JP4006865B2 - 段押しスイッチ機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔操縦するリモコン装置等に関し、詳しくは1つの操作部での押動操作にて、2段階にスイッチ操作し、例えばクレーン等の遠隔操縦におけるクレーンの動作速度を2段階に調節できるようにする段押しスイッチ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、1つの操作部での押動操作にて2段階のスイッチ操作が可能な段押しスイッチ機構では、上下揺動可能なように弾性支持されたスイッチ操作部材の1箇所に操作部を設けるとともに、この操作部に与えられた押動力が第1のスイッチ押動体を介し第1のスイッチに優先的に働いた後、第2のスイッチ押動体を介し第2のスイッチに働かせる構造が提案されている。例えば、特開平6−28948号公報での段押しスイッチ装置の構成例を図33、図34で以下に説明する。
【0003】
図33、図34において、キー131は、操作パネル17の透孔151内に位置してスイッチ操作部材をなし、操作パネル17の透孔151の口縁一部と樹脂ばね152を介して操作パネル17に一体形成され、樹脂ばね152部の弾性変形を伴って下動されて対応するスイッチ141、142のアクチュエータ141a、142aを押動操作でき、操作後は樹脂ばね152の弾性復元力によって通常位置に復帰できるようにしている。
【0004】
更にキー131は、互いに離れた位置で下向きに形成されている第1、第2の各スイッチ押動突起131a、131bを備えている。キー131の第1、第2の各スイッチ押動突起131a、131bの間の第1のスイッチ押動突起131a寄りに操作部131cを設け、操作部131cへの押動が第1の押動突起131aに優先的に働いた後、第1のスイッチ押動突起131aによる第1のスイッチ141のアクチュエータ141aの押動点を支点として第2のスイッチ押動突起131bに働くようにしている。
【0005】
これによって、キー131の操作部131cに与えられた押動操作力は第1のスイッチ押動突起131aの側に優先的に働いてこれを第1のスイッチ141のアクチュエータ141aに押し付けて第1のスイッチのみを押動操作するようにできる。
【0006】
この時第2のスイッチ押動突起131bの側も下動されるが、キー131自身の弾性によって逃げが生じることにより、第2のスイッチ142のアクチュエータ142aに接するまで下動されないか、下動されてもこれを押動するまでの操作力は伝達されない。
【0007】
操作部131cがそれ以上に押動されるとキー131は第1のスイッチ押動突起131aによる第1のスイッチ141のアクチュエータ141aに対する前記押動点を支点として揺動されて第2のスイッチ押動突起131bによる第2のスイッチ142のアクチュエータ142aに押し付けて第1のスイッチ141を押動操作状態に保ちながら、第2のスイッチ142を押動操作することができる。
【0008】
また第1のスイッチ押動突起131aと第1のスイッチ141のアクチュエータ141aとの対向間隔S1を、第2のスイッチ押動突起131bと第2のスイッチ142のアクチュエータ142aとの対向間隔S2よりも小さく設定している。
【0009】
したがって、キー131の操作部131cに受ける初期押動操作力が第1のスイッチ押動突起131aに優先的に働くことによる第1のスイッチ141の単独での押動操作が確実に行うことができると記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、操作部131cへの押動が第1の押動突起131aによる第1のスイッチ141のアクチュエータ141aに優先的に働き、更に操作部131cを押動することにより、前記第1のスイッチ141のアクチュエータ141aの押動点が支点となり、第2の押動突起131bが第2のスイッチ142のアクチュエータ142aを押動するため、常に第1のスイッチ141のアクチュエータ141aに過負荷な荷重が掛かる状態であり、更に第1のスイッチ141と第2のスイッチ142が両方押動された状態においても、操作部131cを押動し続けると、両方のスイッチのアクチュエータに過負荷な荷重が掛かって、スイッチ本来の操作寿命を低下させることとなり、また、キー131が樹脂ばね152を一体で構成され、前記樹脂ばね152の弾性復元力の範囲内でしか、操作後のキー131を通常位置に復帰させることができないために、スイッチ単独のストロークが小さなものしか選択できず、第1のスイッチ押動突起131aと第1のスイッチ141のアクチュエータ141aとの対向間隔S1と、第2のスイッチ押動突起131bと第2のスイッチ142のアクチュエータ142aとの対向間隔S2の差を大きく設定することができないので、1段目と2段目の操作間隔の明確な違い(クリック感)をもたらすことができないという課題があった。
【0011】
本発明はこのような従来の課題を解決し、スイッチ本来の操作寿命を低下させること無く、スイッチ単独の操作ストロークが小さな場合であっても、実際の操作部でのストロークを十分確保できるとともに、1段目と2段目の操作間隔(クリック感)を明確にすることができる段押しスイッチ機構を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明による段押しスイッチ機構は、第1の支点軸と少なくとも2箇所以上の第1の爪部を有し、前記第1の支点軸の長手方向に対して直角に離れた位置で垂直方向に伸びた第1のスイッチ押動突起と、前記第1のスイッチ押動突起と同一中心線上に第1の操作部が設けられた第1のスイッチボタンと、第2の支点軸と少なくとも2箇所以上の第2の爪部を有し、前記第2の支点軸の長手方向に対して直角に離れた位置で垂直方向に伸びた第2のスイッチ押動突起と、前記第2のスイッチ押動突起の中心線から平行線上に2箇所以上の第2の操作部が設けられた第2のスイッチボタンと、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1、第2の支点軸に嵌合保持する第1及び第2の支点軸受けと、第1、第2の少なくとも2箇所以上設けられた爪部を係止する第1、第2の係止穴と、第1、第2のスイッチ押動突起をガイドする第1、第2のガイド穴を有するスイッチスペーサと、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2のスイッチ押動突起と相対する位置に、第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板と、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2のスイッチ押動突起が、無操作状態では常に前記第1、第2のスイッチに接触しない通常状態位置に跳ね上げておくための第1、第2の跳ね上げバネと、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部と相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態にある操作部と、前記操作部上面に表示銘板を貼り付けるための段部と、裏面には前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に相対する位置に段差を有した第1、第2の突起が設けられたスイッチボードと、前記スイッチボードの操作部と相対する位置に開口部を設けた第1ケースを備えた構成としたものである。
【0013】
この本発明によれば、スイッチ本来の操作寿命を低下させること無く、スイッチ単独の操作ストロークが小さな場合であっても、実際の操作部でのストロークを十分確保できるとともに、1つの操作部での押動操作で、2段階にスイッチ操作ができ、且つ1段目と2段目の操作間隔(クリック感)を明確にすることができる段押しスイッチ機構が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、第1の支点軸と少なくとも2箇所以上の第1の爪部を有し、前記第1の支点軸の長手方向に対して直角に離れた位置で垂直方向に伸びた第1のスイッチ押動突起と、前記第1のスイッチ押動突起と同一中心線上に第1の操作部が設けられた第1のスイッチボタンと、第2の支点軸と少なくとも2箇所以上の第2の爪部を有し、前記第2の支点軸の長手方向に対して直角に離れた位置で垂直方向に伸びた第2のスイッチ押動突起と、前記第2のスイッチ押動突起の中心線から平行線上に2箇所以上の第2の操作部が設けられた第2のスイッチボタンと、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1及び第2の支点軸に嵌合保持する第1、第2の支点軸受けと、第1、第2の少なくとも2箇所以上設けられた爪部を係止する第1、第2の係止穴と、第1、第2のスイッチ押動突起をガイドする第1、第2のガイド穴を有するスイッチスペーサと、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2のスイッチ押動突起と相対する位置に、第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板と、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2のスイッチ押動突起が、無操作状態では常に前記第1、第2のスイッチに接触しない通常状態位置に跳ね上げておくための第1、第2の跳ね上げバネと、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部と相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部と、前記操作部上面に表示銘板を貼り付けるための段部と、互いに段差を有する第1、第2の突起が、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部の相対する位置に設けられたスイッチボードと、前記スイッチボードの操作部と相対する位置に開口部を設けた第1ケースを備えた構成を有しているので、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1、第2の支点軸を支点とした前記第1、第2のスイッチ押動突起までの距離と、前記第1、第2の操作部までの距離との差と、更に前記スイッチボードの操作部の裏面に設けた第1、第2の突起の段差により、スイッチ単独のストロークが小さくても、実際の操作で手が触れるスイッチボードの操作部でのストロークが大きく設定できるとともに、1つの操作部での押動操作にて、2段階にスイッチ操作ができ、且つ1段目と2段目の操作間隔(クリック感)を明確にすることができるという作用を有する。
【0015】
更に、第2のスイッチボタンの操作部を押動しても第1のスイッチを支点としていないので、スイッチ本来の操作寿命を低下させることが無いという作用も有する。
【0016】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に、前記スイッチボードの裏面に設けられた第1、第2の突起と相対する位置に第1、第2のセンタリング穴を設けた構成を有しているので、前記スイッチボードの操作部を押動すると、スイッチボードの操作部の裏面に設けられた第1、第2の突起が、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に接触した時に、第1、第2の突起の先端が第1、第2の操作部に設けられたセンタリング穴でセンタリングされて確実な押動力が伝達できるという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部の裏面に、前記スイッチボードの操作部の裏面に設けられた第1、第2の突起と相対する位置に垂直方向に延びた第1、第2のメカストッパーを設けた構成を有しているので、前記スイッチボードの操作部を押動すると、スイッチボードの操作部の裏面に設けられた第1、第2の突起が、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部を押動し、第1、第2のスイッチがON−OFFした時、前記メカストッパーが前記スイッチスペーサにあたり、スイッチボードの操作部を更に押動してもスイッチには過負荷な荷重が掛かることを防止することができるという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1、第2のスイッチ押動突起の先端に段付き状態のガイドピンを一体で設け、前記ガイドピンに嵌合する挿入穴を有したスイッチボタンゴムで構成を有しているので、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部の裏面に垂直に延びた第1、第2のメカストッパーで、第1、第2のスイッチ押動突起の下死点が一定となるので、第1、第2のスイッチ押動突起の先端に前記スイッチボタンゴムをつけることにより、スイッチのON−OFF接点位置のバラツキ、部品実装時の高さバラツキ等があっても、スイッチボタンゴムの弾性範囲内で確実にスイッチをON−OFFさせることができるという作用を有する。
【0019】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スイッチボタンゴムの外周部に湾曲状に形成されたツバ部を全周に一体で構成を有しているので、スイッチのON−OFF接点位置のバラツキ、部品実装時の高さバラツキがあっても、スイッチボタンゴムの弾性範囲内で確実にスイッチをON−OFFさせることができるという作用と、操作後はスイッチボタンゴムの外周部全周に湾曲状に一体に形成されたツバ部の弾性復元力で、第1、第2のスイッチボタンを通常位置に復帰させることができるという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1のスイッチボタンと前記第1のスイッチ又は前記第2のスイッチボタンと前記第2のスイッチのどちらか一方で構成を有しているので、段押しスイッチ機構が不要な場合は、第1のスイッチボタンと第1のスイッチ又は第2のスイッチボタンと第2のスイッチのどちらか一方を除くことで単独のスイッチ操作ができるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スイッチボードの外周部にツバ部を設け、前記ツバ部を第1のケースと端面に断面形状が三角形又は半円形をした凸部を有した第2のケースとで挟み込む構成を有しているので、段押しスイッチ機構とケース内部への液体の侵入防止がスイッチボード単独で構成することができるという作用を有する。
【0022】
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記第1のスイッチボタンの第1の操作部の中央に段差を有した貫通ガイド穴を設け、前記段差を有した貫通ガイド穴に挿入する先端が球R形状でリング溝を有したスイッチ可動ピンと、前記スイッチ可動ピンと前記段差を有したガイド穴との間に配置する第3の跳ね上げバネと、前記スイッチ可動ピンのリング溝に嵌合する抜け止めリングと、前記スイッチスペーサの第1、第2のガイド穴の中間位置に逃がし穴を設け、前記第2のスイッチボタンの第2の操作部に球R形状の突起を設け、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部の裏面を平滑面で構成を有しているので、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1、第2の支点軸を支点とした前記第1、第2のスイッチ押動突起までの距離と、前記第1、第2の操作部までの距離との差と、前記第1のスイッチボタンの操作部に配置されたスイッチ可動ピンの突出量と第2のスイッチボタンの操作部に設けられた突起の突出量との差により、1つの操作部での押動操作にて、2段階にスイッチ操作ができ、且つ1段目と2段目の操作間隔(クリック感)を明確にすることができるという作用を有する。
【0023】
更に、スイッチボードの操作部裏面が平滑面で且つ、第1のスイッチボタンの操作部に配置されたスイッチ可動ピンの先端が球R形状である為に、スイッチボードの操作部をあらゆる方向から押動操作しても、確実に2段階のスイッチ操作ができ、スイッチ可動ピンが押動操作によって上下することによりスイッチボードの操作部裏面だけに弾性変形負荷が集中することが軽減でき、且つ第1のスイッチボタンの操作部とスイッチ可動ピンとの間に配置された第3の跳ね上げバネの荷重設定により1段目と2段目の操作間隔(クリック感)をより明確にすることができるという作用を有する。
【0024】
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記第1のスイッチボタンの第1の操作部の中央に凹みガイド穴を設け、前記凹みガイド穴に挿入・嵌合する段付形状で先端が球R形状をしたスイッチゴムと、前記第2のスイッチボタンの第2の操作部に球R形状の突起を設け、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部の裏面に前記第1のスイッチボタンの第1の操作部に相対する位置にだけ設けた第3の突起を構えた構成を有しているので、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1、第2の支点軸を支点とした前記第1、第2のスイッチ押動突起までの距離と、前記第1、第2の操作部までの距離との差と、スイッチボードの操作部裏面に設けられた突起と平滑面との差により、1つの操作部での押動操作にて、2段階にスイッチ操作ができ、且つ1段目と2段目の操作間隔(クリック感)を明確にすることができるという作用を有する。
【0025】
更に、押動操作によって、スイッチボードの操作部裏面に設けられた第3の突起と第1のスイッチボタンの操作部に配置されたスイッチゴムとがお互いに弾性変形しあうことで、スイッチボードの操作部裏面だけに弾性変形負荷が集中することが軽減でき、且つスイッチボードの操作部とスイッチゴムのゴム硬度の設定により1段目と2段目の操作間隔(クリック感)をより明確にするという作用を有する。
【0026】
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記第1のスイッチボタンの第1の操作部に凹みガイド穴と前記凹みガイド穴の中央にガイドボスを設け、前記凹みガイド穴の中央に設けたガイドボスに挿入・嵌合するスイッチ可動バネと、前記第2のスイッチボタンの第2の操作部に球R形状の突起を設け、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部の裏面を前記第1のスイッチボタンの第1の操作部に相対する位置だけに突起を設けた構成を有しているので、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1、第2の支点軸を支点とした前記第1、第2のスイッチ押動突起までの距離と、前記第1、第2の操作部までの距離との差と、前記スイッチボードの操作部裏面に第1のスイッチボタンの操作部だけに相対する位置だけに設けた突起と平滑部との差により、1つの操作部での押動操作にて、2段階にスイッチ操作ができ、且つ1段目と2段目の操作間隔(クリック感)を明確にすることができるという作用を有する。
【0027】
更に、押動操作によって、スイッチ可動バネが圧縮変形することによりスイッチボードの操作部裏面だけに弾性変形負荷が集中することが軽減でき、且つスイッチ可動バネの荷重設定による1段目と2段目の操作間隔(クリック感)をより明確にすることができるという作用を有する。
【0028】
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記第1のスイッチボタンの第1の操作部に相当する位置に先端が湾曲形状に形成されたスイッチ板ばねを配置し、前記第2のスイッチボタンの第2の操作部に球R形状の突起を設け、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部の裏面を平滑面で構成を有しているので、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1、第2の支点軸を支点とした前記第1、第2のスイッチ押動突起までの距離と、前記第1、第2の操作部までの距離との差と、前記第1のスイッチボタンの操作部に配置されたスイッチ板バネの湾曲形状部の突出量と第2のスイッチボタンの操作部に設けられた突起の突出量との差により、1つの操作部での押動操作にて、2段階にスイッチ操作ができ、且つ1段目と2段目の操作間隔(クリック感)を明確にすることができるという作用を有する。
【0029】
更に、押動操作によって、スイッチ板バネが弾性変形することによりスイッチボードの操作部裏面だけに弾性変形負荷が集中することが軽減でき、且つスイッチ板バネの荷重設定による1段目と2段目の操作間隔(クリック感)をより明確にすることができるという作用を有する。
【0030】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図32を用いて説明する。
【0031】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図2(a)は同実施の形態1による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図であり、図2(b)は図2(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図2(c)は図2(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図3(a),(b)は第1、第2のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図1、図2、図3において、1、2は各々支点軸1a、2aと少なくとも2箇所以上の各々爪部1b、2bを有した第1、第2のスイッチボタン、1c、2cは各々支点軸1a、2aの長手方向に対して直角に離れた位置に各々垂直方向に伸びたスイッチ押動突起、1d、2dはスイッチ押動突起1c、2cと同一中心線上及び平行線上に各々設けられた操作部である。3は前記第1、第2のスイッチボタン1、2に各々設けられた支点軸1a、2aを保持する支点軸受け3c、3dと、第1、第2のスイッチ押動突起1c、2cを各々ガイドするガイド穴3a、3bと、爪部1b、2bを各々係止する係止穴3e、3fを一体で構成したスイッチスペーサ、4、5は前記第1、第2のスイッチボタン1、2を通常状態に跳ね上げておく跳ね上げバネ、6は第1、第2のスイッチ7、8が実装されたプリント基板、9は前記第1、第2のスイッチボタン1、2の操作部1d、2dと相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態にある操作部9aと、前記操作部9a上面に表示銘板11を貼り付けるための段部9dと、前記操作部9aの裏面に前記第1、第2のスイッチボタン1、2の操作部1d、2dと相対する位置に段差を有した第1、第2の突起9b、9cが弾性体で一体構成されたスイッチボード、10は前記スイッチボード9に設けられた操作部9aと相対した位置に開口部10aを有する第1のケースである。
【0032】
上記の構成において、ガイド穴3a、3bの外周部に跳ね上げバネ4、5を配置し、支点軸受け3c、3dに第1、第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は跳ね上げバネ4、5のバネ力で通常状態位置に跳ね上げられた状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3を第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の第1、第2の突起9b、9cが第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部1d、2dと相対する位置に配置されるとともに、第1の突起9bと第1の操作部1dはほぼ隙間の状態となり、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、まず図3(a)に示すように第1の突起9bが第1のスイッチボタン1の操作部1dを押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cが第1のスイッチ7に働き、更に押動操作すると第1の突起9bが弾性変形しながら、図3(b)に示すように第2の突起9cが第2のスイッチボタンの操作部2dを押し下げると連動して第2の押動突起2cによって第2のスイッチ8に働くようにしてある。
【0033】
以上のように同実施の形態1によれば、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1、第2の支点軸を支点とした前記第1、第2のスイッチ押動突起までの距離と、前記第1、第2の操作部までの距離との差と、更に前記操作部材の凸部の裏面に設けた第1、第2の突起の段差により、スイッチ本来の操作寿命を低下させること無く、スイッチ単独のストロークが小さくても、実際の操作で手が触れるスイッチボードの操作部でのストロークが大きく設定できるとともに、1つの操作部での押動操作にて、2段階にスイッチ操作ができ、且つ1段目と2段目の操作間隔(クリック感)を明確にすることができるという効果が得られる。
【0034】
なお、本実施の形態では、スイッチボード9に段差を設けた突起9b、9cを設けた構成を図示したが、第1、第2のスイッチボタン1、2の操作部1d、2dに同様の段差を設けた突起を構成しても同様の効果が得られる。
【0035】
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図5(a)は同実施の形態2による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図であり、図5(b)は図5(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図5(c)は図5(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図6(a),(b)は第1、第2のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図4、図5、図6において、図1〜図3と重複する符号の説明は省くが、1e、2eは前記第1、第2のスイッチボタンの操作部1d、2dに設けられた第1、第2のセンタリング穴である。
【0036】
上記の構成において、ガイド穴3a、3bの外周部に跳ね上げバネ4、5を配置し、支点軸受け3c、3dに第1、第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は跳ね上げバネ4、5のバネ力で通常状態位置に跳ね上げられた状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3を第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の第1、第2の突起9b、9cが第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部1d、2dと相対する位置に配置されるとともに、第1の突起9bと第1の操作部1dはほぼ隙間の状態となり、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、まず図6(a)に示すように第1の突起9bが第1のスイッチボタン1の操作部1dに設けた第1のセンタリング穴1eでセンタリングされた状態で押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cが第1のスイッチ7に働き、更に押動操作すると第1の突起9bが弾性変形しながら、図6(b)に示すように第2の突起9cが第2のスイッチボタンの操作部2dに設けた第2のセンタリング穴2eでセンタリングされた状態で押し下げると連動して第2の押動突起2cによって第2のスイッチ8に働くようにしてある。
【0037】
以上のように同実施の形態2によれば、実施の形態1記載の効果が得られるとともに、スイッチボードに構成された突起が、スイッチボタンの操作部のセンタリング穴でセンタリングされて、スイッチ押動突起に確実に操作力を伝達できるという効果が得られる。
【0038】
(実施の形態3)
図7は本発明の第3の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図8(a)は同実施の形態3による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図であり、図8(b)は図8(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図8(c)は図8(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図9(a),(b)は第1、第2のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図7、図8、図9において、図1〜図5と重複する符号の説明は省くが、1f、2fは第1、第2のスイッチボタン1、2の操作部1d、2dの下部に垂直方向に延びた第1、第2のメカストッパーである。
【0039】
上記の構成において、ガイド穴3a、3bの外周部に跳ね上げバネ4、5を配置し、支点軸受け3c、3dに第1、第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は跳ね上げバネ4、5のバネ力で通常状態位置に跳ね上げられた状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3を第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の第1、第2の突起9b、9cが第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部1d、2dと相対する位置に配置されるとともに、第1の突起9bと第1の操作部1dはほぼ隙間の状態となり、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、まず図9(a)に示すように第1の突起9bが第1のスイッチボタン1の操作部1dに設けた第1のセンタリング穴1eでセンタリングされた状態で押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cが第1のスイッチ7に働くと同時に、操作部1dの下部に設けた垂直方向に延びた第1のメカストッパー1fがスイッチスペーサ3にあたり、第1のスイッチボタン1の押動動作がとまり、更に押動操作する第1の突起9bが弾性変形しながら、図9(b)に示すように第2の突起9cが第2のスイッチボタンの操作部2dに設けた第2のセンタリング穴2eでセンタリングされた状態で押し下げると連動して第2の押動突起2cによって第2のスイッチ8に働くと同時に、操作部2dの下部に設けた垂直方向に延びた第2のメカストッパー2fがスイッチスペーサ3にあたるようにしてある。
【0040】
以上のように同実施の形態3によれば、前記実施の形態1、2記載の効果が得られるとともに、メカストッパーによりスイッチ自体にメカストッパーを有していないスイッチにおいても過度の力で押動操作されても、スイッチに過度の荷重が掛かることを防止でき、高寿命化が図れるという効果が得られる。
【0041】
(実施の形態4)
図10は本発明の第4の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図11(a)は同実施の形態4による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図であり、図11(b)は図11(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図11(c)は図11(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図12(a),(b)は第1、第2のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図10、図11、図12において、図1〜図8と重複する符号の説明は省くが、1g、2gは第1、第2のスイッチボタン1、2の第1、第2のスイッチ押動突起1c、2cの先端に段付き状態に一体で構成された第1、第2のガイドピン、12、13は前記第1、第2のガイドピン1g、2gに嵌合する第1、第2の挿入穴12a、13aを設けた弾性体で構成された第1、第2のスイッチボタンゴムである。
【0042】
上記構成において、ガイド穴3a、3bの外周部に跳ね上げバネ4、5を配置し、支点軸受け3c、3dに第1、第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は跳ね上げバネ4、5のバネ力で通常状態位置に保持された状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3をプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の第1、第2の突起9b、9cが第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部1d、2dと相対する位置に配置されるとともに、第1の突起9bと第1の操作部1dはほぼ隙間の状態となり、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、まず図12(a)に示すように第1の突起9bが第1のスイッチボタン1の操作部1dに設けた第1のセンタリング穴1eでセンタリングされた状態で押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cの先端に嵌合された第1のスイッチボタンゴム12の先端が第1のスイッチ7に働くと同時に、操作部1dの下部に設けた垂直方向に伸びた第1のメカストッパー1fがスイッチスペーサ3にあたり、第1のスイッチボタン1の押動動作がとまり、更に押動操作する第1の突起9bが弾性変形しながら、図12(b)に示すように第2の突起9cが第2のスイッチボタンの操作部2dに設けた第2のセンタリング穴2eでセンタリングされた状態で押し下げると連動して第2の押動突起2cの先端に嵌合された第2のスイッチボタンゴム13の先端によって第2のスイッチ8に働くと同時に、操作部2dの下部に設けた垂直方向に伸びた第2のメカストッパー2fがスイッチスペーサ3にあたるようにしてある。
【0043】
以上のように同実施の形態4によれば、前記実施の形態1、2、3記載の効果が得られるとともに、スイッチのON−OFF接点位置のバラツキ・部品実装時の高さバラツキ等をスイッチボタンゴムの弾性力で吸収することができるという効果が得られる。
【0044】
更に、スイッチボタンゴムのゴム硬度の設定と、メカストッパーの設定位置により、より実際に操作する操作部でストロークを大きく設定できるという効果も得られる。
【0045】
(実施の形態5)
図13は本発明の第5の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図14(a)は同実施の形態5による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図であり、図14(b)は図14(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図14(c)は図14(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図15(a),(b)は第1、第2のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図13、図14、図15において、図1〜図12と重複する符号の説明は省くが、14、15は外周部全周に湾曲状の第1、第2のツバ14a、15aと、第1、第2のスイッチ押動突起1c、2cと嵌合する第1、第2の穴部14b、15bを有した弾性体からなる第1、第2のスイッチボタンバネである。
【0046】
上記構成において、ガイド穴3a、3bの外周部にスイッチボタンバネ14、15を配置し、支点軸受け3c、3dに第1、第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、第1、第2のスイッチ押動突起1c、2cを第1、第2のスイッチボタンバネ14、15の穴部14b、15bに挿入し、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は第1、第2のスイッチボタンバネ14、15の弾性復元力で通常状態位置に保持された状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3をプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の第1、第2の突起9b、9cが第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部1d、2dと相対する位置に配置されるとともに、第1の突起9bと第1の操作部1dはほぼ隙間の状態となり、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、まず図15(a)に示すように第1の突起9bが第1のスイッチボタン1の操作部1dに設けた第1のセンタリング穴1eでセンタリングされた状態で押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cが挿入された第1のスイッチボタンバネ14の先端が第1のスイッチ7に働くと同時に、操作部1dの下部に設けた垂直方向に伸びた第1のメカストッパー1fがスイッチスペーサ3にあたり、第1のスイッチボタン1の押動動作がとまり、更に押動操作する第1の突起9bが弾性変形しながら、図15(b)に示すように第2の突起9cが第2のスイッチボタンの操作部2dに設けた第2のセンタリング穴2eでセンタリングされた状態で押し下げると連動して、第2の押動突起2cが挿入された第2のスイッチボタンバネ15の先端が第2のスイッチ8に働くと同時に、操作部2dの下部に設けた垂直方向に伸びた第2のメカストッパー2fがスイッチスペーサ3にあたるようにしてある。
【0047】
以上のように同実施の形態5によれば、前記実施の形態1〜4記載の効果が得られるとともに、跳ね上げバネとスイッチボタンゴムを弾性体により一体構成することで、部品点数の削減・組立時間の短縮ができるという効果が得られる。
【0048】
(実施の形態6)
図16は本発明の第6の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図17(a)は同実施の形態による第1のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図、図17(b)は第1のスイッチボタンのみを装着した通常状態を示す要部断面図、図18は第1のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図16、図17、図18において、図1〜15と重複する符号の説明は省く。
【0049】
上記構成において、ガイド穴3aの外周部に跳ね上げバネ4を配置し、支点軸受け3cに第1のスイッチボタンの支点軸1aを嵌合するとともに、爪部1bを係止穴3eに係止するまで挿入することで、第1のスイッチボタン1は跳ね上げバネ4のバネ力で通常状態位置に保持された状態となる。次に第1のスイッチボタン1が装着されたスイッチスペーサ3を第1のスイッチ7が実装されたプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の第1の突起9bが第1のスイッチボタンの第1の操作部1dと相対する位置に配置され、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、第1の突起9bが第1のスイッチボタン1の操作部1dを押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cの先端が第1のスイッチ7に働くようにしてある。
【0050】
以上のように同実施の形態6によれば、第1のスイッチボタンと第1のスイッチのみを装着・実装するだけで、他の部品は共用でき1つの装置で段押しスイッチ機構と単独スイッチ機構の両立が図れるという効果が得られる。
【0051】
なお、本実施の形態では、第1のスイッチボタンと第1のスイッチのみを装着・実装した構成を図示したが、第2のスイッチボタンと第2のスイッチのみを装着・実装をしても同様の効果が得られる。
【0052】
(実施の形態7)
図19は本発明の第7の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図20はケース嵌合状態を示す要部断面図である。図19、図20において、図1〜図18と重複する符号の説明は省くが、9eはスイッチボード9の外周全周に設けたツバ部、16は外周端面全周に断面形状が三角形または半円形をした凸リブ16aを有した第2のケースである。
【0053】
上記構成において、ガイド穴3a、3bの外周部に跳ね上げバネ4、5を配置し、支点軸受け3c、3dに第1、第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は跳ね上げバネ4、5のバネ力で通常状態位置に保持された状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3をプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9、第1のケース10の順序で被せて、下方より第2のケース16と第1のケース10でスイッチボード9に設けられたツバ部9eを挟み込むことにより、第2のケース16の外周端面全周に構成された断面形状が三角形または半円形をした凸リブ16aがスイッチボード9のツバ部9eに食い込む状態となる。
【0054】
以上のように同実施の形態7によれば、スイッチボードのみで段押しスイッチ機構と装置全体の防水性が確保できるという効果が得られる。
【0055】
(実施の形態8)
図21は本発明の第8の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図22(a)は同実施の形態8による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図であり、図22(b)は図22(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図22(c)は図22(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図23(a),(b)は第1、第2のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図21、図22、図23において、図1〜図3と重複する符号の説明は省くが、1hは第1のスイッチボタン1の操作部1dの中央に設けられた段付きの貫通ガイド穴、17は前記段付きの貫通ガイド穴1hに挿入する先端が球R形状17aとリング溝17bを有したスイッチ可動ピン、18は前記スイッチ可動ピン17を跳ね上げる第3の跳ね上げバネ、19は前記スイッチ可動ピン17が前記第3の跳ね上げバネ18で規定以上に跳ね上げられることを防止する抜け止めリング、2hは第2のスイッチボタン2の操作部2dに設けられた先端が球R形状をした突起、9fはスイッチボード9の操作部9aの裏面の平滑部、3gはスイッチスペーサ3の第1、第2のガイド穴3a、3b間に設けられた逃がし穴である。
【0056】
上記構成において、ガイド穴3a、3bの外周部に跳ね上げバネ4、5を配置し、まず第1のスイッチボタン1の操作部1dに設けられた段付きの貫通ガイド穴1hにスイッチ可動ピン17と第3の跳ね上げバネ18を配置し、抜け止めリング19をスイッチ可動ピン17のリング溝17bに嵌合することでスイッチ可動ピン17の先端球R形状部17aが規定位置まで跳ね上げられた状態で保持される。支点軸受け3c、3dに先程のスイッチ可動ピン17等が組み込まれた第1のスイッチボタンと第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は跳ね上げバネ4、5のバネ力で通常状態位置に跳ね上げられた状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3を第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の操作部9aの裏面の平滑部9fが第1のスイッチボタン1の操作部1dに組み込まれたスイッチ可動ピン17の先端球R形状17aにほぼ隙間の無い状態で配置され、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、まず図23(a)に示すように平滑部9fがスイッチ可動ピン17を押すことによって第1のスイッチボタン1の操作部1dを押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cが第1のスイッチ7に働き、更に押動操作すると第1のメカストッパー1fがスイッチスペーサ3に当たり、第1のスイッチボタン1の押動動作は停止するとともに、スイッチ可動ピン17が押し下げられながら、図23(b)に示すように平滑部9fが第2のスイッチボタンの操作部2dに設けた突起2hを押し下げると連動して第2の押動突起2cによって第2のスイッチ8に働くようにしてある。
【0057】
以上のように同実施の形態8によれば、実施の形態1記載の効果が得られるとともに、スイッチボードの操作部裏面が平滑面で且つ、第1のスイッチボタンの操作部に配置されたスイッチ可動ピンの先端が球R形状である為に、スイッチボードの操作部をあらゆる方向から押動操作しても、確実に2段階のスイッチ操作ができ、スイッチ可動ピンが押動操作によって上下することによりスイッチボードの操作部裏面だけに弾性変形負荷が集中することを軽減でき、且つ第1のスイッチボタンの操作部とスイッチ可動ピンとの間に配置された第3の跳ね上げバネの荷重設定による1段目と2段目の操作間隔(クリック感)をより明確にすることができるという効果が得られる。
【0058】
(実施の形態9)
図24は本発明の第9の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図25(a)は同実施の形態9による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図であり、図25(b)は図25(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図25(c)は図25(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図26(a),(b)は第1、第2のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図24、図25、図26において、図1〜図3、図21〜図23と重複する符号の説明は省くが、1iは第1のスイッチボタン1の操作部1dに設けられた凹ガイド穴、20は前記凹ガイド穴1iに挿入・嵌合する段付形状で先端が球R形状をした弾性部材からなるスイッチゴム、9gは操作部9aの裏面に前記第1のスイッチボタン1の操作部1dに相対する位置だけに設けた第3の突起である。
【0059】
上記構成において、ガイド穴3a、3bの外周部に跳ね上げバネ4、5を配置し、まず第1のスイッチボタン1の操作部1dに設けられた凹ガイド穴1iに段付形状をしたスイッチゴム20を配置する。支点軸受け3c、3dに先程のスイッチゴム20が配置された第1のスイッチボタンと第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は跳ね上げバネ4、5のバネ力で通常状態位置に跳ね上げられた状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3を第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の操作部9aの裏面の第3の突起9gが第1のスイッチボタン1の操作部1dに配置されたスイッチゴム20とほぼ隙間の無い状態で配置され、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、まず図26(a)に示すように第3の突起9gがスイッチゴム20を押すことによって第1のスイッチボタン1の操作部1dを押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cが第1のスイッチ7に働き、更に押動操作する第1のメカストッパー1fがスイッチスペーサ3に当たり、第1のスイッチボタン1の押動動作は停止するとともに、第3の突起9gとスイッチゴム20が弾性変形しながら、図26(b)に示すように第3の突起9gの両側の平滑部9fが第2のスイッチボタンの操作部2dに設けた突起2hを押し下げると連動して第2の押動突起2cによって第2のスイッチ8に働くようにしてある。
【0060】
以上のように同実施の形態9によれば、実施の形態1記載の効果が得られるとともに、スイッチボードの操作部裏面に設けられた第3の突起と第1のスイッチボタンの操作部に配置されたスイッチゴムとがお互いに接触・変形しあうことで、スイッチボードの操作部裏面だけに弾性変形負荷が集中することを軽減でき、且つスイッチボードの操作部とスイッチゴムのゴム硬度の設定により1段目と2段目の操作間隔(クリック感)をより明確にすることができるという効果が得られる。
【0061】
(実施の形態10)
図27は本発明の第10の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図28(a)は同実施の形態10による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図であり、図28(b)は図28(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図27(c)は図28(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図29(a),(b)は第1、第2のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図27、図28、図29において、図1〜図3、図21〜図26と重複する符号の説明は省くが、1jは第1のスイッチボタン1の操作部1dに設けられた凹ガイド穴1iの中央に設けたガイドボス、21は前記ガイドボス1jに挿入・嵌合するスイッチ可動バネである。
【0062】
上記構成において、ガイド穴3a、3bの外周部に跳ね上げバネ4、5を配置し、まず第1のスイッチボタン1の操作部1dに設けられた凹ガイド穴1iの中央に設けられたガイドボス1jにスイッチ可動バネ21を配置する。支点軸受け3c、3dに先程のスイッチ可動バネ21が配置された第1のスイッチボタンと第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は跳ね上げバネ4、5のバネ力で通常状態位置に跳ね上げられた状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3を第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の操作部9aの平滑部9fが第1のスイッチボタン1の操作部1dに配置されたスイッチ可動バネ21とほぼ隙間の無い状態で配置され、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、まず図29(a)に示すように平滑部9fがスイッチ可動バネ21を押すことによって第1のスイッチボタン1の操作部1dを押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cが第1のスイッチ7に働き、更に押動操作すると第1のメカストッパー1fがスイッチスペーサ3に当たり、第1のスイッチボタン1の押動動作は停止するとともに、スイッチ可動バネ21が圧縮変形しながら、図29(b)に示すように平滑部9fが第2のスイッチボタンの操作部2dに設けた突起2hを押し下げると連動して第2の押動突起2cによって第2のスイッチ8に働くようにしてある。
【0063】
以上のように同実施の形態10によれば、実施の形態1記載の効果が得られるとともに、スイッチ可動バネが圧縮することによりスイッチボードの操作部裏面だけに弾性変形負荷が集中することを軽減でき、且つスイッチ可動バネの荷重設定により1段目と2段目の操作間隔(クリック感)をより明確にすることができるという効果が得られる。
【0064】
(実施の形態11)
図30は本発明の第11の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図であり、図31(a)は同実施の形態11による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図であり、図31(b)は図31(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図31(c)は図31(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図であり、図32(a),(b)は第1、第2のスイッチボタンが押動された状態を示す要部断面図である。図30、図31、図32において、図1〜図3、図21〜図26と重複する符号の説明は省くが、22は前記第1のスイッチボタン1の操作部1dに配置された先端が湾曲形状をしたスイッチ板バネである。
【0065】
上記構成において、ガイド穴3a、3bの外周部に跳ね上げバネ4、5を配置し、まず第1のスイッチボタン1の操作部1dにカシメ等の手段にとってスイッチ板バネを取り付ける。支点軸受け3c、3dに先程のスイッチ板バネ22が取付られた第1のスイッチボタンと第2のスイッチボタンの支点軸1a、2aを嵌合するとともに、爪部1b、2bを係止穴3e、3fに係止するまで挿入することで、第1、第2のスイッチボタン1、2は跳ね上げバネ4、5のバネ力で通常状態位置に跳ね上げられた状態となる。次に第1、第2のスイッチボタン1、2が装着されたスイッチスペーサ3を第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板6の上にのせ、ネジ等の手段によって固定する。更にスイッチスペーサ3の上面にスイッチボード9と第1のケース10を被せることで、スイッチボード9の操作部9aの平滑部9fが第1のスイッチボタン1の操作部1dに取付られたスイッチ板バネ22の湾曲形状部先端とほぼ隙間の無い状態で配置され、スイッチボード9の操作部9aを押動操作すると、まず図32(a)に示すように平滑部9fがスイッチ板バネ22の湾曲形状部を押すことによって第1のスイッチボタン1の操作部1dを押し下げると連動して、第1のスイッチ押動突起1cが第1のスイッチ7に働き、更に押動操作すると第1のメカストッパー1fがスイッチスペーサ3に当たり、第1のスイッチボタン1の押動動作は停止するとともに、スイッチ板バネ22の先端の湾曲形状部が弾性変形しながら、図32(b)に示すように平滑部9fが第2のスイッチボタンの操作部2dに設けた突起2hを押し下げると連動して第2の押動突起2cによって第2のスイッチ8に働くようにしてある。
【0066】
以上のように同実施の形態11によれば、実施の形態1記載の効果が得られるとともに、スイッチ板バネが弾性変形することによりスイッチボードの操作部裏面だけに弾性変形負荷が集中することを軽減でき、且つスイッチ板バネの荷重設定により1段目と2段目の操作間隔(クリック感)をより明確にすることができるという効果が得られる。
【0067】
【発明の効果】
以上のように本発明の段押しスイッチ機構によれば、スイッチ本来の操作寿命を低下させること無く、スイッチ単独のストロークが小さくても、実際の操作で手が触れるスイッチボードの操作部でのストロークが大きく設定できるとともに、1つの操作部での押動操作にて、2段階にスイッチ操作ができ、且つ1段目と2段目の操作間隔(クリック感)を明確にすることができるという効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図2】(a)同実施の形態による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)図2(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
(c)図2(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
【図3】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
(b)同実施の形態による第2のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図4】本発明の第2の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図5】(a)同実施の形態による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)図5(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
(c)図5(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
【図6】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
(b)同実施の形態による第2のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図7】本発明の第3の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図8】(a)同実施の形態による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)図8(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
(c)図8(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
【図9】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
(b)同実施の形態による第2のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図10】本発明の第4の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図11】(a)同実施の形態による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)図11(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
(c)図11(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
【図12】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
(b)同実施の形態による第2のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図13】本発明の第5の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図14】(a)同実施の形態による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)図14(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
(c)図14(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
【図15】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
(b)同実施の形態による第2のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図16】本発明の第6の実施の形態における単独スイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図17】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)同実施の形態による第1のスイッチボタンの通常状態位置を示す要部断面図
【図18】同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図19】本発明の第7の実施の形態における段押しスイッチ機構を内蔵した装置全体の防水構造を示す分解構成斜視図
【図20】同実施の形態による装置全体の防水構造を示す要部断面図
【図21】本発明の第8の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図22】(a)同実施の形態による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)図22(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
(c)図22(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
【図23】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
(b)同実施の形態による第2のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図24】本発明の第9の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図25】(a)同実施の形態による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)図25(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
(c)図25(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
【図26】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
(b)同実施の形態による第2のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図27】本発明の第10の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図28】(a)同実施の形態による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)図28(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
(c)図28(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
【図29】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
(b)同実施の形態による第2のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図30】本発明の第11の実施の形態における段押しスイッチ機構を示す分解構成斜視図
【図31】(a)同実施の形態による第1、第2のスイッチボタンの配置状態を示す要部平面図
(b)図31(a)のB−B’で断面した第1のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
(c)図31(a)のC−C’で断面した第2のスイッチボタンの通常状態を示す断面図
【図32】(a)同実施の形態による第1のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
(b)同実施の形態による第2のスイッチボタンの押動状態位置を示す要部断面図
【図33】従来例による段押しスイッチ装置を示す分解構成斜視図
【図34】従来例による段押しスイッチ装置を示す要部断面図
【符号の説明】
1 第1のスイッチボタン
1a 第1の支点軸
1b 第1の爪部
1c 第1のスイッチ押動突起
1d 第1の操作部
1e 第1のセンタリング穴
1f 第1のメカストッパー
1g 第1のガイドピン
1h 段付き貫通ガイド穴
1i 凹ガイド穴
1j ガイドボス
2 第2のスイッチボタン
2a 第2の支点軸
2b 第2の爪部
2c 第2のスイッチ押動突起
2d 第2の操作部
2e 第2のセンタリング穴
2f 第2のメカストッパー
2g 第2のガイドピン
2h 突起
3 スイッチスペーサ
3a 第1のガイド穴
3b 第2のガイド穴
3c 第1の支点軸受け
3d 第2の支点軸受け
3e 第1の係止穴
3f 第2の係止穴
3g 逃がし穴
4 第1の跳ね上げバネ
5 第2の跳ね上げバネ
6 プリント基板
7 第1のスイッチ
8 第2のスイッチ
9 スイッチボード
9a 操作部
9b 第1の突起
9c 第2の突起
9d 段部
9e ツバ部
9f 平滑部
9g 第3の突起
10 第1のケース
10a 開口部
11 表示銘板
12 第1のスイッチボタンゴム
12a 第1の挿入穴
13 第2のスイッチボタンゴム
13a 第2の挿入穴
14 第1のスイッチボタンバネ
14a 第1のツバ
14b 第1の穴部
15 第2のスイッチボタンバネ
15a 第2のツバ
15b 第2の穴部
16 第2のケース
16a 凸リブ
17 スイッチ可動ピン
17a 球R形状
17b リング溝
18 第3の跳ね上げバネ
19 抜け止めリング
20 スイッチゴム
21 スイッチ可動バネ
22 スイッチ板バネ
Claims (11)
- 第1の支点軸と少なくとも2箇所以上の第1の爪部を有し、前記第1の支点軸の長手方向に対して直角に離れた位置で垂直方向に伸びた第1のスイッチ押動突起と、前記第1のスイッチ押動突起と同一中心線上に第1の操作部が設けられた第1のスイッチボタンと、第2の支点軸と少なくとも2箇所以上の第2の爪部を有し、前記第2の支点軸の長手方向に対して直角に離れた位置で垂直方向に伸びた第2のスイッチ押動突起と、前記第2のスイッチ押動突起の中心線から平行線上に2箇所以上の第2の操作部が設けられた第2のスイッチボタンと、前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1及び第2の支点軸に嵌合保持する第1、第2の支点軸受けと、第1、第2の少なくとも2箇所以上設けられた爪部を係止する第1、第2の係止穴と、第1、第2のスイッチ押動突起をガイドする第1、第2のガイド穴を有するスイッチスペーサと、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2のスイッチ押動突起と相対する位置に、第1、第2のスイッチが実装されたプリント基板と、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2のスイッチ押動突起が、無操作状態では常に前記第1、第2のスイッチに接触しない通常状態位置に跳ね上げておくための第1、第2の跳ね上げバネと、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部と相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部と、前記操作部上面に表示銘板を貼り付けるための段部と、互いに段差を有する第1、第2の突起が、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部の相対する位置に設けられたスイッチボードと、前記スイッチボードの操作部と相対する位置に開口部を設けた第1ケースを備えた段押しスイッチ機構。
- 前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に、前記スイッチボードの操作部裏面に設けられた第1、第2の突起と相対する位置に第1、第2のセンタリング穴を設けた構成とした請求項1記載の段押しスイッチ機構。
- 前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部の裏面に、前記スイッチボードの操作部裏面に設けられた第1、第2の突起と相対する位置に垂直方向に延びた第1、第2のメカストッパーを設けた構成とした請求項1記載の段押しスイッチ機構。
- 前記第1、第2のスイッチボタンに設けられた第1、第2のスイッチ押動突起の先端に段付き状態のガイドピンを一体で設け、前記ガイドピンに嵌合する挿入穴を有したスイッチボタンゴムで構成された請求項1記載の段押しスイッチ機構。
- 前記スイッチボタンゴムの外周部に湾曲状に形成されたツバ部を全周に一体で構成させた請求項1記載の段押しスイッチ機構。
- 前記第1のスイッチボタンと第1のスイッチ又は前記第2のスイッチボタンと第2のスイッチのどちらか一方で構成した請求項1記載の段押しスイッチ機構。
- 前記スイッチボードの外周部全周にツバ部を設け、前記ツバ部を第1のケースと端面全周に断面形状が三角形または半円形をした凸部を有した第2のケースとで挟み込む構成とした請求項1記載の段押しスイッチ機構。
- 前記第1のスイッチボタンの第1の操作部の中央に段差を有した貫通ガイド穴を設け、前記段差を有した貫通ガイド穴に挿入する先端が球R形状でリング溝を有したスイッチ可動ピンと、前記スイッチ可動ピンと前記段差を有したガイド穴との間に配置する第3の跳ね上げバネと、前記スイッチ可動ピンのリング溝に嵌合する抜け止めリングと、前記スイッチスペーサの第1、第2のガイド穴の中間位置に逃がし穴を設け、前記第2のスイッチボタンの第2の操作部に球R形状の突起を設け、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部の裏面を平滑面で構成した請求項3記載の段押しスイッチ機構。
- 前記第1のスイッチボタンの第1の操作部の中央に凹みガイド穴を設け、前記凹みガイド穴に挿入・嵌合する段付き形状で先端が球R形状をしたスイッチゴムと、前記第2のスイッチボタンの第2の操作部に球R形状の突起を設け、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部の裏面に前記第1のスイッチボタンの第1の操作部に相対する位置だけに第3の突起を構えた構成とした請求項3記載の段押しスイッチ機構。
- 前記第1のスイッチボタンの第1の操作部に凹みガイド穴と前記凹みガイド穴の中央にガイドボスを設け、前記凹みガイド穴の中央に設けたガイドボスに挿入・嵌合するスイッチ可動バネと、前記第2のスイッチボタンの第2の操作部に球R形状の突起を設け、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部の裏面を前記第1のスイッチボタンの第1の操作部に相対する位置にだけ突起を備えた構成とした請求項3記載の段押しスイッチ機構。
- 前記第1のスイッチボタンの第1の操作部に相当する位置に先端が湾曲形状に形成されたスイッチ板ばねを配置し、前記第2のスイッチボタンの第2の操作部に球R形状の突起を設け、前記第1、第2のスイッチボタンの第1、第2の操作部に相対する位置に一定の肉厚を保持した内面が空洞で凸状態になった操作部の裏面を平滑面で構成した請求項3記載の段押しスイッチ機構。
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