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JP3983447B2 - データ駆動型情報処理装置 - Google Patents

データ駆動型情報処理装置 Download PDF

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JP3983447B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はデータ駆動型情報処理装置に関し、特に、1つのパルスから複数個のパルスの転送を可能とした自己同期型転送制御回路を用いた多出力命令により、プログラム実行効率を向上させるデータ駆動型情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のマルチメディア化に伴い、画像処理などでは多量の演算が要求される。このような多量の演算を高速に処理する装置として、データ駆動型情報処理装置(以下、データ駆動型プロセッサと称する)が提案されている。データ駆動型プロセッサでは、ある処理に必要な入力データがすべて揃いかつその処理に必要な演算装置などの資源が割当てられたときに処理が行なわれるという規則に従って処理が進行する。データ駆動型の情報処理動作を含むデータ処理装置には、非同期のハンドシェイク方式を採用したデータ伝送装置が用いられる。このようなデータ伝送装置では、複数のデータ伝送路が接続され、それらのデータ伝送路がデータの転送要求信号(以下、SEND信号と称する)およびデータの転送を許可するか否かを示す転送許可信号(以下、ACK信号と称する)を互いに送受信しながら、自律的なデータ転送が行なわれる。
【0003】
図8は従来およびこの発明が適用されるデータパケットのフォーマットを示す図である。図8において、データパケットは行先ノード番号ND♯を格納するための行先ノード番号領域F1と、世代番号GN♯を格納するための世代番号領域F2と、命令コードOPCを格納するための命令コード領域F3およびデータDATAを格納するためのデータ領域F4を含む。ここで、世代番号とは、並列処理をしたいデータ群同士を区別するための番号である。行先ノード番号とは、同一世代内の入力データ同士を区別するための番号である。命令コードとは、命令デコーダに格納されている命令を実行するためのものである。
【0004】
図9は従来のハンドシェイク方式を採用したデータ伝送装置の一例を示すブロック図である。図9において、入力されるパケットデータは、C素子1aと1bとによって制御されてパイプラインレジスタ9a→9bと順に転送されていく間に、ロジック回路9cでシーケンスに処理される。図9において、たとえばパイプラインレジスタ9aがデータ保持状態である場合、後段のパイプラインレジスタ9bがデータ保持状態にあれば、パイプラインレジスタ9aからパイプラインレジスタ9bにはデータは送られない。
【0005】
また、後段のパイプラインレジスタ9bがデータを保持していない状態であれば、もしくはデータを保持していない状態になれば、少なくとも予め設定された遅延時間をかけてデータがパイプラインレジスタ9aからロジック回路9cで処理されてパイプラインレジスタ9bに送られる。このように接続された隣のパイプラインレジスタとの間で送受信されるCI端子とCO端子で入出力されるSEND信号およびRI端子とRO端子で入出力されるACK信号とに従って非同期に、そして少なくとも予め設定された遅延時間をかけてデータ伝送を行なうような制御を自己同期型転送制御と呼び、そのようなデータ転送を制御する回路を自己同期型転送制御回路と呼ぶ。
【0006】
図10は図9に示したC素子の動作を説明するためのタイミングチャートである。C素子1aは端子CIから図10(a)に示す「L」レベルのパルスを受取ると、端子RIに入力される転送許可信号が図10(e)に示すように許可状態であれば、端子COから図10(d)に示すパルスを出力するとともに、パイプラインレジスタ9bに図10(c)に示すパルスを出力する。パイプラインレジスタ9bはC素子1aから与えられるパルスに応答して、与えられる入力パケットデータを保持し、またその保持したデータを出力パケットデータとして出力する。さらに、C素子1aは、前段に対して図10(b)に示すパルスを出力する。
【0007】
図11は自己同期型同軸転送制御回路の具体的な回路図である。この自己同期型転送制御回路はたとえば特開平6−83731号公報に記載されたものである。図11において、パルス入力端子CIは前段部からのパルス状のSEND信号(転送要求信号)を受け、転送許可出力端子ROは前段部にACK信号(転送許可信号)を出力する。パルス出力端子COは後段部にパルス状のSEND信号を出力し、転送許可入力端子RIは後段部からACK信号を受ける。
【0008】
マスタリセット入力端子MRはマスタリセット信号を受ける。マスタリセット入力端子MR(図9には示さず)に「H」レベルのパルスが与えられると、インバータ40eで反転され、フリップフロップ40a,40bがリセットされてC素子が初期化される。そして、パルス出力端子CO,転送許可出力端子ROはともに初期状態として「H」レベル信号を出力する。転送許可出力端子ROの出力が「H」レベルであることは転送許可状態を示し、逆に「L」レベルであることは転送禁止状態を示している。また、パルス出力端子COの出力が「H」レベルであることは、後段にデータ転送を要求していない状態を示し、逆に「L」レベルであることは後段にデータ転送を要求しているまたはデータを転送している状態を示している。
【0009】
パルス入力端子CIに「L」レベルの信号が入力されると、すなわち前段からデータ転送が要求されると、フリップフロップ40aはセットされ、その出力Qに「H」レベル信号を出力する。この「H」レベル信号はインバータ40dで反転されて転送許可入力端子ROからは「L」レベル信号が出力され、さらなるデータ転送を禁止する。一定時間後、パルス入力端子CIに「H」レベルの信号が入力され、前段部から当該C素子へのデータのセットが終了する。この状態でかつ転送許可入力端子RIから「H」レベル信号が入力されている、すなわち後段部からデータ転送を許可されている状態で、かつパルス出力端子COが「H」レベル信号を出力している、すなわち後段部へデータ転送している途中でない状態(データ転送を後段に要求していない状態)であれば、NANDゲート40cはアクティブとなり、「L」レベル信号を出力する。
【0010】
その結果、フリップフロップ40aと40bはともにリセットされ、フリップフロップ40bはパイプラインレジスタへのパルス出力端子CPから遅延素子40eを介して「H」レベル信号を出力するとともに、パルス出力端子COから遅延素子40fを介して後段部のC素子へ「L」レベルのSEND信号を出力する。すなわち、後段部へデータ転送を要求する。「L」レベルのSEND信号を受けた後段のC素子は、そのC素子に対してさらなるデータ転送が行なわれないように転送禁止を示すACK信号を「L」レベルにしてRO端子から出力する。該C素子は転送許可入力端子RIからの「L」レベルのACKC信号を入力し、この信号によりフリップフロップ40bがセットされる。その結果、パイプラインレジスタへのパルス出力端子CPから遅延素子40eを介して「L」レベル信号が出力され、また後段部へのパルス出力端子COから遅延素子40fを介して「H」レベルのSEND信号が出力され、データ転送を終了する。
【0011】
図12は図10に示したデータ転送制御回路を含んで構成された従来のデータ駆動型プロセッサの概略ブロック図である。図12において、データ駆動型プロセッサPeは、合流部JNCと、発火制御部FCと、演算部FPと、プログラム記憶部PSと、分岐部BRNと、複数個のパイプラインレジスタ4a〜4cと、複数のC素子2a〜2cを含む。各C素子2a〜2cは前段および後段のC素子とのパケット転送パルス(CI,CO,RI,ROの信号)のやり取りによって対応する処理部(FC,FP,BS)についてのパケット転送を制御する。各パイプラインレジスタ4a〜4cは対応のC素子2a〜2cからのパルス入力に応じて、前段の処理部より入力されているデータを取込んで保持し、出力段に導出し、次のパルスまでこれを保持する。
【0012】
図12において、プロセッサPeに図8に示したデータパケットが入力されると、入力パケットはまず合流部JNCを通り、発火制御部FCに伝達され、行先ノード番号ND♯と世代番号GN♯とに基づいて同一のパケットの間で対データが形成される。すなわち、ノード番号ND♯と世代番号GN♯が一致し,データの異なる2つのデータパケットの検出を行ない、両番号が一致する2つのうち一方のデータパケットのデータを他方のデータパケットのデータ領域F4(図8)に追加格納し、この他方のデータパケットを出力する。データ領域F4に対データ(1組のデータ)を格納したパケットは次に演算部FPに伝達される。演算部FPは伝達されたデータパケットを入力し、その入力パケットの命令コードOPCに基づいて該入力パケットの内容に対して所定の演算を行ない、演算結果を該入力パケットのデータ領域F4に格納する。該入力パケットは次にプログラム記憶部PSに伝達される。
【0013】
プログラム記憶部PSは伝達されたデータパケットを入力し、その入力パケットの行先ノード番号ND♯に基づいて、プログラム記憶部PS内のプログラムメモリから上位の行先ノード番号ND♯と上位の命令コードOPCとコピーフラグCPYを読出す。そして、読出された行先ノード番号ND♯および命令コードOPCが該入力パケットの行先ノード番号領域F1および命令コード領域F3にそれぞれ格納される。さらに、読出されたコピーフラグCPYが「1」であれば、プログラムメモリ中の上位アドレスも有効と判断されて、上位アドレスに記憶されている行先ノード番号ND♯および命令コードOPCを格納したパケットも生成される。
【0014】
プログラム記憶部PSから出力されるパケットは分岐部BRNへ伝達され、その行先ノード番号ND♯に基づいて出力されるか、または再度プロセッサ内部に戻される。同一データを3個にコピーするためには、このプロセッサ内部に戻されたパケットでコピー処理をすることになる。したがって、同一データを複数個コピーするためには、複数回プロセッサへパケットを戻してコピー処理しなければならない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述のデータ駆動型情報処理装置においては、何らかの障害などによってデータフロープログラムが期待どおり動作しないときに、たとえばデータ駆動型情報処理装置自身に関するハードウェア的なもの、あるいは実行させているデータフロープログラムに起因するソフトウェア的なものなどの誤りの原因を効率よく発見するためのデバッグ装置が求められる。
【0016】
データ駆動型情報処理装置のデバッグ装置に関しては、特開平5−151370号公報の「データ駆動型計算機」に見られるようなプログラムの実行状態を把握するために、ソースプログラムの指定行に対応するデータフロープログラムのノードにおける局所的な停止とその後の実行の再開を行なうことのできるデバッグ装置がある。
【0017】
このようなデバッグ装置は、ソースプログラムの各行の終了箇所に対応するノードへ、NOP(演算を行なわずに周回する)命令を追加するプログラム変換手段を使い、ソースプログラムの処理を終了したい行にプログラムを停止するように指示すると、対応するNOP命令を出力命令に変更したデータフロープログラムを出力するようにすることで、プログラムの任意の指定箇所にてプログラムを一時的に停止させ、データ駆動型計算機に何らかの操作(たとえば、メモリ内容読出など)を行なった後、停止位置から再度プログラムを起動するというブレーク機能を備えることで、プログラムの停止後にデータ駆動型計算機内の状態情報を獲得(たとえば、メモリの内容獲得など)した後、停止したときの状態のまま再度プログラムの実行を継続させるというものである。
【0018】
しかしながら、上述のデバッグ機能では、ソースプログラム中の各行の終了箇所すべてにNOP命令が追加されるため、追加されたNOP命令の数だけ無駄な周回パケットが発生し、プログラムの処理速度が低下してしまう。さらに、NOP命令という新しいノードの追加により、発火制御部FCの待ち合せ空間におけるデータパケットの到着順序や時間ごとの循環パイプライン上のデータパケットの混雑具合が変化するなど、ソースプログラムの動作をそのまま再現できないという問題点があった。
【0019】
それゆえに、この発明の主たる目的は、プログラムの処理速度および再現性に影響を与えることなく、プログラム中の任意の中間結果の情報を得るための機能を有するデータ駆動型情報処理装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数のデータ伝送路が直列に接続され、それらのデータ伝送路がデータの転送要求信号およびデータの転送許可信号を互いに送受信しながらデータパケットの伝送を行うデータ駆動型情報処理装置であって、データパケットの処理内容を判別する処理内容検出フィールドおよびタグデータフィールドより構成される1つのレジスタ、およびデータ伝送路に処理内容を決定するフラグと、タグフィールドと、データフィールドとを含むデータパケットが入力されたことに応じて、レジスタのタグフィールドとデータパケットのタグフィールドが同一の情報を有しているか否かを判別し、その判別結果に基づいて、レジスタの処理内容検出フィールドに格納されている情報に従って前記データパケットに対して処理を行う処理手段を備えたことを特徴とする。
【0021】
他の発明は、複数のデータ伝送路が直列に接続され、それらのデータ伝送路がデータの転送要求信号およびデータの転送許可信号を互いに送受信しながらデータパケットの伝送を行うデータ駆動型情報処理装置であって、データパケットの処理内容を判別する処理内容検出フィールドおよびタグデータフィールドより構成される第1のレジスタと、データパケットの処理内容を判別する処理内容検出フィールドおよびタグマスクフィールドより構成される第2のレジスタと、処理内容を決定するフラグとタグフィールドとデータフィールドとを含むデータパケットがデータ伝送路に入力されたことに応じて、第1のレジスタのタグデータフィールドに格納されているタグデータおよびデータパケットのタグフィールドに格納されているタグデータに、それぞれ第2のレジスタのタグマスクフィールドに格納されているタグマスクデータによってマスク処理し、マスク処理後の第1のレジスタのタグフィールドとマスク処理後の該データパケットのタグフィールドが同一の情報を有しているか否かを判別し、その判別結果に基づいて、第1のレジスタの処理内容検出フィールドおよび第2のレジスタの処理内容検出フィールドに格納されている情報に従ってデータパケットに対して処理を行う処理手段を備えたことを特徴とする。
【0022】
好ましくは、レジスタまたは第1のレジスタの処理内容検出フィールドに格納されている情報に従ってデータパケットに対して行う処理は、外部へ転送するホスト転送処理であることを特徴とする。
【0023】
より好ましくは、レジスタまたは第1のレジスタの処理内容検出フィールドに格納されている情報に従ってデータパケットに対して行う処理は、外部へ転送するホスト転送処理と、前記タグ情報に基づく通常転送処理とであることを特徴とする。
【0024】
さらにより好ましくは、外部へ転送するホスト転送処理とタグ情報に基づく通常転送処理を行うために、転送要求信号に対して2個のデータパケットを生成するとともに、2個のデータパケットを識別するためにホスト転送フラグを操作する操作信号を出力する自己同期型転送制御回路を備えたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第1の実施形態のデータ駆動型情報処理装置のブロック図である。図1において、データ駆動型情報処理装置は、前述の図12に示したC素子2bに代えて自己同期型転送制御回路3が設けられるとともに、演算部FPとパイプラインレジスタ4bとの間に処理内容決定機構4が新たに設けられ、それ以外の構成は図12と同じである。処理内容決機構4は演算部FPからデータパケットが入力されると、予め設定されているタグフィールドに格納されているタグ情報との一致検出を行なう。なお、パイプラインレジスタ4bには、転送フラグとタグフィールドとデータフィールドとが格納されるようになっている。
【0026】
なお、以下の説明では、タグフィールドとは、図8に示したデータパケットの構成において、データ領域F4以外の行先ノード番号フィールドF1と世代番号フィールドF2と命令コードフィールドF3を併せてタグフィールドと称するものとする。
【0027】
図2はこの発明の第2の実施形態を示すブロック図である。この図2に示した実施形態はパイプラインレジスタ4bと4cとの間にホスト転送フラグ操作回路5を設けた以外は図1の実施形態と同じである。ホスト転送フラグ操作回路5は自己同期転送制御回路3からのFEB信号に基づいてホスト転送フラグを変える機能を有している。
【0028】
図3は図1および図2に示した処理内容決定機構4の具体的なブロック図である。図3において、処理内容決定機構4は設定レジスタ41と一致検出部42と処理内容決定部43とを含む。設定レジスタ41には、予め何らかの手段、たとえばメモリ内容の読出や外部端子からの入力などにより、処理を施したいデータパケットのタグ情報がタグフィールド41aに予め記憶されており、その際に行ないたい処理内容情報(データパケットのホスト転送,コピー,消去など)が処理内容検出フィールド41bに予め記憶されている。
【0029】
図1および図2に示した演算部FPから出力されたデータパケット41cはタグフィールド41dとデータフィールド41eとフラグ41fとを有しており、フラグ41fはタグフィールド41dが所有するタグ情報によらずこのデータパケット41cの処理内容を決定する。一致検出部42は、設定レジスタ41に予め記憶されているタグフィールド41aが所有するタグ情報とデータパケット41cのタブフィールド41dが所有するタグ情報が一致しているか否かを検出する。そして、一致検出部42は両者が一致していれば「H」レベル信号を出力し、不一致の場合は「L」レベル信号を出力する。この一致検出部42の出力は処理内容決定部43に与えられる。処理内容決定部43は一致検出部42から「H」レベル信号が出力された場合のみ、設定レジスタ41の処理内容検出フィールド41bが所有する処理内容情報を検出し、検出した処理内容情報に従ってデータパケット41cに対して処理を行なうように指示する。
【0030】
もし、一致検出部42が不一致の場合に「L」レベル信号を出力すると、データパケット41cは通常の動作を行なう。また、これら2つのタグ情報が同一である場合、一致検出部42は処理内容決定部43に「H」レベル信号を出力し、処理内容決定部43において設定レジスタ41の処理内容検出フィールド41bが所有する処理内容情報が検出され、検出された処理内容情報に従ってデータパケット41cに対して処理が行なわれる。たとえば、データパケット41cが所有するフラグ41fに新たな情報が与えられて、新たなフラグ41f′となる。なお、このとき、データパケット41cのタグフィールド41dとデータフィールド41eはそのまま用いられ、新たなデータパケット41c′として図1および図2に示したパイプラインレジスタ4bによって保持される。また、処理内容決定部43は図1に示した自己同期型転送制御回路3に対してEXBとCPYの制御信号を出力する。
【0031】
なお、図3に示した新たなデータパケット41c′のフラグ41f′が獲得した情報がホスト転送情報である場合、このデータパケット41c′は所有するタグ情報によらず強制的にホストに転送される。ここで、ホストとは図1に示したデータ駆動型情報処理装置が複数接続されている場合には、これらの装置から外部へ出力されることを意味している。
【0032】
図4は図1および図2に示した自己同期型転送制御回路を示す回路図である。図4において、パルス入力端子CIは前段部からのパルス状の転送要求信号を受け、転送許可出力端子ROは前段部に転送許可信号を出力する。パルス出力端子COは後段部にパルス状の転送要求信号を出力し、転送許可入力端子RIは後段部から転送許可信号を受ける。マスタリセット入力端子MRBはマスタリセット信号を受け、EXB端子はパケット消去信号を受ける。CPY端子はパケットコピー信号を受ける。
【0033】
さらに、自己同期型転送制御回路3は、C素子3a,3bと、Dタイプフリップフロップ3c,3d,3eと、NANDゲート3g,3hと、ORゲート3iと、ANDゲート3j,3kと、インバータ3f,3l,3mと、遅延素子3pとを含む。
【0034】
図5は図4に示した自己同期型転送制御回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0035】
次に、図5のタイミングチャートを参照しながら、図4の自己同期型転送制御回路のパケット消去動作と、パケット通常転送動作と、パケットコピー動作について順に説明する。
【0036】
まず、マスタリセット端子MRから「H」レベルのパルスが入力されると、C素子3aと3bとがリセットされ、それぞれのパルス出力端子COと転送許可出力端子ROがともに「H」レベル信号を出力する。その結果、自己同期型転送制御回路3のパルス出力端子COと転送許可出力端子ROが図5(g),(b)に示すように、ともに「H」レベル信号を出力し、自己同期型転送制御回路3が初期化される。また、フリップフロップ3nも「H」レベルのリセット信号によってリセットされ、遅延素子3pを介してFEB端子から図5(f)に示すような「L」レベル信号が出力される。さらに、Dタイプフリップフロップ3eに非同期でリセットがかかり、そのQ出力から「L」レベル信号が出力される。この信号はインバータ3lで反転され、3入力ANDゲート3jに「H」レベル信号が入力される。
【0037】
EXB端子に図5(c)に示す「L」レベル信号が入力されることにより、自己同期型転送制御回路3はパケット消失動作を行なう。すなわち、EXB端子に「L」レベル信号が入力されている状態において、自己同期型転送制御回路3のパルス入力端子CIに図5(a)に示すような「L」レベルのパルス信号が入力されると、C素子3aのパルス入力端子CIに「L」レベルのパルス信号が入力される。
【0038】
一方、RI端子はマスタリセット信号MRが入力された後であるため、「H」レベルになっており、C素子3aは従来の動作をして、一定時間後に端子CIを「H」レベルにすると、C素子3aは従来技術での説明のように、パイプラインレジスタ3bへのパルス出力端子CPから「L」レベルから「H」レベルの信号を出力する。出力端子CPの信号の立上がりに同期して、Dタイプフリップフロップ3cがEXB端子から入力されている「L」レベル信号をDタイプフリップフロップ3cの出力Qから導出する。これにより、NANDゲート3hは「H」レベル信号を出力し、ANDゲート3kの出力を「H」レベルにする。
【0039】
また、ORゲート3iにも「L」レベル信号が入力されるため、C素子3aのパルス出力端子COから出力される信号がそのままORゲート3iの出力信号となる。さらに自己同期型転送制御回路3の転送許可入力端子RIは図5(h)に示すように初期状態として「H」レベル信号が与えられているため、ORゲート3iの出力信号がANDゲート3jに入力され、そのままANDゲート3jから出力される。
【0040】
結果的に、C素子3aのパルス出力端子COから出力される信号は、そのまま自己同期型転送制御回路3の転送許可入力端子RIに入力されることになる。
【0041】
上述のごとく、C素子3aのパルス出力端子COからは「L」レベル信号が出力されているので、C素子3aの転送許可入力端子RIには「L」レベル信号が入力される。これにより、C素子3aの端子CPは「H」レベルから「L」レベルに変化する。また、C素子3aの端子COは「L」レベルから「H」レベルに変化し、その信号がORゲート3iとANDゲート3jを介してC素子3aのRI端子に入力される。自己同期型転送制御回路3の端子COが「H」レベルのままであり、つまり後段への転送要求が行なわれず、前段からはデータが転送されてくるため、転送されてきたデータパケットは上書きされることで消去される。なお、このパケット消去の説明は、この発明による自己同期型転送制御回路がパケット消去,通常動作およびコピー動作の一連の動作が可能であることを説明するものであり、この発明の要旨である中間結果の情報を得るための機能には関係はしない。
【0042】
次に、自己同期型転送制御回路3のパケット通常転送動作について説明する。EXB端子から「H」レベル信号が入力され、かつCPY端子から「L」レベル信号が入力されている状態において、自己同期型転送制御回路3のパルス入力端子CIから「L」レベルのパルス信号が入力されると、C素子3aのパルス入力端子CIに「L」レベルのパルス信号が入力されて一定時間後に入力端子CIが「H」レベルにされる。すると、C素子3aは従来と同様の動作を行ない、C素子3aのパルス出力端子COは「H」レベルから「L」レベルの信号を出力し、パイプラインレジスタへのパルス出力端子CPは「L」レベルから「H」レベルに変化する信号を出力する。
【0043】
CP端子の信号の立上がりに応じて、Dタイプフリップフロップ3cはEXB端子から入力されている「H」レベル信号を自己同期型転送制御回路の端子CPが立上がる前に「H」レベルに設定されてフリップフロップ3cの出力Qが導出され、Dタイプフリップフロップ3dはCPY端子から入力されている図5(d)に示す「L」レベル信号をフリップフロップ3dの出力Qに導出する。
【0044】
Dタイプフリップフロップ3dから出力される「L」レベル信号は、NANDゲート3gに入力され、このNANDゲート3gの出力が「H」レベルとなる。この「H」レベル信号でC素子3bのパルス入力端子CIに入力され続けるため、C素子3bはこのモードでは動作しない。
【0045】
Dタイプフリップフロップ3cの出力の「H」レベル信号はNANDゲート3hに入力されるため、NANDゲート3hの出力はインバータ3fが出力する信号の反転信号を、すなわちC素子3aのCO端子の出力と同一の信号を出力することになる。
【0046】
また、C素子3bのCO端子は「H」レベルに固定されているため、NANDゲート3hから出力された信号はNANDゲート3kに入力され、そのままNANDゲート3kから出力される。すなわち、C素子3aのCO端子の出力信号と同一の信号が自己同期型転送制御回路3のCO端子から出力されることになる。Dタイプフリップフロップ3cの「H」レベルの出力信号はORゲート3iに入力されるため、このORゲート3iの出力は「H」レベルに固定される。インバータ3lの出力は「H」レベルであるため、ANDゲート3jの出力は自己同期型転送制御回路3のRI端子から入力される信号と同一の信号となる。
【0047】
すなわち、自己同期型転送制御回路3のRI端子から入力される信号と同一の信号がC素子3aのRI端子に入力される。C素子3aのCP端子(自己同期型転送制御回路3のCP端子と同じ)が「L」レベルから「H」レベルになると、それに伴ってC素子3aが動作してそのCO端子から出力される信号が「H」レベルから「L」レベルに変化するため、自己同期型転送制御回路3のCO端子から出力される信号が「H」レベルから「L」レベルに変化して出力される。
【0048】
一定時間後に自己同期型転送制御回路3のRI端子から入力される信号が「H」レベルから「L」レベルに変化するため、C素子3aのRI端子に入力される信号が「H」レベルから「L」レベルに変化する。これを受けて、C素子3aのCP端子は「H」レベルから「L」レベルに変化して出力され、C素子3aのCO端子から出力される信号が「L」レベルから「H」レベルに変化する。すなわち、自己同期型転送制御回路3のCO端子から出力される信号が「L」レベルから「H」レベルに変化する。一定時間後に自己同期型転送制御回路3のRI端子から「H」レベル信号が入力されて自己同期型転送制御回路3のパケット通常転送動作を終了する。
【0049】
最後に、自己同期型転送制御回路3のパケットコピー動作について説明する。EXB端子から「H」レベル信号が入力されかつCPY端子から「H」レベル信号が入力されている状態において、自己同期型転送制御回路3のパルス入力端子CIに「H」レベルから「L」レベルに変化するパルス信号が入力されると、C素子3aのパルス入力端子CIに「H」レベルのパルス信号が入力され、一定時間後に「L」レベルから「H」レベルに変化すると、これに伴ってC素子3aが従来の動作をして、C素子3aのパルス出力端子COより「H」レベルから「L」レベルに変化する信号が出力される。また、パイプラインレジスタへのパルス出力端子CPより「L」レベルから「H」レベルに変化する信号が出力される。出力端子CPの信号の立上がりに応じて、Dタイプフリップフロップ3cはEXB端子から入力されている「H」レベル信号をフリップフロップ3cの出力Qに導出し、またDタイプフリップフロップ3dはCPY端子から入力されている「H」レベル信号を出力Qから導出する。
【0050】
C素子3aのCO端子の出力は、「H」レベルから「L」レベルに変化し、この「L」レベル信号はインバータ3fに入力されて反転され、その出力が「H」レベルになる。インバータ3fの出力の「H」レベル信号はNANDゲート3hに入力され、またDタイプフリップフロップ3cの出力Qは「H」レベル信号を出力しているので、NANDゲート3hの出力は「L」レベルとなる。この「L」レベル信号がANDゲート3kに与えられ、このANDゲート3kから「L」レベル信号が出力される。すなわち、自己同期型転送制御回路3のCO端子から「L」レベル信号が出力される。
【0051】
一定時間後、自己同期型転送制御回路3のRI端子から「L」レベル信号が入力される。先のインバータ3fの出力の「H」レベル信号がNANDゲート3gにも入力される。また、Dタイプフリップフロップ3c,3dはともに「H」レベル信号を出力するため、NANDゲート3gの出力は「L」レベルとなる。この「L」レベル信号がC素子3bのパルス入力端子CIに入力され、これによりC素子3bの転送許可出力端子ROから「L」レベル信号が出力される。Dタイプフリップフロップ3eは非同期でセットされるため、Dタイプフリップフロップ3eの出力端子Qは「L」レベルから「H」レベルに変化する。この「H」レベル信号がインバータ31で反転されて出力され、「L」レベル信号がANDゲート3jに入力される。
【0052】
ANDゲート3jは「L」レベル信号を出力し、その「L」レベル信号はC素子3aのRI端子に入力される。これにより、C素子3aのCP端子は「H」レベルから「L」レベルに変化し、C素子3aのCO端子は「L」レベルから「H」レベルに変化する。また、自己同期型転送制御回路3のRI端子から入力された「H」レベル信号が「L」レベルに変化してC素子3bのRI端子に入力され、C素子3bのCO端子から出力される信号が「L」レベルから「H」レベルに変化する。C素子3aのCO端子からの信号が「L」レベルから「H」レベルに変化するので、インバータ3fとNANDゲート3hとANDゲート3kを介して、自己同期型転送制御回路3のCO端子に「L」レベルから「H」レベルに変化した信号が出力される。一定時間後に自己同期型転送制御回路3のRI端子に「H」レベル信号が入力され、1個目のパケットの転送が終了する。
【0053】
C素子3aのCO端子から出力される信号が「L」レベルから「H」レベルに変化するときは、インバータ3fとNANDゲート3gを介してC素子3bのCI端子に入力される信号が「L」レベルから「H」レベルに変化することになる。これにより、C素子3bのCI端子信号が立上がるときには、C素子3bのCO端子とRI端子がともに「H」レベル信号であるため、C素子3bはCP端子より「L」レベルから「H」レベルに変化する信号を出力し、CO端子は「H」レベルから「L」レベルに変化する信号を出力する。C素子3bのCP端子の出力である「H」レベル信号はフリップフロップ3nをセットするため、遅延素子3pを介して自己同期型転送制御回路3のFEB端子からは「H」レベル信号が出力されるようになる。以降、C素子3bのCI端子は、「H」レベルで固定された状態になるため、C素子3bはパルス出力動作をしなくなる。また、このときC素子3bのCP端子から「H」レベル信号を、該素子のCO端子からは「L」レベル信号を出力している状態になる。すなわち、自己同期型転送制御回路3のCO端子からは2個目のコピーパケットを転送するために、「L」レベル信号を出力している状態である。
【0054】
一定時間後に、自己同期型転送制御回路3のRI端子には「L」レベル信号が入力されるため、C素子3bのRI端子には「L」レベル信号が入力される。C素子3bはこれを受け、そのCP端子から出力される信号を「H」レベルから「L」レベルに変化させ、そのCO端子から「L」レベルから「H」レベルに変化する信号を出力する。これにより、自己同期型転送制御回路3のCO端子には、「L」レベルから「H」レベルに変化する信号が出力される。
【0055】
また、C素子3bのCP端子の信号の立下がりにより、インバータ3mを介してDタイプフリップフロップ3eにクロック信号が入力され、Dタイプフリップフロップ3eはそのD入力が「L」レベルになっているため、その出力端子Qからも「L」レベル信号を出力し、インバータ3lがこの「L」レベル信号を「H」レベル信号に反転してANDゲート3jに入力する。ANDゲート3jの出力は「L」レベルに固定されたものが自己同期型転送制御回路3のRI端子から入力される信号と同一の信号に変化する。自己同期型転送制御回路3のCO端子が「H」レベル信号を出力しているため、一定時間後に自己同期型転送制御回路3のRI端子には、後段での処理が終わり転送許可状態となって、「L」レベルから「H」レベル信号が入力される。この「H」レベルの入力信号はANDゲート3jを介してC素子3aのRI端子に入力される。
【0056】
以上の動作によって自己同期型転送制御回路3のコピー動作を終了する。この自己同期型転送制御回路3は、図1に示すように、前段のC素子2aからパルス入力端子CIに1個のパルスが与えられると、パイプラインレジスタ4bにCP端子から1個のパルスを出力し、後段のC素子2cにパルス出力端子COから2個のパルスを出力することが可能となる。
【0057】
図1および図2において、プログラム処理中のデータパケットのホスト転送は、自己同期型転送制御回路3が通常転送モードであり、EXB信号が「H」レベルであり、CPY信号が「L」レベルに設定され、FEB信号が未使用とされる状態で行われる。この状態で、ホスト転送させたいデータパケットのタグ情報が処理内容決定機構4の設定レジスタ41が所有するタグフィールド41aに記憶されていて、またホスト転送情報が処理内容検出フィールド41bに予め記憶されている。
【0058】
設定レジスタ41のタグ情報とデータパケット41cが所有するタグ情報とが一致したときに、データパケット41cに対してたとえばフラグを「1」にしてホスト転送情報を与えることにより、ホスト転送を実現できる。これにより、データパケット41cは強制的に外部へ出力(ホストへ)される。また、プログラム処理中のデータパケットのコピーは、図2に示すように、コピーさせたいデータパケットのタグ情報を処理内容決定機構4中の設定レジスタ41が所有するタグフィールドに記憶させておき、コピー情報を設定レジスタ41が所有する処理内容検出フィールド41bに予め記憶しておき、これら2つのタグ情報が一致したとき、またそのデータパケット41cのコピーを行ないたい場合は次段の自己同期型転送制御回路3のCPY端子およびEXB端子の入力をともに「H」レベルにすることにより実現できる。この際、プログラムの変更は行なわないので、設定レジスタ41が所属するタグフィールド41aへの設定を変更するだけで、プログラムの処理速度および再現性に影響を与えることなく、指定したデータパケット41cの演算結果に対して処理を行なうことが可能となる。
【0059】
上述のタグ情報が一致してコピー動作を行なうと、コピー動作による1個目のパケット転送はFEB信号が「L」レベルのため、ホスト転送フラグの操作は行なわれず、データパケット41cのタグフィールド41dの情報に従って、以後通常の動作が行なわれる。
【0060】
次の2個目のパケット転送FEB信号が「H」レベルのため、ホスト転送フラグ操作回路5によりホスト転送フラグが変えられ、したがってこのデータパケットは分岐部BRNを介して強制的に外部(ホスト)へ転送されることになる。これにより、プログラムの処理速度および再現性に影響を与えることなく、中間結果の情報を引き出すことができる。
【0061】
図6はこの発明の第3の実施形態のデータ駆動型情報処理装置のブロック図であり、図7は図6に示した処理内容決定機構の具体的なブロック図である。
【0062】
図6において、図1および図2の実施形態と同様にして、演算部FPとパイプラインレジスタ3bとの間には図7に示すような処理内容決定機構7が設けられる。そして、演算部FPで演算処理された後のデータパケットに対し、そのタグフィールドに格納されているタグ情報と処理内容決定機構7に内蔵されている設定レジスタが所有するタグ情報の一致検出を常に行ない、処理内容決定機構7の第1の設定レジスタが所有する処理内容検出フィールド1をホスト転送情報を格納するホスト転送検出フィールドとし、第2の設定レジスタが所有する処理内容検出フィールド2をコピー情報を格納するコピー検出フィールドとする。
【0063】
次に、図7を参照して、処理内容決定機構7の具体的な構成について説明する。処理内容決定機構7は、第1の設定レジスタ71と第2の設定レジスタ72と第1のマスク処理部73と第2のマスク処理部74と一致検出部75と処理内容決定部76とを含む。第1のレジスタ71は処理内容検出フィールド7aとタグデータフィールド7bとを有し、前述の図3に示した設定レジスタ41に対応している。設定レジスタ72はデータパケット7eの処理内容を指定する処理内容検出フィールド7cと図4に示したタグフィールド41aに相当するタグマスクフィールド7dとを有している。データパケット7eは図4のデータパケット41cと同様にして、フラグ7fとタグフィールド7gとデータフィールド7hとを有している。フラグ7fはタグフィールド7gが所有するタグ情報によらずにそのデータパケット7eの処理内容を決定する。
【0064】
マスク処理部73,74は一致検出に必要なタグ情報のみを出力させる。そして、一致検出部75はマスク処理後の設定レジスタ71のタグデータフィールド7bが所有するタグ情報とマスク処理後のデータパケット7eのタグフィールド7gが所有するタグ情報が一致したときのみ「H」レベル信号を出力し、不一致の場合は「L」レベル信号を出力する。処理内容決定部76は一致検出部75から「H」レベル信号が出力された場合のみ設定レジスタ71の処理内容検出フィールド7aが所有する処理内容情報および設定レジスタ72の処理内容検出フィールド7cが所有する処理内容情報を検出し、検出した処理内容情報に従ってデータパケット7eに対して処理を行なう。
【0065】
設定レジスタ71および72は、前述の図3と同様にして、メモリ内容の読出や外部端子からの入力などの手段により、処理を施したいデータパケット7eのタグ情報をタグデータフィールド7bに記憶させ、一致検出に必要なタグ情報以外の情報にマスク処理を施すための情報をタグマスクフィールド7dに記憶させ、その際に行ないたい処理内容情報(たとえば、データパケットのホスト転送,コピーなど)を処理内容検出フィールド7aおよび7cに予め記憶しておく。次に、マスク処理部73,74によって、設定レジスタ71のタグデータフィールド7bが所有するタグ情報とデータパケット7eのタグフィールド7gが所有するタグ情報に対して、設定レジスタ72のタグマスクフィールド7dを用いて一致検出に必要な情報のみを抽出(たとえば、命令コードのみを抽出するなど)するためのマスク処理を行なう。
【0066】
そして、一致検出部75によってマスク処理後のデータパケット7eのタグフィールド7gが所有するタグ情報とマスク処理後の設定レジスタ71のタグデータフィールド7bが所有するタグ情報が同一であるか否かを判別する。これら2つのタグ情報が同一である場合、一致検出部75から処理内容決定部76に対して「H」レベル信号が出力され、処理内容決定部76によって設定レジスタ71の処理内容検出フィールド7aが所有する処理内容情報および設定レジスタ72の処理内容検出フィールド7cが所有する処理内容情報を検出し、検出した処理内容情報に従ってデータパケット7eに対して処理が行なわれる(たとえば、前述の図3に示したように、データパケット41cが所有するフラグ41fに情報を与えるなど)。
【0067】
このようにして、新規情報を獲得したデータパケット7e′は所有する情報に従って動作を行なう。また、これら2つのタグ情報が同一でない場合、一致検出部75から処理内容決定部76に「L」レベル信号が出力され、データパケット7eは通常の動作を行なう。
【0068】
図6に示すように、ホスト転送させたいデータパケットのタグ情報が、処理内容決定機構7の設定レジスタ71の所有するタグデータフィールド7bに予め記憶され、また一致検出に必要な情報のみを抽出するための情報が設定レジスタ72の所有するタグマスクフィールド7dに予め記憶されている。マスク処理後のデータパケット7eのタグフィールド7gが所有するタグ情報と、マスク処理後の設定レジスタ71のタグデータフィールド7bが所有するタグ情報とが一致したときに、ホスト転送情報およびコピー情報が自己同期型転送制御回路3に与えられてデータパケット7eがコピーされ、第1パケットはそのまま通常の動作を行ない、第2パケットはホスト転送される。以下、その実現方法について説明する。
【0069】
まず、マスク処理後のデータパケット7eのタグフィールド7gが所有するタグ情報とマスク処理後の設定レジスタ71のタグデータフィールド7bが所有するタグ情報が一致したときに、処理内容決定機構7から自己同期型転送制御回路3にCPY信号が送られる。自己同期型転送制御回路3はCPY端子に「H」レベル信号が入力されると、端子COからのSENDパルス信号とパケットを2個ずつ出力させる。1個目のパケットは「L」レベルのFEB信号とともに出力され、2個目のパケットは「H」レベルのFEB信号とともに出力される。このFEB信号を用いて、データパケット7eのホスト転送フラグ7fが操作され、ホスト転送情報が記憶される。すなわち、パイプラインレジスタ4aからパイプラインレジスタ4bに転送される1個目のパケットはホスト転送フラグが「L」レベルとなっているため、以後、通常動作を行ない、2個目のパケットはホスト転送フラグ7fが「H」レベルとなっているため、ホストへ転送される。
【0070】
上述のごとく構成されたこの発明の実施形態のデータ駆動型情報処理装置は、たとえば処理内容決定機構7のマスク処理部73,74によって命令コードのみを抽出するように設定することにより、プログラムを実行しながら同一命令コードを持つすべてのデータパケットをホスト転送させることが可能になるなどその用途を極めて広げることができる。
【0071】
さらに、この際にプログラムの変更を行なわないので、設定レジスタ71,72が所有するタグデータフィールド7bおよびタグマスクフィールド7dへの設定を変更するだけで、プログラムの処理速度および再現性に影響を与えることなく、指定したデータパケット7eの演算結果をホストへ転送させ、かつプログラムを続行することが可能となる。
【0072】
さらに、図6に示した実施形態は、図1の実施形態におけるタグフィールドの上方に格納されている行先ノード番号F1,世代番号F2,命令コードF3のすべての一致を検出するものをさらに発展させたものである。そして、一致検出に必要な情報のみを抽出するための情報を格納したタグマスクフィールドと、この情報に基づいてマスク処理を行なうマスク処理部を処理内容決定機構7に設置することにより、タグフィールドに格納されているF1〜F3の任意のフィールドのみの一致のデータパケットを外部に引出すことができる。たとえば、同一命令コードF3を持つデータパケット(F1,F2とは異なる)をまとめて検出して外部(ホスト)に転送できる。
【0073】
また、タグデータフィールド7bおよびタグマスクフィールド7dの設定を変えることで、任意のデータパケットをまとめて容易に抽出できるまでデバッグの自由度が増す。また、この処理ではプログラムの変更は行なわれず、コピー機能によりホストへ転送されるデータパケットとは別にタグ情報に基づいて転送されるデータパケットがあるため、プログラムの処理速度および再現性に影響を与えずに、指定した任意のデータパケットに格納された中間結果の情報を外部に引出せるとともに、プログラムを続行することが可能となる。
【0074】
上述のごとく、図1に示した実施形態においては、自己同期型転送制御回路と処理内容決定機構4により、データパケット41c内に新たに設置したホスト転送フラグ41fを操作することで、中間結果の情報を容易に得ることができる。さらに、プログラムの変更を伴わずに、設定レジスタが所有するタグフィールドの設定を変更するだけで、任意のデータパケットをデータ駆動型情報処理装置の外部(ホスト)に引出すことができる。
【0075】
また、上述のごとく、図2に示した第2の実施形態において、自己同期型転送制御回路3、処理内容決定機構4、ホスト転送フラグ操作回路5により、データパケット41c内に新たに設置したホスト転送フラグ41fを操作することで、中間結果の情報を容易に得ることができる。また、コピー機能により2つのデータパケットを作ることで、一方はデータパケット内のタグ情報に従って通常の動作を行ない、他の一方は強制的に外部(ホスト)に引出すことにより、プログラムの処理速度および再現性に影響を与えることなく、中間結果の情報を容易に引出すことができる。また、第1の実施形態と同様にして、プログラムの変更を伴わずに、設定レジスタ41が所有するタグフィールドの設定を変更するだけで、任意のデータパケットをデータ駆動型情報処理装置の外部(ホスト)に引出すことができる。
【0076】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0077】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、処理内容を決定するフラグとタグフィールドとデータフィールドとからなるデータパケットを入力し、予めレジスタに記憶されているタグフィールドとデータパケットのタグフィールドとが同一の情報を有しているか否かを判別し、その判別結果に基づいてレジスタの処理内容検出フィールドに格納される情報に従ってデータパケットに対して処理を行なうことにより、プログラムの処理速度および再現性に影響を与えることなくプログラム中の指定した中間結果をホストに転送させることが可能となり、効果的なデバッグ機能を備えたデータ駆動型情報処理装置を実現できる。
【0078】
さらに、タグ情報の一致検出の際に、マスク処理を行なって一致検出に必要な情報のみを取出すことにより、一度に複数のデータパケットの情報を得ることが可能となり、より効果的なデバッグ機能を備えたデータ駆動型情報処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態のデータ駆動型情報処理装置の概略ブロック図である。
【図2】 この発明の第2の実施形態のデータ駆動型情報処理装置のブロック図である。
【図3】 図1および図2に示した処理内容決定機構の具体的なブロック図である。
【図4】 自己同期型転送制御回路の具体的な回路図である。
【図5】 図4に示した自己同期型転送制御回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】 この発明の第3の実施形態のデータ駆動型情報処理装置のブロック図である。
【図7】 図6に示した処理内容決定機構の具体的なブロック図である。
【図8】 従来例およびこの発明の実施形態に適用されるデータパケットのフォーマットを示す図である。
【図9】 従来のハンドシェイク方式を採用したデータ伝送装置の一例を示すブロック図である。
【図10】 図9に示したC素子の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図11】 図10に示したC素子の具体的な回路図である。
【図12】 従来のデータ駆動型情報処理装置のブロック図である。
【符号の説明】
2a,2c,3a,3b,3c C素子、3 自己同期型転送制御回路、4a,4b,4c パイプラインレジスタ、4,7 処理内容決定機構、8 ホスト転送フラグ操作回路、41,71,72 レジスタ、42,75 一致検出部、43,76 処理内容決定部、73,74 マスク処理部、JNC 合流部、FC 発火制御部、FP 演算部、PS プログラム記録部、BRN 分岐部。

Claims (5)

  1. 複数のデータ伝送路が直列に接続され、それらのデータ伝送路がデータの転送要求信号およびデータの転送許可信号を互いに送受信しながらデータパケットの伝送を行うデータ駆動型情報処理装置であって、
    前記データパケットの処理内容を規定する情報を有する処理内容検出フィールドおよびタグフィールドより構成される1つのレジスタ、および
    前記データ伝送路に処理内容を決定するフラグと、タグフィールドと、データフィールドとを含むデータパケットが入力されたことに応じて、前記レジスタのタグフィールドと前記データパケットのタグフィールドが同一の情報を有しているか否かを判別し、その判別結果に基づいて、前記レジスタの処理内容検出フィールドに格納されている情報に従って前記データパケットのフラグを変更する処理を行う処理手段を備えた、データ駆動型情報処理装置。
  2. 前記処理手段は、前記レジスタの処理内容検出フィールドに格納されている情報がホスト転送情報である場合には、前記データパケットに対して次のデータ伝送路に転送する通常転送処理とは異なる外部のホストへ転送するホスト転送処理を実行することを特徴とする、請求項1に記載のデータ駆動型情報処理装置。
  3. 複数のデータ伝送路が直列に接続され、それらのデータ伝送路がデータの転送要求信号およびデータの転送許可信号を互いに送受信しながらデータパケットの伝送を行うデータ駆動型情報処理装置であって、
    前記データパケットの処理内容を規定する情報を有する処理内容検出フィールドおよびタグフィールドより構成される第1のレジスタ、
    前記データパケットの処理内容を規定する情報を有する処理内容検出フィールドおよびタグマスクフィールドより構成される第2のレジスタ、
    処理内容を決定するフラグとタグフィールドとデータフィールドとを含むデータパケットが前記データ伝送路に入力されたことに応じて、前記第1のレジスタのタグフィールドに格納されているタグデータおよび前記データパケットのタグフィールドに格納されているタグデータに、それぞれ前記第2のレジスタのタグマスクフィールドに格納されているタグマスクデータによってマスク処理し、マスク処理後の第1のレジスタのタグフィールドとマスク処理後の該データパケットのタグフィールドが同一の情報を有しているか否かを判別し、その判別結果に基づいて、前記第1のレジスタの処理内容検出フィールドおよび前記第2のレジスタの処理内容検出フィールドに格納されている情報に従って前記データパケットのフラグを変更する処理を行う処理手段を備えた、データ駆動型情報処理装置。
  4. 前記処理手段は、前記第1のレジスタの処理内容検出フィールドに格納されている情報がホスト転送情報である場合には、前記データパケットに対して次のデータ伝送路に転送する通常転送処理とは異なる外部のホストへ転送するホスト転送処理を実行することを特徴とする、請求項3に記載のデータ駆動型情報処理装置。
  5. さらに、前記処理手段から前記ホスト転送処理の実行を指し示す転送要求信号が入力された場合に、前記外部のホストへ転送するホスト転送処理と前記通常転送処理とを行うために、2個のデータパケットの生成を指示する信号を出力するとともに、生成される前記2個のデータパケットを識別するためにホスト転送処理を決定するフラグを操作する操作信号を一方のデータパケットに出力する自己同期型転送制御回路を備えたことを特徴とする、請求項2あるいは4に記載のデータ駆動型情報処理装置。
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