JP3961673B2 - 女性用下着 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ショートレングスのガードル、ロングガードル、ブラジャー、ウエストニッパー、ボデイシェイパー、ボデイスーツ等の女性用下着に関し、特に、これらの女性用下着の裾部が肉厚となって表着等に響くことがなく、且つ着用感に優れ、しかも製造が容易な女性用下着に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のショートレングスのガードルやロングガードル等の女性用下着としては、例えば、図24に示すように、織地や編地等からなる表地101を、所定のショートガードル100に対応した形状に裁断し、これらの織地や編地等からなる表地101の表身頃と後身頃の境界に対応した部分102を縫着するとともに、ガードル100のエッジを処理するため、表地101の端部103を5〜6mmの幅で折り返し、その始末を兼ねてストレッチテープ104を裏打ちして縫い止めるように構成されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来技術の場合には、図24に示すように、ガードル100のエッジを処理するために、表地101の端部103を5〜6mmの幅で折り返し、その始末を兼ねてストレッチテープ104を裏打ちして縫い止めるように構成されている。その為に、ガードル100等の下着のエッジを処理する際に、表地101の端部103を折り返し、ストレッチテープ104を裏打ちする必要があり、ガードル100の裾部が肉厚になり、表着に響くばかりか、人体にゴロツキ感を与えると共に、物理的な圧迫感等の刺激を与え、着用感が悪いという問題点に加えて、エッジの縫製処理工程は、通常二工程となり、製造コストを高めると共に、技術を要するという問題点があった。
【0004】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、女性用下着の裾部が肉厚となって表着等に響くことがなく、且つ着用感に優れ、しかも製造が容易な女性用下着を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1に記載の発明は、身頃2,3を構成する布片を縫着することにより構成される女性用下着において、
前記身頃2,3の裾部5,12に相当する部分を中心線として、当該身頃2,3を対称に形成し、前記身頃2,3を中心線を折り返し線として折り返すことによって二重構造とし、
当該身頃2,3の二重構造とした裾部5,12の折り返し線である中心線に沿った両端部6,17どうし、及び前記身頃2,3の裾部5,12に相当する以外のエッジ部分9,10,11を縫着することによって、前記身頃部を構成大に相当する部分を二重構造とし、当該身頃2,3の裾部5,12にエッジ処理を一切不要としたものである。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、前記身頃を構成する布片が、当該身頃の端部に相当する線を中心として対称に形成されており、この対称に形成された布片を折り返すことによって、身頃の端部に相当する部分を二重構造としたことを特徴とする請求項1に記載の女性用下着である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0008】
実施の形態1
図1はこの発明の実施の形態1に係る女性用下着としてのショートレングスのガードルを示すものである。
【0009】
図1において、1はショートレングスのガードルを示すものであり、このガードル1は、左右に分割された左側の身頃2と右側の身頃3とから構成されている。これら左右の身頃2、3は、図2及び図3に示すように、全体が二重構造となっているとともに、左右の身頃2、3は、体の中心線に対して左右対称に形成されている。例えば、上記右側の身頃3は、図5に示すように裁断された布地4を、図3に示すように、その中心線から二つに折り畳むことによって二重に形成されている。このように二つに折り畳まれた右側の身頃3は、図4に示すように、ガードル1の右側の大腿部を通す裾部5に相当する部分が、両端部3A、3Aからなる直線状に形成されており、この裾部5の両端3A、3Aを結ぶ直線を中心として、対称に形成されている。また、上記右側の身頃3は、図4に示すように、裾部5に相当する部分の両端部3A、3Aに対して、所定の角度で交差するように、体の腰の前側部で縫着される部分6、7が形成されている。さらに、上記右側の身頃3は、体の腰の前側部で縫着される部分6、7の端部3C、3Dに対して、所定の角度で交差するように、それぞれガードル1の上端縁部8のうち、右半分8aの前側部分9と後側部分10が直線状に形成されている。また、上記右側の身頃3は、ガードル1の上端縁部8のうち、右半分8aの前側部分9と後側部分10の端部3B、3Bを、所定の形状に形成された曲線11によって接続し、この曲線部分11が左右の身頃2、3を互いに縫着する際の縫着線を構成するとともに、ガードル1の左右に分割された中心線を形成するようになっている。
【0010】
一方、上記左側の身頃2は、図3に示すように、右側の身頃3と同様に、ガードル1の左側の大腿部を挿通する裾部12に相当する部分が、両端部2A、2Aからなる直線状に形成されており、この裾部12の両端2A、2Aを結ぶ直線を中心として、対称に形成されている。また、上記左側の身頃2は、裾部12に相当する部分の両端部2A、2Aに対して、所定の角度で交差するように、体の腰の前側部で縫着される部分13、14が直線状に形成されている。さらに、上記左側の身頃2は、体の腰の前側部で縫着される部分13、14の端部2C、2Dに対して、所定の角度で交差するように、それぞれガードル1の上端縁部8のうち、左半分8bの前側部分15と後側部分16が形成されている。また、上記左側の身頃2は、ガードル1の上端縁部8のうち、左部分8bの前側部分15と後側部分16の端部2B、2Bを、所定の形状に形成された曲線17によって接続し、この曲線部分17が左右の身頃2、3を互いに縫着する際の縫着線を構成するとともに、ガードル1の左右に分割された中心線を形成するようになっている。
【0011】
また、上記左右の身頃2、3を形成する織地や編地等からなる布片の素材としては、二重構造による身頃が目的とする肉厚、及び目的とする緊迫力等の条件を備える素材であれば、通常のラッセル又はトリコット編、エラスティック素材等の市販のものを用いることができる。
【0012】
ところで、上記左右の身頃を形成する素材としては、上記のような一般の素材以外にも、この発明の特徴に関連して次のような素材を使用するのが望ましい。
【0013】
即ち、上記左右の身頃2、3を形成する素材としては、例えば、図5に示すように、折線となる中心線2A、2Aの折り返しを容易にするため、中心線2A、2Aに相当する部分に、糸抜き又は編み立て時の針抜き等によりラインを入れたものを用いてもよい。この結果、上記左右の身頃2、3を形成する素材は、ボーダー柄となる。なお、図5は、図3及び図4に示す身頃2、3を形成する素材を、図3の曲線11と17を表同志及び裏同志で縫合した状態を示す平面図である。
【0014】
また、上記左右の身頃2、3を形成する素材としては、図6及び図7に示すように、折線となる中心線2A、2Aより必要な幅の部分18を、身頃2、3の部分と異なるパワー又は伸長率の異なるストレッチヤーンを、所定の幅Wに渡って挿入又は編み込むことにより、裾部5、12のフィット性を高めることができる。また、上記左右の身頃2、3を形成する素材の全体に、ストレッチヤーンを使用する場合には、裾部5、12のみストレッチ糸のデニールを変えること等により、即ち裾部5、12のみ太いストレッチ糸を使用することにより、裾部5、12のフィット性を高めるように構成してもよい。なお、この裾部5、12は、デザインの機能をも兼ねたものとして、表裏いずれか一方又は表裏共に設けるようにしても良い。
【0015】
さらに、上記左右の身頃2、3を形成する素材としては、例えば、裏側裾部5を編み立てるときに、上記異なる又は同一ストレッチヤーンを所定の幅Wで表面に露出するように構成し、ガードル1のエッジがずれ上がることを防止するように構成しても良い。また、上記左右の身頃2、3を形成する素材としては、裾部5、12のエッジ裏側に滑り止めとして合成樹脂等をコーチングしてもよい。更に、上記裾部5、12に身頃2、3の部分と異なるパワー又は伸張率の異なるストレッチヤーンを、所定の幅Wに渡って挿入又は編み込むように構成する場合に、デザインされた所定の幅部分に綿糸等を混入し、裾部5、12のずれ上がりを防止するとともに、肌あたりを良くするように構成しても良い。
【0016】
また、上記左右の身頃2、3を形成する素材としては、上記の如く、折線となる中心線2A、2Aより必要な幅の部分18を、身頃2、3の部分と異なるパワー又は伸張率の異なるストレッチヤーンを、所定の幅Wに渡って挿入又は編み込むことにより、裾部5、12のフィット性を高めることともに、又はこれに代えて、例えば、図8に示すように、折線となる中心線2A、2Aを起点にして、体の中央部に向けてパワー又は伸張率を徐々に弱くしていき、グラデーション的に設計したものであってもよい。このようなグラデーション的に設計した部分は、例えば、身頃全体又は少なくとも1/3の範囲で設けられる。その際、フィット性を高めるのに必要な領域の幅Wが、身頃2、3の部分との間に段差を生じないように、ストレッチ糸等のデニールを徐々に身頃と同一にするか、又はストレッチ糸等の挿入本数を徐々に減らす等の手段により、徐々にパワーや伸張力を身頃部分と一体化させるのが望ましい。
【0017】
さらに又、上記左右の身頃2、3を形成する素材としては、図9に示すように、折線となる中心線2A、2Aを中心にして、ボーダー構成となった布地に、1本又は数本間隔で綿糸を混入又はパイル調に浮かせて編み立てたものを用いてもよい。このように、折線となる中心線2A、2Aを中心にして、ボーダー構成となった布地に、1本又は数本間隔で綿糸を混入又はパイル調に浮かせて編み立てたものを用いた場合には、ガードル1の表面とその上に着用する表着とのすべりを高めるため、又は摩擦堅牢度を高める等の目的を達成するような編み組織や編み糸のデザインとするのが望ましい。また、上記左右の身頃2、3を形成する素材としては、その裏面に、肌あたりを高めたり、吸汗性を高める等の医療(衛生的)目的を達成するようにするため、綿糸を挿入したり、又は合繊糸でもより細いデニールで起毛状態として、毛細管現象を持たせるようにするのが望ましい。さらに、上記左右の身頃2、3を形成する素材としては、図9に示すように、股部や腹部等に部分的に、適宜に綿糸を混入又はパイル調に浮かせて編み立てたものを用いるようにしても良い。なお、図9中、Aの部分は、裏面を全面に綿糸を挿入又は綿混糸で構成した部分を、Bの部分は、更に部分的にクロッチ部を綿糸等でパイル調に編立てた部分をそれぞれ示している。
【0018】
なお、上記の如く種々の工夫をした左右の身頃2、3を形成する素材としては、原則としてタテ編み組織からなるものを前提とするが、当然トリコット組織、並びに丸編み、ヨコ編み等の組織からなるものを用いてもよい。
【0019】
さらに、上記の如くフィット性を高めたり、着用感を向上させる等の機能の付加を、左右の身頃2、3を形成する素材の時点で行う場合に限定されるものではなく、コンピュータージャガード機等を使用することにより、ガードル1そのものを構成する材料の編み立て時に、同時にフィット性を高めたり、着用感を向上させる等の機能の付加を行うように構成しても良い。
【0020】
即ち、上記ガードル1を構成する表地としては、図13に示すように、コンピュータージャガード機(丸編、タテ編等)を使用することにより、必要な部位の伸張率や伸張力を編組織により変えるように構成しても良い。例えば、裏面を示す図13中、(イ)の部分は、伸張率が低く最も伸張力が高くし、(ロ)の部分は、(ハ)の部分より伸張率が低く(イ)の部分より伸張力が低くし、(ハ)の部分は、最も伸張率が高く最も伸張力が低くし、(ニ)の部分は、(ロ)の部分より伸張率は高いが伸張力も高く、(ホ)の部分は、パイル調で綿糸が浮かせてある。なお、表面は、よりソフトで光沢があり滑りがよくなっている。
【0021】
また、上記ガードル1を構成する素材の裏面の必要な部位に、腹部を押さえたり股部の肌あたりをよくする等の目的で、図10に示すように、別素材18を縫い止めしたり、又は適度の意匠を高める等の目的で上記パターン化を表裏で、図11に示すように、表側に腹部押さえをデザインし、図12に示すように、裏側マチ部にパイル編をデザインするように構成してもよい。なお、図10において、18は裏面身頃に綿トリコット等別布を嵌め込むことにより、吸湿性等の機能を部分的に高めたものである。
【0022】
さらには、上記ガードル1を構成する素材に、所定のモールド型を用いて、熱処理をすることにより、形状を整える、又はヒップ部を膨出させる、又は腹部の伸びを防止する等の後処理をしても良い。
【0023】
又さらには、この発明は、原則として二重構造とするが、ヒップの形状をより表現するために、必要な範囲を一重構造にするか、又は必要な部分例えば腹部又はヒップアンダー部等を3枚構造としてもよい。
【0024】
さらに、上記ガードル1を構成する表地としては、図14に示すように、表裏の間に、腹部及びヒップ部の下部に当布18a、18bが縫着されており、腹部を押さえたり、ヒップアップの効果を得ることができるようになっている。
【0025】
以上の構成において、この実施の形態1に係る女性用下着としてのショートガードルの場合には、次のようにして、女性用下着の裾部が厚肉となって表着等に響くことがなく、且つ着用感に優れ、しかも製造が容易な女性用下着を提供することができるようになっている。
【0026】
すなわち、この実施の形態1に係るショートガードル1は、図1〜図4に示すように、当該ショートガードル1を構成する左右の身頃2、3が、その裾部5、12に相当する部分を折り返すことによって二重に構成されており、左右の身頃2、3の各両端部6、7及び13、14を縫着するとともに、左右の身頃2、3の中心部11及び17を互いに縫着することにより製造されるように構成されている。そのため、上記ショートガードル1を製造する際には、ガードル1のエッジを処理するため、表地の端部を折り返してストレッチテープを裏打ちするといった作業が一切不要であり、当該ガードル1の裾部5、12は、左右の身頃2、3を構成する布片の裾部5、12に相当する部分を、二重になるように折返すだけでよく、ガードル1の裾部5、12が厚肉になって表着に響くことがなく、しかも製造工程が簡単であって低コストで製造することができる。また、上記ショートガードル1は、その裾部5、12が肉厚になることがないので、人体にゴロツキ感を与えたり、物理的な圧迫感等の刺激を与えることがなく、良好な着用感を得ることができる。
【0027】
実施の形態2
図15〜17はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同様の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2に係る女性用下着は、ショートレングスのガードルではなく、ロングガードルとなっている。
【0028】
すなわち、この実施の形態2では、ガードル1が大腿部を覆う脚部20を備えるように構成されており、この脚部20の下端部である裾部5、12が二重構造となっている。上記ガードル1は、図16に示すような身頃2、3を、中心線から折り返すことによって二重に構成される。
【0029】
また、上記ロングガードル1としては、図17に示すように、裾部5、12より必要な幅の部分18を、身頃2、3の部分と異なるパワー又は伸張率の異なるストレッチヤーンを、所定の幅Wに渡って挿入又は編み込むことにより、裾部5、12のフィット性を高めるように構成しても良い。
【0030】
さらに、上記ロングガードル1としては、図18に示すように、ヒップ部21を一重に形成して、当該ガードル1の身頃として図19に示すように非対称形状のものを用いても良い。
【0031】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0032】
実施の形態3
図20はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態1と同様の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態3に係る女性用下着は、ガードルではなくブラジャーとなっている。
【0033】
すなわち、この実施の形態2では、ブラジャー30のアンダー部31の裾部32が二重構造となっている。上記ブラジャー30のアンダー部31は、図21に示すような身頃33を、中心線から折り返すことによって二重に構成される。
【0034】
なお、上記ブラジャー31としては、図20に示すように、裾部32より必要な幅の部分18を、身頃の部分と異なるパワー又は伸張率の異なるストレッチヤーンを、所定の幅に渡って挿入又は編み込むことにより、裾部のフィット性を高めるように構成しても良い。
【0035】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0036】
実施の形態4
図22はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前記実施の形態1と同様の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態4に係る女性用下着は、ガードルではなくウエスニッパーとなっている。
【0037】
すなわち、この実施の形態2では、ウエストニッパー40の裾部41及び上端部42が二重構造となっている。上記ウエストニッパー40は、図22に示すように、上下の身頃43、44を接ぎ線45で互いに縫着することによって構成されている。また、上記ウエストニッパー40は、補強用のボーン46が適宜挿入されているとともに、当布47が縫着されている。
【0038】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0039】
実施の形態5
図23はこの発明の実施の形態5を示すものであり、前記実施の形態1と同様の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態5に係る女性用下着は、ボデイスーツとなっている。
【0040】
すなわち、この実施の形態5では、ボデイスーツ50の裾部51、52が二重構造となっている。上記ボデイスーツ50は、図23に示すように、左右の身頃53、54を互いに縫着することによって構成されており、これら左右の身頃53、54は、中心線から折り返すことによって二重に構成される。
【0041】
なお、上記ボデイスーツ50は、その前側中央部に当布55が縫着されており、ボデイの補形性等を高めるようになっている。
【0042】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0043】
このように、本発明では、表着に響かない女性用下着のエッジ構造、人体に刺激を与えないフラットなエッジ構造、より生産効率的なエッジの構成にあり、この利点を生かすことのできるファンデーションガーメント(整姿用肌着)等の全般に適用することができる。また、当然ファンデーション機能を持った整理用ショーツ並びに通常のショーツ等の肌着類、又は裏面にファンデーション機能を構成した水着類にも適用することが可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、女性用下着の裾部が厚肉となって表着等に響くことがなく、且つ着用感に優れ、しかも製造が容易な女性用下着を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係るショートレングスのガードルを示す外観斜視図である。
【図2】 図2この発明の実施の形態1に係るショートレングスのガードルの製造工程を示す外観斜視図である。
【図3】 図3はガードルの左右の身頃をそれぞれ示す構成図である。
【図4】 図4は右側の身頃を示す平面図である。
【図5】 図5は左右の身頃を示す平面図である。
【図6】 図6は右側の身頃を構成する布片を示す平面図である。
【図7】 図7は右側の身頃を構成する布片を示す平面図である。
【図8】 図8は右側の身頃を構成する布片を示す平面図である。
【図9】 図9は身頃を構成する布片を示す平面図である。
【図10】 図10は左右の身頃を示す平面図である。
【図11】 図11は左右の身頃の表面を示す平面図である。
【図12】 図12は左右の身頃の裏面を示す平面図である。
【図13】 図13は左右の身頃を示す平面図である。
【図14】 図14(a)(b)は左右の身頃をそれぞれ示す平面図、及び縫着した状態の背面図である。
【図15】 図15はこの発明の実施の形態2に係るロングガードルを示す外観斜視図である。
【図16】 図16は身頃を構成する布片を示す平面図である。
【図17】 図17はこの発明の実施の形態2に係るロングガードルの変形例を示す外観斜視図である。
【図18】 図18はこの発明の実施の形態2に係るロングガードルの変形例を示す外観斜視図である。
【図19】 図19は身頃を構成する布片を示す平面図である。
【図20】 図21はこの発明の実施の形態3に係るブラジャーを示す外観斜視図である。
【図21】 図21は身頃を構成する布片を示す平面図である。
【図22】 図22はこの発明の実施の形態4に係るウエストニッパーを示す外観斜視図である。
【図23】 図23はこの発明の実施の形態5に係るボデイスーツを示す外観斜視図である。
【図24】 図24は従来のショートレングスのガードルを示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1:ショートレングスのガードル、2、3:左右の身頃、4:布地、5、12:裾部、3A−3A:中心線。
Claims (2)
- 身頃2,3を構成する布片を縫着することにより構成される女性用下着において、
前記身頃2,3の裾部5,12に相当する部分を中心線として、当該身頃2,3を対称に形成し、前記身頃2,3を中心線を折り返し線として折り返すことによって二重構造とし、
当該身頃2,3の二重構造とした裾部5,12の折り返し線である中心線に沿った両端部6,17どうし、及び前記身頃2,3の裾部5,12に相当する以外のエッジ部分9,10,11を縫着することによって、前記身頃部を構成大に相当する部分を二重構造とし、当該身頃2,3の裾部5,12にエッジ処理を一切不要としたことを特徴とする女性用下着。 - 前記身頃を構成する布片が、当該身頃の端部に相当する線を中心として対称に形成されており、この対称に形成された布片を折り返すことによって、身頃の端部に相当する部分を二重構造としたことを特徴とする請求項1に記載の女性用下着。
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