JP3994972B2 - フェンス体、およびフェンス - Google Patents
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Description
このようなフェンスとしては、格子状やラチス状、ネット状等、各種の構造を有したものがあるが、枠材にパネル材(面材)を嵌め込んだ構造を有したフェンスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたフェンスは、上下の枠材の対向位置に形成した溝状の嵌入部にパネル材を嵌め込んだ構成となっている。
また、パネル材を枠材の嵌入部に嵌め込んだだけでは、枠材とパネル材とが風などでガタつくことが考えられるため、ゴム製のU字形ガスケット等を嵌入部に取り付け、このU字形ガスケットを介してパネル材を支持する等のガタ防止対策が必要になることで、部品が増えて組立性がさらに低下してしまう。
さらに、特許文献1に記載のフェンスでは、枠材に設けた溝状の嵌入部でパネル材を支持するため、パネル材の前面が枠材の前面よりも見込み方向内側に入って枠材の見付け面が全て見えてしまうので、フェンスの外観上、枠材が目立ってしまうことから、意匠性を向上させることが困難になるという問題もある。
また、固定手段としては、ビスによる固定や、ボルト−ナットによる固定、圧入ピンによる固定など、面材を枠材に対して密接させて固定する種々の固定構造が採用できる。
また、面材が枠体に対して嵌め込み固定される構造ではなく、固定手段によってガタつきなく面材を固定することができるため、ガスケット等の支持部材が不要となり、組立性をさらに向上させることができる。
さらに、枠体の一方の側面を外部に面した意匠面とすることで、意匠面に沿って面材が取り付けられた外観フラットなパネル体を形成でき、外観意匠性を優れたものにできる。この際、カバー部材によって固定手段の前方露出部分が覆われるので、意匠面側に固定手段が露出することがなく、意匠性を良好に維持できる。
また、カバー部材を前面部および見込面部から断面略L字形に形成し、見込面部を枠材に固定したことで、枠体の外周縁に沿った位置、つまり意匠面に露出しない位置でカバー部材を固定(例えば、ビス止め固定)することができ、カバー部材の固定部分を目立たなくすることができる。
このような構成によれば、面材を簡単、確実、かつ安価に固定することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るフェンス1を示す正面図である。図2は、フェンス1の縦断面図であり、図1に矢視II−II線で示す断面図である。図3は、フェンス1の横断面図であり、図1に矢視III−III線で示す断面図である。図4は、フェンス1のコーナー部分を示す横断面図である。図5は、フェンス1を構成するフェンスユニット10を拡大して示す正面図である。なお、各図においては、主要構成部品の断面を示すハッチングが省略されている。
柱材3は、アルミ形材製であり、地中に埋設された図示しない基礎に下端が固定され、片持ち状に上方に延びて立設されている。フェンスユニット10は、柱材3の敷地外方側側面に複数支持されており、1つのフェンスユニット10は、少なくとも2本の柱材3で支持されている。また、敷地の角部などでは、図4に示すように、フェンスユニット10同士がコーナー部材20で連結され、敷地形状に対応した任意の角度に折り曲げ可能になっている。コーナー部材20は、フェンスユニット10に連結される一対の連結部21と、これらの連結部21同士の角度を変更する回動部22とを有して構成されている。
横枠材11および縦枠材12は、それぞれアルミ押出形材製の中空部材であって、図示しないボルトを介して互いに固定されている。
上下の横枠材11の敷地内方側側面には、部材の長手方向に延びる凹溝状の被係合部11Aが形成され、この被係合部11A上部には、下方に延出する被係合片11Bが形成されている。そして、上下の横枠材11に対応した位置の柱材3には、上下の係合部材4,5が設けられており、これらの係合部材4,5に設けられた係合片4A,5Aが被係合部11Aの被係合片11Bに係合することで、上下の横枠材11が柱材3に固定されるようになっている。
下係合部材5は、下横枠材11の被係合部11Aに隙間なく挿入できる大きさを有した板状部材であって、その上端に段付き状の係合片5Aが形成されるとともに、ビス8で柱材3に固定されるようになっている。
これら上下の係合部材4,5の係合片4A,5Aを上下の横枠材11の被係合片11Bに係合させた状態で、下係合部材5にビス8を螺合させて締めることで、下係合部材5が被係合部11A内で移動不能になるため、フェンスユニット10が柱材3に固定される。また、上下の係合部材4,5は、上下の横枠材11の長手方向に沿った被係合部11Aの任意の位置に係合可能になっているので、フェンスユニット10と柱材3との取り付け位置は、水平方向に調整可能になっている。すなわち、柱材3は、図1に示す位置に限らず、水平方向(左右方向)に移動させた適宜な位置に立設可能である。
なお、本実施形態では、固定手段としてビス15を用いたが、ビスに限らず、パンチングメタル14および枠材11,12を貫通するボルトおよびナットや、パンチングメタル14を貫通して枠材11,12に圧入される圧入ピンなどを用いてもよい。また、パンチングメタル14が直接枠材11,12に密接されるものに限らず、パンチングメタル14と枠材11,12との間に両面テープやゴムシートなどを介挿してもよい。
カバー部材16,17は、図2、3に示すように、パンチングメタル14に沿った前面部16A,17Aと、前面部16A,17Aに交差して敷地内方側に延びる見込面部16B,17Bとから断面略L字形に形成され、パンチングメタル14の敷地外方側に露出したビス15の前方を前面部16A,17Aで覆って設けられている。すなわち、図1、5に示すように、フェンス1の意匠面側である敷地外側からは、前面部16A,17Aに隠れてビス15の頭が見えないようになっている。さらに、カバー部材16,17は、それぞれ上下の横枠材11および左右の縦枠材12の略全長に渡る長さ寸法を有し、パンチングメタル14の上下端縁および左右端縁を覆うようになっている。また、カバー部材16,17は、その見込面部16B,17Bが横枠材11および縦枠材12に固定されている。
また、左右の縦枠材12に固定されるカバー部材17は、図3、4に示すように、見込面部17Bの外側から貫通するビスによって縦枠材12に固定されるとともに、その上下端縁が上下のカバー部材16に隙間なく当接するようになっている。そして、カバー部材16,17の前面部16A,17A同士は、略フラットに形成されるとともに、これらの前面部16A,17Aとパンチングメタル14の表面との段差が小さくなっている。
そして、現地において、地面2に立設された柱材3に係合部材4,5を介してフェンスユニット10、または枠体13のみを固定する。枠体13のみを柱材3に固定した場合には、これに続いて、枠体13にパンチングメタル14をビス15で固定し、その後カバー部材16,17を枠体13の上下左右の枠材11,12に固定する。
(1)すなわち、枠体13の一方の側面(敷地外方側側面)にパンチングメタル14を固定したので、枠体13を枠組みした後にパンチングメタル14をビス15によって固定することができるため、枠体13の枠組み作業とパンチングメタル14の固定作業とが錯綜せず、フェンスユニット10の組立作業の作業性を向上させることができる。
また、パンチングメタル14が枠体13に対して嵌め込み固定される構造ではなく、ビス15によってガタつきなくパンチングメタル14を固定することができるため、ガスケット等の支持部材が不要となり、組立性をさらに向上させることができる。
例えば、前記実施形態では、戸建て住宅等の敷地境界線に沿って設けられるフェンス1について説明したが、フェンス1の設置場所は特に限定されるものではなく、住宅以外の建物に付属して設けられてもよく、また建物に関係なく屋外施設に付属して設けられてもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (3)
- 上下左右の枠材を枠組みして形成された枠体と、この枠体に固定された面材とを備えたフェンス体であって、
前記面材は、当該面材を貫通する固定手段によって前記枠体の上下左右の枠材のうち、少なくとも対向する2つの枠材における一方の側面に固定され、
前記面材から露出した前記固定手段の前方には、当該固定手段の露出部分を覆うとともに、前記枠体に固定されるカバー部材が設けられ、
前記カバー部材は、前記面材が固定される枠材の略全長に渡る長さ寸法を有し、かつ前記固定手段の露出部分を覆う前面部と、この前面部に交差する見込面部とから断面略L字形に形成され、前記見込面部が前記枠材に固定されているフェンス体。 - 前記固定手段は、ビスである請求項1に記載のフェンス体。
- 請求項1または請求項2に記載のフェンス体と、このフェンス体を支持する柱材とを備えたフェンスであって、
前記フェンス体を構成する上下の枠材には、当該枠材の長手方向に沿った溝状の被係合部が形成され、
前記フェンス体は、前記被係合部に係合する係合部材を介して前記柱材に固定されているフェンス。
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