JP3984562B2 - 織機の開口装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、織機における経糸の開口を形成する開口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1は、複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の駆動機構を含む開口装置を開示している。この従来技術において、各駆動機構は、織機フレームと異なる開口装置フレームに取り付けられた回転駆動源と、綜絖枠に連結されたロッド及び回転部材を有しかつ回転駆動源の出力軸の回転運動を回転部材を介してロッドの直線往復運動に変換する運動変換機構とを備える。回転部材の一端は、回転駆動源の出力軸に相対的回転不能に組み付けられている。また、回転部材は、その一端を回転駆動源の出力軸に片持ち支持されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−129446号公報(図5、図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の開口装置は、いわゆる減速機を回転駆動源と綜絖枠との間に配置していない。また、織機の生産性を向上させるために綜絖枠を高速で上下動させる必要があることから、回転駆動源は、高トルクでしかも応答性に優れた性能を有する専用の電動モータを用いている。そのような回転駆動源は、高価となり、織機の製造コストがかさむという問題がある。
【0005】
上記の開口装置においては、経糸張力による反力が綜絖枠から回転部材に加わり、回転駆動源の内部の軸受は綜絖枠からの反力を集中的に受ける。したがって、回転部材と回転駆動源の出力軸とを相対的回転不能に組み付ける継手は、綜絖枠からの反力を受けてたわむ。また、継手がたわむことによって、回転部材の回転中心軸が偏心することによって、開口装置が振動する。この結果、安定した経糸開口が得られないという問題があり、さらには、回転駆動源の内部の軸受が異常に摩耗するという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、綜絖枠に対して1対1に備えられる回転駆動源の回転運動を変換する運動変換機構を介して各綜絖枠を駆動する開口装置において、織機の製造コストをより抑えると共に、より安定した経糸開口運動を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の開口装置は、複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の駆動機構を含む。各駆動機構は、回転駆動源と、前記回転駆動源の出力軸に連結されて前記出力軸の回転により減速駆動される減速軸を有し、かつ開口装置フレームに取り付けられた減速機と、前記開口装置フレームに配置された軸受と、前記綜絖枠に連結されたロッドと回転部材とを有しかつ前記減速軸の回転運動を前記回転部材を介して前記ロッドの直線往復運動に変換する運動変換機構とを含む。前記回転部材は、前記減速軸に連結された一端部と、前記軸受に支持された他端部と、前記一端部と前記他端部との間にあって前記ロッドが揺動可能に連結された中間部とを有する。
【0008】
前記開口装置フレームは、織幅方向における前記綜絖枠の一方の外側に配置されていると共に、前記織幅方向に延びる側壁を有し、複数の前記回転駆動源は前記側壁に複数列に配置されており、前記減速機は前記側壁に取り付けられており、前記減速軸は前記側壁を貫通していてもよい。
【0009】
本発明に係る第2の開口装置は、複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第1の駆動機構と、他の複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第2の駆動機構とを含む。各第1の駆動機構及び各第2の駆動機構は、それぞれ、第1及び第2の回転駆動源と、前記第1及び第2の回転駆動源の第1及び第2の出力軸に連結されて前記第1及び第2の出力軸の回転により減速駆動される第1及び第2の減速軸を有しかつ第1及び第2の開口装置フレームに取り付けられた第1及び第2の減速機と、前記第1及び第2の開口装置フレームに配置された第1及び第2の軸受と、前記綜絖枠に連結された第1及び第2のロッドと第1及び第2の回転部材とを有しかつ前記第1及び第2の減速軸の回転運動を前記第1及び第2の回転部材を介して前記第1及び第2のロッドの直線往復運動に変換する第1及び第2の運動変換機構とを含む。前記第1及び第2の回転部材は、それぞれ、前記第1及び第2の減速軸に連結された第1及び第2の一端部と、前記第1及び第2の軸受に支持された第1及び第2の他端部と、前記第1及び第2の一端部と前記第1及び第2の他端部との間にあって前記第1及び第2のロッドが揺動可能に連結された第1及び第2の中間部とを有する。前記第1及び第2の開口装置フレームは、それぞれ、織幅方向における前記綜絖枠の一方及び他方の外側に配置されており、また前記織幅方向に延びる第1及び第2の側壁を有する。各第1の回転駆動源及び各第2の回転駆動源は、それぞれ、対応する第1及び第2の開口装置フレームの前記第1及び第2の側壁に複数列に配置されている。各第1の減速機及び各第2の減速機は、それぞれ、対応する第1及び第2の開口装置フレームの前記第1及び第2の側壁に取り付けられている。各第1の減速軸及び各第2の減速軸は、それぞれ、対応する第1及び第2の開口装置フレームの前記第1及び第2の側壁を貫通している。
【0010】
第2の開口装置において、前記複数の第1の駆動機構は織前に近い側の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応させ、前記複数の第2の駆動機構は前記連続する綜絖枠の最後端に隣接する綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応させてもよい。
【0011】
第2の開口装置は、さらに、他の複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第3の駆動機構を含んでもよい。この場合、各第3の駆動機構は、第3の回転駆動源と、前記第3の回転駆動源の第3の出力軸に連結されて前記第3の出力軸の回転により減速駆動される第3の減速軸を有しかつ第1の開口装置フレームに取り付けられた第3の減速機と、前記第1の開口装置フレームに配置された第3の軸受と、前記綜絖枠に連結された第3のロッドと第3の回転部材とを有しかつ前記第3の減速軸の回転運動を前記第3の回転部材を介して前記第3のロッドの直線往復運動に変換する第3の運動変換機構とを含むことができる。
【0012】
上記の開口装置の場合、また、前記第3の回転部材は、さらに、前記第3の減速軸に連結された第3の一端部と、前記第3の軸受に支持された第3の他端部と、前記第3の一端部と前記第3の他端部との間にあって前記第3のロッドが揺動可能に連結された第3の中間部とを有してもよい。前記第1の開口装置フレームは前記第1の側壁と対向しかつ前記織幅方向に伸びる第3の側壁を有していてもよい。第3の回転駆動源は前記第3の側壁に複数列に配置してもよい。各第3の減速機は前記第3の側壁に取り付けてもよい。各第3の減速軸は前記第3の側壁を貫通していてもよい。
【0013】
第2の開口装置において、前記複数の第1の駆動機構は、織前に近い側の第1の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の第1の綜絖枠に対応させ、前記複数の第2の駆動機構は、前記連続する第1の綜絖枠の最後端に隣接する第2の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の第2の綜絖枠に対応させ、前記複数の第3の駆動機構は、前記連続する第2の綜絖枠の最後端に隣接する第3の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の第3の綜絖枠に対応させてもよい。
【0014】
第2の開口装置において、前記第1及び第3の軸受を、共通の軸受支持部を介して前記第1の開口装置フレームに支持させてもよい。
【0015】
本発明に係る第3の開口装置は、複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第1の駆動機構と、複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第2の駆動機構とを含む。各第1の駆動機構及び各第2の駆動機構は、それぞれ、第1及び第2の回転駆動源と、前記第1及び第2の回転駆動源の第1及び第2の出力軸に連結されて前記第1及び第2の出力軸の回転により減速駆動される第1及び第2の減速軸を有しかつ開口装置フレームに取り付けられた第1及び第2の減速機と、前記開口装置フレームに配置された第1及び第2の軸受と、前記綜絖枠に連結された第1及び第2のロッドと第1及び第2の回転部材とを有しかつ前記第1及び第2の減速軸の回転運動を前記第1及び第2の回転部材を介して前記第1及び第2のロッドの直線往復運動に変換する第1及び第2の運動変換機構とを含む。前記第1及び第2の回転部材は、それぞれ、前記第1及び第2の減速軸に連結された第1及び第2の一端部と、前記第1及び第2の軸受に支持された第1及び第2の他端部と、前記第1及び第2の一端部と前記第1及び第2の他端部との間にあって前記第1及び第2のロッドが揺動可能に連結された第1及び第2の中間部とを有する。前記開口装置フレームは、織幅方向における前記綜絖枠の一方の外側に配置されており、また前後方向に互いに間隔をおいて対向されかつ前記織幅方向に延びる第1及び第2の側壁を有する。各第1の回転駆動源及び各第2の回転駆動源は、それぞれ、前記第1及び第2の側壁に複数列に配置されている。各第1の減速機及び各第2の減速機は、それぞれ、前記第1及び第2の側壁に取り付けられている。各第1の減速軸及び各第2の減速軸は、それぞれ、前記第1及び第2の側壁を貫通している。
【0016】
第3の開口装置において、前記複数の第1の駆動機構は、織前に近い側の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応されており、前記複数の第2の駆動機構は、前記連続する複数の綜絖枠の最後端に隣接する綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応されていてもよい。
第3の開口装置において、前記第1及び第2の軸受は、共通の軸受支持部を介して前記開口装置フレームに支持されていてもよい。
【0017】
各開口装置において、各減速軸の軸線は対応する回転駆動源の出力軸の軸線と平行としてもよい。
【0018】
各開口装置において、各回転駆動源及び対応する軸受は、前記出力軸及び前記軸受の軸線を共通とされており、各中間部の軸線は対応する共通軸線に対し偏心させてもよい。
【0019】
各開口装置において、各回転部材は、これの回転軸線の方向に見て略円形の形状を有し、また前記中間部が偏心して連結された偏心カムとしてもよい。
【0020】
【発明の作用及び効果】
第1、第2及び第3の開口装置は、いずれも各駆動機構が回転駆動源と運動変換機構との間に減速機を備えている。このため、高トルクでかつ応答性の優れた高価な回転駆動源を使用しなくてもよく、織機の製造コストはより削減される。
【0021】
第1、第2及び第3の開口装置においては、いずれも、各駆動機構が綜絖枠からの反力を回転部材の中間部に受ける。しかし、各駆動機構は、回転部材がその中間部の両側の一端部及び他端部においてそれぞれ減速機及び軸受を介して開口装置フレームに両持ち梁の状態に支持されている。
【0022】
上記のように回転部材が綜絖枠からの反力を受ける中間部の両側において開口装置フレームに両持ち梁の状態に支持されていると、駆動機構の剛性が高められ、織機の振動等に影響されることなく、安定した開口運動を綜絖枠に行わせることができ、その上、回転駆動源と綜絖枠との間に減速機を配置しても、減速機の減速軸に作用する力が半減し、減速機内部の軸受が長命になる。
【0023】
さらに、第2の開口装置において、複数の第1の駆動機構は、織前に近い側の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応させ、複数の第2の駆動機構は、前記第1の駆動機構に対応する綜絖枠の最後端に隣接する綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応させるようにすれば、第1の駆動機構に対応する綜絖枠を連続して並べ、続いて第2の駆動機構に対応する綜絖枠を連続して並べることになり、第1の駆動機構に対応する軸受を配置する前後方向のスペースに、第2の駆動機構の綜絖枠を配置させることが可能になる。このため、綜絖枠を織幅方向の左右に配置された第1及び第2の駆動機構に前から順に交互に対応させる場合に比べ、綜絖枠の配列ピッチを短縮することが可能になり、経糸へのストレスを軽減することができる。
【0024】
また、第2の開口装置において、複数の第3の駆動機構は、前記第2の駆動機構に対応する綜絖枠の最後端に隣接する綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応させること、及び上記した本件発明に係る第3の開口装置について、複数の第1の駆動機構は、織前に近い側の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応させ、他方複数の第2の駆動機構は、前記第1の駆動機構に対応する綜絖枠の最後端に隣接する綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応させることについても、綜絖枠を前から順に織幅方向の左右又は織前の前後方向に配置された各駆動機構に交互に対応させる場合に比べ、綜絖枠の配列ピッチを短縮することが可能になり、経糸へのストレスを軽減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本実施例において、「前後方向」とは経糸の送り出しによる経糸の移動方向をいい、「上下方向」とは綜絖枠の移動方向をいい、「織幅方向」及び「左右方向」とは緯糸の飛走方向(経糸の移動方向における下流側から見て、左右方向)をいう。また、「前側」及び「後側」とは、それぞれ、経糸の移動方向における下流側及び上流側をいう。
【0026】
図1から図4を参照するに、開口装置10は、複数の綜絖枠12に対し1対1の関係に備えられた複数の駆動機構14を含む。
【0027】
図1に示すように、開口装置10は、織機16の左右に位置する織機フレーム18及び20の間に配置された複数の綜絖枠12を、それらに配置された綜絖と共に、上下方向に往復移動させて経糸開口を形成する電動式開口装置として用いられる。
【0028】
図1、図3及び図4に示すように、本実施例では、織機16は、例えば16枚の綜絖枠12を備えている。したがって、開口装置10は、綜絖枠12に個々に対応された16個の駆動機構14を有する。
【0029】
図1に示すように、開口装置10は、織機16の左右の織機フレーム18,20と異なる開口装置フレーム22及び24を含む。開口装置フレーム22及び24は、それぞれ、織機フレーム18及び20の外側に配置されて、固着手段(図示せず)を介して対応する織機フレーム18及び20に一体に組み付けられている。
【0030】
開口装置フレーム22,24は、左右方向及び前後方向に伸びる平面の断面形状を上下方向からみたとき、中空の略矩形状を有している。開口装置フレーム22及び24は、それぞれ、左右方向及び上下方向(経糸の移動方向と直角)に伸びる前側壁26及び28と、後側壁30及び32とを有している。
【0031】
前側壁26及び28は、それぞれ、後側壁30及び32に対向されている。図示の例の駆動機構14は、開口装置フレーム22及び24の前側壁26及び28並びに後側壁30及び32に4つずつの4組に分けて取り付けられている。
【0032】
開口装置フレーム22及び24は、それぞれ、支持壁34及び36を有している。支持壁34及び36は、それぞれ、開口装置フレーム22及び24の前側壁26及び28と後側壁30及び32とを連結する左側連結壁及び右側連結壁から、前側壁26及び28と後側壁30及び32との間を開口装置フレーム22及び24の中空部分(すなわち内側)に向けて伸びている。支持壁34,36は、軸受38を介して回転部材40を支持している。
【0033】
各駆動機構14は、回転駆動源42と、減速機44と、軸受38と、運動変換機構46とを含む。本実施例では、回転駆動源42は、綜絖枠12に対して1対1に設けられる専用の電動機を用いている。
【0034】
図2に示すように、各駆動機構14は、各回転駆動源42の出力軸50の回転速度を減速機44で減速し、減速機44の減速軸48の回転にともなって回転部材40を減速軸48の周りに回転させる。
【0035】
回転駆動源42は、織機16の主軸を駆動させる主軸用駆動モータとは別個に制御されるが、主軸の回転と同期して出力軸50を回転させる。
【0036】
より詳しくは、各回転駆動源42は、主軸の回転角度信号が入力される開口コントローラ(図示せず)に接続されている。開口コントローラには、開口運動を考慮して織機の主軸の回転角度に対応して設定される駆動量パターンが予め設定記憶されている。開口コントローラは、上記駆動量パターンに基づいて、主軸の回転に同期して各回転駆動源42を駆動させる。
【0037】
減速機44は、互いに噛合する複数の減速ギア52をその内部に有しており、回転駆動源42の出力軸50の回転をこれら減速ギア52により減速して減速軸48に伝達する。
【0038】
より詳しくは、各減速軸48は、減速機44に対し軸受38を介して回転可能に支持されており、換言すれば、各減速軸48は、減速機44を介して開口装置フレーム22,24に支持されている。各減速軸48の一端には、最終段の減速ギア52が相対的回転不能に組み付けられている。出力軸50の回転運動は、減速機44の複数の減速ギア52を介して減速されて、減速軸48に伝達される。
【0039】
各減速軸48の他端は、開口装置フレーム22及び24のそれぞれの前後側壁26,28,30及び32の各々を貫通すると共に、開口装置フレーム22及び24の内側に向かって延在するように、設けられている。しかし、減速機44は、ギア噛合以外の公知の装置、例えばタイミングプーリとタイミングベルトとを用いた減速機であってもよい。
【0040】
4つの減速機44は、開口装置フレーム22及び24のそれぞれの前側壁26及び後側壁30の外側の各々の面に、左右に2つの上下2列に取り付けられている。
【0041】
各減速機44は、減速軸48の軸線が回転駆動源42の出力軸50の軸線と平行になるように、配置されている。これにより、減速機44及び回転駆動源42を対応する前後側壁26,28,30又は32に取り付けるために必要な面積を小さくすることができ、それらを効率的に配置することができる。
【0042】
回転部材40は、その軸線方向における両端部を一端部54及び他端部56とされ、一端部54と他端部56の間を中間部58とされたクランク状の形状を有している。
【0043】
回転部材40の一端部54は、公知の連結手段により、減速軸48に相対的回転不能に連結されている。具体的には、一端部54に嵌合穴60が形成され、減速軸48の先端が嵌合穴60に相対的回転不能に嵌合されている。しかし、回転部材40と減速軸48とを、一端部54の先端に円柱部を突出させた公知のカプラーのような他の手段で連結してもよいし、減速軸48を回転部材40の一端部54に一体的に形成することにより連結してもよい。
【0044】
各回転部材40の他端部56は、支持壁34又は36に設けられた軸受用穴62に嵌合された軸受38に回転可能に嵌合されている。各軸受用穴62は、前側壁26又は28に備えられた回転部材40の他端部56、及び、後側壁30又は32に備えられた回転部材40の他端部56をそれぞれ支持する軸受38及び38を共通に支持している。
【0045】
各回転部材40は、その一端部54及び他端部56の軸線が減速軸48及び軸受38の両軸線と一致し、中間部58がそれらの軸線から偏心するように、形成されている。
【0046】
図2に示すように、各クランクロッド64は、これが回転部材40の回転運動により揺動されるように、その一端部において軸受66により中間部58に枢軸的に連結されている。回転部材40とクランクロッド64とは、回転駆動源42、ひいては減速機44の回転運動を左右方向への直線往復運動に変換するクランク機構を構成している。
【0047】
図3及び図4に示すように、各綜絖枠12は、綜絖枠12毎に備えられた支持機構68に支持されており、また綜絖枠12毎に備えられた回転駆動源42(換言すれば駆動機構14)により支持機構68を介して上下動される。これにより、経糸の開口が形成される。
【0048】
各支持機構68は、織幅方向に互いに離間して設けられ前後方向へ伸びる支持軸74の軸線の周りに揺動可能の左右一対の揺動レバー70と、両揺動レバー70を相互に連結する連結ロッド72とを備えている。各支持機構68は、対応する綜絖枠12の下方に配置されている。
【0049】
図3は、前方から見て、左方側に位置する前側壁26に備えられた4つの回転駆動源42に個々に対応する4つの揺動レバー70を示している。図4は、前方から見て、右方側に位置する前側壁28に備えられた4つの回転駆動源42に個々に対応する4つの揺動レバー70を示している。
【0050】
各揺動レバー70は、上下方向及び左右方向へ伸びる面内で揺動可能に、V字の基部すなわち分岐部において、複数の支持機構68で共通の支持軸74に支持されている。両支持軸74は、織機フレーム18,20の間を織幅方向(左右方向)に互いに離間して設けられて、前後方向へ伸びている。各支持軸74は、織機フレーム18,20間の下部に架設される一対のアンダーステー77,77(図1参照)及びこれに相対的移動不能に組み付けられているブラケット76,76(図1参照)を介して織機フレーム18及び20に支持されている。
【0051】
各支持機構68の両揺動レバー70は、一方のアーム部において連結ロッド72に枢軸的に連結され、他方のアーム部において支持体78に枢軸的に連結されている。揺動レバー70を綜絖枠12に連結する各支持体78は、ねじ棒の一端部を長尺の雌ねじ体のねじ穴に螺合させた連結ロッドとされている。
【0052】
各支持機構68は、回転部材40とクランクロッド64とにより変換された往復運動を対応する駆動機構14に近い側(左方側又は右方側)の揺動レバー70に受ける。これにより、両揺動レバー70が同期して揺動されて、両支持体78が同期して上下動される。
【0053】
具体的には、図3の左方側の揺動レバー70及び図4の右方側の揺動レバー70は、さらに、上下方向及び左右方向に伸びる平面内を円弧状に伸びるアーム部80を一体的に有しており、このアーム部80においてクランクロッド64の他端部に枢軸的に連結されている。
【0054】
揺動レバー70の揺動角度範囲(ストローク量)は、クランクロッド64をアーム部80に組み付けている組み付け位置を変更することにより、調整される。
【0055】
図1に示すように、16枚の綜絖枠12は、隣り合う4つの綜絖枠12を1つの綜絖枠群として4つの綜絖枠群に分けられている。各綜絖枠群は、前後方向における前側(織前側)から順に第1、第2、第3及び第4の綜絖枠群とされている。
【0056】
第1、第2、第3及び第4の綜絖枠群の各綜絖枠12は、それぞれ、開口装置フレーム24の前側壁28、開口装置フレーム22の前側壁26、開口装置フレーム24の後側壁32及び開口装置フレーム22の後側壁30に備えられた回転駆動源42に対応されている。
【0057】
したがって、前側壁28に備えられた複数の駆動機構14は、第1の綜絖枠群の綜絖枠12(すなわち前側壁28に近い側の綜絖枠12及びこれに隣接しかつ連続する3つの綜絖枠12、つまり、綜絖枠に対し前側から順に1,2,…の枠番号を付与する場合、枠番号1から枠番号4までの4枚の綜絖枠12)に個々に対応されている。
【0058】
前側壁26に備えられた複数の駆動機構14は、第2の綜絖枠群の綜絖枠12(すなわち第1の綜絖枠群の最後端に隣接する綜絖枠12及びこれに隣接しかつ連続する3つの綜絖枠12、つまり、枠番号5から枠番号8までの4枚の綜絖枠12)に個々に対応されている。
【0059】
後側壁30に備えられた複数の駆動機構14は、第3の綜絖枠群の綜絖枠12(すなわち第2の綜絖枠群の最後端に隣接する綜絖枠12及びこれに隣接しかつ連続する3つの綜絖枠12、つまり、枠番号9から枠番号12までの4枚の綜絖枠12)に個々に対応されている。
【0060】
後側壁32に備えられた複数の駆動機構14は、第4の綜絖枠群(すなわち第3の綜絖枠群の最後端に隣接する綜絖枠12及びこれに隣接しかつ連続する3つの綜絖枠12、つまり、枠番号13から枠番号16までの4枚の綜絖枠)に個々に対応されている。
【0061】
また、図4に示す例では、第1及び第3の綜絖枠群の各綜絖枠12は、それぞれ、前側壁28及び後側壁32に近い側から順に、前後方向における前方から見た前側壁28及び後側壁32の左下、右下、左上、右上に備えられている回転駆動源42に連結されている。しかし、隣り合う駆動機構14を構成する回転部材40やクランクロッド64等がそれらの回転運動や揺動運動にともなって互いに緩衝しない限り、各綜絖枠12と各駆動機構14との対応関係は任意とすることができる。
【0062】
より詳細には、右側の前側壁28に設けられる4つの駆動機構14(すなわち第1の綜絖枠群に個々に対応する駆動機構)は、最前端(すなわち織前に最も近い側)の枠番号1の綜絖枠12、及びこれに隣接しかつ連続する枠番号2から枠番号4までの計4枚の綜絖枠12に対応されるのに対し、左側の前側壁26に設けられる4つの駆動機構14(すなわち第2の綜絖枠群に個々に対応する駆動機構)は、右側の前側壁28に対応する最後端の枠番号4の綜絖枠12に隣接する枠番号5の綜続枠12、及びこれに隣接しかつ連続する枠番号6から枠番号8までの計4枚の綜絖枠12に対応される。
【0063】
右側の後側壁32に設けられる4つの駆動機構14(すなわち第3の綜絖枠群に個々に対応する駆動機構)は、左側の前側壁26に対応する最後端の枠番号8の綜絖枠12に隣接する枠番号9の綜絖枠12、及びこれに隣接しかつ連続する枠番号10から枠番号12までの計4枚の綜絖枠12に対応されるのに対し、左側の後側壁30に設けられる4つの駆動機構14(すなわち第4の綜絖枠群に個々に対応する駆動機構)は、右側の後側壁32に対応する最後端の枠番号12の綜絖枠12に隣接する枠番号13の綜絖枠12、及びこれに隣接しかつ連続する枠番号14から枠番号16までの計4枚の綜絖枠12に対応される。
【0064】
したがって、例えば、第1の綜絖枠群の最後端の枠番号4の綜絖枠12と第3の綜絖枠群の最前端の枠番号9の綜絖枠12との距離Lは、第2の綜絖枠群の枠番号5から枠番号8までの各々の綜絖枠12の厚さ寸法の合計寸法と同じ寸法かそれ以上とされる。また、回転部材40の中間部58は、対応する綜絖枠12の左右方向に位置している(図1参照)ことから、回転部材40を支持する軸受38は、綜絖枠12の左右方向の位置より開口装置フレーム22の中空部分側(すなわち駆動機構14と反対側)に位置している。
【0065】
つまり、枠番号4及び9の綜絖枠12に対応する軸受38の位置は、枠番号4の綜絖枠12から上下方向及び左右方向に伸びる仮想的平面と枠番号9の綜絖枠12から上下方向及び左右方向に伸びる仮想的平面との間とされる。これにより、距離Lは、枠番号4及び枠番号9の綜絖枠12に対応する軸受38を支持する支持壁34の前後方向の厚さ寸法T以上とされる。
【0066】
ここで、各綜絖枠群に1つの綜絖枠12を割り当てた開口装置、すなわち、枠番号1,2,3,4,5,・・・の綜絖枠12に対応する駆動機構14を、右前側壁28、左前側壁26、右後側壁32、左後側壁30、右前側壁28、・・・のように組み付けた開口装置が考えられる。しかし、そのように駆動機構14を配置すると、例えば枠番号1及び3の綜絖枠12に対応する軸受38を支持する支持壁36は、枠番号1及び3の綜絖枠12の間(すなわち綜絖枠12の配列ピッチ)に配置しなければならない。また支持壁34,36や軸受38の肉厚はある程度の厚さを必要とする、という設計上の制約から、綜絖枠12の配列ピッチは大きくする必要がある。
【0067】
そのような各綜絖枠群に1つの綜絖枠12を割り当てた開口装置は、綜絖枠12の枚数が多くなると、上側に移動する綜絖枠12と下側に移動する綜絖枠12との距離が前後方向における配列ピッチの増大と相まって大きくなり、綜絖枠12が織前から離れ、織前の近傍の開口量が小さくなる。しかし、織前近傍での緯糸の飛走路を得るために経糸を上下方向に大きく移動させるように綜絖枠12の移動距離を大きくしようとすると、経糸は綜絖枠12の上下動の際に大きく引っ張られるというような過大なダメージを受け、そのようなダメージは停台の原因となり、織機16の稼働率の低下や経糸切れの増加等の問題が生じる。
【0068】
しかし、図1に示す開口装置10は、4枚程度の綜絖枠12を綜絖枠群として一方の側の駆動機構14に対応させている。このため、例えば前側壁28に設けられる回転部材40及び後側壁32に設けられる回転部材40を共に受ける支持壁36を、前側壁26に対応される枠番号5及び枠番号8に対応する綜絖枠12から上下方向及び左右方向に伸びる仮想的な配置スペース内に形成させることができる。
【0069】
したがって、開口装置10は、各綜絖枠群に1つの綜絖枠12を割り当てた開口装置の場合の綜絖枠12の配列ピッチに比べて、綜絖枠12の配置ピッチを大きくさせない範囲で、支持壁36を配置するスペースをより有効に利用することができ、前後方向における前記スペースの寸法を短くすることが可能である。したがって、開口装置10は、経糸に過大なダメージを与え、稼働率の低下や経糸切れの増加といった問題を生じない。さらに、回転部材40は綜絖枠12からの反力を受ける中間部58の両側において開口装置フレーム22,24に両持ち梁の状態に支持されているから、駆動機構14の剛性が高められ、開口装置10は織機16の振動等に影響されることがない等の優位性を有する。
【0070】
なお、一方の側の駆動機構14に対応させる綜絖枠12の枚数は、綜絖枠12に関する設計上の制約から、現実的には4枚以上となる。しかし、綜絖枠12の薄肉化が実現されれば、これ以下であってもよい。また、綜絖枠12の数を少なくして、回転軸線方向における回転部材40の全体の長さ寸法をより短くすれば、経糸張力などの反力を受けた回転部材40のたわみを小さくすることができる。このため、開口装置10は、たわんだ状態で回転部材40が回転運動することにより生じる振動を発生させにくくすることができ、振動の少ない開口運動を実現できる。
【0071】
以上の開口装置10は、各駆動機構14が回転駆動源42と綜絖枠12との間に減速機44を備えているから、高トルクでかつ応答性の優れた高価な回転駆動源を使用する必要がなく、織機16の製造コストはより削減される。
【0072】
また、各駆動機構14は、綜絖枠12からの反力を回転部材40の中間部58に受ける。しかし、各駆動機構14の回転部材40は、その中間部58の両側の一端部54及び他端部56においてそれぞれ減速機44及び軸受38を介して開口装置フレーム22又は24に両持ち梁の状態に支持されている。このため、以下のような利点をも生じる。
【0073】
駆動機構14の剛性が高められ、織機16の振動等に影響されることなく、安定した開口運動を綜絖枠12に行わせることができ、また、回転駆動源42と綜絖枠12との間に減速機44を配置しても、減速機44の減速軸48に作用する力が半減し、減速機44内部の軸受38が長命になる。
【0074】
以上の開口装置10は、以下のように変形することができる。
【0075】
図5に示す開口装置10は、24枚の綜絖枠12を有している。第1、第2、第3及び第4の綜絖枠群は、いずれも、6つの綜絖枠12を有している。図5においては、回転駆動源42は、対応する前後側壁26,28,30又は32に、左右3つずつの上下2列に、又は上下2つずつの左右3列に配置されている。
【0076】
開口装置10は、回転駆動源42を後側壁30及び32のそれぞれに備えている。しかし、織布の仕様により、綜絖枠の数が18でよい場合がある。このような場合には、開口装置10は、図5の点線で示す綜絖枠12及びこれに対応する減速機44を、後側から順番に省略すればよい。
【0077】
開口装置10の各回転駆動源42は、対応する前後側壁26,28,30又は32に隣接する回転駆動源42に対して前後方向にずれて配置されている。互いに対向する前後側壁26及び30並びに28及び32は、それぞれ、前後方向の間隔が織機フレーム18及び20に近い側壁ほど広がるように、階段状とされている。
【0078】
開口装置フレーム22及び24を、それぞれ、織機フレーム18及び20の外側に配置する代わりに、いずれか一方の織機フレームに配置してもよい。
【0079】
同様に、複数の駆動機構14を、開口装置フレーム22又は24の前後側壁26,30又は28,32の双方に分散して配置する代わりに、いずれか一方の側壁に配置してもよい。
【0080】
例えば、図9に示すように、減速機44は、織機フレーム20の右側に配置される開口装置フレーム24の前側壁28及び後側壁32に組み付けることができる。この場合、前側壁28及び後側壁32に取り付けられた各減速機44により駆動される回転部材40を受ける軸受38は、前側壁28及び後側壁32に組み付けられた減速機44の位置に対向する後側壁32及び前側壁28の位置に配置される。このため、回転される回転部材40は、軸受38を介して2つの側壁28,32に両持ち支持される。
【0081】
図6に示すように、減速機44を開口装置フレーム22及び24の、前側壁26及び28に分けて組み付けてもよいし、図7に示すように、後側壁30及び32に分けて組み付けてもよい。
【0082】
図10に示すように、図6に示す織機フレーム18に対し左側に配置された駆動機構14と、図7に示す織機フレーム20に対して右側に配置された駆動機構14とを組み合わせた構成にすることも可能である。
【0083】
開口装置フレーム22,24は、いわゆる上置ドビー装置のように、織機フレーム18,20の上方に取り付けてもよい。
【0084】
綜絖枠12の数は、16,18,24等に限定されず、それ以上にすることもできるし、それ以下にすることもできる。綜絖枠12の数は、8から24の範囲であることが好ましい。この場合、開口装置フレームの前側壁26,28及び後側壁30,32に取り付けられる減速機44の数も綜絖枠12の数に対応して増減される。したがって、開口装置フレーム22,24は、綜絖枠12の数に対応する数の減速機44を装着可能に形成される。
【0085】
開口装置フレーム22,24は、矩形状(箱状)に形成されているが、これに限定されない。前側壁26,28、後側壁30,32、支持壁34、36が別部材として製作されて、固着手段により一体に組み付けてもよい。
【0086】
図示例では、1つの軸受用穴62が前後方向に隣り合って配置される2つの回転部材40の他端部56を受けるように構成されているが、1つの軸受用穴62が1つの回転部材40の他端部56を受けるようにしてもよい。
【0087】
減速機44の内部構成について、図示の例では出力軸50の軸線と減速軸48の軸線とが平行になる平歯車を用いているが、傘歯車を用いることにより両軸線を交差させてもよい。
【0088】
図8(A)及び(B)に示すように、回転部材40は、支持軸82に偏心軸84を嵌合させたものであってもよい。図8に示す例では、支持軸82の一端部54は減速軸48に相対的回転不能に組み付けられている。支持軸82の他端部56は、軸受38に相対的回転可能に支持されている。
【0089】
図8に示す例では、また、偏心軸84をキー86により支持軸82の一端部54及び他端部56に相対的回転不能に組み付けている。支持軸82の軸線方向から見た偏心軸84の外周は、円形状とされている。したがって、支持軸82及びこれと一体に設けられる偏心軸84は、共に回転部材40に対応しており、また偏心軸84は、その軸心が支持軸82に対して偏心されているいわゆる偏心カムとして作用する中間部58に対応している。偏心軸84の外周とクランクロッド64の一端部に形成されている穴とは、嵌合により連結されている。
【0090】
図8に示す例において、支持軸82が回転されると、偏心軸84が支持軸82の周りに回転されて、クランクロッド64を揺動及び往復移動させる。回転部材40の回転運動を直線往復運動に変換する機構について図示の例以外にも公知の機構を用いることができる。
【0091】
本発明は、上記実施例に限定されない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施例の開口装置を備えた織機の平面図であり、一部の駆動機構及びクランクロッドを省略した図である。
【図2】 図1に示す開口装置の水平断面図である。
【図3】 図1に示す織機の正面図であり、一部の駆動機構及びクランクロッドを省略した図である。
【図4】 図1に示す織機の正面図であり、他の一部の駆動機構及びクランクロッドを省略した図である。
【図5】 図1に示す開口装置の変形例を示す模式的平面図である。
【図6】 図5に示す開口装置の別の変形例を示す模式的平面図である。
【図7】 図6に示す開口装置のさらに別の変形例を示す模式的平面図である。
【図8】 図1に示す開口装置の回転部材の変形例を示す図である。(A)は回転部材を前後方向から見た図、(B)は回転部材を上下方向から見た一部断面図である。
【図9】 図7に示す開口装置のさらに別の変形例を示す模式的平面図である。
【図10】 図9に示す開口装置のさらに別の変形例を示す模式的平面図である。
Claims (13)
- 複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の駆動機構を含む開口装置であって、
各駆動機構は、回転駆動源と、前記回転駆動源の出力軸に連結されて前記出力軸の回転により減速駆動される減速軸を有しかつ開口装置フレームに取り付けられた減速機と、前記開口装置フレームに配置された軸受と、前記綜絖枠に連結されたロッド及び回転部材を有し、かつ前記減速軸の回転運動を前記回転部材を介して前記ロッドの直線往復運動に変換する運動変換機構とを含み、
前記回転部材は、前記減速軸に連結された一端部と、前記軸受に支持された他端部と、前記一端部と前記他端部との間にあって前記ロッドが揺動可能に連結された中間部とを有する、織機の開口装置。 - 前記開口装置フレームは、織幅方向における前記綜絖枠の一方の外側に配置されており、また前記織幅方向に延びる側壁を有し、
複数の前記回転駆動源は、前記側壁に複数列に配置されており、
前記減速機は前記側壁に取り付けられており、
前記減速軸は前記側壁を貫通している、請求項1に記載の装置。 - 複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第1の駆動機構と、他の複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第2の駆動機構とを含む開口装置であって、
各第1の駆動機構及び各第2の駆動機構は、それぞれ、第1及び第2の回転駆動源と、前記第1及び第2の回転駆動源の第1及び第2の出力軸に連結されて前記第1及び第2の出力軸の回転により減速駆動される第1及び第2の減速軸を有しかつ第1及び第2の開口装置フレームに取り付けられた第1及び第2の減速機と、前記第1及び第2の開口装置フレームに配置された第1及び第2の軸受と、前記綜絖枠に連結された第1及び第2のロッド並びに第1及び第2の回転部材を有しかつ前記第1及び第2の減速軸の回転運動を前記第1及び第2の回転部材を介して前記第1及び第2のロッドの直線往復運動に変換する第1及び第2の運動変換機構とを含み、
前記第1及び第2の回転部材は、それぞれ、前記第1及び第2の減速軸に連結された第1及び第2の一端部と、前記第1及び第2の軸受に支持された第1及び第2の他端部と、前記第1及び第2の一端部と前記第1及び第2の他端部との間にあって前記第1及び第2のロッドが揺動可能に連結された第1及び第2の中間部とを有し、
前記第1及び第2の開口装置フレームは、それぞれ、織幅方向における前記綜絖枠の一方及び他方の外側に配置されており、また前記織幅方向に延びる第1及び第2の側壁を有し、
各第1の回転駆動源及び各第2の回転駆動源は、それぞれ、対応する開口装置フレームの前記第1及び第2の側壁に複数列に配置されており、
各第1の減速機及び各第2の減速機は、それぞれ、対応する開口装置フレームの前記第1及び第2の側壁に取り付けられており、
各第1の減速軸及び各第2の減速軸は、それぞれ、対応する開口装置フレームの前記第1及び第2の側壁を貫通している、織機の開口装置。 - 前記複数の第1の駆動機構は、織前に近い側の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応されており、
前記複数の第2の駆動機構は、前記連続する綜絖枠の最後端に隣接する綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応されている、請求項3に記載の装置。 - 当該開口装置は、さらに、他の複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第3の駆動機構を含み、
各第3の駆動機構は、第3の回転駆動源と、前記第3の回転駆動源の第3の出力軸に連結されて前記第3の出力軸の回転により減速駆動される第3の減速軸を有しかつ第1の開口装置フレームに取り付けられた第3の減速機と、前記第1の開口装置フレームに配置された第3の軸受と、前記綜絖枠に連結された第3のロッドと第3の回転部材とを有しかつ前記第3の減速軸の回転運動を前記第3の回転部材を介して前記第3のロッドの直線往復運動に変換する第3の運動変換機構とを含み、
前記第3の回転部材は、前記第3の減速軸に連結された第3の一端部と、前記第3の軸受に支持された第3の他端部と、前記第3の一端部と前記第3の他端部との間にあって前記第3のロッドが揺動可能に連結された第3の中間部とを有し、
前記第1の開口装置フレームは、さらに、前記第1の側壁と対向しかつ前記織幅方向に伸びる第3の側壁を有し、
各第3の回転駆動源は前記第3の側壁に複数列に配置されており、
各第3の減速機は前記第3の側壁に取り付けられており、
各第3の減速軸は前記第3の側壁を貫通している、請求項3に記載の装置。 - 前記複数の第1の駆動機構は、織前に近い側の第1の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の第1の綜絖枠に対応されており、
前記複数の第2の駆動機構は、前記連続する第1の綜絖枠の最後端に隣接する第2の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の第2の綜絖枠に対応されており、
前記複数の第3の駆動機構は、前記連続する第2の綜絖枠の最後端に隣接する第3の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の第3の綜絖枠に対応されている、請求項5に記載の装置。 - 前記第1及び第3の軸受は、共通の軸受支持部を介して前記第1の開口装置フレームに支持されている、請求項5又は6に記載の装置。
- 複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第1の駆動機構と、複数の綜絖枠に対し1対1の関係に備えられた複数の第2の駆動機構とを含む開口装置であって、
各第1の駆動機構及び各第2の駆動機構は、それぞれ、第1及び第2の回転駆動源と、前記第1及び第2の回転駆動源の第1及び第2の出力軸に連結されて前記第1及び第2の出力軸の回転により減速駆動される第1及び第2の減速軸を有しかつ開口装置フレームに取り付けられた第1及び第2の減速機と、前記開口装置フレームに配置された第1及び第2の軸受と、前記綜絖枠に連結された第1及び第2のロッドと第1及び第2の回転部材とを有しかつ前記第1及び第2の減速軸の回転運動を前記第1及び第2の回転部材を介して前記第1及び第2のロッドの直線往復運動に変換する第1及び第2の運動変換機構とを含み、
前記第1及び第2の回転部材は、それぞれ、前記第1及び第2の減速軸に連結された第1及び第2の一端部と、前記第1及び第2の軸受に支持された第1及び第2の他端部と、前記第1及び第2の一端部と前記第1及び第2の他端部との間にあって前記第1及び第2のロッドが揺動可能に連結された第1及び第2の中間部とを有し、
前記開口装置フレームは、織幅方向における前記綜絖枠の一方の外側に配置されており、また前後方向に互いに間隔をおいて対向されかつ前記織幅方向に延びる第1及び第2の側壁を有し、
各第1の回転駆動源及び各第2の回転駆動源は、それぞれ、前記第1及び第2の側壁に複数列に配置されており、
各第1の減速機及び各第2の減速機は、それぞれ、前記第1及び第2の側壁に取り付けられており、
各第1の減速軸及び各第2の減速軸は、それぞれ、前記第1及び第2の側壁を貫通している、織機の開口装置。 - 前記複数の第1の駆動機構は、織前に近い側の綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応されており、
前記複数の第2の駆動機構は、前記連続する複数の綜絖枠の最後端に隣接する綜絖枠及びこれに隣接しかつ連続する複数の綜絖枠に対応されている、請求項8に記載の装置。 - 前記第1及び第2の軸受は、共通の軸受支持部を介して前記開口装置フレームに支持されている、請求項8又は9に記載の装置。
- 各減速軸の軸線は対応する回転駆動源の出力軸の軸線と平行とされている、請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
- 各回転駆動源及び対応する軸受は、前記出力軸及び前記軸受の軸線を共通とされており、各中間部の軸線は対応する共通軸線に対し偏心されている、請求項1から11のいずれか1項に記載の装置。
- 各回転部材は、これの回転軸線の方向に見て略円形の形状を有しており、また前記中間部が偏心して連結された偏心カムとされている、請求項1から12のいずれか1項に記載の装置。
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