JP4000437B2

JP4000437B2 - Short sleeve shirt

Info

Publication number: JP4000437B2
Application number: JP2000275154A
Authority: JP
Inventors: 英二要; 亘堀内
Original assignee: Mizuno Corp
Current assignee: Mizuno Corp
Priority date: 2000-09-11
Filing date: 2000-09-11
Publication date: 2007-10-31
Anticipated expiration: 2020-09-11
Also published as: JP2002088543A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ショートスリーブシャツに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
夏の暑い季節になると、ノースリーブシャツやフレンチスリーブシャツ等、ショートスリーブシャツを着用している人を多く見かけるようになる。
【０００３】
しかしながら、従来のショートスリーブシャツでは、腕を上げたときに脇下が見えることから恥ずかしい感があり（問題１）、また、腕を下げているときには脇下が汗によってベタつくと共に発汗臭の原因になっていた（問題２）。
【０００４】
このような問題１、２は、一般に着用される衣服だけでなく、スポーツ用のショートスリーブシャツ、特に腕の上下運動が多いバレーボール選手用のスポーツシャツにおいても同様に有している。
【０００５】
したがって、一般、スポーツ業界にかかわらず、腕を上げたときに脇下が見えず且つ腕を下げているときには脇下の汗を吸収するショートスリーブシャツが開発されることを待ち望んでいる。
【０００６】
なお、上記問題２を解決するショートスリーブシャツとしては、実用新案登録番号第３０２６４１６号に開示されているが、問題１については何ら解決されていない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明では、腕を上げたときに脇下が見えず且つ腕を下げているときには脇下の汗を吸収するショートスリーブシャツを提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
〔請求項１記載の発明〕
この発明のショートスリーブシャツは、前身頃部と、後身頃部と、肩部と、脇当て部とを縫着して形成されるショートスリーブにおいて、脇当て部が、脇下ラインより上の部分と脇下ラインより下の部分とから構成されており、前記脇下ラインより上の部分の上縁ラインと、肩部の袖側の周縁部とによって、アームホールが構成され、前記アームホールをこれに挿通される上腕の太さと略一致する大きさに設定すると共に、前記上縁ラインと肩部の周縁部との交点を、腕を上げたときに前記脇下ラインより上の部分が引き上げられる位置に設定し、腕を上げたときには肩部の生地の移動に伴って前記交点を介して脇下ラインより上の部分も引き上げられて脇下を覆うようにフィットし、腕を下げたときには脇下に脇当て部の脇下ラインより上の部分が折り曲げられる態様で挟み込まれるようになっている。
【０００９】
〔請求項２記載の発明〕
この発明のショートスリーブシャツは、上記請求項１記載の発明に関し、脇当て部の脇下ラインより下の部分は、前身頃部と後身頃部に縫着され、前記上縁ラインは後身頃部から前身頃部に向って上方に傾斜させてある。
【００１０】
〔請求項３記載の発明〕
この発明のショートスリーブシャツは、上記請求項１又は２記載の発明に関し、伸縮性のある生地で構成されている。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を実施例として示した図面に従って説明する。
（実施形態１）
図１はこの発明の実施形態のスポーツ用ショートスリーブシャツの正面図を示しており、図２は前記スポーツ用ショートスリーブシャツの側面図を示しており、図３は前記スポーツ用ショートスリーブシャツの背面図を示している。
【００１２】
〔このシャツの基本的構成について〕
このショートスリーブシャツは、図１〜図３に示すように、前見頃部１と、後見頃部２と、肩部３，３と、襟部４と、脇当て部５，５を縫着するようにして形成されている。
【００１３】
〔このシャツを構成する生地について〕
上記した各部のシャツ構成生地は競技中の競技者の運動を阻害しないように適度な伸縮性を有するニット等の生地から
なる本体部と、汗を吸った本体部が直接肌に接することを防ぐメッシュ生地からなるメッシュ部の二重構造としてある。
【００１４】
本体部は、綿、綿／ポリエステル混紡、綿／ナイロン混紡、ポリエステル、ポリウレタン等の素材が用いられ、天竺編み、鹿子編み、丸編み等伸縮性を有する編地が好適である。なお、本体部の裏面に吸水性繊維を配し、表面に速乾性繊維を配してハイブリッド化した生地を用いることも可能であるし、また、重量を軽減するために中空糸を用いた生地を用いることも可能である。
【００１５】
メッシュ部は、ポリエステルやナイロンといった吸水性の低い素材であって、軽量の素材が好適であり、肌との接触面積が小さくなるよう、開口率の比較的大きいメッシュ生地を用いてある。なお、メッシュ生地に凹凸をもたせるようにすれば、ベタツキ感をさらに軽減することもできる。
【００１６】
このショートスリーブシャツは上記した生地を採用することにより、メッシュ部を透過している汗を本体部が強制的に吸収するため、メッシュ部に残留する汗が少なくなって、べとつき感が低減することになる。
〔このシャツのアームホール近傍の構成について〕
このショートスリーブシャツでは、図４、図５に示すようにアームホールＡＨをこれに挿通される上腕Ｗの太さと略一致する大きさ、つまり上腕ＷとアームホールＡＨとの間に隙間ができない程度の大きさに設定してあり、前記アームホールＡＨの下域を脇当て部５の上縁50により構成させると共に、前記脇当て部５の上縁50のラインを脇下ラインＬよりも２０mm〜４０mm程度高い位置となるように設定してある。
【００１７】
ここで、この実施形態では脇当て部５は、図２に示すように、逆三角状のマチにより構成されており、両斜辺のうちの一方を前身頃部１に、他方を後身頃部２に、それぞれ縫合してある。
【００１８】
このショートスリーブシャツのアームホール近傍は上記のような構成としてあるから、上記した課題を解決するための手段の欄に記載した▲１▼〜▲５▼に示すような作用・効果を奏している。
▲１▼．腕を上げたときには、図４に示すように、脇当て部５の上縁50のラインと脇下ラインＬとの間の生地部分により脇下及びその近傍は覆い隠され、また、上腕Ｗと脇当て部５との間にすきまができないから、脇下が身えるようなことはない。
▲２▼．腕を下げたときには、図６に示すように、脇当て部５の上縁50ラインと脇下ラインＬとの間の生地部分が折り曲げられ（折り曲げられた生地部分を符号51で示す）当該部分51が脇下に挟み込まれる。したがって、脇下の汗は素早くシャツに吸収され、発汗臭の原因を低減させることができる。
▲３▼．図２に示すように、脇下には前身頃部１と後身頃部２との縫合線は存在しないので、腕を下ろしたときに所謂「ごわつき」がない。
▲４▼．図２に示すように、後身頃部２から前身頃部１に向かって上方に傾斜させてあるから、脇下は図４に示すように十分に覆い隠される。
▲５▼．伸縮性のある生地で構成されているから、腕を上下動する際に腕の動きを大きく阻害するようなことがない。
（他の実施形態）
上記実施形態１で使用されている生地は、本体部とメッシュ部との二重構造としてあるが、これに限定されることなく、用途に応じて所謂一枚ものの生地でショートスリーブシャツを構成させることができる。
【００１９】
また、上記実施形態１で使用されている生地は、優れた伸縮性を有するものとするため編み物としているが、これに限定されるものではない。要するに、腕を下げているときには上縁50のラインと脇下ラインＬとの間の生地部分が脇下で折れ曲がり、腕を上げたときには前記生地部分が脇下及びその近傍にフィットするような復帰能があるものであればよい。
【００２０】
さらに、上記実施形態１では脇当て部５を構成するマチを逆三角形状としているが、これに限られず、楕円その他の形状でもよい。また、上記実施形態１では脇当て部５をマチで構成しているが、腕を下ろしたときに「ごわつき」感があってもよい場合には、マチを設けることなく前・後身頃部１，２の側縁部分で脇当て部５を形成してもよい。
【００２１】
そして、上記実施形態１はスポーツ用のショートスリーブシャツにこの発明の手段を施したものであるが、これに限定されることなく、スポーツ用以外の一般のショートスリーブシャツにおいてもこの発明の手段を施すことができる。
【００２２】
【発明の効果】
この発明は上記のような構成であるから次の効果を有する。
【００２３】
課題を解決するための手段の説明から明らかなように、腕を上げたときに脇下が見えず且つ腕を下げているときには脇下の汗を吸収するショートスリーブシャツを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施形態のスポーツ用ショートスリーブシャツの正面図。
【図２】前記スポーツ用ショートスリーブシャツの側面図。
【図３】前記スポーツ用ショートスリーブシャツの背面図。
【図４】前記スポーツ用ショートスリーブシャツを着て、腕を上げた状態を示す正面図。
【図５】前記スポーツ用ショートスリーブシャツを着て、腕を上げた状態を示す側面図。
【図６】前記スポーツ用ショートスリーブシャツを着て、腕を下げた状態を示す正面図。
【符号の説明】
ＡＨアームホール
Ｗ上腕
Ｌ脇下ライン
１前身頃部
２後身頃部
３肩部
４襟部
５脇当て部
50 上縁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a short sleeve shirt.
[0002]
[Prior art]
In the hot summer season, many people wear short sleeve shirts such as sleeveless shirts and French sleeve shirts.
[0003]
However, in the conventional short sleeve shirt, there is a feeling of embarrassment because the armpit is visible when the arm is raised (Problem 1), and when the arm is lowered, the armpit becomes sticky with sweat and causes sweating odor. (Problem 2).
[0004]
Such problems 1 and 2 are similarly present not only in clothes generally worn, but also in sports short-sleeve shirts, particularly sports shirts for volleyball players who often move up and down their arms.
[0005]
Therefore, in general, regardless of the sports industry, there is a long-awaited development of a short-sleeve shirt that does not see the armpit when the arm is raised and absorbs sweat under the arm when the arm is lowered.
[0006]
A short sleeve shirt that solves the above problem 2 is disclosed in Utility Model Registration No. 3026416, but the problem 1 is not solved at all.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In view of this, an object of the present invention is to provide a short sleeve shirt that does not show the armpit when the arm is raised and absorbs sweat under the arm when the arm is lowered.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
[Invention of Claim 1]
The short sleeve shirt of the present invention is a short sleeve formed by sewing a front body part, a rear body part, a shoulder part, and a side pad part, wherein the side pad part is a part above the armpit line. And an area below the armpit line, and an arm hole is formed by the upper edge line of the part above the armpit line and the peripheral edge on the sleeve side of the shoulder. A position that is set to a size that substantially matches the thickness of the upper arm that is inserted, and that the portion above the armpit line is raised when the arm is raised at the intersection of the upper edge line and the peripheral edge of the shoulder. When the arm is raised, the upper part of the armpit line is pulled up through the intersection as the fabric of the shoulder moves, so that the armpit is covered and the armpit is lowered when the arm is lowered. above the underarm line of the side contact portion to Portion is adapted to be clamped in a manner to be bent.
[0009]
[Invention of Claim 2]
The short sleeve shirt according to the present invention relates to the invention according to claim 1 , wherein the portion below the armpit line of the side pad portion is sewn to the front body portion and the back body portion, and the upper edge line is the back body portion. It is inclined upward toward the front body part.
[0010]
[Invention of Claim 3]
The short sleeve shirt according to the present invention relates to the invention according to claim 1 or 2 , and is composed of a stretchable fabric.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings shown as examples.
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a front view of a sports short sleeve shirt according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a side view of the sports short sleeve shirt, and FIG. 3 is a back view of the sports short sleeve shirt. The figure is shown.
[0012]
[About the basic structure of this shirt]
As shown in FIGS. 1 to 3, the short sleeve shirt sews the front viewing part 1, the rear viewing part 2, the shoulder parts 3 and 3, the collar part 4, and the side pad parts 5 and 5. It is formed in this way.
[0013]
[About the fabrics that make up this shirt]
The above-mentioned shirt-constituting fabrics prevent the body part made of knit fabric with moderate elasticity and the body part that sucked sweat from coming into direct contact with the skin so as not to hinder the movement of the competitors during the competition. It is a double structure of mesh part made of mesh fabric.
[0014]
For the main body, materials such as cotton, cotton / polyester blend, cotton / nylon blend, polyester, polyurethane, etc. are used, and a knitted fabric having elasticity such as tenshi knitting, deer knitting, and circular knitting is suitable. In addition, it is possible to use a hybrid fabric by arranging a water-absorbing fiber on the back surface of the main body and a quick-drying fiber on the surface, and a fabric using a hollow fiber to reduce the weight It is also possible to use.
[0015]
The mesh portion is a material with low water absorption, such as polyester or nylon, and is preferably a lightweight material. A mesh fabric having a relatively large opening ratio is used so that the contact area with the skin becomes small. If the mesh fabric is made uneven, the sticky feeling can be further reduced.
[0016]
This short sleeve shirt uses the above-mentioned fabric, so that the body part forcibly absorbs the sweat that has passed through the mesh part, so the sweat remaining on the mesh part is reduced and the feeling of stickiness is reduced. become.
[About the structure of this shirt near the armhole]
In this short sleeve shirt, as shown in FIGS. 4 and 5, the arm hole AH has a size that approximately matches the thickness of the upper arm W inserted therethrough, that is, a size that does not allow a gap between the upper arm W and the arm hole AH. The lower region of the arm hole AH is constituted by the upper edge 50 of the side pad part 5 and the line of the upper edge 50 of the side pad part 5 is about 20 mm to 40 mm higher than the arm line L. The position is set.
[0017]
Here, in this embodiment, as shown in FIG. 2, the side pad part 5 is formed of an inverted triangular gusset, and one of the oblique sides is the front body part 1 and the other is the back body part 2. Are stitched together.
[0018]
Since the vicinity of the armhole of this short sleeve shirt is configured as described above, it has the operations and effects shown in (1) to (5) described in the section for solving the above-mentioned problems.
(1). When the arm is raised, as shown in FIG. 4, the armpit and the vicinity thereof are obscured by the fabric portion between the line of the upper edge 50 of the armpit portion 5 and the armpit line L. Since there is no clearance between the armpit part 5 and the armpit, there is no such thing as wearing the armpit.
(2). When the arm is lowered, as shown in FIG. 6, the cloth portion between the upper edge 50 line and the armpit line L of the armpit portion 5 is bent (the bent cloth portion is indicated by reference numeral 51). 51 is caught in the armpit. Therefore, the underarm sweat is quickly absorbed by the shirt, and the cause of sweat odor can be reduced.
(3). As shown in FIG. 2, since there is no suture line between the front body part 1 and the back body part 2 in the armpit, there is no so-called “stiffness” when the arm is lowered.
(4). As shown in FIG. 2, the armpit is sufficiently covered as shown in FIG. 4 because it is inclined upward from the back body part 2 toward the front body part 1.
(5). Since it is made of a stretchable fabric, it does not greatly hinder the movement of the arm when moving the arm up and down.
(Other embodiments)
The fabric used in the first embodiment has a double structure of a main body portion and a mesh portion. However, the fabric is not limited to this, and a short sleeve shirt is configured with a so-called single fabric according to the application. be able to.
[0019]
The fabric used in the first embodiment is knitted to have excellent stretchability, but is not limited thereto. In short, when the arm is lowered, the cloth portion between the line of the upper edge 50 and the armpit line L is bent at the armpit, and when the arm is raised, the cloth portion is fitted to the armpit and the vicinity thereof. Anything that has the ability is acceptable.
[0020]
Furthermore, although the gusset which comprises the side pad part 5 is made into the inverted triangle shape in the said Embodiment 1, it is not restricted to this, An ellipse and other shapes may be sufficient. Further, in the first embodiment, the side pad part 5 is formed of a gusset. However, when there is a feeling of “stiffness” when the arm is lowered, the front and rear body parts 1 are provided without providing a gusset. , 2 may be formed at the side edge portion.
[0021]
In the first embodiment, the means of the present invention is applied to a short sleeve shirt for sports. However, the present invention is not limited to this, and the means of the present invention is also applied to a general short sleeve shirt other than for sports. Can be applied.
[0022]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, it has the following effects.
[0023]
As is apparent from the description of the means for solving the problem, a short sleeve shirt that cannot see the armpit when the arm is raised and absorbs sweat of the armpit when the arm is lowered can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a sports short sleeve shirt according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the sports short sleeve shirt.
FIG. 3 is a rear view of the sports short sleeve shirt.
FIG. 4 is a front view showing a state where the arm is raised while wearing the sports short sleeve shirt.
FIG. 5 is a side view showing a state where the arm is raised while wearing the sports short sleeve shirt.
FIG. 6 is a front view showing a state where the arm is lowered while wearing the sports short sleeve shirt.
[Explanation of symbols]
AH Armhole W Upper arm L Armpit line 1 Front body part 2 Rear body part 3 Shoulder part 4 Collar part 5 Side pad part
50 Upper edge

Claims

In the short sleeve formed by sewing the front body part, the back body part, the shoulder part, and the armpit part, the armpit part is the part above the armpit line and the part below the armpit line An arm hole is constituted by the upper edge line above the armpit line and the peripheral edge of the sleeve side of the shoulder, and is approximately the thickness of the upper arm inserted through the arm hole. In addition to setting the size to match, the intersection of the upper edge line and the peripheral edge of the shoulder was set to a position where the part above the armpit line was raised when the arm was raised , and the arm was raised underarm line side abutting portion underarm when the sometimes also been pulled portion above the underarm line through the intersection point with the movement of the fabric shoulders fit to cover the armpit, lowered arm sandwiched in a more embodiments the portion of the upper is folded Short sleeve, characterized in that it has become to so that.

The part below the armpit line of the side pad is sewn to the front body part and the back body part, and the upper edge line is inclined upward from the back body part to the front body part. The short sleeve shirt according to claim 1.

3. The short sleeve shirt according to claim 1, wherein the short sleeve shirt is made of stretchable fabric.