JP4008049B2 - アドレス送信装置、アドレス送信方法およびアドレス送信システム - Google Patents
アドレス送信装置、アドレス送信方法およびアドレス送信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4008049B2 JP4008049B2 JP06018995A JP6018995A JP4008049B2 JP 4008049 B2 JP4008049 B2 JP 4008049B2 JP 06018995 A JP06018995 A JP 06018995A JP 6018995 A JP6018995 A JP 6018995A JP 4008049 B2 JP4008049 B2 JP 4008049B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- address
- formal
- pair
- network
- registration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L61/00—Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
- H04L61/09—Mapping addresses
- H04L61/25—Mapping addresses of the same type
- H04L61/2503—Translation of Internet protocol [IP] addresses
- H04L61/2521—Translation architectures other than single NAT servers
- H04L61/2528—Translation at a proxy
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L61/00—Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
- H04L61/09—Mapping addresses
- H04L61/25—Mapping addresses of the same type
- H04L61/2503—Translation of Internet protocol [IP] addresses
- H04L61/255—Maintenance or indexing of mapping tables
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L61/00—Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
- H04L61/45—Network directories; Name-to-address mapping
- H04L61/4505—Network directories; Name-to-address mapping using standardised directories; using standardised directory access protocols
- H04L61/4511—Network directories; Name-to-address mapping using standardised directories; using standardised directory access protocols using domain name system [DNS]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L9/00—Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
- H04L9/40—Network security protocols
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、アドレス送信方法、アドレス送信装置およびアドレス送信システムに関し、詳しくは、ネットワークを構成する相互に通信可能なネットワーク間で計算機(以下、ホストと呼ぶ)名によりアドレスを引く問い合せがあった場合に、その問い合せに対してアドレスを返信するアドレス送信方法、アドレス送信装置およびアドレス送信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ等の端末間の相互通信を可能にした種々のネットワークが構築されているが、IP(Internet Protcol)を用いたネットワーク(以下、IPネットワークと呼ぶ)が注目を集め世界中で利用されるようになっている。このIPネットワークはアーキテクチャの異なるコンピュータ同士を接続する技術として出発したものであるが、現在では、多数のIPネットワークが相互に次々に接続されて世界的規模の巨大なネットワークが構築され、IPネットワークに接続された世界中のマシン同士の1対1の直接通信を可能にしている。
【0003】
このように、マシン同士の1対1の直接通信を可能にするには、各マシンにユニークなアドレス(IPアドレスとも呼ぶ)を割当てる必要があり、アドレスは全世界的にはNIC(Network Information Center)により一元管理されている。このIPネットワークにおけるアドレスは32ビットで表されるようになっており、各マシンに割当てることができるアドレス数には限界があり、IPネットワークに接続されたマシンの急増によりアドレスの枯渇が表面化してきている。
【0004】
したがって、IPネットワークに参加する会社や研究機関あるいは大学等の各ネットワークは、各ネットワークが所有するマシン(以下、ホストと呼ぶ)の数だけのアドレスをNICから取得するのは困難であり、NICから取得したアドレス数を上回る数のホストを有するネットワーク内には、NICから取得したアドレス(以下、正式アドレスと呼ぶ)を割当てたホストと、各ネットワークが独自に決めたアドレスおよびネットワーク内で使用するために割り当てられ外部にアドレス情報を流すことができないプライベードアドレス(以下、非正式アドレスと称する)を割り当てたホストが存在することになる。
【0005】
非正式アドレスを有するホストは、自身が属するネットワーク内の各ホストと自由に通信することができるが、ネットワーク外に非正式アドレスの情報を流すことができないので、他のネットワークのホストとは通信することはできない。これを回避するために、非正式アドレスを有するホストから同じネットワーク内の正式アドレスを有するホストにログイン(login)し、そのホストから、ネットワーク外のホストにアクセスし、通信を行うことが考えられる。しかし、この方法では、ホスト同士の1対1の直接通信を可能にするというIPネットワーク本来の利便性が損なわれることになる。
【0006】
しかし、この方法では、ホスト同士の1対1の直接通信を可能にするというIPネットワーク本来の利便性が損われることになるため、正式アドレスを有するホストを通さないで非正式アドレスを有するホストとネットワーク外との通信を可能にする方法が提案されており、例えば特開平5−344122号公報に記載されたものが知られている。この公報には、非正式アドレスを有するホストから他のネットワークの正式アドレスを有するホストにアクセスして、両ホスト間で通信を可能にする方法が開示されている。
【0007】
詳しくは、非正式アドレスを有するホストからネットワーク外に出されるパケット(IPパケットとも呼ぶ)の送信元アドレス情報の領域に自身の非正式アドレスが入れられ、送信先アドレス情報の領域には相手方の正式アドレスが入れられる。そして、このパケットはルータを通してネットワーク内からネットワーク外に出されることになるが、このルータでは、パケットの非正式アドレスを現在通信中でないネットワーク内の正式アドレスに変換してからパケットをネットワーク外に送り出す。このとき、ルータは、変換した非正式アドレスと正式アドレスを一つのアドレス対として記憶しておき、記憶された正式アドレスを送信先アドレス情報領域に含むパケットを選別して、このパケットの送信先アドレス情報領域の正式アドレスを非正式アドレスに変換するようにしている。
【0008】
したがって、非正式アドレスを有するホストは、正式アドレスを有するホストと同様にルータを通して直接ネットワーク外の正式アドレスを有するホストにアクセスして計算データ等を送信することができる。一方、ネットワーク外のアクセスされたホストは、送信されてきた計算データの計算結果等のデータを、相手方が非正式アドレスを有するホストなのか正式アドレスを有するホストなのかを意識することなく非正式アドレスを有するホストに返信することができる。
【0009】
また、非正式アドレスを有するホストとネットワーク外の正式アドレスの両方から通信可能な、ネットワーク内の正式アドレスを有するホストに代行接続システム(socksと呼ばれる)を導入し、非正式アドレスを有するホストから代行接続システムに接続代行を要求するかたちでネットワーク外のホストと通信を行うことが考えられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の方法にあっては、ネットワーク内の非正式アドレスを有するホストからネットワーク外の正式アドレスを有するホストに送る最初のパケットがルータを通過するときに、初めて正式アドレスと非正式アドレスとからなるアドレス対を作成してルータに登録し、以後両ホスト間で交わされるパケットのアドレスをルータを通過する度に変換して両ホスト間の通信を可能にしているため、ルータに登録されていない非正式アドレスを有するホストに対してはネットワーク外からパケットを送ることができないといった問題点があった。
【0011】
すなわち、従来の方法にあって、非正式アドレスを有するホストからネットワーク外の正式アドレスを有するホストに対してアクセスして両ホスト間で通信することはできるが、逆にネットワーク外の正式アドレスを有するホストからネットワーク内の非正式アドレスを有するホストに対してはアクセスすることはできないといった問題点があった。
【0012】
さらに詳しく説明すると、IPネットワークでは、DNS(Domain Name System)を採用しており、DNSは、各ホストに命名されたホスト名と各ホストのアドレスとを互いに対応づけて管理し、単なる数字により表されるアドレスをオペレータに意識させずに、ホスト名によって通信相手方を特定できるようにしたシステムである。日本におけるホスト名は、例えば「*@lab.abcde.co.jp」により表される。一番右の「jp」はこのホスト名が日本のホスト名であることを表し、次の「co」は企業のホスト名であること表している。次の「abcde」はその企業が取得しているユニークなドメイン名を示しており、社名やその略称を用いるのが一般的であり、また、この欄に挿入されるドメイン名はFQDN(Fully Qualified Domain Name)と呼ばれている。その次の「lab」は「abcde」ドメインから分かれたドメイン名を表しており、この場合は、abcde社の研究所のドメイン名を表している。「*」の欄には通常、ホストのユーザの名前を挿入するのが一般的である。なお、日本では、上述の「co」の他に、「ac:大学や学校法人等の学術機関」、「go:政府機関」「or:ac、co、goに属さない非営利の法人や団体」、「ad:ネットワーク管理組織」が用いられる。
【0013】
DNSは、ドメイン名とIPアドレスを対応づけするサーバプログラムとしてのネームサーバ(name server)と、一つ以上のネームサーバを使って名前の変換(以下の説明では「解決」を指す)を行うネームリゾルバ(name resolver)とにより構成される。ネームサーバは、しばしば、ハードウエアを含めたものを意味し、アドレスを検索するためのデータベースを含め、サーバプログラムを実行するマシン自体を指す。
【0014】
ネームサーバの働きは、図13に示すような木構造により説明することができる。まず、ユーザからホスト名によるアドレスを引く問い合わせを受けたネームリゾルバは、最初にどのネームサーバに問い合わせるかを知る必要がある。通常、ネームリゾルバが存在するドメインを管理しているネームサーバが対象となる。また、そのネームサーバが故障したときでも動作が保証されるように、信頼性の向上のために複数のネームサーバにも問い合わせできるようにもなっている。次いで、ネームリゾルバからの要求を受けたネームサーバは、自身で解決できるかどうか、すなわち、自身が管理するネットワークあるいはサブネットワークかを判断し、解決できない場合には、自身のすぐ上位のネームサーバかルートネームサーバに問い合わせる。
【0015】
例えば、acに対応するネームサーバに管理されたホストから「*@lab.abcde.co.jp」のホスト名によるアドレスの問い合わせがあった場合、ネームリゾルバはacに対応するネームサーバに問い合せる。acに対応するネームサーバは自身ではそのホスト名を管理していないため、問い合わせをその上位のjpに対応するネームサーバに問い合わせる。jpに対応するネームサーバは、ホスト名に自身が管理するドメイン名「co」が含まれているため、下位のcoに対応するネームサーバに問い合わせるように、acに対応するネームサーバに指示する。acに対応するネームサーバは、coに対応するネームサーバ以下のネームサーバに順次問い合せ先のネームサーバを指示されて、最下位の「*」を管理するネームサーバに到達すると、そのネームサーバから問い合わせのホスト名に対応するアドレスを受取る。なお、図13は、ネームサーバの説明を容易にするための描かれた概念木であり、図13中の木のリンクは物理的なネットワークを接続を示すものではない。実際には、ネームサーバ自体は、インターネット上の任意の場所に位置することができる。
【0016】
上述のように構成されるDNSは、ホスト名とアドレスとの対応づけの設定や変更はIPネットワークに参加するネットワーク毎に行えるような分散型の管理システムとみなすことができる。このDNSの下では、他のネットワークのホスト名とアドレスとの対応づけをオペレータが知らなくても、相手方ホストのホスト名さえ知っていれば、端末にホスト名を入力することによって、端末は自動的にネットワークに対してホスト名によりアドレスを引く問い合せをして、該当する正式アドレスを知ることができるようになっている。
【0017】
このため、正式アドレスを有するホストのホスト名によりアドレスを引く問い合せをした場合には、正式アドレスを得ることができ、例え自機が非正式アドレスを有するホストであっても上述の従来のルータを使用すれば何等問題なく相手方の正式アドレスを有するホストと通信をすることができるようになるが、非正式アドレスを有するホストのホスト名によりアドレスを引く問い合せをした場合には、該当する正式アドレスがないという返信を得るだけであり、上述の従来の方法では、非正式アドレスを有するホストにアクセスして通信をすることはできない。
【0018】
また、代行接続システムを正式アドレスを有するホストに導入するようにした場合、ホスト同士の1対1の直接通信を可能にするというIPネットワーク本来の利便性は保たれるものの、接続代行システムを利用しようとする非正式アドレスを持つ各マシンに専用コマンドを導入しなければならず、ユーザの負担が増大するといった問題があった。
【0019】
そこで、本発明は、非正式アドレスを有するホストが他のネットワークのホストと一度も通信を行っていなくても、他のネットワークのホストからの接続要求に応答して通信を可能とすることを目的とする。また、他のネットワークのホストからホスト名によるアドレスを引く問い合わせがあったとき、そのホスト名が非正式アドレスを有するホストのホスト名であっても、上記他のネットワークのホストと上記非正式アドレスを有するホストとを接続して通信可能とすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する第1のネットワーク内の計算機に対して付与された計算機名により第2のネットワークからアドレスを引く問い合せがあったとき、第2のネットワークに対してアドレスを返信するアドレス送信方法において、複数の非正式アドレスのうちの一つから複数の正式アドレスのうちの一つを検索することができるような形式で複数の正式アドレスと複数の非正式アドレスとがアドレス対応表に記憶され、第2のネットワークからのアドレスを引く問い合せを受信する受信ステップと、該受信ステップで受信された問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスのうちの一つであるか否かを判別するアドレス判別ステップと、該アドレス判別ステップで問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスから前記アドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出す対応表読出しステップと、該対応表読出しステップで読み出された正式アドレスと該非正式アドレスとからなるアドレス対を作成するアドレス対作成ステップと、該アドレス対作成ステップで作成されたアドレス対をアドレス対登録表に登録するアドレス対登録ステップと、前記アドレス判別ステップで問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスのうちの一つであると判別されたとき、前記アドレス対の正式アドレスを第2のネットワークに対して返信するアドレス送信ステップと、を有することを特徴とするものである。
【0022】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1記載のアドレス送信方法において、前記問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されているか否かを判別する登録判別ステップと、該登録判別ステップで問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていると判別されたとき、該アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出す登録表アドレス読出しステップと、前記登録判別ステップで問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対が前記アドレス対登録表に登録されていないと判別されたとき、複数の正式アドレスのうちのアドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定するアドレス特定ステップと、前記問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスとアドレス特定ステップで特定された正式アドレスとからなるアドレス対を前記アドレス対登録表に登録する登録ステップと、を有し、前記アドレス送信ステップでは、前記登録表アドレス読出しステップでアドレス対登録表から正式アドレスが読み出された場合、読み出された正式アドレスが第2のネットワークに返信され、アドレス特定ステップで一つの正式アドレスが特定された場合、特定された正式アドレスが第2のネットワークに返信されることを特徴とするものである。
【0023】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項2記載のアドレス送信方法において、前記正式アドレス特定ステップが、前記第2のネットワークからの問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスを検索し、前記特定された正式アドレスとしてアドレス対応表から読出す対応表読出しステップを有することを特徴とするものである。
【0024】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1記載のアドレス送信方法において、前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加ステップと、前記有効期間の満了後、第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除ステップと、を有することを特徴とするものである。
【0025】
請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1記載のアドレス送信方法において、前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加ステップと、前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除ステップと、を有し、前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致するように設定されたことを特徴とするものである。
【0026】
請求項6記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1記載のアドレス送信方法において、前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加ステップと、前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除ステップと、を有し、前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致し、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定されたことを特徴とするものである。
【0028】
請求項7記載の発明は、上記課題を解決するため、複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する第1のネットワーク内の計算機に対して付与された計算機名により第2のネットワークからアドレスを引く問い合せがあったとき、第2のネットワークに対してアドレスを返信するアドレス送信装置において、複数の非正式アドレスのうちの一つから複数の正式アドレスのうちの一つを検索することができるような形式で複数の正式アドレスと複数の非正式アドレスとがアドレス対応表に記憶され、非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出す対応表読出手段と、第1のネットワークの複数の正式アドレスを記憶した正式アドレス記憶手段と、第1のネットワークの複数の非正式アドレスを記憶した非正式アドレス記憶手段と、第2のネットワークからのアドレスを引く問い合せを受信する受信手段と、該受信手段により受信された問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記正式アドレス記憶手段に記憶された複数の正式アドレスのうちの一つであるか前記非正式アドレス記憶手段に記憶された複数の非正式アドレスのうちの一つであるかを判別するアドレス判別手段と、該アドレス判別手段により問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスから前記対応表読出手段により読み出された正式アドレスと該非正式アドレスとからなるアドレス対を作成するアドレス対作成手段と、該アドレス対作成手段により作成されたアドレス対をアドレス対登録表に登録するアドレス対登録手段と、前記アドレス判別手段により問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスのうちの一つであると判別されたとき、前記アドレス対の正式アドレスを第2のネットワークに対して返信するアドレス送信手段と、を有することを特徴とするものである。
【0030】
請求項8記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項7記載のアドレス送信装置において、前記問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、該登録判別手段により問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていると判別されたとき、該アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出す登録表アドレス読出し手段と、前記登録判別手段により問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていないと判別されたとき、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定するアドレス特定手段と、を有し、前記アドレス対登録手段が、前記問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスとアドレス特定手段により特定された正式アドレスとからなるアドレス対を前記アドレス対登録表に登録し、前記アドレス送信手段が、前記登録表アドレス読出し手段によりアドレス対登録表から正式アドレスが読み出された場合、読み出された正式アドレスを第2のネットワークに返信し、アドレス特定手段により一つの正式アドレスが特定された場合、特定された正式アドレスを第2のネットワークに返信することを特徴とするものである。
【0031】
請求項9記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項8記載のアドレス送信装置において、前記正式アドレス特定手段が、第2のネットワークからの問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスを検索し、前記特定された正式アドレスとしてアドレス対応表から読出すことを特徴とするものである。
【0032】
請求項10記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項7記載のアドレス送信装置において、前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、前記有効期間の満了後、第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有することを特徴とするものである。
【0033】
請求項11記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項7記載のアドレス送信装置において、前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有し、前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致するように設定されたことを特徴とするものである。
【0034】
請求項12記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項7記載のアドレス送信装置において、前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有し、前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致し、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定されたことを特徴とするものである。
【0036】
請求項13記載の発明は、上記課題を解決するため、複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する第1のネットワークと該第1のネットワークと通信可能な第2のネットワークの間で、第1のネットワーク内の計算機に対して付与された計算機名により第2のネットワークからアドレスを引く問い合せがあったとき、第2のネットワークに対してアドレスを返信するアドレス送信システムにおいて、複数の非正式アドレスのうちの一つから複数の正式アドレスのうちの一つを検索することができるような形式で複数の正式アドレスと複数の非正式アドレスとがアドレス対応表に記憶され、非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出す対応表読出手段と、前記複数の正式アドレスを記憶した正式アドレス記憶手段と、前記複数の非正式アドレスを記憶した非正式アドレス記憶手段と、第2のネットワークからのアドレスを引く問い合せを受信する受信手段と、該受信手段により受信された問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記正式アドレス記憶手段に記憶された複数の正式アドレスのうちの一つであるか前記非正式アドレス記憶手段に記憶された複数の非正式アドレスのうちの一つであるかを判別するアドレス判別手段と、該アドレス判別手段により問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスから前記対応表読出手段により読み出された正式アドレスと該非正式アドレスとからなるアドレス対を作成するアドレス対作成手段と、該アドレス対作成手段により作成されたアドレス対をアドレス対登録表に登録するアドレス対登録手段と、前記アドレス対登録表を記憶する登録表記憶手段と、前記アドレス判別手段により問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスのうちの一つであると判別されたとき、前記アドレス対の正式アドレスを第2のネットワークに対して返信するアドレス送信手段と、を有することを特徴とするものである。
【0038】
請求項14記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項13記載のアドレス送信システムにおいて、前記問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、該登録判別手段により問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていると判別されたとき、該アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出す登録表アドレス読出し手段と、前記登録判別手段により問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていないと判別されたとき、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定するアドレス特定手段と、を有し、前記アドレス対登録手段が、前記問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスとアドレス特定手段により特定された正式アドレスとからなるアドレス対を前記アドレス対登録表に登録し、前記アドレス送信手段が、前記登録表アドレス読出し手段によりアドレス対登録表から正式アドレスが読み出された場合、読み出された正式アドレスを第2のネットワークに返信し、アドレス特定手段により一つの正式アドレスが特定された場合、特定された正式アドレスを第2のネットワークに返信することを特徴とするものである。
【0039】
請求項15記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項14記載のアドレス送信システムにおいて、前記正式アドレス特定手段が、第2のネットワークからの問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスを検索し、前記特定された正式アドレスとしてアドレス対応表から読出すことを特徴とするものである。
【0040】
請求項16記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項13記載のアドレス送信システムにおいて、前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、前記有効期間の満了後、第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有することを特徴とするものである。
【0041】
請求項17記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項13記載のアドレス送信システムにおいて、前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有し、前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致するように設定されたことを特徴とするものである。
【0042】
請求項18記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項13記載のアドレス送信システムにおいて、前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有し、前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致し、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定されたことを特徴とするものである。
【0043】
【作用】
請求項1記載の発明では、第1のネットワークが複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する場合において、問い合せの計算機名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスが検索されアドレス対応表から読出されて、この読み出された正式アドレスによりアドレス対が作成されてアドレス対登録表に登録され、問い合せに対してアドレス対の正式アドレスが返信される。この結果、アドレス対登録表を参照することにより、第2のネットワークから第1のネットワーク内の非正式アドレスを有する計算機に送られるパケットの送信先アドレスを正式アドレスから非正式アドレスに変換し、第1のネットワーク内の非正式アドレスを有する計算機から第2のネットワークに送られるパケットの送信元アドレスを非正式アドレスから正式アドレスに変換することが可能になる。したがって、第2のネットワークの計算機から第1のネットワークの非正式アドレスを有する計算機に対する接続要求があった場合に、この接続要求に応えることができ、また要求後の両計算機間の通信が可能になる。また、本発明では、非正式アドレスを有する複数の計算機に対しての接続要求に対して、複数の正式アドレスのいずれかを利用して応答することができ、つまり、非正式アドレスを持つ計算機が第1のネットワークに複数あっても、同時にネットワーク外と通信する数だけしか正式アドレスを必要としないので、複数の正式アドレスを有効に利用することができる。また、アドレス対をなす正式アドレスの特定をユーザが制御することができる。
【0046】
請求項2記載の発明では、請求項1の作用に加え、問い合せの計算機名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されている場合は、アドレス対の正式アドレスがアドレス対登録表から読出されて、第2のネットワークに返信される。一方、アドレス対登録表に登録されていない場合には、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスが特定されて、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスと特定された正式アドレスとからなるアドレス対がアドレス対登録表に登録され、特定された正式アドレスが第2のネットワークに返信される。この結果、既にアドレス対が作成された非正式アドレスを有する計算機の計算機名による問い合せに対しては、そのアドレス対の正式アドレスを返信することができ、登録表にあるにも拘わらず、同じ非正式アドレスと異なる正式アドレスからなる2つのアドレス対を作成してしまうという不具合を防ぐことができる。また、アドレス対の作成および登録操作を省略することができ、アドレスを返信するのに要する時間を短縮することができる。一方、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていない場合、既にアドレス対登録票に登録された正式アドレスとの重複を避けて別の正式アドレスを特定して、新たなアドレス対を作成しているので、同一の正式アドレスが異なる通信で同時に使用されるのを防止することができる。
【0047】
請求項3記載の発明では、請求項2の作用に加え、上記正式アドレスを特定する際、第2のネットワークからの問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスが検索され、新たなアドレス対を構成する正式アドレスとして読み出され、第2のネットワークに返信される。この結果、アドレスの特定作業が容易になる。
【0048】
請求項4記載の発明では、請求項1の作用に加え、第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータが付加され、該有効期間の満了後に、第2のネットワークに返信された正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表から削除される。この結果、正式アドレスが利用可能な間は、該正式アドレスと非正式アドレスの対がアドレス対登録表に登録されることになり、アドレス対が削除された後にもその返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消することができる。
【0049】
請求項5記載の発明では、請求項1の作用に加え、正式アドレスの有効期間と、該正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間とが互いに一致するように設定される。この結果、アドレス対が削除された後にも返信された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消するとともに、有効でなくなった正式アドレスをアドレス対登録表から直に削除して、利用可能な状態にすることができ、結果的に正式アドレスを有効に利用することができる。
【0050】
請求項6記載の発明では、請求項1の作用に加え、正式アドレスの有効期間とアドレス対の登録期間が互いに一致し、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定される。したがって、利用可能な正式アドレスの数が多い場合には、同じアドレス対の正式アドレスを長い有効期間内で何度でも利用することができるようになり、一方、利用可能な正式アドレスの数が少なくなった場合には、利用可能な正式アドレスを増加させることができ、数に制限のある正式アドレスを有効に利用することができる。
【0052】
請求項7記載の発明では、第1のネットワークが複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する場合において、問い合せの計算機名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスが検索されアドレス対応表から読出されて、この読み出された正式アドレスによりアドレス対が作成されてアドレス対登録表に登録され、問い合せに対してアドレス対の正式アドレスが返信される。この結果、アドレス対登録表を参照することにより、第2のネットワークから第1のネットワーク内の非正式アドレスを有する計算機に送られるパケットの送信先アドレスを正式アドレスから非正式アドレスに変換し、第1のネットワーク内の非正式アドレスを有する計算機から第2のネットワークに送られるパケットの送信元アドレスを非正式アドレスから正式アドレスに変換することが可能になる。したがって、第2のネットワークの計算機から第1のネットワークの非正式アドレスを有する計算機に対する接続要求があった場合に、この接続要求に応えることができ、また要求後の両計算機間の通信が可能になる。また、本発明では、非正式アドレスを有する複数の計算機に対しての接続要求に対して、複数の正式アドレスの何れかを利用して応答することができ、複数の正式アドレスを有効に利用することができる。また、アドレス対をなす正式アドレスを容易に特定することができる。
【0054】
請求項8記載の発明では、請求項7の作用に加え、問い合せの計算機名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されている場合は、アドレス対の正式アドレスがアドレス対登録表から読出されて、第2のネットワークに返信される。一方、アドレス対登録表に登録されていない場合には、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスが特定されて、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスと特定された正式アドレスとからなるアドレス対がアドレス対登録表に登録され、特定された正式アドレスが第2のネットワークに返信される。この結果、既にアドレス対が作成された非正式アドレスを有する計算機の計算機名による問い合せに対しては、そのアドレス対の正式アドレスを返信することができ、アドレス対の作成および登録操作を省略することができる。一方、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていない場合、既にアドレス対登録票に登録された正式アドレスとの重複を避けて別の正式アドレスを特定して、新たなアドレス対を作成しているので、同一の正式アドレスが異なる通信で同時に使用されるのを防止することができる。
【0055】
請求項9記載の発明では、請求項8の作用に加え、上記正式アドレスを特定する際、第2のネットワークからの問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスが検索され、新たなアドレス対を構成する正式アドレスとして読み出され、第2のネットワークに返信される。この結果、アドレスの特定作業が容易になる。
【0056】
請求項10記載の発明では、請求項7の作用に加え、第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータが付加され、該有効期間の満了後に、第2のネットワークに返信された正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表から削除される。この結果、正式アドレスが利用可能な間は、該正式アドレスと非正式アドレスの対がアドレス対登録表に登録されることになり、アドレス対が削除された後にもその返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消することができる。
【0057】
請求項11記載の発明では、請求項7の作用に加え、正式アドレスの有効期間と、該正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間とが互いに一致するように設定される。この結果、アドレス対が削除された後にも返信された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消するとともに、有効でなくなった正式アドレスをアドレス対登録表から直に削除して、利用可能な状態にすることができ、結果的に正式アドレスを有効に利用することができる。
【0058】
請求項12記載の発明では、請求項7の作用に加え、正式アドレスの有効期間とアドレス対の登録期間が互いに一致し、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定される。したがって、利用可能な正式アドレスの数が多い場合には、同じアドレス対の正式アドレスを長い有効期間内で何度でも利用することができるようになり、一方、利用可能な正式アドレスの数が少なくなった場合には、利用可能な正式アドレスを増加させることができ、数に制限のある正式アドレスを有効に利用することができる。
【0060】
請求項13記載の発明では、第1のネットワークが複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する場合において、問い合せの計算機名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスが検索されアドレス対応表から読出されて、この読み出された正式アドレスによりアドレス対が作成されてアドレス対登録表に登録され、問い合せに対してアドレス対の正式アドレスが返信される。この結果、アドレス対登録表を参照することにより、第2のネットワークから第1のネットワーク内の非正式アドレスを有する計算機に送られるパケットの送信先アドレスを正式アドレスから非正式アドレスに変換し、第1のネットワーク内の非正式アドレスを有する計算機から第2のネットワークに送られるパケットの送信元アドレスを非正式アドレスから正式アドレスに変換することが可能になる。したがって、第2のネットワークの計算機から第1のネットワークの非正式アドレスを有する計算機に対する接続要求があった場合に、この接続要求に応えることができ、また要求後の両計算機間の通信が可能になる。また、本発明では、非正式アドレスを有する複数の計算機に対しての接続要求に対して、複数の正式アドレスの何れかを利用して応答することができ、複数の正式アドレスを有効に利用することができる。また、アドレス対をなす正式アドレスを容易に特定することができる。
【0062】
請求項14記載の発明では、請求項13の作用に加え、問い合せの計算機名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されている場合は、アドレス対の正式アドレスがアドレス対登録表から読出されて、第2のネットワークに返信される。一方、アドレス対登録表に登録されていない場合には、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスが特定されて、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスと特定された正式アドレスとからなるアドレス対がアドレス対登録表に登録され、特定された正式アドレスが第2のネットワークに返信される。この結果、既にアドレス対が作成された非正式アドレスを有する計算機の計算機名による問い合せに対しては、そのアドレス対の正式アドレスを返信することができ、アドレス対の作成および登録操作を省略することができる。一方、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていない場合、既にアドレス対登録票に登録された正式アドレスとの重複を避けて別の正式アドレスを特定して、新たなアドレス対を作成しているので、同一の正式アドレスが異なる通信で同時に使用されるのを防止することができる。
【0063】
請求項15記載の発明では、請求項14の作用に加え、上記正式アドレスを特定する際、第2のネットワークからの問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスが検索され、新たなアドレス対を構成する正式アドレスとして読み出され、第2のネットワークに返信される。この結果、アドレスの特定作業が容易になる。
【0064】
請求項16記載の発明では、請求項13の作用に加え、第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータが付加され、該有効期間の満了後に、第2のネットワークに返信された正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表から削除される。この結果、正式アドレスが利用可能な間は、該正式アドレスと非正式アドレスの対がアドレス対登録表に登録されることになり、アドレス対が削除された後にもその返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消することができる。
【0065】
請求項17記載の発明では、請求項13の作用に加え、正式アドレスの有効期間と、該正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間とが互いに一致するように設定される。この結果、アドレス対が削除された後にも返信された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消するとともに、有効でなくなった正式アドレスをアドレス対登録表から直に削除して、利用可能な状態にすることができ、結果的に正式アドレスを有効に利用することができる。
請求項18記載の発明では、請求項13の作用に加え、正式アドレスの有効期間とアドレス対の登録期間が互いに一致し、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定される。したがって、利用可能な正式アドレスの数が多い場合には、同じアドレス対の正式アドレスを長い有効期間内で何度でも利用することができるようになり、一方、利用可能な正式アドレスの数が少なくなった場合には、利用可能な正式アドレスを増加させることができ、数に制限のある正式アドレスを有効に利用することができる。
【0066】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1〜図12は本発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、10は第1のネットワークであり、第1のネットワーク10は第2のネットワーク20とIPネットワークを通じて通信可能である。第1のネットワーク10内のネットワークには、正式アドレスが割当てられた複数のホストおよび非正式アドレスが割当てられた複数のホストが接続されている。本実施例における第2のネットワーク20は、特定のネットワークではなく、IPネットワークに接続されたネットワークであれば何れのネットワークであっても良いのは言うまでもない。IPネットワーク上には、アドレス変換機能付ルータ30、アドレス送信装置40、正式アドレス登録ネームサーバ50および非正式アドレス登録ネームサーバ60が設けられている。
【0067】
アドレス変換機能付ルータ30は、ルータ専用機あるいはワークステーションからなり、通常のルータとしての機能、すなわち、受信したIPパケットをネットワーク上に送出する機能および送出するIPパケットを何れの経路を通して転送するかを決定する機能等、並びに、送信元と送信先のアドレスを指定するなどの方法で通過できるパケットを制限する機能等を有している。また、アドレス変換機能付ルータ30は、後述するアドレス対登録表およびアドレス対応表を記憶しており、アドレス対登録表に従ってIPパケットの送信元アドレスあるいは送信先アドレスを変換する特別な機能を有するルータである。
【0068】
正式アドレス登録ネームサーバ50は、第1のネットワーク10内の正式アドレスを有する各ホストのホスト名とその正式アドレスとを記憶する記憶装置により構成される。非正式アドレス登録ネームサーバ60は、第1のネットワーク10内の非正式アドレスを有するホストのホスト名とその非正式アドレスとを記憶する記憶する記憶装置により構成される。なお、本実施例では、各ネームサーバをアドレスを記憶するだけの記憶装置で構成するが、該記憶装置を有する計算機とし、該計算機に対してホスト名に対応するアドレスの検索要求を送信して、その検索結果を得るような構成にしてもよい。
【0069】
アドレス送信装置40は、アドレス送信に関する各種プログラムを実行するマシンからなり、第1のネットワーク内のホストに対して割当てられたホスト名により第2のネットワークからアドレスを引く問い合せがあったとき、正式アドレス登録ネームサーバ50および非正式アドレス登録ネームサーバ60に登録されているアドレスを検索して、さらに必要であれば、アドレス変換機能付ルータ30のアドレス対登録表およびアドレス対応表に書き込まれたアドレスをも検索して、適当な正式アドレス、あるいは該当するアドレスがない旨の返信情報を第2のネットワークに対して返信するものである。第2のネットワークからのホスト名によるアドレスを引く問い合せは、図13に示されたネームサーバの木構造の概念に従ってアドレス送信装置40に送達するようになっている。
【0070】
なお、図1においては、アドレス送信装置40は、第1のネットワーク10にも第2のネットワーク20にも属していないように記載されているが、アドレス送信装置は、ルータによって他のネットワークと仕切られた位置に第1のネットワークに対応して設けられ、また、他のネットワークに対応するアドレス送信装置もルータで仕切られた位置に設けられる。
【0071】
図2は、上述のアドレス送信装置40の詳細構成を示しており、アドレス送信装置40は、サーバ部41、制御部42、正式アドレス検索部43、非正式アドレス検索部44、登録表検索部45、アドレス対登録/削除部46、アドレス対作成部47および対応表検索部48により構成される。
サーバ部41は、ホスト名によってアドレスを引く問い合せ、例えば図2に示すように第2のネットワーク20内のホスト21からの問い合せを受信して、そのホスト名を制御部42に送り、制御部42からの指示により正式アドレスあるいは問い合せのホスト名に該当するアドレスがない旨の返信情報を、問い合せ元、この場合は、第2のネットワーク20内のホスト21に返信するものである。
【0072】
制御部42は、アドレス送信装置40の各部を制御するものであり、サーバ部41、正式アドレス検索部43、非正式アドレス検索部44、登録表検索部45、アドレス対登録/削除部46およびアドレス対作成部47のそれぞれに指示を与えるとともに、各部から必要な情報を獲得するものである。
正式アドレス検索部43は、制御部42からの検索指示に応じて、正式アドレス登録ネームサーバ50にアクセスして、サーバ部41によって受信された問い合せのホスト名によりその正式アドレスを検索し、その検索結果を制御部42に通知する。
【0073】
非正式アドレス検索部44は、制御部42からの検索指示に応じて、非正式アドレス登録ネームサーバ60にアクセスして、サーバ部41によって受信された問い合せのホスト名によりその非正式アドレスを検索し、その検索結果を制御部42に通知する。
登録表検索部45は、制御部42からの検索指示に応じて、非正式アドレス検索部44から得られた非正式アドレスをアドレス変換機能付ルータ30内のアドレス登録表31aから検索し、その検索結果を制御部42に通知する。
【0074】
アドレス対登録/削除部46は、制御部42にからの登録指示に応じて、非正式アドレスと正式アドレスとからなるアドレス対をアドレス変換機能付ルータ30内のアドレス対登録表31aに登録し、また制御部42からの削除指示に応じて、アドレス対登録表31aに登録されているアドレス対を削除する。
アドレス対作成部47は、制御部42からの作成指示に応じ、後述の対応表検索部48の検索結果に基づいて非正式アドレスと正式アドレスとからなるアドレス対を作成して、作成結果を制御部42に通知する。
【0075】
対応表検索部48は、アドレス対作成部47からの指示に応じて、非正式アドレス検索部44により検索された非正式アドレスと該非正式アドレスと対をなすことになる正式アドレスを、アドレス変換機能付ルータ30内のアドレス対応表32aまたは32bから検索して、検索結果をアドレス対作成部47に通知する。
【0076】
図2に示すように、アドレス対登録表31a、アドレス対応表32aまたは32bは、アドレス変換機能付ルータ30に備えられた書換可能な記憶デバイス等からなる登録表記憶手段31、対応表記憶手段32のそれぞれに記憶されている。
上述の正式アドレスおよび非正式アドレスは、それぞれ図3(a)、(b)に示され、同図に示すように32ビットにより構成される。例えばクラスBなら前半の0−15ビットはIPネットワーク部(図3(a)に示されたアドレスの数字は一例を示す)および後半の16−31ビットのローカル部からなる。IPネットワーク部は、ネットワークを識別するのに使われ、ローカル部は、そのネットワーク内でのホストを識別するのに使われる。
【0077】
図3(a)に示されたタイプのアドレスは、IPネットワークにおいては、クラスBと呼ばれており、このタイプのアドレスの場合、先頭の1ビットが"1"、次の1ビットが"0"に固定されているため、残りの14ビットによって、すなわち、214=16,384個のネットワークアドレスを識別することができる。通常扱われるIPアドレスは、8ビット単位に4つの部分に分けて、その境界にピリオド( .)を入れて、各部分毎に10進数で表現される。この表現方法によれば、ネットワークアドレスは、128.0から191.255により表される。なお、128.0と191.255は利用できないようになっているので、実際に利用可能なネットワークアドレスの数は16,384−2=16,382になる。本実施例で扱うネットワークアドレスは図3(a)に示すように、上記範囲内の133.160とする。
【0078】
一方、ローカル部は16ビットであるから、216=65,536個のホストアドレスを識別することができる。したがって、1つのBクラスのネットワークアドレス当たり、65,534個のホストアドレスを割当てることができる。または、ローカル部の上位何ビットかを、さらに細分化したサブネットとし、例えば253個のサブネットを割り当てそれぞれに253個のホストを割り当てることもできる。一方、非正式アドレスは、図3(b)に示すように、IPネットワーク部について正式に割り当てられていて実際に使用しているアドレスを避ければ、自由に使用できるので、1ネットワーク内としては割り当て全く問題のない数だけのホストアドレスを識別することができる。
【0079】
次に、アドレス送信装置40の処理手順を、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。この処理手順は、図5に示されるアドレス対登録表および図6に示されるアドレス対登録表32aを用いた場合の手順である。なお、図4中のT1からT17は、フローの各ステップを表している。
ステップT1で、第2のネットワーク20内のホスト21からホスト名によるアドレスの問い合せがサーバ部41によって受信されると、ステップT2に進み、制御部42は、問い合せのホスト名に対応する正式アドレスを検索する旨を正式アドレス検索部43に指示する。正式アドレス検索部43は、この指示に応じて正式アドレス登録ネームサーバ50にアクセスし、問い合せのホスト名に対応する正式アドレスを検索し、検索結果を制御部42に通知する。
【0080】
ステップT3でその検索結果が評価され、制御部42が、問い合せのホスト名に対応するアドレスが正式アドレス登録ネームサーバ50に正式アドレスとして登録されていると判断した場合、ステップT4に進み、正式アドレス登録ネームサーバ50から検索された正式アドレスを返信する旨をサーバ41に指示し、サーバ41はその指示に従って、第2のネットワーク20内のホスト21にその返信情報を返信する。なお、本実施例では、2通信で同一の正式アドレスの使用といった不具合を避けるため、正式アドレス登録ネームサーバ50に登録された正式アドレスは、アドレス対応表32aには登録されていないものとする。
【0081】
ステップT3で、制御部42が、問い合せのホスト名に対応するアドレスが正式アドレス登録ネームサーバ50に正式アドレスとして登録されていないと判断した場合、ステップT6に進む。制御部42は、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを検索する旨を非正式アドレス検索部44に指示する。非正式アドレス検索部44は、この指示に応じて非正式アドレス登録ネームサーバ60にアクセスし、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを検索し、検索結果を制御部42に通知する。
【0082】
ステップT7で、その検索結果が評価され、問い合せのホスト名に対応するアドレスが非正式アドレス登録ネームサーバ60に非正式アドレスとして登録されていないと制御部42が判断した場合、ステップT8に進む。制御部42は、問い合せのホスト名に対応するアドレスがない旨の返信情報を返信するようにサーバ部41に指示し、サーバ部41は制御部42からの指示に従って返信情報を第2のネットワーク20のホスト21に返信する。
【0083】
ステップT7で、問い合せのホスト名に対応するアドレスが非正式アドレス登録ネームサーバ60に非正式アドレスとして登録されていると制御部42が判断した場合、ステップT9に進み、制御部42は、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスを含むアドレス対をアドレス変換機能付ルータ30内のアドレス対登録表から検索する旨の指示を、登録表検索部45に与える。登録表検索部45では、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスを含むアドレス対を制御部42からの指示に従って検索し、検索結果を制御部42に通知する。
【0084】
ステップT10では、検索結果が制御部42により評価され、制御部42が、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表31aに登録されていると判断すると、ステップT11に進み、制御部42は、検索されたアドレス対に含まれる正式アドレスを返信する旨をサーバ部41に指示して、ステップT5に進む。
【0085】
ステップT9で検索されるアドレス対登録表31aは例えば図5のように示される。同図に示されたアドレス対登録表31aには、10.0.0.1(非正式アドレス)と133.160.29.1(正式アドレス)とからなるアドレス対、10.0.0.2(非正式アドレス)と133.160.29.2(正式アドレス)とからなるアドレス対、並びに、10.10.0.1(非正式アドレス)と133.160.30.1(正式アドレス)とからなるアドレス対の計3つのアドレス対が登録されている。
【0086】
例えば、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスが10.0.0.2であった場合、この非正式アドレスは図5に示されるアドレス対登録表31aの2番目のアドレス対に含まれているので、この2番目のアドレス対に含まれる正式アドレス、すなわち133.060.29.2が正式アドレスとして返信情報に付加されることになる。
【0087】
ステップ10で、検索結果が制御部42により評価され、制御部42が、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表31aに登録されていないと判断した場合には、ステップT12に進み、制御部42は、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスと正式アドレスとからなるアドレス対を作成する旨をアドレス対作成部47に指示し、アドレス対作成部47は、アドレス対をなす正式アドレスを検索する旨を対応表検索部48に依頼する。対応表検索部48は、アドレス対作成部47からの依頼により、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスとアドレス対をなす正式アドレスを検索して、検索結果をアドレス対作成部47に通知する。
【0088】
ステップT13で、対応表検索部48からの検索結果が評価され、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスに対応する正式アドレスが有ると判断されると、ステップT14に進み、アドレス対作成部47は、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスと検索された正式アドレスとからなるアドレス対を作成して制御部42に通知する。アドレス対応表32aは図6に示される。同図に示されたアドレス対応表32aは、図5に示されたアドレス対登録表31aと同様な表構成であり、一つの非正式アドレスと一つの正式アドレスとにより一つのアドレス対をなすような形式で各アドレスを記憶している。
【0089】
このようなアドレス対応表32aを用いることにより、非正式アドレスが与えられれば、対応する正式アドレスを容易に検索することができる。例えば、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスが図6の上から3番目の10.0.0.3に一致する場合には、対応する正式アドレス133.160.29.3が選択され、この両アドレスからなるアドレス対が作成される。
【0090】
次いで、ステップT15で、制御部42はアドレス対作成部47から受取ったアドレス対を登録する旨の指示をアドレス対登録部46に指示し、アドレス対登録部46は、制御部42からの指示に従ってアドレス対をアドレス対登録表31aに登録する。ステップT16で、制御部42は、アドレス対作成部47により作成されたアドレス対の正式アドレスを返信する旨をサーバ41に指示して、ステップT5に進む。
【0091】
ステップT13で、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスに対応する正式アドレスがない場合、すなわち、非正式アドレスがアドレス対応表32aに登録されていない場合、あるいは登録されていても対応する正式アドレスが他の通信で使用中である場合、ステップT17に進み、制御部42は、問い合せのホスト名に対応するアドレスがない旨の返信情報を返信するようにサーバ部41に指示し、ステップT5に進む。なお、ステップT13で、非正式アドレスがアドレス対応表32aに登録されていない場合でも、現在アドレス登録表に登録されておらず、かつ、正式アドレスネームサーバに登録されていない正式アドレスを非正式アドレスに対応させてアドレス登録表に登録するようにしてもよい。
【0092】
ステップT5でサーバ部41が第2のネットワーク20のホスト21に返信する返信情報に含まれる資源レコード(RESOURCE RECORD)のフォーマットは、例えば図7のように示される。同図において、RESOUCE DOMAIN NAMEの領域には、問い合せられたホスト名が入り、TYPEの領域には、このRESOURCE RECORDに含まれるデータの型を示す符号、本実施例のようにアドレスを返答するのであればAが入り、CLASSの領域には、プロトコルファミリを特定する符号が入り、TIME TO LIVE(以下、TTLと呼ぶ)の領域には、データの有効期間が入り、RESOURCE DATA LENGTHの領域には、RESOURCE DATA領域のオクテット数が入り、RESOURCE DATAの領域には、TYPEの領域にAが入っていれば、問い合せのホスト名に対応するIPアドレスが入る。
【0093】
アドレス対登録表に登録されたアドレス対は、数少ない正式アドレスを有効に使用するため、アドレス対の登録期間を過ぎるとアドレス対登録/削除部46はそのアドレス対を削除するようになっているが、上述のTTLは、アドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間と関係付けて設定される。例えば、返信された正式アドレスを含むアドレス対を削除する前に、TTLの有効期間が満了するように、TTLを設定する。
【0094】
また、登録期間とTTLの有効期間が互いに一致するように、TTLを設定することもできる。さらに、登録期間とTTLの有効期間が、互いに一致し、かつ、両期間がアドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように、設定されるようにしてもよい。詳しくは、第1のネットワークの正式アドレスの総数の内、半数の正式アドレスがアドレス登録表に登録されるまでの有効期間を例えば、1時間と設定し、半数を超えると30分、さらに3/4個の正式アドレスが使用されると15分と設定する。
【0095】
図6に示されるアドレス対応表32aは、一つの非正式アドレスに一つの正式アドレスが対応するように作成されていたが、図8に示されるようなアドレス対応表を用いてもよい。この図8に示されるアドレス対応表32bは、複数の非正式アドレス(以下、非正式アドレス群と呼ぶ)が一つの正式アドレス、あるいは、複数の正式アドレス(以下、正式アドレス群と呼ぶ)に対応するように作成されている。
【0096】
アドレス対応表32bの(a)行の非正式アドレスの欄には、一つの非正式アドレス、正式アドレスの欄には一つの正式アドレスが記載されており、この(a)行のアドレスの対応関係は、図6のアドレス対応表32aと同じである。
(b)行の非正式アドレスの欄には非正式アドレス群、正式アドレスの欄には一つの正式アドレスが記載されている。この(b)行のようなアドレスの対応関係では、特定の範囲(10.0.0.2−128)の非正式アドレスと対をなす正式アドレスとして選択される正式アドレスは一つ(133.160.29.2)になる。
【0097】
(c)〜(l)行の非正式アドレスの欄には非正式アドレス群、正式アドレスの欄には正式アドレス群が記載されている。(c)行のようなアドレスの対応関係では、特定の範囲(10.0.0.129−254)の各非正式アドレスと対をなす正式アドレスは特定の範囲(133.160.29.3−15)のアドレスから特定される。
【0098】
(d)行では、非正式アドレス群の各非正式アドレスの最後の8ビット部分がnで表記され、正式アドレス群の各正式アドレスの最後の8ビット部分が同様にnで表記されている。この場合、非正式アドレス群の各非正式アドレスと対をなす正式アドレスとしては、非正式アドレスの最後の8ビット部分と自身の最後の8ビット部分とが一致するものが正式アドレス群から特定される。
【0099】
(e)行では、非正式アドレス群を構成する非正式アドレスの数と正式アドレス群の数が一致しており、かつ、非正式アドレス群の各非正式アドレスの3番目の8ビット部分の範囲(1−10)と、正式アドレス群の各正式アドレスの最後の8ビット部分の範囲(1−10)とが一致している。この場合、非正式アドレス群の各非正式アドレスと対をなす正式アドレスとしては、非正式アドレスの3番目の8ビット部分と自身の最後の8ビット部分とが一致するものが正式アドレス群から特定されることになる。
【0100】
(f)行では、非正式アドレス群の各非正式アドレスの3番目の8ビット部分がnで表記され、正式アドレス群の各正式アドレスの最後の8ビット部分がnで表記されている。この場合、非正式アドレス群の各非正式アドレスと対をなす正式アドレスとしては、非正式アドレスの3番目の8ビット部分と自身の最後の8ビット部分が一致するものが正式アドレス群の中から特定される。
【0101】
(g)から(l)行では、非正式アドレス群を構成する各非正式アドレスの2−4番目の8ビット部分が*で表記されており、この*は1から254までの範囲の任意の値を意味しており、また正式アドレス群の各正式アドレスの最後の8ビット部分の*も同様に1から254までの範囲の任意の値を意味している。この場合、非正式アドレス群の各非正式アドレスと対をなす正式アドレスとしては、非正式アドレスと正式アドレスとで互いに範囲が一致する8ビット部分((g)行および(h)行の「1−10」)がある場合には、その部分の値が一致するアドレスが正式アドレス群から特定され、一致する部分がない場合には、所定の方法で何れかの正式アドレス、例えば最小の正式アドレスが正式アドレス群から特定される。
【0102】
上述のように、図8に示されるアドレス対応表の各行は種々の表記形式で作成されているが、アドレス対応表は、各ネットワークのネットワーク構築状況に応じて作成されるべきものである。例えば、非正式アドレスの最初の24ビットがネットワークアドレスを表すものとすると、(g)行においては、10.0.1−10のネットワークアドレスの任意のホストに対して、10個の正式アドレス133.160.29.1−10の何れかを割当てることができる。
【0103】
次に、アドレス対応表32bから正式アドレスを検索する場合の検索処理手順を図9および図10のフローチャートに従って説明する。なお、図9および図10中のステップS1−S20は、フローの各ステップを表している。
対応表検索部48により検索が開始されると、ステップS1で、アドレス対応表の第1行のアドレスデータが取り出され、ステップS2で、非正式アドレスは群アドレス表記か否か、すなわち第1行の非正式アドレスの欄が非正式アドレス群で表記されているか否かが判別される。群アドレス表記でない場合には、ステップS3に進み、群アドレス表記の場合にはステップS7に進む。
【0104】
ステップS3では、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスと表の非正式アドレスが一致しているか否かが判別され、一致する場合にはステップS4に進み、該当行の正式アドレスが読み出されて対応表検索部48を通してアドレス対作成部47に通知され、読み出された正式アドレスと非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスとのアドレス対が作成される。
【0105】
一方、ステップS3で問い合せの非正式アドレスと表の非正式アドレスが一致していないと判断された場合には、ステップS5に進み、アドレス対応表の次の行があるか否かを判別する。アドレス対応表に次の行があると判断された場合には、ステップS6に進み、アドレス対応表の上記次の行のアドレスデータを取り出し、ステップS2に戻る。ステップS5で、アドレス対応表に次の行がないと判断された場合には、検索を終了する。
【0106】
ステップS2で、取出し行の非正式アドレスが群アドレス表記であると判断された場合には、ステップS7に進み、非正式アドレス群として表記されたアドレスを分割する。例えば、非正式アドレス群が10.0.20.2−128で表記されている場合には、IPアドレスのピリオド毎(8ビット毎)に「10」「0」「20」「2−128」のように分割する。次いで、ステップS8において、数が固定である8ビット部分、この場合には「10」「0」「20」の3つの8ビット部分が、非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスの同じ8ビット部分と一致するか否かが判別され、一致しない場合には、ステップS5に進み、上記処理を繰り返す。
【0107】
ステップS8で、固定の8ビット部分が非正式アドレス登録ネームサーバ60から検索された非正式アドレスの同じ8ビット部分とが一致すると判断された場合には、ステップS9に進み、非正式アドレスのX−Y形式項の範囲内に問い合わせの非正式アドレスがあるか否かが判別される。ここに、 X−Y形式項とは、「数値−数値」で表された変動する8ビット部分の項を示す。ステップS9で、 X−Y形式項の変動範囲に問い合わせの非正式アドレスが含まれていないと判断されれば、ステップS5に進みむ。一方、X−Y形式項の変動範囲に問い合わせの非正式アドレスが含まれていると判断されれば、ステップS10に進み、非正式アドレスのn形式項の値を正式アドレスのn形式項に特定する。
【0108】
次いで、ステップS11で、非正式アドレスのX−Y形式項および*形式項の各項には、正式アドレスの同一項項範囲内で最小のものを特定して、ステップS12に進み、特定された正式アドレスが使用中か否かが判別される。ステップS12で正式アドレスが使用中でないと判断された場合、すなわち、アドレス対登録表31aに登録されたアドレス対に含まれていないと判断された場合、ステップS13に進み、特定された正式アドレスを読み出し、検索を終了する。
【0109】
ステップS12で、特定された正式アドレスが使用中であると判断された場合、図10に示すステップS14に進み、正式アドレスの各項を指定するiをi=4に設定する。アドレス対応表中の正式アドレスが例えば、133.160.33−34.*である場合、i=1であれば133、i=2であれば160、i=3であれば33−34(X−Y形式)、i=4であれば*をそれぞれ指定する。
【0110】
ステップS15で、i項目がX−Y形式および*形式の何れかであるか否かが判別され、 X−Y形式および*形式の何れかであると判別された場合には、ステップS16に進み、何れでもないと判断されれば、後述のステップS19に進む。ステップS16では、i項目の数値に1を加算して、ステップS17では、その加算されたi項目の数値が、正式アドレスの変動項の範囲内に含まれるか否かが判別される。
【0111】
変動項の範囲内に含まれていると判断されれば、ステップS5に進み、含まれていないと判断されれば、ステップS18に進み、i項目の数値を範囲内の最小値に戻す。次いでステップS19で、 i=1であれば、ステップS5に戻り、 i=1でなければ、ステップS20に進み、iをi=i−1に置き換えてステップS15に戻って、使用中でない正式アドレスを特定することができるまで、上記各ステップを繰り返す。
【0112】
図11は、IPパケットのフォーマット例を示す図である。同図に示すように、IPパケットにおいては、パケットの先頭から13バイト目の位置から4バイトが送信元アドレス、その次の4バイトが送信先アドレスになっている。IPパケットは、ネットワーク上のルータを経由して送信先に送達されるようになっているが、どのルートを経由するかは、各ルータが記憶しているルーティングテーブルにより決まる。ルーティングテーブルはルーティング手法によってその構成が異なるが、ここでは、代表的なホップ バイ ホップのルーティングで使用されるテーブルについて説明する。
【0113】
例えば、図12(a)に示されるようなネットワーク構成におけるルータAは、図12(b)に示されるルーティングテーブルを記憶しているものとする。図12(a)に示された各ルータは、接続されたネットワークの数(インターフェースの数)だけアドレスを有している。図12(b)に示されたルーティングテーブルには、目的アドレスとその目的アドレスに対する次のホップとの組み合わせが記入されている。目的アドレスの欄には、各目的ホストが記述されていてもよいが、ここでは、目的のローカルネットワークアドレスが記述されているものとする。次のホップの欄には、目的のアドレスに送るために次にIPパケットを渡すルータのアドレスが記述されている。また、目的のローカルネットワークが直接接続されている場合には、次のホップの欄には自身のアドレスが記述されている場合が多い。すなわち、133.160.10.0および133.160.30.0のアドレスを有する2つのローカルネットワークはルータAから他のルータを経由しないで直接パケットを送ることができる。ルータAではIPパケットを受信すると、図12(b)に示すルーティングテーブルを参照して、例えばローカルネットワーク133.160.40.0のホスト宛のパケットであれば、ルータC(133.160.30.1)に送る。ルータCでも同様なルーティングテーブルを記憶しており、このルーティングテーブルに従ってパケットを133.160.40.0のローカルネットワークに送る。このようにして、IPパケットは各ルータを経由して目的のホストに送達されるようになっている。
【0114】
アドレス変換機能付ルータ30も、上述のようなルーティングテーブルを記憶してルーティングを実行するが、本実施例では、さらに以下のアドレス変換を行っている。
第2のネットワーク20のホスト21からの問い合せに対して正式アドレスを返信した後、第2のネットワーク20のホスト21からその正式アドレスを送信先アドレスとするIPパケットがアドレス変換機能付ルータ30に送られてきた場合、アドレス変換機能付ルータ30は、アドレス対登録表を参照して、送信先アドレスの正式アドレスを、該正式アドレスと対をなす非正式アドレスに変換して、第1のネットワーク10に対して送出する。この結果、第1のネットワーク10内の非正式アドレスを有するホストに第2のネットワーク20のホスト21からのIPパケットが送達される。
【0115】
逆に、第1のネットワーク10内の同じ非正式アドレスを有するホストから第2のネットワークのホスト21宛に、送信元アドレス領域に自身の非正式アドレスを入れたIPパケットを送出すると、このIPパケットを受取ったアドレス変換機能付ルータ30は、アドレス対登録表を参照して、送信元アドレスの非正式アドレスを、該非正式アドレスと対をなす正式アドレスに変換して第2のネットワーク20に向けて送出する。
【0116】
したがって、第2のネットワーク20内のホスト21は、相手方が非正式アドレスを有するホストなのか、正式アドレスを有するホストであるのかを意識せずに、第1のネットワーク10内の非正式アドレスを有するホストにIPパケットを送り出すことができ、第1のネットワーク10内の非正式アドレスを有するホストも、自身のアドレスが非正式アドレスか正式アドレスかを意識せずに、第2のネットワーク20内のホスト21にIPパケットを送出することができる。
【0118】
本発明の請求項7に記載された各手段は、以下のように構成される。アドレス判別手段により第2のネットワークからの問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出す対応表読出手段は、対応表検索部48により構成される。複数の正式アドレスを記憶した正式アドレス記憶手段は、正式アドレス登録ネームサーバ50により構成され、複数の非正式アドレスを記憶した非正式アドレス記憶手段は、非正式アドレス登録ネームサーバ60により構成される。第2のネットワークからのアドレスを引く問い合せを受信する受信手段は、サーバ部41により構成される。受信手段により受信された問い合せのホスト名に対応するアドレスが正式アドレス記憶手段に記憶された複数の正式アドレスのうちの一つであるか非正式アドレス記憶手段に記憶された複数の非正式アドレスのうちの一つであるかを判別するアドレス判別手段は、制御部42により構成される。アドレス判別手段により問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、非正式アドレスから対応表読出手段により読み出された正式アドレスと非正式アドレスとからなるアドレス対を作成するアドレス対作成手段は、アドレス対作成部47により構成される。アドレス対作成手段により作成されたアドレス対をアドレス対登録表に登録するアドレス対登録手段は、アドレス対登録/削除部46により構成される。アドレス対登録表を記憶する登録表記憶手段は、登録表記憶手段31により構成される。アドレス判別手段により問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスのうちの一つであると判別されたとき、アドレス対の正式アドレスを第2のネットワークに対して返信するアドレス送信手段は、制御部42により構成される。
【0120】
本発明の請求項8に記載された各手段は、以下のように構成される。問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対をアドレス対登録表に登録されているか否かを判別する登録判別手段は、制御部42により構成される。登録判別手段により問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていると判別されたとき、アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出す登録表アドレス読出し手段は、登録表検索部45により構成される。登録判別手段により問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていないと判別されたとき、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定するアドレス特定手段は、対応表検索部48により構成される。
【0121】
本発明の請求項10−12に記載された各手段は、以下のように構成される。第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段は、制御部42により構成される。有効期間の満了後、第2のネットワークに返信された正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段は、アドレス対登録依頼/削除部46により構成される。
【0122】
以上、本実施例によれば、第2のネットワーク20からの問い合せのホスト名に対応するアドレスが非正式アドレスであると判別されたとき、該非正式アドレスと正式アドレスとからなるアドレス対を作成してアドレス対登録表31aに登録し、問い合せに対してアドレス対の正式アドレスを返信する。そして、第2のネットワーク20から第1のネットワーク10内の非正式アドレスを有するホストに送られるパケットの送信先アドレスはアドレス対登録表31aを参照して正式アドレスから非正式アドレスに変換され、第1のネットワーク内10の非正式アドレスを有するホストから第2のネットワーク20に送られるパケットの送信元アドレスはアドレス対登録表31aを参照して非正式アドレスから正式アドレスに変換される。
【0123】
したがって、第2のネットワーク20内のホスト21から第1のネットワーク10内の非正式アドレスを有するホストに対する接続要求があった場合に、この接続要求に応えることができ、また要求後の両ホスト間の通信が可能になる。特に本実施例は、第1のネットワーク10が複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有している場合の例であり、この場合、複数の正式アドレスの中から適当な一つの正式アドレスを特定してアドレス対を作成することができるので、何れの非正式アドレスが問い合わされても、複数の正式アドレスの何れかを利用して返信することができ、数少ない複数の正式アドレスを有効に利用することができる。
また、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表31aに登録されている場合は、該アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表31aから読出して、第2のネットワークに返信する。一方、アドレス対登録表31aに登録されていない場合には、複数の正式アドレスのうちのアドレス対登録表31aに登録されていない一つの正式アドレスを特定して、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスと特定された正式アドレスとからなるアドレス対をアドレス対登録表に登録し、特定された正式アドレスを第2のネットワークに返信するようにしている。
【0124】
したがって、既にアドレス対が作成された非正式アドレスを有するホストのホスト名による問い合せに対しては、そのアドレス対の正式アドレスを返信することができ、アドレス対の作成および登録操作を省略することができる。一方、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていない場合、既にアドレス対登録表に登録された正式アドレスとの重複を避けて別の正式アドレスを特定して、新たなアドレス対を作成しているので、同一の正式アドレスが異なる通信で同時に使用されるのを防止することができる。
【0125】
さらに、正式アドレスを特定してアドレス対を新たに作成する必要がある場合には、非正式アドレスによりアドレス対応表32aまたは32bから一つの正式アドレスを検索して読出し、この読み出された正式アドレスと問い合せの非正式アドレスによってアドレス対を作成しているので、返信する正式アドレスを容易に特定することができる。
【0126】
さらにまた、第2のネットワーク20のホスト21に返信する情報のTTLの満了後に、第2のネットワークに返信された正式アドレスを含むアドレス対をアドレス対登録表から削除するようにした場合、正式アドレスが利用可能な間は、該正式アドレスと非正式アドレスの対がアドレス対登録表に登録されることになり、アドレス対が削除された後にもその返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消することができる。
【0127】
またさらに、TTLとアドレス対のアドレス対登録表に対する登録期間とを互いに一致させるようにした場合、アドレス対が削除された後にも返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消するとともに、有効でなくなった正式アドレスをアドレス対登録表31aから直に削除して、利用可能な状態にすることができ、結果的に正式アドレスを有効に利用することができる。
【0128】
さらにまた、TTLとアドレス対の登録期間とを、互いに一致させ、かつ、アドレス対登録表31aに登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定した場合、利用可能な正式アドレスの数が多いときは、同じアドレス対の正式アドレスを長い有効期間内で何度でも利用することができるようになり、一方、利用可能な正式アドレスの数が少なくなったときは、利用可能な正式アドレスを増加させることができ、数に制限のある正式アドレスを有効に利用することができる。
【0129】
またさらに、図6に示されるような非正式アドレスと正式アドレスを1対1に対応付けたアドレス対応表32aを用いた場合には、正式アドレスを容易に特定することができ、また、既に作成されたアドレス対の正式アドレスとの重複を確実に避けることができる。
さらにまた、図8に示されるような群アドレス表記を含むアドレス対応表を用いた場合には、アドレス対応表のサイズを小さくすることができ、また、アドレス対応表を作成する際および変更する際の作業を容易にすることができ、第1のネットワーク10内に多数のホストが存在して、取り扱うアドレスの数が多い場合には特に有効である。
【0130】
なお、上述の実施例では、アドレス変換機能付ルータ30、アドレス送信装置40、正式アドレス登録ネームサーバ50および非正式アドレス登録ネームサーバ60は、それぞれ独立した装置から構成されているが、これに限定されるものではなく、以下のような構成にしてもよい。すなわち、上記実施例では、正式アドレス登録ネームサーバ50および非正式アドレス登録ネームサーバ60は、アドレス送信装置40と別個に設けられているが、両ネームサーバ50、60のデータベースをアドレス送信装置40に含まれるようにしてもよい。
【0131】
また、アドレス対登録表31a、アドレス対応表32aおよび32bはアドレス変換機能付ルータ30に記憶された状態でアドレス送信装置40により検索されるようになっているが、アドレス送信装置40が定期的にアドレス対登録表よびアドレス対応表をルータ30から取込むようにして、取込んだ各表を検索するようにしてもよい。さらに、アドレス送信装置40とアドレス変換機能付ルータ30は別個に設けられているが、アドレス送信装置40の全てあるいは一部がアドレス変換機能付ルータ30に含まれるように構成してもよい。
【0132】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、第1のネットワークが複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する場合において、問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出し、この読み出された正式アドレスによりアドレス対を作成してアドレス対登録表に登録し、問い合せに対してアドレス対の正式アドレスを返信する。そして、第2のネットワークから第1のネットワーク内の非正式アドレスを有するホストに送られるパケットの送信先アドレスはアドレス対登録表を参照照して正式アドレスから非正式アドレスに変換され、第1のネットワーク内の非正式アドレスを有するホストから第2のネットワークに送られるパケットの送信元アドレスはアドレス対登録表を参照して非正式アドレスから正式アドレスに変換される。したがって、第2のネットワークのホストから第1のネットワークの非正式アドレスを有するホストに対する接続要求があった場合に、この接続要求に応えることができ、また要求後の両ホスト間の通信が可能になる。また、本発明では、非正式アドレスを有する複数のホストに対しての接続要求に対して、複数の正式アドレスの何れかを利用して応答することができ、つまり、非正式アドレスを持つホストが第1のネットワークに複数あっても、同時にネットワーク外と通信する数だけしか正式アドレスを必要としないので、複数の正式アドレスを有効に利用することができる。また、本発明では、返信する正式アドレスの特定をユーザが制御することができる。
【0135】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されている場合は、アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出して、第2のネットワークに返信する。一方、アドレス対登録表に登録されていない場合には、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定して、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスと特定された正式アドレスとからなるアドレス対をアドレス対登録表に登録し、特定された正式アドレスを第2のネットワークに返信する。この結果、既にアドレス対が作成された非正式アドレスを有するホストのホスト名による問い合せに対しては、そのアドレス対の正式アドレスを返信することができる。また、アドレス対の作成および登録操作を省略することができるので、アドレスの返信に要する時間を短縮することができる。一方、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていない場合、既にアドレス対登録票に登録された正式アドレスとの重複を避けて別の正式アドレスを特定して、新たなアドレス対を作成しているので、同一の正式アドレスが異なる通信で同時に使用されるのを防止することができる。
【0136】
請求項3記載の発明によれば、請求項2の効果に加え、上記正式アドレスを特定する際、第2のネットワークからの問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスが検索され、新たなアドレス対を構成する正式アドレスとして読み出され、第2のネットワークに返信される。この結果、返信する正式アドレスの特定をユーザが制御することができる。
【0137】
請求項4記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータが付加され、該有効期間の満了後に、第2のネットワークに返信された正式アドレスを含むアドレス対をアドレス対登録表から削除する。この結果、正式アドレスが利用可能な間は、該正式アドレスと非正式アドレスの対がアドレス対登録表に登録されることになり、アドレス対が削除された後にもその返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消することができる。
【0138】
請求項5記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、正式アドレスの有効期間と該正式アドレスを含むアドレス対をアドレス対登録表に登録してから削除するまでの登録期間とを、互いに一致させる。この結果、アドレス対が削除された後にも返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消するとともに、有効でなくなった正式アドレスをアドレス対登録表から直に削除して、利用可能な状態にすることができ、結果的に正式アドレスを有効に利用することができる。
【0139】
請求項6記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、正式アドレスの有効期間と該正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間とを、互いに一致させ、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定される。したがって、利用可能な正式アドレスの数が多い場合には、同じアドレス対の正式アドレスを長い有効期間内で何度でも利用することができるようになり、一方、利用可能な正式アドレスの数が少なくなった場合には、利用可能な正式アドレスを増加させることができ、数に制限のある正式アドレスを有効に利用することができる。
【0141】
請求項7記載の発明によれば、第1のネットワークが複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する場合において、問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出し、この読み出された正式アドレスによりアドレス対を作成してアドレス対登録表に登録し、問い合せに対してアドレス対の正式アドレスを返信する。そして、第2のネットワークから第1のネットワーク内の非正式アドレスを有するホストに送られるパケットの送信先アドレスはアドレス対登録表を参照照して正式アドレスから非正式アドレスに変換され、第1のネットワーク内の非正式アドレスを有するホストから第2のネットワークに送られるパケットの送信元アドレスはアドレス対登録表を参照して非正式アドレスから正式アドレスに変換される。したがって、第2のネットワークのホストから第1のネットワークの非正式アドレスを有するホストに対する接続要求があった場合に、この接続要求に応えることができ、また要求後の両ホスト間の通信が可能になる。また、本発明では、非正式アドレスを有する複数のホストに対しての接続要求に対して、複数の正式アドレスの何れかを利用して応答することができ、複数の正式アドレスを有効に利用することができる。また、本発明では、返信する正式アドレスを容易に特定することができる。
【0143】
請求項8記載の発明によれば、請求項7の効果に加え、問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されている場合は、アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出して、第2のネットワークに返信する。一方、アドレス対登録表に登録されていない場合には、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定して、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスと特定された正式アドレスとからなるアドレス対をアドレス対登録表に登録し、特定された正式アドレスを第2のネットワークに返信する。この結果、既にアドレス対が作成された非正式アドレスを有するホストのホスト名による問い合せに対しては、そのアドレス対の正式アドレスを返信することができ、アドレス対の作成および登録操作を省略することができる。一方、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていない場合、既にアドレス対登録票に登録された正式アドレスとの重複を避けて別の正式アドレスを特定して、新たなアドレス対を作成しているので、同一の正式アドレスが異なる通信で同時に使用されるのを防止することができる。
【0144】
請求項9記載の発明によれば、請求項8の効果に加え、上記正式アドレスを特定する際、第2のネットワークからの問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスが検索され、新たなアドレス対を構成する正式アドレスとして読み出され、第2のネットワークに返信される。この結果、アドレスの特定作業が容易になる。
【0145】
請求項10記載の発明によれば、請求項7の効果に加え、第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータが付加され、該有効期間の満了後に、第2のネットワークに返信された正式アドレスを含むアドレス対をアドレス対登録表から削除する。この結果、正式アドレスが利用可能な間は、該正式アドレスと非正式アドレスの対がアドレス対登録表に登録されることになり、アドレス対が削除された後にもその返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消することができる。
【0146】
請求項11記載の発明によれば、請求項7の効果に加え、正式アドレスの有効期間と該正式アドレスを含むアドレス対をアドレス対登録表に登録してから削除するまでの登録期間とを、互いに一致させる。この結果、アドレス対が削除された後にも返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消するとともに、有効でなくなった正式アドレスをアドレス対登録表から直に削除して、利用可能な状態にすることができ、結果的に正式アドレスを有効に利用することができる。
【0147】
請求項12記載の発明によれば、請求項7の効果に加え、正式アドレスの有効期間と該正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間とを、互いに一致させ、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定される。したがって、利用可能な正式アドレスの数が多い場合には、同じアドレス対の正式アドレスを長い有効期間内で何度でも利用することができるようになり、一方、利用可能な正式アドレスの数が少なくなった場合には、利用可能な正式アドレスを増加させることができ、数に制限のある正式アドレスを有効に利用することができる。
【0149】
請求項13記載の発明によれば、第1のネットワークが複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する場合において、問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出し、この読み出された正式アドレスによりアドレス対を作成してアドレス対登録表に登録し、問い合せに対してアドレス対の正式アドレスを返信する。そして、第2のネットワークから第1のネットワーク内の非正式アドレスを有するホストに送られるパケットの送信先アドレスはアドレス対登録表を参照照して正式アドレスから非正式アドレスに変換され、第1のネットワーク内の非正式アドレスを有するホストから第2のネットワークに送られるパケットの送信元アドレスはアドレス対登録表を参照して非正式アドレスから正式アドレスに変換される。したがって、第2のネットワークのホストから第1のネットワークの非正式アドレスを有するホストに対する接続要求があった場合に、この接続要求に応えることができ、また要求後の両ホスト間の通信が可能になる。また、本発明では、非正式アドレスを有する複数のホストに対しての接続要求に対して、複数の正式アドレスの何れかを利用して応答することができ、複数の正式アドレスを有効に利用することができる。また、本発明では、返信する正式アドレスを容易に特定することができる。
【0151】
請求項14記載の発明によれば、請求項13の効果に加え、問い合せのホスト名に対応するアドレスが複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されている場合は、アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出して、第2のネットワークに返信する。一方、アドレス対登録表に登録されていない場合には、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定して、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスと特定された正式アドレスとからなるアドレス対をアドレス対登録表に登録し、特定された正式アドレスを第2のネットワークに返信する。この結果、既にアドレス対が作成された非正式アドレスを有するホストのホスト名による問い合せに対しては、そのアドレス対の正式アドレスを返信することができ、アドレス対の作成および登録操作を省略することができる。一方、問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていない場合、既にアドレス対登録票に登録された正式アドレスとの重複を避けて別の正式アドレスを特定して、新たなアドレス対を作成しているので、同一の正式アドレスが異なる通信で同時に使用されるのを防止することができる。
【0152】
請求項15記載の発明によれば、請求項14の効果に加え、上記正式アドレスを特定する際、第2のネットワークからの問い合せのホスト名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスが検索され、新たなアドレス対を構成する正式アドレスとして読み出され、第2のネットワークに返信される。この結果、アドレスの特定作業が容易になる。
【0153】
請求項16記載の発明によれば、請求項13の効果に加え、第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータが付加され、該有効期間の満了後に、第2のネットワークに返信された正式アドレスを含むアドレス対をアドレス対登録表から削除する。この結果、正式アドレスが利用可能な間は、該正式アドレスと非正式アドレスの対がアドレス対登録表に登録されることになり、アドレス対が削除された後にもその返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消することができる。
【0154】
請求項17記載の発明によれば、請求項13の効果に加え、正式アドレスの有効期間と該正式アドレスを含むアドレス対をアドレス対登録表に登録してから削除するまでの登録期間とを、互いに一致させる。この結果、アドレス対が削除された後にも返信情報に付加された正式アドレスが利用されるといった不具合を解消するとともに、有効でなくなった正式アドレスをアドレス対登録表から直に削除して、利用可能な状態にすることができ、結果的に正式アドレスを有効に利用することができる。
【0155】
請求項18記載の発明によれば、請求項13の効果に加え、正式アドレスの有効期間と該正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間とを、互いに一致させ、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定される。したがって、利用可能な正式アドレスの数が多い場合には、同じアドレス対の正式アドレスを長い有効期間内で何度でも利用することができるようになり、一方、利用可能な正式アドレスの数が少なくなった場合には、利用可能な正式アドレスを増加させることができ、数に制限のある正式アドレスを有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の概略構成を示す図。
【図2】図1の実施例の詳細構成を示す図。
【図3】本発明に係る実施例における正式アドレスおよび非正式アドレスを説明する図。
【図4】本発明に係る実施例におけるアドレス送信手順を示すフローチャート。
【図5】本発明に係る実施例におけるアドレス対登録表を示す図。
【図6】本発明に係る実施例におけるアドレス対応表の第1例を示す図。
【図7】本発明に係る実施例における返信情報のフォーマットを示す図。
【図8】本発明に係る実施例におけるアドレス対応表の第2例を示す図。
【図9】図8のアドレス対応表を用いた場合の正式アドレスの検索処理手順の一部を示すフローチャート。
【図10】図9のフローチャートの残りの検索処理手順を示すフローチャート。
【図11】本発明に係る実施例におけるIPパケットのフォーマットを示す図。
【図12】本発明に係る実施例におけるルーティング説明用のネットワーク構成およびをルーティングテーブルを示す図。
【図13】従来のネームサーバを説明する木概念図。
【符号の説明】
10 第1のネットワーク
20 第2のネットワーク
30 アドレス変換機能付ルータ
31 登録表記憶手段
31a アドレス対登録表
32a、32b アドレス対応表
32 対応表記憶手段
40 アドレス送信装置
41 サーバ部
42 制御部
43 正式アドレス検索部
44 非正式アドレス検索部
45 登録表検索部
46 アドレス対登録/削除部
47 アドレス対作成部
48 対応表検索部
50 正式アドレス登録ネームサーバ
60 非正式アドレス登録ネームサーバ
Claims (18)
- 複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する第1のネットワーク内の計算機に対して付与された計算機名により第2のネットワークからアドレスを引く問い合せがあったとき、第2のネットワークに対してアドレスを返信するアドレス送信方法において、
複数の非正式アドレスのうちの一つから複数の正式アドレスのうちの一つを検索することができるような形式で複数の正式アドレスと複数の非正式アドレスとがアドレス対応表に記憶され、
第2のネットワークからのアドレスを引く問い合せを受信する受信ステップと、
該受信ステップで受信された問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスのうちの一つであるか否かを判別するアドレス判別ステップと、
該アドレス判別ステップで問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスから前記アドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出す対応表読出しステップと、
該対応表読出しステップで読み出された正式アドレスと該非正式アドレスとからなるアドレス対を作成するアドレス対作成ステップと、
該アドレス対作成ステップで作成されたアドレス対をアドレス対登録表に登録するアドレス対登録ステップと、
前記アドレス判別ステップで問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスのうちの一つであると判別されたとき、前記アドレス対の正式アドレスを第2のネットワークに対して返信するアドレス送信ステップと、を有することを特徴とするアドレス送信方法。 - 請求項1記載のアドレス送信方法において、
前記問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されているか否かを判別する登録判別ステップと、
該登録判別ステップで問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていると判別されたとき、該アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出す登録表アドレス読出しステップと、
前記登録判別ステップで問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対が前記アドレス対登録表に登録されていないと判別されたとき、複数の正式アドレスのうちのアドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定するアドレス特定ステップと、
前記問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスとアドレス特定ステップで特定された正式アドレスとからなるアドレス対を前記アドレス対登録表に登録する登録ステップと、を有し、
前記アドレス送信ステップでは、前記登録表アドレス読出しステップでアドレス対登録表から正式アドレスが読み出された場合、読み出された正式アドレスが第2のネットワークに返信され、アドレス特定ステップで一つの正式アドレスが特定された場合、特定された正式アドレスが第2のネットワークに返信されることを特徴とするアドレス送信方法。 - 請求項2記載のアドレス送信方法において、
前記正式アドレス特定ステップが、前記第2のネットワークからの問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスを検索し、前記特定された正式アドレスとしてアドレス対応表から読出す対応表読出しステップを有することを特徴とするアドレス送信方法。 - 請求項1記載のアドレス送信方法において、
前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加ステップと、
前記有効期間の満了後、第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除ステップと、を有することを特徴とするアドレス送信方法。 - 請求項1記載のアドレス送信方法において、
前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加ステップと、
前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除ステップと、を有し、
前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致するように設定されたことを特徴とするアドレス送信方法。 - 請求項1記載のアドレス送信方法において、
前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加ステップと、
前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除ステップと、を有し、
前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致し、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定されたことを特徴とするアドレス送信方法。 - 複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する第1のネットワーク内の計算機に対して付与された計算機名により第2のネットワークからアドレスを引く問い合せがあったとき、第2のネットワークに対してアドレスを返信するアドレス送信装置において、
複数の非正式アドレスのうちの一つから複数の正式アドレスのうちの一つを検索することができるような形式で複数の正式アドレスと複数の非正式アドレスとがアドレス対応表に記憶され、
非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出す対応表読出手段と、
第1のネットワークの複数の正式アドレスを記憶した正式アドレス記憶手段と、
第1のネットワークの複数の非正式アドレスを記憶した非正式アドレス記憶手段と、
第2のネットワークからのアドレスを引く問い合せを受信する受信手段と、
該受信手段により受信された問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記正式アドレス記憶手段に記憶された複数の正式アドレスのうちの一つであるか前記非正式アドレス記憶手段に記憶された複数の非正式アドレスのうちの一つであるかを判別するアドレス判別手段と、
該アドレス判別手段により問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスから前記対応表読出手段により読み出された正式アドレスと該非正式アドレスとからなるアドレス対を作成するアドレス対作成手段と、
該アドレス対作成手段により作成されたアドレス対をアドレス対登録表に登録するアドレス対登録手段と、
前記アドレス判別手段により問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスのうちの一つであると判別されたとき、前記アドレス対の正式アドレスを第2のネットワークに対して返信するアドレス送信手段と、を有することを特徴とするアドレス送信装置。 - 請求項7記載のアドレス送信装置において、
前記問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、
該登録判別手段により問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていると判別されたとき、該アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出す登録表アドレス読出し手段と、
前記登録判別手段により問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていないと判別されたとき、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定するアドレス特定手段と、を有し、
前記アドレス対登録手段が、前記問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスとアドレス特定手段により特定された正式アドレスとからなるアドレス対を前記アドレス対登録表に登録し、
前記アドレス送信手段が、前記登録表アドレス読出し手段によりアドレス対登録表から正式アドレスが読み出された場合、読み出された正式アドレスを第2のネットワークに返信し、アドレス特定手段により一つの正式アドレスが特定された場合、特定された正式アドレスを第2のネットワークに返信することを特徴とするアドレス送信装置。 - 請求項8記載のアドレス送信装置において、
前記正式アドレス特定手段が、第2のネットワークからの問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスを検索し、前記特定された正式アドレスとしてアドレス対応表から読出すことを特徴とするアドレス送信装置。 - 請求項7記載のアドレス送信装置において、
前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、
前記有効期間の満了後、第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有することを特徴とするアドレス送信装置。 - 請求項7記載のアドレス送信装置において、
前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、
前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有し、
前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致するように設定されたことを特徴とするアドレス送信装置。 - 請求項7記載のアドレス送信装置において、
前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、
前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有し、
前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致し、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定されたことを特徴とするアドレス送信装置。 - 複数の正式アドレスおよび複数の非正式アドレスを有する第1のネットワークと該第1のネットワークと通信可能な第2のネットワークの間で、第1のネットワーク内の計算機に対して付与された計算機名により第2のネットワークからアドレスを引く問い合せがあったとき、第2のネットワークに対してアドレスを返信するアドレス送信システムにおいて、
複数の非正式アドレスのうちの一つから複数の正式アドレスのうちの一つを検索することができるような形式で複数の正式アドレスと複数の非正式アドレスとがアドレス対応表に記憶され、
非正式アドレスからアドレス対応表に登録された一つの正式アドレスを検索してアドレス対応表から読出す対応表読出手段と、
前記複数の正式アドレスを記憶した正式アドレス記憶手段と、
前記複数の非正式アドレスを記憶した非正式アドレス記憶手段と、
第2のネットワークからのアドレスを引く問い合せを受信する受信手段と、
該受信手段により受信された問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記正式アドレス記憶手段に記憶された複数の正式アドレスのうちの一つであるか前記非正式アドレス記憶手段に記憶された複数の非正式アドレスのうちの一つであるかを判別するアドレス判別手段と、
該アドレス判別手段により問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスうちの一つであると判別されたとき、該非正式アドレスから前記対応表読出手段により読み出された正式アドレスと該非正式アドレスとからなるアドレス対を作成するアドレス対作成手段と、
該アドレス対作成手段により作成されたアドレス対をアドレス対登録表に登録するアドレス対登録手段と、
前記アドレス対登録表を記憶する登録表記憶手段と、
前記アドレス判別手段により問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスのうちの一つであると判別されたとき、前記アドレス対の正式アドレスを第2のネットワークに対して返信するアドレス送信手段と、を有することを特徴とするアドレス送信システム。 - 請求項13記載のアドレス送信システムにおいて
前記問い合せの計算機名に対応するアドレスが前記複数の非正式アドレスの一つであると判別されたとき、問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、
該登録判別手段により問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていると判別されたとき、該アドレス対の正式アドレスをアドレス対登録表から読出す登録表アドレス読出し手段と、
前記登録判別手段により問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスを含むアドレス対がアドレス対登録表に登録されていないと判別されたとき、複数の正式アドレスのうちの前記アドレス対登録表に登録されていない一つの正式アドレスを特定するアドレス特定手段と、を有し、
前記アドレス対登録手段が、前記問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスとアドレス特定手段により特定された正式アドレスとからなるアドレス対を前記アドレス対登録表に登録し、
前記アドレス送信手段が、前記登録表アドレス読出し手段によりアドレス対登録表から正式アドレスが読み出された場合、読み出された正式アドレスを第2のネットワークに返信し、アドレス特定手段により一つの正式アドレスが特定された場合、特定された正式アドレスを第2のネットワークに返信することを特徴とするアドレス送信システム。 - 請求項14記載のアドレス送信システムにおいて、
前記正式アドレス特定手段が、第2のネットワークからの問い合せの計算機名に対応する非正式アドレスからアドレス対応表に記憶された一つの正式アドレスを検索し、前記特定された正式アドレスとしてアドレス対応表から読出すことを特徴とするアドレス送信システム。 - 請求項13記載のアドレス送信システムにおいて、
前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、
前記有効期間の満了後、第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有することを特徴とするアドレス送信システム。 - 請求項13記載のアドレス送信システムにおいて、
前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、
前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有し、
前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致するように設定されたことを特徴とするアドレス送信システム。 - 請求項13記載のアドレス送信システムにおいて、
前記第2のネットワークに返信する情報に該情報の有効期間を表すデータを付加する有効期間データ付加手段と、
前記第2のネットワークに返信する正式アドレスを含むアドレス対を前記アドレス対登録表から削除するアドレス対削除手段と、を有し、
前記有効期間とアドレス対がアドレス対登録表に登録されてから削除されるまでの登録期間が互いに一致し、かつ、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の減少に応じて長く、アドレス対登録表に登録されたアドレス対の数の増加に応じて短くなるように設定されたことを特徴とするアドレス送信システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06018995A JP4008049B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | アドレス送信装置、アドレス送信方法およびアドレス送信システム |
US08/618,211 US5815664A (en) | 1995-03-20 | 1996-03-19 | Address reporting device and method for detecting authorized and unauthorized addresses in a network environment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06018995A JP4008049B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | アドレス送信装置、アドレス送信方法およびアドレス送信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08263413A JPH08263413A (ja) | 1996-10-11 |
JP4008049B2 true JP4008049B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=13134976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06018995A Expired - Fee Related JP4008049B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | アドレス送信装置、アドレス送信方法およびアドレス送信システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5815664A (ja) |
JP (1) | JP4008049B2 (ja) |
Families Citing this family (130)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5793763A (en) * | 1995-11-03 | 1998-08-11 | Cisco Technology, Inc. | Security system for network address translation systems |
US5898830A (en) | 1996-10-17 | 1999-04-27 | Network Engineering Software | Firewall providing enhanced network security and user transparency |
US5826014A (en) | 1996-02-06 | 1998-10-20 | Network Engineering Software | Firewall system for protecting network elements connected to a public network |
US5983090A (en) * | 1996-04-02 | 1999-11-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Mobile communication system with access function to computer network |
JP3937475B2 (ja) * | 1996-06-14 | 2007-06-27 | キヤノン株式会社 | アクセス制御システムおよびその方法 |
US5983332A (en) * | 1996-07-01 | 1999-11-09 | Sun Microsystems, Inc. | Asynchronous transfer mode (ATM) segmentation and reassembly unit virtual address translation unit architecture |
JPH1021169A (ja) * | 1996-07-02 | 1998-01-23 | Fujitsu Ltd | 通信制御装置及び通信制御装置の通信制御方法並びに通信制御装置を有する通信システム |
US6021495A (en) * | 1996-12-13 | 2000-02-01 | 3Com Corporation | Method and apparatus for authentication process of a star or hub network connection ports by detecting interruption in link beat |
US6311218B1 (en) * | 1996-10-17 | 2001-10-30 | 3Com Corporation | Method and apparatus for providing security in a star network connection using public key cryptography |
US6078943A (en) * | 1997-02-07 | 2000-06-20 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for dynamic interval-based load balancing |
US7020700B1 (en) * | 1997-02-28 | 2006-03-28 | International Business Machines Corporation | Client side socks server for an internet client |
US6381650B1 (en) * | 1997-03-10 | 2002-04-30 | Palm, Inc. | Method for finding the address of a workstation assigned a dynamic address |
DE69838095T2 (de) | 1997-03-12 | 2008-04-03 | Nomadix, Inc., Westlake Village | Nomadic Translator |
US5987523A (en) * | 1997-06-04 | 1999-11-16 | International Business Machines Corporation | Applet redirection for controlled access to non-orginating hosts |
US6202156B1 (en) * | 1997-09-12 | 2001-03-13 | Sun Microsystems, Inc. | Remote access-controlled communication |
JPH11122301A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-04-30 | Fujitsu Ltd | アドレス変換接続装置 |
US6016512A (en) * | 1997-11-20 | 2000-01-18 | Telcordia Technologies, Inc. | Enhanced domain name service using a most frequently used domain names table and a validity code table |
US6618366B1 (en) * | 1997-12-05 | 2003-09-09 | The Distribution Systems Research Institute | Integrated information communication system |
US6058414A (en) * | 1998-01-07 | 2000-05-02 | International Business Machines Corporation | System and method for dynamic resource access in an asymmetric resource multiple processor computer system |
US6119171A (en) * | 1998-01-29 | 2000-09-12 | Ip Dynamics, Inc. | Domain name routing |
US6185598B1 (en) | 1998-02-10 | 2001-02-06 | Digital Island, Inc. | Optimized network resource location |
US8060613B2 (en) | 1998-02-10 | 2011-11-15 | Level 3 Communications, Llc | Resource invalidation in a content delivery network |
US6044399A (en) * | 1998-02-27 | 2000-03-28 | Micron Electronics, Inc. | Inferring the identity of a preferred server from configuration information |
US7450560B1 (en) * | 1998-03-05 | 2008-11-11 | 3Com Corporation | Method for address mapping in a network access system and a network access device for use therewith |
US6006265A (en) * | 1998-04-02 | 1999-12-21 | Hotv, Inc. | Hyperlinks resolution at and by a special network server in order to enable diverse sophisticated hyperlinking upon a digital network |
US6058431A (en) * | 1998-04-23 | 2000-05-02 | Lucent Technologies Remote Access Business Unit | System and method for network address translation as an external service in the access server of a service provider |
US6636485B1 (en) | 1998-05-14 | 2003-10-21 | 3Com Corporation | Method and system for providing quality-of-service in a data-over-cable system |
US6775276B1 (en) | 1998-05-27 | 2004-08-10 | 3Com Corporation | Method and system for seamless address allocation in a data-over-cable system |
US6108703A (en) | 1998-07-14 | 2000-08-22 | Massachusetts Institute Of Technology | Global hosting system |
US6434600B2 (en) * | 1998-09-15 | 2002-08-13 | Microsoft Corporation | Methods and systems for securely delivering electronic mail to hosts having dynamic IP addresses |
US6199112B1 (en) * | 1998-09-23 | 2001-03-06 | Crossroads Systems, Inc. | System and method for resolving fibre channel device addresses on a network using the device's fully qualified domain name |
US6892229B1 (en) | 1998-09-30 | 2005-05-10 | 3Com Corporation | System and method for assigning dynamic host configuration protocol parameters in devices using resident network interfaces |
US7194554B1 (en) | 1998-12-08 | 2007-03-20 | Nomadix, Inc. | Systems and methods for providing dynamic network authorization authentication and accounting |
US8266266B2 (en) | 1998-12-08 | 2012-09-11 | Nomadix, Inc. | Systems and methods for providing dynamic network authorization, authentication and accounting |
US8713641B1 (en) | 1998-12-08 | 2014-04-29 | Nomadix, Inc. | Systems and methods for authorizing, authenticating and accounting users having transparent computer access to a network using a gateway device |
US6662135B1 (en) | 1998-12-09 | 2003-12-09 | 3Com Corporation | Method and apparatus for reflective mixer testing of a cable modem |
US6986157B1 (en) | 1998-12-21 | 2006-01-10 | 3Com Corporation | Method and system for dynamic service registration in a data-over-cable system |
US6657991B1 (en) | 1998-12-21 | 2003-12-02 | 3Com Corporation | Method and system for provisioning network addresses in a data-over-cable system |
US6577642B1 (en) | 1999-01-15 | 2003-06-10 | 3Com Corporation | Method and system for virtual network administration with a data-over cable system |
US6823386B1 (en) * | 1999-02-25 | 2004-11-23 | Nortel Networks Limited | Correlating data streams of different protocols |
US7099338B1 (en) | 1999-02-27 | 2006-08-29 | 3Com Corporation | System and method for insuring dynamic host configuration protocol operation by a host connected to a data network |
US6654387B1 (en) * | 1999-05-21 | 2003-11-25 | 3Com Corporation | Method for network address table maintenance in a data-over-cable system using a network device registration procedure |
US6611868B1 (en) | 1999-05-21 | 2003-08-26 | 3Com Corporation | Method and system for automatic link hang up |
US6697862B1 (en) | 1999-05-21 | 2004-02-24 | 3Com Corporation | System and method for network address maintenance using dynamic host configuration protocol messages in a data-over-cable system |
US6754622B1 (en) | 1999-05-24 | 2004-06-22 | 3Com Corporation | Method for network address table maintenance in a data-over-cable system using destination reachibility |
US6985437B1 (en) | 1999-05-25 | 2006-01-10 | 3Com Corporation | Method for dynamic performance optimization in a data-over-cable system |
US6785292B1 (en) | 1999-05-28 | 2004-08-31 | 3Com Corporation | Method for detecting radio frequency impairments in a data-over-cable system |
JP2000358058A (ja) * | 1999-06-15 | 2000-12-26 | Oki Electric Ind Co Ltd | アドレス変換制御装置及びローカルネットワーク間通信方法 |
US6275470B1 (en) | 1999-06-18 | 2001-08-14 | Digital Island, Inc. | On-demand overlay routing for computer-based communication networks |
US6988138B1 (en) | 1999-06-30 | 2006-01-17 | Blackboard Inc. | Internet-based education support system and methods |
US7908602B2 (en) | 1999-06-30 | 2011-03-15 | Blackboard Inc. | Internet-based education support system, method and medium providing security attributes in modular, extensible components |
US6473431B1 (en) * | 1999-07-02 | 2002-10-29 | Sun Microsystems, Inc. | System and method facilitating determination by router nodes in a network of ranges of addresses for which each router node is responsible |
FR2797967A1 (fr) * | 1999-08-26 | 2001-03-02 | Canon Europa Nv | Dispositif et procede de decouverte de peripheriques connectes a un reseau informatique |
US6687746B1 (en) * | 1999-08-30 | 2004-02-03 | Ideaflood, Inc. | System apparatus and method for hosting and assigning domain names on a wide area network |
AU1224101A (en) | 1999-10-22 | 2001-05-08 | Nomadix, Inc. | Gateway device having an xml interface and associated method |
US8543901B1 (en) | 1999-11-01 | 2013-09-24 | Level 3 Communications, Llc | Verification of content stored in a network |
US6826690B1 (en) * | 1999-11-08 | 2004-11-30 | International Business Machines Corporation | Using device certificates for automated authentication of communicating devices |
US7089580B1 (en) | 2000-03-29 | 2006-08-08 | 3Com Corporation | Method for improved cable modem ranging in a data-over-cable system |
US6643687B1 (en) * | 2000-04-07 | 2003-11-04 | Avid Technology, Inc. | Email system delivers email message to a proxy email address that corresponds to a sender and recipient pairing |
US6804262B1 (en) | 2000-04-28 | 2004-10-12 | 3Com Corporation | Method and apparatus for channel determination through power measurements |
US6944881B1 (en) | 2000-06-19 | 2005-09-13 | 3Com Corporation | Method for using an initial maintenance opportunity for non-contention ranging |
US6816500B1 (en) | 2000-07-10 | 2004-11-09 | 3Com Corporation | Apparatus, method and system for multimedia access network channel management |
US6666377B1 (en) | 2000-07-18 | 2003-12-23 | Scott C. Harris | Bar code data entry device |
US7107326B1 (en) | 2000-10-13 | 2006-09-12 | 3Com Corporation | Method and system for integrating IP address reservations with policy provisioning |
US7068597B1 (en) | 2000-11-27 | 2006-06-27 | 3Com Corporation | System and method for automatic load balancing in a data-over-cable network |
US6948184B1 (en) | 2000-11-30 | 2005-09-20 | 3Com Corporation | System and method for calibrating power level during initial ranging of a network client device |
US6940874B2 (en) * | 2000-11-30 | 2005-09-06 | 3Com Corporation | Method for reducing interference from initializing network devices in a data-over-cable system |
US6952428B1 (en) | 2001-01-26 | 2005-10-04 | 3Com Corporation | System and method for a specialized dynamic host configuration protocol proxy in a data-over-cable network |
US7073055B1 (en) | 2001-02-22 | 2006-07-04 | 3Com Corporation | System and method for providing distributed and dynamic network services for remote access server users |
US7222255B1 (en) | 2001-02-28 | 2007-05-22 | 3Com Corporation | System and method for network performance testing |
US7065587B2 (en) | 2001-04-02 | 2006-06-20 | Microsoft Corporation | Peer-to-peer name resolution protocol (PNRP) and multilevel cache for use therewith |
US6983319B1 (en) | 2001-04-06 | 2006-01-03 | Permeo Technologies, Inc. | Dynamic port management |
US7085267B2 (en) * | 2001-04-27 | 2006-08-01 | International Business Machines Corporation | Methods, systems and computer program products for translating internet protocol (IP) addresses located in a payload of a packet |
CA2426164C (en) * | 2001-06-27 | 2009-08-11 | Nokia Corporation | Method and system for bearer authorization in a wireless communication network |
US8005965B2 (en) | 2001-06-30 | 2011-08-23 | International Business Machines Corporation | Method and system for secure server-based session management using single-use HTTP cookies |
US7088678B1 (en) | 2001-08-27 | 2006-08-08 | 3Com Corporation | System and method for traffic shaping based on generalized congestion and flow control |
US7860964B2 (en) | 2001-09-28 | 2010-12-28 | Level 3 Communications, Llc | Policy-based content delivery network selection |
KR100930190B1 (ko) | 2001-09-28 | 2009-12-07 | 레벨 3 시디엔 인터내셔널 | 구성 가능한 적응 글로벌 트래픽 제어 및 관리 |
US7373644B2 (en) | 2001-10-02 | 2008-05-13 | Level 3 Communications, Llc | Automated server replication |
US20030079027A1 (en) | 2001-10-18 | 2003-04-24 | Michael Slocombe | Content request routing and load balancing for content distribution networks |
US7085306B1 (en) | 2001-10-30 | 2006-08-01 | 3Com Corporation | System and method for a multi-frequency upstream channel in a computer network |
US7007152B2 (en) * | 2001-12-28 | 2006-02-28 | Storage Technology Corporation | Volume translation apparatus and method |
US7072337B1 (en) | 2002-01-25 | 2006-07-04 | 3Com Corporation | System and method for resolving network addresses for network devices on distributed network subnets |
US9167036B2 (en) | 2002-02-14 | 2015-10-20 | Level 3 Communications, Llc | Managed object replication and delivery |
JP2003283570A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-03 | Yokogawa Electric Corp | 通信ネットワークシステムおよびデータ通信方法 |
US7194541B1 (en) * | 2002-03-22 | 2007-03-20 | Cisco Technology, Inc | Service selection gateway (SSG) allowing access of same services to a group of hosts |
US7937471B2 (en) * | 2002-06-03 | 2011-05-03 | Inpro Network Facility, Llc | Creating a public identity for an entity on a network |
US8234358B2 (en) | 2002-08-30 | 2012-07-31 | Inpro Network Facility, Llc | Communicating with an entity inside a private network using an existing connection to initiate communication |
US7139828B2 (en) | 2002-08-30 | 2006-11-21 | Ip Dynamics, Inc. | Accessing an entity inside a private network |
JP4045936B2 (ja) * | 2002-11-26 | 2008-02-13 | 株式会社日立製作所 | アドレス変換装置 |
US7310667B2 (en) * | 2003-03-13 | 2007-12-18 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for server load sharing based on foreign port distribution |
US7949785B2 (en) * | 2003-03-31 | 2011-05-24 | Inpro Network Facility, Llc | Secure virtual community network system |
US7926104B1 (en) * | 2003-04-16 | 2011-04-12 | Verizon Corporate Services Group Inc. | Methods and systems for network attack detection and prevention through redirection |
US20040260812A1 (en) * | 2003-06-20 | 2004-12-23 | Neil Rhodes | Ethernet-based fire system network |
EP1664992A4 (en) * | 2003-08-15 | 2010-05-19 | Blackboard Inc | CONTENT SYSTEM AND ASSOCIATED METHODS |
JP2005198145A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-07-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | サーバとアクセス先データベースサーバ、及びネットワークシステム |
GB2430849B (en) | 2004-01-09 | 2009-03-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | IP Device Management Server and Network System |
WO2005114956A1 (en) * | 2004-05-21 | 2005-12-01 | Computer Associates Think, Inc. | Method and apparatus for processing web service messages |
JP2006060464A (ja) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Fujitsu Ltd | 無線ネットワーク通信制御装置及びネットワークシステム |
US8326659B2 (en) * | 2005-04-12 | 2012-12-04 | Blackboard Inc. | Method and system for assessment within a multi-level organization |
US7817647B2 (en) | 2005-04-22 | 2010-10-19 | Microsoft Corporation | Flower-petal resolutions for PNRP |
CN101233731B (zh) * | 2005-05-18 | 2011-02-23 | 99有限公司 | 动态地址映射 |
US7639965B2 (en) | 2006-04-19 | 2009-12-29 | Lexmark International, Inc. | Architecture for an image-forming device |
US7675536B2 (en) | 2006-04-19 | 2010-03-09 | Lexmark International, Inc. | Architectures for multi-functional image forming devices |
US7669092B2 (en) | 2007-02-26 | 2010-02-23 | Micron Technology, Inc. | Apparatus, method, and system of NAND defect management |
US7986911B2 (en) | 2007-03-28 | 2011-07-26 | Lexmark International, Inc. | Architecture for a media feeding option for an image forming device |
US9762692B2 (en) | 2008-04-04 | 2017-09-12 | Level 3 Communications, Llc | Handling long-tail content in a content delivery network (CDN) |
US8930538B2 (en) | 2008-04-04 | 2015-01-06 | Level 3 Communications, Llc | Handling long-tail content in a content delivery network (CDN) |
US10924573B2 (en) | 2008-04-04 | 2021-02-16 | Level 3 Communications, Llc | Handling long-tail content in a content delivery network (CDN) |
US8411667B2 (en) | 2009-12-15 | 2013-04-02 | At&T Intellectual Property I, L.P. | Methods, apparatus and articles of manufacture to manipulate packet routing |
US8356096B2 (en) * | 2010-05-28 | 2013-01-15 | Verizon Patent And Licensing Inc. | Apparatuses, method and system for network performance metric statistics from traffic link data, identifying, violating network elements associated with threshold violation using visual cue |
US8645108B2 (en) | 2010-08-17 | 2014-02-04 | Fujitsu Limited | Annotating binary decision diagrams representing sensor data |
US8572146B2 (en) | 2010-08-17 | 2013-10-29 | Fujitsu Limited | Comparing data samples represented by characteristic functions |
US9002781B2 (en) | 2010-08-17 | 2015-04-07 | Fujitsu Limited | Annotating environmental data represented by characteristic functions |
US9138143B2 (en) | 2010-08-17 | 2015-09-22 | Fujitsu Limited | Annotating medical data represented by characteristic functions |
US8583718B2 (en) | 2010-08-17 | 2013-11-12 | Fujitsu Limited | Comparing boolean functions representing sensor data |
US8495038B2 (en) | 2010-08-17 | 2013-07-23 | Fujitsu Limited | Validating sensor data represented by characteristic functions |
US8874607B2 (en) * | 2010-08-17 | 2014-10-28 | Fujitsu Limited | Representing sensor data as binary decision diagrams |
US8930394B2 (en) | 2010-08-17 | 2015-01-06 | Fujitsu Limited | Querying sensor data stored as binary decision diagrams |
US8909592B2 (en) | 2011-09-23 | 2014-12-09 | Fujitsu Limited | Combining medical binary decision diagrams to determine data correlations |
US8781995B2 (en) | 2011-09-23 | 2014-07-15 | Fujitsu Limited | Range queries in binary decision diagrams |
US8620854B2 (en) | 2011-09-23 | 2013-12-31 | Fujitsu Limited | Annotating medical binary decision diagrams with health state information |
US9176819B2 (en) | 2011-09-23 | 2015-11-03 | Fujitsu Limited | Detecting sensor malfunctions using compression analysis of binary decision diagrams |
US8838523B2 (en) | 2011-09-23 | 2014-09-16 | Fujitsu Limited | Compression threshold analysis of binary decision diagrams |
US8812943B2 (en) | 2011-09-23 | 2014-08-19 | Fujitsu Limited | Detecting data corruption in medical binary decision diagrams using hashing techniques |
US8719214B2 (en) | 2011-09-23 | 2014-05-06 | Fujitsu Limited | Combining medical binary decision diagrams for analysis optimization |
US9075908B2 (en) | 2011-09-23 | 2015-07-07 | Fujitsu Limited | Partitioning medical binary decision diagrams for size optimization |
US9177247B2 (en) | 2011-09-23 | 2015-11-03 | Fujitsu Limited | Partitioning medical binary decision diagrams for analysis optimization |
JP5790775B2 (ja) * | 2011-11-11 | 2015-10-07 | 富士通株式会社 | ルーティング方法およびネットワーク伝送装置 |
WO2013090940A1 (en) * | 2011-12-16 | 2013-06-20 | Huawei Technologies Co., Ltd. | System and method for concurrent address allocation and authentication |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5124984A (en) * | 1990-08-07 | 1992-06-23 | Concord Communications, Inc. | Access controller for local area network |
JPH05344122A (ja) * | 1992-06-10 | 1993-12-24 | Fujitsu Ltd | ルータ |
US5526489A (en) * | 1993-03-19 | 1996-06-11 | 3Com Corporation | System for reverse address resolution for remote network device independent of its physical address |
JP3464021B2 (ja) * | 1993-07-09 | 2003-11-05 | 富士通株式会社 | アドレス変換機能を持つルータ |
FR2713422B1 (fr) * | 1993-11-30 | 1996-01-12 | Bull Sa | Procédé de conversion automatique pour le portage d'applications de télécommunication du réseau TCP/IP sur le réseau OSI-CO et module utilisé dans ledit procédé. |
US5636216A (en) * | 1994-04-08 | 1997-06-03 | Metricom, Inc. | Method for translating internet protocol addresses to other distributed network addressing schemes |
US5548646A (en) * | 1994-09-15 | 1996-08-20 | Sun Microsystems, Inc. | System for signatureless transmission and reception of data packets between computer networks |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP06018995A patent/JP4008049B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-19 US US08/618,211 patent/US5815664A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5815664A (en) | 1998-09-29 |
JPH08263413A (ja) | 1996-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4008049B2 (ja) | アドレス送信装置、アドレス送信方法およびアドレス送信システム | |
US7558880B2 (en) | Dynamic DNS registration method, domain name solution method, DNS proxy server, and address translation device | |
US9866523B2 (en) | Method and system for increasing speed of domain name system resolution within a computing device | |
US6324585B1 (en) | Method and apparatus for domain name service request resolution | |
US6892245B1 (en) | Management information base for a multi-domain network address translator | |
US8769057B1 (en) | Employing a hierarchy of servers to resolve fractional IP addresses | |
US7197574B1 (en) | Domain name system inquiry apparatus, domain name system inquiry method, and recording medium | |
US20040148398A1 (en) | Method of automatically registering an IP address and domain name in IP protocol version 6 | |
US11438427B2 (en) | Discovery of resources in a local network | |
JPH10111848A (ja) | 照会要求を向けなおすことによってドメインネームシステムの個人情報へのアクセスを制限する方法と装置 | |
CN109743414B (zh) | 利用冗余连接提高地址翻译可用性的方法及计算机可读存储介质 | |
CN103618801A (zh) | 一种p2p资源共享的方法、设备及系统 | |
JP6104406B2 (ja) | ネットワークのプロトコルアドレスを扱う方法及び処理デバイス | |
JP4460693B2 (ja) | 情報検索機能をもつネットワークシステム | |
WO2013013477A1 (zh) | 数据包处理和溯源方法、装置及系统 | |
JPH10154994A (ja) | アドレス変換システム | |
JP2006287416A (ja) | アドレス情報取得装置、アドレス情報取得方法およびアドレス情報取得プログラム | |
CN111314197B (zh) | 域名资源管理装置及域名资源管理方法 | |
JP4251148B2 (ja) | グループ内通信方法、システム及び記録媒体 | |
JP3570606B2 (ja) | データ検索装置および方法 | |
JPH09325931A (ja) | ネットワーク接続システム及び接続代行対応クライアント並びに接続代行対応クライアントを実現する制御プログラムを格納した記憶媒体 | |
US7395353B1 (en) | Method and apparatus for processing internet site names through regular expression comparison | |
CN105245626A (zh) | 在专网中使用快捷域名实现网站寻址的方法 | |
CN113923188B (zh) | 用于IPv6/IPv4访问的无状态灵活映射算法 | |
JP2004363745A (ja) | 通信処理装置、サーバ装置、通信処理システム、および方法、並びにコンピュータ・プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040326 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070709 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070829 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |