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JP3997697B2 - データ伝送装置 - Google Patents

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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、初期の位相が互いに異なり、かつ、互いに異なる周期で所定量のデータを処理する複数のデータ受信部に対して、単一のデータ送信部からデータの同報伝送を行うデータ伝送装置に関するものである。
【0002】
例えば、本発明は、初期の位相が互いに異なり、かつ、互いに異なる周期で印刷処理を行う複数の印刷エンジンを用いて、同じプリント・ジョブの一連の画像データを印刷するプリンタ・システムにおいて、データ送信部である画像生成エンジンからデータ受信部である複数の印刷エンジンに対して、画像データを同報伝送するデータ伝送方式、および、装置に関するものである。
【0003】
本発明が改善しようとする技術を説明するにあたり、まず、単一の印刷エンジンを持つプリンタ・システムの基本モデルを図1に示す。図1において、画像生成エンジン10には画像生成部および画像蓄積部が設けられ、印刷エンジン20には緩衝バッファおよび画像生成部が設けられている。これら各部の詳細は図2に記載されている。
【0004】
ここで、画像印刷部に高速性が要求される場合には、機械部品の回転動作の慣性が大きくなり、位相を容易にはずらせないので、緩衝バッファから画像印刷部へのラスタ画像データ出力は、画像印刷部の動作の位相に合わせて応答よく行わなければならない。また画像印刷部の回転動作の周期が所定値に安定するには時間を要し、短時間での動作停止・再開が出来ないので、効率良く印刷する為には連続して印刷処理する必要があるが、画像印刷部の動作の周期には個体差があり、また、同一個体の周期間にも揺らぎが存在するので、画像蓄積部から緩衝バッファへのラスタ画像データ出力は、緩衝バッファから画像印刷部へのデータ出力に合わせて、アンダフローが生じないように間断なく行わなければならない。
【0005】
このように、高速のプリント・システムは、データ受信側の処理の位相と周期に合わせて、データ伝送することが前提となるシステムである。
【0006】
本発明は、このような要求特性を持つプリンタ・システム、または、同様の要求特性を持つデータ伝送系の為に考案されたものであり、本発明考案の背景には、このようなプリンタ・システムを用いて、ページ数・部数の多いプリント・ジョブを、より短時間に印刷出力する目的がある。
【0007】
プリンタの出力スループットを引き上げるには、印刷エンジン単体の印刷処理のスループット(ppm:papers per minutes)を引き上げるアプローチがあるが、ここでは、印刷エンジンのマルチ化のアプローチをとる。
【0008】
マルチ印刷エンジンのプリンタ・システムのモデルを図3に示す。
このようなマルチ印刷エンジンのプリンタ・システムで、同一のプリントジョブを複数の印刷エンジンで印刷する場合、各印刷エンジン間の印刷処理は模式的に図4のように表される。
【0009】
図4に示すように、マルチ印刷エンジンのプリンタ・システムでは、各印刷エンジンの画像印刷部は、互いに異なる位相で、かつ、異なる周期で印刷処理を行う。また、それぞれの周期には、個体差や揺らぎがある。そして、先述のとおり、高速のプリンタ・システムでは、このようなデータ受信側の処理の位相と周期に合わせて、データ伝送する必要がある。
【0010】
一方、単一のデータ送信部から複数のデータ受信部に対して同一のデータを伝送する場合には、従来、同報伝送を用いるが、同報伝送は、データ受信部の側が、データ伝送のタイミングに合わせて、受信したデータを逐次処理できる事を前提とする伝送方式である。
【0011】
本発明の技術は、このように、前提が相反する為に、従来は適用されることがなかったマルチ印刷エンジンのプリンタ・システムに対して、同報伝送を適用するものである。
【0012】
【従来の技術】
先述のように、マルチ印刷エンジンのプリンタ・システムでは、各印刷エンジンの画像印刷部は、互いに異なる位相で、かつ、異なる周期で印刷処理を行う。そして、先述のとおり、高速のプリンタ・システムでは、このようなデータ受信側の処理の位相と周期に合わせてデータ伝送する必要がある為、従来技術においては、画像生成エンジンから個々の印刷エンジンに対して、独立したデータ伝送が行われている。
図5には、従来技術において、同一のプリントジョブ(ページ数:N)をマルチ化された印刷エンジンで印刷する場合の画像生成エンジンと印刷エンジン間のデータ伝送の様態を模式的に示す。
【0013】
図5に示すように、ある時点:tにおいて各印刷エンジンで印刷処理されるラスタ画像データの部位(図5の例では、Pa(t),Pb(t),Pc(t))は異なっており、データ伝送もそれに合わせて行う為、その時点:tにおいて、各印刷エンジンに対して伝送されるラスタ画像データの部位が異なっている。その為、印刷エンジンのマルチ化台数に乗じて、画像生成エンジンから印刷エンジン群へのデータ伝送スループットへの要求値が増大する。
【0014】
画像生成エンジンから印刷エンジン群へのデータ伝送スループットへの要求値の具体的な値の例としては、各ページが600spi(spots per inch),24bits/pixel,A4用紙サイズのプリント・ジョブの場合、各ページのラスタ画像データのサイズは、約144Mbytesとなる。これを各々60ppmの印刷エンジンで出力する場合、一印刷エンジンへのデータ伝送につき、144Mbytes/sec(約1.1Giga bits/sec)の帯域が必要となり、そのマルチ化により、画像生成エンジンからのデータ伝送スループットに過大な性能が要求される。
【0015】
なお、これ以降、本特許では、各印刷エンジン間の同一時点における印刷部位の差(図5の例では、|Pa(t)−Pb(t)|,|Pb(t)−Pc(t)|,|Pc(t)−Pa(t)|)を単に印刷部位差と呼ぶ。
【0016】
上述のとおり、従来技術において、画像生成エンジンから印刷エンジン群へのデータ伝送スループットへの要求値が増大するという問題を生じるのは、画像生成エンジンから個々の印刷エンジンに対して、独立したデータ伝送を行うためである。
【0017】
これは、各印刷エンジン間の動作の位相がそろっていない事が理由であるが、マクロに(プリント・ジョブの単位で)見れば、各印刷エンジンでは、同一のプリント・ジョブを同時に印刷処理している。よって、プリント・ジョブの単位で同報伝送を適用すれば、伝送帯域を抑制することはできる。しかし、そのためには、各印刷エンジンのプリント・ジョブを保持できる容量の緩衝バッファを設ける必要がある。先に例示したように、各ページが600spi(spots per inch),24bits/pixel,A4用紙サイズのプリントジョブの場合、各ページのラスタ画像データのサイズは、1ページあたりでみても約144Mbytesと大きい。また、これを各々60ppmの印刷エンジンで出力する場合、緩衝バッファには、少なくとも、それぞれ144Mbytes/sec(約1.1Giga bits/sec)ずつの入出力スループットが求められる。その為、緩衝バッファとしては、できるだけ容量を減らして半導体メモリで構成することが望ましく、容量の増加は、すなわちコストの増加に結びつく。
【0018】
また、同報伝送を適用するもう一つの手段としては、各印刷エンジンにおいて同一時点で印刷される部位が同一となるように、印刷エンジンの動作をそろえることである。しかし、高速な印刷エンジンの画像印刷部は、動作の慣性の大きな機械部品で構成されるため、複数の印刷エンジン間で、それらの動作を厳密にそろえるには、機械的に回転の軸を連結する為の機構や、印刷エンジン間で同一のマスター・クロックに対する同期追従の制御を行う為の機構等の、マルチ印刷エンジン化の目的の為に新たな機構を必要とし、これもコスト高を招いてしまう。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術の問題点を鑑み、本発明では、各印刷エンジンの印刷部位差をより少ない容量の緩衝バッファで吸収できる範囲に抑えつつ、同報伝送を適用することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
一般に同報伝送とは、同一のデータをすべてのデータ受信部に対して、一括して伝送するものである。しかし、画像生成エンジンから印刷エンジン群へのデータ伝送スループットに余裕があるのであれば、無理に複数ある印刷エンジンのすべてに対して一括して同報伝送する必然はなく、同一のデータを、複数の同報伝送や複数の独立したデータ伝送を用いて同時に行ってもよい。
【0021】
よって、以下では、印刷部位差が互いの緩衝バッファで吸収できる印刷エンジン同士に対しては、同報伝送を用い、他と印刷部位差が離れた印刷エンジンに対しては、独立にデータ伝送を行う事を考える。
【0022】
ここで、まず、マルチ印刷エンジンのプリンタ・システムにおいて、各印刷エンジン間で印刷部位差が生じる理由を考えると、次の三点が挙げられる。
【0023】
▲1▼各印刷エンジンで動作の周期が安定するまでの時間に差があり、印刷処理を開始するタイミングが異なる。
▲2▼各印刷エンジンの画像印刷部の動作の位相が、一連の印刷処理の開始時点で異なっている。
▲3▼各印刷エンジンの画像印刷部の動作の周期に個体差があり、また、それぞれの周期には揺らぎも有るために、それぞれの位相は徐々に変化する。
【0024】
ここで、第一の理由に対しては、画像印刷部の回転動作が安定した印刷エンジンの印刷処理開始を待ち合わせるものとする。
【0025】
次に、第二の理由である画像印刷部の初期の位相が異なる点については、各印刷エンジンの画像印刷部の動作の位相や互いの位相差そのものを知る必要はなく、印刷部位差が互いの緩衝バッファで吸収できるどうかが問題である。つまり、図6に示すように、画像印刷部の動作が安定した印刷エンジンでは、動作の周期毎に印刷処理開始の機会がおとずれるので、各印刷エンジンの画像印刷部がその動作周期中の一基点(例えば、ページ先頭部位の印刷開始位置)にさしかかる時間の差(以下では、印刷時間差と呼ぶ)を基に、同一の同報伝送によるデータ伝送先(同報グループ)とする印刷エンジンを選択する。
【0026】
印刷エンジン間の印刷部位差は、同一部位の印刷時間差(以下では、単に印刷時間差と呼ぶ)と式1の関係にあるので、印刷時間差を用いて、ある2つの印刷エンジン間の印刷部位差が、緩衝バッファで吸収可能であるかの判断、または、単なる大小比較が可能である。
【0027】
【数1】
印刷部位差=印刷時間差×印刷処理のスループット 式1
【0028】
また、第三の理由、すなわち、各印刷エンジン毎の画像印刷部の動作の周期にある個体差やゆらぎによる位相の変化に対しては、その結果として一連の印刷処理中に、同一の同報グループに属する印刷エンジン間の印刷部位差が緩衝バッファで吸収できなくなったら、同報グループを分離する、または、単にデータ伝送を中断する等の制御を行う。この制御を図7に示す。
【0029】
なお、本発明の以上の構成および他の構成については特許請求の範囲に記載されている。またこれらの構成は以下に詳細に説明される。
【0030】
【発明の実施の形態】
以上より、本発明は、大きく次の2つの制御から構成されるものとする。
▲1▼一連の印刷処理の開始時点で、互いの位相差が小さく、印刷部位差を緩衝バッファで吸収可能なもの同士、または、単に互いの位相差が近しいもの同士を同報グループ化する制御。これを以下では、静的制御と呼ぶ。
【0031】
▲2▼各印刷エンジンの画像印刷部の動作の周期の個体差や、動作の周期のゆらぎにより、一連の印刷処理の最中に、同一の同報グループに属する印刷エンジン間で、印刷部位差が拡大し、緩衝バッファで吸収できなくなったものを分離する、または、単に伝送を中断する制御。これを以下では、動的制御と呼ぶ。
【0032】
静的制御を実現する手段としては、次の2つを設ける。
【0033】
(A)各印刷エンジンには、互いの初期の位相差を算出する為の位相情報を画像生成エンジン側に通知する位相情報通知手段を設ける。ここで、位相情報とは、画像印刷部が、その動作周期中の一基点(例えば、ページ先頭部位の印刷開始位置)にさしかかった事を、画像生成エンジンに対して遅延のばらつきなく通知する信号である。
【0034】
(B)画像生成エンジンには、各印刷エンジンから通知される位相情報に基づき、互いの初期の印刷部位差が緩衝バッファで吸収可能な印刷エンジン同士、または、互いの初期の印刷部位差が単に近しい印刷エンジン同士を選択して、同報グループとする同報先選択手段を設ける。
【0035】
動的制御を実現する手段としては、次の2つを設ける。
(C)各印刷エンジンには、緩衝バッファから出力中(印刷中)の画像データの部位と、緩衝バッファに入力中の画像データの部位の差、即ち、緩衝バッファへの画像データの滞留量を監視し、その状態を示すバッファ状態情報を画像生成エンジンに通知するバッファ状態情報通知手段を設ける。
【0036】
(D)画像生成エンジンには、各印刷エンジンから通知されるバッファ状態情報に基づき、フロー制御を行う送出制御手段を設ける。送出制御手段は、バッファ滞留量がその容量を超えそうなものがある期間は、画像データ送出を一時停止し、また、もし、画像データの送出停止中に、バッファ滞留量がゼロとなりそうなものが生じた場合には、該当する印刷エンジンに対するデータ伝送を同報グループから分離独立して開始する。
【0037】
なお、これら静的制御と、動的制御の2つの制御は、いずれか一方のみを実施しても、両方を組合わせて実施しても良い。
【0038】
静的制御と動的制御を組み合わせて実施する場合は、静的制御の完了後に、その結果に従う同報グループ毎に、動的制御を適用する。
【0039】
図8および図9に、静的制御と動的制御を組み合わせて実施する場合のブロック図を示す。図8において、データ送信部100は画像蓄積部110、送出制御手段120、データ同報手段130、同報先選択手段140等を含んで構成されている。同報先選択手段140は、データ受信部200(図9)から送られてくる位相情報に基づいて同報先を決定する。送出制御手段120は選択されたデータ受信部200には同報送信を行い、その他のデータ受信部200には個別にデータ送信を行なう。データ同報手段130はデータ送信を同報し、また個別の宛先にもデータ送信を行う。また、送出制御手段120は同報受信中のデータ受信部200からバッファ状態情報を受け取りデータを緩衝しきれなくなったデータ受信部200を同報グループから分離して個別にデータを送信する。
【0040】
図9において、データ受信部200はデータ受信手段210、緩衝バッファ220、画像印刷部230、位相情報通知手段240、バッファ滞留情報通知手段250等を含んで構成されている。位相情報通知手段240はが争印刷部230の位相検知信号に基づいて位相情報をデータ送信部100に送る。これにより同報グループに属すべきかどうかが決定される。バッファ滞留情報通知手段250は緩衝バッファ220のバッファ滞留量に基づいてバッファ状態をデータ送信部100に送信する。これに基づいて同報グループから分離すべきかどうかが決定される。
【0041】
動作周期の印刷エンジンによる個体差や、単一の印刷エンジンにおける動作周期の変動を考慮する必要がない場合には、動的制御は不要である。静的制御のみを実施する場合は、画像生成エンジンからのデータ送出は、各印刷エンジンの緩衝バッファからに対するデータ入出力が平衡するように、印刷エンジン群の平均印刷スループットに固定して行うものとする。
【0042】
図10および図11に、静的制御のみを実施する場合のブロック図を示す。なお、図10および図11と図8および図9との対応する個所には対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
【0043】
また、逆に、各印刷エンジンの初期の位相差が十分小さく、動作周期の印刷エンジンによる個体差や、単一の印刷エンジンにおける動作周期の変動のみを考慮する場合には、動的制御のみを実施すればよい。動的制御のみを実施する場合は、同報グループのメンバ・リストは、固定的に与えるものとする。
【0044】
図12および図13に、動的制御のみを実施する場合のブロック図を示す。この場合にも図8および図9との対応する個所には対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
【0045】
【実施例】
続いて、各手段、および、手段間の信号の具体的な実施例を示す。
【0046】
まず、静的制御を実現する手段、および、手段間の信号について、具体的な実施例を示す。
【0047】
各データ受信部(印刷エンジン)の位相信号通知手段では、画像印刷部が、その動作周期中の一基点(例えば、ページ先頭部位の印刷開始位置)にさしかかった事を位相検知信号により検知し、位相情報として画像生成エンジンに対して通知する。ここで、位相検知信号、および、位相情報には、時刻の情報を含む必要はなく、遅延のばらつきなく通知が行われればよい。
【0048】
その結果、画像生成エンジン側には、図14に例示するように、各印刷エンジンからの位相信号が周期的に通知される。
【0049】
ここで、印刷エンジン数:N、印刷エンジン群の平均動作周期:T、基準時刻:tbase、各印刷エンジン(i)からの位相信号受信時刻:t(またはt’)とする。
【0050】
次に、まず、同報先選択手段の実施例として、この信号を用いて、単に互いの初期の印刷部位差が近しい印刷エンジン同士を選択し、同報グループとするアルゴリズムを示す。
【0051】
同報先選択手段では、第一のステップとして、各印刷エンジンの相対的位相:p(i=0〜N−1)を、次式により求める。
【0052】
【数2】
=(t−tbase) mod T 式2
但し、X mod Yは、実数Xを実数Yで割った商の整数部をZとするとき、X−Z×Yで求められる値とする。
【0053】
次に、第二のステップとして、pの値に基づき、昇順または降順に並び替えを行う。並び替え後の相対的位相の配列をP、配列のインデックスと各印刷エンジンのインデックスの関係をiとする。図14の例では、昇順に並べた場合、i={a,c,b}となる。
【0054】
次に、第三のステップとして、Pの隣りあう要素同士の位相差:Dj,(j+1) mod Nを次式により求める。
【0055】
【数3】
j,(j+1) mod N=(P(j+1) mod N−P+T) mod T 式3
【0056】
最後に、第四のステップとして、初期の同報グループ数:Mとして、式3で算出される位相差のうち、最大のものから順にM個(但し、M=1の場合は0個)のjについて、インデックス(i,ij+1 mod N)を同報グループの境界とする。図14の例では、D2,0>D1,2>D0,1であるので、M=2とすると、(i,i)=(b,a)、および、(i,i)=(c,b)を境界として、2つの同報グループ{印刷エンジンa,印刷エンジンc}、および、{印刷エンジンb}が形成される。
【0057】
ここで、初期の同報グループ数:Mは、画像生成エンジンからの一同報あたりのデータ送出レート:rと画像生成エンジンからの最大のデータ伝送スループット:Rから次式で求められる最大同報数:Mmax以下の整数値とする。
【0058】
【数4】
max=R div r 式4
但し、X div Yは、整数Xを整数Yで割った商の整数部とする。
【0059】
また、互いの初期の印刷部位差が緩衝バッファで吸収可能な印刷エンジン同士を選択して、同報グループとするアルゴリズムの例としては、緩衝バッファの容量:L、印刷スループット:Sとして、上記第三のステップ以降を次のように行う。
【0060】
ここで、第二のアルゴリズムの第三のステップでは、任意のj(j=0〜N−1)とE=N−1となる変数Eを初期値として、E=0となるまで次の処理を繰り返す。
【0061】
まず、式5により求められるPとP(j+k) mod Nの位相差:Dj,(j+k) mod Nをk=1〜Eについて順次求め、その値が式6を最初に満たすkを求める。
【0062】
【数5】
j,(j+k) mod N=(P(j+k) mod N−P+T) mod T 式5
【0063】
【数6】
j,(j+k) mod N>L/S 式6
【0064】
この結果求められるインデックスiからi(j+k−1) mod Nまでの印刷エンジンの互いの初期の印刷部位差は、緩衝バッファで吸収可能であるので、これらを同一の同報グループとする。
【0065】
以降、第三のステップでは、j=(j+k) mod N、E=E−Kとして、上記の処理を繰り返す。
【0066】
また、さらに、上記第三のステップのjの初期値として0〜N−1の値を順次用いて、分割される同報グループの数が最小となるようなjの初期値を求める第三のアルゴリズムを用いてもよい。
【0067】
なお、上記のグループ化処理の結果として求められる各同報グループのメンバ・リストを表す信号については、動的制御を実現する手段間の信号(グループ・メンバのビット・リスト:G)として後述する。
【0068】
次に、動的制御を実現する手段、および、手段間の信号について、具体的な実施例を示す。
【0069】
まず、バッファ状態情報の実施例としては、緩衝バッファ内のラスタ画像データの滞留量の変化イベントをあらわす信号を用いる。
【0070】
すなわち、バッファ状態情報通知手段では、緩衝バッファに対して、図15に示すような、上方水準と下方水準を設けて、データ滞留量を監視し、図16に示す3つの状態で管理する。そして、図17に示す状態の変化が生じた際に、その状態変化をバッファ状態情報として通知する。
【0071】
緩衝バッファにおける上方水準と下方水準の値については、経験的に最適値を決定してもよいが、その初期値は、次の考えに基づいて決定できる。
【0072】
まず、上方水準については、MHイベントを通知してから、フロー制御の結果として緩衝バッファへのデータ入力がとまるまでの期間、即ち、少なくとも画像生成エンジンと印刷エンジン間の往復の信号伝搬時間の期間、緩衝バッファからの出力が停止して入力のみが継続してもバッファオーバーフローが発生しないだけのマージンとすればよい。また、下方水準についても同様に、MLイベントを通知してから、緩衝バッファへのデータ入力が再開するまでの期間、即ち、少なくとも画像生成エンジンと印刷エンジン間の往復の信号伝搬時間の期間、緩衝バッファからへの入力が停止して出力のみが継続してもバッファ・アンダー・フローが発生しないだけのマージンとすればよい。
【0073】
ついで、送出制御手段について実施例を示す。
【0074】
送出制御手段は、静的制御の結果として決定される印刷エンジンの同報グループ、または、あらかじめ決定された印刷エンジンの同報グループの各々に対して、次の変数を持つ。
【0075】
▲1▼グループ・メンバのビット・リスト:G
ビット・リスト:Gのビット長はN:印刷エンジン数以上とする。
ビット・リスト:Gは、グループ・メンバの印刷エンジンのインデックスをi(0≦i<N)とするとき、グループに属する全メンバについての2の論理和とする。
また、インデックス:iの印刷エンジンに対するデータ伝送を分離独立、またはOLイベントを受けてデータ伝送を中止する際には、G自身の値と2との排他的論理和を算出し保持する。
【0076】
▲2▼状態Hにあるグループ・メンバのビット・リスト:A
ビット・リスト:Aのビット長はN:印刷エンジン数以上とする。
ビット・リスト:Aは状態表示記号Hの状態にあるグループメンバのインデックスに対応するビットが1となるように状態を保持管理する。つまり、初期値を0として、インデックス:iの印刷エンジンからイベントMHが通知された場合に、A自身の値と2との論理和を算出し保持する。
また、インデックス:iの印刷エンジンからイベントHMが通知された場合には、A自身の値と2との排他的論理和を算出し保持する。インデックス:iの印刷エンジンに対するデータ伝送を分離独立、またはOLイベントを受けてデータ伝送を中止する際にも、A自身の値と2との排他的論理和を算出し保持する。
【0077】
なお、インデックス:iの印刷エンジンに対するデータ伝送を分離独立する場合には、それを単一の同報グループとして、対応するにビット・リスト:G(値は2)、および、A(初期値は0)を新たに設ける。
【0078】
送出制御手段は、同報グループ毎に、上記2つの変数と同報グループに属する印刷エンジンからのバッファ状態情報に基づいて、図18の状態遷移表に示すように振舞う。
【0079】
次に、同報グループ宛ラスタ画像データ信号、各データ受信部宛ラスタ画像データ信号、および、データ同報手段の実施例を示す。
【0080】
データ送出手段、または、送出制御手段は、各ページのラスタ画像データを、所定長のデータ(分割データ)に分割し、先頭の分割データから順に通し番号(分割データ・シーケンス番号)を割り振り、図19に例示する形式のデータ・フレームを作成し、同報グループ宛ラスタ画像データ信号として順次送出する。
【0081】
なお、図19の例では、データ・フレームの宛先グループ・アドレスとして、先述のグループ・メンバのビット・リストの値を用いるものとする。そして、データ同報手段では、宛先グループアドレス以降のデータ・フレームの残り部分をコピーして、図20に例示する形式のデータ・フレームを作成し、宛先グループ・アドレスに保持されるグループ・メンバのビット・リストの中で値が1であるビットに対応するインデックスの印刷エンジン(データ受信部)に宛てて、各データ受信部宛てラスタ画像データ信号として送出する。
【0082】
なお、本発明には、データ送信部(画像生成エンジン)から各データ受信部(印刷エンジン)へのラスタ画像データ(データ・フレーム)の伝送を実現するデータ伝送手段を含まない。同業者においては、データ伝送手段は、既存の技術を用いて、容易に実現可能である。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、画像生成エンジンからのデータ伝送スループットを有効に用いて単〜複数の同報伝送を行うことで、同報グループ内の印刷エンジンの印刷部位差を抑制するため、各画像生成エンジンにおける緩衝バッファの容量を少なくすることが可能である。
すなわち、初期の位相が互いに異なり、かつ、互いに異なる周期で印刷処理を行う複数の印刷エンジンを用いても、緩衝バッファの容量増大に伴なうコスト増加を抑えてマルチ印刷エンジンのプリント・システムを構成し、ページ数・部数の多いプリント・ジョブを、より短時間に印刷出力する事ができる。
また、本発明は、本発明で想定するプリンタ・システムに限らず、それと同様の要求特性を持つデータ伝送系に対して、同様の効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリンタ装置モデルの説明図である。
【図2】 図1の各部を説明する図である。
【図3】 プリンタ装置における印刷エンジン・マルチ化の説明図である。
【図4】 印刷エンジン間の位相差の説明図である。
【図5】 画像生成エンジン‐印刷エンジン間データ伝送の様態の説明図である。
【図6】 本発明の制御方法の説明図である。
【図7】 本発明の制御方法の説明図である。
【図8】 静的制御と動的制御を組み合わせて実施するデータ送信部手段構成の説明図である。
【図9】 静的制御と動的制御を組み合わせて実施するデータ受信部手段構成の説明図である。
【図10】 静的制御のみを実施するデータ送信部手段構成の説明図である。
【図11】 静的制御のみを実施するデータ受信部手段構成の説明図である。
【図12】 動的制御のみを実施するデータ送信部手段構成の説明図である。
【図13】 動的制御のみを実施するデータ受信部手段構成の説明図である。
【図14】 位相信号通知の例の説明図である。
【図15】 緩衝バッファの状態管理方法の説明図である。
【図16】 緩衝バッファ状態通知手段の説明図である。
【図17】 緩衝バッファ状態情報の説明図である。
【図18】 送出制御手段の状態遷移表の説明図である。
【図19】 同報グループ宛ラスタ画像データ信号の説明図である。
【図20】 各データ受信部宛ラスタ画像データ信号の説明図である。
【符号の説明】
10 画像生成エンジン
20 印刷エンジン
100 データ送信部
110 画像蓄積部
120 送出制御手段
130 データ同報手段
140 同報先選択手段
200 データ受信部
210 データ受信手段
220 緩衝バッファ
230 画像印刷部
240 位相情報通知手段
250 バッファ滞留情報通知手段

Claims (8)

  1. バッファ手段で一時記憶されるラスタ画像データに基づいて互いに異なる位相、異なる周期で画像印刷出力を行う複数の印刷エンジンと、プリント・ジョブ・データからラスタ画像データを生成して上記複数の印刷エンジンに伝送する単一の画像生成エンジンとを具備するプリント・システムにおいて、
    上記印刷エンジンの各々は、上記画像生成エンジンに対して、印刷出力サイクルの位相情報を通知する位相情報通知手段を有し、
    上記画像生成エンジンは、位相情報をもとに各印刷エンジン間の相対的位相差を求め、その相対的位相差に基づき、同報伝送先の印刷エンジンを選択する同報先選択手段を有し、
    選択された印刷エンジンに対して同報伝送により上記ラスタ画像データを伝送することを特徴とするプリント・システム
  2. ラスタ画像データに基づいて互いに異なる位相、異なる周期で画像印刷出力を行う複数の印刷エンジンと、プリント・ジョブ・データからラスタ画像データを生成して上記複数の印刷エンジンに伝送する単一の画像生成エンジンとを具備するプリント・システムにおいて、
    上記印刷エンジンの各々は、上記画像生成エンジンに対して、印刷出力サイクルの位相情報を通知する位相情報通知手段を有し、
    上記画像生成エンジンは、位相情報をもとに各印刷エンジン間の相対的位相差を求め、その相対的位相差に基づき、同報伝送先のデータ受信部を選択する同報先選択手段を有し、
    一連のデータ伝送に先立って同報伝送先の印刷エンジンを選択し、
    選択された各印刷エンジンは、受信したデータを処理されるまでの期間保持するデータ・バッファ手段と、データ送信部に対して、データ・バッファ手段へのデータ滞留の状態をあらわすバッファ状態情報を通知するバッファ状態通知手段とを有し、
    上記画像生成エンジンは、バッファ状態情報に基づき、同報伝送先のいずれの印刷エンジンのデータ・バッファ手段においても、データのオーバフローが生じないように同報伝送を停止し、または、アンダーフローが生じないように同報転送を再開する送出制御手段を有することを特徴とするプリント・システム
  3. 上記印刷エンジンの各々は、位相情報として、当該印刷エンジン印刷処理の周期中の一基点に当該印刷エンジン印刷処理がさしかかったことを示す信号を用いる請求項1または2記載のプリント・システム。
  4. 上記画像生成エンジンは、相対的位相差として、上記印刷エンジンより位相情報が通知される時間の差を測定して、相対的位相差を求める請求項3記載のプリント・システム
  5. 上記印刷エンジンの各々は上記データ・バッファ手段へのデータ滞留量を監視し、データ・バッファ手段の容量に対して設けた閾値をまたがってデータ滞留量が変化した事をバッファ状態情報とする請求項2記載のプリント・システム。
  6. 上記印刷エンジンは、上記データ・バッファ手段の容量に対して設ける閾値として、アンダフローの危険を早期に検知するための下位水準と、オーバフローの危険を早期に検知するための上位水準の2値の閾値を用いる請求項5記載のプリント・システム。
  7. 上記画像生成エンジンは、上記印刷エンジンの上記データ・バッファ手段へのデータ滞留量が上位水準を超えたことをあらわすバッファ状態情報が同報伝送先のいずれかのデータ受信部から通知された場合には、同報伝送を停止し、その後、データ・バッファ手段へのデータ滞留量が上位水準を超えたことをあらわすバッファ状態情報を通知したすべてのデータ受信部からデータ・バッファ手段へのデータ滞留量が上位水準を下回ったことをあらわすバッファ状態情報が通知されたら同報伝送を再開する請求項6記載のプリント・システム
  8. 上記印刷エンジンの上記データ・バッファ手段へのデータ滞留量が上位水準を超えたことをあらわすバッファ状態情報が同報伝送先のいずれかの印刷エンジンから通知された場合には、同報伝送を停止し、その後、データ・バッファ手段へのデータ滞留量が上位水準を超えたことをあらわすバッファ状態情報を通知したすべての印刷エンジンからデータ・バッファ手段へのデータ滞留量が上位水準を下回ったことをあらわすバッファ状態情報が通知されて同報伝送を再開する前に、同報伝送先のいずれかの印刷エンジンからデータ・バッファ手段へのデータ滞留量が下位水準を下回ったことをあらわすバッファ状態情報が通知された場合に、該当する印刷エンジンを同報伝送先から外し、個別にデータ伝送を再開する請求項7記載のプリント・システム
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