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JP3963066B2 - オーバランセンサを備えたステージ装置 - Google Patents

オーバランセンサを備えたステージ装置 Download PDF

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JP3963066B2
JP3963066B2 JP2000135573A JP2000135573A JP3963066B2 JP 3963066 B2 JP3963066 B2 JP 3963066B2 JP 2000135573 A JP2000135573 A JP 2000135573A JP 2000135573 A JP2000135573 A JP 2000135573A JP 3963066 B2 JP3963066 B2 JP 3963066B2
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    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光装置などの光学機械、測定器、工作機械、スクリーン印刷機など、各種の機械、器具に適用できるXYθの3軸を移動するステージ装置に関し、さらに詳細には、ステージが必要以上に移動するのを防止するためのオーバランセンサを備えたステージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1つのステージを用いてX、Y、θ方向の移動制御を行なうステージ装置としては、例えば特開平8−25163号公報に示されるものが提案されている。
図8は上記ステージ装置の構成を示す図であり、同図(b)は同図(a)のA−A断面図を示している。
同図において、基台21の上に平面ガイド22を介してステージ20がXYθ方向に移動可能に載置されている。なお、以下では、図示のようにX方向を同図左右方向、Y方向を同図の上下方向と言い、「θ方向に移動する」とはXY平面に垂直な軸を中心として回転することを言う。
ステージ20と基台21の中央部分は貫通窓が設けられており、例えばステージ20上にマスクを載置して図示しない光源からマスクに光を照射して図示しないワークステージ上に載置されたワークの露光処理等を行う。
23,24,25は第1〜第3の駆動機素であり、駆動機素23,24,25はモータ等のアクチュエータを備え、駆動部23a,24aをX方向、駆動部25aをY方向に駆動する。駆動部23a,24a,25aにはスライド軸23b,24b,25bが取り付けられ、スライド軸23b,24b,25bは、ステージ20のアーム20a,20b,20cに取り付けられた被駆動機素である回転及びスライド部材23c,24c,25cと係合している。
【0003】
図9に上記スライド軸23b,24b,25bと回転及びスライド部材23c,24c,25cの取り付け構造を示す。回転及びスライド部材23c,24c,25cはアーム20a,20b,20cに、軸23d,24d,25dを介して回転可能に取り付けられており、回転及びスライド部材23c,24c,25cは、スライド軸23b,24b,25bに沿って同図の矢印方向に摺動可能である。
【0004】
図8に戻り、26はばねであり、ばね26の一方端は固定され、他方端はステージ20のアーム20a,20b,20cを駆動機素23,24,25方向に付勢している。
図8において、ステージ20は次のように駆動される。
ステージ20をX方向に移動させる場合には、第1、第2の駆動機素23,24を駆動して駆動部23a,24aを等しい量だけ同図のX方向に移動させる。これにより、ステージ20のアーム20cに取り付けられた回転及びスライド部材25cはスライド軸25bに沿って摺動し、ステージ20はX方向に移動する。
ステージ20をY方向に移動させるには、第1,第2の駆動機素23,24を駆動せず、第3の駆動機素25を駆動して駆動部25aを移動させる。これにより、ステージ20のアーム20a,20bに取り付けられた回転及びスライド部材23c,24cはスライド軸23b,24bに沿って摺動し、ステージ20はY方向に移動する。
【0005】
また、ステージ20をθ方向に移動させる(回転させる)場合には、第1,第3の駆動機素23,25により駆動部23a,25aをそれぞれ第1の方向(例えば駆動部23a,25aがステージ20のアーム20a,20cを押す方向)に駆動し、第3の駆動機素24により駆動部24aを上記第1の方向とは反対方向(例えば駆動部24aがステージ20のアーム20bを引く方向)に駆動する。例えば、ステージを時計方向に回転させる場合には、駆動部23aを+X方向、駆動部25aを+Y方向に駆動し、駆動部24aを−X方向に駆動する。ここで+方向とは、駆動機素がアームを押す方向、−方向とは、駆動機素がアームを引く方向をいう。これにより、ステージ20は、回転及びスライド部材23c,24cの軸23d,24dを結ぶ線A1と、回転及びスライド部材25cの軸25dを通り駆動部25aの移動方向と直交する線A2の交点を中心として回転する(この回転中心を基準軸という)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記ステージ装置においては、駆動機素23,24,25が制御装置によって制御しきれなかった場合、ステージ20が必要以上に移動(オーバーラン)して、装置の他の部分に接触したり、駆動機素の機械的な移動範囲を越えて移動を続け、各部の損傷を招くことがある。
オーバーランを防止する手段として、移動制限手段、即ちオーバーランセンサを設けることが一般に行われる。例えば、駆動機素23,24,25の駆動部23a,24a,25aが移動する方向の両端に透過型のオーバランセンサを設け、また駆動機素23,24,25の駆動部23a,24a,25aには該センサを遮光するドグを設ける。
駆動機素23,24,25の駆動部23a,24a,25aは上記センサに挟まれた範囲の中を移動するが、駆動機素が該範囲を越えて移動しようとすると、ドグがオーバーランセンサを遮光し、オーバーランセンサがドグの検出信号を制御部に送り、制御部は駆動機素23,24,25の移動を停止する。
【0007】
ところが、特開平8−25163号公報に示すようなステージ装置の場合、各駆動機素23,24,25はXまたはY方向の移動と、θ方向の移動とを兼ねる。そのため、上記のように駆動機素23,24,25の移動する方向に2個のセンサを設けただけでは、ステージのXまたはY方向移動とθ方向移動とを独立して検出できない。
例えば、図10(a)のように、ステージ20のX方向の移動に対して、駆動機素23または24の一つにドグDを設け、X方向に2個のセンサS1,S2を設け、駆動機素(ステージ)のX方向の移動範囲を設定したとする。
ステージ20のX方向の移動に対してはこの範囲で良い。しかし、図8に示したステージ20はθ方向にも移動する。
このため、ステージがX方向に移動後、θ方向に移動する時、図10(b)のように駆動機素がX方向の移動範囲の端近くまで接近している場合、ステージ20をθ方向に移動させると、実際にはθ方向の移動は可能であるにもかかわらず、ドグDがセンサS2を遮光してしまい、ステージ20の移動が停止してしまう。一方、このような場合でもステージのθ移動が可能なように、例えばセンサS1,S2の位置を移動させると、今度はX方向の移動に対してオーバーランを検出することができなくなる。
【0008】
本発明は上記事情の鑑みなされたものであって、3つの駆動機素によりステージをXYθ方向に移動させるステージ装置において、ステージのX,Y,θ方向のオーバランを独立して検出してステージの正常動作を確保することができるオーバランセンサを備えたステージ装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記課題を次のようにして解決する。
基準軸を含む第1の平面上に、該基準軸に対して垂直な平面内でステージを上記第1の平面に直交する第1の方向に移動させる第1、第2の駆動機素を設け、また、該基準軸を含み第1の平面と交わる第2の平面上に第3の駆動機素を設け、上記第1、第2、第3の駆動機素により、上記基準軸に対して垂直な平面内でステージを上記第1の平面に直交する第1の方向、および、上記第2の平面に直交する第2の方向に直線移動させるとともに、上記基準軸を中心として回転させるステージ装置において、以下のようにして第1の方向、第2の方向へのステージの移動量の制限と、上記基準軸を中心としたステージの回転量の制限を行う。
(1)直線移動量制限
上記ステージ面に平行に配置され、上記基準軸を中心として円弧状に形成された少なくとも2個の第1の被検知部材(ドグ)を、それぞれの円弧が、上記基準軸を通り上記第1、第2の方向に平行な直線と交わるようにステージに取り付ける。
そして、上記第1の被検知部材(ドグ)の位置を検出する第1のセンサを設けて、該センサ出力により、上記ステージの上記第1、第2の方向への移動の制限を行う。
(2)回転量制限
上記第1の駆動機素により駆動される第2の被検知部材と、第2の駆動機素により駆動される第2のセンサから構成され、ステージの上記第1、第2の方向(例えばX,Y方向)への移動に対しては上記第2の被検知部材と第2のセンサの相対位置が変わらず、上記基準軸を中心としてステージが回転したときには上記第2の被検知部材とセンサが互いに離反する方向に移動する手段を設け、上記第2のセンサの出力によりステージの回転方向の移動検出を行う。
上記手段としては、例えば、第1、第2の駆動機素の移動量の差を検出する機構と、該移動量の差が所定値以上になったとき出力を発生するセンサから構成することができ、該センサの出力によりステージの回転方向の移動検出を行う。
本発明においては、上記のようにステージの移動量検出、回転量検出を行っているので、ステージの第1、第2の方向の移動量、基準軸を中心とした回転量を独立して検出し、移動量、回転量の制限を行うことができる。
このため、3つの駆動機素によりステージを直線移動、回転させるステージ装置の正常動作を確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施例のX、Y、θ方向移動に対応したドグとセンサからなるオーバランセンサを備えたステージ装置の構成を示す図であり、同図(b)は同図(a)のA−A断面図を示している。図1は前記図8に示したステージ装置に本発明の実施例のオーバランセンサを取り付けた実施例を示しており図8に示したものと同一のものには同一の符号が付されている。
同図において、基台21の上に平面ガイド22を介してステージ20がXYθ方向に移動可能に載置されている。
23,24,25は第1〜第3の駆動機素であり、前記したように駆動部23a,24a,25aにはスライド軸23b,24b,25bが取り付けられ、スライド軸23b,24b,25bは、ステージ20のアーム20a,20b,20cに取り付けられた回転及びスライド部材23c,24c,25cと係合している。
【0011】
上記スライド軸23b,24b,25bと回転及びスライド部材23c,24c,25cの取り付け構造は前記図9に示したものと同じであり、回転及びスライド部材23c,24c,25cはアーム20a,20b,20cに、軸23d,24d,25dを介して回転可能に取り付けられており、回転及びスライド部材23c,24c,25cは、スライド軸23b,24b,25bに沿って同図の矢印方向に摺動可能である。
26はばねであり、前記したように、ばね26の一方端は固定され、他方端はステージ20のアーム20a,20b,20cを駆動機素23,24,25方向に押しつけるように付勢している。
【0012】
図1に示すステージ装置は、前記図8に示したものと同様、次のように駆動される。
ステージ20をX方向に移動させる場合には、第1、第2の駆動機素23,24を駆動して駆動部23a,24aを等しい量だけ同図のX方向に移動させる。また、ステージ20をY方向に移動させるには、第1,第2の駆動機素23,24を駆動せず、第3の駆動機素25を駆動して駆動部25aを移動させる。
さらに、ステージ20をθ方向に移動させる(基準軸を中心として回転させる)場合には、前記したように第1、第2の駆動機素23,25により駆動部23a,25aをそれぞれ第1の方向(例えば駆動部23a,25aがステージ20のアーム20a,20cを押す方向)に駆動し、第3の駆動機素24により駆動部24aを上記第1の方向とは反対方向(例えば駆動部24aがステージ20のアーム20bを引く方向)に駆動する。これにより、ステージ20は、前記した基準軸を中心として回転する。
【0013】
本実施例においては、上記ステージ装置に次のようなオーバランセンサを設ける。
図1において、ステージ20の基準軸を含む第1の平面(ステージ面に垂直な平面)方向に、基準軸を中心とする円の円弧を形成するドグ1を設ける(これを、X動ドグとする)。X動ドグ1のX方向両側の基台21上にX方向センサ2a,2bを設ける。
また、ステージ20の基準軸を含む第2の平面方向(第2の平面は第1の平面と直交する)に、基準軸を中心とする円の円弧を形成するドグを3を設ける(Y動ドグとする)。Y動ドグ3のY方向両側の基台上にY方向センサ4a,4bを設ける。このX動ドグ1及びY動ドグ3と、X方向センサ2a,2b及びY方向センサ4a,4bとによって、ステージ20のX方向、Y方向のオーバーランを検出する。
【0014】
図2に、X動ドグ1(またはY動ドグ3)とセンサ2a,2b(またはセンサ4a,4b)の部分の拡大して示す。
センサ2a,2bは透過型のセンサであり、コの字型をしていて、例えばコの字の下側の突起には受光素子31aが、コの字の上側の突起には発光素子31bが設けられている。動作中は発光素子31aからの光を受光素子31bで常に受光する。遮光物がコの字の突起間に挿入され、上記光が遮光されると、遮光物の検出信号を出力する。この、センサ用の遮光物をここではドグと呼ぶ。
【0015】
図1に戻り、ステージの基準軸を含む第1の平面上に設けた第1及び第2の駆動機素23,24の駆動部23a,24aに、駆動部23a,24aのX方向の移動によって一端を押され、直線動する押し棒5,6をそれぞれ設ける。
駆動機素25によりステージ20がY方向に移動する場合には、駆動部23a,24aは、押し棒5,6と駆動部23a,24aとの接触面に対し平行に移動する。
2本の押し棒5,6の他端には、押し棒5,6の直線動を回転動に変換する回転バー7,8をそれぞれ設ける。回転バー7,8は一端をそれぞれ押し棒5,6によって押されることにより、回動軸7a,8aを中心に回転動する。回転バー7,8が押し棒5,6に接する端には、該端を押し棒に押し付けるためのばね9が設けられている。
【0016】
回転バー7のもう一端の側には、ドグ7b(θ動ドグと言う)が、回転バー8のもう一端の側には、該ドグ7bを挟むように2個のセンサ8b(θセンサという)が設けられている。以下では、θ動ドグ7bが設けられた回転バー7をドグバー、θセンサ8bが設けられた回転バーをセンサバーと呼ぶことにする。このドグバー7のθドグ7bとセンサバー8のθセンサ8bとによって、ステージ20のθ方向のオーバーランを検出する。
図3にθ動ドグ7bと2個のθセンサ8bからなる部分の拡大図を示す。θセンサ8bは、前記X方向センサ2a,2b、Y方向センサ4a,4bと同様のコの字型のセンサであり、θ動ドグ7bにより遮光されることによって、ドグ(遮光板)が検出される。
【0017】
次に本実施例のステージ装置のオーバランの検出動作を説明する。
図4は、ステージ20がX方向(図面右方向)とY方向(図面上方向)とに移動し、X動ドグ1がX方向センサ2bに、Y動ドグ3がY方向センサ4bに接近した状態を示している。さらにステージ20がX方向またはY方向に移動すると、X動ドグ1またはY動ドグ3がX方向センサ2bまたはY方向センサ4bを切る。
X方向センサ2a,2bまたはY方向センサ4a,4bの出力は図示しない制御装置に与えられ、X動ドグ1またはY動ドグ3がX方向センサ2bまたはY方向センサ4bを切ると、図示しない制御装置は、ステージ20の移動を停止させ、オーバーランを防ぐ。
【0018】
一方、ステージ20がX方向に移動すると、基準軸を通る同一の平面上に設けられた2つのアーム23,24の駆動部23a,24aは、それぞれ接する押し棒5,6を同じ方向に押す。
このため、図4に示すようにドグバー7とセンサバー8とが互いに同じ方向に回動し、θドグ7bとθセンサ8bの位置関係が、ステージ移動前とほぼ同じ状態に保たれる。また、ステージ20がY方向に移動しても、上記アーム23,24の駆動部23a,24aは、押し棒5,6と駆動部23a,24aとの接触面に対し平行移動するだけなので、θドグ7bとθセンサ8bの位置関係は変化しない。即ち、ステージ20のX方向移動、またはY方向移動によって、θ方向のオーバーランセンサが動作することはない。
したがって、図4の状態からステージを設定された範囲内でθ方向に移動させることが可能である。
【0019】
図5は、ステージ20がθ方向に移動し、θドグ7bがθセンサ8bの一方を切っていた場合を示す。
ステージ20がθ方向に移動すると、図5に示すように2本の押し棒5,6のうち1本のみが押されて同図のX右方向(+X方向)に移動し、もう1本は、ばね9に押されて、図面X左方向(−X方向)に移動する。
したがって、ドグバー7とセンサバー8とは互いに逆方向に回動し、θドグ7bと、θセンサ8bの一方が接近する。ステージ20がさらに同じ方向に回転すると、図5に示すようにθドグ7bがθセンサ8bを切り、前記したようにステージ20の移動が停止し、オーバーランを防ぐ。
【0020】
ここで、ステージ20がθ方向に移動しても、X動ドグ1とY動ドグ3は、前記したようにステージ20の回転軸である基準軸を中心として描かれる円の円弧を形成するように設けられているので、X動ドグ1とX方向センサ2a,2bの位置関係、及び、Y動ドグ3とY方向センサ4a,4bの位置関係は変化しない。
すなわち、ステージ20がθ方向に移動することにより、XまたはY方向のオーバーランセンサが動作することはなく、θ方向移動後、さらにステージがX方向、またはY方向に移動するような場合であっても、正確にX方向、またはY方向のオーバーランを検出することができる。
【0021】
本実施例においては、上記のようにステージ面に平行に配置され、基準軸を中心として円弧状に形成されたドグ1,3を、該円弧の接線がX,Y方向に平行になるようにステージ20に取り付け、上記ドグ1,3の位置を検出する第1のセンサ2a,2b,4a,4bを設けて、該センサ2a,2b,4a,4bの出力により、上記ステージ20のXY方向の移動の制限を行い、また、上記第1の駆動機素23により駆動されるドグ7bと、第2の駆動機素24により駆動される第2のセンサ8bからなり、ステージのX,Y方向への移動に対しては上記ドグ7bと第2のセンサ8bの相対位置が変わらず、基準軸を中心としてステージ20が回転したときには上記ドグ7bと第2のセンサ8bが互いに離反する方向に移動するステージ20の回転量検出手段を設け、上記第2のセンサ8bの出力によりにより回転方向の移動制限を行うようにしたので、XY方向のオーバランとθ方向のオーバランを独立して検出することができる。
【0022】
上記実施例では、XY方向のオーバラン検出手段として、円弧状のX動ドグ1とY動ドグ3とをそれぞれ1個ずつ設ける場合について説明したが、X動ドグとY動ドグを図6に示すように2個ずつ設けるようにしてもよい。
すなわち、図6に示すように、基準軸を中心として円弧状に形成されたX動ドク1a,1bをステージ20の両側に設けるとともにX方向センサ2a,2bをステージ20の両側に配置する。同様に、基準軸を中心として円弧状に形成されたY動ドク3a,3bをステージ20の上下側に設けるとともにY方向センサ4a,4bをステージ20の上下側に配置する。このように構成しても前記図1と同様にステージ20のXY方向のオーバランを検出することができる。なお、図6では、前記した押し棒5,6、ドグバー7、センサバー8等は省略されている。
【0023】
図7は上記実施例の変形例を示す図であり、本実施例はドグバー11、センサバー12を回転させずに平行移動させるようにした実施例を示している。本実施例では駆動機素とアームが平板とローラから構成されているものを示している。図7において、23,24,25は第1〜第3の駆動機素であり、駆動機素23,24,25の駆動部23a,24a,25aは、平板状に形成されており、アーム20a,20b,20cに取り付けられたローラ23e,24e,25eと当接している。
【0024】
図7に示すステージ装置は、前記図1に示したものと同様、第1、第2の駆動機素23,24を駆動して駆動部23a,24aを等しい量だけ移動させることにより、ステージ20をX方向に移動させ、第1,第2の駆動機素23,24を駆動せず、第3の駆動機素25を駆動して駆動部25aを移動させることによりステージ20をY方向に移動させる。
さらに、第1、第2の駆動機素23,25により駆動部23a,25aをそれぞれ第1の方向に駆動し、第3の駆動機素24により駆動部24aを上記第1の方向とは反対方向に駆動することにより、ステージ20を基準軸を中心に回転させることができる。
【0025】
θ方向のオーバラン検出機構としては、前記図1と同様、第1及び第2の駆動機素23,24の駆動部23a,24aのX方向の移動によって一端を押され、直線動する押し棒5,6がそれぞれ設けられている。
駆動機素25によりステージ20がY方向に移動する場合には、駆動部23a,24aは、押し棒5,6と駆動部23a,24aとの接触面に対し平行に移動する。
2本の押し棒5,6の他端には、バー11,12が固定されており、押し棒5,6が移動すると、バー11,12は押し棒5,6と同方向に移動する。バー11,12のもう一端の側には、前記図1と同様、θ動ドグ7bと、該ドグを挟むように2個のθセンサ8bが設けられている。
【0026】
図7において、ステージ20がX方向に移動する場合には、前記と同様、バー11,12は同方向に平行移動し、バー11,12の相対位置は変わらない。ステージ20がY方向に移動する場合には、駆動部23a,24aは、押し棒5,6と駆動部23a,24aとの接触面に対し平行に移動し、同様にバー11,12の相対位置は変わらない。
ステージ20が回転すると、2本の押し棒5,6のうち1本のみが押されて同図のX右方向に+aに移動し、もう1本はばね9に押されて、図面X左方向に−aに移動する。バー11,12は互いに反対方向に平行移動するので、バー11,12の相対的移動量は2aとなり、θドグ7bがθセンサ8bを切り、前記したようにステージの移動が停止しオーバーランを防ぐ。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)第1、第2、第3の駆動機素を用いて、一つのステージをX、Y、θ方向に移動制御するステージ装置において、XY方向の移動制限手段として、ステージの回転軸を中心とする円弧状のドグと、センサの組合せたものによりXY方向の移動制限を行い、θ方向の移動制限手段として、ステージの回転軸を含む平面上に設けた、第1及び第2の駆動機素の移動量の差を、センサで検出することによりθ方向の移動制限をするようにしたので、ステージのX、Y、θ方向のオーバーランを独立して検出することができ、ステージの正常な移動が確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のオーバランセンサを備えたステージ装置の構成を示す図である。
【図2】X動ドグ/Y動ドグとセンサの部分の拡大図である。
【図3】θ動ドグとθセンサの部分拡大図である。
【図4】ステージX方向とY方向とに移動した状態を示す図である。
【図5】ステージが回転した状態を示す図である。
【図6】XY方向のオーバラン検出手段の他の構成例を示す図である。
【図7】第1の実施例の変形例を示す図である。
【図8】1つのステージを用いてX、Y、θ方向の移動制御を行なうステージ装置の構成例を示す図である。
【図9】スライド軸と回転及びスライド部材の取り付け構造を示す図である。
【図10】従来のステージ装置にドグと2個のセンサを設けて移動量を検出した場合に問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 X動ドグ
2a,2b X方向センサ
3 Y動ドグ
4a,4b Y方向センサ
5,6 押し棒
7 回転バー(ドグバー)
7b ドグ(θ動ドグ)
8 回転バー(センサバー)
8b センサ(θセンサ)
11,12 バー
20 ステージ
21 基台
22 平面ガイド
23,24,25 第1〜第3の駆動機素
23a,24a,25a 駆動部
23b,24b,25b スライド軸
20a,20b,20c アーム
23c,24c,25c 回転及びスライド部材

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  1. 基準軸を含む第1の平面上に、該基準軸に対して垂直な平面内でステージを上記第1の平面に直交する第1の方向に移動させる第1、第2の駆動機素を設け、また、該基準軸を含み第1の平面と交わる第2の平面上に、該基準軸に対して垂直な平面内で該第2の平面に直交する第2の方向に直線移動させる第3の駆動機素を設け、
    上記第1、第2、第3の駆動機素により、上記基準軸に対して垂直な平面内でステージを上記第1の平面に直交する第1の方向、および、上記第2の平面に直交する第2の方向に直線移動させるとともに、上記基準軸を中心として回転させるステージ装置であって、 上記ステージ面に平行に配置され、上記基準軸を中心として円弧状に形成された少なくとも2個の第1の被検知部材(ドグ)を、それぞれの円弧が、上記基準軸を通り上記第1、第2の方向に平行な直線と交わるようにステージに取り付け、上記第1の被検知部材の位置を検出する第1のセンサを設けて、該センサ出力により、上記ステージの上記第1、第2の方向への移動検出を行い、
    また、上記第1の駆動機素により駆動される第2の被検知部材と、第2の駆動機素により駆動される第2のセンサを有し、ステージの上記第1、第2の方向への移動に対しては上記第2の被検知部材と第2のセンサの相対位置が変わらず、上記基準軸を中心としてステージが回転したときには上記第2の被検知部材と第2のセンサが互いに離反する方向に移動する手段を設け、上記第2のセンサの出力により回転方向の移動検出を行う
    ことを特徴とするオーバランセンサを備えたステージ装置。
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