JP3984462B2 - 動圧軸受装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、潤滑流体に発生させた動圧によって回転軸を支持する動圧軸受部材を備えた動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種回転駆動装置において、回転体を高速で高精度に回転させるための軸受装置として、潤滑流体に動圧を発生させて回転軸を支持する動圧軸受装置の開発が進められている。このような動圧軸受装置においては、装置全体の薄型化を図るなどの目的で、例えば図13に示されているような構造のスラスト軸受部SBを採用したものが最近提案されつつある。すなわち、本図に示されているスラスト軸受部SBにおいては、動圧軸受部材1により回転自在に支持された回転軸2に回転部材3が取り付けられており、その回転部材3の中心側部分における軸方向内端面(図示下端面)が、上記動圧軸受部材1の軸方向端面(図示上端面)に対して軸方向に近接対向して配置されていることにより、上記スラスト軸受部SBが構成されている。
【0003】
このスラスト動圧軸受部SBの内部側には、適宜の潤滑流体(図示省略)が注入されているとともに、その潤滑流体に対する動圧発生手段として、例えばヘリングボーン形状の動圧発生溝が環状に凹設されており、その動圧発生溝の加圧作用によって上記潤滑流体に動圧を発生させ、所定の軸方向浮上力を得るようしている。
【0004】
一方、このようなスラスト動圧軸受部SBの半径方向外方側の部位には、当該スラスト動圧軸受部SB内の潤滑流体の外部流出を防止するため、毛細管シール部などからなる流体シール部4が連設されている。この流体シール部4は、例えば、上記動圧軸受部材1の外周側壁面を利用して構成されており、より具体的には、その動圧軸受部材1の外周側壁面と、前記回転部材3に対して抜け止め部材を兼用するように取り付けられたカウンタープレート5の内周側壁面との間に適宜の隙間を画成しておき、その隙間を、図示下方側の開口部に向かって連続的に拡大することによって、テーパ状のシール空間を形成している。
【0005】
そして、このような構造のスラスト動圧軸受部SB内に潤滑流体を充填するにあたっては、通常、真空吸引装置などを用いて、上述した流体シール部4を通して潤滑流体の注入が行われるが、より具体的には、上記動圧軸受部材1の外周側壁面に沿って潤滑流体を流下させながら流体シール部5内に潤滑流体を送り込むようにしている。一方、潤滑流体の注入を終えた後には、上記動圧軸受部材1の外周側壁面に付着しているオイル滴などの残留潤滑流体を、溶剤を用いて拭き取るなどして除去し、動圧軸受部材1のクリーニングを行う。
【0006】
その潤滑流体除去工程を行うにあたっては、上記動圧軸受部材1の外周側壁面であって前記流体シール部5の開口部の近傍に、当該流体シール部5の開口部の一部を覆うようにして凸状の仕切段差部6が半径方向外方に向かって張り出すように形成されていて、その仕切段差部6のエッジ部6aの形状効果によって、動圧軸受部材1の外周側壁面上に付着した潤滑流体が良好に分離されるようになされている。すなわち、上記動圧軸受部材1の外周側壁面上に付着した潤滑流体は、上記仕切段差部6を境界として、流体シール部4側(図示上側)の部位と、その流体シール部4側と反対側(図示下側)の部位とに分離され、上述した潤滑流体除去工程が円滑に行われるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の装置においては、凸状の仕切段差部6を、流体シール部4の開口部を覆うように張り出した形状としていることから、流体シール部4内に注入された潤滑流体の液面を目で見てスラスト動圧軸受部SB内の潤滑流体の量を確認しようとしても、上記凸状仕切段差部6が視覚的な遮蔽物となって目視することができないという問題がある。つまり、上記スラスト動圧軸受部SB内の潤滑流体の量は、寿命を確保する点ではなるべく多い方が良いが、注入量が多すぎると、流体シール部4の開口部などから外部漏出が発生し易くなってしまい、動圧軸受装置の寿命をかえって短くしてしまうことになりかねない。特に、HDD(ハードディスク駆動装置)のような高清浄環境を要する装置においては、潤滑流体の外部漏れが内部機器の汚染の原因となってしまい、装置全体に対して致命的な問題を与えるおそれもある。
【0008】
従って、スラスト動圧軸受部SB内には、必要かつ十分な量の潤滑流体の量を注入しておく必要があり、そのためには、潤滑流体の注入量を目視などによって十分に確認しておく必要がある。ところが、上述したような凸状の仕切段差部6を設けた従来装置では、潤滑流体の目視による確認作業が困難になっていることから、動圧軸受装置の信頼性を低下させるおそれがある。
【0009】
そこで本発明は、簡易な構成によって、スラスト動圧軸受部SB内の潤滑流体の注入量を容易に確認することができるようにした動圧軸受装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1にかかる動圧軸受装置では、動圧軸受部材の外周壁面が、流体シール部から軸方向に沿って離れる方向に外径寸法が縮小する形状を有し、その動圧軸受部材の外周壁面における前記流体シール部から軸方向に離間した適宜の部位に、当該動圧軸受部材の外周壁面を軸方向に沿って不連続的に折れ曲がる面に形成する稜部が設けられ、稜部に対し流体シール部とは反対側の外周壁面には、稜部に近接し上記稜部より小径に形成された部位が少なくとも形成されている。
すなわち、このような構成を有する請求項1にかかる動圧軸受装置によれば、動圧軸受部材の外周壁面に沿って流体シール部の開口部を見たとき、その流体シール部の開口部に対する視線軸に対して、上記稜部を含む動圧軸受部材の外周壁面の全体が中心側の内方に引き込んだ縮小した形状となされている。従って、例えば潤滑流体の注入工程において、上記流体シール部の開口部の内部側が、作業者によって容易に目視されることが可能となり、その流体シール部内の潤滑流体の液面を目視することによって、スラスト動圧軸受部SBを含む流体シール部に至るまでの潤滑流体の全体の注入量が容易に確認されるようになっている。また、動圧軸受部材の外周壁面に付着した余分な潤滑流体を除去する工程においては、前記稜部の形状効果によって潤滑流体の流動が阻止されることとなり、流体シール部内に残留潤滑流体が流入することが良好に防止され、潤滑流体除去工程が効率的かつ良好に行われるようになっている。
【0011】
また、請求項2にかかる動圧軸受装置では、上記請求項1における稜部が、半径方向内側に窪む段差状の部位におけるエッジ部から構成され、請求項3にかかる動圧軸受装置では、上記請求項1における稜部が、中心軸線に対して適宜の角度をなして延在する傾斜テーパ面と他の面とを軸方向に沿って不連続的に折れ曲がる面に形成する交差部のエッジ部により構成されていることから、稜部が容易に形成されるようになっている。
【0012】
さらに、動圧軸受装置の製造方法では、動圧軸受部材の外周壁面を、上記流体シール部から軸方向に離れる方向に外径寸法が縮小する形状に形成しておくとともに、その動圧軸受部材の外周壁面における前記流体シール部から軸方向に離間した適宜の部位に、当該動圧軸受部材の外周壁面を軸方向に沿って不連続的に折れ曲がる面に形成する稜部を設けておき、前記潤滑流体除去工程において、前記稜部の形状効果により潤滑流体及び潤滑流体除去液が流体シール部内に流入することを防止するようにしている。
すなわち、このような構成を有する動圧軸受装置の製造方法によれば、動圧軸受部材の外周壁面に沿って流体シール部の開口部を見たとき、その流体シール部の開口部に対する視線軸に対して、上記稜部を含む動圧軸受部材の外周壁面の全体が中心側の内方に引き込んだ縮小した形状となされている。
従って、例えば潤滑流体の注入工程において、上記流体シール部の開口部の内部側が、作業者によって容易に目視されることが可能となり、その流体シール部内の潤滑流体の液面を目視することによって、スラスト動圧軸受部SBを含む流体シール部に至るまでの潤滑流体の全体の注入量が容易に確認されるようになっている。
また、動圧軸受部材の外周壁面に付着した余分な潤滑流体を除去する工程においては、前記稜部の形状効果によって潤滑流体の流動が阻止されることとなり、流体シール部内に残留潤滑流体が流入することが良好に防止され、潤滑流体除去工程が効率的かつ良好に行われるようになっている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、それに先立って、まず本発明にかかる動圧軸受装置を採用した一例としてのハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータの概要を説明することとする。
【0014】
図1に示されている軸回転型のHDD駆動装置用スピンドルモータの全体は、固定部材としてのステータ組10と、そのステータ組10に対して図示上側から組み付けられた回転部材としてのロータ組20とから構成されている。そのうちステータ組10は、図示を省略した固定基台側にネジ止めされる固定フレーム11を有している。この固定フレーム11は、軽量化を図るためにアルミ系金属材料から形成されているが、当該固定フレーム11の略中央部分に立設するようにして形成された環状の軸受ホルダー12の内周面側には、中空円筒状に形成された固定軸受部材としての軸受スリーブ13が、圧入又は焼嵌めによって上記軸受ホルダー12に接合されている。この軸受スリーブ13は、小径の孔加工等を容易化するためにリン青銅などの銅系材料から形成されている。
【0015】
また、前記軸受ホルダー12の外周取付面には、電磁鋼板の積層体からなるステータコア14が嵌着されているとともに、そのステータコア14に設けられた各突極部には、駆動コイル15がそれぞれ巻回されている。
【0016】
さらに、上記軸受スリーブ13に設けられた中心孔内には、上述したロータ組20を構成する回転軸21が回転自在に挿入されている。すなわち、上記軸受スリーブ13の内周壁部に形成された動圧面は、上記回転軸21の外周面に形成された動圧面に対して半径方向に対向するように配置されており、その微小隙間部分に、軸方向に適宜の間隔をあけて2箇所のラジアル動圧軸受部RB,RBが構成されている。より詳細には、上記ラジアル動圧軸受部RBにおける軸受スリーブ13側の動圧面と、回転軸21側の動圧面とは、数μmの微少隙間を介して周状に対向配置されており、その微少隙間からなる軸受空間内に、潤滑オイルや磁性流体やエアー等の潤滑流体が軸線方向に連続するように注入又は介在されている。
【0017】
さらにまた、上記軸受スリーブ13及び回転軸21の両動圧面の少なくとも一方側には、例えば、へリングボーン形状等からなるラジアル動圧発生用溝が、軸線方向に2ブロックに分けられて環状に凹設されており、回転時に、当該ラジアル動圧発生用溝のポンピング作用により図示を省略した潤滑流体が加圧されて動圧を生じ、その潤滑流体の動圧によって、上記回転軸21とともに後述する回転ハブ22が、上記軸受スリーブ13に対してラジアル方向に非接触状態で軸支持される構成になされている。
【0018】
さらに、上記回転軸21とともにロータ組20を構成している回転ハブ22は、アルミ系金属からなる略カップ状の部材からなり、当該回転ハブ22の中心部分に設けられた接合穴22aが、上記回転軸21の図示上端部分に対して圧入又は焼嵌めによって一体的に接合されている。この回転ハブ22は、図示を省略した磁気ディスク等の記録媒体ディスクを外周部に搭載する略円筒状の胴部22bを有しているとともに、その胴部22bから半径方向外方に張り出して記録媒体ディスクを軸線方向に支持するディスク載置部22cを備えており、図示上方側から被せるように螺子止めされたクランパ(図示省略)の図示上方側押圧力によって、上記記録媒体ディスクが固定されるようになっている。
【0019】
また、上記回転ハブ22の胴部22bの内周壁面側には、バックヨークを介して環状駆動マグネット22dが取り付けられている。この環状駆動マグネット22dの内周面は、前述したステータコア14における各突極部の外周側端面に対して環状に対向するように近接配置されているとともに、当該環状駆動マグネット22dの軸方向下端面は、上述した固定フレーム11側に取り付けられた磁気吸引板23と軸方向に対面する位置関係になされており、これら両部材22d,23どうしの間の磁気的吸引力によって、上述した回転ハブ22の全体が軸方向に引き付けられ、安定的な回転状態が得られる構成になされている。
【0020】
一方、前記軸受スリーブ13の図示下端側に設けられた開口部は、カバー13aにより閉塞されており、上述した各ラジアル動圧軸受部RB内の潤滑流体が外部に漏出しない構成になされている。
【0021】
また、特に図2に示されているように、上記軸受スリーブ13の図示上端面と、上述した回転ハブ22の中心側部分における図示下端面とは、軸方向に近接した状態で対向するように配置されており、それら軸受スリーブ13の図示上端面と、回転ハブ22の図示下端面との間のスラスト対向領域内の一部に、スラスト動圧軸受部SBが設けられている。すなわち、上記スラスト対向領域を構成している両対向動圧面13,22の少なくとも一方側には、例えばへリングボーン形状のスラスト動圧発生溝が形成されており、そのスラスト動圧発生溝を含む軸方向対向部分がスラスト動圧軸受部SBになされている。
【0022】
このようなスラスト動圧軸受部SBを構成している軸受スリーブ13の図示上端面側の動圧面と、それに近接対向する回転ハブ22の図示下端面側の動圧面とは、数μmの微少隙間を介して軸方向に対向配置されているとともに、その微少隙間からなる軸受空間内に、オイルや磁性流体やエアー等の潤滑流体が、上述したラジアル動圧軸受部RBから連続的に充填されていて、回転時に、上述したスラスト動圧発生溝のポンピング作用によって上記潤滑流体が加圧されて動圧を生じ、その潤滑流体の動圧によって、前記回転軸21及び回転ハブ22が、スラスト方向に浮上した非接触状態で軸支持される構成になされている。
【0023】
さらに、上記動圧軸受部材としての軸受スリーブ13の最外周壁面には、毛細管シール部24からなる流体シール部が画成されている。すなわち、この流体シール部としての毛細管シール部24は、前述したスラスト動圧軸受部SBに対して半径方向外方側に連設されるように設けられており、上記前記軸受スリーブ13の最外周壁面と、その軸受スリーブ13の最外周壁面と半径方向に対向するように形成された抜け止め部材としてのカウンタープレート25の内周壁面とにより、上記毛細管シール部24が画成されている。上記カウンタープレート25は、上述した回転ハブ22に設けられたフランジ部22eに固定されたリング状部材からなり、当該カウンタープレート25の内周壁面と、上述した軸受スリーブ13の最外周壁面との間の隙間を、図示下方側の開口部に向かって連続的に拡大することによって、テーパ状のシール空間を画成している。そして、上記スラスト動圧軸受部SB内の潤滑流体が、毛細管シール部24に至るまで連続的に充填されている。
【0024】
また、このとき上記軸受スリーブ13の図示上端部分には、半径方向外方側に張り出すようにして抜止め鍔部13bが設けられており、その抜止め鍔部13bの一部が、上述したカウンタープレート25の一部に対して軸方向に対向するように配置されている。そして、これらの両部材13b,25によって、前記回転ハブ22が軸方向に抜け出すことを防止する構成になされている。
【0025】
ここで、上記動圧軸受部材としての軸受スリーブ13の外周壁面は、上記流体シール部としての毛細管シール部24から軸方向に離れる方向(図示下方向)において、外径寸法が縮小する形状を有している。つまり、上述した軸受スリーブ13の外周壁面のうちの上記毛細管シール部24を画成している部位は、図示下方側の開口部に向かって直径が連続的に縮小していくテーパ面13cに形成されており、そのテーパ面13cは、上記毛細管シール部24の開口部から更に図示下方に向かってそのままの傾斜角度で延出している。
【0026】
さらに、その軸受スリーブ13の外周壁面におけるテーパ面13cには、上述したカウンタープレート25との対向関係がなくなった部分に、当該軸受スリーブ13の外周壁面を軸方向に沿って不連続的に折れ曲がる面に形成する稜部13dが形成されている。この稜部13dは、図示下方側に向かって窪むように形成された段差部から構成されており、当該稜部13dより図示下方側における上記軸受スリーブ13の外周壁面13eは、上記稜部13dの段差の窪み分だけ、直径が縮小した円筒形状になされている。そして、その直径が縮小した円筒形状の外周壁面13eは、軸線方向に沿って略直線状をなすようにして図示下方向に、そのままの直径で延在している。
【0027】
すなわち、このような構成を有する本実施形態にかかる動圧軸受装置によれば、動圧軸受部材としての軸受スリーブ13の外周壁面に沿って、流体シール部としての毛細管シール部24の開口部を見たときに、その毛細管シール部24の開口部に対する視線軸に対して、上記稜部13dを含む軸受スリーブ13の外周壁面の全体が、中心側の内方に引き込んだ縮小した形状となされている。従って、例えば潤滑流体の注入工程において、上記毛細管シール部24の開口部の内部側が、作業者によって容易に目視されることが可能となり、その毛細管シール部24内の潤滑流体の液面を目視することによって、上述したスラスト動圧軸受部SBを含む流体シール部に至るまでの潤滑流体の全体の注入量が、容易に確認されるようになっている。
【0028】
また、動圧軸受部材としての軸受スリーブ13の外周壁面に付着した余分な潤滑流体を除去する工程においては、前記稜部13dの形状効果によって、潤滑流体の流動が阻止されることとなり、毛細管シール部24内に残留潤滑流体が流入することが良好に防止され、潤滑流体除去工程が効率的かつ良好に行われるようになっている。
【0029】
この点を解りやすくするために、上述したスラスト動圧軸受部SBに対する潤滑流体の注入工程を、次に説明しておくこととするが、それに先立って、上述した構成のHDD駆動装置用スピンドルモータの全体の組立工程を説明しておく。
【0030】
まず、図3(a)に示されているように、上述した動圧軸受部材としての軸受スリーブ13を、前述した実施形態の状態とは上下反対の逆さま状態に配置しておき、図3(b)に示されているように、軸受スリーブ13図示上側に向けられた開口部に対してカバー13aを固着する。その一方で、図3(c)に示されているように、前記回転軸21に対して回転ハブ22を固着した軸/ハブ組を形成しておき、その軸/ハブ組の回転軸21に対して、図3(d)に示されているように、上述した軸受スリーブ13を装着する。その後、図3(e)に示されているように、上記軸/ハブ組における回転ハブ22のフランジ部22eに対してカウンタープレート25を固着して軸受組Aを構成する。そして、このような軸受組Aにおけるラジアル動圧軸受部RB及びスラスト動圧軸受部SBに対して、潤滑流体を以下のようにして注入する。
【0031】
すなわち、まず図4に示されているように、上述した軸受組Aの内部形状に沿って凹凸形状に形成された注入治具30に対して、図示上方側から、上記軸受組Aの内側面を対面させるようにして装着し、当該注入治具30と軸受組Aとの間に隙間通路31を形成する。そして、上記隙間通路31の外端部、つまり上記軸受組Aを構成している回転ハブ22の外周側端部にOリング32を装着し、それらよって、上記隙間通路31を密閉状の空間とする。その密閉状の空間からなる隙間通路31には、上記注入治具30を貫通するように設けられた注入管33が開口しており、その注入管33は、上記隙間通路31の開口部から図示下方に向かって延在し、前記注入治具30の図示下面側から適宜の長さだけ突出するように配置されている。
【0032】
一方、上記注入管33が注入治具30から図示下方側に向かって突出している部位は、上記注入治具30の図示下面側に対して、伸縮自在のベローズ34を介して取り付けられたオイルタンク35の内部側空間により密閉状に取り囲まれている。上記オイルタンク35の内部には、十分な量の潤滑流体36が貯留されており、上記ベローズ34が伸張した図4の状態では、上記注入管33の図示下端側の開口部が、上記オイルタンク35内の潤滑流体36の液面から適宜の距離だけ図示上方側に離間した状態に保持されている。
【0033】
また、上記注入管33とは別個に、前記オイルタンク35の空間内には、上記潤滑流体36の液面から図示上方側に離間するようにして吸引管37が配置されている。この吸引管37は、上記注入治具30を貫通するようにして上記オイルタンク35の外部側に延出しており、その吸引管37に接続された真空吸引装置(図示省略)を通して、上記オイルタンク35内のエア抜きが行われることによって、当該オイルタンク35の内部側がほぼ真空状態に吸引されるようになっている。
【0034】
このようにして上記オイルタンク35の内部側がほぼ真空状態に吸引された後に、図5に示されているように、上記ベローズ34を縮小させるようにしてオイルタンク35を上昇させ、それによって、上記注入管33の先端開口部分をオイルタンク35内の潤滑流体36に没入させて浸け込む。そしてその後に、上記吸引管37を大気に開放して、オイルタンク35内に大気を送り込み、それによって上記オイルタンク35内の潤滑流体36を、前記注入管33を通して前記注入治具30と軸受組Aとの間の隙間通路31内に供給する。隙間通路31内に供給された潤滑流体36は、上述した軸受スリーブ13の外周壁面に沿って上昇していくこととなり、毛細管シール部24内に流入した後に、スラスト動圧軸受部SB及びラジアル動圧軸受部RB内の全体に充填されていく。
【0035】
なお、このような潤滑流体36の注入工程を行う際には、図6中の破線で示されているように、上記軸受スリーブ13の外周壁面を含む軸受組Aの内壁面に対して、撥油処理(オイルバリア)38が施されており、その撥油処理(オイルバリア)38層の上に残留している液滴を、溶剤により拭き取るなどによってクリーニングを行うようにしている。そして、その余分に付着した潤滑流体を除去する工程においては、前記軸受スリーブ13の外周壁面に設けられた稜部13dの形状効果によって、毛細管シール部24側に向かう潤滑流体36の流動が阻止されることとなり、それによって、上記毛細管シール部24の内部への残留潤滑流体36の流入が良好に防止され、上述した潤滑流体除去工程が効率的かつ良好に行われるようになっている。
【0036】
また、上述した潤滑流体の注入工程においては、回転ハブ22の外周端部の傾斜面部22fにOリング32を装着して隙間通路31を密閉空間としているが、そのOリング32の装着位置は、隙間通路31が動圧軸受部に連通する位置であれば、図7乃至図11に示されているような、いずれの位置においても装着することが可能である。特に、これら図7乃至図11に示されている各場合では、軸線方向に対して平行な壁面以外、つまり軸線方向に対して、90°以下の適宜の角度をなして延びる直交面または傾斜面に対して、Oリング32を装着するようした場合であって、それらの各場合においては、Oリング32の密着性が良好となることから良好な注入が行われることとなる。また、これらの各場合において破線で示されているように、上記Oリング32で挟み込まれた軸受組Aの内壁面に対して、撥油処理(オイルバリア)が施される。
【0037】
一方、上述した実施形態と同一の構成物を同一の符号で表した図12に示された実施形態では、動圧軸受部としての軸受スリーブ13の外周壁面に対して環状の溝部Gを形成することによって段差部からなる稜部13dを形成しており、その溝部Gの図示上側の開口エッジ部に稜部13dが形成されている。なお、その稜部13dに対して軸方向に対向するようにして、上記溝部Gの図示下側の開口エッジ部が形成されることとなるが、上記稜部13dよりも半径方向外方側に張り出すことがないように形成しておけば、上述した実施形態と同様な作用・効果が得られる。
【0038】
また、上述した各実施形態における各稜部13dは、段差部により形成しているが、動圧軸受部としての軸受スリーブ13の外周壁面に、中心軸線に対して適宜の角度をなして延びる傾斜面(テーパ面)を形成しておき、その傾斜面を、軸方向壁面などの他の角度をなして延びる壁面に対して軸方向に不連続的に折れ曲がるようにして不連続に連結させたときのエッジ部により構成するようにしても良く、上述した実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
【0039】
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのは言うまでもない。
【0040】
例えば、上述した各実施形態は、HDDスピンドルモータに対して本発明を適用したものであるが、その他の多種多様な動圧軸受装置に対して本発明は同様に適用することができるものである。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、請求項2および請求項3にかかる動圧軸受装置は、動圧軸受部材の外周壁面を、流体シール部から軸方向に離れる方向において外径寸法が縮小する形状とし、その動圧軸受部材の外周壁面に、当該動圧軸受部材の外周壁面を軸方向に沿って不連続的に折れ曲がる面に形成する稜部を設けたことによって、動圧軸受部材の外周壁面に沿って流体シール部の開口部を目視可能とし、スラスト動圧軸受部を含む流体シール部までの全体の潤滑流体の注入量を容易に確認することを可能とするとともに、動圧軸受部材の外周壁面に付着した余分な潤滑流体が、上記稜部の形状効果によって流体シール部内に流入することを防止して、潤滑流体除去工程が効率的かつ良好に行われるようにしたものであるから、動圧軸受装置に対する潤滑流体の注入量を容易かつ適切に維持して動圧軸受装置の寿命を確保することができるとともに、潤滑流体の注入工程及び潤滑流体除去工程を効率的かつ良好に行うことができ、動圧軸受装置の信頼性を大幅に高めることができる。
【0042】
また、請求項2にかかる動圧軸受装置は、上記請求項1における稜部を段差部のエッジ部から構成し、請求項3にかかる動圧軸受装置は、上記請求項1における稜部を、中心軸線に対して角度をなして延在する傾斜テーパ面が他の面に対して不連続に折れ曲がるようにして連結するエッジ部から構成して、稜部が容易に形成されるようにしていることから、上述した効果に加えて、動圧軸受装置の生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる動圧軸受装置を備えた軸回転型のHDD用スピンドルモータの概要を表した縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたHDD用スピンドルモータに用いられている動圧軸受装置の動圧軸受部を拡大して表した縦断面説明図である。
【図3】図1に示された動圧軸受部に対して回転部材を取り付けて軸受組を製造するときの各工程を表した縦断面説明図である。
【図4】図3に表された軸受組の動圧軸受部に対して潤滑流体を注入する工程の前段階を表した縦断面説明図である。
【図5】図4に表された軸受組の動圧軸受部に対する潤滑流体の注入工程を表した縦断面説明図である。
【図6】潤滑流体の注入工程におけるOリングの装着位置及び撥油剤の塗布位置の一例を表した縦断面説明図である。
【図7】潤滑流体の注入工程におけるOリングの装着位置及び撥油剤の塗布位置の他の例を表した縦断面説明図である。
【図8】潤滑流体の注入工程におけるOリングの装着位置及び撥油剤の塗布位置の更に他の例を表した縦断面説明図である。
【図9】潤滑流体の注入工程におけるOリングの装着位置及び撥油剤の塗布位置の更に他の例を表した縦断面説明図である。
【図10】潤滑流体の注入工程におけるOリングの装着位置及び撥油剤の塗布位置の更に他の例を表した縦断面説明図である。
【図11】潤滑流体の注入工程におけるOリングの装着位置及び撥油剤の塗布位置の更に他の例を表した縦断面説明図である。
【図12】本発明の他の実施形態にかかる動圧軸受装置のスラスト動圧軸受部を拡大して表した縦断面説明図である。
【図13】従来の動圧軸受装置における動圧軸受部を拡大して表した縦断面説明図である。
【符号の説明】
13 軸受スリーブ(動圧軸受部材)
13b 抜止め鍔部
13c テーパ面
13d 稜部
13e 直線状外周壁面
21 回転軸
22 回転ハブ(回転部材)
23 磁気吸引板
24 毛細管シール部(流体シール部)
25 カウンタープレート
RB ラジアル動圧軸受部
SB スラスト動圧軸受部
A 軸受組
30 注入治具
31 隙間通路
32 Oリング
33 注入管
35 オイルタンク
36 潤滑流体
37 吸引管
Claims (3)
- 動圧発生手段により潤滑流体を加圧して動圧を発生させ、その潤滑流体に発生した動圧によって回転軸を支持するようにした動圧軸受部材を備えているとともに、
上記動圧軸受部材の軸方向端面と、上記回転軸とともに一体回転する回転部材の軸方向端面とが、軸方向に対向するように配置されてスラスト動圧軸受部が構成され、かつ上記スラスト動圧軸受部の半径方向外方側部位には、当該スラスト動圧軸受部内の潤滑流体の外部流出を防止する流体シール部が、前記動圧軸受部材の外周壁面により画成された動圧軸受装置において、
上記動圧軸受部材の外周壁面は、上記流体シール部から軸方向に沿って離れる方向に外径寸法が縮小する形状を有し、
その動圧軸受部材の外周壁面における前記流体シール部から軸方向に離間した適宜の部位に、当該動圧軸受部材の外周壁面を軸方向に沿って不連続的に折れ曲がる面に形成する稜部が設けられ、
上記稜部に対し上記流体シール部とは反対側の上記外周壁面には、上記稜部に近接し上記稜部より小径に形成された部位が少なくとも形成されていることを特徴とする動圧軸受装置。 - 前記稜部が、半径方向内側に窪む段差状の部位におけるエッジ部から構成されていることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
- 前記稜部は、中心軸線に対して適宜の角度をなして延在する傾斜テーパ面と他の面とを、軸方向に沿って不連続的に折れ曲がる面に形成する交差部のエッジ部により構成されていることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
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