JP3974484B2 - 物品搬送装置及びそれを備えた物品梱包装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複数の物品を袋詰めもしくは箱詰めする梱包装置等に採用される物品搬送装置、及び該搬送装置を備えた物品梱包装置に関し、物品搬送技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ポテトチップスなどの食品は袋詰めされたのち、搬送装置によって搬送されて、梱包ステーションで大きな包装袋に袋詰めされ或いは段ボール箱などに箱詰めされる。
【0003】
ところで、近年、このような物品搬送技術の分野においては、高速処理化により生産性を向上させようとする傾向にある。これを実現するような搬送装置としては、図12に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
この搬送装置Aは、矢印で示す物品X…Xの搬送方向と平行に無端状の4つのチェーンB1,B1,B2,B2を並列に配設し、第1チェーンB1,B1と第2チェーンB2,B2とをそれぞれ図示しない駆動手段によって独立して駆動するように構成すると共に、第1チェーンB1,B1と第2チェーンB2,B2とに、複数の仕切り部材C…Cが所定の間隔を置いて立設されて各仕切り部材C…C間に物品X…Xを保持する物品保持部材Dをそれぞれ一対ずつ設けた構成とされている。
【0005】
そして、例えば、第1チェーンB1,B1によって搬送される一方の物品保持部材D11が、図例上左方の受入位置Eで前記搬送装置Aと搬送方向を同じくする上流側の搬入コンベア(図示せず)から所定個数の物品X…Xを受け入れている間に、他方の物品保持部材D12が、物品X…Xの排出を終了して受入位置Eに向かって搬送され、また、先に所定個数の物品X…Xを受け入れた第2チェーンB2,B2側の一方の物品保持部材D21が排出位置Fで停止して、プッシャ部材(図示せず)により保持している物品X…Xが梱包装置側へ一斉に排出されている間に、他方の物品保持部材D22が受入位置Eに向かって搬送されるようになっており、このようにして、第1、第2チェーンB1,B1,B2,B2に設けられた合計4つの物品保持部材D…Dが受入位置Eと排出位置Fとの間を移動し、物品X…Xの受け入れ、搬送、及び排出を効率よく行うようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−6910号公報(第4−8頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の搬送装置においては、高速処理化を図るため、物品保持部材は物品の受け入れ或いは排出が完了すると高速で受入位置から排出位置方向或いは排出位置から受入位置方向へ移動することにより、別なる物品保持部材を速やかに受入位置或いは排出位置に迎え入れ可能に構成されているが、その場合、以下のような問題が生じることがある。
【0008】
すなわち、特に受入位置で物品保持部材の各仕切り部材が下方から上方へ旋回する途中のほぼ水平状態となったときに、搬送装置の搬送方向と直交する方向から物品が搬入されるような構成の場合、受け入れを完了した物品保持部材が排出位置方向へ受け入れ期間中よりも高速で移動を開始すると、一群の物品のうち最後に水平状態の仕切り部材上に搬入された物品は、高速で移動を開始したときに作用する遠心力に抗しきれずに、仕切り部材から飛び出ることがある。その結果、下流側の梱包ステーションで袋詰め或いは箱詰めされた最終製品に、欠品の不具合が生じることになる。また、物品保持部材が物品の受け入れ期間中、各仕切り部材が順次ほぼ水平状態で一旦停止し、その間にこの仕切り部材上に物品が搬入される都度間欠移動するように搬送装置が駆動されている場合には、微速で連続して移動する場合に比較して前記遠心力の影響は大きく、問題は一層顕在化する。
【0009】
前記問題の解消策として、所定個数の物品の受け入れ完了後、当該物品保持部材を緩やかに移動させることが考えられるが、このことは後続する物品保持部材が受入位置へ速やかに到達するのを邪魔することになるので、高速処理化の妨げになる。特に、上流側の装置から略一定間隔で物品が供給されている場合には、この方法は採用し難いものとなる。
【0010】
また、物品を斜め姿勢で搬送可能な搬入コンベアを用い、仕切り部材が斜め上向きの傾斜姿勢の状態のときに該搬入コンベアで物品を搬入することによって、遠心力に対抗する方向の力(この場合、物品に作用する重力の反遠心力方向成分)を導入する方法が考えられるが、このことは搬送装置への搬入手段を限定することになって汎用性に欠ける。しかも、このような搬入コンベアによって特に軽量の物品が搬入される場合において、物品を安定的に斜め姿勢で搬送するためのガイド手段が用いられると、このガイド手段と物品との間の摩擦によって、搬入コンベアの走行速度と物品の移動速度とが同期しなくなり、搬入コンベアから搬送装置への物品の受け渡しが的確に行われなくなるという問題が生じることがある。
【0011】
さらに、受入位置近傍に、例えば搬入された物品の上方を覆うように飛び出し防止のための規制部材を設けることが考えられるが、その場合には、部品点数増となってコスト高騰を招くと共に、搬送対象の物品の寸法が制約されたり、或いは物品替えの都度この部材の調整が必要となる等の問題が生じるようになる。
【0012】
そこで、本発明は、以上の現状に鑑み、高速処理化と受入位置における物品の飛び出し防止とが両立可能な物品搬送装置、及びそれを備えた物品梱包装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0014】
まず、請求項1に記載の発明は、物品を搬入する搬入手段と、搬送面に対して直立する複数枚の仕切り部材によって複数の物品保持空間が画成された物品保持部材が備えられ、所定の経路に沿って循環し、上流端部の受入位置で前記搬入手段から各保持空間に順次搬入された所定個数の物品を一群として下流側の排出位置に所定の搬送速度で搬送する搬送手段と、該搬送手段の駆動を制御する駆動制御手段とを有する物品搬送装置において、前記物品保持部材は、前記受入位置で搬送方向と直交する方向から物品を受け入れ、前記駆動制御手段が、前記物品保持部材が前記受入位置で各保持空間に前記搬入手段から物品を受け入れる期間中は、各仕切り部材が下方から上方へ旋回する途中のほぼ水平状態となったときにその上に物品が搬入されるように前記搬送手段を駆動し、且つ所定個数の物品の最後の物品が保持空間に搬入されたときには、ほぼ水平状態で物品を受け入れた仕切り部材が所定の斜め上向きの傾斜姿勢となるまでは前記所定速度より低速で前記搬送手段を駆動し、前記所定の斜め上向きの傾斜姿勢となったのちに前記所定搬送速度で下流側へ移動するように、該搬送手段を駆動することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、ほぼ水平状態で最後の物品を受け入れた仕切り部材が所定の傾斜姿勢の状態となったのちに、物品保持部材は所定搬送速度つまり受け入れ期間中の速度より高速で移動するので、高速処理化が維持されながら、前記旋回時に物品に作用する遠心力に対抗する方向の力(前述のように、物品に作用する重力の反遠心力方向成分)の導入によって物品保持部材からの物品の飛び出しが防止される。したがって、このような物品搬送装置の下流側に袋詰めや箱詰め等の梱包装置が配置されている場合、欠品による不良製品の発生が未然に防止される。そして、物品保持手段が搬送方向と直交する方向から物品を受け入れる場合には、高速で移動を開始したときに一群の物品のうちで水平状態の仕切り部材上に最後に搬入された物品に対する遠心力の影響が顕在化することになるが、遠心力に対抗する方向の力を導入可能な本発明は飛び出し防止に効果的である。
【0016】
また、飛び出しを規制するための部材等を必要としないので、いたずらにコストの高騰を招くことはない。しかも、仕切り部材はほぼ水平状態のときに物品を受け入れるので、搬入手段には物品を横姿勢で搬送する一般的な形式のものが用いられ、もって汎用性のある物品搬送装置が実現される。もちろん、軽量の物品であっても安定的に搬入され、物品の受け渡しが的確に行われるのはいうまでもない。
【0018】
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の物品搬送装置において、前記駆動制御手段が、所定個数の物品の最後の物品が物品保持空間に搬入されたときに、ほぼ水平状態で物品を受け入れた仕切り部材が所定の斜め上向きの傾斜姿勢となった状態で前記搬送手段を一旦停止させ、その後、前記所定搬送速度で下流側へ移動するように、該搬送手段を駆動することを特徴とする。
【0019】
この発明は前記請求項1に記載の発明において、最後の物品が物品保持空間に搬入されたときの搬送手段の駆動方法をさらに具体化したもので、これにより高速処理化と物品の飛び出し防止とが容易かつ効果的に両立することになる。
【0020】
そして、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の物品搬送装置において、同一の循環経路を移動する前記物品保持部材を複数備え、物品保持空間の個数と搬入された物品の個数とが等しい場合において、前記駆動制御手段が、所定個数の物品の最後の物品が物品保持空間に搬入されたときに、物品を受け入れた仕切り部材が水平状態から少なくとも隣接する仕切り部材間の間隔以上移動して所定の斜め上向きの傾斜姿勢となった状態で一旦停止するように、該搬送手段を駆動することを特徴とする。
【0021】
さらなる高速処理化のため、同一循環経路上に複数の物品保持部材を備えることがある。そのような場合、この発明によれば、先行して物品を受け入れる物品保持部材において最後の物品を受け入れた仕切り部材は、当該物品保持部材の直後の位置に後続することになる別なる物品保持部材の受入位置への速やかな到達を邪魔することのない距離だけ受け入れ時の水平状態から移動したのち、前記先行する物品保持部材は排出位置へ高速で移動する。したがって、この場合の初期の目的であるさらなる高速処理化が図られた上で、飛び出し問題が解消される。なお、所定の傾斜姿勢とは、この傾斜姿勢の状態から高速で旋回して移動しても物品の飛び出しが生じなく、かつ、先行する物品保持部材が後続する別なる物品保持部材に干渉することのない姿勢である。
【0024】
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれかに記載の物品搬送装置において、前記仕切り部材の直立時の高さを、物品の前記搬送手段による搬送時における高さより低くしたことを特徴とする。
【0025】
下流側の排出位置に例えば櫛歯状のプッシャ部材を仕切り部材に干渉することなく垂直及び水平移動させることによって物品保持部材の保持空間から一群の物品を排出する排出機構が設けられている場合において、仕切り部材の高さが物品の高さより低いと垂直移動ストロークが小さくて済むことから、プッシャ部材の移動エネルギの低減及び移動時間の短縮が可能となり、かつ、排出機構の大型化が阻止されることになるが、一方、仕切り部材の高さが物品の高さより高い場合に比較して仕切り部材と物品との間の摩擦が小さいことも相俟って、高速で移動を開始したときに遠心力によって物品は飛び出し易くなる。そのような場合にも、遠心力に対抗する方向の力を導入可能な本発明は飛び出し防止に効果的である。
【0026】
さらに、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4のいずれかに記載の物品搬送装置において、前記駆動制御手段が、前記物品保持部材が前記搬入手段から物品を受け入れる期間中は間欠移動するように、前記搬送手段を駆動することを特徴とする。
【0027】
物品を受け入れる期間中、当該物品保持部材を間欠移動させることにより、物品保持部材が微速で連続して移動する場合に比較して、搬入手段からの物品の受け入れがより確実となるが、一方、高速で移動を開始したときに一群の物品のうちで最後に搬入された物品に対する遠心力の影響は顕在化することになる。そのような場合にも、遠心力に対抗する方向の力を導入可能な本発明は飛び出し防止に効果的である。
【0028】
そして、請求項6に記載の発明は、所定個数の物品を袋または箱に詰め込んで梱包する物品梱包装置において、前記請求項1から請求項5のいずれかに記載の物品搬送装置と、該物品搬送装置における搬送手段の下流部に設けられて、一群の物品をそれらの姿勢を保持した状態で前記袋または箱に詰め込む物品詰め込み手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、前記物品搬送装置の作用が梱包装置として実現され、袋詰め或いは箱詰めされた最終製品における欠品の不具合が未然に防止されるので、該梱包装置の生産性の低下が回避されることになる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る袋詰め商品生産ラインについて説明する。なお、以下の記載において、「前、後」とあるのは、それぞれ物品の搬送方向の下流側、上流側を、また、「左、右」とあるのは、それぞれ搬送方向の左側、右側を意味する。
【0031】
図1に示す袋詰め商品生産ライン1は大袋Yの中に複数の小袋X…Xを詰めた商品Zを生産する。小袋Xは例えばポテトチップス等のスナック菓子を充填したものである。本実施の形態では、最終製品Zは6個×2列に整列した計12個の小袋X…Xが大袋Yに袋詰めされたものである。そして、生産ライン1は主たる構成要素として包装機10、シールチェッカ20、搬送装置30及び袋詰め装置40を含む。
【0032】
包装機10は周知の縦ピロー包装機であって、図外の計量装置で所定重量に計量された被包装物を小袋Xに充填して該小袋Xをコンベア11上に縦シール部を上に向けた姿勢で排出する。排出された小袋Xはコンベア11で矢印a方向に搬送されながらシールチェッカ20を通過する間にシールの良否が検査される。シールチェッカ20を通過した小袋Xは矢印bで示すように搬入コンベア31を経由して搬送装置30に1個づつ順に供給される。搬送装置30は供給された横姿勢の小袋Xを搬送部32で縦姿勢に起こし、12個1組で袋詰め装置40の正面まで矢印cで示すように搬送する。搬送装置30には、該搬送装置30や下流側の袋詰め装置40の突然の稼働停止等の理由により、小袋Xを搬送部32に与えずに矢印dで示すように機外に一時的に貯留させるための貯留部33が設けられている。
【0033】
袋詰め装置40の正面に搬送された小袋群X…Xは、6個ずつ2回に分けて矢印eで示すように導入部41に押し出され、集合部42で列方向に寄せられ、次の1組と共に2列に整列される。空の大袋Yがストック部44から袋詰部43に運びこまれ、大袋Yの口が開けられて、6個2列に整列した小袋X…Xが矢印fで示すように大袋Yの中に挿入される。その後、大袋Yは口がシールされ、最終製品Zとなって口を上に向けた立姿勢で排出コンベア45,46により矢印g,hで示すように搬送されて次行程に運び出される。
【0034】
搬送装置30の構成について説明すると、図2〜図4に示すように、まず搬入コンベア31は平ベルトタイプのもので、その搬送方向bが搬送部32の搬送方向cと直交する向きで該搬送部32の上流端部つまり小袋Xの受入位置Eに連結するように配置されている。また、搬送面を跨いで立設された前後のフレーム部材51,52に、それぞれ左右一対のガイド部材53,54,55,56が取り付けられており、横姿勢で搬送される小袋Xはこれらのガイド部材53〜56によって位置決めされて搬送部32に供給されるようになっている。そして、前方右方のガイド部材54の外側面には、噴射口が扁平な形状とされたエアノズル57が配置されている。このエアノズル57は図示しないエア源に接続されており、前方やや左方に向けてエアを噴射するようになっている。
【0035】
また、搬入コンベア31の上流端及び下流端近傍に、小袋Xを検知する第1及び第2光電センサ58a,58bがそれぞれ配設されている。
【0036】
搬送部32は、搬送装置30の本体ケース30a内に回転自在に軸支された前後一対のシャフト61,62を備えている。前方のシャフト61の所定位置に4個のスプロケット63a〜63dが、後方のシャフト62の所定位置に同様に4個のスプロケット64a〜64dが組み付けられている。そして、対向配置された前後のスプロケット63a〜63d,64a〜64d間にそれぞれ1条の無端状チェーン65a〜65dが巻き掛けられている。
【0037】
本体フレーム30a内の前方寄りと後方寄りとにモータ66,67が配設されており、これらの駆動力がタイミングベルト68,69を介してそれぞれ前記シャフト61,62に伝達される。この場合、モータ66の駆動力はスプロケット63a,63dに伝達されてチェーン65a,65dが、モータ67の駆動力はスプロケット64b,64cに伝達されてチェーン65b,65cが一斉に走行可能に構成されている。
【0038】
一方の一対のチェーン65b,65c間及び他方の一対のチェーン65a,65d間には、一群の小袋X…Xを保持する図例上前方側の第1物品保持部材70と後方側の第2物品保持部材71とがそれぞれ連結されている。各物品保持部材70,71は、それぞれ12個の小袋X…Xを所定の姿勢つまりこの場合には縦姿勢で保持可能に構成されている。
【0039】
第1及び第2物品保持部材70,71は同様な構成とされているので、便宜上一例として第1物品保持部材70について詳しく説明すると、図2、図5、及び図6に示すように、この第1物品保持部材70は13個の側面視L字状の仕切り部材72…72を有し、隣接する仕切り部材72,72間当たり1個の小袋Xを保持する物品保持空間が画成されている。各仕切り部材72は仕切り面72aと底面72bとを有し、該底面72bと一対のチェーン65b,65cにそれぞれ固定された取付部材73,73及び左右に配置されたスペーサ74,74とのねじ止めにより、チェーン65b,65cに着脱可能に支持されている。この場合、仕切り面72aの直立時の高さは搬送時の小袋Xの高さより低い構成とされている。なお、図5において図示しない第2物品保持部材71の各仕切り部材72は、鎖線で示すようにチェーン65a,65dに着脱可能に支持されている。
【0040】
そして、各チェーン65a〜65dの上側走行部と下側走行部とを安定的に案内する搬送方向cに長いガイド部材(下側走行部側は図示せず)75…75が設けられている(図5及び図6参照)。なお、前出の図3及び図4では、これらのガイド部材75…75の図示を省略している。
【0041】
さらに、受入位置E近傍の搬送部32の上方は、開閉自在なカバー76で覆われている(図2参照)。
【0042】
図2及び図3に示すように、搬送装置30の下流の排出位置F近傍には、一群の小袋X…Xをそれらの姿勢を保持した状態で矢印eで示すように該搬送装置30から袋詰め装置40に排出する排出部81が設けられている。この排出部81は本体フレーム30a上に立設されたフレーム部材82に支持されており、シリンダ等でなる周知の水平移動機構83及び垂直移動機構84、並びに垂直移動機構84の下端部に取り付けられた櫛歯状のプッシャ部材85等で構成されている。本実施の形態では、前述のように1回当たり6個の小袋X…Xがプッシャ部材85によって排出され、各物品保持部材70,71によって搬送された一群つまり12個の小袋X…Xは2回の排出動作によって排出が完了するようになっている。
【0043】
そして、図3、図4、及び図7に示すように、搬送部32の上流端部を挟んで搬入コンベア31の反対側に、貯留部33が設けられている。この貯留部33は平ベルトコンベアタイプのもので、その搬送方向iが搬送部32の搬送方向cと平行する向きで配置されており、図例のものは搬送面上に最大4個の小袋X…Xが横姿勢で貯留可能とされている。そして、この貯留部33には、搬送部32を通過した小袋Xを受け止めると共に、シリンダ91で矢印d方向に進退駆動されて貯留された小袋X…Xを横姿勢を保持したまま1個ずつ搬送部32の受入位置Eに戻すプッシャ部材92が設けられている。
【0044】
また、搬送部32の上流端部の小袋Xの搬入側と反対側の側部すなわち搬送部32と貯留部33との間に、搬入コンベア31から矢印bで示すように図例上第2物品保持部材71の仕切り部材72上に供給された小袋Xを受け止めるストッパ部材93が、実線で示す受け止め位置と鎖線で示す退避位置とに移動可能に設けられている。すなわち、本体フレーム30aに取り付けられたブラケット94に支持されたシリンダ95の概ね上下方向に進退するロッド95aの先端に、該ロッド95aの進退に伴って支軸96を中心に矢印j方向に回動する前記ストッパ部材93が固定されている。
【0045】
さらに、第2光電センサ58bの若干前方の位置に、図示しない駆動手段によって実線で示す位置と太い鎖線で示す位置との間を上下動し、上動したときには貯留部33から搬送部32に戻される小袋Xを受け止める一方、下動したときには矢印b方向から小袋Xを搬送部32へ搬入させるシャッタ部材97が設けられている(図7参照)。
【0046】
この袋詰め商品生産ライン1の制御システムを図8に示す。該制御システムには、生産ライン1を総括的に制御すると共に小袋Xの種類ごとの初期設定や各種の制御パラメータ等を記憶しているコントロールユニット100が備えられている。そして、このコントロールユニット100は、包装機10、シールチェッカ20、搬入コンベア31、搬送部32、貯留部33、排出部81、袋詰め装置40、プッシャ部材92、ストッパ部材93、シャッタ部材97等に制御信号を出力してこれらの駆動を制御すると共に、第1及び第2光電センサ58a,58bからの検知信号を入力する。
【0047】
次に、袋詰め商品生産ライン1の動作について説明する。
【0048】
まず、基本動作から説明すると、包装機10からシールチェッカ20を経由した小袋Xが搬送装置30の搬入コンベア31から搬送部32に1個ずつ横姿勢で搬入される。
【0049】
そして、例えば受入位置Eを移動する第2物品保持部材71に小袋Xが搬入されるとすると、その場合、この第2物品保持部材71は、該保持部材71に備えられた各仕切り部材72…72の仕切り面72a…72aが順次一旦ほぼ水平状態となるように、該保持部材71を支持する一対のチェーン65a,65dの間欠走行によって1ピッチずつつまり隣接する仕切り部材72,72間の間隔ずつ移動する。そして、各仕切り面72a…72aがほぼ水平状態となったときに搬入コンベア31から小袋Xが当該仕切り面72a上に搬入されるように、例えば第2光電センサ58bによる小袋Xの検知信号に基いてチェーン65a,65dの走行は制御される。また、通常であればシャッタ部材97は下動位置にあると共にストッパ部材93は受け止め位置にあるから、搬入された小袋Xはストッパ部材93によって仕切り面72a上で確実に受け止められ、隣接する仕切り部材72,72間の保持空間に良好に保持される。
【0050】
次いでチェーン65a,65dは1ピッチ走行したのち停止し、そのときほぼ水平状態となった仕切り面72a上に次の小袋Xが搬入される。こうして12個の小袋X…Xが第2物品保持部材71に保持されるまで、前記動作が繰り返される。なお、搬入された小袋Xはチェーン65a,65dの走行に伴って横姿勢から縦姿勢とされ、排出位置Fに到達するまで縦姿勢は保持される。
【0051】
また、12個の小袋X…Xを保持した図例上前方側の第1物品保持部材70が排出位置Fに停止している。排出部81の2回の排出動作で保持した小袋X…Xが全て袋詰め装置40側に排出された第1物品保持部材70は受入位置Eに向かって高速で移動する一方、所定の12個の小袋X…Xが搬入された第2物品保持部材71はこれらの小袋X…Xを縦姿勢に保持した状態で排出位置Fに向かって高速で移動する。そして、受入位置Eに到達した第1物品保持部材70には搬入コンベア31から小袋X…Xが搬入される一方、排出位置Fに停止した第2物品保持部材71からは全ての小袋X…Xが排出部81によって袋詰め装置40に排出される。このような動作を間断なく実行させることにより、小袋X…Xの高速処理化が実現されることになる。
【0052】
そして、何らかの理由によって搬送部32や下流側の袋詰め装置40の稼働が停止した場合、貯留部33は以下のように動作する。
【0053】
すなわち、例えばコントロールユニット100にストッパ部材93に対する退避要求信号が入力されると、該ストッパ部材93は受け止め位置から退避位置に移動されると共にエアノズル57からエアが噴射されて、第2物品保持部材71の仕切り部材72上に供給された小袋Xはさらに前方の貯留部33へ速やかに送り出される。
【0054】
一方、例えば第1及び第2光電センサ58a,58bに基き、搬入コンベア31上を搬送中の前後の小袋X,X間の間隔が所定間隔以上となる機会が生じたとき等には、この機を利用して、シャッタ部材97を上動させた上で、プッシャ部材92を進出させることによって、貯留部33の小袋Xを確実に搬送部32の第2物品保持部材71つまり仕切り部材72上へ戻すことができる。戻された小袋Xは、搬入コンベア31から搬入された小袋Xと同様に処理され、下流側の袋詰め装置40に供給される。
【0055】
こうすることにより、搬送部32や下流側の袋詰め装置40の稼働が停止した場合でも、上流側の包装機10等を停止させなくても、当該搬送装置30上等で小袋X…Xが溢れるという事態が回避されることになり、ひいては処理ライン1の生産性の低下が回避されるようになる。
【0056】
そして、本実施の形態に係る搬送部32の場合、搬入コンベア31からの小袋Xの受け入れに際し、図9〜図11に示すような特徴的な動作をする。なお、一例としてこれまでの説明と異なり、受入位置Eにおいて、第1物品保持部材70が先行し、第2物品保持部材71がそれに後続している場合について説明する。また、より具体的に説明するため、各物品保持部材70,71の仕切り部材72…72及び搬入コンベア31で搬入される小袋X…Xに、前後関係を明確にする添え字を適宜付している。
【0057】
まず、図9に示すように、図例上右方の受入位置Eにおける所定の12個の小袋X1〜X12の受け入れ期間中、第1物品保持部材70の各仕切り部材72A0〜72A12が、矢印c′で示すように下方から上方へ旋回する途中で符号Jで示すようにほぼ水平状態となって一旦停止し、そのときに搬入コンベア31から小袋X1〜X12が1個ずつ搬入されるように、一対のチェーン65b,65cに連結されて1ピッチずつ間欠移動している。なお、第1物品保持部材70は、全体としては矢印cで示す方向へ向かって移動している。
【0058】
そして、図例では、第1物品保持部材70において隣接する仕切り部材72,72によって画成された物品保持空間には、すでに11個の小袋X1〜X11が保持されており、今、ほぼ水平状態となった最後尾の仕切り部材72A12上に、第1物品保持部材70に保持されるべき最後の小袋X12が搬入されている。
【0059】
一方、第1物品保持部材70の背後には、各仕切り部材72B0〜72B12が一対のチェーン65a,65dに連結されて全ての物品保持空間が空の第2物品保持部材71が取り付くように配置されていると共に、第1物品保持部材70の移動に合わせて1ピッチずつ間欠移動している。この場合、第2物品保持部材71の先頭の仕切り部材72B0が、第1物品保持部材70の最後尾の仕切り部材72A12に対して略1ピッチ離間して移動するように、第2物品保持部材71は駆動される。なお、仕切り部材72A12と仕切り部材72B0とが隣接するとはいえ、この場合、両仕切り部材72A12,72B0は物品保持空間を画成しない。
【0060】
次に、第1物品保持部材70の仕切り部材72A12に12個の小袋X1〜X12のうちの最後の小袋X12が搬入されると、該仕切り部材72A12は2ピッチを若干上回って移動して、斜め上向きの傾斜姿勢の状態で一旦ほぼ停止する。その後、該仕切り部材72A12は、図10に示すように、他の仕切り部材(前方側の仕切り部材72A0,72A1は図示せず)72A0〜72A11と一体に高速で矢印c方向に移動する。
【0061】
一方、前記仕切り部材72A12が水平状態から移動を開始すると、第2物品保持部材71は、それまでの1ピッチでなく2ピッチ移動し、その結果、該第2物品保持部材71の先頭から2番目の仕切り部材72B1は水平状態となって停止することとなり、この仕切り部材72B1上に12個の小袋X1〜X12のうちの最初の小袋X1が搬入される。
【0062】
このような第1及び第2物品保持部材70,71の動作を改めて図11を用いて説明すると、符号Kで示す受け入れ期間中に最後の小袋X12を受け入れた第1物品保持部材70は、符号Lで示すように2ピッチを若干上回って移動して傾斜姿勢の状態で一旦ほぼ停止したのち、符号Mで示すように所定の高速で下流側へ移動し、そして符号Nで示すように排出位置Fで停止する。この停止期間中に、保持空間に保持された12個の小袋X1〜X12が排出部81によって袋詰め装置40側に排出されると、第1物品保持部材70は、符号Oで示すように所定の高速で受入位置Eへ移動する。
【0063】
一方、小袋X1〜X12を受け入れ中の第1物品保持部材70に後続する第2物品保持部材71は、符号Pで示すように前記第1物品保持部材70の移動に合わせて1ピッチずつ移動し、第1物品保持部材70が最後の小袋X12を受け入れて受入位置Eを離脱すると、第2物品保持部材71は符号Qで示すように2ピッチ移動して、先頭から2番目の仕切り部材72B1がまず水平状態となって一旦停止して最初の小袋X1を受け入れる。その後は、これまでの第1物品保持部材70に代わって第2物品保持部材71が、符号Rで示すように受入位置Eを1ピッチずつ移動しながら順次水平状態となった仕切り部材72B2〜72B12上に搬入コンベア31からの小袋X2〜X12を受け入れる。
【0064】
その場合、第2光電センサ58bによって搬送コンベア31上を概ね一定間隔で搬送される小袋X1〜X12が検知されると、所定時間Tの経過を待って第1及び第2物品保持部材70,71は1ピッチずつ間欠移動するようになっている。つまり、小袋X1〜X12の検知後、該小袋X1〜X12が所定の仕切り部材72A1〜72A12,72B1〜72B12上へ確実に搬入されてから、第1及び第2物品保持部材70,71が1ピッチずつ移動することにより、各仕切り部材72A1〜72A12,72B1〜72B12が順次次回の小袋X1〜X12の受け入れに待機するようになっている。
【0065】
こうすることにより、第1及び第2物品保持部材70,71が互いに干渉することはなく、第1物品保持部材70は12個の小袋X1〜X12の受け入れが完了すると速やかに受入位置Eを離脱する一方、第2物品保持部材71は速やかに受入位置Eに到達し、つまり仕切り部材72B1は速やかに符号Jで示す水平状態となり、搬入コンベア31によって概ね一定間隔で搬入される小袋X1〜X12を的確に受け入れることができるようになる。
【0066】
そして、最後の小袋X12を受け入れた第1物品保持部材70の仕切り部材72A12が所定の傾斜姿勢の状態で一旦ほぼ停止したのち、所定の高速で下流側へ移動するので、前記小袋X12に作用する重力の反遠心力方向成分が導入されることになり、該仕切り部材72A12が矢印c′で示すように下方から上方へ旋回するとき小袋X12の飛び出しが防止される。しかも、所定の傾斜姿勢の状態で一旦ほぼ停止したのちは仕切り部材72A12は高速で移動するので、高速処理化が維持される。したがって、このように構成された搬送装置30を備えた袋詰め装置40では、高速処理化が維持されると共に最終製品Zにおける欠品の不具合が未然に防止される。
【0067】
また、本実施の形態のように、搬入コンベア31と搬送部32との搬送方向b,cが互いに直交する場合、小袋X…Xの受入時に受入位置Eを各物品保持部材70,71が間欠移動する場合、或いは各仕切り部材72の直立時の高さが搬送中の小袋Xの高さより低い場合等には、最後の小袋Xに作用する遠心力の影響は一般に顕著であって、該小袋Xは仕切り部材72から飛び出し易くなるが、物品保持部材70,71を前述のように移動させることによって、飛び出し問題は解消される。
【0068】
なお、前記実施の形態では、仕切り部材72が水平状態で最後の小袋Xを受け入れると、該仕切り部材72は所定の傾斜姿勢の状態まで移動して一旦ほぼ停止していたが、水平状態から傾斜姿勢の状態までの間を低速で移動し、その後、高速で下流側に移動するようにしてもよい。この場合、水平状態から高速で移動する場合に比較して小袋Xに作用する遠心力は小さくなり、かつ、反遠心力方向の力が導入されるので、物品保持部材70,71が受け入れた最後の小袋Xの飛び出しは防止される。
【0069】
また、前記実施の形態では、第1物品保持部材70の最後尾の仕切り部材72A12と第2物品保持部材71の先頭の仕切り部材72B0とは、受入位置E付近では略1ピッチ離間して移動するようになっていたが、後者の仕切り部材72B0を前者の仕切り部材72A12に隣接するように、さらには重なり合うように配置してもよい。つまり、仕切り部材72B0が仕切り部材72A12を追い越したり或いは仕切り部材72A12と接触しない限り、この仕切り部材72B 0を前記仕切り部材72A12に近接して配置することができる。こうすることにより、先頭から2番目の仕切り部材72B1を水平状態とするのに前述のように2ピッチ移動する必要がなく、例えば1ピッチ移動すればよくなって、さらなる高速処理化が図られる。
【0070】
また、前記実施の形態では、各物品保持部材70,71の先頭の仕切り部材72A0,72B0の形状は他の仕切り部材72A1〜72A12,72B1〜72B12の形状と同様にL字状とされていたが、これに限定される必要はなく、それぞれ直後方に配置された仕切り部材72A1,72B1との間に物品保持空間を安定して画成するものであればよく、例えば平板状であってもよい。
【0071】
そして、前記実施の形態では、搬送部32は2つの物品保持部材70,71を有していたが、さらに高速処理化を図る場合には、物品保持部材を例えば4つに増加することができる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一群の物品を所定の姿勢で下流側の排出位置へ搬送する場合に、高速処理化と受入位置における物品の飛び出し防止とが両立可能な物品搬送装置、及びそれを備えた袋詰め或いは箱詰め等の梱包装置が提供される。本発明は、梱包商品生産ラインなどの物品搬送技術の分野に広く好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る袋詰め商品生産ラインの概略平面図である。
【図2】 搬送装置の側面図である。
【図3】 同じく平面図である。
【図4】 同じく受入位置近傍の要部拡大平面図である。
【図5】 図2のG−G線による要部拡大矢視図である。
【図6】 図5のH−H線による矢視図である。
【図7】 図4のI−I線による拡大矢視図である。
【図8】 袋詰め商品生産ラインの制御システム図である。
【図9】 受入位置における第1及び第2物品保持部材の動作を説明するための概略側面図である。
【図10】 同じく概略側面図である。
【図11】 第1及び第2物品保持部材の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図12】 従来の搬送装置の概略側面図である。
【符号の説明】
30 搬送装置(物品搬送装置)
31 搬入コンベア(搬入手段)
32 搬送部(搬送手段)
40 袋詰め装置(物品梱包装置)
70,71 物品保持部材(物品保持手段)
72 仕切り部材
81 排出部(物品詰め込み手段)
100 コントロールユニット(駆動制御手段)
X 小袋(物品)
Claims (6)
- 物品を搬入する搬入手段と、
搬送面に対して直立する複数枚の仕切り部材によって複数の物品保持空間が画成された物品保持部材が備えられ、所定の経路に沿って循環し、上流端部の受入位置で前記搬入手段から各保持空間に順次搬入された所定個数の物品を一群として下流側の排出位置に所定の搬送速度で搬送する搬送手段と、
該搬送手段の駆動を制御する駆動制御手段とを有する物品搬送装置であって、
前記物品保持部材は、前記受入位置で搬送方向と直交する方向から物品を受け入れ、
前記駆動制御手段は、前記物品保持部材が前記受入位置で各保持空間に前記搬入手段から物品を受け入れる期間中は、各仕切り部材が下方から上方へ旋回する途中のほぼ水平状態となったときにその上に物品が搬入されるように前記搬送手段を駆動し、且つ所定個数の物品の最後の物品が保持空間に搬入されたときには、ほぼ水平状態で物品を受け入れた仕切り部材が所定の斜め上向きの傾斜姿勢となるまでは前記所定速度より低速で前記搬送手段を駆動し、前記所定の斜め上向きの傾斜姿勢となったのちに前記所定搬送速度で下流側へ移動するように、該搬送手段を駆動することを特徴とする物品搬送装置。 - 前記駆動制御手段は、所定個数の物品の最後の物品が物品保持空間に搬入されたときに、ほぼ水平状態で物品を受け入れた仕切り部材が所定の斜め上向きの傾斜姿勢となった状態で前記搬送手段を一旦停止させ、その後、前記所定搬送速度で下流側へ移動するように、該搬送手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載の物品搬送装置。
- 同一の循環経路を移動する前記物品保持部材が複数備えられており、
物品保持空間の個数と搬入された物品の個数とが等しい場合において、
前記駆動制御手段は、所定個数の物品の最後の物品が物品保持空間に搬入されたときに、物品を受け入れた仕切り部材が水平状態から少なくとも隣接する仕切り部材間の間隔以上移動して所定の斜め上向きの傾斜姿勢となった状態で一旦停止するように、前記搬送手段を駆動することを特徴とする請求項2に記載の物品搬送装置。 - 前記仕切り部材の直立時の高さは、物品の前記搬送手段による搬送時における高さより低いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の物品搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記物品保持部材が前記搬入手段から物品を受け入れる期間中は間欠移動するように、前記搬送手段を駆動することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の物品搬送装置。
- 所定個数の物品を袋または箱に詰め込んで梱包する物品梱包装置であって、
請求項1から請求項5のいずれかに記載の物品搬送装置と、
該物品搬送装置における搬送手段の下流部に設けられて、一群の物品をそれらの姿勢を保持した状態で前記袋または箱に詰め込む物品詰め込み手段とが備えられていることを特徴とする物品梱包装置。
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