JP3975366B2 - 衣服の内ポケット構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣服の内ポケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上着の前身ごろの表側の胸元に外ポケットを、内側に内ポケットを設けることは、一般的にひろく実施されている。
【0003】
従来の上着の内ポケットは、図6に示すように、平均的な大きさの手帳や札入れ等が少し余裕をもって入る程度の大きさの内ポケットPを、前身ごろFの表布Sと裏地Rとの間に設けたものが多い。
【0004】
というのは、上着の前身ごろの内側に設けた内ポケットはその性質上、外ポケットよりも中のものが落ちにくく、またその所在を確認し易いので、手帳や名刺、札入れ等の、頻繁に出し入れされ、比較的重要なものを収容するのに適しているからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の内ポケットは前述のような大きさであるので、中に入れられるものが限られている。このため、手帳等より少し大きめだが鞄や袋等に入れるまでもないようなものを入れて持ち運ぶことは困難である。
【0006】
例えば、工事現場等、図面等の書類を頻繁に見ながら作業を行う場所においては、移動する際もこれらの書類を常に携帯する必要がある。そのため、一般的には書類を鞄や書類ケース等に入れて持ち運ぶことが多い。
【0007】
しかしながら、作業をしながら前記鞄等の中の書類を出し入れするのは手間がかかり、また、鞄等の置き場所を確保することもままならないことがあるので、不便である。そこで、これらの書類を衣服の内ポケットに入れて常に携帯することができれば、これを汚したり落としたりすることを気にせず作業ができ、見たいときにはすぐに取り出せるので、大変便利である。
【0008】
また、内ポケットの開口部は通常身ごろの内側にあり、上着の前を閉じた状態では、中にものを出し入れすることはできないが、上着の前を開けることなく出し入れすることができれば、更に便利である。
【0009】
ところが、従来の衣服の場合は、内ポケットの容量が少ないので、図面等の大きな書類等を入れるのには不適切である。また、何らかの方法で内ポケットに入れることができたとしても、中のものを取り出す度に上衣の前を開けなければならず、面倒である。
【0010】
この発明の目的は、書類等の、手帳等より少し大きめだが鞄や袋等に入れるまでもないようなものを入れることができる内ポケット付上着を提供することである。
【0011】
また、この発明の目的は、上衣の前を開けることなく中のものを出し入れすることのできる内ポケット付上着を提供することである。
【0012】
【課題を解決する手段】
この発明は、上着の前身ごろの内側に、該前身ごろの胸部から腹部にかけて収納部を有する内ポケットを設け、該内ポケットの身体に面する側の所要箇所に開口部を設けることにより、上記の課題を解決するものである。
【0013】
またこの発明は、前身ごろの表側の外ポケットの上部に、前記内ポケットに通ずる開口部を設けることにより、上記の課題を解決するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1に示すように、上着の前身ごろ5の内側に、該前身ごろ5の胸部から裾部近傍にかけて内ポケット1を設ける。図1では、内ポケット1を身ごろとは別布で作製しているが、裏地を有する上着にあっては、内ポケット1を表布と裏地の間に設けてもよい。
【0016】
この内ポケット1の深さは、少なくともB5判、好ましくはA4判の用紙の縦方向の長さ以上の大きさを有することが好ましい。このような大きさにすることで、従来の外ポケットや内ポケットに入り切らなかった大きさのものを収容することができる。特に、書類等を幾重にも折畳まずに収容することができる。
【0017】
次に、前記内ポケットの身体に面する側6に内側開口部2を設ける。この内側開口部2の位置は、図1のように、内ポケット1の上端部と下端部との間に設ける。
【0018】
上端部3と下端部4との間に内側開口部2を設ける場合は、図4に示すように、内側開口部2を形成する上下の布a,bが一部重なるようにしておけば、中のものが落ちるおそれはほとんどない。しかし、この重なりあった部分をボタン7で閉じるようにすると、より安全に収容することができる。また、図5に示すように、前記内側開口部2をファスナー8で閉じるようにしてもよい。
【0019】
なお、内側開口部2を閉止する手段は、前記ボタン7及びファスナー8のほかに、面ファスナーやスナップボタン等の、衣服に通常使用される閉止手段を用いても差し支えない。
【0020】
更に、上着の前身ごろ5の表側9に前記内ポケット1に通ずる外側開口部10を設け、該外側開口部10から前記内ポケット1の中にものを出し入れできるようにする。この場合、外側開口部10は、開口のままにしておいてもよいが、上記と同様、ファスナーやボタン等で閉じるようにすれば、なお好ましい。
【0021】
なお、図示しないが、上記の外側開口部10も、内側開口部1と同様に、前記内ポケット1上のどの位置に設けてもよいが、図1〜図3に示すように、内ポケットの上端部3側に設けると、縦長の書類等を出し入れするのに便利である。また、図2に示すように、一般的ないわゆる胸ポケット11を該外側開口部10の下側に併せて設けることができ、更に便利である。
【0022】
以上、この発明の内ポケット構造を上着に設ける場合について説明したが、上着に限らず、いわゆるつなぎのような、上衣と下衣が一体になった衣服に設けてもよい。
【0023】
【発明の効果】
この発明によると、手帳や札入れ等よりも大きなものを上着の内ポケットに入れて携帯することができるので、例えば書類等を頻繁に見ながら作業を行う場所においても、鞄等に入れることなくこれらの書類等を内ポケットに入れて手軽に持ち運ぶことができる。そのため、書類等を見たいときにはすぐに取り出すことができ、不要のときは、これを汚したり落としたりすることを気にせず作業をすることができる。
【0024】
また、内ポケットの内側開口部は、通常身ごろ頃の内側にあり、上着の前を閉じた状態では、中のものを出し入れすることができないが、この発明によれば、上着の前を開けることなく中のものを取り出すことができる。
すなわち、大きな内ポケットに入れてたものも、内側開口部が設けられているので、該内側開口部より容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す一部省略平面図である。
【図2】この発明の実施例を示す平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面の一部拡大図である。
【図4】この発明の他の実施例の一部を示す平面図である。
【図5】この発明の更に他の実施例の一部を示す平面図である。
【図6】従来の技術を示す一部省略平面図である。
【符号の説明】
1 内ポケット
2 内側開口部
3 上端部
4 下端部
5 前身ごろ
10 外側開口部
Claims (1)
- 上着の前身ごろの内側に、該前身ごろの胸部から腹部にかけてB5判若しくはA4判の用紙の縦長形状の大きさの収納部を有する内ポケットを設け、該内ポケットの身体に面する側の上端部と下端部との間に内側開口部を設けるとともに、前記前身ごろの表側の外ポケットの上部に、前記内ポケットに通ずる開口部を設けたことを特徴とする衣服の内ポケット構造。
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JP20035896A JP3975366B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 衣服の内ポケット構造 |
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JP20035896A JP3975366B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 衣服の内ポケット構造 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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Families Citing this family (2)
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-
1996
- 1996-07-30 JP JP20035896A patent/JP3975366B2/ja not_active Expired - Fee Related
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