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JP3995390B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送受信装置に関するもので、特に、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Freaquency Division Multiplexing)変調された放送信号を受信するデジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より使用されているデジタル放送受信装置の内部構成を、図15に示す。図15に示すデジタル放送受信装置は、アンテナ101で受信した放送信号より、視聴者の所望するチャンネルの放送信号が、チューナ102によって獲得される。このチューナ102で獲得された放送信号がA/D変換回路103でデジタル信号に変換される。そして、この受信した放送信号より有効シンボル区間内のシンボルを得るように、A/D変換回路103より与えられるデジタル信号より、同期回路104で有効シンボル区間に同期した同期パルスが生成される。又、このデジタル信号が、同期回路104を介して、同期回路104で生成された同期パルスとともに高速フーリエ変換(FFT:Fast Fouier Transform)回路105に与えられ、同期パルスによって設定された時間ウィンドウ(FFTウィンドウ)に基づいて、FFTが施される。
【0003】
そして、このようにFFTが施された放送信号が、OFDMフレームデコーダ106において、方式制御用信号であるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号と、DQPSK(Diffrectial Quadrature Phase Shift Keying)信号やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)信号などの情報用信号に、分離される。そして、情報用信号が、情報用信号復調回路107で復調されるとともに、TMCC復号化回路108でTMCC信号が復号化される。情報用信号復調回路107で復調された情報用信号は、セグメント並び替え回路109において、1フレームを構成する複数のシンボルのそれぞれに設けられた複数のセグメントを、1シンボル毎に並び替えが行われる。
【0004】
このように、1シンボル毎にセグメントが並び替えられた情報用信号がパイロット信号検出回路110で、各セグメントに存在するパイロット信号の位置が検出される。そして、TMCC情報解析回路111において、TMCC信号内の情報より、パイロット信号検出回路110を通して与えられる情報用信号の変調方式やビタビ複合率などが解析される。この情報用信号は、周波数デインターリーバ112で周波数軸方向にデインターリーブが施されるとともに、時間デインターリーバ113で時間軸方向にデインターリーブが施される。
【0005】
そして、このように周波数軸方向及び時間軸方向にデインターリーブが施された情報用信号に、その変調方式に応じたデマッピングが、デマッピング回路114で施された後、ビットデインターリーバ115で数ビット毎にデインターリーブが施される。そして、デパンクチャード回路116でダミーシンボルが与えられるデパンクチャードが施される。このデパンクチャード回路116より送出される情報用信号に、TS(Transport Stream)再生回路118において、1フレーム毎に無効TSパケット(ヌルパケット)がヌルパケット生成回路117より与えられて、所定のデジタル放送方式における多重パターンと一致するように、TS信号が再生される。
【0006】
この再生されたTS信号がビタビ復号化回路119でビタビ復号化が施された後、バイトデインターリーバ120で数バイト毎にデインターリーブが施される。そして、バイトデインターリーバ120より出力されるTS信号は、エネルギー逆拡散回路121でエネルギー拡散の除去が施された後、RS(Reed-Solomon)復号化回路122でRS復号化が施される。このようにして、複数の番組のTSパケットが多重化されたTS信号が得られる。
【0007】
このように構成されるデジタル放送受信装置において、セグメント並び替え回路109及び周波数デインターリーバ112の構成が、図16のようになる。即ち、セグメント並び替え回路109が、メモリ制御部201とメモリ202,203とで構成されるとともに、周波数デインターリーバ112が、メモリ制御部206とメモリ207,208とで構成されたセグメント内デインターリーバ204及びメモリ制御部209とメモリ210,211とで構成されたセグメント間デインターリーバ205で構成される。
【0008】
この図16のような構成において、セグメント並び替え回路109では、メモリ制御部201に入力される1シンボル分のセグメントが元のセグメント位置に配置されるように並び替えられてメモリ202に書き込まれる。そして、このように元のシンボル位置に並び替えられたセグメントがメモリ202より順番に読み出されるとともに、次のシンボルのセグメントが元のセグメント位置に配置されるように並び替えられてメモリ203に書き込まれる。このような動作を繰り返すことによって、メモリ制御部201より元のセグメント位置にセグメントが並び替えられたシンボルがパイロット信号検出部110に与えられる。
【0009】
又、周波数デインターリーバ112では、まず、セグメント内デインターリーバ204において、メモリ制御部206に入力される1セグメント分のキャリアが元のキャリア位置に配置されるように並び替えられてメモリ207に書き込まれる。そして、このように元のキャリア位置に並び替えられたキャリアがメモリ207より順番に読み出されるとともに、次のセグメントのキャリアが元のキャリア位置に配置されるように並び替えられてメモリ208に書き込まれる。このような動作を繰り返すことによって、メモリ制御部206より元のキャリア位置にキャリアが並び替えられたセグメントがセグメント間デインターリーバ205に与えられる。
【0010】
そして、次に、セグメント間デインターリーバ205において、メモリ制御部209に入力される1シンボル分のキャリアが元のキャリア位置に配置されるように並び替えられてメモリ210に書き込まれる。そして、このように元のキャリア位置に並び替えられたキャリアがメモリ210より順番に読み出されるとともに、次のシンボルのキャリアが元のキャリア位置に配置されるように並び替えられてメモリ211に書き込まれる。このような動作を繰り返すことによって、メモリ制御部209より元のキャリア位置にキャリアが並び替えられたシンボルが時間デインターリーバ113に与えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のデジタル放送受信装置は、セグメント並び替え回路、セグメント内デインターリーバ、及びセグメント間デインターリーバにおいて、それぞれ、メモリ制御部及び2つのメモリが設けられる必要がある。よって、メモリ量が大きくなるとともに、その回路規模及び装置の増大化につながる。
【0012】
このような問題を鑑みて、本発明は、装置の小型化を図るために、セグメント並び替え、セグメント内デインターリーブ、及びセグメント間デインターリーブの少なくとも2つの処理が同一の回路内で施されるデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明のある態様は、1シンボルの有効データ領域内に複数のキャリアで構成されるセグメントが複数構成される直交周波数分割多重変調された放送信号を受信するデジタル放送受信装置において、受信した放送信号を復調する復調回路と、復調回路で復調されたキャリアの並び替えを行うキャリア並び替え回路と有する。該キャリア並び替え回路は、1シンボルの有効データ領域を構成するキャリアが格納される少なくとも2つのメモリと、復調回路で復調されたキャリアに対してデランダマイズ及びデローテーション及びセグメント並び替え処理を行った後のアドレスを前記メモリへの書き込みアドレスとして算出する書き込みアドレス算出部と、前記メモリに記憶されたキャリアに対してセグメント間デインタリーブ処理を行った後のアドレスを前記メモリからの読み出しアドレスとして算出する読み出しアドレス算出部と、一の前記メモリに対し、前記書き込みアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従ってあるシンボルの有効データ領域を構成するキャリアの書き込みを順次行う一方、他の前記メモリから、前記読み出しアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルよりも前のシンボルの有効データ領域を構成するキャリアを順次読み出し、前記一のメモリへの前記あるシンボルの有効データを構成する全てのキャリアの書き込み、及び前記他のメモリからの前記前のシンボルの有効データを構成する全てのキャリアの読み出しが終了したのち、前記一のメモリから、前記読み出しアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルの有効データ領域を構成するキャリアを順次読み出す一方、他の前記メモリに対し、前記書き込みアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルの後のシンボルの有効データ領域を構成するキャリアの書き込みを行うメモリ制御部を備えることを特徴とする。そして、このような処理を繰り返すことにより、送信側で無作為に配列されたキャリアを、送信側で無作為に配列される前の状態の配列に並び替えることができる。
【0014】
本願発明の他の態様は、1シンボルの有効データ領域内に複数のキャリアで構成されるセグメントが複数構成される直交周波数分割多重変調された放送信号を受信するデジタル放送受信装置において、受信した放送信号を復調する復調回路と、復調回路で復調されたキャリアの並び替えを行うキャリア並び替え回路と、を有し、該キャリア並び替え回路は、1シンボルの有効データ領域を構成するキャリアが格納される少なくとも2つのメモリと、復調回路で復調されたキャリアに対してデランダマイズ及びデローテーションを行った後のアドレスを前記メモリへの書き込みアドレスとして算出する書き込みアドレス算出部と、前記メモリに記憶されたキャリアに対してセグメント間デインタリーブ処理を行った後のアドレスを前記メモリからの読み出しアドレスとして算出する読み出しアドレス算出部と、一の前記メモリに対し、前記書き込みアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従ってあるシンボルの有効データ領域を構成するキャリアの書き込みを順次行う一方、他の前記メモリから、前記読み出しアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルよりも前のシンボルの有効データ領域を構成するキャリアを順次読み出し、前記一のメモリへの前記あるシンボルの有効データを構成す全てのキャリアの書き込み、及び前記他のメモリからの前記前のシンボルの有効データを構成する全てのキャリアの読み出しが終了したのち、前記一のメモリから、前記読み出しアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルの有効データ領域を構成するキャリアを順次読み出す一方、他の前記メモリに対し、前記書き込みアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルの後のシンボルの有効データ領域を構成するキャリアの書き込みを行うメモリ制御部を備えることを特徴とする。そして、このような処理を繰り返すことにより、送信側で無作為に配列されたキャリアを、送信側で無作為に配列される前の状態の配列に並び替えることができる。
【0015】
デランダマイズとは、例えば送信側で無作為に配列されたキャリアを、前記送信側で無作為に配列される前の状態の配列に並び替えることである。デロテーションとは、例えば送信側でセグメント毎に定まった数のキャリア分循環して配列されたキャリアを、送信側で循環して配列される前の状態の配列に並び替えることである。
【0017】
このような処理を繰り返すことにより、送信側で無作為に配列されたキャリアを、送信側で無作為に配列される前の状態の配列に並び替えることができる。
【0018】
前記書き込みアドレス算出部は、送信側でランダムに配置されたキャリアを順番に配置させるようにメモリ内に書き込むための書き込むアドレス情報が格納されている記憶部を備えていても良い。
【0030】
【発明の実施の形態】
<OFDM方式>
まず、OFDM方式による信号について、図面を参照して簡単に説明する。図1に示すように、OFDM方式の信号は、1フレーム毎に、204個のシンボルが形成される。そして、各シンボルには、各種データで構成された有効シンボル区間と、正確な搬送波再生やシンボルタイミングの検出のためのガードインターバルやヌルキャリアで構成された無効シンボル区間を有するとともに、図2のように、有効シンボル区間に13個のセグメントが設けられる。
【0031】
更に、このセグメントには、図3のように、n個のキャリアが設けられ、このキャリアのうちm個がデータキャリアとなり、n−m個がパイロットキャリアとなる。このセグメント内に設けられたパイロットキャリアより得られるパイロット信号は、周波数領域での波形等化処理を行うために、位相や振幅がどのようにひずんでいるかという情報を得るための参照信号である。又、データキャリア数及びパイロットキャリア数は、下の表のようになる。尚、下の表では、3つのモードの例について挙げており、それぞれ、1セグメント内に構成されるデータキャリア数、パイロットキャリア数、及びキャリアの総数を表す。
【0032】
【表1】
Figure 0003995390
【0033】
又、OFDM方式における信号の変調方式には、DQPSK方式、QPSK方式、16QAM方式、64QAM方式などが有り、それぞれにおいて、搬送波の振幅や位相を変更する処理であるマッピングの方法が異なる。これらの変調方式のうち、DQPSK方式は差動変調方式、QPSK方式、16QAM方式、及び64QAM方式は同期変調方式と呼ばれ、差動変調方式と同期変調方式では、パイロット信号の種類や配置位置が異なる。
【0034】
又、このOFDM方式による信号は、各シンボル毎にセグメントの順番が入れ換えられたり、セグメント内のキャリアが周波数軸方向に又は時間軸方向に交錯(インターリーブ)して、誤り系列をランダムにして、伝送路のバースト的な誤りを分散させる。又、更に、データ符号の状態で、バイト単位で設定を行うバイトインターリーブやビット単位で設定を行うビットインターリーブを施すことによって、より誤りに強い信号とすることができる。
【0035】
このようにOFDM方式による信号は、各シンボルに複数のセグメントが構成されるため、1シンボル内の各セグメントに独立した変調方式を割り当て、同一の変調方式で変調されたセグメントを1つの階層としてグループ化(階層化)することができる。このように階層化を行うことによって、例えば、絶対に必要なデータを有するセグメントは、伝送路に対して耐性のあるQPSK変調方式が施される階層に割り当て、それ以外のセグメントは、16QAM変調方式や64QAM変調方式が施される階層に割り当てるようにすることができる。このようにすることで、伝送路に雑音が重畳したり、フェージングが起きても、QPSK変調方式が施された階層内のセグメントは誤りなく受信できる可能性が高く、重要な情報を伝送することができる。
【0036】
以下に、このようなOFDM方式の放送信号を受信するデジタル放送受信装置について説明する。
【0037】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態のデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。又、図5は、図4のデジタル放送受信装置に設けられた周波数デインターリーバの内部構成を示すブロック図である。
【0038】
1.全体の構成と動作
図4のデジタル放送受信装置は、アンテナ1と、アンテナ1で受信した放送信号より所望のチャンネルの放送信号を選択するチューナ2と、チューナ2で選択された放送信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路3と、A/D変換回路3より与えられる放送信号より同期パルスを得る同期回路4と、同期回路4より放送信号とともに同期パルスが与えられ同期パルスに基づいたFFTウィンドウより放送信号にFFTを施すFFT回路5と、FFTが施された放送信号より情報用信号とTMCC信号を分割するOFDMフレームデコーダ6と、OFDMフレームデコーダ6より与えられる情報用信号を復調する情報用信号復調回路7と、同じくOFDMフレームデコーダ6より与えられるTMCC信号をTMCC復号化するTMCC復号化回路8とを有する。
【0039】
これらのブロックが構成されたデジタル放送受信装置は、アンテナ1で受信した放送信号より、視聴者の所望するチャンネルの放送信号が、チューナ2によって獲得される。このチューナ2で獲得された放送信号がA/D変換回路3でデジタル信号に変換される。そして、この受信した放送信号より有効シンボルを得るように、A/D変換回路3より与えられるデジタル信号より、同期回路4で有効シンボルに同期した同期パルスが生成される。又、このデジタル信号が、同期回路4を介して、同期回路4で生成された同期パルスとともに、FFT回路105に与えられ、同期パルスによって設定されたFFTウィンドウに基づいて、FFTが施される。
【0040】
そして、このようにFFTが施された放送信号が、OFDMフレームデコーダ6において、方式制御用信号であるTMCC信号と、前述した差動方式や同期方式などで変調された情報用信号に、分離される。そして、情報用信号が、情報用信号復調回路7で復調されるとともに、TMCC復号化回路8でTMCC信号が復号化される。
【0041】
情報用信号復調回路7では、差動方式で変調された情報用信号が与えられたとき、差動復調化が行われる。又、同期方式で変調された情報用信号が与えられたときは、そのパイロット信号が与えられる方式に応じてSP(Scattered Pilot)復調又はCP(Continual Pilot)復調が施される。このとき、そのパイロット信号に基づいて、情報用信号の波形等化を行う。又、TMCC復号化回路8で復号化されたTMCCデータは、情報用信号の変調方式やビタビ複合率などの情報を有している。
【0042】
又、このデジタル放送受信装置は、情報用信号復調回路7で復調された情報用信号が与えられてセグメント毎にパイロット信号を検出するパイロット信号検出回路9と、パイロット信号検出回路9を介して情報用信号が与えられるとともにTMCC復号化回路8で復号化されて得られるTMCCデータが与えられるTMCC情報解析回路10と、TMCC情報解析回路10を通して情報用信号が与えられる周波数デインターリーバ11と、周波数デインターリーバ11で周波数軸方向に対するデインターリーブが施された信号が与えられる時間デインターリーバ12とが設けられる。
【0043】
これらのブロックが構成されたデジタル放送受信装置は、パイロット信号検出回路9において、各セグメントにおけるパイロット信号の位置を検出する。そして、TMCC情報解析回路10に、この検出された各セグメント毎のパイロット信号の位置と情報用信号、及びTMCCデータが与えられる。このTMCC情報解析回路10では、TMCCデータより情報用信号の変調方式及びビタビ複合率などの情報を解析するとともに、周波数デインターリーバ11に情報用信号を送出する。
【0044】
周波数デインターリーバ11では、送出された情報用信号を、各シンボル毎に、そのシンボル内のセグメントを元の配置に戻すためにセグメントの並び替えを行う。そして、各セグメント毎に、セグメント内のデインターリーブが行われた後、各シンボル毎に、セグメント間のデインターリーブが行うことによって、周波数軸方向にデインターリーブが施され、周波数軸方向のキャリアの並び替えが施される。(尚、この動作の詳細については後述する。)
【0045】
又、このとき、情報用信号よりパイロット信号となる信号が除去されて出力される。即ち、上記の表におけるモード1の情報用信号が与えられたとき、周波数デインターリーバ11に108個の信号が入力されるが、この周波数デインターリーバ11より出力される信号は、データを有する96個となる。そして、周波数軸方向にデインターリーブが施された情報用信号が、時間デインターリーバ12において、時間軸方向についてデインターリーブされ、時間軸方向のキャリアの並び替えが施される。
【0046】
更に、このデジタル放送受信装置は、時間軸方向にデインターリーブが施された情報用信号にデマッピングを施すデマッピング回路13と、デマッピングされて得た信号を数ビット毎にデインターリーブするビットデインターリーバ14と、このビットデインターリーバ14より与えられる信号にデパンクチャードを施すデパンクチャード回路15と、このデパンクチャードが施された信号とヌルパケット生成回路16からのヌルパケットが与えられてTSを再生するTS再生回路17と、この再生されたTSをビタビ復号化するビタビ復号化回路18と、ビタビ復号化されたTSを数バイト毎にデインターリーブするバイトデインターリーバ19と、このバイトデインターリーバ19より与えられるTSに対してエネルギー拡散の除去を行うエネルギー逆拡散回路20と、エネルギー逆拡散回路20より与えられるTSをRS復号化するRS復号化回路21とを有する。
【0047】
これらのブロックが構成されたデジタル放送受信装置は、時間軸方向にデインターリーブが施された情報用信号が、デマッピング回路13において、その情報用信号に施された変調方式に応じたデマッピングが行われる。即ち、デマッピング回路13では、入力された情報用信号の位相と振幅よりその信号の変調方式におけるビット割り当てが行われる。そして、このようにデマッピングされた情報用信号が、ビットデインターリーバ14で数ビット毎にデインターリーブされ、情報用信号におけるビット毎の並び替えが行われる。
【0048】
このビット毎にデインターリーブが施された情報用信号は、デパンクチャード回路15において、送信側で消去されたデータを元のデータ位置に補うことによってデパンクチャードが施される。そして、TS再生回路17において、このデパンクチャードが施された情報用信号と、ヌルパケット生成回路16より与えられるヌルパケットが合成されてTSが再生される。このように再生されたTSは、ビタビ復号化回路18でビタビ復号化された後、バイトデインターリーバ19で数バイト毎にデインターリーブされ、このTSにおけるバイト毎の並び替えが行われる。
【0049】
このバイト毎にデインターリーブが施されたTSは、エネルギー逆拡散回路20において、擬似ランダム信号が除去されて、エネルギー拡散が除去される。そして、RS復号化回路21で、RS復号化されることによって、誤り訂正符号に基づいた誤り訂正が行われる。このように復号化された信号が外部に出力され、更に信号処理が施された後、再生又は記録される。
【0050】
2.周波数デインターリーバ
(2−a)構成
このように構成されたデジタル放送受信装置において、周波数デインターリーバ11の内部構成及びその動作について、以下に説明する。図5に示す周波数デインターリーバ11は、TMCC情報解析回路10(図4)より情報用信号が入力されるメモリ制御部22と、1シンボルのキャリアが格納されるメモリ23,24と、メモリ制御部22に書き込みアドレス情報を与える書き込みアドレス算出部25と、メモリ制御部22に読み出しアドレス情報を与える読み出しアドレス算出部26とを有する。
【0051】
又、書き込みアドレス算出部25は、各セグメント内でランダムに配置されたキャリアを順番に配置させるようにメモリ内に書き込むための書き込みアドレス情報が格納されているデランダマイズデータROM27と、デランダマイズデータROM27内の書き込みアドレス情報を読み出すデランダマイズ回路28と、セグメントのヘッダ位置にあるべきキャリアをヘッダ位置に配置するようにデランダマイズ回路28で読み出された書き込みアドレス情報の順番を入れ換えるデローテーション回路29と、デローテーション回路29より与えられる書き込みアドレス情報の順番をセグメント毎に入れ換えるセグメント並び替えアドレス設定回路30とを有する。更に、読み出しアドレス算出部26は、シンボル毎に、セグメント間のデインターリーブを行うための読み出しアドレス情報の順番をメモリ制御部23に与えるセグメント間デインターリーバ31を有する。
【0052】
(2−b)全体動作の概要
このように構成される周波数デインターリーバ11の動作について、以下に説明する。まず、周波数デインターリーバ11全体の動作の概要を説明する。メモリ制御部22に入力される情報用信号は、シンボル毎にデータ信号となる各キャリアに番号(以下、「キャリア番号」とする)が与えられているとともに、又、パイロット信号となる各キャリアはその位置がパイロット信号検出回路9(図4)で検出されている。そして、シンボル毎に入力されるデータ信号となる各キャリアは、書き込みアドレス算出部25でそのキャリア番号に対して決定されたメモリ23又はメモリ24のアドレスに格納される。尚、今、メモリ23に格納されたものとする。このように、データ信号となる各キャリアがメモリ23に格納されている間、パイロット信号となる各キャリアは除去される。
【0053】
このように1シンボルのキャリアが、書き込みアドレス算出部25によって設定されたメモリ23内のアドレスに順に格納されるように、メモリ制御部22によって制御されて、メモリ23内に格納されると、読み出しアドレス算出部26によって設定されたアドレスの順にメモリ23に格納されたキャリアの読み出しが行われる。このようにしてメモリ23内に格納された1シンボル分のキャリアがメモリ制御部22によってキャリア番号順に読み出されて、時間デインターリーバ12(図4)に出力されるとともに、次のシンボル内のキャリアが入力され、書き込みアドレス算出部25より与えられるアドレスに基づいてメモリ24に格納される。
【0054】
このようにして、各シンボル内のキャリアの並び替えが行われる周波数デインターリーバ11における書き込みアドレス算出部25と読み出しアドレス算出部26の動作について、以下に図面を参照して説明する。
【0055】
(2−c)書き込みアドレス算出部
この書き込みアドレス算出部25では、各セグメント内のキャリアのデランダマイズ及びデローテーション及びセグメント並び替え処理演算が施されて、書き込みアドレスが得られる。まず、このデランダマイズ、デローテーション及びセグメント並び替えについて、説明する。
【0056】
c−1.デランダマイズ
図6(a)のように、1セグメント内においてキャリア番号32,26,69,51,35,…,3,1,4,24の順に配列されているキャリアが入力されるものとする。(但し、説明の便宜上、このセグメント内のパイロット信号となるキャリアは考慮されていない。)このように、ランダムな状態で配置されたセグメント内の各キャリアを、キャリア番号順に配列させることがデランダマイズである。このようにデランダマイズを施すことによって、図6(b)のように、キャリア番号0,1,2,3,4,…,92,93,94,95のように、キャリア番号順に、セグメント内の各キャリアが並び替えられる。
【0057】
c−2.デローテーション
図7(a)のように、1セグメント内においてキャリア番号2,3,4,5,6,…,94,95,0,1の順に配列されているキャリアが入力されるものとする。(但し、説明の便宜上、このセグメント内のパイロット信号となるキャリアは考慮されていない。)このように、セグメント内で循環されて配置された各キャリアを、キャリア番号順に配列させることがデローテーションである。このようにデローテーションを施すことによって、図7(b)のように、キャリア番号0,1,2,3,4,…,92,93,94,95のように、キャリア番号順に、セグメント内の各キャリアが並び替えられる。尚、上述したデランダマイズとこのデローテーションが施されることによって、セグメント内のデインターリーブが施されることとなる。
【0058】
c−3.セグメント並び替え
図8(a)のように、1シンボル内において、13個のセグメントが、その番号(以下、「セグメント番号」とする)11,9,7,5,3,1,0,2,4,6,8,10,12の順に入力されるものとする。このように、ある規定に沿って配置されたシンボル内の各セグメントを、セグメント番号順に配列させることがセグメント並び替えである。このようにセグメント並び替えを施すことによって、図8(b)のように、セグメント番号0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12のように、セグメント番号順に、シンボル内の各セグメントが並び替えられる。
【0059】
c−4.書き込みアドレス算出部の動作
次に、書き込みアドレス算出部25の動作について、メモリ制御部22に入力される情報用信号が、1シンボルが3つのセグメント、1セグメントが5つのキャリアで構成されるものとして、説明する。又、このとき、セグメント番号を0〜2とし、セグメント0,1,2に設けられたキャリアのキャリア番号を、それぞれ、0-0〜0-4、1-0〜1-4、2-0〜2-4とする。
【0060】
今、図10(a)のように、1シンボルの情報用信号が、セグメント番号1,0,2の順に入力されているものとされ、キャリアが、キャリア番号1-2,1-0,1-4,1-1,1-3,0-3,0-0,0-2,0-1,0-4,2-3,2-0,2-2,2-4,2-1の順に入力されているものとする。
【0061】
このように1シンボルの情報用信号が入力される際、デランダマイズ回路28によって、デランダマイズデータROM27より、まず、セグメント0,1,2の順に書き込みアドレスが読み出される。この書き込みアドレスは、各セグメント内でローテーションされる前のランダマイズされたキャリアのキャリア番号に応じたものとなる。よって、書き込みアドレスが、図10(b)のように、そのアドレス番号が0-3,0-0,0-2,0-1,0-4,1-3,1-2,1-0,1-4,1-1,2-4,2-1,2-3,2-0,2-2の順に読み出される。尚、このアドレス番号は、キャリア番号に対応して番号付けされているものとする。
【0062】
そして、読み出された書き込みアドレスが、デローテーション回路29によって、各セグメント毎に、そのセグメント番号分、循環される。即ち、図10(c)のように、アドレス番号0-3,0-0,0-2,0-1,0-4,1-2,1-0,1-4,1-1,1-3,2-3,2-0,2-2,2-4,2-1の順に、その書き込みアドレスの送出される順序が変更される。そして、セグメント並び替えアドレス設定回路30によって、このようにデローテーション回路29において循環された書き込みアドレスが、セグメント単位で並び替えられる。即ち、図10(d)のように、アドレス番号1-2,1-0,1-4,1-1,1-3,0-3,0-0,0-2,0-1,0-4,2-3,2-0,2-2,2-4,2-1の順にメモリ制御部22に与えられる。
【0063】
このような順で書き込みアドレスがメモリ制御部22に与えられると、メモリ制御部22に入力される1シンボル分の各キャリアを、その入力される順に、与えられた書き込みアドレスのアドレス番号に相当するメモリ23又はメモリ24内のアドレス位置に格納する。即ち、キャリア番号1-2,1-0,1-4,…の順に入力されるキャリアが、それぞれ、そのアドレス番号が1-2,1-0,1-4,…となるメモリ23又はメモリ24内のアドレス位置に格納される。よって、図10(e)のように、キャリア番号0-0〜0-4,1-0〜1-4,2-0〜2-4の各キャリアが、アドレス番号0-0〜0-4,1-0〜1-4,2-0〜2-4となるメモリ23又はメモリ24内のアドレス位置に格納される。
【0064】
(2−d)読み出しアドレス算出部
この読み出しアドレス算出部26では、各セグメント間のキャリアのデインターリーブを施すための読み出しアドレスが得られる。まず、このセグメント間デインターリーブについて、説明する。
【0065】
d−1.セグメント間デインターリーブ
図9(a)のように、メモリ23又はメモリ24内に、セグメント番号0,1,2,…,13の順にセグメントが格納されるとともに、セグメント番号0,1,2,…,13の各セグメント内においてキャリア番号0-0,0-1,0-2,…,0-95、1-0,1-1,1-2,…,1-95、2-0,2-1,2-2,…,2-95、…、13-0,13-1,13-2,…,13-95の順にキャリアが格納されているものとする。(但し、説明の便宜上、各セグメント内のパイロット信号となるキャリアは考慮されていない。)このように配置されたシンボル内の各キャリアを、図9(b)のように、キャリア番号0-0,1-0,2-0,…,13-0、0-1,1-1,2-1,…,13-1、0-2,1-2,2-2,…,13-2、…、0-95,1-95,2-95,…,13-95の順に配列させることがセグメント間デインターリーブである。
【0066】
d−2.読み出しアドレス算出部の動作
次に、読み出しアドレス算出部26の動作について、前述した図10の例を用いて説明する。即ち、図10(e)のように、キャリア番号0-0〜0-4,1-0〜1-4,2-0〜2-4の各キャリアが、アドレス番号0-0〜0-4,1-0〜1-4,2-0〜2-4となるメモリ23又はメモリ24内のアドレス位置に格納されている。このとき、読み出しアドレス算出部26であるセグメント間デインターリーバ31よりメモリ制御部22に、図10(f)のように、読み出しアドレスが、アドレス番号0-0,1-0,2-0,0-1,1-1,2-1,0-2,1-2,2-2,0-3,1-3,2-3,0-4,1-4,2-4の順に与えられる。
【0067】
よって、そのアドレス番号0-0,1-0,2-0,0-1,1-1,2-1,0-2,1-2,2-2,0-3,1-3,2-3,0-4,1-4,2-4の順に、このアドレス番号に対応するメモリ23又はメモリ24内のアドレス位置に格納されているキャリアがメモリ制御部22によって読み出されて出力される。よって、1シンボルのキャリアが、キャリア番号0-0,1-0,2-0,0-1,1-1,2-1,0-2,1-2,2-2,0-3,1-3,2-3,0-4,1-4,2-4の順に、メモリ制御部22より出力される。
【0068】
(2−e)周波数デインターリーバの他の構成
本実施形態において、書き込みアドレス算出部で、デランダマイズ及びデローテーション及びセグメント並び替え処理を行うための書き込みアドレスが算出されるとともに、読み出しアドレス算出部で、セグメント間デインターリーブ処理を行うための読み出しアドレスが算出するような構成にしたが、周波数デインターリーバにおいて、セグメント並び替え及びデランダマイズ及びデローテーション及びセグメント間デインターリーブ処理を行うものであれば、周波数デインターリーバを他の構成としても構わない。
【0071】
又、書き込みアドレス算出部で、セグメント並び替え処理を行うための書き込みアドレスが算出されるとともに、デランダマイズ及びデローテーション及びセグメント間デインターリーブ処理を行うための読み出しアドレスが算出するような構成としても構わない。
【0072】
このように、書き込みアドレス算出部で、セグメント並び替え及びデランダマイズ及びデローテーション及びセグメント間デインターリーブのうちのいずれかの処理を行うための書き込みアドレスが算出されるとともに、読み出しアドレス算出部で、残りの処理を行うための読み出しアドレスが算出されるような構成にすることで、周波数デインターリーバにおいて、セグメント間デインターリーブ処理を行うことができる。但し、デランダマイズ及びデローテーションが終了した後、セグメント間デインターリーブを行うようにする必要がある。
【0073】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図11は、本実施形態のデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。又、図12は、図4のデジタル放送受信装置に設けられたセグメント並び替え回路の内部構成を示すブロック図である。又、図13 は、図4のデジタル放送受信装置に設けられた周波数デインターリーバの内部構成を示すブロック図である。尚、図11のデジタル放送受信装置において、図4のデジタル放送受信装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0074】
1.全体の構成
図11のデジタル放送受信装置は、アンテナ1と、チューナ2と、A/D変換回路3と、同期回路4と、FFT回路5と、OFDMフレームデコーダ6と、情報用信号復調回路7と、TMCC復号化回路8と、パイロット信号検出回路9と、TMCC情報解析回路10と、時間デインターリーバ12と、デマッピング回路13と、ビットデインターリーバ14と、デパンクチャード回路15と、ヌルパケット生成回路16と、TS再生回路17と、ビタビ復号化回路18と、バイトデインターリーバ19と、エネルギー逆拡散回路20と、RS復号化回路21と、情報用信号復調回路7で復調された情報用信号が与えられてセグメントの並び替えを行うセグメント並び替え回路32と、TMCC情報解析回路10より与えられる情報用信号を周波数軸方向にデインターリーブする周波数デインターリーバ33とを有する。
【0075】
このように、本実施形態のデジタル放送受信装置では、第1の実施形態(図4)のデジタル放送受信装置に設けられた周波数デインターリーバ11の代わりに、セグメントの並び替えを行うセグメント並び替え回路32と、周波数軸方向のデインターリーブを行う周波数デインターリーバ33とを設けた構成となる。尚、その他のブロックの動作については、第1の実施形態のデジタル放送受信装置に設けられた各ブロックと同様の動作を行うため、その動作の説明については第1の実施形態を参照するものとして、省略する。
【0076】
2.セグメント並び替え回路
(2−a)構成
図12に示すように、セグメント並び替え回路32は、情報用信号復調回路7(図11)より情報用信号が入力されるメモリ制御部34と、1シンボルのキャリアが格納されるメモリ35,36と、メモリ制御部34に書き込みアドレス情報を与える書き込みアドレス算出部37とを有する。又、書き込みアドレス算出部37は、書き込みアドレス情報の順番をセグメント毎に入れ換えるセグメント並び替えアドレス設定回路38で構成される。
【0077】
(2−b)動作
このような構成のセグメント並び替え回路32は、図8(a)のように、1シンボルの情報用信号を構成する13個のセグメントが、セグメント番号11,9,7,5,3,1,0,2,4,6,8,10,12の順にメモリ34に入力されると、書き込みアドレス算出部37より与えられる書き込みアドレスの順にメモリ35又はメモリ36に格納される。
【0078】
よって、図8(b)のように、セグメント番号0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12の順に、シンボル内の各セグメントが並び替えられてメモリ35又はメモリ36に格納される。そして、メモリ35又はメモリ36に一旦格納された1シンボル分の情報用信号は、セグメント番号0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12の順に、メモリ制御部34よりパイロットパルス検出回路9に出力される。このように、メモリ35からの読み出し動作が行われているとき、次のシンボルの情報用信号がセグメント並び替えが行われて、メモリ36に格納される。
【0079】
即ち、図14(a)のように、第1の実施形態と同様、1シンボルの情報用信号が、セグメント番号1,0,2の順に入力されているものとされ、キャリアが、キャリア番号1-2,1-0,1-4,1-1,1-3,0-3,0-0,0-2,0-1,0-4,2-3,2-0,2-2,2-4,2-1の順に入力されているものとする。更に、各セグメント内のキャリアは、各セグメントにおいて、セグメント番号分のキャリアがずれてローテーションされているものとする。尚、図14において、パイロット信号となるキャリアは図示していない。
【0080】
このように1シンボルの情報用信号が入力される際、書き込みアドレスが、図14(b)のように、アドレス番号1-0,1-1,1-2,1-3,1-4,0-0,0-1,0-2,0-3,0-4,2-0,2-1,2-2,2-3,2-4の順にメモリ制御部34に与えられる。そして、メモリ制御部34に入力される1シンボル分の各キャリアを、その入力される順に、与えられた書き込みアドレスのアドレス番号に相当するメモリ35又はメモリ36内のアドレス位置に格納する。
【0081】
即ち、キャリア番号1-4,1-1,1-3,…の順に入力されるキャリアが、それぞれ、そのアドレス番号が1-2,1-0,1-4,…となるメモリ35又はメモリ36内のアドレス位置に格納される。よって、キャリア番号0-3,0-0,0-2,0-1,0-4,1-2,1-0,1-4,1-1,1-3,2-3,2-0,2-2,2-4,2-1の各キャリアが、アドレス番号0-0,0-1,0-2,0-3,0-4,1-0,1-1,1-2,1-3,1-4,2-0,2-1,2-2,2-3,2-4となるメモリ35又はメモリ36内のアドレス位置に格納される。
【0082】
そして、このアドレス番号0-0,0-1,0-2,…の順に、そのアドレス位置に格納される1シンボル分のキャリアがメモリ35又はメモリ36より読み出されて出力される。即ち、図14(c)のように、キャリア番号0-3,0-0,0-2,0-1,0-4,1-2,1-0,1-4,1-1,1-3,2-3,2-0,2-2,2-4,2-1の順に、各キャリアがメモリ制御部34より出力される。
【0083】
(2−c)セグメント並び替え回路の他の構成
本実施形態において、セグメント並び替え処理を行うための書き込みアドレスが算出される書き込みアドレス算出回路が設けられた構成にしたが、この書き込みアドレス算出回路の代わりにセグメント並び替え処理を行うための読み出しアドレスが算出される読み出しアドレス算出回路が設けられた構成としても構わない。
【0084】
3.周波数デインターリーバ
(3−a)構成
図13に示す周波数デインターリーバ33は、TMCC情報解析回路10(図11)より情報用信号が入力されるメモリ制御部39と、1シンボルのキャリアが格納されるメモリ40,41と、メモリ制御部39に書き込みアドレス情報を与える書き込みアドレス算出部42と、メモリ制御部39に読み出しアドレス情報を与える読み出しアドレス算出部26とを有する。
【0085】
又、書き込みアドレス算出部42は、それぞれ第1の実施形態と同様の動作を行う、デランダマイズデータROM27と、デランダマイズ回路28と、デローテーション回路29とを有する。更に、読み出しアドレス算出部26は、第1の実施形態と同様、シンボル毎に、セグメント間のデインターリーブを行うための読み出しアドレス情報の順番をメモリ制御部39に与えるセグメント間デインターリーバ31を有する。このように、デランダマイズデータROM27、デランダマイズ回路28、デローテーション回路29、及びセグメント間デインターリーバ31は、第1の実施形態と同様の構成であるので、その詳細な説明は、第1の実施形態を参照するものとして、省略する。
【0086】
(3−b)全体動作の概要
このように構成される周波数デインターリーバ33の動作について、以下に説明する。まず、周波数デインターリーバ33全体の動作の概要を説明する。メモリ制御部39に入力される情報用信号は、シンボル毎にデータ信号となる各キャリア番号が与えられているとともに、又、パイロット信号となる各キャリアはその位置がパイロット信号検出回路9(図11)で検出されている。そして、シンボル毎に入力されるデータ信号となる各キャリアは、書き込みアドレス算出部42でそのキャリアの番号に対して決定されたメモリ40又はメモリ41のアドレスに格納される。尚、今、メモリ40に格納されたものとする。このように、データ信号となる各キャリアがメモリ40に格納されている間、パイロット信号となる各キャリアは除去される。
【0087】
このように1シンボルのキャリアが、書き込みアドレス算出部42によって設定されたメモリ40内のアドレスに順に格納されるように、メモリ制御部39によって制御されて、メモリ40内に格納されると、読み出しアドレス算出部26によって設定されたアドレス順にメモリ40に格納されたキャリアの読み出しが行われる。このようにしてメモリ40内に格納された1シンボル分のキャリアがメモリ制御部39によってキャリア番号順に読み出されて、時間デインターリーバ12(図11)に出力されるとともに、次のシンボル内のキャリアが入力され、書き込みアドレス算出部42より与えられるアドレスに基づいてメモリ41に格納される。
【0088】
このようにして、各シンボル内のキャリアの並び替えが行われる周波数デインターリーバ33における書き込みアドレス算出部42及び読み出しアドレス算出部26の動作について、以下に図面を参照して説明する。
【0089】
(3−c)書き込みアドレス算出部
この書き込みアドレス算出部42では、各セグメント内のキャリアのデランダマイズ及びデローテーション処理演算が施されて、書き込みアドレスが得られる。尚、このデランダマイズ及びデローテーションについては、上述したとおりである。
【0090】
上述したようにセグメント並び替え回路32で、図14(c)のように、1シンボルにおけるセグメントの並び替えが施された情報用信号内のキャリアが、パイロットパルス検出回路9及びTMCC情報解析回路10を介して、キャリア番号0-3,0-0,0-2,0-1,0-4,1-2,1-0,1-4,1-1,1-3,2-3,2-0,2-2,2-4,2-1の順に、入力されるときの動作を一例として、以下に、周波数デインターリーバ33の動作について説明する。
【0091】
このように1シンボルの情報用信号が入力される際、デランダマイズデータROM27、デランダマイズ回路28及びデーローテーション回路29によって、より、書き込みアドレスが、図14(d)のように、アドレス番号0-3,0-0,0-2,0-1,0-4,1-2,1-0,1-4,1-1,1-3,2-3,2-0,2-2,2-4,2-1の順に配列される。そして、このように配列された書き込みアドレスが、メモリ制御部39に与えられる。
【0092】
このような順で書き込みアドレスがメモリ制御部39に与えられると、メモリ制御部39に入力される1シンボル分の各キャリアを、その入力される順に、与えられた書き込みアドレスのアドレス番号に相当するメモリ40又はメモリ41内のアドレス位置に格納する。即ち、キャリア番号0-3,0-0,0-2,…の順に入力されるキャリアが、それぞれ、そのアドレス番号が0-3,0-0,0-2,…となるメモリ40又はメモリ41内のアドレス位置に格納される。よって、図14(e)のように、キャリア番号0-0〜0-4,1-0〜1-4,2-0〜2-4の各キャリアが、アドレス番号0-0〜0-4,1-0〜1-4,2-0〜2-4となるメモリ40又はメモリ41内のアドレス位置に格納される。
【0093】
(3−d)読み出しアドレス算出部
この読み出しアドレス算出部26では、各セグメント間のキャリアのデインターリーブを施すための読み出しアドレスが得られる。上述したように、今、図14(e)のように、キャリア番号0-0〜0-4,1-0〜1-4,2-0〜2-4の各キャリアが、アドレス番号0-0〜0-4,1-0〜1-4,2-0〜2-4となるメモリ40又はメモリ41内のアドレス位置に格納されている。このとき、読み出しアドレス算出部26であるセグメント間デインターリーブ回路32よりメモリ制御部39に、読み出しアドレスが、図14(f)のように、アドレス番号0-0,1-0,2-0,0-1,1-1,2-1,0-2,1-2,2-2,0-3,1-3,2-3,0-4,1-4,2-4の順に与えられる。
【0094】
よって、そのアドレス番号0-0,1-0,2-0,0-1,1-1,2-1,0-2,1-2,2-2,0-3,1-3,2-3,0-4,1-4,2-4の順に、このアドレス番号に対応するメモリ40又はメモリ41内のアドレス位置に格納されているキャリアがメモリ制御部39によって読み出されて出力される。よって、1シンボルのキャリアが、キャリア番号0-0,1-0,2-0,0-1,1-1,2-1,0-2,1-2,2-2,0-3,1-3,2-3,0-4,1-4,2-4の順に、メモリ制御部39より出力される。
【0095】
(3−e)周波数デインターリーバの他の構成
本実施形態において、書き込みアドレス算出部で、デランダマイズ及びデローテーション処理を行うための書き込みアドレスが算出されるとともに、読み出しアドレス算出部で、セグメント間デインターリーブ処理を行うための読み出しアドレスが算出するような構成にしたが、周波数デインターリーバにおいて、デランダマイズ及びデローテーション及びセグメント間デインターリーブ処理を行うものであれば、周波数デインターリーバを他の構成としても構わない。
【0096】
即ち、例えば、書き込みアドレス算出部において、デランダマイズ及びデローテーション及びセグメント間デインターリーブ処理を行うための書き込みアドレスが算出されるようにして、メモリ内に格納された1シンボル分のキャリアを格納されたアドレスのアドレス番号順に出力するようにして、読み出しアドレス算出部を省略したようなものとしても構わない。
【0097】
又、逆に、書き込みアドレス算出部を省略するとともに、読み出しアドレス算出部において、デランダマイズ及びデローテーション及びセグメント間デインターリーブ処理を行うための読み出しアドレスが算出されるようにして、メモリ制御部に入力された1シンボル分のキャリアを入力された順にメモリに格納し、そして、読み出しアドレス算出部で算出されたアドレス番号順にメモリ内に格納されたキャリアを読み出すような構成としても構わない。
【0098】
又、書き込みアドレス算出部で、デローテーション処理を行うための書き込みアドレスが算出されるとともに、読み出しアドレス算出部で、デランダマイズ及びセグメント間デインターリーブ処理を行うための読み出しアドレスが算出するような構成としても構わない。
【0099】
このように、書き込みアドレス算出部で、デランダマイズ及びデローテーション及びセグメント間デインターリーブのうちのいずれかの処理を行うための書き込みアドレスが算出されるとともに、読み出しアドレス算出部で、残りの処理を行うための読み出しアドレスが算出されるような構成にすることで、周波数デインターリーバにおいて、デランダマイズ及びデローテーション及びセグメント間デインターリーブ処理を行うことができる。但し、デランダマイズ及びデローテーションが終了した後、セグメント間デインターリーブを行うようにする必要がある。
【0100】
本実施形態のように、パイロット信号検出回路の前段にセグメント並び替え回路を設けることによって、セグメントがセグメント番号の順に並び替えられた情報用信号をパイロット信号検出回路に送出することができる。よって、第1の実施形態と比べて、パイロット検出回路において、その入力されるセグメントのセグメント番号の認識が容易になる。よって、第1の実施形態と比べて、パイロット信号検出回路の負担を低減することができるため、その回路規模も縮小することができる。
【0101】
尚、第1及び第2の実施形態において、受信された放送信号における1シンボル内のセグメントが全て同一の変調方式で変調されたものとして説明したが、上述したように、受信する放送信号を1シンボル内に異なる変調方式で変調されたセグメントで構成された階層を有するものとしても構わない。このとき、デマッピング、ビットデインターリーブ、デパンクチャード、バイトデインターリーブ、及びエネルギー逆拡散処理を、各階層のセグメント毎に行う必要があるため、それぞれの信号処理を行う回路ブロックに入力する際、1シングル内のセグメントを階層毎に分離する必要がある。
【0102】
又、各階層の変調方式が、差動変調方式と同期変調方式とに分かれている場合、情報用信号復調回路において、差動変調方式で変調されたセグメントの信号が差動復調されるように、又、同期変調方式で変調されたセグメントの信号がSP復調又はCP復調されるように、個々の変調方式に応じて復調動作を変更する必要がある。
【0103】
又、セグメント並び替え、デランダマイズ、デローテーション、及びセグメント間デインターリーブなどのキャリアの並び替え処理を行うために、メモリ制御部によって、2つのメモリを交互に書き込み及び読み出しすることで行うようにしたが、メモリ制御部への伝送速度を適切な速度に設定することで、1つのメモリで、1シンボル毎にキャリアの並び替え処理を行えるようにしても構わない。即ち、キャリアの並び替えを行うために、まず、1シンボルのメモリの書き込み及び読み出しをメモリ制御で行うと、次のシンボルのメモリの書き込み及び読み出しをメモリ制御部で行って、次のシンボルのキャリアの並び替えを行う。
【0104】
【発明の効果】
本発明によると、キャリア群の並び替え処理、キャリア群内の並び替え処理、キャリア群間の並び替え処理の少なくとも2つの処理を、キャリア群並び替え回路において行うようにしたので、従来のように、3つの処理毎にメモリやメモリ制御部を設ける必要がなくなった。よって、これらの処理を行うための回路部分の回路規模及び装置全体の規模を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】OFDM方式における信号の1フレームの構成を示す図。
【図2】OFDM方式における信号の1シンボルの構成を示す図。
【図3】OFDM方式における信号の1セグメントの構成を示す図。
【図4】第1の実施形態のデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図。
【図5】図4のデジタル放送受信装置に設けられた周波数デインターリーバの内部構成を示すブロック図。
【図6】デランダマイズ処理を説明するためのイメージ図。
【図7】デローテーション処理を説明するためのイメージ図。
【図8】セグメント並び替え処理を説明するためのイメージ図。
【図9】セグメント間デインターリーブ処理を説明するためのイメージ図。
【図10】図5の周波数デインターリーバの動作を示す図。
【図11】第2の実施形態のデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図。
【図12】図11のデジタル放送受信装置に設けられたセグメント並び替え回路の内部構成を示すブロック図。
【図13】図11のデジタル放送受信装置に設けられた周波数デインターリーバの内部構成を示すブロック図。
【図14】図12のセグメント並び替え回路及び図13の周波数デインターリーバの動作を示す図。
【図15】従来のデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図。
【図16】図15のデジタル放送受信装置に設けられたセグメント並び替え回路及び周波数デインターリーバの内部構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 チューナ
3 A/D変換回路
4 同期回路
5 FFT回路
6 OFDMフレームデコーダ
7 情報用信号復調回路
8 TMCC復号化回路
9 パイロット信号検出回路
10 TMCC情報解析回路
11 周波数デインターリーバ
12 時間デインターリーバ
13 デマッピング回路
14 ビットデインターリーバ
15 デパンクチャード回路
16 ヌルパケット生成回路
17 TS再生回路
18 ビタビ復号化回路
19 バイトデインターリーバ
20 エネルギー逆拡散回路
21 RS復号化回路

Claims (2)

  1. 1シンボルの有効データ領域内に複数のキャリアで構成されるセグメントが複数構成される直交周波数分割多重変調された放送信号を受信するデジタル放送受信装置において、
    受信した放送信号を復調する復調回路と、
    復調回路で復調されたキャリアの並び替えを行うキャリア並び替え回路と、を有し、
    該キャリア並び替え回路は、
    1シンボルの有効データ領域を構成するキャリアが格納される少なくとも2つのメモリと、
    復調回路で復調されたキャリアに対してデランダマイズ及びデローテーション及びセグメント並び替え処理を行った後のアドレスを前記メモリへの書き込みアドレスとして算出する書き込みアドレス算出部と、
    前記メモリに記憶されたキャリアに対してセグメント間デインタリーブ処理を行った後のアドレスを前記メモリからの読み出しアドレスとして算出する読み出しアドレス算出部と、
    一の前記メモリに対し、前記書き込みアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従ってあるシンボルの有効データ領域を構成するキャリアの書き込みを順次行う一方、他の前記メモリから、前記読み出しアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルよりも前のシンボルの有効データ領域を構成するキャリアを順次読み出し、
    前記一のメモリへの前記あるシンボルの有効データを構成する全てのキャリアの書き込み、及び前記他のメモリからの前記前のシンボルの有効データを構成する全てのキャリアの読み出しが終了したのち、
    前記一のメモリから、前記読み出しアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルの有効データ領域を構成するキャリアを順次読み出す一方、他の前記メモリに対し、前記書き込みアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルの後のシンボルの有効データ領域を構成するキャリアの書き込みを行うメモリ制御部を備えることを特徴とする、デジタル放送受信装置。
  2. 1シンボルの有効データ領域内に複数のキャリアで構成されるセグメントが複数構成される直交周波数分割多重変調された放送信号を受信するデジタル放送受信装置において、
    受信した放送信号を復調する復調回路と、
    復調回路で復調されたキャリアの並び替えを行うキャリア並び替え回路と、を有し、
    該キャリア並び替え回路は、
    1シンボルの有効データ領域を構成するキャリアが格納される少なくとも2つのメモリと、
    復調回路で復調されたキャリアに対してデランダマイズ及びデローテーションを行った後のアドレスを前記メモリへの書き込みアドレスとして算出する書き込みアドレス算出部と、
    前記メモリに記憶されたキャリアに対してセグメント間デインタリーブ処理を行った後のアドレスを前記メモリからの読み出しアドレスとして算出する読み出しアドレス算出部と、
    一の前記メモリに対し、前記書き込みアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従ってあるシンボルの有効データ領域を構成するキャリアの書き込みを順次行う一方、他の前記メモリから、前記読み出しアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルよりも前のシンボルの有効データ領域を構成するキャリアを順次読み出し、
    前記一のメモリへの前記あるシンボルの有効データを構成す全てのキャリアの書き込み、及び前記他のメモリからの前記前のシンボルの有効データを構成する全てのキャリアの読み出しが終了したのち、
    前記一のメモリから、前記読み出しアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従っ て前記あるシンボルの有効データ領域を構成するキャリアを順次読み出す一方、他の前記メモリに対し、前記書き込みアドレス算出部から与えられたアドレス情報に従って前記あるシンボルの後のシンボルの有効データ領域を構成するキャリアの書き込みを行うメモリ制御部を備えることを特徴とする、デジタル放送受信装置。
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