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JP3989185B2 - 駆動装置 - Google Patents

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JP3989185B2
JP3989185B2 JP2001102279A JP2001102279A JP3989185B2 JP 3989185 B2 JP3989185 B2 JP 3989185B2 JP 2001102279 A JP2001102279 A JP 2001102279A JP 2001102279 A JP2001102279 A JP 2001102279A JP 3989185 B2 JP3989185 B2 JP 3989185B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクローディング機構とピックアップ移動機構とを単一の駆動源によって駆動する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、音楽再生用のコンパクトディスクなどのディスクプレーヤでは、特開平11−195262号公報に記載されているように、ディスクローディング機構とピックアップ移動機構とを単一の駆動源によって選択的に駆動する駆動力選択機構を用いることにより、駆動源の数を削減したものが知られている。
【0003】
このディスクプレーヤでは、駆動力選択機構として、駆動源からの駆動力により回転する駆動ギヤの軸を中心に回動可能とするアイドラプレートを有し、このアイドラプレートに設けられたアイドラギヤと駆動ギヤとの間に生じるフリクションにより、駆動ギヤの回転方向に応じて、アイドラプレートがディスクローディング機構に駆動力を伝達するディスクローディング位置またはピックアップ移動機構に駆動力を伝達するピックアップ移動位置に回動し、アイドラギヤからの駆動力をディスクローディング機構またはピックアップ移動機構のいずれか一方に伝達している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のディスクプレーヤの構成では、アイドラプレートの回動途中に、駆動ギヤの駆動力がアイドラギヤからディスクローディング機構およびピックアップ移動機構のいずれにも伝達されない駆動力伝達の中立点が生じ、動作が不安定になる問題がある。
【0005】
また、アイドラプレートがディスクローディング位置またはピックアップ移動位置に回動した各位置において、ディスクローディング機構またはピックアップ移動機構を自由に動作させるためには、すなわちモータを正逆転させるためには、アイドラプレートを各位置にロックするロック手段を別途用いる必要があり、構造が複雑化および大形化する問題がある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ディスクローディング機構およびピックアップ移動機構に対して、単一の駆動源からの駆動力の伝達、切換を確実にできる駆動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の駆動装置は、駆動源によって回転駆動される駆動ギヤと、この駆動ギヤに常時噛合するローディング伝達ギヤを有し、このローディング伝達ギヤから駆動力が伝達されてディスクをローディングおよびイジェクトするディスクローディング機構と、ピックアップ伝達ギヤを有し、このピックアップ伝達ギヤに駆動力が伝達されてピックアップを移動させるピックアップ移動機構と、前記駆動ギヤに常時噛合するとともに前記ピックアップ伝達ギヤに対して接離可能に噛合するアイドラギヤと、前記ディスクのイジェクト状態で位置される第1の位置とディスクのローディング状態で位置される第2の位置との間で移動され、第2の位置への移動によって前記アイドラギヤをピックアップ伝達ギヤに噛合させるとともに、第2の位置からの移動によって前記アイドラギヤをピックアップ伝達ギヤから離反させるスライダとを具備しているものである。
【0008】
そして、ディスクローディング機構に対しては、単一の駆動源で回転駆動される駆動ギヤに常時噛合するローディング伝達ギヤによって駆動力を常時伝達し、一方、ピックアップ移動機構に対しては、駆動ギヤに常時噛合するアイドラギヤをピックアップ移動機構のピックアップ伝達ギヤに接離可能とするとともに、このアイドラギヤをディスクのローディングおよびイジェクトに応じて移動するスライダによってピックアップ伝達ギヤに対して接離させることにより、ディスクローディング機構およびピックアップ移動機構に対して、駆動力伝達の中立点がなく動作が安定し、単一の駆動源からの駆動力の伝達、切換が確実になる。
【0009】
請求項2記載の駆動装置は、請求項1記載の駆動装置において、スライダに駆動ギヤと噛合可能とするラックが設けられるとともに、このラックにスライダの第1の位置および第2の位置で駆動ギヤとの噛合が解除される欠歯部が設けられ、ディスクのローディング時およびイジェクト時に、スライダのラックを駆動ギヤに噛合させるスライダ噛合手段を備えているものである。
【0010】
そして、スライダに駆動ギヤと噛合可能とするラックを設けるとともに、このラックにスライダの第1の位置および第2の位置で駆動ギヤとの噛合を解除する欠歯部を設けたことにより、駆動ギヤが回転していてもスライダを第1の位置または第2の位置に保ち、アイドラギヤの移動を規制する規制手段が必要なく、構造の簡素化および小形化が可能になる。しかも、ディスクのローディング時およびイジェクト時には、スライダ噛合手段によりスライダのラックを駆動ギヤに噛合させ、スライダの移動が可能になる。
【0011】
請求項3記載の駆動装置は、請求項1または2記載の駆動装置において、ディスクローディング機構は、スライダの第2の位置への移動によってローディング動作が解除されるとともに、スライダの第2の位置からの移動によってローディング動作状態に切り換えられるものである。
【0012】
そして、スライダの第2の位置への移動によってローディング動作を解除するとともに、スライダの第2の位置からの移動によってローディング動作状態に切り換えることにより、ディスクローディング機構に対して駆動力が常時伝達されていてもローディング動作の切換が確実になる。
【0013】
請求項4記載の駆動装置は、請求項1ないし3いずれか記載の駆動装置において、ピックアップ移動機構は、イジェクト時にスライダが第2の位置から移動してアイドラギヤからピックアップ伝達ギヤへの駆動力の伝達が解除されるまでの間、ピックアップ伝達ギヤに伝達される駆動力をピックアップの移動に伝達しない伝達解除手段が設けられているものである。
【0014】
そして、イジェクト時にスライダが第2の位置から移動してアイドラギヤからピックアップ伝達ギヤへの駆動力の伝達が解除されるまでの間、ピックアップ移動機構の伝達解除手段によってピックアップ伝達ギヤに伝達される駆動力をピックアップの移動に伝達せず、イジェクト動作を許容する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
本実施の形態の駆動装置を適用したディスクプレーヤで取り扱うディスクとしては、例えば、音楽再生用のコンパクトディスクであって、アルバムタイプの12cmのディスクを例にとって説明する。
【0017】
図1に、駆動装置を適用したディスクプレーヤにディスクDを挿入した状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。11はシャーシで、このシャーシ11の前面にディスクDを挿脱する挿入口12が形成され、この挿入口12の後方のシャーシ11内にディスクDを再生する再生位置13が形成されている。なお、以下、図1(a)において、シャーシ11の挿入口12側を前面、挿入口12と反対側を後面、挿入口12に交差する一側を左側面、他側を右側面として説明する。
【0018】
シャーシ11の内部には、複数のダンパー21によってピックベース22が支持されている。このピックベース22には、駆動力を与える駆動部23、ディスクDのローディングおよびイジェクトをするディスクローディング機構24、図示しないターンテーブルを回転駆動するスピンドルモータ25、ターンテーブルとの間に再生位置13にローディングされたディスクDをチャックする図示しないチャック機構、ディスクDに記録された情報を読み出すピックアップ26、このピックアップ26をディスクDの径方向へ移動させるピックアップ移動機構27、ディスクDのローディングおよびイジェクトに応じて各種動作の切換をするスライダ28などが配設されている。
【0019】
駆動部23は、ピックベース22の後部側に配設され、駆動源としてのモータ31を有し、このモータ31の駆動軸にウォームギヤ32が取り付けられ、このウォームギヤ32に駆動ギヤ33が噛合されている。
【0020】
駆動ギヤ33の軸を中心としてスイングプレート34が揺動可能に設けられ、このスイングプレート34に駆動ギヤ33に常時噛合するアイドラギヤ35が回転自在に軸支されている。
【0021】
また、ディスクローディング機構24は、駆動ギヤ33に常時噛合する駆動ギヤとして兼用されるローディング伝達ギヤ41、ローディング伝達ギヤ41に噛合するローディング伝達ギヤ42、ローディング伝達ギヤ42に噛合するウォームギヤ43、ピックベース22の左側に沿って配設されて後端にウォームギヤ43が取り付けられたドライブシャフト44、ドライブシャフト44の前端に取り付けられたウォームギヤ45、およびウォームギヤ45に噛合するギヤ46、およびギヤ46に噛合する端部ギヤ47を有し、モータ23の駆動時には端部ギヤ47まで駆動力が常時伝達されて回転される。
【0022】
挿入口12の上下に臨んで図示しないガイド板とこのガイド板との間にディスクDを挟持して移動させるローディングローラ48が配設されている。このローディングローラ48は、ローラシャフト49の周囲に嵌合されたもので、ローラシャフト49の両端がローラ支持レバー50に回転自在に軸支され、ローラシャフト49一端に端部ギヤ47に噛合するギヤ51が取り付けられている。ローラ支持レバー50は、ピックベース22の両側に対して支軸52を支点として揺動可能に支持され、スライダ28の位置に応じて、ローディングローラ48がガイド板との間にディスクDを挟持するとともにギヤ51が端部ギヤ47に噛合してディスクを移動させるローディング動作位置と、ローディングローラ48がガイド板およびディスクDから離反するとともにギヤ51が端部ギヤ47から離反してディスクDの再生を許容するローディング動作解除位置とに移動される。
【0023】
また、ビックアップ26は、ピックアップ移動機構27により、ピックベース22に設けられた開口部22aを通じてディスクDの情報が記録されたディスク面に対向され、ディスクDの内径側から外径側へ移動しながら回転されるディスクDに記録された情報を読み取る。
【0024】
また、ピックアップ移動機構27は、ピックアップ26を搭載したピックアップ移動台61を有し、このピックアップ移動台61がピックベース22の開口部22aの一側に配設された送りシャフト62と他側に形成されたガイド縁部63とに沿ってディスクDの半径方向に移動可能に支持されている。
【0025】
駆動ギヤ33に隣接してピックアップ伝達ギヤ64が回転自在に配設され、このピックアップ伝達ギヤ64に中間ギヤ65が噛合され、この中間ギヤ65に送りシャフト62に取り付けられたウォームギヤ66が噛合されている。ピックアップ伝達ギヤ64には、アイドラギヤ35が接離可能に噛合される。
【0026】
送りシャフト62は、両端がピックベース22に回転自在に軸支され、図5にも示すように、ピックアップ移動台61の内周方向への移動方向に対応した一端にウォームギヤ66が取り付けられ、ピックアップ移動台61の外周方向への移動方向に対応した他端側に螺旋状のねじ部67が形成され、このねじ部67の一端側には径小部68が形成されている。
【0027】
ピックアップ移動台61には、送りシャフト62に臨んでピックガイド69が設けられ、このピックガイド69に、送りシャフト62のねじ部67に噛合される第1の歯部70が形成されているとともに、送りシャフト62のねじ部67に噛合される第2の歯部71を設けた板ばね72が取り付けられている。
【0028】
そして、送りシャフト62の回転により、ねじ部67と第1の歯部70および第2の歯部71との噛合によってピックアップ移動台61が内周方向または外周方向へ移動される。ピックアップ移動台61が最内周位置へ移動された場合には、その最内周位置でピックアップ移動台61の移動が規制され、第1の歯部70が径小部68に進入して噛合が解除されるとともに、第2の歯部71が板ばね72の弾性によって歯飛びして駆動力伝達が解除されるもので、これらの構成によってピックアップ伝達ギヤ64に伝達される駆動力をピックアップ26の移動に伝達しない伝達解除手段73が構成されている。
【0029】
また、図1および図4に示すように、スライダ28は、ピックベース22に前後方向に移動可能に取り付けられ、最も前進した位置が第1の位置(図1に示す位置)とされるとともに、最も後進した位置が第2の位置(図3に示す位置)とされる。第1の位置は、イジェクト完了位置またはローディング待機位置であり、第2の位置は、ディスク再生位置、ローディング完了位置またはイジェクト開始位置である。
【0030】
スライダ28の後端側には、駆動ギヤ33の軸およびアイドラギヤ35の軸がそれぞれ挿通するカム溝81が前後方向に沿って形成されているとともに、ローディング伝達ギヤ41の軸が挿通するガイド溝82が前後方向に形成されている。カム溝81は、前端側を除き前後方向に略平行で、前端側は右方向へ傾斜されており、このカム溝81により、スライダ28が前方の第1の位置から後方の第2の位置に達する直前の領域においてはアイドラギヤ35がピックアップ伝達ギヤ64から離反された状態を維持し、スライダ28の後方の第2の位置へのさらなる移動によってアイドラギヤ35がピックアップ伝達ギヤ64に噛合される。
【0031】
ガイド溝82の一側に臨んで駆動ギヤとして兼用されるローディング伝達ギヤ41のピニオン41aに噛合可能とするラック83が前後方向に沿って形成され、このラック83の前後両端にはスライダ28の前方の第1の位置および後方の第2の位置でピニオン41aとの噛合が解除される欠歯部84,85が設けられている。
【0032】
ディスクDのローディング時およびイジェクト時に、スライダ28のラック83をピニオン41aに噛合させるスライダ噛合手段86を備えている。このスライダ噛合手段86は、スライダ28上で前後方向に所定の範囲でスライド可能に取り付けられた作動板87を有している。この作動板87には、スライダ28のラック83と同形状でピニオン41aに噛合可能とするラック88が形成されており、作動板87のばね取付部89とピックベース22上に取り付けられるカバープレート90(図6に示す)との間に反転ばね91が連結され、この反転ばね91により、スライダ28が前方の第1の位置に位置するときに前方へ付勢され、後方の第2の位置に位置するときに後方へ付勢され、スライダ28の前方の第1の位置と後方の第2の位置との中間で付勢方向が反転される。スライダ28の前方の第1の位置および後方の第2の位置において、反転ばね91で付勢されている作動板87のラック88は、スライダ28のラック83と同様にピニオン41aから離反されて噛合されていない。
【0033】
スライダ28が前方の第1の位置に位置して作動板87が反転ばね91で前方へ付勢されている状態において、再生位置13にローディングされたディスクDが当接して作動する図示しないローディング側のトリガ機構により反転ばね91の付勢に抗して作動板87が後方へ移動されてラック88がピニオン41aに噛合され、また、スライダ28が後方の第2の位置に位置して作動板87が反転ばね91で後方へ付勢されている状態において、イジェクト動作に伴い、図6に示すイジェクト側のトリガ機構92により反転ばね91の付勢に抗して作動板87が前方へ移動されてラック88がピニオン41aに噛合される。
【0034】
図6に示すように、イジェクト側のトリガ機構92は、カバープレート90に対してそれぞれ支軸93,94を支点として揺動可能とするトリガーレバー95,96を有し、一方のトリガーレバー95は一端がピックガイド69と当接可能に配置されるとともにばね97が装着され、他方のトリガープレート96は図6時計回り方向へ回動付勢するスプリング98がカバープレート90との間に張設されるとともに一方のトリガーレバー95のばね97の一端に当接するピン99を有している。そして、ピックアップ移動台61が最内周位置に達する際(図6の状態)、ピックガイド69でトリガーレバー95が時計回り方向へ回動され、このトリガーレバー95のばね97でピン99が押動されてトリガーレバー96が反時計回り方向へ回動され、このトリガーレバー96の反時計回り方向への回動により、反転ばね91の付勢に抗して作動板87が前方へ移動されてラック88がピニオン41aに噛合される。
【0035】
ピックアップ移動台61が最内周に達する際に、ピックガイド69が係合してオンするスイッチ101が配設されている。
【0036】
次に、ディスクプレーヤの作用を説明する。
【0037】
まず、ディスクDのローディングから再生までの動作を説明する。
【0038】
図1に、ディスクDを挿入する前の初期状態つまりイジェクト状態を示す。
【0039】
ディスクDが挿入口12に挿入されることにより、図示しないディスク検出素子でディスク挿入が検知されてモータ31がローディング方向に回転駆動される。このモータ31のローディング方向への回転駆動により、駆動ギヤ33が図1反時計回り方向に回転され、この駆動ギヤ33からの駆動力がローディング伝達ギヤ41、ローディング伝達ギヤ42、ウォームギヤ43、ドライブシャフト44、ウォームギヤ45、ギヤ46、端部ギヤ47、およびギヤ51を経てローディングローラ48に伝達され、このローディングローラ48がローディング方向に回転される。
【0040】
挿入口12に挿入されたディスクDの先端が図示しないガイド板とローディングローラ48との間に挟持されることにより、ローディングローラ48でディスクDが再生位置13へ搬送される。
【0041】
図2に示すように、ディスクDが再生位置13まで搬送されるまでの間は、ローディング機構24のみが作動し、他の機構は初期状態に保たれる。すなわち、図4(a)および図7(a)に示すように、スライダ28は前方の第1の位置に位置されるとともに作動板87が反転ばね91で前方へ付勢され、ピニオン41aは時計回り方向に空転され、また、図2に示すように、アイドラギヤ35はピックアップ伝達ギヤ64から離反されている。
【0042】
そして、ディスクDが再生位置13まで搬送されることにより、図4(b)(c)および図7(b)に示すように、図示しないローディング側のトリガ機構によって作動板87が反転ばね91の付勢に抗して後方へ移動され、作動板87のラック88が時計回り方向に回転されているピニオン41aに噛合され、作動板87がさらに後方へ移動される。この作動板87の後方への移動に連動して引っ張られるかたちでスライダ28も一体的に後方へ移動され、スライダ28のラック83もピニオン41aに噛合され、スライダ28が前方の第1の位置から後方の第2の位置へ向けて移動される。
【0043】
スライダ28の前方の第1の位置から後方の第2の位置への移動に伴って、図示しない機構により、ローラ支持レバー50が回動し、ローディングローラ48のディスクDからの離反およびこの離反と同時に端部ギヤ47とギヤ51との離反によるローディングローラ48の回転停止、チャック機構によるディスクDのターンテーブルへのチャッキング、ピックベース22をシャーシ11に対して固定していたフローティングロックの解除がなされる。
【0044】
図3および図7(c)に示すように、スライダ28が後方の第2の位置へ移動することにより、スライダ28のラック83の欠歯部85がピニオン41aに臨んでラック83がピニオン41aから外れて、スライダ28がこの後方の第2の位置で停止される。また、作動板87のラック88もピニオン41aから外れ、反転ばね91により作動板87が後方へ付勢されて保持される。
【0045】
図3に示すように、スライダ28が後方の第2の位置へ移動することにより、スライダ28のカム溝81でアイドラギヤ35がピックアップ伝達ギヤ64に噛合され、ピックアップ伝達ギヤ64が回転される。
【0046】
ピックアップ伝達ギヤ64に伝達された駆動力は、中間ギヤ65およびウォーム66を経て送りシャフト62に伝達され、送りシャフト62が回転される。送りシャフト62の回転により、この送りシャフト62のねじ部67とピックガイド69の第2の歯部71との噛合により、ピックアップ移動台61によってピックアップ26がディスク外周方向へ移動され、さらに、ピックアップ26のディスク外周方向へ移動により、ピックガイド69の第1の歯部70がねじ部67に噛合され、確実に噛合状態が保たれる。
【0047】
ピックアップ26のディスク外周方向への移動により、ピックアップ26が初期位置である最内周位置にあるときにピックガイド69と係合してオンされていたスイッチ101がオフし、このスイッチ101のオフによりスピンドルモータ25が回転され、ディスクDの最内周に記録されたTOC情報が読み取られた後、ディスクDの再生が可能となる。
【0048】
ディスクDの再生中は、スライダ28が後方の第2の位置に保たれ、スライダ28のラック83とピニオン41aとは噛合されていないので、モータ31の駆動力はピックアップ駆動機構27にのみ伝達される。モータ31の正逆転駆動により、ピックアップ26が径方向に移動される。
【0049】
次に、ディスクDの再生後からイジェクトまでの動作を説明する。
【0050】
イジェクト時には、モータ31がローディング方向とは逆のイジェクト方向に回転駆動されて、駆動ギヤ33が図3時計回り方向に回転される。この駆動ギヤ33の回転に伴ってピックアップ26が内周方向へ移動するように送りシャフト62が回転され、ピックアップ26が最内周位置まで移動される。
【0051】
図6に示すように、ピックアップ26が最内周位置に達することにより、ピックガイド69がトリガレバー95に当接し、トリガレバー95が支軸93を中心に時計回り方向へ回動されるとともに、トリガーレバー95のばね97でピン99が押動されるトリガレバー96が支軸94を中心に反時計回り方向へ回動される。
【0052】
図7(d)(e)に示すように、トリガレバー96の反時計回り方向への回動によって作動板87が反転ばね91の付勢に抗して前方へ移動され、作動板87のラック88が反時計回り方向へ回転されているピニオン41aに噛合され、作動板87がさらに前方へ移動される。この作動板87の前方への移動に連動して引っ張られるかたちでスライダ28も一体的に前方へ移動され、スライダ28のラック83もピニオン41aに噛合され、スライダ28が後方の第2の位置から前方の第1の位置へ向けて移動される。
【0053】
スライダ28が後方の第2の位置から前方へ移動することにより、スライダ28のカム溝81でアイドラギヤ35がピックアップ伝達ギヤ64から離反され、ピックアップ移動機構27への駆動力の伝達が解除される。
【0054】
このピックアップ移動機構27への駆動力の伝達が解除されるまでの間は、モータ31からの駆動力はピックアップ移動機構27へ伝達され続けるため、ピックアップ26が最内周位置に達して移動規制されても、送りシャフト62の回転は継続される。これは、図5に示すように、ピックアップ26が最内周位置へ移動された場合に、第1の歯部70が径小部68に進入して噛合が解除されるとともに、第2の歯部71が板ばね72の弾性によって歯飛びして駆動力伝達が解除されることによる。
【0055】
そして、図2に示すように、スライダ28の後方の第2の位置から前方の第1の位置への移動によって、図示しない機構により、ピックベース22をシャーシ11に対して固定するフローティングロック、チャック機構によるディスクDのターンテーブルからのチャッキング解除、ローラ支持レバー50の回動によるローディングローラ48のディスクDへの当接およびこの当接と同時に端部ギヤ47とギヤ51との噛合の復帰によるローディングローラ48のイジェクト方向への回転がなされる。
【0056】
図1および図7(f)に示すように、スライダ28が前方の第1の位置へ移動することにより、スライダ28のラック83の欠歯部84がピニオン41aに臨んでラック83がピニオン41aから外れて、スライダ28がこの前方の第1の位置で停止される。また、作動板87のラック88もピニオン41aから外れ、反転ばね91により作動板87が前方へ付勢されて保持される。
【0057】
端部ギヤ47には常時駆動力が伝達されており、ローディングローラ48のディスクDへの当接とローディングローラ48のイジェクト方向への回転により、ディスクDが挿入口12から出るイジェクト方向に移動され、図示しないディスク検出素子でイジェクト完了が検出されることにより、モータ31の駆動が停止される。
【0058】
以上のように、ディスクローディング機構24に対しては、単一のモータ31で回転駆動される駆動ギヤ33に常時噛合するローディング伝達ギヤ41によって駆動力を常時伝達し、一方、ピックアップ移動機構27に対しては、駆動ギヤ33に常時噛合するアイドラギヤ35をピックアップ移動機構27のピックアップ伝達ギヤ64に接離可能とするとともに、このアイドラギヤ35をディスクDのローディングおよびイジェクトに応じて移動するスライダ28によってピックアップ伝達ギヤ64に対して接離させるので、ディスクローディング機構24およびピックアップ移動機構27に対して、駆動力伝達の中立点がなく動作が安定し、単一のモータ31からの駆動力の伝達、切換を確実にできる。
【0059】
さらに、スライダ28に駆動ギヤとして兼用されるピニオン41aと噛合可能とするラック83を設けるとともに、このラック83にスライダ28の前方の第1の位置および後方の第2の位置でピニオン41aとの噛合を解除する欠歯部84,85を設けたので、ピニオン41aが回転していてもスライダ28を前方の第1の位置または後方の第2の位置に保つことができ、アイドラギヤ35の移動を規制する規制手段が必要なく、構造を簡素化および小形化できる。
【0060】
しかも、ディスクDのローディング時およびイジェクト時には、スライダ噛合手段86によりスライダ28のラック83をピニオン41aに噛合させ、スライダ28を移動させることができる。
【0061】
また、ディスクローディング機構24では、スライダ28の後方の第2の位置への移動によってローディング動作を解除するとともに、スライダ28の後方の第2の位置からの移動によってイジェクト動作状態に切り換えるので、ディスクローディング機構24に対して駆動力が常時伝達されていてもローディング動作の切換を確実にできる。
【0062】
また、ピックアップ移動機構27では、イジェクト時にスライダ28が後方の第2の位置から移動してアイドラギヤ35からピックアップ伝達ギヤ64への駆動力の伝達が解除されるまでの間、ピックアップ伝達ギヤ64に伝達される駆動力をピックアップ26の移動に伝達しない伝達解除手段73を設けているので、イジェクト動作を許容できる。
【0063】
なお、駆動装置で取り扱うディスクには、音楽用の再生専用のコンパクトディスクに限らず、DVDなどの光学ディスク、MDなどの光磁気ディスク、フレキシブル磁気ディスクなどにも適用でき、同様の作用効果が得られる。
【0064】
また、駆動装置は、ディスクプレーヤに限らず、ディスクに対して記録可能なディスク記録再生装置にも適用でき、同様の作用効果が得られる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の駆動装置によれば、ディスクローディング機構に対しては、単一の駆動源で回転駆動される駆動ギヤに常時噛合するローディング伝達ギヤによって駆動力を常時伝達し、一方、ピックアップ移動機構に対しては、駆動ギヤに常時噛合するアイドラギヤをピックアップ移動機構のピックアップ伝達ギヤに接離可能とするとともに、このアイドラギヤをディスクのローディングおよびイジェクトに応じて移動するスライダによってピックアップ伝達ギヤに対して接離させるので、ディスクローディング機構およびピックアップ移動機構に対して、駆動力伝達の中立点がなく動作が安定し、単一の駆動源からの駆動力の伝達、切換を確実にできる。
【0066】
請求項2記載の駆動装置によれば、請求項1記載の駆動装置の効果に加えて、スライダに駆動ギヤと噛合可能とするラックを設けるとともに、このラックにスライダの第1の位置および第2の位置で駆動ギヤとの噛合を解除する欠歯部を設けたので、駆動ギヤが回転していてもスライダを第1の位置または第2の位置に保つことができ、アイドラギヤの移動を規制する規制手段が必要なく、構造を簡素化および小形化できる。しかも、ディスクのローディング時およびイジェクト時には、スライダ噛合手段によりスライダのラックを駆動ギヤに噛合させ、スライダを移動させることができる。
【0067】
請求項3記載の駆動装置によれば、請求項1または2記載の駆動装置の効果に加えて、ディスクローディング機構では、スライダの第2の位置への移動によってローディング動作を解除するとともに、スライダの第2の位置からの移動によってローディング動作状態に切り換えるので、ディスクローディング機構に対して駆動力が常時伝達されていてもローディング動作の切換を確実にできる。
【0068】
請求項4記載の駆動装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の駆動装置の効果に加えて、ピックアップ移動機構では、イジェクト時にスライダが第2の位置から移動してアイドラギヤからピックアップ伝達ギヤへの駆動力の伝達が解除されるまでの間、ピックアップ伝達ギヤに伝達される駆動力をピックアップの移動に伝達しない伝達解除手段を設けているので、イジェクト動作を許容できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す駆動装置を適用したディスクプレーヤにディスクを挿入した状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】同上ディスクプレーヤのディスクを再生位置にローディングした状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】同上ディスクプレーヤの再生状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】同上ディスクプレーヤのスライダが駆動ギヤに噛合する動作を(a)〜(c)の順に説明する説明図である。
【図5】同上ディスクプレーヤのピックアップ移動機構の拡大平面図である。
【図6】同上ディスクプレーヤのピックアップ移動機構の平面図である。
【図7】同上ディスクプレーヤのローディング時のスライダの動作を(a)〜(c)の順に説明するとともにイジェクト時のスライダの動作を(d)〜(f)の順に説明する説明図である。
【符号の説明】
24 ディスクローディング機構
26 ピックアップ
27 ピックアップ移動機構
28 スライダ
31 駆動源としてのモータ
33 駆動ギヤ
35 アイドラギヤ
41 駆動ギヤと兼用されるローディング伝達ギヤ
64 ピックアップ伝達ギヤ
73 伝達解除手段
83 ラック
84,85 欠歯部
86 スライダ噛合手段
D ディスク

Claims (4)

  1. 駆動源によって回転駆動される駆動ギヤと、
    この駆動ギヤに常時噛合するローディング伝達ギヤを有し、このローディング伝達ギヤから駆動力が伝達されてディスクをローディングおよびイジェクトするディスクローディング機構と、
    ピックアップ伝達ギヤを有し、このピックアップ伝達ギヤに駆動力が伝達されてピックアップを移動させるピックアップ移動機構と、
    前記駆動ギヤに常時噛合するとともに前記ピックアップ伝達ギヤに対して接離可能に噛合するアイドラギヤと、
    前記ディスクのイジェクト状態で位置される第1の位置とディスクのローディング状態で位置される第2の位置との間で移動され、第2の位置への移動によって前記アイドラギヤをピックアップ伝達ギヤに噛合させるとともに、第2の位置からの移動によって前記アイドラギヤをピックアップ伝達ギヤから離反させるスライダと
    を具備していることを特徴とする駆動装置。
  2. スライダに駆動ギヤと噛合可能とするラックが設けられるとともに、このラックにスライダの第1の位置および第2の位置で駆動ギヤとの噛合が解除される欠歯部が設けられ、
    ディスクのローディング時およびイジェクト時に、スライダのラックを駆動ギヤに噛合させるスライダ噛合手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. ディスクローディング機構は、スライダの第2の位置への移動によってローディング動作が解除されるとともに、スライダの第2の位置からの移動によってローディング動作状態に切り換えられる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の駆動装置。
  4. ピックアップ移動機構は、イジェクト時にスライダが第2の位置から移動してアイドラギヤからピックアップ伝達ギヤへの駆動力の伝達が解除されるまでの間、ピックアップ伝達ギヤに伝達される駆動力をピックアップの移動に伝達しない伝達解除手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の駆動装置。
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