り重ねられ、前記折り返し部20、21は、前記下側面18の上に折り重ねられ、前記ディスク収納部11及びカバー部13は、前記ベース部12の上に折り重ねることが可能に構成されているディスク収納ケースにおいて、
    前記ディスク収納部11、前記ベース部12の上側の折れ線を折れ線aとし、前記ディスク収納部11、前記ベース部12の下側の折れ線を折れ線bとし、前記下側面18の両側の折れ線を折れ線c、c´とし、前記上側面19の両側の折れ線を折れ線d、d´とし、前記折り返し部14、15において、前記折れ線aと前記折れ線c、c´とが交わる二つの交点C、Dから斜め45度の角度で外側に折れ線eを前記折り返し部14に、折れ線e´を前記折り返し部15に設け、該折れ線e、e´の終点E、Fを結んで切れ線gを設け、前記折れ線e、e´と前記切れ線gで囲まれた部分を、外側に起こすことによって、角補強部5を形成し、前記折り返し部16、17において、前記折れ線bと前記折れ線c、c´とが交わる二つの交点G、Hに関しても同様にして、交点E、Fから斜め45度の角度で外側に折れ線fを前記折り返し部16に、折れ線f´を前記折り返し部17に設け、その折れ線f、f´の終点G、Hを結んで切れ線hを設け、前記折れ線f、f´と前記切れ線hで囲まれた部分を、外側に起こすことによって、角補強部5を形成していることを特徴とするディスク収納ケース。
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