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JP3965932B2 - 油圧ショベルの油圧制御回路 - Google Patents

油圧ショベルの油圧制御回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベルの油圧制御回路に関するものであり、特に車両の走行時にエンジンの油圧ポンプへの入力トルクを増加させるパワーシフト機能を有する油圧ショベルの油圧制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベルは、土砂の掘削等の作業を行う建設機械の一種であり、その概略構成としては、例えば、図3に示したようなものが実用化されている。同図において、1は下部走行体、2は上部旋回体である。下部走行体1は、左右の履帯式走行手段3を有するものであり、左右の走行手段3は、それぞれ油圧モータにより駆動輪3aを回転駆動することにより車両が走行する。上部旋回体2は下部走行体1に対して旋回可能となっている。
【0003】
上部旋回体2には、オペレータが搭乗して機械を操作するための運転室4が設けられると共に、土砂の掘削等の作業を行うための作業機5が装着されている。作業機5は、上部旋回体2に俯仰動作可能に連結したブーム6と、このブーム6の先端に上下方向に回動可能に連結したアーム7と、アーム7の先端に連結したバケット8とから構成され、これらブーム6,アーム7及びバケット8は、それぞれブームシリンダ6a,アームシリンダ7a及びバケットシリンダ8aにより駆動されるようになっている。さらに、運転室4及び作業機5の装着部より後方位置には、内部にエンジンや油圧ポンプ等を設けた建屋9が設置されている。
【0004】
油圧ショベルは、そのほぼ全体が油圧駆動されるものである。即ち、左右の走行手段は走行用油圧モータにより、また旋回装置は旋回用油圧モータにより、さらに作業機5を構成する各機構は油圧シリンダによりそれぞれ駆動される。そこで、これら油圧モータ及び油圧シリンダからなる油圧アクチュエータの駆動を制御するために、油圧ショベルには、図4に示したような油圧制御回路を備えている。
【0005】
図中において、11はエンジンであって、このエンジン11からは、トランスミッション12を介して4個の油圧ポンプ13〜16が駆動されるようになっている。油圧ポンプ13〜16は容量可変式のものが用いられ、それぞれの油圧ポンプ13〜16からの吐出油は、それぞれコントロールバルブユニット17〜20を介して前述した各油圧アクチュエータと接続される。そして、各コントロールバルブユニット17〜20を構成する方向切換弁は油圧パイロット式のものであり、操作レバーの操作によりパイロット圧をこれら各方向切換弁に供給することによって、各油圧アクチュエータが作動する。即ち、図示した操作レバー21,22は作業機5の駆動用及び旋回用のものであり、これらにはそれぞれパイロットバルブ23,24(具体的には、操作レバー21,22は左右及び前後に傾動することにより異なる油圧アクチュエータが作動することから、パイロットバルブはそれぞれ2組設けられる)が接続されている。また、操作レバー25,26は左右の走行用の操作レバーであり、これらにもパイロットバルブ27が接続されている。
【0006】
ここで、各種の油圧アクチュエータを4個の油圧ポンプ13〜16で駆動するように構成したのは、複合動作を行うことができるようにするためである。例えば、土砂を掘削する際には、ブーム6及びアーム7とを作動させることによりバケット8で地面を切り込むようになし、その直後にアーム7を動かしながらバケット8を操作する。また、掘削した土砂をダンプトラックに積み込む際には、旋回と作業機5との複合動作も行われる。さらに、油圧アクチュエータのうち、ブーム6を駆動するブームシリンダ6a及びアーム7を駆動するアームシリンダ7aは大きな負荷が作用することから、2つの油圧ポンプを合流させるように構成することもある。
【0007】
1台のエンジン11に対して複数の油圧ポンプを接続し、かつ各油圧ポンプには複数の方向切換弁をユニット化したコントロールバルブユニットをそれぞれ設けているのは、以上の理由からである。ここで、1台のエンジンに接続される油圧ポンプの数は、通常は、4個または3個の油圧ポンプが接続されるが、その数はこれらには限定されない。
【0008】
4個設けた油圧ポンプ13〜16は同時に作動する状態もあるので、エンジン11による各油圧ポンプ13〜16への入力トルクの総和はエンジン11の定格トルクを越えないように設定する。エンジン11の定格トルクを越えた出力状態となると、エンジン11が過負荷状態になり、損傷に至らしめるからである。つまり、4個設けられている油圧ポンプ13〜16には、エンジン11からの全入力トルクの1/4づつが割り当てられるようになっており、これが標準入力トルクである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両を走行させるための走行用油圧モータには、それぞれ1個の油圧ポンプからの圧油が供給される。従って、車両が走行する際には、エンジン11の出力の1/2しか使用できないということになる。ただし、車両の走行時には、上部旋回体2を旋回させたり、また作業機5を作動させることはない。つまり、車両が走行する際に、実質的に他の操作が複合的に行われることはない。勿論、それぞれ1ポンプへの標準入力トルクにより車両の走行は可能になるように設定されている。しかしながら、油圧ショベルが登坂する際には、負荷が大きいために、出力が不足する場合があり、このために登坂速度が緩慢になり、甚だしい場合には登坂できなくなるという不都合を生じることもある。
【0010】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、複合操作されず車両の走行単独操作時にのみ、油圧ポンプの出力を増大させるようになし、もってエンジンの過負荷を防止すると共に、登坂能力を向上させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、左右の走行用油圧モータと、上部旋回体の旋回モータと、フロント作業機の駆動用油圧シリンダとが設けられ、これら各油圧アクチュエータに圧油を供給するために、エンジンと、このエンジンにより駆動される少なくとも3つ以上の容量可変型の油圧ポンプと、これら各油圧ポンプにそれぞれ接続され、複数の方向切換弁をユニット化したコントロールバルブユニットとを備え、前記左右の走行用油圧モータ以外の油圧アクチュエータのうち、少なくとも1つの油圧アクチュエータには2つの油圧ポンプを合流させるようにした油圧ショベルであって、前記3つ以上設けられるコントロールバルブユニットのうちの1つのコントロールバルブユニットには左右いずれか一方の走行用油圧モータの駆動制御用の第1の走行用方向切換弁を設け、前記3つ以上設けられる油圧ポンプには、前記エンジンによる定格入力トルクを、全ての油圧ポンプに均等に割り当てられる標準入力トルク状態から、それらのうちの2つの油圧ポンプに割り当てられるのに相当する高入力トルク状態となるように切り換える増馬力手段を設け、また他の1つのコントロールバルブユニットには他方の走行用油圧モータの駆動制御用の第2の走行用方向切換弁を設け、これら左右の走行用油圧モータ操作用パイロットバルブ及び他の油圧アクチュエータを操作するパイロットバルブに、それぞれ圧力検出手段を設け、走行用油圧モータ操作用のパイロットバルブ側に圧力が発生し、他の油圧アクチュエータ操作用のパイロットバルブ側には圧力が生じていないことを前記圧力検出手段で検出した時には、前記増馬力手段により高入力トルク状態に切り換えて、前記前記左右の走行用油圧モータに接続されている2つの油圧ポンプの出力トルクが上昇可能な構成としたことをその特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、油圧ショベルの全体構成については、図3に示したものと格別の差異はないので、同一または均等な構成要素については、同じ符号を用いて説明し、その具体的な図示及び説明は省略する。
【0013】
まず、図1に油圧ショベルの油圧制御回路の概略構成を示す。図中において、30はエンジンを示し、このエンジン30はトランスミッション31を介して4個の油圧ポンプ32〜35を駆動できるようになっている。各油圧ポンプ32〜35は、それぞれコントロールバルブユニット36〜39に接続されており、これら各コントロールバルブユニット36〜39はそれぞれ複数の方向切換弁をユニット化したもので構成される。
【0014】
油圧ショベルに設けた多数の油圧アクチュエータは、これらコントロールバルブユニット36〜39を構成する1個または2個の方向切換弁を介して圧油が供給されて、それぞれ駆動されるようになっている。各方向切換弁は油圧パイロット方式で切り換わるものであり、方向切換弁の切り換え操作は運転室4内に設けた操作レバーの操作により行われることになる。
【0015】
操作レバーとしては、通常、作業機5の作動制御と、旋回操作を行うために、2本の操作レバー40,41が設けられる。これらの他に、走行用の操作レバー42,43が設けられる。ここで、操作レバー40,41は、左右及び前後に傾動できるようになっており、これによって、ブーム用油圧シリンダ6a、アーム用油圧シリンダ7a、バケット用油圧シリンダ8a及び旋回用油圧モータの4種類の油圧アクチュエータの作動制御が行われる。44,45,46はパイロットバルブを示し、いずれかの操作レバーが操作されると、それに対応するパイロットバルブからパイロット圧が出力され、このパイロット圧により方向切換弁が切り換わって、所定の油圧アクチュエータが作動することになる。
【0016】
図示したコントロールバルブユニット36〜39のうち、コントロールバルブユニット38を構成する1つの方向切換弁38aが左右いずれか一方の走行用油圧モータを制御するものであり、またコントロールバルブユニット39を構成する1つの方向切換弁39aが他方の走行用油圧モータを制御するものとする。従って、これら方向切換弁38a,39aの油圧パイロット配管は操作レバー42,43を装着したパイロットバルブ46に接続される。従って、走行時には、2つの油圧ポンプ34,35からの圧油が左右の各走行用油圧モータに供給されることになる。
【0017】
オペレータが車両を走行させる際には、操作レバー42,43を把持して操作することから、作業機及び旋回の操作を行うための操作レバー40,41は操作されない。つまり、車両の走行時には、2個の油圧ポンプ34,35だけが駆動され、他の2個の油圧ポンプ32,33は停止状態、つまり無負荷運転状態に保持される。そこで、走行時に限って、エンジン30の全出力をそれぞれ油圧ポンプ34,35に振り分けるように構成している。即ち、エンジン30から油圧ポンプ34,35に入力されるトルクを、標準入力トルク状態である1/4から1/2に増大させて、高入力トルク状態に切り換えるようにしている。このために、まず車両が走行しており、かつ走行以外の複合操作がなされていないことを検出する機構と、この検出機構による検出信号に基づいて、油圧ポンプに対して増馬力を行う機構とが設けられる。
【0018】
まず、走行時には、操作レバー42,43が操作され、操作レバー40,41は操作されないことから、パイロットバルブ46からはパイロット信号が出力されるが、パイロットバルブ44,45からのパイロット信号は出力されない。そこで、パイロットバルブ46からの全てのパイロット配管にシャトルバルブ47を接続し、またパイロットバルブ44,45からの全てのパイロット配管にシャトルバルブ48を接続し、それぞれ最も高い圧力を取り出すようにする。そして、シャトルバルブ47,48の出力側に、それぞれ圧力センサ49,50を接続する。さらに、これらの圧力センサ49,50からの圧力信号はコントローラ51に取り込むように構成している。
【0019】
以上のように構成することによって、車両が走行しているか否かを検出できる。即ち、車両が走行するには、方向切換弁38a,39aの少なくとも一方が切り換わっていなければならない。つまり、パイロットバルブ46からパイロット圧が出力されていなければならない。このパイロット圧の発生はシャトルバルブ48を介して圧力センサ50により検出される。車両の走行時には、作業機5を操作したり、上部旋回体2を旋回させたりすることはない。従って、操作レバー40,41は操作されないので、パイロットバルブ44,45にはパイロット圧が発生しない。従って、圧力センサ49の出力レベルがHであり、圧力センサ50の出力レベルがLであれば、現在車両が走行しており、しかも走行以外の作動は行われていないことが検出される。一方、圧力センサ50の出力レベルがHである場合には、圧力センサ49の出力レベルがHであろうと、Lであろうとに拘らず、作業機5が作動しているか、または旋回動作が行われていることになる。そして、両圧力センサ49,50の出力レベルが共にHであれば、車両が走行しているか否かはともかくとして、少なくとも作業機が作動したり、旋回動作が行われているになる。
【0020】
以上のように、パイロットバルブ46の作動状態を検出する圧力センサ49の出力レベルがHであって、パイロットバルブ44,45の作動状態を検出する圧力センサ50の出力レベルがLであれば、走行単独操作が行われていることが判明する。そこで、これら圧力センサ49,50の出力信号がコントローラ51に取り込まれるようになっており、このコントローラ51で走行単独操作が行われていると判断された時には、エンジン30に接続した4個の油圧ポンプ32〜35のうち、2個の油圧ポンプ(具体的には油圧ポンプ34,35)だけしか駆動されないので、これらの油圧ポンプの入力トルクを高くしても、即ち、入力トルクの割り当てを1/4から1/2に変えても、エンジン30の定格トルクの範囲内に保持され、エンジン30が過負荷状態となることはない。
【0021】
そこで、各油圧ポンプ32〜35のレギュレータ52〜55に増馬力ポート52a〜55aを設けて、これら増馬力ポート52a〜55aに増圧ポンプ56を接続して設ける。従って、この増圧ポンプ56からの圧油を増馬力ポート52a〜55aに供給すると、油圧ポンプ32〜35の傾転角が大きくなり、エンジン30による油圧ポンプ32〜35への入力トルクが増大することができる。
【0022】
増圧ポンプ56と、レギュレータ52〜55の増馬力ポート52a〜55aとの間の流路には、電磁切換弁57が設けられており、この電磁切換弁57はコントローラ51からの信号に基づいて開閉制御されるものであり、常時においては、電磁切換弁57は閉鎖状態に保持されて、増圧ポンプ56からの圧力はレギュレータ52〜55には導かれない。コントローラ51に入力される圧力センサ49,50からの信号のうち、圧力センサ49からの出力レベルがHとなり、圧力センサ50からの出力レベルがLになっている時には、このコントローラ51からの信号に基づいて電磁開閉弁57が開いて、レギュレータ52〜55の増馬力ポート52a〜55aに圧力が導かれる。その結果、油圧ポンプ32〜35は高入力トルク状態となり、各油圧ポンプ32〜35はエンジン30により、それぞれ全入力トルクの1/2で駆動できる状態となる。
【0023】
この時には、走行単独操作状態となっているので、実際には油圧ポンプ34,35は高負荷運転状態とはなるが、油圧ポンプ32,33は無負荷運転状態に保持される。従って、エンジン30の出力自体が定格トルク以上となることはない。そして、この状態でのポンプの入力トルクとポンプの吐出流量と吐出圧力との関係(所謂PQ特性)は、図2に示したようになる。同図(a)において、ポンプ入力トルクT1 が油圧ポンプが標準入力トルク状態での最大値であり、油圧ポンプを高入力トルク状態で作動させると、入力トルクがT2 に増大する。その結果、同図(b)で示したPQ特性では、標準入力トルク状態では、ポンプ吐出圧力がP1 になると、ポンプ吐出流量Qが減少する。つまり、車両の走行時に、坂路を登る時には、走行用油圧モータに対する負荷が小さい時には、つまり坂路の傾斜角が小さく、この走行用油圧モータに供給される油圧ポンプの吐出圧がP1 以下でも十分登坂できる状態では、油圧ポンプが標準トルク状態でも格別支障を来すことはない。しかしながら、坂路の傾斜角が大きくなり、走行用油圧モータに作用する負荷が増大し、油圧ポンプからの必要な吐出圧がP1 を越えると、標準トルク状態では、急激に登坂速度が低下する。
【0024】
しかしながら、走行単独操作時には、それが自動的に検出されて、油圧ポンプのパワーが高くなるようにシフトする制御が行われる。その結果、油圧ポンプからの必要な吐出圧がP2 までは、走行用油圧シリンダへの吐出流量が変化しないことから、登坂速度が低下することはない。また、油圧ポンプの吐出圧がP2 を越えると、供給流量Qが減少して、走行速度が低下するが、その速度低下の度合いが小さ。従って、登坂能力が著しく向上することになる。
【0025】
しかも、車両の走行中に、操作レバー40,41が操作されると、圧力センサ48からの信号レベルがHになるので、直ちに電磁切換弁57が閉鎖状態に切り換わることになる。その結果、エンジン30の全出力トルクの割り当てが、各油圧ポンプ32〜35に対して1/4の状態に復帰するので、エンジン30が過負荷状態になることはなく、その保護が図られる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、複合操作されず車両の走行単独操作時にのみ、油圧ポンプの出力が増大し、もってエンジンの過負荷を防止すると共に、登坂能力を向上させる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す油圧ショベルの油圧制御回路の構成図である。
【図2】油圧ポンプの標準入力トルク状態と、高入力トルク状態とのPQ特性を示す線図である。
【図3】一般的な油圧ショベルの全体構成図である。
【図4】従来技術による油圧ショベルの油圧制御回路の構成図である。
【符号の説明】
30 エンジン 32〜35 油圧ポンプ
36〜39 コントロールバルブユニット
38a,39a 走行用の方向切換弁
40〜43 操作レバー
44〜46 パイロットバルブ
47,48 シャトルバルブ
52〜55 レギュレータ
49,50 圧力センサ 51 コントローラ
52a〜55a 増馬力ポート 56 増圧ポンプ
57 電磁切換弁

Claims (2)

  1. 左右の走行用油圧モータと、上部旋回体の旋回モータと、フロント作業機の駆動用油圧シリンダとが設けられ、これら各油圧アクチュエータに圧油を供給するために、エンジンと、このエンジンにより駆動される少なくとも3つ以上の容量可変型の油圧ポンプと、これら各油圧ポンプにそれぞれ接続され、複数の方向切換弁をユニット化したコントロールバルブユニットとを備え、前記左右の走行用油圧モータ以外の油圧アクチュエータのうち、少なくとも1つの油圧アクチュエータには2つの油圧ポンプを合流させるようにした油圧ショベルにおいて、
    前記3つ以上設けられるコントロールバルブユニットのうちの1つのコントロールバルブユニットには左右いずれか一方の走行用油圧モータの駆動制御用の第1の走行用方向切換弁を設け、また他の1つのコントロールバルブユニットには他方の走行用油圧モータの駆動制御用の第2の走行用方向切換弁を設け、
    前記3つ以上設けられる油圧ポンプには、前記エンジンによる定格入力トルクを、全ての油圧ポンプに均等に割り当てられる標準入力トルク状態から、それらのうちの2つの油圧ポンプに割り当てられるのに相当する高入力トルク状態となるように切り換える増馬力手段を設け、
    前記左右の走行用油圧モータ操作用パイロットバルブ及び他の油圧アクチュエータを操作するパイロットバルブに、それぞれ圧力検出手段を設け、
    走行用油圧モータ操作用のパイロットバルブ側に圧力が発生し、他の油圧アクチュエータ操作用のパイロットバルブ側には圧力が生じていないことを前記圧力検出手段で検出した時には、前記増馬力手段により高入力トルク状態に切り換えて、前記左右の走行用油圧モータに接続されている2つの油圧ポンプの出力トルクが上昇可能な構成としたことを特徴とする油圧ショベルの油圧制御回路。
  2. 前記増馬力手段は、前記各油圧ポンプの傾転角を制御するレギュレータと、このレギュレータに信号圧を供給するポンプと、これらポンプとレギュレータとの間に介装した電磁開閉弁とで構成したことを特徴とする請求項1記載の油圧ショベルの油圧制御回路。
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