JP3974020B2 - 遊技機島の紙幣両替機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の遊技機を列設して成る遊技機島の端部に設けられ、前記各遊技機間にある遊技媒体貸機に挿入されて遊技機島内の紙幣搬送装置により搬送された低額紙幣を受入口より受け入れて、該低額紙幣を高額紙幣の両替用に貯留する紙幣両替機に関するものであり、特に2つの搬送路や切替ゲートを設けることなく低額紙幣を2つの貯留部に振り分けることができ、シワが生じたり折れ曲がった低額紙幣でも確実に集積することができる紙幣両替機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技場で利用されている紙幣両替機としては、パチンコ機を列設して成る遊技機島において、各パチンコ機間にある玉貸機に挿入された低額紙幣(千円札)を、高額紙幣(一万円札、五千円札)の両替に用いる、いわゆるリサイクル両替機が普及している。
【0003】
この種のリサイクル両替機は、一般的に遊技機島の端部に設けられており、玉貸機に挿入され、その後遊技機島内の紙幣搬送装置により搬送された低額紙幣を受入口で受け入れ、両替機内部の搬送路により貯留部まで低額紙幣を搬送する構成となっている。
【0004】
ここで例えば特許文献1には、貯留部を2つに分け、第1貯留部により払い出し用の低額紙幣を貯留し、第2貯留部により低額紙幣を予備的に貯留し、これら第1貯留部と第2貯留部に低額紙幣を振り分けて貯留するために、内部に分岐された搬送路と第2搬送路とを設け、この分岐点に切替ゲートを設ける技術が記載されている。
【0005】
前記特許文献1に記載の技術によれば、第1貯留部において紙幣が満杯のときあるいは故障が発生した場合に、低額紙幣の搬送先を切替ゲートによって第1貯留部から第2貯留部に切り替え、第2搬送路を介して第2貯留部に低額紙幣を搬送することで、収納の一時停止を生じさせないように構成している。また、第2貯留部では、水平方向に投入された紙幣が自然落下により平置き状態で順次積層するようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特許2964714号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の技術では、搬送路と同等の第2搬送路を設ける必要があるので、搬送機構が嵩張るとともに装置全体の構成が複雑かつ大型になるという問題があった。また、切替ゲートにおいて紙幣詰まりが発生しやすいという問題があった。
【0008】
さらに、シワが生じたり折れ曲がった古い低額紙幣が、元々の貯留量が少なくあくまで予備である第2貯留部に搬送された場合、低額紙幣を第2貯留部内に自然落下に任せて投入しているため、第2貯留部内で低額紙幣が起立した状態になり、デッドスペースが生じることが多い。したがって、低額紙幣を、小容量の第2貯留部内で順次整然と集積させることは困難であった。
【0009】
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、第2搬送路や切替ゲートを設けることなく、低額紙幣を2つの貯留部に振り分ける構成をなるべく簡易かつコンパクトにすることができるとともに、シワが生じたり折れ曲がった古い低額紙幣でも第2貯留部内に確実に集積することができる紙幣両替機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
[1]複数の遊技機(10)を列設して成る遊技機島(1)の端部に設けられ、前記各遊技機(10)間にある遊技媒体貸機(20)に挿入されて遊技機島(1)内の紙幣搬送装置(30)により搬送された低額紙幣を受入口(52)より受け入れて、該低額紙幣を高額紙幣の両替用に貯留する紙幣両替機(50,50A)において、
該紙幣両替機(50,50A)は、低額紙幣を貯留する第1貯留部(53)と、
前記受入口(52)の近辺に配置されて、前記第1貯留部(53)とは別に低額紙幣を貯留する第2貯留部(54)と、
前記受入口(52)から前記第1貯留部(53)まで低額紙幣を搬送する搬送路(55)と、
前記第1貯留部(53)に貯留される低額紙幣の一定量を検出する一定量検出手段(61)と、
該一定量検出手段(61)によって前記一定量が検出されたことを条件として、前記遊技機島(1)における搬送中の姿勢のまま、前記受入口(52)から排出された低額紙幣の一方の紙幣を該紙幣と対向する前記第2貯留部(54)へ強制的に取り込む貯留部取込手段(56)と、
前記紙幣両替機(50,50A)の動作を集中管理する制御部(100)を有し、
前記一定量検出手段(61)による前記貯留部取込手段(56)による第2貯留部(54)への強制的取込の際、前記制御部(100)は前記搬送路(55)における低額紙幣の搬送を停止する停止制御を含む、
ことを特徴とする紙幣両替機(50,50A)。
【0012】
[2]前記第2貯留部(54)を、第1収納室(54a)と第2収納室(54b)とに区分けし、
前記第1収納室(54a)に貯留される低額紙幣の所定量を検出する所定量検出手段(62)と、
前記所定量検出手段(62)によって前記所定量が検出されたことを条件として、前記第1収納室(54a)から前記第2収納室(54b)に低額紙幣を取り込む収納室取込手段(57)と、
を備えたことを特徴とする[1]記載の紙幣両替機(50,50A)。
【0013】
前記本発明は次のように作用する。
[1]記載の紙幣両替機(50,50A)によれば、受入口(52)に受け入れられた低額紙幣は、搬送路(55)によって第1貯留部(53)まで搬送され、第1貯留部(53)に貯留される低額紙幣の一定量、例えば満杯量が一定量検出手段(61)によって検出されると、かかる検出を条件として、貯留部取込手段(56)が、受入口(52)から第2貯留部(54)に低額紙幣をその紙幣面と対向する方向に強制的に取り込む。
【0014】
ここで第2貯留部(54)は受入口(52)の近辺に配置されており、これらの近接距離間に貯留部取込手段(56)を設ければよく、前記搬送路(55)と同等の別の搬送路を、受入口(52)と第2貯留部(54)との間に架け渡すように設ける必要がないので、低額紙幣を2つの貯留部に振り分ける構成をなるべく簡易化かつコンパクトにすることができる。
【0015】
また、低額紙幣を前記第1貯留部(53)と前記第2貯留部(54)とに振り分けるために、従来技術にあるような切替ゲートを設けなくても済むので、かかる切替ゲートにおける紙幣詰まりの問題も解消することができる。
【0016】
さらに、第1貯留部(53)に貯留される低額紙幣の一定量、例えば満杯量が一定量検出手段(61)によって検出されることを条件として、貯留部取込手段(56)が受入口(52)から第2貯留部(54)に低額紙幣を取り込むので、第1貯留部(53)を主として低額紙幣を貯留でき、該第1貯留部(53)に不具合が生じた場合の予備として第2貯留部(54)を有効に活用することができる。
【0017】
しかも、貯留部取込手段(56)は、受入口(52)から第2貯留部(54)に低額紙幣をその紙幣と対向する方向に強制的に取り込むので、シワが生じたり折れ曲がった古い低額紙幣でも、第2貯留部(54)内に確実に取り込んで集積させることができる。したがって、第2貯留部(54)内に無駄なスペースが生じたり、第2貯留部(54)内で低額紙幣が詰まって払い出しに支障を来す虞もない。
さらに、第2貯留部(54)への強制的取り込の際、制御部は搬送路中の低額紙幣の搬送を停止制御するので、第2貯留部(54)に低額紙幣の取り込みが極めてスムーズに行なわれる。
【0020】
[2]記載の紙幣両替機(50,50A)によれば、第2貯留部(54)を第1収納室(54a)と第2収納室(54b)とに区分けし、第1収納室(54a)に貯留される低額紙幣が、所定量検出手段(62)によって所定量検出されたことを条件として、収納室取込手段(57)が第1収納室(54a)から第2収納室(54b)に低額紙幣を取り込む。
【0021】
このように第2貯留部(54)を第1収納室(54a)と第2収納室(54b)とに分けて、第1収納室(54a)に貯留される低額紙幣を所定量、すなわち例えば少量のうちに、収納室取込手段(57)によって第2収納室(54b)に収納することにより、貯留部取込手段(56)によって受入口(52)から第2貯留部(54)に低額紙幣を強制的に取り込む際の負荷を軽減することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明を代表する各種の実施の形態を説明する。
図1および図2は、本発明の第1実施の形態を示している。
本実施の形態に係る紙幣両替機50は、複数の遊技機であるパチンコ機10を列設して成る遊技機島1の端部に設けられ、各パチンコ機10間にある遊技媒体貸機である玉貸機20に挿入されて遊技機島1内の紙幣搬送装置30により搬送された低額紙幣を受入口52より受け入れて、該低額紙幣を高額紙幣の両替用に貯留する装置である。この種のパチンコ機10は、玉貸機20に利用された低額紙幣を両替機で再利用する観点より、一般にはリサイクル両替機と称されている。
【0023】
図2に示すように、遊技機島1は、その骨組みとなる支持枠2の中段付近に、複数のパチンコ機10を背中合わせの2列に列設して成る。パチンコ機10は、そのハンドル12を回転操作することにより、遊技盤11上にパチンコ玉を発射して、該発射された打玉の落下過程で各種役物への入賞を競い楽しむ遊技機である。ただし、遊技機はパチンコ機に限定されるものではなく、遊技媒体としてメダルやコインを用いるスロットマシン等でもよい。
【0024】
遊技機島1における各パチンコ機10間には、遊技媒体であるパチンコ玉を貸し出す玉貸機20が介装されている。玉貸機20は、紙幣投入口21から挿入された低額紙幣、あるいは硬貨投入口22から挿入された硬貨の金額に応じて、その金額に相当する個数のパチンコ玉を貸し出す装置であり、各パチンコ機10に対して対を成すように配されている。なお、低額紙幣には千円札が該当し、玉貸機20では低額紙幣のみが扱えるようになっており、五千円札や一万円札は、紙幣両替機50によって千円札に両替された上で、玉貸機20での利用に供される。
【0025】
遊技機1内で背中合わせのパチンコ機10の上部背面間には、島長手方向に沿って略水平に延びる紙幣搬送装置30が配設されている。紙幣搬送装置30は、前記玉貸機20に挿入された紙幣を、島長手方向に延びるハウジング内で等間隔に軸支されたローラに掛け渡された一対のベルト間に挟持した状態で島端まで搬送する装置である。紙幣搬送装置30の終端部が、紙幣両替機50の筐体51の背面部に開設された受入口52に連通接続されている。なお、背中合わせのパチンコ機10の下部背面間には、島長手方向に沿って略水平に延びる硬貨搬送装置40も配設されている。
【0026】
本発明の根幹を成す紙幣両替機50は、その筐体51の内部に図1に示すように、第1貯留部53と、第2貯留部54と、搬送路55と、貯留部取込手段56と、収納室取込手段57と、一定量検出手段61と、所定量検出手段62と、制御部100とを少なくとも備えている。
【0027】
第1貯留部53は、低額紙幣の長辺を先頭にして該紙幣面を上方に向けた姿勢で送り込まれる低額紙幣を、先に搬送される低額紙幣の上に順次重ねるように積層させて貯留する箱状のものである。第1貯留部53の底部には、貯留した低額紙幣を払い出すための払出口53aが開設されている。
【0028】
第2貯留部54は、前記受入口52の近辺、詳しくは受入口52の終端部を側方より臨む位置に配置されており、受入口52を通過し終えた低額紙幣を、その長辺が上方を向き略垂直に立ったままの姿勢で、その紙幣面と対向する方向(すなわち紙幣面に対して略垂直となる横方向)に後述の貯留部取込手段56により強制的に取り込むものである。第2貯留部54内では、順次取り込まれた低額紙幣がその長辺を上方に向けて略垂直に立ったままの姿勢で横方向に重なるように積層される。
【0029】
詳しく言えば、第2貯留部54の箱状の内部は、その開口部に近い第1収納室54aと、この奥に連通した第2収納室54bとに区分けされている。第1収納室54aと第2収納室54bとの境には、内壁面より所定幅だけ内側に突出し、横方向に積層される低額紙幣の端縁に係合するストッパ片54cが設けられている。
【0030】
第1収納室54a内では、その開口部からストッパ片54cの前側にて低額紙幣が横方向に積層され、この第1収納室54a内の低額紙幣は、後述の収納室取込手段57の稼動により紙幣面と対向する方向へ押圧されることで、ストッパ片54cを乗り越えるように変形しつつ、第2収納室54bに取り込まれるようになっている。
【0031】
第2収納室54b内には、前記第1収納室54aから取り込まれた低額紙幣を前記ストッパ片54cに対して押圧する巻きバネと押し板から成る付勢部54dが設けられており、かかる付勢部54dの押圧力により、第2収納室54b内の低額紙幣は、ストッパ片54cの後側に当接した状態に保持されるようになっている。
【0032】
紙幣両替機50では、遊技者の両替操作に基づき、該紙幣両替機50に挿入された高額紙幣(五千円札または一万円札)が、同額に相当する枚数の低額紙幣(千円札)に両替されて、第1貯留部53に貯留されている分が払出口53aから払い出されるように構成されている。ここで第1貯留部53が貯留の主となり低額紙幣をより多く収納し、第2貯留部54は第1貯留部53の予備として活用される。
【0033】
搬送路55は、前記受入口52から前記第1貯留部53まで低額紙幣を搬送するものであり、その始端部は前記受入口52に挿入された低額紙幣を受け入れ可能な位置を臨むように配され、低額紙幣を排出する終端部は、前記第1貯留部53まで延ばされ、該第1貯留部53の上部に連通接続されている。前述したように、搬送路55の終端部より低額紙幣は、その長辺を先頭にして紙幣面を上方に向けた姿勢で第1貯留部53内に送り込まれて自然落下し、第1貯留部53の底部上に順次積層する。また、第1貯留部53の払出口53aより両替操作に応じて払い出される。
【0034】
詳しく言えば搬送路55は、その全長に亘って所定間隔おきに軸支された各ローラ55a間に掛け渡された一対の挟持ベルト間に形成されるものであり、ローラ55aおよび挟持ベルトを回転させる駆動モータ55bによって搬送路55は稼動する。ここで駆動モータ55bの回転数の設定により、搬送路55の搬送速度は任意に調整することができるようになっている。
【0035】
貯留部取込手段56は、後述の一定量検出手段61により前記第1貯留部53内で低額紙幣が満杯であることが検出されたことを条件として、前記受入口52から前記第2貯留部54に低額紙幣をその紙面と対向する方向に強制的に取り込むものである。貯留部取込手段56は、前記受入口52から第2貯留部54の開口部までの連通路を備えたハウジング56aと、その一端側にて受入口52を間にして第2貯留部54の開口部と対向する位置に配置された押圧部56bとから成る。
【0036】
押圧部56bは、前記受入口52を通過し終えた低額紙幣の紙幣面に対して略垂直となる横方向に伸縮自在で押圧可能なものであり、具体的には例えば、ソレノイドのプランジャの先端に押し板を取り付けて成る。かかる押圧部56bは、前記受入口52を通過し終えた低額紙幣を、その紙幣面と対向する方向に押圧して、第2貯留部54の第1収納室54a内に押し込む位置まで延出可能(図1中で矢印▲1▼)に構成されている。
【0037】
また、本実施の形態では貯留部取込手段56が、収納室取込手段57も兼ねるように構成されている。収納室取込手段57は、後述の所定量検出手段62により前記第1収納室54a内で低額紙幣が所定量あることが検出されたことを条件として、前記第1収納室54aから第2収納室54bに低額紙幣を取り込むものである。
【0038】
このような収納室取込手段57を兼ねる前記貯留部取込手段56は、その押圧部56bが、第1収納室54a内に収納された低額紙幣を、その紙幣面と対向する方向に押圧して、前記ストッパ片54cを乗り越えさせつつ前記付勢部54dの付勢力にも抗して、第2収納室54b内に押し込む位置までさらに延出可能(図1中で矢印▲2▼)に設定されている。
【0039】
貯留部取込手段56(収納室取込手段57)は、信号線を介して後述の制御部100に接続されており、かかる制御部100によって所定のタイミングで駆動するように制御される。なお、本実施の形態では貯留部取込手段56が、収納室取込手段57も兼ねるように構成したが、収納室取込手段57を貯留部取込手段56とは別にして、貯留部取込手段56と同等の構成を、貯留部取込手段56に対して互いに干渉しないように配置させるようにしてもよい。また、本実施の形態では、貯留部取込手段56(収納室取込手段57)を主にソレノイドを用いて構成したが、他に例えば、紙幣を挟持して移動させることができる挟持機構等を用いて構成してもよい。
【0040】
一定量検出手段61は、第1貯留部53内における低額紙幣の貯留量が限界量である満杯(一定量)に達した際に、その旨を検出するものである。一定量検出手段61は、具体的には例えば、第1貯留部53の底部より上方に順次積層する低額紙幣の最上段が、第1貯留部53内の上部で予め設定された深さ位置に到達したことを検出可能な接点、フォトセンサ等の近接センサ、磁気センサ、あるいは紙幣の重量を検出する圧力センサ等により構成されるものである。
【0041】
具体的には例えば、一定量検出手段61を近接センサや磁気センサで構成した場合には、第1貯留部53の上部より低額紙幣が自然落下する際には断続的にONとなる一方、当該位置まで低額紙幣が積層蓄積されると継続してONとなり、かかるON状態が例えば2秒以上継続した際に、後述する制御部100で、第1貯留部53内の低額紙幣の貯留量が当該センサのある深さ位置に相当する満杯(一定量)に達したことが検出されるように設定するとよい。また、一定量検出手段61を圧力センサとすれば、簡易に構成することができる。一定量検出手段61も、信号線を介して後述の制御部100に接続されている。
【0042】
所定量検出手段62は、前記第2貯留部54のうち第1収納室54aに貯留される低額紙幣の所定量を検出するものである。かかる所定量検出手段62は、第1収納室54aの開口部より側方に順次積層する低額紙幣の最奥端が、第1収納室54a内で予め設定された奥行位置に到達したことを検出可能な接点、フォトセンサ等の近接センサ、あるいは磁気センサ、あるいは紙幣の重量を検出する圧力センサ等により構成されるものである。
【0043】
所定量検出手段62は、具体的には例えば、一定量検出手段61と同様に近接センサや磁気センサで構成した場合、その位置まで低額紙幣が積層蓄積されると継続してONとなり、かかるON信号を入力する制御部100で、第1収納室54a内の低額紙幣の貯留量が当該センサのある奥行位置に相当する所定量として検出されるように設定するとよい。また、所定量検出手段62を圧力センサとすれば、簡易に構成することができる。
【0044】
制御部100は、例えばマイクロコンピュータより構成される。ここでマイクロコンピュータは、紙幣両替機50の動作を集中管理するものであり、インターフェース,CPU,RAM,ROM等から構成され、制御部100は主としてCPUの機能として実現され、かかる機能はROMにプログラムされている。また、一定量検出手段61や所定量検出手段62がそれぞれ検出すべき具体的な量は、適宜変更して設定することができるものであり、フロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体に書き換え可能に記憶されるようになっている。制御部100には、それぞれ信号線を介して、一定量検出手段61、所定量検出手段62、それに収納室取込手段57も兼ねる貯留部取込手段56が接続されている。
【0045】
制御部100は、一定量検出手段61によって第1貯留部53の貯留量が満杯に相当すると検出された場合に、前記受入口52に低額紙幣が受け入れられる度に貯留部取込手段56を駆動し、前記受入口52から前記第2貯留部54に低額紙幣をその紙面と対向する方向に強制的に取り込むように制御するものである。
【0046】
また、制御部100は、前記所定量検出手段62によって前記第1収納室54aの貯留量が所定量に相当すると検出された場合に、貯留部取込手段56が兼用する収納室取込手段57を駆動し、前記第1収納室54aから前記第2収納室54bに低額紙幣をその紙幣面と対向する方向に強制的に取り込むように制御するものでもある。
【0047】
次に前記紙幣両替機50の作用を説明する。
図2において、遊技機島1の各玉貸機20に挿入された低額紙幣は、遊技機島1内の紙幣搬送装置30によって島端にある紙幣両替機50の受入口52まで搬送される。受入口52に受け入れられた低額紙幣は、第1貯留部53の容量に余裕がある通常時には、搬送路55の始端部から取り込まれ、そのまま搬送路55によって第1貯留部53まで搬送される。
【0048】
図1に示すように第1貯留部53において、搬送路55の終端部より低額紙幣は紙幣面を上方に向けた姿勢で送り込まれて自然落下し、第1貯留部53の底部上に順次積層する。かかる第1貯留部53内における低額紙幣の貯留量は相当多くなるので、その相当量の重さにより低額紙幣は確実かつ整然と集積される。そのため、第1貯留部53内で低額紙幣が起立した状態になり、デッドスペースが生じるような虞はない。
【0049】
第1貯留部53では、満杯検出手段61によって、第1貯留部53内における低額紙幣の貯留量が満杯(一定量)に達した際にその旨が検出される。かかる検出を条件として、制御部100は、前記受入口52に低額紙幣が受け入れられる度に貯留部取込手段56を駆動し、該貯留部取込手段56によって、低額紙幣は第2貯留部54内に強制的に取り込まれる。すなわち、貯留部取込手段56の押圧部56bは、前記受入口52を通過し終えた低額紙幣を、その紙幣面と対向する方向に押圧して、第2貯留部54の第1収納室54a内に押し込む位置まで延出する(図1中で矢印▲1▼)。
【0050】
このように第2貯留部54は、受入口52の近辺に配置されており、これらの近接距離間に貯留部取込手段56を設ければよく、前記搬送路55と同等の別の搬送路を、受入口52と第2貯留部54との間に架け渡すように設ける必要がないので、低額紙幣を2つの貯留部に振り分ける構成をなるべく簡易化かつコンパクトにすることができる。また、低額紙幣を第1貯留部53と第2貯留部54とに振り分けるために、従来技術にあるような切替ゲートを設けなくても済むので、かかる切替ゲートにおける紙幣詰まりの問題も解消することができる。
【0051】
また、第1貯留部53に貯留される低額紙幣が満杯(一定量)になったことを条件として、貯留部取込手段56が受入口52から第2貯留部54に低額紙幣を取り込むので、第1貯留部53を主として低額紙幣を貯留でき、該第1貯留部53に不具合が生じた場合の予備として、第2貯留部54を有効に活用することができる。
【0052】
しかも、貯留部取込手段56は、受入口52から第2貯留部54に低額紙幣をその紙幣面と対向する方向に強制的に取り込むので、シワが生じたり折れ曲がった古い低額紙幣でも、第2貯留部54内に確実に取り込んで集積させることができる。したがって、たとえ小容量であっても、第2貯留部54内に無駄なスペースが生じたり、第2貯留部54内で低額紙幣が詰まって払い出しに支障を来す虞もない。
【0053】
さらに、第2貯留部54では、所定量検出手段62によって、第1収納室54a内における低額紙幣の貯留量が所定量に達した際にその旨が検出される。かかる検出を条件として、制御部100は、貯留部取込手段56が兼ねている収納室取込手段57を駆動し、該収納室取込手段57によって、低額紙幣は第1収納室54aから第2収納室54bに強制的に移される。
【0054】
すなわち、収納室取込手段57の押圧部56bは、前記第1収納室54a内に所定量積層された低額紙幣を、その紙幣面と対向する方向に押圧して、ストッパ片54cを乗り越えさせつつ付勢部54dの付勢力にも抗して、第2収納室54b内に押し込む位置までさらに延出する(図1中で矢印▲2▼)。
【0055】
このように第2貯留部54を第1収納室54aと第2収納室54bとに分けて、第1収納室54aに貯留される低額紙幣を所定量、すなわち例えば少量のうちに、収納室取込手段57によって第2収納室54bに収納することにより、貯留部取込手段56によって受入口52から第2貯留部54に低額紙幣を強制的に取り込む際の負荷を軽減することが可能となる。
【0056】
以上のような紙幣両替機50では、遊技者の両替操作に基づき、該紙幣両替機50に挿入された高額紙幣(五千円札または一万円札)が、同額に相当する枚数の低額紙幣(千円札)に両替されて、第1貯留部53に貯留されている分が払出口53aから払い出される。なお、第2貯留部54に収納された低額紙幣は、遊技場店員により手動で回収したり第1貯留部53へ移したり、あるいは自動的に第1貯留部53側へ所定量ずつ、または両替による払い出し分で減った分だけ移送するように構成してもよい。
【0057】
図3は本発明の第2実施の形態を示している。
本実施の形態に係る紙幣両替機50Aは、前記第2貯留部54を、その長手方向が紙幣両替機50の筐体51の長手方向(図3中の上下方向)に沿うように配置するとともに、前記受入口52で受け入れられた低額紙幣を前記第2貯留部54に導く導入路70を設けたものである。
【0058】
導入路70は、前記受入口52で受け入れられた低額紙幣の紙幣面の向きを、該受け入れ時の状態から貯留部取込手段56による紙幣取り込み方向と一致する状態に変化させつつ、前記受入口52から前記第2貯留部54に低額紙幣を導くものである。ここで「受け入れ時の状態」とは、低額紙幣が略垂直に立った状態であり、「貯留部取込手段56による紙幣取り込み方向」とは、低額紙幣が略水平な状態での上下方向を指している。
【0059】
導入路70は、受入口52から間近の第2貯留部54まで前述したように低額紙幣の向きを変えるよう屈曲しており、導入路70の始端部は、前記受入口52に挿入された低額紙幣を受け入れ可能な位置を臨むように配され、低額紙幣を排出する終端部は、間近にある第2貯留部54の中央付近に連通接続されている。詳しく言えば導入路70は、所定間隔おきに軸支された各ローラ71間に掛け渡された一対の挟持ベルト間に形成されるものであり、ローラ71および挟持ベルトは駆動モータによって稼動するようになっている。
【0060】
かかる導入路70により、第2貯留部54内に紙幣面を上方に向けた姿勢で導入された紙幣は、第2貯留部54内を上下方向に伸縮駆動される貯留部取込手段56により、紙幣面と対向する方向に強制的に取り込まれて順次整然と集積される。なお、導入路70の駆動のタイミングは、貯留部取込手段56と連動するように設定されており、第1実施の形態と同種の部位については、同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0061】
以上のような第2実施の形態によれば、第2貯留部54を、その長手方向が紙幣両替機50の筐体の長手方向に沿うように配置することにより、紙幣両替機50Aの筐体51の短手方向の幅を小さく設計することが可能となり、紙幣両替機50Aをよりコンパクトに構成することができる。
【0062】
また、導入路70によって、前記受入口52で受け入れられた低額紙幣は、その紙面の向きが、受け入れ時の状態から貯留部取込手段56による紙幣取り込み方向と一致する状態に変化しつつ第2貯留部54に導かれ、貯留部取込手段56により前述したように第2貯留部54内に強制的に整然と取り込まれる。ここで導入路70は、互いに近接し合う受入口52と貯留部取込手段56との間に配されるものであり、前記配送路のような長さは必要ではなく、なるべくコンパクトにすることができる。
【0063】
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、前記貯留部取込手段56(および前記導入路70)の駆動により、前記受入口52から前記第2貯留部54に低額紙幣を強制的に取り込む際には、制御部100により、前記搬送路55における低額紙幣の搬送を停止させるように設定してもよい。
【0064】
【発明の効果】
本発明に係る紙幣両替機によれば、受入口に受け入れられた低額紙幣は、搬送路によって第1貯留部まで搬送され、第1貯留部に貯留される低額紙幣の一定量が一定量検出手段によって検出されると、かかる検出を条件として、貯留部取込手段が、受入口からその近辺にある第2貯留部に低額紙幣をその紙幣面と対向する方向に強制的に取り込むことができる。
【0065】
ここで第2貯留部は受入口の近辺に配置されており、これらの近接距離間に貯留部取込手段を設ければよく、前記搬送路と同等の別の搬送路を、受入口と第2貯留部との間に架け渡すように設ける必要がないので、低額紙幣を2つの貯留部に振り分ける構成をなるべく簡易化かつコンパクトにすることができる。また、低額紙幣を前記第1貯留部と前記第2貯留部とに振り分けるために、従来技術にあるような切替ゲートを設けなくて済むので、かかる切替ゲートにおける紙幣詰まりの問題も解消することができる。
【0066】
さらに、前記貯留部取込手段は、受入口から第2貯留部に低額紙幣をその紙幣面と対向する方向に強制的に取り込むので、シワが生じたり折れ曲がった古い低額紙幣でも、第2貯留部内に確実に取り込んで集積させることができる。したがって、第2貯留部54内に無駄なスペースが生じたり、第2貯留部内で低額紙幣が詰まって払い出しに支障を来す虞もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る紙幣両替機を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る紙幣両替機を装備した遊技機島を示す正面図である。
【図3】本発明の第2実施の形態に係る紙幣両替機を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…遊技機島
10…パチンコ機
20…玉貸機
30…紙幣搬送装置
40…硬貨搬送装置
50…紙幣両替機
50A…紙幣両替機
51…筐体
52…受入口
53…第1貯留部
53a…払出口
54…第2貯留部
54a…第1収納室
54b…第2収納室
54c…ストッパ片
54d…付勢部
55…搬送路
55a…ローラ
55b…駆動モータ
56…貯留部取込手段
56a…ハウジング
56b…押圧部
57…収納室取込手段
61…一定量検出手段
62…所定量検出手段
70…導入路
71…ローラ
100…制御部
Claims (2)
- 複数の遊技機を列設して成る遊技機島の端部に設けられ、前記各遊技機間にある遊技媒体貸機に挿入されて遊技機島内の紙幣搬送装置により搬送された低額紙幣を受入口より受け入れて、該低額紙幣を高額紙幣の両替用に貯留する紙幣両替機において、
該紙幣両替機は、低額紙幣を貯留する第1貯留部と、
前記受入口の近辺に配置されて、前記第1貯留部とは別に低額紙幣を貯留する第2貯留部と、
前記受入口から前記第1貯留部まで低額紙幣を搬送する搬送路と、
前記第1貯留部に貯留される低額紙幣の一定量を検出する一定量検出手段と、
該一定量検出手段によって前記一定量が検出されたことを条件として、前記遊技機島における搬送中の姿勢のまま、前記受入口から排出された低額紙幣の一方の紙幣を該紙幣と対向する前記第2貯留部へ強制的に取り込む貯留部取込手段と、
前記紙幣両替機の動作を集中管理する制御部を有し、
前記一定量検出手段による前記貯留部取込手段による第2貯留部への強制的取込の際、前記制御部は前記搬送路における低額紙幣の搬送を停止する停止制御を含む、
ことを特徴とする紙幣両替機。 - 前記第2貯留部を、第1収納室と第2収納室とに区分けし、
前記第1収納室に貯留される低額紙幣の所定量を検出する所定量検出手段と、
前記所定量検出手段によって前記所定量が検出されたことを条件として、前記第1収納室から前記第2収納室に低額紙幣を取り込む収納室取込手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の紙幣両替機。
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