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JP4007770B2 - 光記録媒体上の情報読取方法 - Google Patents

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JP4007770B2
JP4007770B2 JP2001110705A JP2001110705A JP4007770B2 JP 4007770 B2 JP4007770 B2 JP 4007770B2 JP 2001110705 A JP2001110705 A JP 2001110705A JP 2001110705 A JP2001110705 A JP 2001110705A JP 4007770 B2 JP4007770 B2 JP 4007770B2
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optical recording
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貴之 古川
正治 楠本
隆史 井上
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録媒体上の情報読取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DVD等の読み取り専用型の光記録媒体は、記録情報に対応する凹凸パターン、いわゆるピットパターンを合成樹脂基板に成形し、前記ピットパターンの凹凸に沿う凹凸状の金属薄膜を配置して記録層としており、記録層の凹凸パターンをレーザ光で読み取ることで、画像、音声、文字などの情報を得る。
【0003】
したがって、一旦製造された光記録媒体に後から情報を追記することはできないのが普通である。しかし、光記録媒体の製造保管あるいは流通販売の管理上、個々の光ディスク毎に連続番号や識別符号を付すことが要求されることがあるため、製造後の光記録媒体にレーザ光によってバーコードを書き込むことで、上記した連続番号や識別符号などの光記録媒体毎に異なる個別情報を追記する技術が提案されている。
【0004】
個別情報を記録する方法は、国際公開番号WO97/14146の公報などに記載されており、図4に示すように、光記録媒体(以下、光ディスク1という)の周方向に沿った特定領域内でレーザを照射し、内部の金属薄膜2を複数箇所にて溶融除去して、微細な放射状のバーコードパターン3を形成している。このバーコードパターン3はBCAパターンと呼ばれている。
【0005】
バーコードの個別情報を読み取る技術は、特開平10-289486号公報などに開示されており、除去部分と周囲の記録層との反射特性の違いを別のレーザ光で読み取っている。図5に示すように、バーコード読取器4は、レーザ照射器5と光学系6と光検出器7とで構成されており、光ディスク1を回転軸A周りに一定速度で回転させながら、レーザ照射器5より出力1mW程度の弱いエネルギーのレーザ光rを直線偏光で連続照射し、光学系6の偏光ビームスプリッタ6a、λ/4板6b、結像レンズ6cを経由して光ディスク1のバーコードパターン3の部分に入射させる。これによりレーザ光rは金属薄膜2a,2bの残存部分で反射し、反射したレーザ光rが結像レンズ6c、λ/4板6bを経て、偏光ビームスプリッタ6aで水平方向に偏光され、集光レンズ6dで集光され、光検出器7に入って、バーコードパターン3の形状に対応する信号として検出され、バーコードパターン3に含まれる情報が読み取られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光ディスク1の記録層は上記した金属薄膜2a,2bのように複数層で構成されていて、かつ組成が異なっている場合、照射するレーザ光rの波長が長いと、各薄膜からの反射光が互いに干渉し合い、光検出器7での検出が不安定となる。
【0007】
例えばDVDの2層ディスクでは、情報の読み取りが可能なように一方の薄膜を半透明層とする必要があるので、価格を考慮して、半透明層としての金を主成分とする薄膜と高反射率層としてのアルミニウムを主成分とする薄膜とを形成し、高反射率層側に、ピットパターンによる記録内容を表示するための印刷層8を形成している。
【0008】
このためBCAパターンは、印刷層8を避けて金側からレーザ加工し、読み取りを行うようにしているが、その際に、加工レーザのパワー制御が困難であり、上層の金属薄膜2aだけを除去することできないので、金属薄膜2a,2bとも完全に除去するようにしている。なおその際に、下層の金属薄膜2bまで除去するにはかなりのパワーが必要であり、金属薄膜2bが線状に除去されるほどのパワーでは、上層の金属薄膜2aは楕円状に大きく除去されてしまうため、クリアな信号を得るためには下層の金属薄膜2bを読み取ることが必要になる。
【0009】
ところが、一般に用いられている再生波長(630〜650nm)に対して、金属薄膜の反射率は、膜厚を考慮すると、金主成分膜で約95%、アルミ主成分膜で約90%であるため、上記したように金側から読み取りを行うと、反射光の干渉の影響が大きく、光検出器で検出される信号波形は、図6に示したようにノイズがのり、S/N比は必ずしもよくない。
【0010】
本発明は上記問題を解決するもので、光記録媒体上に記録された情報を読取る際に、情報を含んだパターンに対応する信号を安定して検出できる光記録媒体上の情報読取方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、読み取り対象の記録膜と他の記録膜とに対して反射率が大きく異なる波長域の光を選択して照射することで、反射光の強度変化を検出した時にS/N比の高い信号波形を得るようにしたものである。
【0012】
すなわち請求項1記載の発明は、アルミニウム或いは銀を主成分とする第1の薄膜と、金或いは銅を主成分とする第2の薄膜とを下層上層の記録膜とした光記録媒体上に、前記光記録媒体の周方向に沿った特定領域内の複数箇所において前記第1の薄膜及び第2の薄膜の双方を前記第2の薄膜側から照射するレーザ光で線状に除去することで所定のパターンとして記録された情報を読み取るに際し、波長が550nm以下の光を前記特定領域に照射し、得られる反射光の強度変化を検出した後、この強度変化が対応する前記所定のパターンを読み出し、前記所定のパターン内の情報を読み取ることを特徴とする。これによれば、反射率が高い第1の薄膜からの反射光が支配的とな、反射光の干渉の影響が低減されるため、S/N比の高い信号波形が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、情報読取り対象の光記録媒体である2層ディスクの構成を示す。この2層ディスクは先に図4,図5を用いて説明した従来の光ディスクを拡大示したものなので、図4,図5と同じ符号を使用して説明する。
【0015】
光ディスク1においては、記録情報に対応するピットパターンが成形された合成樹脂体を接着層9として、ピットパターンの凹凸に沿う凹凸状の記録層たる金属薄膜2a,2bが両側に配置され、これらを担持し保護するポリカーボネート層10,11がその両側に配置されている。ポリカーボネート層11の外側には、記録内容を表示可能な印刷層8が塗布により膜状に形成されている。
【0016】
上述したようなバーコード読取器に対向して設置される金属薄膜2aには、従来の読取再生波長(630〜650nm)に対して光線反射率が約95%の半透明の金薄膜が用いられ、もう一方の金属薄膜2bには、同じく光線反射率が約90%程度のアルミ薄膜が用いられている。ポリカーボネート層10,11はレーザ光などが透過可能な透明層とされている。
【0017】
ポリカーボネート層10,金属薄膜2a,接着層9,金属薄膜2bは、先に図4,5を用いて説明したように、ディスク周方向に沿った特定領域内で複数箇所において線状に除去されていて、それにより光ディスク1に、ディスク毎の個別の情報を記録した微細な放射状のバーコードパターン3が形成されている。
【0018】
したがって、このバーコードパターン3に含まれる情報を読み取る際には、前述したように、バーコード読取器からより離れた金属薄膜2bの線状の開口を検出する。そのために、金属薄膜2bに対する反射率が金属薄膜2aに対する反射率より50%以上大きくなる波長域の光を選択して光ディスク1に照射する。
【0019】
図2は、各種金属Al,Ag,Au,Cuの蒸着金属膜(実線)および研磨した金属表面(破線)での各波長光と反射率との関係を示す。この実施形態は、金属薄膜2aはAuを主成分とし、金属薄膜2bはAlを主成分としているので、ポリカーボネート層10,11に吸収されない程度に十分に長い波長であることを考慮して、Alに対して反射率0.91;Auに対して反射率0.61となる波長530nm(緑)、あるいはその近傍の波長を選択するのが望ましいことがわかる。
【0020】
このようなレーザ光を照射することで、反射率の高い金属薄膜2bからの反射光が支配的となり、金属薄膜2aからの反射光の影響を低減することができる。その結果、図3に示したような、振幅が大きくて0/1の判別が容易であり、S/N比の高い信号波形を検出することができる。
【0021】
よって、この信号波形から、バーコードパターン3に含まれる情報を安定して正確に読み取ることができる。この光ディスク1の検査工程では、読み取った情報と書き込もうとした情報との一致を、コンピュータ等の情報処理装置で比較することになる。
【0022】
なお、上述した図2から見ると、Alに対して反射率0.92;Cuに対して反射率0.61となる波長500nm,Agに対して反射率0.98;Auに対して反射率0.65となる波長530nm,Agに対して反射率0.98;Cuに対して反射率0.65となる540nmなども適切な波長である。
【0023】
記録層を構成する複数の金属薄膜の組み合わせに応じて、また記録層以外の層の影響を回避できるように、適宜に波長を選択すればよいが、上記したようなAl,Ag,Au,Cuの薄膜については概ね、550nm以下の波長が良好である。ここで、Al,Ag,Au,Cuの薄膜とは、Al,Ag,Au,Cuをそれぞれ主成分とする薄膜であり、「主成分とする」なる表現は、純度90%以上を意味する。
【0024】
なお、読み取り対象の光ディスクは上記したDVD用2層ディスクに限定されず、バーコードパターンも、上記したレーザ加工の他の物理的、化学的手法により加工されたされたものであってよい。
【0025】
さらに、本発明で規定した「反射率差50%以上」は、読み取りを意図しない記録層からの反射光の影響を回避するのに好ましい値であり、あくまでも目安である。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、読み取り対象の記録膜と他の記録膜とに対して反射率が大きく異なる波長域の光を選択して照射することにより、反射光の強度変化を検出した時にS/N比の高い信号波形を得ることができ、記録膜に記録された情報を正確に読み取ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報読取り対象の光記録媒体である従来よりある2層ディスクの構成を示した拡大断面図
【図2】本発明方法における情報読取り原理を説明する、各波長光に対する各種金属の反射率を示すグラフ
【図3】本発明方法で規定される波長光でバーコード情報を読み取った時に得られる信号波形
【図4】従来より光ディスクに形成されているバーコードパターンを模式的に示した平面図
【図5】図4のバーコードパターン情報をバーコード読取器で読み取る状態を示す説明図
【図6】従来より使用している波長光でバーコード情報を読み取った時に得られる信号波形
【符号の説明】
1 光ディスク
2a, 2b 金属薄膜(記録膜)
3 バーコードパターン

Claims (1)

  1. アルミニウム或いは銀を主成分とする第1の薄膜と、金或いは銅を主成分とする第2の薄膜とを下層上層の記録膜とした光記録媒体上に、前記光記録媒体の周方向に沿った特定領域内の複数箇所において前記第1の薄膜及び第2の薄膜の双方を前記第2の薄膜側から照射するレーザ光で線状に除去することで所定のパターンとして記録された情報を読み取るに際し、波長が550nm以下の光を前記特定領域に照射し、得られる反射光の強度変化を検出した後、この強度変化が対応する前記所定のパターンを読み出し、前記所定のパターン内の情報を読み取ることを特徴とする光記録媒体上の情報読取方法。
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