JP3984114B2 - 時分割多元接続システムにおけるフレーム構成方法および装置 - Google Patents
時分割多元接続システムにおけるフレーム構成方法および装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、TDMA(Time-Division Multiple Access(時分割多元接続))システムにおけるフレーム構成の方法および装置、特に、標準HIPERLAN/2に準拠するシステムに関する。
【0002】
それは、データネットワーク、特にWLAN(Wireless Local Area Network(無線ローカルエリアネットワーク))による通信の分野に関する。
【0003】
【従来の技術】
HIPERLAN type2(High PERformance Local Area Network(高性能ローカルエリアネットワーク))と呼ばれ、より簡単にHIPERLAN/2またはH/2規格と言われる規格は、ETSI(European Telecommunication Standardization Institute(欧州電気通信標準化機構))によって確立された規格である。
【0004】
この規格は、各無線セルが、ある地理的ゾーンをカバーしコアネットワーク(Core Network)に接続することができる中央アクセスポイント(以下、アクセスポイント(Access Point)を表すAPと言う)によって制御される高速セルシステムを画定する。本システムは、屋外と同様に屋内に配備することができる。通常の動作状態下で、無線端末(Mobile Terminal(MT))は、APを介して他のMTまたはコアネットワークと通信する。しかしながら、同じ無線セルに属する異なるMTは、互いにデータを交換することができる。どちらの場合も、送信チャネル(H/2の場合は無線チャネル)へのアクセスと、無線リソースのMTへの割付けは、APによって制御される。
【0005】
H/2規格プロトコル層のスタックを図1に示す。
【0006】
H/2規格は、以下PHY層と呼ぶ物理層と、データリンク制御層(DataLink Control Layer)(以下、DLC層と呼ぶ)と、DLC層の上のコンバージェンス層(Convergence Layer)(CL)とを画定する。
【0007】
CLは、共通の副層と個々のコアネットワークに特定の副層とを含む。それは、2つの本質的な機能を有する。すなわち、より高い層から到来するサービス要求をDLC層によって提供されるサービスに適合させること、及び、より高い層からのデータパケット(可変サイズ)を、後にDLC層の送信チャネルアクセス制御副層(以下、Medium Access Control(媒体アクセス制御)を表すMAC層と呼ぶ)によって処理される固定サイズのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)に変換することである。今日まで、ETHERNET(登録商標)アプリケーション(IEEE802.3)に対し、ATM(Asynchronous Transfer Mode(非同期転送モード))または更にPPP(Point-to-Point Protocol(ポイント・ツー・ポイントプロトコル))のようなネットワークプロトコルに対し、およびIEEE1394プロトコルおよびアプリケーションに対し、特定の副層が開発されてきた。
【0008】
DLC層は、MT間のユーザコネクションを管理する層である。それは、無線リンク制御(Radio Link Control)副層(以下、RLC層と呼ぶ)を組込んだ制御プランを含む。更に、それは、一方で誤り制御ブロック(Error Control block)(EC)および他方で上述したMAC層を含むユーザプランを含む。MAC層を介するユーザデータの転送は、コネクション指向である。本質的に、RLC層は、3つの機能を有する。すなわち、無線リソース(電源制御、周波数選択、ハンドオーバ)を管理すること、新たなMTをシステムに関連付けること、及びコネクションを制御することである。最後に、ECブロックは、肯定応答モード(以下、自動再送要求(Automatic Retransmission Query)を表すARQモードと呼ぶ)、繰返しモードおよび順方向誤り訂正モード(Forward Error Correction mode(FEC))等、異なる誤り訂正モードをサポートすることができる。
【0009】
エアインタフェースへのアクセスは、TDD(Time-Division Duplex(時分割複信))を含むダイナミックTDMAタイプである。エアインタフェースでのMAC層におけるデータフレーム(以下、MACフレームと呼ぶ)の基礎構造は、2ms(ミリ秒)という一定の時間を有する。集中型モードでは、それは、ブロードキャスト制御と、フレーム制御と、アクセスフィードバック制御と、ダウンリンクおよびアップリンクにおけるデータ送信と、ランダムアクセスとに対するフィールドを含む。この基礎構造を図2に示す。
【0010】
ブロードキャストフェーズは、ブロードキャストチャネル(Broadcast CHannelを表すBCH)と、フレームチャネル(Frame CHannelを表すFCH)と、アクセスフィードバックチャネル(Access Feedback CHannelを表すACH)とを含む。BCHチャネルは、一般的な情報とAPに関する制御情報とを送信し、FCHチャネルは、MACフレームリソースが異なるコネクションに割付けられた方法の正確な記述を含む。
【0011】
ダウンリンク(DL)フェーズは、ユーザ特定制御情報とAPからMTに送信されるユーザデータとを含む。逆に、アップリンクフェーズは、ユーザ特定制御情報とMTからAPに送信されるユーザデータとをサポートする。
【0012】
フレームの最後で、ランダムアクセスフェーズは、ULフェーズにおいてAPによりいずれのリソースも割付けられなかった場合に、MTによりAPに短い制御メッセージを送信するために使用される競合チャネル(以下、RCHチャネルと呼ぶ)をサポートする。ブロードキャストフェーズに存在するACHチャネルは、競合フェーズ中にMTによって行われるアクセス試行に続くフィードバック情報(すなわち、成功または失敗を示す)を提供する。
【0013】
ULおよびDLフェーズにおいて、MTから到来しおよびそれぞれMTに対して向けられるトラフィックは、PDUのストリームと呼ばれるもので多重に送信される。PDUのストリームは、共通の終端と同じMTを有するコネクションに属するMAC層のPDU(MAC−PDUとも呼ぶ)を含む。コネクションは、タイプLCH(Long CHannel(長チャネル)を表す)の転送チャネルを形成する、以下「長(Long)」PDUまたはLCH−PDUと呼ぶ、54バイトを含むPDUでユーザデータを転送する。また、それは、他の転送チャネルSCH(Short Channel(短チャネル)を表す)を形成する、以下「短(short)」PDUまたはSCH−PDUと呼ぶ、9バイトを含むPDUでコネクション制御メッセージを転送する。所与のフレームにおいて、2つのタイプのPDUは、コネクションによって共にグループ化される。
【0014】
リソース割付がAPにおいて集中化されている限りでは、リソースは、ULフェーズを介して送信しているMTによるそれらのPDUの実際の送信の前に要求されなければならない。これを行うために、リソース要求(Resource Request)(RR)と呼ばれる特別なタイプのシグナリング/制御メッセージが、ULフェーズのSCH−PDUにカプセル化される。
【0015】
APにおいて、無線チャネルに対するアクセスとそれによるデータの送信とを組織化するために、MAC層プロトコル機能が使用される。フレームの構成は、FCHチャネルを介してMTに通信される。まず、このチャネルを復号化することにより、MTに対し、それらがMACフレームに対しまたはMACフレームからそれらのPDUを挿入または抽出することができる時間間隔が通知される。
【0016】
FCHチャネルは、情報要素(以下、Information Element(情報要素)を表すIEと呼ぶ)からなり、これらは、コードルールチェック(Code Rule Checking)(CRC)で保護されるブロックに、保護されるブロック毎に3IEの割合で結合される。IEは、MACフレームにおける特別なコネクションに帰するSCH−PDUの数およびLCH−PDUの数と、このコネクションに対する各タイプのPDU(すなわち、SCH−PDUおよびLCH−PDU)のための物理チャネルにおける送信モードと、フレームにおいてコネクションに割付けられる時間間隔の開始を示す時刻インジケータとを指定する。APは、共通の終端と同じMTを有するコネクションのPDUが、PDUの同じストリームに配置されるように、IEの編成を管理する。
【0017】
PHY層を介して送信されるデータユニットは、可変長のバーストである。便宜上、および無用な負荷(一般に、「オーバヘッド」と呼ばれる)を形成するシグナリングのバイトの数を低減するために、MAC−PDUフレームは、個々のバーストにおいて各々、物理チャネルで送信される。各バーストは、ヘッダとそれに続くデータとを含む。
【0018】
H/2規格において、OFDM変調(Orthogonal Frequency Division Multiplexing(直交周波数分割多重)を表す)が、非常に分散したチャネルに対するその優れた性能により選択された。H/2規格の1つの特異点は、それが、符号化速度と変調タイプとの組合せに対応して、PHY層において送信のいくつかのモード(以下、物理モードまたはPHYモードと呼ぶ)を提供するということである。例えば、BPSK、QPSK、16QAMおよび64QAM変調は、H/2規格によってサポートされる副搬送波変調である。原則的に、1つのPDUの符号化に対して必要なOFDMシンボルの数は、変調の頑強性(robustness)に比例する。OFDMシンボルは、4μs(マイクロ秒)という一定の時間を有する。下の表1は、何百万ビット/秒(Mbps)でのコネクションのバイナリ速度と、種々のあり得るPHYモードに対しLCH−PDUを符号化するために使用されるOFDMシンボルの数とを示す。
【0019】
【表1】
【0020】
PHYモードは、無線チャネルにおいて観察される送信状態によってリンク(RLCプロトコル層の一部を形成する)を適合させるプロセスによって選択される。各コネクションと、確定したコネクションの各送信方向(アップリンクまたはダウンリンク)とは、特定のPHYモードを使用することができる。更に、このPHYモードは、フレーム毎に変化することが可能である。
【0021】
MAC層プロトコルは、それぞれスケジューラおよびフレームビルダと呼ばれる2つの特定のエンティティに基づいて、フレーム構成機構(スケジューリング機構(Scheduling Mechanism)として知られる)を含む。
【0022】
スケジューラの目的は、DLC層のコネクション間でPHY層のリソースを共有することである。この文書で考慮されるリソースは、主に、無線チャネルの帯域幅と、特に、シグナリング/制御情報を含むチャネル以外のチャネル、すなわちユーザデータを転送するLCH転送チャネルの転送のためにDLC層において利用可能な帯域幅とに関するリソースである。
【0023】
フレーム構成機構の目的は、利用可能なリソースによる新たなコネクションの開始を受入れるかまたは拒否することではない。このリソース割付の態様は、本明細書では説明しない別のエンティティ、すなわち、RCL層プロトコルの一部であるCAC(Connection Acceptance Controller(コネクション受入れコントローラ)を表す)によって処理される。言換えれば、コネクションに割付けられた帯域幅は、常に、利用可能なリソースと互換性があると仮定される。帯域幅がコネクションに割付けられると、スケジューラを使用して、これらコネクションの各々のPDUが、このコネクションに割付けられた帯域幅に適合する無線チャネルにより理論上送信される瞬間を、確定することができる。
【0024】
MAC層プロトコルは、FCHチャネルにおいて、すなわちフレームの開始時に、フレームの構成を送信する。そして、フレームの構成は、フレーム自体の開始の前に確定されなければならない。本発明によれば、コネクションに対するリソースの割付、すなわちフレームにおけるそれらのPDUのスケジューリングと、各結果としてのフレームの構成の確定とは、前のフレームの送信中に、それぞれスケジューラによりおよびフレームビルダにより実行される。慣例により、以下において、PDUは、フレームビルダにより構築中のフレーム内で、後の段階において無線チャネルで有効に送信されるだけであるという事実にも関らず、そのフレーム内に挿入するためにスケジューラによって選択されるとすぐに送信されたということが考えられる。
【0025】
スケジューラは、下記においておよび図面においてTTiとして識別するパラメータを含む、下記においておよび図面においてFpと呼ぶ優先順位ファイルを管理する。これらパラメータTTiは、コネクションに関連する時刻ラベルに対応し、スケジューラによって確定されるように、それぞれ添え字iを有するコネクションの次のPDUの送信時刻を示す。実際に、スケジューラは、昇順に優先待ち行列FpにおけるTTiパラメータをスケジュールすることにより、待ち行列の最初が、PDUが構築中のフレームに挿入される次のPDUでなければならないコネクションの、TTiパラメータを常に含むようにする。優先待ち行列Fpは、特別なメモリ構造に記憶される。
【0026】
添え字iを有する各確立されたコネクションに対し、スケジューラは、コネクションに関連するパラメータを最新に維持する。これらパラメータは、コネクションコンテキスト(connection context)とよばれ以下においておよび図面においてCCiと呼ぶ、コネクションに関連するメモリ構造に記憶される。更に、それは、より高い層から受取られ送信を待機している、添え字iを有するコネクションのPDUを含む、以下においておよび図面においてFiと呼ぶ送信待機待ち行列を管理する。この待ち行列Fiは、特別なメモリ構造に記憶される。
【0027】
コンテキストCCiのパラメータは、添え字iを有するコネクションの、このコネクションの待機待ち行列Fiに格納されたPDUの数に関連する、以下においておよび図面においてQiと呼ぶパラメータを含む。
【0028】
それらはまた、このコネクションに割付けられる帯域幅に適合するために、添え字iを有するコネクションのPDUの送信が理論上発生する瞬間を示す、以下においておよび図面においてTTTi(Theoretical Transmission Time(理論的送信時刻)を表す)と呼ぶ時刻関連ラベルも含む。TTTiパラメータは、コネクションが開始される時に値0で初期化される。そして、それは、必要な場合は、コネクションが非アクティブであるにも関らずPDUがより高い層から受取られる度に(すなわち、最初のPDUが待機待ち行列Fiに入る度に)更新され、その後、優先待ち行列Fpに挿入される。また、パラメータTTTiは、コネクションのPDUが送信される度(すなわち、PDUが待ち行列Fiから出る度)にも更新される。そして、それは、待機待ち行列Fiがまだ少なくとも1つの他のPDUを含む場合は、優先待ち行列Fpに挿入される。
【0029】
LCH−PDUは固定長(バイト)を有するため、コネクションの開始時に交渉される(上述したCACを介して)コネクションの帯域幅は、2つの連続するコネクションPDUの送信を分離するTiとして知られる理論的時間間隔の形式で表現することができる。理論的時間間隔Tiは、添え字iを有するコネクションに関連する別のパラメータであり、したがって、そのコネクションのCCiコンテキストに保存される。スケジューラは、それを、TTTiパラメータを更新するために使用する。
【0030】
フレームビルダの目的は、PDUのPHYモードを考慮する一方で、そのPDUを多重に無線リンクに挿入することができる瞬間、すなわち時間間隔がスケジューラによって選択されるPDUの受取りを可能にする瞬間を、確定することである。フレームビルダについて、本明細書ではこれ以上説明しない。
【0031】
スケジューラは、優先待ち行列Fpの最初にTTiパラメータを有するコネクションを選択し、フレームビルダに対し、このコネクションの待機待ち行列Fiから特にこのために抽出されたこのコネクションのPDUを供給する、選択モジュールを含む。スケジューラは、各コネクションのTTTiパラメータを最新に維持するためのスケジューリングアルゴリズムを実現する。このアルゴリズムを実現するために、ATMに関する文献において説明されるVSA(「Virtual Scheduling Algorithm(仮想スケジューリングアルゴリズム)」を表す)について考えることは意味がある。
【0032】
かかるアルゴリズムによれば、PDUが、TTTi=TTTi+Tiというタイプの式を使用して待機待ち行列Fiから出る度に、TTTiパラメータが更新される。言換えれば、このアルゴリズムは、確定したコネクションのPDUが送信されるとすぐに、時間TiがそのコネクションのPDUの次の送信の前に経過するという事実を提供する。これにより、コネクショントラフィックのいわゆるシェーピングがもたらされ、ビット速度がパラメータTiによって画定されるピーク値を決して超えないことが保証される。それは、所与のコネクションのPDUが、少なくともTiの時間間隔空けられたようなものである。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、低ビット速度を有するコネクションの場合、この時間は、フレームの時間を超える可能性がある。したがって、これらコネクションでは、各フレームに多くてもただ1つのPDUが挿入される。これにより、フレーム長が固定であることから、所与のコネクションの単一PDUをフレームに挿入するために、コネクションのいくつかのPDUが上記フレームに挿入された場合より比例的に多くのシグナリング/制御要素をこのフレームに挿入することも必要であることから、リソースが消耗することとなる。このPDUに関連するPHYモードによれば、これらシグナリング要素は、送信されたPDU自体より多くのリソースをも使用する可能性がある。
【0034】
実際に、種々のコネクションのデータフローを多重化しフレームの構成を記述することは、特に厄介なシグナリングを意味する。特に、各コネクションは、PDUのストリームの送信時にFCHチャネルに追加されるIE(すなわち、最も頑強なPHYモードで符号化された8バイト)を使用する。これらの条件の下で、コネクションのただ1つのPDUがフレームに挿入される場合と、このPDUがまた所与のMTと交換された唯一のものである場合に、最悪の場合が発生する。このタイプの構成では、結果として生じるPDUのストリームは、唯一のPDUを含むが、それは、3つのOFDMシンボルに符号化されるFCHにおけるIEと、4つまでのOFDMシンボルを必要とする可能性のあるPDUプリアンブルのストリームと、を必要とする。このオーバヘッドは、シグナリングとシグナリングストリームの構成とにより、物理チャネルにおけるPDUの有効なサイズに比較してわずかではなく、それは、最も効率的なPHYモードで符号化される場合に2つのOFDMシンボルに低減することができる。
【0035】
言換えれば、低ビット速度のコネクションは、使用される総リソースに対するユーザ情報送信に専用のリソースの割合として定義される、無線チャネルによる送信の効率に対し、相当の影響を及ぼす。実際に、フレーム毎に1LCH−PDU未満の送信に対応する192Kbps(キロビット/秒)未満のビット速度を有するコネクションはすべて、この欠点に関連する。
【0036】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、特にH/2規格に準拠するシステムに対し、しかしまたこの規格が同様の問題を包含する場合にはあらゆる規格に準拠するあらゆるシステムにおいても、このタイプのスケジューリングアルゴリズムを実現するフレームの構築からもたらされる上述した欠点を軽減することである。
【0037】
したがって、本発明は、単一送信チャネルによる同時に確立された異なるコネクションのそれぞれのデータユニットの送信に対する、フレームにおける確定した時間間隔の動的割付を含む、時分割多元接続システムのためにフレームを構築する方法であって、同じコネクションのデータユニットを、2つの連続するグループ化されたデータユニットの送信間の時間間隔をコネクションの平均的な理論的ビット速度の値によって確定される理論的時間間隔より小さくすることができるように、同じフレームにおいて共にグループ化するステップを含む方法を提案する。
【0038】
このように、本発明は、フレームにおいてユーザデータに対してより多くの利用可能なリソースを残しながら、フレームの開始時に送信されるシグナリングの使用を最適化することにより、オーバヘッドを低減することを可能にする。このため、チャネルにおける送信効率が向上する。
【0039】
確定したフレームにおける確定したコネクションのデータユニットを共にグループ化することは、これらデータユニットの少なくともいくつかの送信を遅延させることによって達成される。
【0040】
本方法は、所与のコネクションの2つの連続するグループ化されたデータユニットの送信間の時間間隔が、送信チャネルによって提供される最大速度で送信される、このコネクションに対するデータユニットの送信時間に対応するその最大値に設定される場合に、最適化される。
【0041】
本方法によって引起されるいかなるジッタをも制限するために、データユニットに課される遅延は、多くても確定した最大遅延と等しい。このため、得られるような向上した送信効率とコネクションにもたらされるジッタとの間の妥協が得られる。
【0042】
また、本発明は、単一の送信チャネルによる同時に確立された種々のコネクションのそれぞれのデータユニットの送信に対し、フレームに確定した時間間隔を動的に割付ける手段を備える、時分割多元接続システムのためのフレーム構築装置も提案する。本装置は、同じコネクションのデータユニットを、2つの連続するグループ化されたデータユニットの送信間の時間間隔をコネクションの平均的な理論的ビット速度の値によって確定される理論的時間間隔(すなわち、上述した例における間隔Ti)より小さくすることができるような方法で、同じフレームにおいて共にグループ化する手段を備える。
【0043】
本発明の他の特徴および利点は、続く説明を読むことから明らかとなろう。それは、まったく例示的であり、以下に述べることが表されている添付図面に関して読まれるべきである。
【0044】
【発明の実施の形態】
図3は、APが、同時に確立されるM個のコネクション(Mは非ゼロ整数)を管理する実施例における、本発明による装置のブロック図を示す。
【0045】
本装置は、スケジューラ30を備える。スケジューラ30は、メモリ31と選択モジュール32とを備える。メモリ31は、現瞬間に確立されているM個のコネクションに対し、待ち行列FiおよびコネクションコンテキストCCi(1とMとの間にあるiに対し)と共に、優先待ち行列Fpを構成するために必要なデータ構造を含む。
【0046】
添え字iを有する各コネクションのCCiコンテキストは、序文において述べたパラメータTi、TTTiおよびQiに加えて、本発明によれば、コネクションに関連するパラメータDTTi、パラメータΔiMaxおよびパラメータNiMaxを含む。パラメータDTTiは、本発明により送信されるコネクションの次のPDUの遅延を含む、送信の理論的瞬間(遅延した理論的送信時刻)を示す時刻ラベルである。パラメータΔiMaxは、本発明の基礎を形成する、PDUをフレームにグループ化するという効果を得るために、添え字iを有するコネクションのPDUに課すための、スケジューラの許容される最大遅延に対応する時間である。数字NiMaxは、下に述べるパラメータである。
【0047】
以下において、変数t0は、コネクションに関連するパラメータTi、TTTi、DTTiおよびΔiMaxと同じ単位で表される、現瞬間である。変数t0には、システムにより、そのシステムのローカルタイム基準が与えられる。
【0048】
本装置は、当然ながらフレームビルダ33を含む。優先待ち行列Fp、選択モジュール32およびフレームビルダ33の動作の説明は、本発明を理解するために必要ではないため、本開示の枠内に無い。実際に、本発明は、優先待ち行列Fpに値を投入するためにスケジューラ30が実現するスケジューリングアルゴリズムに関する。
【0049】
より高い層から確定したコネクションのPDUを受取ったときに実現される、本発明による方法のステップを、図4の図において図式化する。
【0050】
この図において、参照符号40は、より高い層から添え字iを有する確定したコネクションのPDUを受取るステップを示す。このPDUは、コネクションの待機待ち行列Fiに入る。
【0051】
ステップ41において、まず、待機待ち行列Fiが空であるか否か、すなわち、パラメータQiがゼロか否か(Qi=0?)がチェックされる。
【0052】
答えがnoである場合、それは、受取ったばかりのPDUが、待機待ち行列Fiに存在するそのコネクションの最初のPDUではないことを意味する。この場合、ステップ48に飛び、パラメータQiが1単位インクリメントされ(Qi=Qi+1)、その後アルゴリズムの終了49に達する。
【0053】
逆に、答えがyesである場合、ステップ42に進み、DTTiパラメータとしてCCiコンテキストにおいて最新に維持されるコネクションのPDUの遅延を含む理論的送信時刻が経過したか否か、すなわち、DTTiパラメータが厳密に現瞬間t0未満であるか否か(DTTi<t0?)が判断される。
【0054】
答えがnoである場合、ステップ47に進み、パラメータDTTiの値が、コネクションのパラメータTTiの値として優先待ち行列Fpに投入される。そして、ステップ47に続き、アルゴリズムの終了49に達する前に上述したステップ48が続く。
【0055】
逆に、答えがyesである場合、DTTiパラメータを更新する必要がある。これを行うために、まずステップ43に飛び、優先待ち行列Fpが、添え字jを有する少なくとも1つの他のコネクションの時刻ラベルTTjを含み、そのコネクションの送信待ち行列Fjが空でない、すなわちパラメータQjがゼロではないか否か({TTj,Qj≠0}≠φ?)が判断される。
【0056】
答えがnoである場合、ステップ44において、変数t0の値が、添え字iを有するコネクションのTTTiパラメータに割当てられる(TTTi=t0)。言換えれば、コネクションのパラメータTTTiが、現瞬間t0が割当てられることによって更新される。
【0057】
逆に、答えがyesである場合、ステップ45において、添え字iを有するコネクションのパラメータTTTiが、それ自体と、現瞬間t0と送信待ち行列Fjが空でない他のコネクションの最初のパラメータTTTjのそれぞれの値との間の最小値と、の間の最大値が割当てられることによって更新される(すなわち、TTTi=max{TTTi,min{t0,min{TTj,Qj≠0}}})。言換えれば、添え字iを有するコネクションのパラメータTTTiは、値TTTiの現パラメータと、一方で現瞬間t0の値と他方で添え字jを有し送信待ち行列Fjが空でない他のコネクションに関連する優先待ち行列Fpの時刻ラベルTTjのそれぞれの値の間の最小値との間の最小値と、の間の最大値が割当てられることによって更新される。
【0058】
上の2つの場合において、その後ステップ46に進み、添え字iを有するコネクションのDTTiパラメータが、パラメータΔiMaxの値だけ増加したTTTiパラメータの値が割当てられることによって更新される(DTTi=TTTi+ΔiMax)。言換えれば、DTTiパラメータの値が、パラメータTTTiの値(ステップ44またはステップ45によって更新されるような)が加えられることによって更新され、パラメータΔiMaxの値は、送信チャネルにおけるPDUの遅延を含む送信の最大遅延に対応する。
【0059】
ステップ43とそこからもたらされるステップ44および45において扱われる2つの場合の間の区別との目的は、TTTiパラメータを可能な最低値を割当てることによって更新する、ということである。このように、コネクションのPDUの送信は、送信を待つ状態にある1つまたは複数のPDUをすでに有している他のコネクションのあり得る存在によって遅延されない。したがって、少しのPDUを送信する、あるバイナリ速度を有するコネクションは、多くのPDUを送信しそのため利用可能なリソースを独占する可能性のある、高バイナリ速度を有する起こりうるコネクションによって、過度に危険に晒されない。
【0060】
そして、ステップ46の後、アルゴリズムの終了49に達する前に、上述したステップ47および48が続く。
【0061】
上記ステップは、アルゴリズムを以下の命令のシーケンスにおいて要約することができる特別なソフトウェアを使用して実行される。
【0062】
図5のタイミング図は、添え字iを有する確定したコネクションに対する待ち行列FiからのPDUの出力において実現される方法のステップを図式化する。
【0063】
スケジューラの選択モジュール32により、無線チャネルで送信される目的で構成中のフレームに挿入される発信PDUが選択される。手っ取り早い方法として、本明細書では、このPDUが送信されるものとする。図5において、ステップ50はこの送信に対応する。
【0064】
なお、このように選択されたPDUが属する、添え字iを有するコネクションは、待ち行列Fjが空でなく(Qj≠0)、更に、関連する時刻ラベルTTiが優先待ち行列Fpの最初にある、すなわち、関連する時刻ラベルTTiが最小である(TTi=min{TTj,Qj≠0})、添え字jを有するコネクションのうちのコネクションである。これは、上述したように本明細書においてこれ以上説明しない優先待ち行列Fpの動作と選択モジュール32の動作とからもたらされる。更に、このPDUは、条件DTTi≦t0が確認された場合、すなわち遅延を含む送信の理論的瞬間DTTiが現瞬間t0より小さい場合、有効に送信される。
【0065】
ステップ50に続くステップの目的は、本質的に、添え字iを有するコネクションのDTTiパラメータを更新することである。
【0066】
ステップ51において、TTTiパラメータが、先の値にコネクションコンテキストCCiに含まれる理論的時間間隔Tiの値が加えられることにより従来のように更新される。なお、理論的時間間隔Tiは、コネクションのバイナリ速度の平均的な理論的値によって確定され、その値は、コネクションの開始時に交渉されている。
【0067】
そして、ステップ52において、パラメータTTTiの代りに優先待ち行列Fpに投入されるDTTiパラメータによりコネクションに課される遅延が、補償されるか否かが判断される。実際には、このステップは、ステップ51において更新されたパラメータTTTiの値が、2つの連続するグループ化されたデータユニットの送信の間の時間間隔δiだけ増加したパラメータDTTiの現値以上であるか否か(TTTiおよびDTTi+δi)をチェックすることにある。
【0068】
答えがnoである場合、ステップ53において、パラメータDTTiの値が、このパラメータDTTiの現値に2つの連続するグループ化されたデータユニットの送信間の時間間隔δiの値を加えることによって更新される。
【0069】
逆に、答えがyesである場合、ステップ54において、パラメータDTTiの値が、ステップ51において更新されたパラメータTTTiの値にコネクションに関連するパラメータΔiMaxの値を加えることによって更新される。なお、この値ΔiMaxは、添え字iを有するコネクションに対して許容される最大遅延に対応する。
【0070】
上記2つの場合のいずれにおいても、ステップ55に進み、コネクションに関連するパラメータQiが、1単位デクリメントされることにより更新される(Qi=Qi−1)。
【0071】
そして、ステップ56において、添え字iを有するコネクションの送信待ち行列Fiに少なくとも1つのPDUが残っているか否かがチェックされる。
【0072】
答えがyesである場合、ステップ57において、ステップ53またはステップ54で更新されたパラメータDTTiの値が、添え字iを有するコネクションに関連する新たな時刻ラベルTTiとして優先待ち行列Fpに投入される。言換えれば、更新されたようなパラメータDTTiの値が、新たな時刻ラベルTTiとしてスケジューラの優先待ち行列Fpに入れられる。そして、アルゴリズムの終了58に達する。
【0073】
逆に、答えがnoである場合、直接アルゴリズムの終了58に進む。
【0074】
上記ステップは、特別なソフトウェアによって実行され、そのアルゴリズムは、以下の命令のシーケンスにおいて要約することができる。
【0075】
図6は、上述した方法の実現からもたらされるMACフレームでの確定したコネクションのPDUのグループ化の原理を示すタイミング図である。
【0076】
この図において、上部時間軸は、コネクションのPDUが送信される時にいつもパラメータTiの値から計算される、添え字iを有する確定したコネクションのPDUの理論的送信時刻TTTiを示す。下部時間軸は、同じ条件の下で計算された、遅延した理論的送信時刻DTTiを示す。簡単のためにおよび開示を明確にするために、コネクションの有効速度が平均的な理論的速度より高い(後者は、コネクションのパラメータTiに対応する理論的時間間隔の値を確定する)場合を考慮する。このように、コネクションは、常にアクティブである(すなわち、常にQi≠0)。更に、コネクションの平均的な理論的速度が、それに対応する理論的時間間隔Tiがフレームの時間、すなわち2msと等しいものであるような特定の場合を考慮する。図において、2つの連続するフレーム間の分離が、縦線によって表されており、フレームの時間が2つのかかる連続した線の間に含まれる時間窓に対応するようになっている。更に、連続したフレームを、#n、#n+1、#n+2等とする。
【0077】
より高い層からの最初のPDUを受取った時かまたはコネクションのPDUを送信した時、TTTiパラメータが更新される(それぞれ、図4のステップ44または45あるいは図5のステップ51)。実施例では、値がフレーム#nの時間窓内にあるものとする。更に、DTTiパラメータもまた、TTTiパラメータの値に遅延ΔiMaxを加えることによって計算される(それぞれ、図4のステップ46かまたは図5のステップ54)。実施例では、その後、パラメータDTTiの値は、フレーム#n+2内に存在している。
【0078】
瞬間t0がDTTiの値に達すると、構築中の#n+2フレームで送信するために、コネクションのPDUが選択される。そして、パラメータTTTiが、TTTi=TTTi+Tiとなるように更新される(図5のステップ51)。そして、仮定により、フレーム#n+1のこの時間窓においてパラメータTTTiの新たな値が見つけられる。
【0079】
そして、ステップ52のテストの結果は、そのように更新されたパラメータTTTiがδiだけ増加したパラメータDTTiより小さい(TTTi<DTTi+δi)ため否定である。言換えれば、Δ2=DTTi+δi−TTTiに対応する、図における時間差Δ2は、正である。したがって、DTTiパラメータは、DTTi=DTTi+δiとなるように更新され(図5のステップ53)、その後は、フレーム#n+2の時間窓内に存在している。
【0080】
瞬間t0がDTTiの値に達すると、構築中のフレーム#n+1で送信するために、コネクションの新たなPDUが選択される。そして、TTTiパラメータは、先と同じ方法で再び更新される。その後、それはフレーム#n+2の時間窓内に存在している。更に、ステップ52のテストの結果はまだ否定である。実際に、Δ3=DTTi+δi−TTTiに対応する、図においてΔ3で示す時間関連の差は常に正である。それは、このTTTiパラメータが再びDTTi=DTTi+δiによって更新されるためである。それはまだ、フレーム#n+2の時間窓内に存在している。
【0081】
瞬間t0がDTTiの値に達すると、構築中のこのフレーム#n+2で送信するために、コネクションの新たなPDUが選択され、パラメータTTTiは再び先と同じ方法で更新される。その後、それはフレーム#n+3の時間窓内に存在している。この時、TTTi≧DTTi+δiであるためステップ52のテストの結果は肯定である。Δ4=DTTi+δi−TTTiに対応する、図においてΔ4で示す時間差は、この場合は負である。遅延ΔiMaxの影響によってコネクションに課される遅延は、このように補償される。そして、DTTiパラメータは、DTTi=TTTi+ΔiMaxによって更新される(図5のステップ54)。したがって、この値は、時間窓#n+5内に存在している。それに応じて、コネクションの次のPDUが、フレーム#n+5での送信のためだけに選択される(現瞬間t0がDTTiの新たな値に達した場合)。
【0082】
上述したことから、この実施例では、コネクションの3つのPDUが、フレーム#n+2で送信されるために共にグループ化され、他の3つのPDUがフレーム#n+5で送信されるためにグループ化され、等となり、いずれのPDUもフレーム#n、#n+1、#n+3、#n+4、#n+6等では送信されない(下部タイミング図で示すように)。VSAタイプスケジューリングアルゴリズムを適用することにより、この実施例では、フレーム毎に1つのPDUが送信されるようにしなければならない(上部タイミング図で示すように)。言換えれば、本発明による方法は、確定したコネクションの観点から、いくつかの期間においてローカルにPDU送信のバイナリ速度を上昇させるように設計され(このバイナリ速度の平均的な理論的値に限定されることなく)、これら期間は、コネクションのいずれのPDUも送信されない無信号の期間によって割込まれる。これにより、送信効率が向上する。
【0083】
したがって、コネクションに課される最大遅延ΔiMaxは、コネクションの開始時に交渉されるサービスの品質(またはQoS)(例えば、コネクションの2つのPDUの送信間の最大時間で表される)が満たされなくなる値より小さい値を維持するように選択される。
【0084】
有利な実施形態によれば、連続して共にグループ化される、添え字iを有するコネクションの2つのデータユニットの送信間の時間間隔δiは、送信チャネルを介するPDUの送信時間と等しい(コネクションのPHYモードを考慮して)。このように、連続して共にグループ化される、添え字iを有するコネクションのPDUは、連続的に、すなわち、添え字iを有するコネクションの2つのPDU間に他のコネクションのPDUの送信無しに送信される。なお、そのため、コネクションのPDUの送信のバイナリ速度は、最大バイナリ速度に厳密に等しい。
【0085】
上述した原理により、確定したMACフレームで共にグループ化されるコネクションのPDUの数がnPDUである場合、nsが、フレームにおけるコネクションに関連するシグナリング情報の送信に専用のOFDMシンボルの数である場合、およびNsymb/PDUが、フレームにおけるコネクションのPDU符号化に専用のOFDMシンボルの数である場合、MACフレームの送信の効率Rは、以下の関係によって与えられる。
【0086】
【数1】
【0087】
図7は、数nPDUに対する無線チャネルによる送信の効率曲線Rを示す。
【0088】
この曲線は、nPDUの数が増大するにしたがって効率が増大するが、その増加は漸近的であることを示す。したがって、効率の向上は、nPDUの数の値が低い場合は著しいが、この数の値が高くなるとそれほど有意ではなくなる。更に、nPDUの数が大きくなるほど、PDUグループ化方法によってもたらされるジッタが増大する。したがって、向上した効率Rとこの方法の実現からもたらされるジッタの増大との間の妥協を求めることが望ましい。
【0089】
これを行うためには、同じコネクションのデータユニットの最大確定数より多い確定フレームにグループ化しない方がよい。
【0090】
適切なトレードオフは、nPDU=2×(ns/Nsymb/PDU)の場合に得られることが分かる。そして、コネクションの効率Rは、66.6%に等しくなる。
【0091】
下の表IIは、H/2規格に対してあり得る種々のPHYモードに対し、および3つの異なる場合、すなわち、DLチャネルのコネクションの場合と、PDUのストリームのいわゆる「短」ヘッダを有するULチャネルのコネクション(H/2規格によって利用可能な第1のオプション)の場合と、最後に、PDUのストリームのいわゆる「長」ヘッダを有するULチャネルでのコネクション(H/2規格によって利用可能な第2のオプション)の場合と、における、2×(ns/Nsymb/PDU)を示す。
【0092】
【表2】
【0093】
この表は、コネクションのあり得るタイプのほとんどすべて(すなわち、2×(ns/Nsymb/PDU)が1より大きい場合のコネクション)の場合に、本発明によるPDUを共にグループ化する方法が、コネクションの効率を、そのコネクションにおけるジッタを無駄に増大させることなく向上させることができるため、適当である、ということを示す。
【0094】
好ましい実施形態では、本方法は、値2×(ns/Nsymb/PDU)よりすぐ上の整数値と等しい、同じコネクションの推奨される数NiMaxのPDUを、フレームにおいて共にグループ化するように構成される。その限界を越えると、効率Rの向上は低いままであり、本発明によりPDUを共にグループ化する方法によって包含されるジッタの増大を許容するように見えない。
【0095】
言換えれば、システムがHIPERLAN/2規格に準拠する場合、nsが、フレームにおけるコネクションに関連するシグナリング情報の送信に専用のOFDMシンボルの数であり、Nsymb/PDUが、フレームにおけるコネクションのデータユニット(すなわち、PDU)の符号化に専用のOFDMシンボルの数であるとすると、2×(ns/Nsymb/PDU)の数が1より大きくなるとすぐに、同じコネクションのデータユニットは同じフレームに共にグループ化される。
【0096】
下の表IIIは、H/2規格においてあり得る種々のPHYモードに対し、および表IIにおいて上で考慮した3つの場合における、数NiMaxの値を示す。
【0097】
【表3】
【0098】
数NiMaxは、添え字iを有するコネクションのパラメータであり、したがって、そのコネクションのCCiコンテキスト(図3)に格納される。
【0099】
上記開示を読むことから分かるように、本発明による方法は、特に実現が簡単である。示したように、この方法はコネクションに幾分かのジッタをもたらすが、これは、パラメータΔiMaxを調整しながら、コネクション効率の実質的な向上を得るために必要なレベルに制限することができる。明らかに、この方法は、フレームに、確定したコネクションのPDUが1つだけ存在するということをある程度確実に避けることはできない。実際に、コネクションが、待機待ち行列Fiに1つのPDUしか有していないという程度まで比較的低いバイナリ速度を有する場合、ほかに待機しているものが無いためこのPDUのみが送信される。
【0100】
更に、高バイナリ速度を有するコネクションの場合、コネクションのいくつかのPDUは当然ながら各フレームにおいて共にグループ化されるため、このアルゴリズムは必要でない。そして、本アルゴリズムは、このコネクションのみによるフレームの排他的使用を避けるために、有利に停止される。この点に関し、高バイナリ速度を有するコネクションは、コネクションパラメータTiによって、フレーム毎のPDUの数が推奨される数NiMaxより大きくなるコネクションであると考えられる。なお、後者の値は、上記の表IIIから得ることができる。
【0101】
最大遅延パラメータΔiMaxが画定されないコネクションの場合、この最大遅延を、上記の表IIIで示す数NiMax以下の、グループ化されたPDUを含むフレーム毎の確定した数のPDUに達するように計算することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の技術において分析する、H/2規格によるプロトコル層のスタックを示す図である。
【図2】 同様に従来技術において分析する、H/2規格によるフレーム構造を示す図である。
【図3】 本発明による装置のブロック図である。
【図4】 確定したコネクションのPDUがより高い層から受取られる時にいつも実現される、本発明による方法のステップを図式化した図である。
【図5】 コネクションのPDUが送信される時にいつも実現される、本発明による方法のステップを図式化した図である。
【図6】 本発明による方法の原理を示す図である。
【図7】 PDUの符号化に専用のOFDMシンボルの数に対する送信効率の形状を示す曲線である。
Claims (12)
- 時分割多元接続システムにおけるフレーム構成方法であって、単一送信チャネルによる同時に確立された種々のコネクションのデータユニットの送信に対する、前記フレームにおける確定した時間間隔の動的割付を含む方法であり、
2つの連続するグループ化されたデータユニットの送信間の時間間隔(δi)が前記コネクションの平均的な理論的バイナリ速度の値によって確定される理論的時間間隔(Ti)より小さくすることができるような方法で、同じコネクションにおける前記データユニットを同じフレームにおいて共にグループ化するステップを含む方法。 - 確定したフレームにおける確定したコネクションの前記データユニットの前記グループ化を、これらデータユニットの少なくともいくつかの送信を遅延させることによって達成する請求項1に記載の方法。
- データユニットに課す前記遅延は、多くとも最大遅延(ΔiMax)と等しい請求項2に記載の方法。
- 2つの連続するグループ化されたデータユニットの送信間の前記時間間隔(δi)は、そのチャネルによって提供される最大速度での前記送信チャネルを介したデータユニットの送信時間と等しい請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
- 標準HIPERLAN/2に準拠するシステムの場合、nsがフレームにおける前記コネクションに関連するシグナリング情報の送信に専用のOFDMシンボルの数であり、Nsymb/PDUがフレームにおける前記コネクションのデータユニット(すなわち、PDU)の符号化に専用のOFDMシンボルの数であるとすれば、数2×(ns/Nsymb/PDU)が1より大きくなるとすぐに、所与のコネクションの前記データユニットは、同じフレームにおいて共にグループ化される請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
- それぞれのアクティブなコネクションに関連する時刻ラベル(TTi)を含む優先待ち行列(Fp)を管理し、かかる時刻ラベルが該関連するアクティブなコネクションのデータユニットの前記送信チャネルによる理論的送信時刻に対応するものであるステップと、
各確立されたコネクションに対し、
前記送信チャネルで送信される用意ができた前記コネクションの前記データユニットを含む送信待機待ち行列(Fi)を管理するステップと、
次のコネクションデータユニットの理論的送信時刻に対応する第1のパラメータ(TTTi)を最新に維持するステップと、
前記コネクションの前記次のデータユニットの遅延を含む理論的送信時刻に対応する第2のパラメータ(DTTi)を最新に維持するステップと
を含む請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。 - 確定したコネクションの前記送信待機待ち行列に前記第1のデータユニットが入力された時、前記第2のパラメータ(DTTi)の値が現瞬間(t0)より前の瞬間に対応する場合に、
前記コネクションの前記第1のパラメータ(TTTi)の値を更新するステップ(42〜45)と、
必要な時にいつでも更新された前記第1のパラメータ(TTTi)の値に前記最大遅延(ΔiMax)に対応する値を加えることにより、前記コネクションの前記第2のパラメータ(DTTi)の値を更新するステップ(46)と、
すべての場合において、
前記優先待ち行列(Fp)に、前記コネクションに関連する時刻ラベル(TTi)として前記第2のパラメータ(DTTi)の前記更新された値を入力するステップ(47)と
を含む請求項6に記載の方法。 - 必要な時にいつでも、前記コネクションの前記第1のパラメータ(TTTi)は、現瞬間(t0)の値を割当てることによって更新される請求項7に記載の方法。
- 必要な時にいつでも、前記コネクションの前記第1のパラメータ(TTTi)は、一方で現瞬間(t0)の値と、他方で送信待機待ち行列(Fj)が空でない他のコネクションに関連する前記優先待ち行列(Fp)の前記時刻ラベル(TTi)のそれぞれの値の間の最小値との間の最小値を割当てることによって更新される請求項7に記載の方法。
- 前記送信待機待ち行列から所与のコネクションのデータユニットが出力された時に、
前記コネクションの前記第1のパラメータ(TTTi)の値を、前記理論的時間間隔(Ti)の値を加えることによって更新するステップ(51)と、
前記コネクションの前記第2のパラメータ(DTTi)の値を、前記更新された第1のパラメータ(TTTi)の値が、2つの連続するグループ化されたデータユニットの送信間の前記時間間隔(δi)だけ増加した前記第2のパラメータ(DTTi)の現値以上である場合は、前記第1のパラメータ(TTTi)の前記更新された値に前記最大遅延(ΔiMax)に対応する値を加えるステップ(54)により、あるいは反対の場合は、前記第2のパラメータ(DTTi)の現値に、2つの連続するグループ化されたデータユニットの前記送信間の時間間隔(δi)の値を加えるステップ(53)により更新するステップ(52、53、54)と、
前記コネクション送信待ち行列に少なくとも1つのデータユニットがまだ残っている場合に、前記優先待ち行列(Fp)に、前記コネクションに関連する新たな時刻ラベルとして前記第2のパラメータ(DTTi)の前記更新された値を入力するステップ(56、57)と
を含む請求項6乃至9のいずれか一項に記載の方法。 - 時分割多元接続システムにおけるフレーム構成の装置あって、単一の送信チャネルによる同時に確立された種々のコネクションのそれぞれのデータユニットの送信に対し、前記フレームに確定した時間間隔を動的に割付ける手段を具備し、所与のコネクションの前記データユニットを2つの連続するグループ化されたデータユニットの送信間の時間間隔(δi)を前記コネクションの平均的な理論的バイナリ速度の値によって確定される理論的時間間隔(Ti)より小さくすることができるように同じフレームにおいて共にグループ化する手段を更に具備する装置。
- 優先待ち行列(Fp)と、
各確立されたコネクションに対し、
前記送信チャネルによって送信される用意ができている前記コネクションのデータユニットを含む送信待機待ち行列(Fi)と、
前記コネクションの次のデータユニットに対する理論的送信時刻に対応する第1のパラメータ(TTTi)と前記コネクションの次のデータユニットの遅延を含む理論的送信時刻に対応する第2のパラメータ(DTTi)とを含むコネクションコンテキスト(CCi)と
を格納する記憶手段(31)を備え、
更に、請求項1乃至10のいずれか一項による方法の実現のためのスケジューリング装置(30)を含む請求項11に記載の装置。
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