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JP3980640B2 - 農薬製剤の効力及び/又は耐雨性を増強する界面活性剤 - Google Patents

農薬製剤の効力及び/又は耐雨性を増強する界面活性剤 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、茎葉処理された農薬および植物成長修飾剤の効力または耐雨性を増強するための比較的低コストの農業上許容される界面活性剤の新しい使用方法よりなる。本発明は、さらに、かかる効力−または耐雨性増強界面活性剤を含有する、かかる剤、特に除草剤N−ホスホノメチルグリシンまたはその塩もしくは混合物の新しく有用な組成物よりなる。
発明の背景
茎葉処理される農薬および植物成長修飾化学物質(plantgrowth modifying chemicals)は世界的に農業、産業、リクリエーションおよび居住領域で広く使用されている。これらの化学剤は、例として、とりわけ、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤および植物栄養素を含む。かかる化学物質は、典型的には、保護し、制御し、死滅させまたは修飾すべき植物の茎葉に噴霧することによって適用されるが、ロープ−ウィック(rope-wick)のごとき他の方法も知られている。これらの剤のうちのいくつかは、付着部位における標的生物を死滅させ、制御しまたはその成長を修飾するといった接触作用を示す。他の化学物質は浸透移行的であり、植物内を付着部位から離れた作用部位まで移動する。さらに他の化学物質は接触および浸透移行作用を共に示す。
いくつかのかかる化学物質に対する共通の関心は、噴霧または他の態様の適用からまもなくして雨が降った場合に効力が低下し得ることである。この関心は、水に対して中程度ないし高い溶解度を有する化学物質でより顕著である。雨水による効力の低下の問題を克服する多くの方法が開示されてきた。かかる方法は茎葉処理された剤の「耐雨性」を増強させる目的を有すると言われている。
耐雨性を増強させる方法は、噴霧溶液への油または他の親油性物質、ポリマー、および葉に適用された製剤の広がりおよび固着を増強するといわれる他の物質の添加、ならびに種々の界面活性剤の添加を含む。耐雨性増強のために開示されてきた界面活性剤の中には、オルガノシリコーンコポリマー、例えば、Union Carbide Corporationのエトキシル化シロキサンSilwet L−77がある。かかる界面活性剤、ならびに耐雨性を増強させるのに使用される他の噴霧添加剤は、比較的高価な傾向があり、多くは他の欠点を有する。
また、耐雨性増強物質は、茎葉処理用農薬又は植物成長修飾剤の製剤中の有効成分としてそれらの剤の製造業者または供給業者によって提供され得る。
その効力が適用からまもなくの降雨に対して感受性である茎葉処理剤の例は、その一般名グリフォセートとしても知られている除草剤N−ホスホノ−メチルグリシンである。
グリフォセートは、農業雑草を含めた、非常に多数の望まない植物の存在と戦うのに有用な高度に効果的で商業的に重要な除草剤である。グリフォセートは製剤製品として一年生および多年生イネ科植物および広葉樹植物等に適用され、時間と共に葉に取り込まれて、植物体全体に移動する。
イオン形態のグリフォセートは、特に、塩として製剤された場合は、比較的高い水溶性を有し、適用直後の取り込み期間中に、グリフォセートは降雨によってまたは頭上散水もしくは潅漑によって葉から洗い流され易い。グリフォセートは土壌中では実際的には除草活性を有しないので、この効力はかかる洗い落としによってひどく低下する。
グリフォセートが降雨によりいくぶん被害を被る長さは、多くの環境および植物因子に、並びに降雨の持続期間および強さに依存するが、適用後、短くて30分または長くて12時間もしくはそれ以上であり得る。大部分の場合、適用後6時間以降の降雨は該除草剤の効能にひどくは影響しない。
通常、グリフォセートは、水溶性塩の形態で商業的組成物に製剤される。商業的に使用される塩はイソプロピルアミン塩のごときアルキルアミン塩、ナトリウム塩のごときアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびトリメチルスルホニウム塩を含む。しかしながら、酸形態のグリフォセートの製剤も使用される。典型的なグリフォセート塩の製剤は、末端使用者による適用のために単に希釈が必要なだけの水性濃厚物、および適用に先立って水に溶解させまたは分散させることが必要な水溶性または水分散性乾燥製剤、特に、粒剤を含む。液状または乾燥物を問わず、ほとんどの製剤は、1種以上の界面活性剤を含有する。製剤におけるかかる界面活性剤を含有していても、尚、多くの状況でグリフォセートの耐雨性の増強に対する要望が存在する。
前記したエトキシル化シロキサン界面活性剤SilwetL−77は、グリフォセート塩製剤のための耐雨性増強への多くの公表された研究の主題であった。その主な成分は1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチルトリシロキシサニルプロピル−オメガ−メトキシポリ(エチレンオキシド)であり、ここに、オチレンオキシド単位の平均数はほぼ7である。関連組成物の他のシロキサンも当該分野で記載されている。SilwetL−77の高コストに加えて、全てのシロキサンに共通して、多数の不利な点が記載されてきており、注目すべきは、降雨の不存在下におけるいくつかの植物種に対するグリフォセートの活性に拮抗するその傾向である。この問題に対する技術的解決はオーストラリア特許第609,628号に提供されており、ここに、噴霧溶液に添加されたグリセリンのごとき湿潤剤が該拮抗作用を克服する;しかしながら、コストは依然としてほとんどの状況において主要な障害である。
グリフォセートについてのコスト的に有効な耐雨性増強の主要な進歩は、米国特許第5,258,354号に提供されており、ここに、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールに例示されるアセチレンジオール界面活性剤が、ある種の他の界面活性剤の存在下で使用した場合にSilwetL−77と少なくとも同等の耐雨性を与えるが、降雨の不存在下で拮抗の発生はないことが示されている。かかるアセチレンジオール界面活性剤とのグリフォセートの濃厚製剤が開示されており、広範囲の条件にわたって化学的および物理的に安定である。
アセチレンジオール界面活性剤は効果的なオルガノシリコーン界面活性剤よりもかなり低コストで得ることができるが、それらは多くの適用で依然としてコスト高である。ほとんどの場合は、末端使用者は、葉に浸透する前に葉から除草剤を雨が洗い流す可能性に対して何らかの保証を欲している。末端使用者は、確実に雨が降ることを予想することはほとんどできない。かかる保証目的により、経済的に依然として低コストのアジュバントまたは製剤成分が必要とされる。オクチルフェノールおよびノニルフェノールエトキシレートのごときエトキシトル化アルキルフェノールを含めた、種々の低コスト界面活性剤が耐雨性増強を与えると時々主張された。これらは、多くの市場におけるグリフォセートのための最も広く使用された一般目的のアジュバントであり、ほとんどの使用者は、信頼できる耐雨性増強を供するとは考えていない。
E.H. Brumbaugh(農薬用のアジュバントについての第3回国際シンポジウム,ケンブリッジ、英国、1992年8月)は、APSA−80[ノノキシノール−9(ノニルフェノールの1モル当たり平均9モルのエチレンオキシドを持つノニルフェノールエトキシレート)をベースとする非イオン性界面活性剤を80%含有すると言われている製品]の添加により、極低容量の水(30.6 l/ha)中のラウンドアップ(Roundup)▲R▼除草剤として適用されたグリフォセートの耐雨性が増強されることを示した。アジュバントは噴霧溶液の0.1%ないし0.5%の範囲の濃度で使用された。耐雨性改善は全ての種に対しては明らかではなかった。
ここに、茎葉処理された農薬および植物成長修飾剤の耐雨性を増強させるための、後記にて詳細に記載する分子構造のアルコールアルコキシレート界面活性剤の新しい使用方法が提供される。
また、グリフォセートまたは1種以上のその塩、後記する分子構造のアルコールアルコキシレート界面活性剤および1種以上の他の界面活性剤を含む新しい、貯蔵安定な液状または乾燥濃厚組成物が提供され、該組成物は該アルコールアルコキシレート界面活性剤を含有しない同様の組成物と比較して増強された耐雨性を示し、かつエトキシル化シロキサンまたはアセチレンジオール界面活性剤に基づく先行技術のかなりコスト高の組成物と比較して少なくとも同等の耐雨性を示す。全てのアルコールアルコキシレート界面活性剤が所望の程度の耐雨性増強を供するのではない。本発明により使用する場合、後記する分子構造のアルコールアルコキシレートは、例えば、先行技術の第一級直鎖状アルコールアルコキシレートまたはアルキルフェノールアルコキシレートと比較して優れた耐雨性を与える。
また、グリフォセートまたは1種以上のその塩、後記定義の分子構造のアルコールアルコキシレート界面活性剤および1種以上の他の界面活性剤を含む新しい、貯蔵安定な液状または乾燥濃厚組成物が提供され、該組成物は、適用後まもなく降雨が起こるか否かに拘わらず、当該分野で知られているグリフォセート組成物と比較して、増強された除草効力を示す。
本発明の組成物におけるアルコールアルコキシレートと組み合わせて使用される界面活性剤の中には、エトキシル化第三級および第四級アルキルアミンおよびアルキルアミンオキシドがある。
10ないし20個の炭素原子の範囲の平均アルキル鎖長を有し、アミン1モル当たり平均2ないし20モルのエチレンオキシド(EO)を有するエトキシル化アルキルアミンまたはアルキルアミンオキシド界面活性剤は、グリフォセート組成物の除草活性を増強するのに効果的であることが当該分野で知られている。例えば、欧州特許第0 290 416号は、前記によって含まれる範囲内の第三級アルキルアミン界面活性剤を含有するグリフォセート組成物を開示しており、かかる組成物、特に前記した範囲の低い割合のEOレベルを持つものは高除草剤単位活性を有すると記載している。欧州特許第0 274 369号は、前記に含まれる範囲の第四級アルキルアミン界面活性剤を含有する高度に効果的なグリフォセート組成物を開示している。両方の場合、最高の性能のためには、組成物は有意量の、硫酸アンモニウムのごとき無機アンモニウム塩も含有すべきであると開示している。
米国特許第5,118,444号は、前記に含まれる範囲内のエトキシル化アルキルアミンオキシド界面活性剤を開示し、グリフォセート製剤の成分としてのそれらの有用性を示している。
硫酸アンモニウムは嵩高で、有効成分、この場合はグリフォセートの含有量を大いに減少させることによって効果的レベルで濃厚製剤に収容できるに過ぎない。グリフォセート濃厚物を製剤する当該分野における有意な進歩は、エトキシル化アルキルアミン界面活性剤を含有する組成物の効力をさらに増強させながら硫酸アンモニウムに比較してより低濃度で有効である物質を同定することで達成されるであろう。その様な物質はグリフォセート有効成分を許容されない希釈に付すことなく、濃厚製剤に配合し得るであろう。本発明は当該分野における丁度かかる進歩を提供する。
発明の概要
代表的な化学構造:
Figure 0003980640
[式中、R1およびR2は独立して直鎖または分岐鎖のC1ないし約C28アルキル、アリールまたはアルキルアリール基であり、R1およびR2における炭素原子の合計数は約7ないし約30であり、R3は水素であり、R4基は独立してC1ないしC4アルキレン基であり、mは1ないし3の正の整数であり、nは約3ないし30の平均数である]
を有するもののごときアルコールアルコキシレート界面活性剤を用いる、茎葉処理された農薬および植物成長修飾剤の効力または耐雨性を増強させる新しい方法が提供される。
また、(a)グリフォセートまたはその農業上許容される塩の1種、(b)代表的な化学構造:
Figure 0003980640
[式中、R1およびR2は独立して直鎖または分岐鎖のC1ないし約C28アルキル、アリールまたはアルキルアリール基であり、R1およびR2における炭素原子の合計数は約7ないし約30であり、R3は水素であり、R4基は独立してC1ないしC4アルキレン基である]
を有するもののごとき1種以上のアルコール界面活性剤、および(c)1種以上の他の界面活性剤を含む新しい貯蔵安定な液状または乾燥濃厚組成物が提供される。好ましい組成物において、アルコール界面活性剤の構造におけるR3は水素であって、R4はエチレンである。
本発明の組成物は、当該分野で公知の組成物よりも優れた以下の利点のうちの少なくとも1つを有する。(1)それらは、該アルコール界面活性剤を含有しない同様の組成物と比較して増強された耐雨性、およびエトキシル化シロキサンまたはアセチレンジオール界面活性剤に基づく先行技術のかなり高価な組成物と比較して少なくとも実質的に同等の耐雨性を示し得る。(2)それらは、該アルコール界面活性剤を含有しない同様の組成物と比較して、降雨の不存在下であっても、増強された除草剤効力を示し得る。
適用後まもなく雨が降るか否かに拘わらず、雑草および他の望まない植物の許容される防除を供するためのかかる組成物の使用方法も提供される。
発明の詳細な記載
最も広く使用される商業的グリフォセート組成物において、除草剤グリフォセートはそのイソプロピルアミン塩として製剤される。ほとんどの植物種の優れた制御は、通常、0.1ないし10kg/haの処理量のグリフォセート−イソプロピルアミンにより得ることができる。一般に、グリフォセート酸当量(便宜には「a.e.」と省略)により、適用されたグリフォセートの量に言及するのが好ましい。植物への適用は、グリフォセート除草剤の水溶液を噴霧することによって通常はなされる。
ほとんどの適用では、グリフォセートの効力は、界面活性剤の存在によって有意に改良される。しかしながら、全ての界面活性剤がグリフォセートの除草活性を改良するのに同等に効果的であるのではなく、いくつかの界面活性剤は効果的ではなく、あるいはグリフォセート活性を低下させたりもする。グリフォセート活性を改良する最も効果的な先行技術界面活性剤の中には、第三級および第四級アミン型を共に含めた、アルコキシル化アルキルアミン界面活性剤がある。非イオン性界面活性剤は種々異なり、グリフォセート活性を増強させるそれらの能力においてほとんど予測できない。本発明のアルコールアルコキシレートは、単一の界面活性剤として使用した場合、この点では比較的弱い。
ほとんどの商業的グリフォセート塩製剤は既に1種以上の界面活性剤、最も通常には前記した第三級または第四級アルキルアミンアルコキシレート界面活性剤を含有する。例えば、モンサント・カンパニー(Monsanto Company)のラウンドアップ▲R▼除草剤はグリフォセートのイソプロピルアミン酸の水性濃厚物製剤である。360グラムa.e./リットルの量のグリフォセートに加えて、例えばカナダ国で販売されているラウンドアヅプ除草剤は、アミン1モル当たり平均15モルのEOを有するエトキシル化タローアミンをベースとする界面活性剤を含有する。
末端使用者はより多くの界面活性剤をグリフォセートスプレイに添加することができ、ならびに、アミン類、及びエトキシル化第一級直鎖アルコール、アルキルフェノールまたは脂肪酸クラスの低コスト非イオン性界面活性剤は特にこのようにして広く使用されている。しかしながら、かかる界面活性剤の効力における広い変動のため、濃厚製剤に効果的な界面活性剤を含ませるのが一般的に好ましい。アルコールアルコキシレートは、グリフォセートと共に用いる単一の界面活性剤として使用した場合の比較的貧弱な効力に加えて、これらのアルコール界面活性剤は、適合化剤(compatibilizing agent)が存在しないと、水性濃厚物中の農業的に有用な量のグリフォセート塩で製剤することができないというさらなる欠点を有する。かかる剤は広範囲の第三級および第四級アミン界面活性剤、アルキルポリグリコシドおよび他の物質を含む。
今回、代表的な化学構造:
Figure 0003980640
[式中、R1およびR2は独立して直鎖または分岐鎖のC1ないし約C28アルキル、アリールまたはアルキルアリール基であり、R1およびR2における炭素原子の合計数は約7ないし約30であり、R3は水素であり、R4基は独立してC1ないしC4アルキレン基であり、mは1ないし3の正の整数であり、nは約3ないし30、好ましくは約7ないし約14、最も好ましくは約9ないし12の平均数である]
を有するもののごときアルコールアルコキシレート界面活性剤を用いる、茎葉処理された農薬および植物成長修飾剤の効力または耐雨性を増強させる新しい方法が提供される。R1およびR2は好ましくは合計約10ないし約20の炭素原子を持つ直鎖アルキル基であり、R3は好ましくは水素、R4は好ましくはエチレンであって、mは好ましくは1である。
また、(a)グリフォセートまたはその農業上許容される塩の1種、(b)代表的な化学構造:
Figure 0003980640
[式中、R1およびR2は独立して直鎖または分岐鎖のC1ないし約C28アルキル、アリールまたはアルキルアリール基であり、R1およびR2における炭素原子の合計数は約7ないし約30であり、R3は水素であり、R4基は独立してC1ないしC4アルキレン基であり、mは1ないし3の正の整数であり、nは約3ないし30の平均数である]
を有するもののごとき1種以上のアルコール界面活性剤、および(c)1種以上の他の界面活性剤を含む新しい貯蔵安定な液状または乾燥濃厚組成物が提供され、該組成物は該アルコール界面活性剤を含有しない同様の組成物と比較して増強された効力および/または耐雨性を示し、かつエトキシル化シロキサンまたはアセチレンジオール界面活性剤に基づく先行技術の高コスト組成物と比較して少なくとも実質的に同等の耐雨性を示す。
適用後まもなくの降雨の有無に拘わらず、雑草および他の望まない植物の許容される制御を供するためのかかる組成物の使用方法も提供される。
本発明の特別の具体例は、(a)R3が水素であり、R1およびR2が合計約10ないし約20の炭素原子を持つ直鎖アルキル基であり、R4がエチレンであり、mが1であってnが約7ないし約14、より好ましくは約9ないし約12の範囲の平均数であるアルコール界面活性剤;および(b)アミン1モル当たり平均約2ないし約20モルのエチレンオキシドを有するエトキシル化第三級または第四級アルキルアミンまたはアルキルアミンオキシド界面活性剤を含む界面活性剤組成物である。該界面活性剤組成物はグリフォセート除草剤と共に水性または乾燥濃厚物製剤に共製剤(coformulation)することができる。あるいは、該界面活性剤組成物は、適用の直前にタンク混合するするために、グリフォセート除草剤とは別に最終使用者に供することもできる。
典型的には、第二級アルコール界面活性剤の商業的調製物において、エトキシル化アルコール基は末端を除きアルキル鎖のいずれに位置させることもでき、かかる調製物は従ってアルコールの混合物である。また、アルキル鎖の長さは通常商業的調製物内で様々である。
後記する実施例において、1つのかかる調製物について「C11-15第二級アルコール9EO」と記載されている。この製品はアルキル鎖に合計約11ないし約15の炭素原子を有しおよびアルコール1モル当たり平均約9モルのエチレンオキシドを有する(n=9)。このようなC11-15第二級アルコールエトキシレートはTergitol 15−Sシリーズとしてユニオン・カーバイド・コーポレーションから商業的に入手できる。
本発明により有用であることが判明した好ましい界面活性剤の例は代表的化学構造:
Figure 0003980640
[式中、R1およびR2は合計約10ないし約20の炭素原子を持つ直鎖アルキル基であり、R3は水素であり、R4はエチレンであり、mは1であって、nは約7ないし約14の範囲の平均数である]
を有する。かかる界面活性剤はエチレンオキシドを当該分野で公知の方法に従って「ゲルベアルコール(Guerbet alcohols)」として当該分野で公知のアルコールと反応させることによって製造することができる。
茎葉処理される農薬または植物生長修飾剤の所望の耐雨性増強を得るには、本発明のアルコールアルコキシレートを噴霧溶液中で約0.05ないし約2容量パーセント、好ましくは約0.1ないし約1容量パーセントの範囲の濃度で使用することができるが、ある種の状況ではより大きいまたはより小さい濃度を用いることもできる。
グリフォセートの濃厚物製剤または即時使用的製剤(ready-to-use formulations)において、アルコールアルコキシレート界面活性剤は、通常、約1:20ないし約1:1、好ましくは約1:12ないし約1:2、最も好ましくは約1:6ないし約1:3の、グリフォセートa.e.に対する該界面活性剤の重量/重量比率にて有用には含ませる。
即時使用的製剤において、グリフォセートは、典型的には、約0.5ないし約2重量パーセントa.e.で存在させる。本発明の水性濃厚物製剤は約5ないし約40重量パーセントのグリフォセートa.e.を含有することができる。
本発明の乾燥濃厚物製剤は約10ないし約75重量パーセントのグリフォセートa.e.を含有することができる。好ましい乾燥濃厚物製剤は約40ないし約70重量パーセントのグリフォセートa.e.を含有する水溶性顆粒である。
本発明の水性または乾燥製剤で使用される好ましいグリフォセート塩は、アンモニウム、アルキルアミン、例えば、イソプロピルアミン、アルキルスルホニウム、例えば、トリメチルスルホニウム、およびアルカリ金属塩を含む。最も普通のこれらの塩は、約1:1ないし約2:1の範囲のグリフォセートアニオンに対するカチオンのモル比を有する。
長期貯蔵安定性は農薬および植物成長修飾剤の濃厚物製剤の重要な商業的属性である。グリフォセートの水性濃厚物製剤のごとき水性濃厚物製剤の場合において、製剤中の界面活性剤が他の成分から異なる相として分離しないことが特に重要である。多くのかかる水性濃厚物は、高温では相分離の傾向を示す。かかる相分離が起こる最低温度は製剤の「曇点」として知られている。ほとんどの非イオン性界面活性剤(エトキシル化アルコールが良好な例である)は、グリフォセート塩の水性濃厚物製剤のごとき高イオン強度溶液との適合性が低い。この低い適合性は低い曇点として発現され、製剤の許容されない貧弱な貯蔵安定性に導く。
本発明においては、アルコールアルコキシレートは、製剤の曇点を許容されるレベル(例えば50℃以上)まで上昇させる適合剤をさらに該製剤に含ませることによって、グリフォセート塩の水性濃厚物製剤に有用レベルで配合される。
耐雨性増強が望まれる水性および乾燥濃厚物グリフォセート製剤双方において、追加の界面活性剤(1種又はそれ以上)を、降雨の不存在下で許容される除草効力を供し且つ該アルコールアルコキシレートが所望のレベルの耐雨性増強を呈することを可能とする量で含ませるべきである。
含有させるアルコールアルコキシレート以外のかかるさらなる界面活性剤の量は、その界面活性剤の化学組成、標的植物種および環境因子に大いに依存する。しかしながら、通常、他の界面活性剤の合計に対するアルコールアルコキシレートの重量/重量比は約1:20ないし約5:1、好ましくは約1:10ないし約2:1、、最も好ましくは約1:5ないし約1:1である。
本発明のグリフォセート組成物におけるアルコールアルコキシレート以外の界面活性剤は、アルキルモノグリコシド、アルキルポリグリコシド、スクロースアルキルエステル、第二級、第三級または第四級アルキルアミンアルコキシレート、非アルコキシル化第三級または第四級アルキルアミン、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン等から選択できる。良好な結果は、例えば、ココアミン2EOおよび5EO(例えば、Ethomeen C/12およびC/15、Akzo Chemicals Inc.)、N−メチルタローアンモニウムクロリド5EO、10EOおよび15EO、N−メチルオクタデシルアンモニウムクロリド15EO(例えば、Ethoquad 18/25、Akzo Chemicals Inc.)、N−メチルココアンモニウムクロリド2EO(Ethoquad C/12Wとして水中の35%濃度で製剤、Akzo Chemicals Inc.)、N−メチルココアンモニウムクロリド15EO(例えば、Ethoquad C/25、Akzo Chemicals Inc.)、N,N−ジエチル−N−メチルアンモニウムクロリド1EO+7PO(Emcol CC−9、Witco Corporation)、N,N−ジメチルドデシルアミン(Armeen DM12D、Akzo Chemicals Inc.)、N,N,N−トリメチルココアンモニウムクロリド(Arquad C−33Wとして水中の33%濃度として製剤、Akzo Chemicals Inc.)、N,N,N−トリメチルタローアンモニウムクロリド(Arquad T−27Wとして水中27%濃度として製剤、Akzo Chemicals Inc.)、カリウムラウリルベタイン、アルキルポリグルコシド(Agrimul PG 2067およびAgrimul PG2069、Henkel Corporation)、C8-10アルキルモノグリコシド、およびスクロースココエート(Crodesta SL−40、Croda Inc.)で得ることができる。
本明細書における実施例のいくつかは、さらなる界面活性剤として、2モルのエチレンオキシドを有するN−メチルココアンモニウムクロリド(「ココアミンquat2EO」)を利用する。他の実施例はさらなる界面活性剤として5モルのエチレンオキシドを有する第三級ココアミンまたはタローアミン(「ココアミン5EO」または「タローアミン5EO」)を利用する。
グリフォセートまたはその塩、アルコールアルコキシレートおよびさらなる界面活性剤に加えて、任意の種々のさらなる成分またはアジュバントを、それらがグリフォセートの除草活性および/またはアルコールアルコキシレートの効力、すなわち耐雨性増強活性に有意に拮抗しない限りにおいて、本発明の製剤に含ませることができる。グリフォセートと他の除草剤との混合物も本発明の範囲内である。かかる他の除草剤の例はビアラフォス、グルフォシネート、2,4−D、MCPA、ジカンバ、ジフェニルエーテル系、イミダゾリノン系およびスルホニル尿素系除草剤を含む。
いくつかのグリフォセート製剤の使用方法は当業者によく知られている。本発明の水性濃厚製剤は適当な容量の水に希釈し、例えば、噴霧することによって、死滅させまたは制御すべき雑草または他の望まない植物に適用される。本発明の乾燥濃厚製剤は適当な容量の水に溶解または分散させ、同様にして適用される。
本発明を以下の実施例によって説明するがそれらに限定されるものではない。実施例の濃厚組成物を記載するにおいて、パーセントは特に断りのない限り重量基準で表す。噴霧溶液中の界面活性剤の濃度を記載するにおいて、パーセントは容量基準で表す。
実施例
シミュレート雨を伴うまたは伴わない比較除草活性を温室またはフィールドテストで測定した。温室テストでは、選択した種の種子または栄養繁殖器官を肥料を添加した土壌の10.2cm平方鉢に植えた。温度および相対湿度を以下の実施例に記載する各テストで定義した範囲内で変動させた。植物を噴霧のために所望の成長段階またはサイズ(各テストで定義)まで成長させた。処理前に鉢を均一性につき選択し、三連の鉢を各処理に割り当てた。噴霧溶液は濃厚除草剤製剤を水に希釈または溶解させることによって調製した。界面活性剤組成物の「タンクミックス」適用をテストしようとする場合、これらを所要濃度にて別の噴霧溶液に添加した。噴霧は、農業フィールド噴霧機器をシミュレートする噴霧装置で行い、約207キロパスカルの圧力で微細な噴霧をデリバリーした。植物の頭上の噴霧装置の移動速度を調整して、所望の噴霧容量(各テストにつき定義)を与えた。統計的理由により、各処理の3連の鉢の全てを一緒に噴霧した。「降雨」処理は、除草剤を噴霧してから所望の期間の後、水の粗い噴霧を植物上に反復して通過させることによって適用した。「降雨」の量および持続時間を記録した。除草剤噴霧および「降雨」処理の後、植物を温室に戻した。除草効果は、処理後に1回以上の選択した時点で肉眼観察によって評価し、未処理植物との比較によって、所定スケールで「パーセントコントロール」として記録した。このスケールで0は、目に見える効果無しを意味し、100は全ての植物の死滅を意味する。実施例において、記載されたパーセントコントロール値は三連の平均値である。
フィールドテストでは、自然に成長した、あるいは機械的に列に植えた種子から成長した植物に発芽後に適用した。三連の無作為ブロック設計を用い、試験区のサイズは局所的状況に依存させた。重複噴霧パターンを与える複数ノズルを持つ背負式噴霧器を用いて、適用の均一性を最大化した。「降雨」は水の均一なデポジッションにつきテストした頭上灌漑装置によってシミュレートした。パーセントコントロールは温室テストにつき前記したのと同様に評価した。
実施例1
以下の界面活性剤アジュバントをフィールドにおけるグリフォセートの耐雨性増強につきテストした。
先行技術の界面活性剤
1. トリトン(Triton)AG−98
2. 2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール 10EO
本発明の界面活性剤
3. C11-15第二級アルコール9EO
4. アジュバント3+ココアミンquat2EO(1:1比)
本実施例および他の実施例において、「EO」に続く数字は界面活性剤1モルあたりのエチレンオキシドの平均モル数である。
グリフォセートのイソプロピルアミン塩を界面活性剤を伴なわずに(モンサント・カンパニーによりAccord▲R▼除草剤として販売されているグリフォセート製剤)、またはタローアミンエトキシレートをベースとする界面活性剤と共に(モンサント・カンパニーによりRoundup▲R▼除草剤として販売されているグリフォセート製剤)適用した。トリトンAG−98(ユニオン・カーバイド・コーポレーション)は広く使用されている低発泡性の商業的農業用アジュバント(その80%はオクチルフェノールエトキシレートである)である。
合計11のイネ科および広葉植物を列状に植えた。
A.Panicum dichotomiflorum(オオクサキビ、PANDI)
B.Lolium sp.(一年生ライグラス、LOLSS)
C.Bromus tectorum(ウマノチャヒキ、BROTE)
D.Sorghum vulgare(穀類モロコシcv.ロックス・オレンジ(Rox Orange)、SORGR)
E.Echinochloa crus−galli var. frumentae(ヒエ、ECHCF)
F.Echinochloa crus−galli(イヌビエ、ECHCG)
G.Setaria faberi(アキノエノコログサ、SETFA)
H.Abutilon theophrasti(ベルベットリーフ、ABUTH)
I.Chenopodium album(シロザ、CHEAL)
J.Kochia scoparia(ホウキギ、KCHSC)
K.Salsola kali(ロシアンテッスル(Russianthistle)、SASKR)
全ての適用は10ガロン/エーカー(93.5 l/ha)の噴霧容量で行った。雨のない期間における変動を最小化するために、全ての試験区を15分間以内に噴霧した。15分のグリフォセート適用の時間の中央点から60分後に作動開始させた、固定スプリンクラーのアレイを用い、頭上潅漑によって降雨をシミュレートした。スプリンクラーは60分間そのままとし、少なくとも0.5インチ(12mm)の「降雨」を目標とした。実験領域全体に位置させたゲージは、デリバリーされた「雨」の現実の量は11ないし18mmであり、平均14.5mmであることを示した。
表1中のデータは、前記した「降雨」の無いまたはそれを伴う、0.25 lb a.e./エーカー(0.28kg a.e./ha)の処理量にてグリフォセートで処理した15日後(DAT)に記録したパーセント生育阻害率を示す。全ての「降雨」処理につき、アジュバントを噴霧溶液中0.25%の濃度で適用した。「降雨無し」処理では、アジュバント4を0.25%で適用したが、他のアジュバントは、操作者の誤りにより0.125%にて適用した。この誤差はこのテストから導かれるいずれの結論にも影響を与えない。
Figure 0003980640
このテストの結果は、アジュバント3(第二級アルコールエトキシレートを含有)がRoundupの有意な耐雨性増強を供することを示す。このテストの厳しい条件下で完全な耐雨性を与えることなかったが、アジュバント3の使用はそれにも拘わらずトリトンAG−98(先行技術のアジュバント1)よりも大きな耐雨性の増強を与え、かなり高コストである2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール10EO(先行技術のアジュバント2)に比較して総じて少なくとも同等の効果を有した。アジュバント4は、アジュバント3と同様の程度の耐雨性増強を与え、界面活性剤無しの製品Accordに添加した場合、界面活性剤含有製品Roundupに添加した場合と同様の「降雨」での性能を与えた。
実施例2
グリフォセートのイソプロピルアミン塩の水性濃厚物製剤を18.4%のグリフォセートa.e.濃度(約200g a.e./リットルと同等)にて調製した。全てに、7%ココアミンquat2EOおよび10.2%非イオン性界面活性剤を含有させた。非イオン性界面活性剤はいくつかの第二級アルコールエトキシレート;SilwetL−77、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール 10EO、ノニルフェノール8EO、10EOおよび12EOおよびC12-15第一級アルコール7EO、9EOおよび12EOから選択した。これらの製剤を温室テストにて耐雨性につきテストした。
テスト植物種はPanicum maximum(ギネアキビ、PANMA)であった。全てのグリフォセート製剤は20ガロン/エーカー(185 l/ha)の噴霧容量で1.5 lb a.e./エーカー(1.68kg a.e./ha)にて適用した。市販Roundup除草剤を標準として含ませた。シミュレートした雨は15分の時間にわたって6mm量で適用し、グリフォセート処理の1時間後に開始した。「降雨」有りまたは無しにてのパーセント生育阻害率についてのデータを表2に示す。
Figure 0003980640
このテストでは、雨有りでの許容される性能(>85%生育阻害)が先行技術の2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール10EO、および2つのより低コストの物質、ノニルフェノール8EOおよびC12-15第一級アルコール7EOで得られた(共に本発明の範囲外)。ノニルフェノールまたは第一級アルコールについてのEOレベルのわずかな増加でさえ製剤の耐雨性を有意に低下させ;12EOレベルでは、これらの界面活性剤タイプでは耐雨性利点は全く得られなかったことに注意すべきである。対照的に、C11-15第二級アルコール界面活性剤はEOレベルの広き範囲にわたって増強された耐雨性を与えた。テストしたC12分岐鎖第二級アルコール界面活性剤のうち、10EOの例は優れた耐雨性を与え、他方、6EOの例はこのテストで有意な耐雨性増強を与えなかった。
実施例3
グリフォセートのイソプロピルアミン塩の水性濃厚製剤を31%のグリフォセートa.e.濃度(約360g a.e./リットル)にて調製した。全てに、7.5%ココアミンquat2EOおよび8.6%非イオン性界面活性剤を含有させた。製剤は非イオン性としてC11-15第二級アルコール9EOまたはC12分岐鎖第二級アルコール10EOを含有し;比較のため、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール10EOまたはノニルフェノール8EOのごとき先行技術において耐雨性助剤として開示されている非イオン性のものを含有する他の製剤を作成した。これらの製剤を温室テストにて耐雨性につきテストした。
テスト植物種はElymus repens(カモジグサ、AGRRE)であった。全てのグリフォセート製剤は、20ガロン/エーカー(187 l/ha)の噴霧容量にて、0.75および1.5l b a.e./エーカー(0.84および1.68kg a.e./ha)の処理量で適用した。市販Roundup除草剤を標準として含ませた。シミュレート雨は15分間にわたって6mmの量で適用し、グリフォセート処理の1時間後に開始した。「降雨」の有りまたは無しでのパーセント生育阻害率についてのデータを表3に示す。
Figure 0003980640
グリフォセート低処理量では、第二級アルコールを含有する両製剤は2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール10EOを含有する先行技術の製剤よりも良好に耐雨性を与え、C11-15第二級アルコール9EOを含有する本発明の製剤は先行技術のいずれよりも良好な耐雨性を与えた。グリフォセート高処理量では、本発明の両製剤はノニルフェノール8EOを含有する先行技術の製剤よりも良好な耐雨性を与え、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール10EOを含有するかなり高価な製剤に匹敵する耐雨性を与えた。
実施例2および3を一緒に考慮すると、本発明のC11-15第二級アルコール9EOおよびC12分岐鎖第二級アルコール10EOは先行技術のノニルフェノールエトキシレートよりもそれらの耐雨性増強性能においてより良好であることは明らかである。
実施例4
以下のグリフォセート製剤をフィールドトライアルにおいてRoundup▲R▼除草剤と比較することによって除草活性および耐雨性につきテストした。
製剤A:イソプロピルアミン塩としての31%グリフォセートa.e.、7.5%ココアミンquat2EO、8.6%ノニルフェノール8EO
製剤B:イソプロピルアミン塩としての31%グリフォセートa.e.、 7.5%ココアミンquat2EO、8.6%C11-15第二級アルコール9EO
合計7のイネ科および広葉植物を列状に植えた。
L.Digitaria ciliaris(メヒシバ、DIGSP)
M.Brachiaria platyphylla(広葉シグナルグラス、BRAPP)
N.Sorghum halepense(セイバンモロコシ、SORHA)、
O.Echinochloa crus−galli(イヌビエ、ECHCG)
P.Sida spinosa(アメリカキンゴジカ、SIDSP)
Q.Echinochloa crus−galli var.frumentae(ニホンキビ、ECHCF)
R.Sesbania exaltata(hemp sesbania、SEBEX)
全ての適用は10ガロン/エーカー(93.5 l/ha)の噴霧容量で行った。雨のない期間における変動を最小化するために、全ての試験区を15分間以内で噴霧した。15分のグリフォセート適用の時間の中央点から60分後に作動開始させた、側方移動潅漑システムを用い、頭上潅漑によって降雨をシミュレートして、ほぼ0.5インチ(12mm)の「降雨」を与えた。
表4中のデータは、前記した「降雨」の無いまたはそれを伴う、0.75 lb.a.e./エーカー(0.84kg a.e./ha)の処理量にてグリフォセートで処理した21日後(DAT)に記録したパーセント生育阻害率を示す。
Figure 0003980640
実施例5−7
実施例5−7では、短期間全植物アッセイを用いて、相互に異なる濃度および割合のタローアミン5EOおよびC11-15第二級アルコール9EOまたはゲルベアルコールを含有する水性グリフォセート組成物の相対的効力を評価した。
以下の手法を実施例5−7でのテストで使用した。このテストは異なるグリフォセート組成物の相対的耐雨性の指標を与えるように設計した。等容量の均一サイズの大麦cv. Penncoの種子(20〜25個)を、4インチ平方のプラスチック製鉢中、砂/土壌/泥炭混合物(3:2:1)よりなる成長培地に撒いた。鉢を制御された環境の成長チャンバーに入れ、14時間の照明時間、各々の78°Fおよび66°Fの日中および夜間温度、および30%ないし50%の相対湿度を供した。金属ハライドランプおよびナトリウム蒸気ランプの組合せによって光を供した。最初の日の1200時に全ての鉢の底部に水を与え、その結果、成長培地が迅速に飽和した。実生の出現は第3日および第4日に起こった。第7日に、475ppmの可溶性窒素を含有するPeters20−20−20肥料を含む水を底部に与えることによって、全ての鉢に施肥した。
第8日に、植物のサイズに従って、鉢を6連ブロックに分けた。無処理対照を含む処理を、鉢当たり1処理にて、ランダムに各ブロックに割り当てた。
平均植物高さが13−15cmとなり、第2葉が丁度伸び出した第9日の0830時および0900時の間に、順次迅速に、グリフォセート組成物で処理した。276キロパスカルのTeejet 8001Eノズルを通じて187 l/haをデリバリーする較正した単一−ノズルトラックスプレイヤーを用いて組成物を適用した。処理直前に植物を成長チャンバーから取り出し、処理後直ちに同一成長チャンバーに戻した。ランダム化した完全ブロック実験設計にて鉢を空間を隔てて置いた。処理の6時間後、鉢の頂部エッジ上方20mmで切断することによって、全ての鉢における植物を刈り込んだ。これにより大麦の葉の面積のほぼ90%が除去された。実験の残りの間、毎日1回、鉢の底部に水を与えた。データ収集は第16日、処理の後第7日に行った。
各鉢における大麦再成長の平均高さは、鉢のエッジ上方20mm高さでの以前の切断から、5mm増分近くまで測定した。次いで、各鉢における全ての植物を鉢のエッジ上方20mmで切断し、合計した新鮮重量を記録した。
実施例5
本実施例におけるすべの組成物は、0.42kg a.e./haをデリバーするように計算された濃度にてイソプロピルアミン塩としてのグリフォセートを含有した。ポリオキシエチレンタローアミン5EO(T/Am5)の濃度は、以下の表から明らかなように、C11-15第二級アルコール9EO(S/A1 9)濃度とは独立して変化させた。未処理植物は175mmの平均再成長高さを有した。
Figure 0003980640
Figure 0003980640
本実験では、S/A1 9が唯一の界面活性剤である場合、テストした最低濃度(0.15%)がグリフォセート活性を増強するのに最も効果的であり、濃度がこのレベルを超えて増加するに従い性能を劣化させるわずかな傾向がある。T/Am5が唯一の界面活性剤である場合、テストした最低濃度(0.05%)はグリフォセート効力の改良をほとんどまたは全く与えなかったが、0.1%の濃度では非常に有意な改良を与えた。T/Am5濃度が0.1%を超えて増加しても、さらなる改良は観察されなかった。
T/Am濃度が0.1%以上である場合、S/A1 9の添加はこの実験ではグリフォセート効力のさらなる改良をほとんど与えなかった。しかしながら、0.05%T/Am5では、S/A1 9の添加は、S/A1 9単独の弱い性能から予測することのできなかった過大の応答を与えた。従って、この実験は、T/Am5の最適下レベルにおけるS/A1 9およびT/Am5の間の相乗作用を明らかに示す。
実施例6
低濃度のT/Am5により大きな注意を払い、かかる低濃度のT/Am5におけるT/Am5およびS/A1 9の間の相乗作用を確認するためにさらなる実験を行った。本実験におけるグリフォセート処理量も低くした(0.07、0.14および0.28kg a.e./ha)。本実施例における全ての組成物はモノイソプロピルアミン塩としてのグリフォセートを含有した。以下の表(表中の結果は、3種の全てのグリフォセート処理量での値を平均した)から明らかなように、T/Am5の濃度は、再度、S/A1 9濃度とは無関係に変化させた。無処理植物は168mmの平均再成長高さを有した。
Figure 0003980640
Figure 0003980640
先の実験(実施例5)におけるごとく、S/A1 9が唯一の界面活性剤である場合、テストした最低濃度(この場合、丁度0.031%)はグリフォセート活性を増強するのに最も効果的であり、再度、濃度がこのレベルを超えて増加するにつれて性能が劣化するわずかな傾向があった。T/Am5が唯一の界面活性剤である場合、全ての濃度、0.016%と低い濃度でさえ、グリフォセート効力の有意な改良を与えた。T/Am5濃度が0.016%を超えて増加しても、さらなる有意な改良は観察されなかった。
T/Am5へのS/A1 9の添加は、T/Am5単独で達成されるものよりもグリフォセート効力を大きく改良した。本実験では、高いS/A1 9およびT/Am5濃度の組合せを除いて、全ての組合せで改良が観察された。ほとんどの場合、T/Am5のS/A1 9への添加は、S/A1 9単独の弱い性能から予測されなかった過大の応答を与えた。従って、本実験により、S/A1 9およびT/Am5の間の相乗作用が確認される。
以下の表に示すごとく、同一合計界面活性剤濃度にて、S/A1 9およびT/Am5の1:1の組合せとS/A1 9単虫またはT/Am5単独の間で比較を行った。
Figure 0003980640
全ての場合において、新鮮重量の減少は、同一合計濃度における界面活性剤単独よりも界面活性剤の組合せでより大きかった。
実施例7
T/Am、エトキシル化ゲルベアルコール、およびこれらの界面活性剤の50/50重量%ブレンドを含有するイヒプロピルアミン塩としてのグリフォセートの水性製剤を調製した。以下の代表的化学構造を有する、種々のかかるエトキシル化ゲルベアルコールをこのタイプの製剤に含ませた。
Figure 0003980640
それらの1つの例G1では、x+yは8であって、nは平均値7.7であり、もう1つの例G2では、x+yは12であってnは平均値9.0である。この例の製剤をグリフォセートのイソプロピルアミン塩の水性溶液と組合せ、得られた溶液を水でさらに希釈して、噴霧溶液を得た。噴霧溶液を温室中の植物に噴霧して、それらの除草効果を測定した。
タローアミンとグリフォセート、ゲルベアルコール界面活性剤とグリフォセート、およびゲルベアルコール界面活性剤/タローアミンブレンドとグリフォセートを含有する組成物を、3つの異なる薬量にて大麦植物に適用した。次いで、パーセント生育阻害を、垂直成長(VG)の正味の阻害および新鮮重量(FW)の正味の阻害によって記録した。以下の結果が得られた。
Figure 0003980640
実施例8
本実験は、イソプロピルアミン塩としてのグリフォセートの増強剤としてのT/Am5と組み合わせたゲルベアルコール界面活性剤の温室での効力を測定するために行った。界面活性剤組成物は、3.33%のゲルベアルコール界面活性剤および6.66%のT/Am5を水性溶液中で合わせることによって調製した。これらの界面活性剤組成物は2種類のグリフォセート/界面活性剤の比率(2:1および4:1)でグリフォセートとタンク混合し、標準製剤および同一タンク混合比率のT/Am5+ブレンドと比較した。ゲルベアルコール界面活性剤は実施例7のG1およびG2であった。
以下の方法を実施した。ベルベットリーフおよびヒエ(ニホンキビ)を、Metro Mixおよび50%Dupoシルトローム土壌の50%混合物を含有する標準の4インチ鉢に植えた。この土壌ミツクスは予め蒸気滅菌し、1立方フィート当たり100gmの率でOsmocote(14−14−14)徐放肥料を予め施肥した。出芽のほぼ1週間後、不健康なまたは過剰な植物を除去して、除草剤適用に先立って均一なテスト鉢を得た。除草剤適用はトラックスプレイヤーを介して行った。このテストで用いた標準製剤は前記したカナダ国で市販の製品Roundup▲R▼除草剤であった。次いで、全ての鉢を暖かい補足光(ほぼ475マイクロアインシュタイン)温室に入れ、地下潅漑してテストの次続のために適当な土壌水分を保持した。
Figure 0003980640
実施例9
グリフォセートのイソプロピルアミン塩としての24パーセントのグリフォセートおよび実施例7の式のゲルベアルコール(G3)とT/Am5との混合物を含有する一連の濃厚製剤を調製した。T/Am5のG3の比率は約2:1ないし約8:1で変化させた。組成物の曇点は57℃ないし86℃の間と決定された。最高曇点はT/Am5/G3比率の最高比率で得られた。しかしながら、全ての組成物は濃厚組成物のこの態様に関する現実的な利用性の点を満足した。
本発明の例示的具体例を特に記載してきたが、種々の他の修飾は明らかであり、本発明の精神および範囲を逸脱することなく当業者が種々の他の修飾をなすことができることが理解されるであろう。

Claims (24)

  1. (a)グリフォセートもしくはその1種以上の塩またはその混合物、(b)以下の化学構造:
    Figure 0003980640
    [式中、R1およびR2は独立して直鎖または分岐鎖のC1ないしC 28 アルキル、アリールまたはアルキルアリール基であり、R1およびR2における炭素原子の合計数は7ないし30であり、R3は水素であり、R4基は独立してC1ないしC4アルキレン基であり、nは3ないし30の平均数である]
    を有する1種以上のアルコール界面活性剤、および(c)アルキルモノグリコシド、スクロースアルキルエステル、第三級および第四級アルキルアミンアルコキシレート、非アルコキシル化第三級および第四級アルキルアミン、アルキルアミンオキシドおよびアルキルベタインよりなる群から選択される1種以上の他の界面活性剤;
    を含む、貯蔵安定性で液状形態または水溶性乾燥形態の濃厚な農業上許容される水溶性組成物。
  2. 該アルコール界面活性剤の構造において、R1およびR2が共に直鎖アルキル基であって合計7ないし30の炭素原子を有し、R3が水素であって、R4基がエチレンである請求項1記載の組成物。
  3. 該アルコール界面活性剤の構造において、nが7ないし14の平均数である請求項2記載の組成物。
  4. 該アルコール界面活性剤が12ないし16炭素原子のアルキル部位を有するエトキシル化ゲルベアルコールであって、nが7ないし14の平均数である請求項1記載の組成物。
  5. 該他の界面活性剤がアミン1モル当たり2ないし10モルのエチレンオキシドを持つ第三級アルキルアミン界面活性剤よりなる請求項4記載の組成物。
  6. 該第三級アルキルアミン界面活性剤がアミン1モル当たり2ないし5モルのエチレンオキシドを持つココアミンまたはタローアミンである請求項5記載の組成物。
  7. ないし40重量パーセントの範囲グリフォセート酸当量含有量を有する水性濃厚製剤である請求項1記載の組成物。
  8. 0ないし75重量パーセントの範囲のグリフォセート酸当量含有量を有する乾燥濃厚組成物である請求項1記載の組成物。
  9. 0ないし70重量パーセントの範囲のグリフォセート酸当量含有量を有する水溶性顆粒製剤である請求項1記載の組成物。
  10. グリフォセート酸当量に対する該アルコール界面活性剤の重量比が1:20ないし1:1の範囲である請求項6記載の組成物。
  11. グリフォセート酸当量に対する該アルコール界面活性剤の重量比が1:12ないし1:2の範囲である請求項10記載の組成物。
  12. グリフォセート酸当量に対する該アルコール界面活性剤の重量比が1:6ないし1:3の範囲である請求項11記載の組成物。
  13. 該第三級アルキルアミン界面活性剤に対する該アルコール界面活性剤の重量比が1:20ないし5:1の範囲である請求項6記載の組成物。
  14. 該比率が1:10ないし2:1である請求項13記載の組成物。
  15. 該比率が1:5ないし1:1である請求項13記載の組成物。
  16. (a)グリフォセートもしくはその1種以上の塩またはその混合物、(b)以下の化学構造:
    Figure 0003980640
    [式中、R1およびR2は独立して直鎖または分岐鎖のC1ないしC 28 アルキル、アリールまたはアルキルアリール基であり、R1およびR2における炭素原子の合計数は7ないし30であり、R3は水素であり、R4基は独立してC1ないしC4アルキレン基であり、nは3ないし30の平均数である]
    を有する1種以上のアルコール界面活性剤、および(c)アルキルモノグリコシド、スクロースアルキルエステル、第三級および第四級アルキルアミンアルコキシレート、非アルコキシル化第三級および第四級アルキルアミン、アルキルアミンオキシドおよびアルキルベタインよりなる群から選択される1種以上の他の界面活性剤;および(d)水;
    を含む水性除草剤噴霧溶液。
  17. 該アルコール界面活性剤の構造において、R1およびR2が共に直鎖アルキル基であって合計7ないし30の炭素原子を有し、R3が水素であって、R4基がエチレンである請求項16記載の組成物。
  18. 該アルコール界面活性剤の構造において、nが7ないし14の平均数である請求項17記載の組成物。
  19. 該アルコール界面活性剤が12ないし16炭素原子のアルキル部位を有するエトキシル化ゲルベアルコールであって、nが7ないし14の平均数である請求項16記載の組成物。
  20. 該他の界面活性剤がアミン1モル当たり2ないし10モルのエチレンオキシドを持つ第三級アルキルアミン界面活性剤よりなる請求項16記載の組成物。
  21. 該第三級アルキルアミン界面活性剤がアミン1モル当たり2ないし5モルのエチレンオキシドを持つココアミンまたはタローアミンである請求項20記載の組成物。
  22. グリフォセート酸当量に対する該アルコール界面活性剤の重量比が1:20ないし1:1の範囲である請求項21記載の組成物。
  23. グリフォセート酸当量に対する該アルコール界面活性剤の重量比が1:12ないし1:2の範囲である請求項21記載の組成物。
  24. グリフォセート酸当量に対する該アルコール界面活性剤の重量比が1:6ないし1:3の範囲である請求項21に記載の組成物。
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