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JP3967198B2 - 伝送装置及び伝送システム及び伝送方法及び伝送プログラム及び伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

伝送装置及び伝送システム及び伝送方法及び伝送プログラム及び伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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JP3967198B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、安定した一心双方向光波長多重伝送を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
従来の一心双方向光波長多重伝送システムについて説明する。
図11は、一般的な一心双方向光波長多重伝送システムのブロック図である。
1aは上り波長多重信号、1bは下り波長多重信号である。
10a、10bは波長多重端局、20aは中継局である。中継局20aはなくてもよいし、複数局設置されていてもよい。
30、31は、波長多重端局10aと波長多重端局10bと中継局20aをつなぐ一心光の伝送路である。
40a、40bは、波長多重端局10aと波長多重端局10bとに設置された、上り波長多重信号1aを増幅する光増幅器である。
41a、41bは、波長多重端局10aと波長多重端局10bとに設置された、下り波長多重信号1bを増幅する光増幅器である。
同様に、42、43は中継局20aに設置された光増幅器で、それぞれ上り波長多重信号1aと下り波長多重信号1bを光増幅する。光増幅器40a、光増幅器40b、光増幅器41a、光増幅器41bは、システムに応じて設置されなくてもよい。
50a、50bは、波長多重端局10aと波長多重端局10bとに設置された、上り波長多重信号1aと下り波長多重信号1bを一本の光ファイバに結合するための方向性結合器である。
同様に、51、52は中継局20aに設置された方向性結合器である。
60a、60bは光送信器であり、61a、61bは光受信器であって、それぞれ複数台あってもよい。
70a、70bは合波器であって、複数台ある光送信器60a及び光送信器60bからの各波長を合波して波長多重信号にする。
71a、71bは分波器であって、波長多重信号を各波長に分波して光受信器61a及び光受信器61bへ信号を送信する。
【0003】
次に動作について説明する。
波長多重端局10aでは、光送信器60aから出力される光信号を合波器70aによって合波する。
合波した上り波長多重信号1aは、上りの波長多重信号光として、光増幅器40aによって増幅されたのち、方向性結合器50aによって伝送路30へ送信され、中継局20aに入力される。
入力された上り波長多重信号1aは、中継局20aの方向性結合器51によって光増幅器42に送信され、光増幅されたのち、同じく方向性結合器52によって伝送路31へ送信され、波長多重端局10bに入力される。
波長多重端局10bでは、方向性結合器50bによって光増幅器40bへと送信され、光増幅器40bで増幅されたのち、分波器71bによって波長分離され、光受信器61bで受信される。
下り波長多重信号1bも、上り波長多重信号1aと同様の手順で、波長多重端局10bから波長多重端局10aに送信される。
【0004】
このような一心双方向光波長多重伝送システムにおいて、伝送路もしくはコネクタ端の反射における信号の廻りこみの影響のひとつには、光断検出が行えないという問題があった。すなわち、方向性結合器の近端で伝送路が切断されるなどにより反射端が存在した場合、そこで反射した波長多重信号が伝送方向と対向する対向側へ漏れこむため、伝送路が切断しているにも関わらず信号が入力されてしまうことにより、光断検出が行えなかった。
例えば、伝送路31で断線がおこった場合には、断線部におけるフレネル反射によって、光増幅器43には下り波長多重信号1bではなく上り波長多重信号1aが、光増幅器40bには上り波長多重信号1aではなく下り波長多重信号1bが反射してきてしまい、光断信号の警報を発出することができないという問題が生じていた。
【0005】
この問題に対する解決策の一例として、特開平2−127829号公報で提案された一心双方向光波長多重伝送システムを図12に示す。
図12において、1aは上り波長多重信号で、1bは下り波長多重信号である。
光送信回路60cは、光断検出信号(f1)重畳回路72によって送信信号に周波数f1の光断検出信号を重畳し、上り波長多重信号1aとして信号を送信する。
光送信回路60dは、光断検出信号(f2)重畳回路75によって送信信号に周波数f2の光断検出信号を重畳し、下り波長多重信号1bとして信号を送信する。
光受信回路61dは、上り波長多重信号1aを受信し、光断検出信号(f1)検出回路74は光受信回路61dが受信した上り波長多重信号1a中の周波数f1の有無を検出する。
光受信回路61cは、下り波長多重信号1bを受信し、光断検出信号(f2)検出回路73は光受信回路61cが受信した下り波長多重信号1b中の周波数f2の有無を検出する。
なお、30は伝送路、50cと50dは方向性結合器である。
【0006】
このように、伝送路もしくはコネクタ端の反射における信号の廻りこみに関する問題の解決方法として、従来は、図12のような手法が考えられてきた。すなわち、図12の手法では、光断検出信号(f1)重畳回路72と光断検出信号(f2)重畳回路75により、上り波長多重信号1aに固有の周波数f1と下り波長多重信号1bに固有の周波数f2とをそれぞれ重畳し、光受信回路61dと光受信回路61cにおいて、周波数f1と周波数f2とを光断検出信号(f2)検出回路74と光断検出信号(f1)検出回路73をモニタすることによって、光断信号の検出を行っていた。
この手法によって、上記のような反射による反射光があった場合でも、受信した信号の周波数が違っていることにより、光断検出を行うことができた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記の構成を持つ従来の一心双方向光波長多重伝送システムでは、反射点や反射端による反射光の影響で、光断検出をすることができないという問題があった。
そのため、図12で示す例のように、上り波長多重信号1aと下り波長多重信号1bで、それぞれに固有の周波数(f1、f2)を重畳し、受信側で各々の周波数を検知することにより光断検出を行うことで問題を回避していた。
【0008】
ところが、実際には、光断検出の問題の他にも、反射光による問題が存在する。例えば、伝送路に反射点がある場合には、反射光の影響は常時発生しているため、常に自局が出した信号が自局へ反射光として戻っている。この反射光は、雑音として伝送品質を劣化させる要因になり、図12に示すような従来の手法では解決することができなかった。
また、波長多重数が多くなると、光増幅器の出力も波長多重数倍だけ大きくなる。そのため、相対的に反射光レベルも大きくなる。例えば、伝送路31における反射点が中継局20aの近傍にあると、反射光の伝送路損失の影響がほとんどないことから、反射光の中継局20aにおける影響が顕著になり、光増幅器43への入力が光増幅器の飽和レベルを超える場合がある。その場合には、光増幅器の利得偏差が大きくなり、S/N(SIGNAL/NOISE)劣化などの影響がおこる。これらの悪影響も従来の手法では解決することができなかった。
また、反射点による反射光が、例えば伝送路30と伝送路31の双方に存在している場合には、上り波長多重信号1aが伝送路31での反射により方向性結合器52を通って光増幅器43に入力され、光増幅器43で光増幅された反射光の上り波長多重信号1aが、今度は伝送路30での反射による戻りで、方向性結合器51により光増幅器42へ入力され、光増幅器42で光増幅されたのち伝送路31へ送信するという、光増幅器を介した多重反射を起こす。この現象は、伝送品質の劣化に大きく影響するが、図12で示すような従来の手法では解決することができなかった。
また、図12に示す従来の手法では光断検出重畳回路や、光断検出信号検出回路が必要であり、波長多重通信のように送信器や受信器が複数ある場合には、それ数だけ、光断検出重畳回路や光断検出信号検出回路が必要になるため、コスト高になったり、回路規模が大きくなってしまうという問題も生じていた。
【0009】
次に、ラマン増幅器を一心双方向光波長多重伝送システムに導入する場合を説明する。
図13は、ラマン増幅器を用いた一心双方向光波長多重伝送システムの構成図である。
この場合、図11で示した光増幅器40a、光増幅器40b、光増幅器41a、光増幅器41bは使用しない。
ラマン増幅器によるラマン増幅を行う場合には、高出力の1.48μm帯のラマン増幅用励起光源を持つラマン増幅器44aが、1.48μm帯励起光1fを発生させ、高出力の1.48μm帯のラマン増幅用励起光源を持つラマン増幅器44bが、1.48μm帯励起光1eを発生させ、発生させた励起光1fと励起光1eとを伝送路30へ入力する必要がある。87a、87bは、ラマン増幅用の励起光1e及び励起光1fと各々の光波長多重信号を合波するWDMカプラである。
この場合においても、伝送路の反射による影響をうけ、方向性結合器50aと方向性結合器50bとによって、1.48μm帯励起光1e又は1.48μm帯励起光1fの反射光が対向側へ漏れこんでくる。例えば、伝送路30に反射端があった場合は、方向性結合器50bによって、励起光1eが対向側へ漏れこみ、光受信器61bで受信してしまう。
このことは、雑音として伝送品質を劣化させる要因となっていた。
【0010】
以上のように、従来の一心双方向光波長多重通信システムに様々な問題が存在し、上記に示す従来の手法では、その全てを解決することができなかった。
【0011】
この発明は、簡単な構成により、一心双方向光波長多重伝送特有の、伝送路中もしくはコネクタ端の反射における反射光の周りこみがシステムに与える影響を抑え、伝送品質の安定した一心双方向光波長多重伝送を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る伝送装置は、合波された第1の光信号と第2の光信号とを入力し、入力した第1の光信号と第2の光信号とから所定の方向に流れる光信号を分波して出力する分波器と、
上記分波器が出力した光信号から第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方を透過し、第1の光信号と第2の光信号のいずれか他方を遮断する光フィルタとを備えることを特徴とする。
【0013】
上記伝送装置は、上記分波器として第1の分波器と第2の分波器とを備え、
上記伝送装置は、上記光フィルタとして第1の光フィルタと第2の光フィルタとを備え、
上記第1の光フィルタと第2の光フィルタとは、上記第1の分波器と第2の分波器との間に設けられ、
上記第1の分波器は、合波された第1の光信号と第2の光信号とから第1の方向に流れる光信号を分波して第1の光フィルタに出力し、
上記第1の光フィルタは、入力した光信号から第1の光信号を透過し、第2の光信号を遮断することによって第1の光信号を上記第2の分波器に出力し、
上記第2の分波器は、上記第1の光フィルタによって出力された第1の光信号を送信するとともに、合波された第1の光信号と第2の光信号とから第1の方向と反対の方向に流れる光信号を分波し上記第2の光フィルタに出力し、
上記第2の光フィルタは、入力した光信号から第2の光信号を透過し、第1の光信号を遮断することによって第2の光信号を上記第1の分波器に出力し、
上記第1の分波器は、上記第2の光フィルタによって出力された第2の光信号を送信することを特徴とする。
【0014】
上記伝送装置は、さらに、
上記光フィルタによって透過された第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方の光信号をモニタして光断検出を行う光断検出器を備えることを特徴とする。
【0015】
上記分波器は、合波された第1の光信号と第2の光信号と制御信号とを入力し、入力した第1の光信号と第2の光信号と制御信号とから所定の方向に流れる光信号と制御信号とを分波して出力し、
上記伝送装置は、さらに、
上記分波器と上記光フィルタの間に設けられ、上記分波器が出力した光信号と制御信号とから光信号を分波し、分波した光信号を上記光フィルタに出力する制御信号分波器を備えることを特徴とする。
【0016】
上記伝送装置は、さらに、
上記光フィルタによって透過された第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方の光信号を増幅する光増幅器を備えることを特徴とする。
【0017】
上記分波器は、方向性結合器または光フィルタまたはカプラのいずれかであることを特徴とする。
【0018】
上記伝送装置は、さらに、
上記第1の光フィルタと上記第2の分波器との間に設けられ、上記第1の光フィルタが透過した第1の光信号を入力し、入力した第1の光信号の内、所定の波長を持つ光信号を分波して第2の分波器に出力する第1の光アド・ドロップモジュールと、
上記第2の光フィルタと上記第1の分波器との間に設けられ、上記第2の光フィルタが透過した第2の光信号を入力し、入力した第2の光信号の内、上記第1の光アド・ドロップモジュールによって分波された所定の波長を持つ光信号と異なる他の波長を持つ光信号を分波して第1の分派器に出力する第2の光アド・ドロップモジュールとを備えることを特徴とする。
【0019】
上記伝送装置は、さらに、
励起光信号を発生させ、発生させた励起光信号を増幅するラマン増幅器と、
上記ラマン増幅器が増幅した励起光信号を第1の光信号と第2の光信号とに合波する合波器とを備え、
上記分波器は、上記合波器によって合波された第1の光信号と第2の光信号と励起光信号とから所定の方向に流れる光信号と励起光信号とを分波して光フィルタに出力し、
上記光フィルタは、入力した光信号と励起光信号とから第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方を透過し、第1の光信号と第2の光信号のいずれか他方と励起光信号とを遮断することを特徴とする。
【0020】
この発明に係る伝送システムは、複数の伝送装置を備える伝送システムであって、
上記複数の伝送装置の各伝送装置は、第1の分波器と第2の分波器と第1の光フィルタと第2の光フィルタとを備え、
上記第1の光フィルタと第2の光フィルタは、上記第1の分波器と第2の分波器との間に設けられ、
上記第1の分波器は、上記複数の伝送装置の他の伝送装置によって合波された第1の光信号と第2の光信号とを入力し、入力した第1の光信号と第2の光信号とから第1の方向に流れる光信号を分波して上記第1の光フィルタに出力し、
上記第1の光フィルタは、入力した光信号から第1の光信号を透過し、第2の光信号を遮断することによって第1の光信号を上記第2の分波器に出力し、
上記第2の分波器は、上記第1の光フィルタによって出力された第1の光信号を上記複数の伝送装置の他の伝送装置に送信するとともに、上記複数の伝送装置の他の伝送装置によって合波された第1の光信号と第2の光信号とを入力し、入力した第1の光信号と第2の光信号とから上記第1の方向と反対の方向に流れる光信号を分波して上記第2の光フィルタに出力し、
上記第2の光フィルタは、入力した光信号から第2の光信号を透過し、第1の光信号を遮断することによって第2の光信号を上記第1の分波器に出力し、
上記第1の分波器は、上記第2の光フィルタによって出力された第2の光信号を上記複数の伝送装置の他の伝送装置に送信することを特徴とする。
【0021】
この発明に係る伝送方法は、合波された第1の光信号と第2の光信号とを入力し、入力した第1の光信号と第2の光信号とから所定の方向に流れる光信号を分波して出力し、
上記出力した光信号から第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方を透過し、第1の光信号と第2の光信号のいずれか他方を遮断することを特徴とする。
【0022】
この発明に係る伝送プログラムは、合波された第1の光信号と第2の光信号とを入力し、入力した第1の光信号と第2の光信号とから所定の方向に流れる光信号を分波して出力する処理と、
上記出力した光信号から第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方を透過し、第1の光信号と第2の光信号のいずれか他方を遮断する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0023】
この発明に係る伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、合波された第1の光信号と第2の光信号とを入力し、入力した第1の光信号と第2の光信号とから所定の方向に流れる光信号を分波して出力する処理と、上記出力した光信号から第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方を透過し、第1の光信号と第2の光信号のいずれか他方を遮断する処理とをコンピュータに実行させるための伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
実施の形態1を図1に従って説明する。
図1は、実施の形態1による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
図1において、10a、10bは波長多重端局、20aは中継局であり、波長多重端局10a及び波長多重端局10b及び中継局20aは、光信号を伝送する伝送装置の一例である。
80a、80b、82、83は上り波長多重信号1aの帯域を透過し、下り波長多重信号1bの帯域をカットする光フィルタである。
81a、81b、84、85は、下り波長多重信号1bの帯域を透過し、上り波長多重信号1aをカットする光フィルタである。
上り波長多重信号1aと下り波長多重信号1bの波長帯域としては、例えば、1.5μm帯におけるC帯とL帯や、C帯におけるBLUE帯とRED帯、L帯におけるBLUE帯とRED帯などが挙げられる。
上り波長多重信号1aと下り波長多重信号1bは、下り波長多重信号1bの帯域をカットする光フィルタ80a、光フィルタ80b、光フィルタ82、光フィルタ83と、上り波長多重信号1aの帯域をカットする光フィルタ81a、光フィルタ81b、光フィルタ84、光フィルタ85とを用いて、お互いの帯域をカットすることにより分離される。上り波長多重信号1aと下り波長多重信号1bの波長帯域は、例えば17dB以上のアイソレーションが得られるような帯域である。
90a、90b、91、92は、それぞれ方向性結合器50a、方向性結合器50b、方向性結合器51、方向性結合器52から各々の光増幅器41a、光増幅器40b、光増幅器42、光増幅器43へ入力される光レベルをモニタして、光断検出をおこなう光断検出器である。
その他の構成は図9に示した従来例と同様のものである。
また、中継局20aは、波長多重端局10aと波長多重端局10b間をつなぐ伝送路上に複数配置されてもよいし、なくてもよい。
【0025】
次に動作について説明する。
動作は従来例の場合と原則的には同様である。
しかし、特定の波長帯域しか透過しない光フィルタ80a、光フィルタ80b、光フィルタ81a、光フィルタ81b、光フィルタ82〜光フィルタ85を図1に示す位置に配置していることにより、例えば、伝送路30に反射点があった場合、反射光による雑音の影響を抑えることができる。すなわち、伝送路30に反射点があった場合には、上り波長多重信号1aが反射によって波長多重端局10aに戻り、方向性結合器50aによって光増幅器41aへと入力される。この時、光フィルタ81aにより上り波長多重信号1aの帯域がカットされ、下り波長多重信号1bの帯域のみが透過される。従って、上り波長多重信号1aの反射光は光増幅器41aに入力されることはない。また、下り波長多重信号1bは、光フィルタ81aで透過されるために、光増幅器41aに入力され、分波器71aで波長分離されたのち光受信器61aで受信することができる。
【0026】
また、伝送路30中で伝送路が破断したり、もしくはコネクタが外れた場合には、端面からの反射がおこり、下り波長多重信号1bが切れ、光増幅器41aへの送信が停止する場合が考えられる。
この場合、従来なら光断検出ができなかったが、本実施の形態における波長多重端局10aでは、上り波長多重信号1aの反射光が、方向性結合器50aによって光増幅器41aへと伝送される時に、光増幅器41aと方向性結合器50aの間に配置した光フィルタ81aが上り波長多重信号1aをカットするために、光断検出器90aでの光断検出が可能になる。
【0027】
以上、一心の光ファイバの伝送路30と、対向する波長帯域が異なる波長多重信号光と、対向する波長多重信号光を光ファイバに結合するための方向性結合器(50a等)と、伝送する方向の波長多重信号光の帯域を透過し、対向する波長多重信号光の帯域はカットする光フィルタ(80a等)とを備えた一心双方向光波長多重伝送システムについて説明した。
【0028】
このように、本実施の形態の一心双方向光波長多重伝送システムでは、一心双方向光波長多重伝送システムに特有の、伝送路中の反射端、もしくはコネクタ端における反射光による雑音等、信号の反射がシステムに与える様々な悪影響を抑え、安定した一心双方向光波長多重伝送を提供することが可能である。
すなわち、上り波長多重信号1aと下り波長多重信号1bの波長帯域を分離し、その波長帯域のみを透過する光フィルタ80a、光フィルタ80b、光フィルタ81a、光フィルタ81b、光フィルタ82から光フィルタ85を方向性結合器50a、方向性結合器50b、方向性結合器51、方向性結合器52に追加することで、反射光の影響を抑えることができる。よって、入力レベルを光断検出器90a、光断検出器90b、光断検出器91、光断検出器92で、波長数によらず一括してモニタすることができる。
【0029】
実施の形態2.
図2は、実施の形態2による一心双方向光波長多重伝送システムの構成を示す図であり、制御信号である監視制御光を主信号と波長多重して伝送していることを特徴とする。上り監視制御信号1cは、WDMカプラ93aで上り波長多重信号1aと合波され、次局へ伝送される。上り監視制御信号1cは、光フィルタ80aでは透過され、光フィルタ81aではカットされる波長帯域の波長である。同様に、下り監視制御信号1dは、WDMカプラ94bで下り波長多重信号1bと合波され、次局へ伝送される。下り監視制御信号1dは、光フィルタ81bでは透過され、光フィルタ80bではカットされる波長帯域の波長である。また、主信号と合波された監視制御信号は、次局のWDMカプラ95、WDMカプラ93b、WDMカプラ98、WDMカプラ94aで主信号と分波される。その他の構成については、実施の形態1と同様である。
なお、上記WDMカプラ95、WDMカプラ93b、WDMカプラ98、WDMカプラ94aは、制御信号分波器の一例である。また、監視制御信号1c及び監視制御信号1dは、制御信号の一例である。
【0030】
この実施の形態2は、波長多重端局10a及び波長多重端局10bと中継局20aの情報を上位にあげたり、逆に上位から各局への制御などを行うための監視制御光を伝送した場合について示している。伝送路中の反射点による影響は、監視制御光においても主信号と同様であり、実施の形態1の場合と同様の効果を挙げることができる。
【0031】
実施の形態3.
図3は、実施の形態3による一心双方向光波長多重伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態は、波長多重端局10a及び波長多重端局10bに光増幅器が存在しないのを特徴とする。
なお、その他の構成については形態1と同様である。また、中継局20aは伝送路30中に複数あっても、なくてもよい。
この実施の形態3においては、動作は実施の形態1との場合と同様である。
【0032】
したがって、このように光増幅器が存在しないシステム構成においても、実施の形態1と同様の効果をあげることができる。
【0033】
実施の形態4.
図4は、実施の形態4による一心双方向光波長多重伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態では、上り信号波長帯域用の監視制御信号1c及び下り信号波長帯域用の監視制御信号1dが存在し、WDMカプラ93a、WDMカプラ93b、WDMカプラ94a、WDMカプラ94bが存在し、波長多重端局10bに光増幅器が存在しないのを特徴とする。監視制御信号1c及び監視制御信号1dは、制御信号の一例である。
なお、その他の構成については形態2と同様である。中継局20aは伝送路30中に複数あっても、なくてもよい。
この実施の形態4においては、動作は実施の形態2との場合と原則的には同様である。
ただし、WDMカプラ93aによって、監視制御信号1cと上り波長多重信号1aとを合波し、WDMカプラ93bによって、監視制御信号1cと上り波長多重信号1aとを分波する動作が付加されている。また、WDMカプラ94bによって、監視制御信号1dと下り波長多重信号1bとを合波し、WDMカプラ94aによって、監視制御信号1dと下り波長多重信号1bとを分波する動作が付加されている。
したがって、方向性結合器50aは、WDMカプラ93aによって合波された監視制御信号1cと上り波長多重信号1aとを入力し、伝送路30に出力する。
方向性結合器50bは、監視制御信号1cと上り波長多重信号1aとを入力するが、下り波長多重信号1bの反射光が存在するならば、下り波長多重信号1bをも入力し、上り方向に流れる光信号のみを分波して、出力する。
出力された光信号はWDMカプラ93bによって、監視制御信号1cと上り波長多重信号1aとに分波され、さらに、光フィルタ80bによって上り波長多重信号1aを透過し、下り波長多重信号1bを遮断する。
【0034】
上記の動作によって、監視制御信号1c及び監視制御信号1dが存在するようなシステム構成においても、実施の形態1と同様の効果をあげることができる。
【0035】
実施の形態5.
図5は、実施の形態5による一心双方向光波長多重伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態では、方向性結合器のかわりにWDMカプラを使用していることを特徴とする。
各WDMカプラは、上り波長多重信号1aと、下り波長多重信号1bを合波又は合分波する機能を有する。
その他の構成については形態1と同様である。
中継局20aは伝送路30、伝送路31中に複数あっても、なくてもよい。また、実施の形態3と同様に、波長多重端局10a及び波長多重端局10bに光増幅器をそなえていても、いなくてもよい。
【0036】
この実施の形態5においては、実施の形態1で示した方向性結合器と同様の機能をWDMカプラが果たす。したがって、動作は実施の形態1の場合と同様である。
よって、このようなシステム構成においても、実施例1と同様の効果をあげることができる。
【0037】
実施の形態6.
図6は、実施の形態6による一心双方向光波長多重伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態は、実施の形態4と同様に監視制御光を主信号と同様に伝送していること、方向性結合器のかわりに実施の形態5と同様にWDMカプラを使用していることを特徴とする。
その他の構成については実施の形態2と同様である。
中継局20aは伝送路30、伝送路31中に複数あっても、なくてもよい。
【0038】
この実施の形態6においては、動作は実施の形態2の場合と基本的には同様である。
したがって、このようなシステム構成においても、実施の形態2と同様に、波長多重端局10a及び波長多重端局10bと中継局20aの情報を上位にあげたり、逆に上位から各局への制御などを行うための監視制御光を伝送中の反射点による影響は、監視制御光においても主信号と同様であるため、実施の形態1の場合と同様の効果を挙げることができる。
【0039】
実施の形態7.
図7は、実施の形態7による一心双方向光波長多重伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態は、伝送路がリング型であることを特徴とする。
リング型の一心双方向光波長多重伝送システムでは、リング32aからリング32cでつながれたノード間で通信を行うことができる。10cはマスタノード、21a、21b、21cは、スレーブノードを示す。
図8にスレーブノードの構成図の例を示す。スレーブノードには、56a、56bのように特定の波長だけを合分波できる光アド・ドロップモジュールが設置されていることを特徴とし、その他は、実施の形態2の中継局20aで示した構成と同様である。
この光アド・ドロップモジュールは複数台あってもよい。また、光増幅器42、光増幅器43、WDMカプラ95、WDMカプラ96、WDMカプラ97、WDMカプラ98はなくてもよい。また、方向性結合器51、方向性結合器52のかわりに、WDMカプラ54、WDMカプラ55を使用してもよい。
このようなリング型の一心双方向光波長多重伝送システムにおいても、右回り信号波長帯域と左回り信号波長帯域に、それぞれ上り波長多重信号1aと下り波長多重信号1bを割り当てる。同様に、右回り監視制御光と左回り監視制御光は上り監視制御信号1cと下り監視制御信号1dを割り当てる。その他の構成については形態1と同様である。
スレーブノード21a、スレーブノード21b、スレーブノード21cは、伝送路中に複数あっても、なくてもよい。
【0040】
この実施の形態7においては、基本的動作は実施の形態2の場合と同様である。
したがって、このようなリング型システム構成においても、実施例1と同様の効果をあげることができる。
【0041】
実施の形態8.
図9は、実施の形態8による一心双方向光波長多重伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態は、ラマン増幅器をそなえていることを特徴とする。
44bは、ラマン増幅用の励起光源を備えたラマン増幅器であり、複数台あってもよい。
1eはラマン増幅器44bのラマン増幅用励起光源から出力された励起光(レーザ光)である。
また、87bは、ラマン増幅用励起光(励起光)と上り波長多重信号1aとを合波するWDMカプラである。WDMカプラ87bは、合波器の一例である。
80bはラマン増幅用励起光源を遮断することを特徴とし、かつ実施の形態1で示した光フィルタと同等の性能(上り波長多重信号1aを透過し、下り波長多重信号1bを遮断する)を持つ光フィルタである。
光増幅器40b、光増幅器41bはなくてもよい。また方向性結合器50bは、WDMカプラでもよい。
この実施の形態8においては、動作は実施の形態2の場合と同様である。
【0042】
以上、ラマン増幅器44bとラマン増幅に使用する励起光源の波長帯域をカットする光フィルタ80bとを備えた一心双方向光波長多重伝送システムについて説明した。
【0043】
本実施の形態の一心双方向光波長多重伝送システムによれば、ラマン増幅器44bを用いた一心双方向光波長多重伝送システムにおいて、励起光1eの反射の対向側への漏れこみに対しても、実施の形態8の方式をとることにより、雑音をおさえ、実施の形態1と同様の効果をあげることができる。
すなわち、ラマン増幅における励起光の反射点による反射光も、励起光源の波長帯域をカットする光フィルタ80bを挿入することで抑えることができる。したがって、光断検出の警報監視においても、従来例に示したような、各波長ごとに必要になる光断検出重畳回路や光断検出信号検出回路を必要とせずに、光断検出器のみによって、光断検出をすることができる。
【0044】
以上、すべての実施の形態において、対向する波長多重信号光を光ファイバに結合するための方向性結合器は、それと同等の効果をもつフィルタにおきかえることが可能である。
【0045】
図10は、伝送装置のコンピュータ基本構成図である。
図10において、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)40は、バス38を介してモニタ41、キーボード45、マウス48、通信ボード44、磁気ディスク装置46等と接続されている。
磁気ディスク装置46には、オペレーティングシステム(OS)47、プログラム群49、ファイル群50が記憶されている。ただし、プログラム群49、ファイル群50が一体となってオブジェクト指向のプログラム群49を形成する形態も一実施の形態として考えられる。
プログラム群49は、CPU40、OS47により実行される。
上記各実施の形態では、通信ボード44の機能を使用して、光伝送路を経由して通信する。
【0046】
すべての実施の形態では、各構成要素の各動作はお互いに関連しており、各構成要素の動作は、上記に示された動作の関連を考慮しながら、一連の動作として置き換えることができる。そして、このように置き換えることにより、方法の発明の実施形態とすることができる。
また、上記各構成要素の動作を、各構成要素の処理と置き換えることにより、プログラムの実施の形態とすることができる。
また、プログラムをプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることで、プログラムに記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができる。
【0047】
プログラムの実施の形態及びプログラムに記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態は、すべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。
プログラムの実施の形態およびプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態における各処理はプログラムで実行されるが、このプログラムは、記録装置に記録されていて、記録装置から中央処理装置(CPU)に読み込まれ、中央処理装置によって、各フローチャートが実行されることになる。
また、各実施の形態のソフトウエアやプログラムは、ROM(READ ONLY MEMORY)に記憶されたファームウエアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウエアとファームウエアとハードウエアとの組み合わせで前述したプログラムの各機能を実現しても構わない。
【0048】
【発明の効果】
伝送路中もしくはコネクタ端の反射における信号の廻りこみが与える影響を、上りの波長多重光信号と下りの波長多重光信号の波長帯域にあった光フィルタを挿入することにより、安価であって、かつ、回路規模を小さく抑えた伝送装置により光断検出を実現することができる。
【0049】
また、多重反射の影響や、受信器への信号光の漏れこみの影響を防ぐことで、受信器に与える雑音を低減し、伝送品質の高い波長多重伝送の実現を可能とする。
【0050】
また、方向性結合器または光フィルタまたはカプラのいずれかにより光信号を分波することができる。
【0051】
また、ラマン増幅に使用する励起光源の波長帯域をカットする光フィルタを挿入することにより、安価であって、かつ、回路規模を小さく抑えた伝送装置により光断検出を実現することができる。
【0052】
また、上りの波長多重光信号と下りの波長多重光信号の波長帯域にあった光フィルタを挿入することにより、安価であって、かつ、回路規模を小さく抑えた伝送システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態7による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態7による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態8による一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図10】伝送装置のコンピュータ基本構成図である。
【図11】 従来の一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図12】 従来の一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【図13】 従来の一心双方向光波長多重伝送システムを示す構成図である。
【符号の説明】
1a 上り波長多重信号、1b 下り波長多重信号、1c 上り監視制御信号、1d 下り監視制御信号、10a,10b 波長多重端局、10c マスターノード、20a 中継局、21a,21b,21c スレーブノード、30,31 伝送路、40a,40b,41a,41b,42,43 光増幅器、44a,44b ラマン増幅器、50a,50b,50c,50d,51,52 方向性結合器、53b,54,55 WDMカプラ(上り信号波長帯域/下り信号波長帯域)、56a,56b 光アド・ドロップモジュール、60a,60b 光送信器、60c,60d 光送信回路、61a,61b 光受信器、61c,61d 光受信回路、70a,70b 合波器、71a,71b 分波器、72,75 光断検出信号重畳回路、73,74 光断検出信号検出回路、80a,80b,82,83 光フィルタ(上り波長多重信号透過光フィルタ)、81a,81b,84,85 光フィルタ(下り波長多重信号透過光フィルタ)、87a,87b WDMカプラ(ラマン増幅用励起光)、90a,90b,91,92光断検出器、93a,93b,95,96 WDMカプラ(上り信号波長帯域用監視制御光)、94a,94b,97,98 WDMカプラ(下り信号波長帯域用監視制御光)。

Claims (8)

  1. 合波された第1の光信号と第2の光信号と制御信号とを入力し、入力した第1の光信号と第2の光信号と制御信号とから所定の方向に流れる光信号と制御信号とを分波して出力する分波器と、
    上記分波器が出力した光信号から第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方を透過し、第1の光信号と第2の光信号のいずれか他方を遮断する光フィルタと
    上記分波器と上記光フィルタの間に設けられ、上記分波器が出力した光信号と制御信号とから光信号を分波し、分波した光信号を上記光フィルタに出力する制御信号分波器と
    を備えることを特徴とする伝送装置。
  2. 上記伝送装置は、上記分波器として第1の分波器と第2の分波器とを備え、
    上記伝送装置は、上記光フィルタとして第1の光フィルタと第2の光フィルタとを備え、
    上記第1の光フィルタと第2の光フィルタとは、上記第1の分波器と第2の分波器との間に設けられ、
    上記第1の分波器は、合波された第1の光信号と第2の光信号とから第1の方向に流れる光信号を分波して第1の光フィルタに出力し、
    上記第1の光フィルタは、入力した光信号から第1の光信号を透過し、第2の光信号を遮断することによって第1の光信号を上記第2の分波器に出力し、
    上記第2の分波器は、上記第1の光フィルタによって出力された第1の光信号を送信するとともに、合波された第1の光信号と第2の光信号とから第1の方向と反対の方向に流れる光信号を分波し上記第2の光フィルタに出力し、
    上記第2の光フィルタは、入力した光信号から第2の光信号を透過し、第1の光信号を遮断することによって第2の光信号を上記第1の分波器に出力し、
    上記第1の分波器は、上記第2の光フィルタによって出力された第2の光信号を送信することを特徴とする請求項1に記載された伝送装置。
  3. 上記伝送装置は、さらに、
    上記光フィルタによって透過された第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方の光信号をモニタして光断検出を行う光断検出器を備えることを特徴とする請求項1に記載された伝送装置。
  4. 上記伝送装置は、さらに、
    上記光フィルタによって透過された第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方の光信号を増幅する光増幅器を備えることを特徴とする請求項1に記載された伝送装置。
  5. 上記分波器は、方向性結合器または光フィルタまたはカプラのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載された伝送装置。
  6. 上記伝送装置は、さらに、
    上記第1の光フィルタと上記第2の分波器との間に設けられ、上記第1の光フィルタが透過した第1の光信号を入力し、入力した第1の光信号の内、所定の波長を持つ光信号を分波して第2の分波器に出力する第1の光アド・ドロップモジュールと、
    上記第2の光フィルタと上記第1の分波器との間に設けられ、上記第2の光フィルタが透過した第2の光信号を入力し、入力した第2の光信号の内、上記第1の光アド・ドロップモジュールによって分波された所定の波長を持つ光信号と異なる他の波長を持つ光信号を分波して第1の分波器に出力する第2の光アド・ドロップモジュールとを備えることを特徴とする請求項2に記載された伝送装置。
  7. 上記伝送装置は、さらに、
    励起光信号を発生させるラマン増幅器と、
    上記ラマン増幅器が発生した励起光信号を第1の光信号と第2の光信号とに合波する合波器とを備え、
    上記分波器は、上記合波器によって合波された第1の光信号と第2の光信号と励起光信号とから所定の方向に流れる光信号と励起光信号とを分波して光フィルタに出力し、
    上記光フィルタは、入力した光信号と励起光信号とから第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方を透過し、第1の光信号と第2の光信号のいずれか他方と励起光信号とを遮断することを特徴とする請求項1に記載された伝送装置。
  8. 合波された第1の光信号と第2の光信号と制御信号とを入力し、入力した第1の光信号と第2の光信号と制御信号とから所定の方向に流れる光信号と制御信号と分波器により分波して出力し、
    上記分波器により分波されて出力された所定の方向に流れる光信号と制御信号とから光信号を制御信号分波器により分波して、分波した光信号を出力し、
    上記第1の光信号と第2の光信号のいずれか一方を透過する光フィルタにより上記制御信号分波器により分波されて出力された光信号を入力して、入力した光信号の透過と遮断とを行う
    ことを特徴とする伝送方法。
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