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JP3973797B2 - 製粉機械の駆虫方法 - Google Patents

製粉機械の駆虫方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製粉機械等複数の機械が各処理工程毎に連続して設置されている機械類の駆虫方法に関し、特に熱を用いた安全、かつ効率的な連続機械の駆虫方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
製粉工程は、いくつかの処理工程から構成されており、製粉工場には、各処理工程毎の機械が一連の製粉工程を形成するように連続して設置されている。各処理工程におけるそれぞれの処理機械では、内部に回転部や振動部等を有し、原料の小麦が所定の速度で搬送されている。ところが各機械の内部は、連続した滑らかな曲面でなく角部や隙間が存在する。すると、そのような角部や各種隙間等に原料の流れが滞る個所が生じ、そのような流れの滞った箇所に虫が入り込むことがある。
【0003】
そして、このような虫類(ここでいう虫とは、ヒラタコクヌストモドキ、カクムネヒラタムシといったそれぞれ成虫の体長が4mm、2mm程度の甲虫類であり、虫自身が毒素や病原体を有していることはない。)が誤って製品に含まれてしまうのを防止するため、従来は、休日等機械を停止しているときに作業者が機械内部を清掃して堆積物を除去し、駆虫していた。
【0004】
また、駆虫方法として海外等では工場全体を加熱して処理する方法があることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、機械内部は狭く、また各種の駆動部分を内部に有していることから、清掃作業には手間がかかり、しかも細かい部分を重点的に行なわなければならないため作業者の負担が大きかった。また十分に清掃するには、時間がかかるが、工場の運転休止時間の調整と、清掃作業を短時間で行なうための多数の作業者を確保する等の点に問題があった。
【0006】
また製粉工場の内部を全て所定温度に加熱して駆虫する方法は、工場に設置されている窓や扉、その他全ての開口部を密閉して熱が逃げないようにする必要があり、準備が大掛かりとなり、手間がかかるという問題があった。また工場全体を加熱するためには、非常に大きな熱エネルギーが必要となり、更に熱の伝達には時間がかかるため、全ての個所を駆虫温度に上昇させるのに数十時間と長い時間が必要となり、生産性の点からも問題があった。
【0007】
一方製粉工場内の機械を個々に加熱する場合、製粉工場に設置されている各種処理機械はパイプ等によって他の機械と連結されており、外部から熱を加えて加熱してもパイプを通して他の機械に熱が逃げてしまい、個々の機械を十分に内部まで加熱することは難しかった。
【0008】
具体的には、例えば製粉工場では下層階にロール機を配置し、シフターを上層の階に配置するなど、同じ種類の機械を同一の階にまとめて配置し、床を貫通するスポ−トや搬送管を用いて他の種類の機械どうしを連結させている。そして上の階で処理された半製品をスポートと呼ばれる管により重力で順次下の階の機械へ移送し、最も下の階で処理された半製品は普通ニューマパイプと呼ばれる空気輸送管によって最上階に移送されている。したがって、各機械が管により他の機械に連結されているので、スポートやニューマパイプを通って熱が逃げてしまい、一つの機械だけを局所的に加熱することは困難であった。
【0009】
さらに、工場内には電気機器類等熱に弱い部分が配置されていることから、工場全体を加熱した場合では、これら機器類を損傷させてしまうことがあった。
【0010】
本発明は、駆虫作業を行なう作業者の負担が少なく、また小人数の作業者でも簡単かつ確実に駆虫でき、しかも人体、及び機器類に対して安全で、かつ製粉機械のように複数の機械類がパイプ類で連結されている場合でも、短時間でしかも少ない熱エネルギーで確実に駆虫することができる連続機械の駆虫方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、複数の機械がパイプ等により連結された一連の処理機械を、適宜分割し、分割した各機械毎に加熱を行い駆虫することとした。
【0012】
殊に製粉機械等は、各処理工程の機械が比較的容易に処理経路の連結から切り離すことができることと、虫やその卵を死滅させるために必要な温度はそれほど高くないことに着目し、製粉工場において、連結された機械を処理の経路に沿って適宜切り離し、切り離された各機械を布等の柔軟性のあるシ−ト状の部材等で仕切り、仕切られた内部空間に温風を送り込み、分割した機械ごとに加熱して、機械内部の虫やその卵を駆虫することとした。
【0013】
小麦粉等につく主な害虫やその卵は、60度以上に加熱すると確実に死滅するので、温風は80度〜120度程度の温度で十分である。また、温風を吹き込む時間は、機械内部の最も昇温しにくい個所、例えば機械の隅に堆積している粉体の内部が上記駆虫に必要な所定温度に達する時間を基準とする。通常、120分程度温風を吹き込めば十分であり、駆虫作業時の外気温度や駆虫する機械の大きさ、温風温度等によって適宜選択する。
【0014】
具体的には、機械内部に堆積しているであろう粉体の最大厚さを推定し、その個所の内部が完全に虫や卵が死滅する温度に上昇する時間から求める。これにより、その粉体に虫や卵が含まれている場合においても、確実に駆虫することができる。又温度を一定に保持することが必要な場合は、その保持時間を所定時間に含める。
【0015】
機械の分割は、処理工程毎に機械を分割しても、複数の処理工程の機械をいくつかまとめて一単位として分割してもよく、さらに一の処理工程の機械を複数に分割してもよい。また、直列に配置された機械を複数まとめても、あるいは並列に配置されている機械を複数まとめてもよい。複数の機械をまとめる場合は、温風の下流側にある機械や端に配置された機械が十分に加熱されるように配慮する。
【0016】
機械への温風の吹き込みは、機械内部の処理の方向に限らず、その逆方向あるいは機械の中間部分から温風を吹き込み機械の前後方向に流してもよい。
【0017】
温風の発生は、送風機と加熱部を備えたものでよく、可搬式の装置が好ましい。加熱部の熱源は、電気、蒸気、その他種類は問わない。吹き込む空気量は、加熱する機械の大きさにより異なるが2〜50m3 /min、好ましくは5〜10m3 /minである。また覆いの有無により、吹き込み空気量を適宜増減させる。
【0018】
更に、機械の加熱は温風に限らず、燃焼装置、赤外線照射装置等の他の加熱装置でもよい。
【0019】
機械を仕切る仕切り部材は、通気性のあるナイロン濾布が有効であるが、更に、内側に通気性のある布を配し、外側に通気性のない布を配して2者の間に空隙を設けた二重構造にすると高い効果が得られる
【0020】
更に、仕切り部材は布状のものに限らず、組み立て式のパネル部材等でもよい。
【0021】
又、機械自体の密閉性が高い場合は、機械を仕切り部材で覆うことをせず、機械の入口や出口から機械の内部に直接温風を吹き込み、温風を通過させて機械全体を加熱するようにしてもよい。また、機械を通過した温風を機械の周囲にめぐらすようにするとより効果的である。
【0022】
このように各機械を加熱することにより完全に駆虫することができ、更に駆虫作業を順次各機械に行うことにより、全機械の駆虫作業を実施することができる。これにより、工場全体を密閉する必要がなく、確実にかつ安全に機械類の駆虫を行なうことができる。
【0023】
また使用する温風の温度は80〜120度であるが、湿度が低いため直接皮膚に当たっても、火傷を発生させることがない。また機械自体の温度をそれほど高温にはせず、また熱に弱い個所を適宜避けて加熱することができるので、作動部分や制御部等を損傷させることがない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる連続機械の駆虫方法の実施の一形態について説明する。
【0025】
図2に、製粉工場30の全体構成を示す。製粉工場30は、5〜6階建ての建物であり、建物の左右に貯蔵タンク32、34を備え、各階に処理機械が設置してある。例えば、3階のフロアにはロール機36が、4階にはピューリファイア38が、5階にはシフタ40が、6階にはフィルタ42が設置されている。これら各処理機械はパイプ44で連結され、上り粉コンベヤ46で図の右方の貯蔵タンク34に製品が収納される。
【0026】
駆虫作業は、まず連結されている各機械を適宜分割する。すなわち、各機械を接続している連結用のパイプを機械取り付け部等から外し、前後の機械との接続を解除する。そして、分割した機械の全体を図1に示すように布で覆い、布の内部に温風装置の送風口を差し入れる。その際機械の温度を計測するため予め機械内部に温度計を設置してもよい。
【0027】
その後、温風装置から所定温度の温風を内部に吹き込み機械を加熱させる。温風装置は、電熱器と送風機からなる。布の内部に吹き込まれた温風は、機械の内部に流入したり外壁部に接触する等により機械を加熱させ、そして布を通過して徐々に外に流出する。そして所定時間布の内部に温風を吹き込んだなら、温風の送風を停止させ、布の覆いを外す。
【0028】
こうすると、機械全体がほぼ均等に所定温度まで加熱され、虫やその卵が機械に付着していたり、または機械内部に残った粉体に虫等が潜んでいる場合でも、確実に死滅させることができる。
【0029】
したがって、機械全体を60度以上に加熱すれば付着している虫等が死滅することから、少ない熱エネルギーですみ、容易かつ確実に製粉機械の駆虫を行うことができる。またかかる作業を順次全機械について行なうことにより、製粉工場全体の機械の駆虫を行なうことができる。
【0030】
(実験例1)
図1に実験に用いたブランフィニシャ2を示す。このブランフィニシャ2は、製粉工程の後段に設置されており、製粉工場で使用する機械の中で比較的に粉の溜り易い機械である。
【0031】
ブランフイニシャ2は、小麦の皮であるふすまの部分から、更に小麦粉を分離する機械であり、内部に円筒形の網(図示せず)が固定され、その網の中心に網と同軸の回転軸をもつビーター(図示せず)が回転可能に取り付けられた構造で、投入口4より網の中へ小麦原料を投入すると、ビートによってこすられ、ふすま部分についている小麦粉が取れて網目を抜け落ち回収され、ふすまは網の上に残って外へ出される。
【0032】
使用したブランフィニシャは、幅560mm、長さ1220mm、高さ730mmの、明治機械株式会社製 BF1−45110型である。全体に掛けた覆い6は、通気性を有するナイロン濾布と、通気性のほとんどないナイロンタフタを用いた。尚、ブランフイニシャ2の上部に柱を立て、覆い6との間に空間を保つようにしてもよい。
【0033】
一方ブランフィニシャ2の内部には、図3に示すように板材8を取り付け、そこに小麦粉20を厚さ約40mm堆積させ、小麦粉20の中に適当数の害虫と温度測定用のセンサー(いずれも図示せず)を配置した。
【0034】
かかる状態で蒸気によるエロフィンヒータ(図示せず)により80度程度の温風を発生させ、吹き出しパイプ11から温風の温度と吹き込み量を変えてブランフィニシャ2の排出口10側から内部に吹き込み所定温度に加熱し、害虫の生存数と温度を計測した。
【0035】
結果を図4に示す。これにより、機械の温度が平均して60度を超えた場合には、内部の虫を完全に死滅させられることがわかった。尚、NFはナイロン濾布であり、NTはナイロンタフタである。
【0036】
テストdは、覆い6を変更した同様の実験である。これは、内側に通気性を有する木綿布を配し、その外側に通気性の無いナイロンタフタを掛けて、上記実験と同様に行った。結果は、より少ないエネルギーでブランフィニシャ2を所定温度に上昇させることができた。
【0037】
以上の実験から、機械を通気性のある布等で覆った場合の方が温度上昇に有効であることがわかる(テストbとcとの比較)。吹き込まれる熱風が潤沢にある場合は、適度な通気性のある布を使用すると、その内側から外側へ満遍なく熱風が浸み出すような状態となり、布の外側面との境界層において内部空間と外部が熱的に遮断され、布そのものの温度は内部空間の熱風温度と同等となって、外部へは熱を逃がしにくくなるものと推定される。これに対して通気性のない布の場合は、布の外側面との境界層における温度は外気温と同等となり、布そのものの温度は外気温と内部熱風温との平均値程度となって、内部の熱風空気の流れが布に接触する際に布を介して外部へ流出し、内部空間の温度上昇には不利になるのであろう。
【0038】
また内側と外側の2重に覆いを使用し、内側に通気性を有する素材、外側に通気性が少ない素材を用いるとより有効であることがわかる(テストcとdとの比較)。これは、通気性のよい内側の布の内部では、熱風の循環が非常に良好で機械の各部に熱風が行き渡ることから、均一にかつ効率よく加熱でき、しかも外側のシート材で熱の放出を遮断しているためで、両者間に形成された空隙が断熱層として作用しているためと考えられる。
【0039】
(実験例2)
次に他の製粉機械を用いた加熱実験について説明する。
【0040】
図5にピューリファイヤを示す。
【0041】
図5に示すようにピューリファイヤ50に、ナイロンの濾布とナイロンタフタとからなる覆い6を掛け、ピューリファイヤ50の上面と側面を覆った。そして覆い6の内部に加熱機(図示せず)の吹き出しパイプ11を差し入れ、温風を吹きこんだ。その際、吹き出しパイプ11の先端の位置を、覆い6の内部のほぼ中央とした。
【0042】
加熱機は、実験例1と同様のものを用いた。風量は、10m3/minであり、吹き出しパイプ11の出口部分での温風の温度は約90度で、吹き込み時間を170分とした。また温度計を左右のフィーダ口(図5中のa)の残留粉の内部、左右のシェーキングシュート(図5中のb)中央付近、上部サクション口フランジ(図5中のc)部分に取り付けた。
【0043】
吹き出しパイプ11から吹き出た温風は、ピューリファイヤ50の内部に直接入るほか、広くピューリファイヤ50の全体を巡り、加熱させる。結果は、左右のフィーダ口に残留している粉の内部温度が64℃、左右のシェーキングシュート中央付近の鉄板部分の温度が76℃、上部サクション口フランジの鉄板部分の温度が73℃であった。
【0044】
またピューリファイヤ50から内部に残留している粉を取り出し、検査を行なった。残留粉から虫の死骸が発見されたが、生存している虫は発見されなかった。また、その残留粉をガラス容器に入れ、2ヶ月間25度に保持して観察した。2ヶ月経過しても内部に虫は発見されず、上記加熱により卵も死滅したものと判断された。
【0045】
(実験例3)
次に、覆いを用いず直接機械を加熱した例について説明する。
【0046】
図6は、上り粉コンベヤとよばれる製品収集用のコンベヤ44である。
【0047】
このコンベヤ44は篩を通ってきた製品となる小麦粉を等級別に集めるもので、5列式のチェーンコンベヤのひとつである。粉の入り口は篩の出口の数に対応した複数の上り粉スポート24であり、コンベヤ44のどの区分に入れるかを決める多方向用の切り替えカット26が設けられている。
【0048】
実験は、まず篩の各出口についている連結用のチューブ28を全て外し、そのチューブ28を折り曲げて口をふさぎ、またコンベヤ44の中央に設けられている蓋部に吹込口21を取りつけた。吹込口21には温風源からの空気通路を繋ぎ、ヘッド側とテイル側にブリーザーとしてフィルタ濾布22を取り付け、内部からの粉の吹き出しを防ぐとともに温風の排気口とした。
【0049】
そして、コンベヤ中央の吹込口21から80度以上の温風を吹き込み、虫の生存と内部に設置した温度計により温度を計測した。
【0050】
温風は、コンベヤ44の各区分にほぼ平均に入って行くことが確認できたが、上記例とは異なり積極的に機械の外に放出しているため、風量がかなり多く必要であった。
【0051】
実験結果は、コンベヤ44の全体を殺虫の効果が得られる60度以上に十分加熱でき、必要空気量は多くなるが内部温度を上昇させて十分な殺虫効果が得られた。
【0052】
製粉工場におけるいわゆる上り粉コンベヤにおいては、多数の複雑なスポート配管を外さずに篩機の下のチューブ28を外すだけですみ、しかもコンベヤ44自体の密閉性が高い点から効率がよく、しかも製粉工程中の比較的清掃のしにくい場所であるので大きい効果が得られる。
【0053】
尚、上記実験例とも機械の軸受けその他の個所については、この範囲の温度上昇では支障なく、また電気部分、電装品等は装置の外部にあり、最高到達温度が45度で障害は何ら発生しなかった。
【0054】
また、上記例では製粉機械について説明したが、本発明はそれに限らず他の連続した機械について適応することができる。
【0055】
更に、各機械を加熱するため、機械毎の分割、仕切りが円滑にできるように、予め設備を改修してもよい。例えば、パイプの途中に分離機構を設定したり、機械の周囲に仕切り板を一部設置し、区画を容易に行なえるようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明の駆虫方法によれば、機械の内部に堆積している粉体の中心部まで十分加熱させることができることから、虫やその卵を完全に死滅させることができ、発生を防止することができる。
【0057】
比較的取り扱い易い80度程度の空気を使用して個別の機械ごとに駆虫できることから、工場の休止時間や、保全整備時間の短いときでも駆虫作業を実施できる。
【0058】
作業は特別の訓練を必要とせず、しかも駆虫を行なう作業者の負担を軽減でき、容易に誰でも小人数の作業者でかかる方法による機械の駆虫作業が可能である。
【0059】
駆虫作業が完了すれば機械温度が低下しだい直ちに通常運転が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるブランフィニッシャを示す図である。
【図2】製粉工場を示す図である。
【図3】覆いを掛けたブランフィニッシャを示す図である。
【図4】実験結果を示す図である。
【図5】ピューリファイヤを示す図である。
【図6】コンベヤを示す図である。
【符号の説明】
2 ブランフィニシャ
4 投入口
6 覆い
8 板材
10 排出口
11 吹き出しパイプ
20 小麦粉
21 吹込口
22 フィルタ濾布
24 スポート
26 切り替えカット
28 チューブ
30 製粉工場
32,34 貯蔵タンク
36 ロール機
38 ピューリファイア
40 シフタ
42 フィルタ
44 パイプ
46 上り粉コンベヤ
50 ピューリファイヤ

Claims (5)

  1. 製粉工場における各処理工程毎に実施する機械をパイプで連結させて一連の製粉処理を行うようにした製粉機械に残留する小麦や小麦粉につく甲虫類を駆除する製粉機械の駆虫方法において、
    前記パイプで連結された処理機械を適宜分割し、前記パイプを除いて各々分割された各機械毎に加熱を行い、該機械の駆虫を行う駆虫方法であって、
    前記分割された機械毎に該機械の周囲を通気性のあるシート状部材で仕切り、該シート状部材で仕切られた内側に80〜120度の温風を吹き込み、区画された仕切り空間内の温度を上昇させて前記機械の駆虫を行うことを特徴とする製粉機械の駆虫方法。
  2. 前記通気性のあるシート状部材の外側を通気性のないシート状部材によってさらに覆うことを特徴とする請求項1に記載の製粉機械の駆虫方法。
  3. 製粉工場における各処理工程毎に実施する機械をパイプで連結させて一連の製粉処理を行うようにした製粉機械に残留する小麦や小麦粉につく甲虫類を駆除する製粉機械の駆虫方法において、
    前記パイプで連結された処理機械を適宜分割し、前記パイプを除いて各々分割された各機械毎に加熱を行い、該機械の駆虫を行う駆虫方法であって、
    前記分割された機械の内部に80〜120度の温風を直接送り、該温風を前記機械の内部を通過させることにより該機械を加熱させることを特徴とする製粉機械の駆虫方法。
  4. 複数の処理工程の機械を一単位として分割したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製粉機械の駆虫方法。
  5. 並列に配列された複数の機械を一単位の機械としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製粉機械の駆虫方法。
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