JP3960134B2 - 位置通知システム、ホスト装置及び位置通知方法 - Google Patents
位置通知システム、ホスト装置及び位置通知方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、位置通知システム、ホスト装置及び位置通知方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
GPS(Global Positioning System)では、GPS受信機(広義にはGPS装置。更に広義には受信装置)が天空のGPS衛星(広義には、衛星)からの信号を受信して、該信号に含まれる情報に基づき現在位置を特定することができる。このGPS受信機(receiver)は、天空の4つのGPS衛星からの信号を受信することで、緯度、経度及び高度を含む3次元の位置情報を求めることができる。
【0003】
したがって、GPS衛星とGPS受信機との間に遮るものがあると、位置情報を得ることができない。そのため、GPS受信機を携帯する人が建物の中に入ってしまうと、もはや位置を特定することができなくなることが一般的である。高感度GPS受信機によれば建物の中でも位置を特定することができるが、反射波を利用するため、測定誤差が大きく、実用的ではないという問題がある。
【0004】
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、GPS衛星からの信号が受信できない伝播不良地点にあっても、その位置を容易に特定することができる位置通知システム、ホスト装置及び位置通知方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、衛星からの信号を用いて特定される位置を通知する位置通知システムであって、衛星からの信号を受信し、該信号に基づき測位が可能か否かを示す測位状態情報、及び前記信号に基づき求められた位置情報のうち少なくとも1つを、所与の通信網を介して送信するGPS装置と、前記GPS装置により送信された前記測位状態情報又は前記位置情報を受信し、前記測位状態情報又は前記位置情報に基づいて前記GPS装置の位置を特定して通知するホスト装置とを含み、前記GPS装置は、前記信号に基づいて測位が可能なときには、前記信号に基づいて現在位置に対応する位置情報を求め、該位置情報を前記ホスト装置に対して送信し、前記信号に基づいて測位が不可能なときには、測位不可能であることを示す測位状態情報を前記ホスト装置に対して送信し、前記ホスト装置は、前記GPS装置において測位が可能なときには、前記位置情報に対応した地理情報を通知し、前記GPS装置において測位が不可能なときには、前記測位状態情報が測位不可能を示す直前に受信した位置情報に対応した地理情報を通知する位置通知システムに関係する。
【0006】
ここで地理情報を通知するとは、地理情報に対応した画像や音声等の情報を出力することをいう。また表示部及び音出力部のうち少なくとも1つを有する端末装置に、地理情報に対応した画像や音声を出力させることをいう。
【0007】
本発明によれば、GSP装置がホスト装置に対して位置情報又は測位状態情報を送信するようにしたので、ホスト装置において位置情報に基づいてGPS装置の位置を特定する一方で、測位状態情報により測位不可能であることが通知されたときには測位不可能となる直前の位置情報に基づいてGPS装置の位置を特定することができる。これにより、衛星からの信号を受信できない伝播不良地点であっても、GPS装置の位置を把握することができる。
【0008】
また本発明に係る位置通知システムは、前記ホスト装置は、前記測位状態情報が測位不可能を示すとき、周期的に受信される位置情報のうち前記測位状態情報が測位不可能を示す直前に受信された位置情報を用いて特定される位置を中心に、所与の範囲内にある目標地点に対応した地理情報を通知することができる。
【0009】
本発明によれば、目印となる目標地点により、GPS装置の位置を特定することができるので、その位置の把握をより容易にすることができる。
【0010】
また本発明に係る位置通知システムは、前記地理情報は、少なくとも前記位置情報に対応した位置の名称、住所、建物の名称及び道路の名称のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0011】
本発明によれば、GPS装置の位置をより具体的に特定することができるようになる。
【0012】
また本発明は、衛星からの信号に基づいて求められた位置を通知するホスト装置であって、衛星からの信号を受信するGPS装置において測位が可能か否かを示す測位状態情報、及び前記GPS装置において前記信号に基づいて求められた位置情報のうち少なくとも1つを、所与の通信網を介して受信する位置情報受信部と、前記測位状態情報又は前記位置情報に基づいて、前記GPS装置の位置を特定して通知する位置通知部とを含み、前記位置通知部は、前記位置情報に対応した地理情報を通知すると共に、前記測位状態情報が測位不可能を示すときには周期的に受信される位置情報のうち前記測位状態情報が測位不可能を示す直前に受信された位置情報に対応した地理情報を通知することができる。
【0013】
本発明によれば、GSP装置から位置情報又は測位状態情報を受信して、位置情報に基づいてGPS装置の位置を特定する一方で、測位状態情報により測位不可能であることが通知されたときには測位不可能となる直前の位置情報に基づいてGPS装置の位置を特定することができる。これにより、ホスト装置において、衛星からの信号を受信できない伝播不良地点にあるGPS装置の位置を高い精度で特定することができる。
【0014】
また本発明に係るホスト装置は、前記測位状態情報が測位不可能を示す直前の位置情報により特定される位置を中心とした所与の範囲内に、所与の目標地点があるか否かを検出する範囲検出部を含み、前記位置通知部は、前記範囲検出部により前記所与の範囲内にあると検出された前記所与の目標地点に対応した地理情報を通知することができる。
【0015】
本発明によれば、目印となる目標地点により、GPS装置の位置を特定することができるので、その位置の把握をより容易にすることができる。
【0016】
また本発明に係るホスト装置は、前記地理情報は、少なくとも前記位置情報に対応した位置の名称、住所、建物の名称及び道路の名称のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0017】
本発明によれば、GPS装置の位置をより具体的に特定することができるようになる。
【0018】
また本発明に係るGPS装置は、上記いずれか記載の位置通知システムにおいて用いられるGPS装置であって、前記GPS装置は、衛星からの信号を受信する受信部と、前記信号に基づいて位置情報を算出する測位処理部と、前記信号に基づき測位が可能か否かを示す測位状態情報及び前記位置情報のうち少なくとも1つを、所与の通信網を介してホスト装置に対して送信する送信部とを含み、前記測位状態情報により測位不可能を示すときには、周期的に送信される位置情報のうち測位不可能を示す直前に送信された位置情報に基づいてその位置が特定されてもよい。
【0019】
また本発明は、衛星からの信号を受信する受信部と、前記信号に基づいて位置情報を算出する測位処理部と、前記信号に基づく測位が可能か否かを示す測位状態情報、及び前記位置情報のうち少なくとも1つを、所与の通信網を介してホスト装置に対して送信する送信部とを含み、前記位置情報、又は周期的に送信する位置情報のうち前記測位状態情報が測位不可能であることを示す直前に送信した位置情報によりその位置が特定されてもよい。
【0020】
本発明によれば、衛星からの信号を受信して求めた位置情報又は測位状態情報を送信するようにしたので、これら情報を用いてGPS装置の位置を特定させることができる一方で、測位状態情報により測位不可能であることが通知されたときには測位不可能となる直前の位置情報に基づいてGPS装置の位置を特定するさせることで、衛星からの信号を受信できない伝播不良地点であっても、GPS装置の位置を把握させることができる。
【0021】
また本発明は、衛星からの信号を受信して求められた位置を通知する位置通知方法であって、衛星からの受信信号に基づいて測位が可能なときには前記受信信号に基づいて求めた位置情報を求め、測位が可能なときに前記位置情報に対応した地理情報を通知すると共に、測位が不可能なときには、周期的に求められる位置情報のうち測位が不可能となる直前に求められた位置情報に対応した地理情報を通知する位置通知方法に関係する。
【0022】
本発明によれば、衛星からの信号を受信して求めた位置情報により位置を特定する一方で、測位不可能であるときには測位不可能となる直前の位置情報に基づいて位置を特定することができる。これにより、衛星からの信号を受信できない伝播不良地点であっても、その位置を把握することができる。
【0023】
また本発明に係る位置通知システムは、周期的に求められる位置情報のうち測位が不可能となる直前に求められた位置情報により特定される位置を中心として所与の範囲内に所与の目標地点があるとき、前記所与の目標地点に対応した地理情報を通知する位置通知方法に関係する。
【0024】
本発明によれば、目印となる目標地点により、測位を行う位置を特定することができるので、その位置の把握をより容易にすることができる。
【0025】
また本発明に係る位置通知方法は、前記地理情報は、少なくとも前記位置情報に対応した位置の名称、住所、建物の名称及び道路の名称のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0026】
本発明によれば、測位を行う位置をより具体的に特定することができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0028】
1. 位置通知システム
図1に、本実施形態における位置通知システムの構成の概要を示す。
【0029】
位置通知システム10は、GPS受信機(広義には、GPS装置)20と、ホスト装置40とを含む。
【0030】
GPS受信機20は、天空の1又は複数のGPS衛星からの信号(GPS信号)を受信し、該信号に含まれる情報に基づき、自分の現在位置を特定するための位置情報を求める測位処理を行う。またGPS受信機20は、移動通信網や回線網などの所与の通信網を介して、求めた位置情報を周期的にホスト装置40に送信することができる。
【0031】
ホスト装置40は、受信した位置情報によりGPS受信機20のマップ上での位置を特定し、特定した位置に対応する地理情報を通知することができる。
【0032】
ここで測位処理が行われるGPS受信機20については、その位置や周辺の環境に応じて、捕捉可能なGPS衛星の数や、捕捉するGPS衛星の位置が変化する。例えばGPS受信機20が建物内に入ると、GPS衛星からの信号を受信できなくなり、位置情報を求めることができなくなり、ホスト装置40では、GPS受信機20の位置を特定することができなくなる。
【0033】
そこで、GPS受信機20は、GPS衛星からの受信信号に基づき位置情報を求める測位可能か否かを判別し、その判別結果を測位状態情報としてホスト装置40に対して送信することができるようになっている。
【0034】
これにより、GPS受信機20において測位が不可能な場合であっても、ホスト装置40は、周期的に受信するGPS受信機20の位置情報のうち、測位不可能であると通知される直前の位置情報に基づき、GPS受信機20の現在位置の特定を行うことができる。したがって、ホスト装置40は、GPS受信機20の位置(建物など)を高精度で特定することができる。このとき、位置情報に対応した地理情報(住所や建物の名称等の情報)を通知させることで、より容易にGPS受信機20の位置を知ることができる。
【0035】
2. GPS受信機(GPS装置)
GPS受信機20は、アンテナ22、受信部24、測位処理部26、PDC(Personal Digital Cellular)(広義には、送信部)28を含む。
【0036】
GPS受信機20では、アンテナ22を介して、天空の1又は複数のGPS衛星からのGPS信号が受信される。受信部24は、アンテナ22を介して受信されたGPS衛星からのGPS信号から測位用情報を生成する。GPS衛星は、例えばPSK(Phase Shift Keying)変調後に、スペクトラム拡散(Spread Spectrum)方式により周波数帯域を拡大した電波をGPS信号として送信する。GPS受信機20は、アンテナ22を介して、各GPS衛星においてスペクトラム拡散方式を用いて送出された電波を受信する。
【0037】
受信部24は、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier:以下、LNAと略す。)30と、RFフロントエンド(RF-Front-End)IC32と8チャネルコリレータ(Correlator)34とを含むことができる。この場合、LNA30は、アンテナ22を介して受信されたGPS信号を増幅する。RFフロントエンドIC32は、LNA30により増幅されたGPS信号を、GPS衛星で行われたスペクトラム拡散方式に対応した逆拡散を行い、ディジタル信号化された航行データの復元を行う。航行データは、例えばGPS衛星ごとに付与された識別情報、GPS衛星に搭載される時計の時間情報や動作状態等を含む。8チャネルコリレータ34は、8個のGPS衛星からのGPS信号を同時に受信するためのものである。8チャネルコリレータ34は、チャネルごとに、航行データに含まれるGPS衛星の時刻とGPS受信機20の時刻とから、受信したGPS信号を送出したGPS衛星とGPS受信機20との時間差を示す誤差情報を測位用情報として求める。
【0038】
測位処理部26は、受信部24で求められた測位用情報を用いて、GPS受信機20の位置を示す位置情報を算出する。受信部24において例えば4個以上のGPS衛星についての測位用情報を得ることができれば、測位処理部26は、GPS受信機20の位置を特定するための情報として、緯度、経度及び高度を含む3次元の位置情報を求めることができる。
【0039】
なお測位処理部26において位置情報を求めるアルゴリズムに限定されるものではない。測位処理部26は、例えば単独測位(autonomous positioning)による処理方法でGPS受信機20の位置情報を求めることができる。
【0040】
GPS受信機20の位置を(Xu,Yu,Zu)、第i(iは自然数)のGPS衛星の位置を(Xi,Yi,Zi)、GPS受信機20と第iのGPS衛星との擬似距離(pseudo range)をρi、GPS受信機20の時刻の誤差をtu、光の速さをcとすると、擬似距離ρiは(1)式により求められる。
【0041】
【数1】
【0042】
この場合、4つのGPS衛星からの擬似距離が既知の場合、GPS受信機20の位置(Xu,Yu,Zu)と、誤差をtuとを求めることができる。
【0043】
ここで、GPS受信機20の位置情報を特定するための変数(Xu,Yu,Zu,tu)を、所与の推定位置における変数(X0,Y0,Z0,t0)と補正値(Δx,Δy,Δz,Δt)との和で表し、テーラー展開により線形化すると、(2)式が成立する。
【0044】
【数2】
【0045】
ここで、GPS受信機20の推定位置から見た第iのGPS衛星への視線の方向余弦の各座標成分を(αi、βi、γi)とし、推定位置と第iのGPS衛星との距離と擬似距離ρiとの差をΔρiとしている。
【0046】
そして、(2)式を用いて求められたGPS受信機20の位置を、改めて推定位置として(2)式を繰り返し計算することで、GPS受信機20の推定位置はGPS受信機20の真の位置に収束する。
【0047】
測位処理部26は、以上のような単独測位(autonomous positioning)による処理方法で、GPS受信機20の位置情報を求めることができる。
【0048】
また測位処理部26は、捕捉可能なGPS衛星の数や位置により、位置情報を求める測位処理が可能か否かを判別することができるようになっている。例えば、捕捉可能なGPS衛星の数が少ない場合(例えば2個以下)には、3次元の位置情報のみならず2次元の位置情報も求めることができず、測位不可能である旨の測位状態情報をPDC28に対して出力する。或いは捕捉可能なGPS衛星のそれぞれの配置により、位置精度劣化(Position Dilution Of Precision:以下、PDOPと略す。)が大きくなって、所望の誤差範囲内で位置情報を求めることができない場合には、測位不可能である旨の測位状態情報をPDC28に対して出力する。
【0049】
このような測位処理部26は、例えば中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)及びこれに接続されたメモリ(ROM、RAM)を用いて構成することができる。すなわち、CPUが、メモリに記憶されたソフトウェア若しくはファームウェアを読み込んで実行することで、上述した機能を実現することができる。この場合、図示しない情報記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、CPUが該プログラムを実行するように構成してもよい。
【0050】
PDC28は、所与の通信網(回線網、移動通信網)に接続された移動基地局と、無線通信を行うことができる。PDC28は、測位処理部26において求められた位置情報、又は測位状態情報を含む送信データを、通信網を介してホスト装置40に対して送信する。移動通信網の場合には、GPS受信機20が建物内に入ったとしても、周囲の基地局との間で通信を行うことができるので、送信データをホスト装置40に対して送信することができる。
【0051】
図2に、送信データの一例を示す。
【0052】
PDC28は、少なくとも現在位置情報、速度、方向、測位状態情報及びGPS受信機識別情報のうち少なくとも1つを含む送信データを送信する。
【0053】
ここで現在位置情報は、測位可能なときに測位処理部26において求められた位置情報である。また速度は、求められた位置情報の変化に基づいて、測位処理部26において求められた単位時間あたりの位置情報の変化量である。また方向は、求められた位置情報の変化に基づいて、測位処理部26において求められた位置情報の変化の方向である。また測位状態情報は、測位処理部26により測位が可能か否かを示す情報である。更にGPS受信機識別情報は、GPS受信機と位置情報とを対応付けるための情報である。
【0054】
なお測位が不可能な場合には、現在位置情報、速度、方向及びGPS受信機識別情報を省略して測位状態情報のみを送信データに含めるようにしてもよい。
【0055】
図3に、GPS受信機20の処理の一例を示す。
【0056】
GPS受信機20では、受信部24においてGPS衛星からの受信信号から航行データが抽出されると、測位処理部26において、例えば上述した擬似距離と、GPS衛星の位置とが求められる(ステップS50)。
【0057】
このとき、例えば設定パラメータとしての仰角マスクを参照して、測位処理に用いるGPS衛星を選択することができる。ここで仰角とは、GPS受信機20の位置での水平線と、GPS受信機20とGPS衛星とを結ぶ線とのなす角である。そして仰角マスクとは、これ以下の仰角のGPS衛星からの信号については測位処理の対象としないための設定パラメータである。これにより、仰角の小さいGPS衛星からの信号を用いることなく位置情報を求めることができるので、例えば建物等に反射されたGPS信号を用いることなく精度良く測位を行うことができる。
【0058】
或いは、測位処理対象とするGPS衛星の組み合わせにより定まるPDOPの値が、設定パラメータとしてのPDOPマスクの値と比較して、所与の誤差内で位置情報を求めることができるか否かを判断するようにしてもよい。
【0059】
測位処理部26では、このようにGPS衛星からの信号を用いて測位可能か否かを判断する。
【0060】
そして、測位可能と判断したとき(ステップS51:Y)、測位処理部26は、上述した単独測位により、GPS受信機20の位置情報を算出する(ステップS52)。
【0061】
一方、測位不可能と判断したとき(ステップS51:N)、測位不可能である旨の測位状態情報を生成する(ステップS53)。
【0062】
PDC28は、図2に示すような送信データを、所与の時間間隔を置いて周期的に、又は送信データに含まれるいずれかの情報の変化に起因して、所与の通信網を介してホスト装置40に対して送信する(ステップS54)。
【0063】
このようにGPS受信機20は、1又は複数のGPS衛星からの信号を受信して求めた自己の現在位置に対応する位置情報、又は測位不可能である旨の測位状態情報を、所与の通信網を介して外部に通知することができる。したがって、これらの情報を用いることで、位置情報に基づいてGPS受信機20の位置を特定することができると共に、GPS受信機20において測位不可能なときには測位不可能になる直前の位置情報に基づいてGPS受信機20の位置を推測することができる。
【0064】
3. ホスト装置
GPS受信機20により送信された送信データは、ホスト装置40において受信される。このようなホスト装置40は、位置情報受信部42、位置通知部44、地理情報データベース(DB)46を含む。
【0065】
位置情報受信部42は、所与の通信網を介して、GPS受信機20からの送信データを受信する。
【0066】
位置通知部44は、GPS受信機20からの送信データに含まれる位置情報を用いて、GPS受信機20の位置を特定する。位置通知部44は、例えば位置情報に対応するマップ上での位置を指示することができる。そのため位置通知部44は、位置情報に対応して予め地理情報が登録された地理情報DB46を検索し、その検索結果に基づいてGPS受信機20の位置を特定することができる。ここで地理情報は、図4に示すように位置情報に対応して、都道府県名、地域名や地方名等の位置の名称、住所、建物の名称及び道路の名称のうち少なくとも1つを含む。そして、位置通知部44は、地理情報DB46を検索して、位置情報に対応した地理情報を通知することができる。
【0067】
ここで地理情報を通知するとは、地理情報に対応した画像や音声等の情報を出力させることをいう。例えば表示部及び音出力部のうち少なくとも1つを有する端末装置に対し、地理情報に対応した画像や音声を出力させることができる。
【0068】
なお地理情報は、位置情報により特定される位置を含む領域に対応して登録するようにしてもよい。
【0069】
また位置通知部44は、位置情報受信部42において受信された測位状態情報が測位不可能であることを示しているときには、周期的に受信される位置情報のうち、測位状態情報が測位不可能を示す直前に受信された位置情報に対応した地理情報を表示させる。
【0070】
例えば、GPS受信機20から位置情報を受信するたびに該位置情報で所与の記憶部の内容を更新するように構成し、GPS受信機20からの測位状態情報が測位不可能を示しているときに該所与の記憶部において前回更新された位置情報を読み出す。こうすることで、測位状態情報が測位不可能を示す直前2受信された位置情報を容易に得ることができる。
【0071】
なお上述したホスト装置40は、所与の通信網に接続されたネットワークサーバ、該ネットワークサーバに接続されたパーソナルコンピュータ、該パーソナルコンピュータの処理結果を表示するモニタ(表示部)により構成することができる。
【0072】
図5に、ホスト装置40の処理の一例を示す。
【0073】
ホスト装置40では、位置情報受信部42でGPS受信機20からの送信データの受信が監視される(ステップS60:N)。そして、位置情報受信部42において送信データの受信が検出されると(ステップS60:Y)、測位状態情報を参照してGPS受信機20が測位可能であったか否かを判別する(ステップS61)。
【0074】
測位状態情報により測位可能であると判別したとき(ステップS61:N)、位置通知部44は、送信データに含まれる位置情報に基づき地理情報DB46を検索し、該位置情報に対応する地理情報を得る(ステップS62)。
【0075】
一方、測位状態情報により測位不可能であると判別したとき(ステップS61:Y)、位置通知部44は、測位状態情報が測位不可能となる直前の位置情報を用いて、地理情報DB46を検索し、該位置情報に対応する地理情報を得る(ステップS63)。
【0076】
そして位置通知部44は、得られた地理情報に基づいて、図示しない表示部に表示されたマップ上に表示する(ステップS64)。この場合、表示した位置の軌跡を表示させることで、GPS受信機20の移動経路を認識させることができる。
【0077】
図6に、位置通知部44による通知の一例を示す。
【0078】
ここでは、GPS受信機20の位置の軌跡を、当該位置情報に対応したマップ上に表示した場合を示している。例えば、GPS受信機20からの送信データに含まれる位置情報に基づいて特定された位置P1〜P9が、これら位置情報により特定される位置を網羅するマップ上に表示される。
【0079】
位置P1〜P9は、それぞれ時間t1〜t9に通知された位置情報により特定された位置であり、時間t1〜t9におけるGPS受信機20の位置を示す。各位置P1〜P9には、各時点における送信データに含まれる速度、方向などの関連情報を併せて表示させることも可能である。
【0080】
例えば時間t10においてGPS受信機20からの送信データに含まれる測位状態情報により、測位不可能であることが通知されると、時間t10の直前の時間t9における位置情報に基づいて位置P9を指示する。このとき、位置P9が図4に示す第6の位置情報により特定されるものとすると、第6の位置情報に対応する建物の名称である「第6ビル」の点滅表示を行って、GPS受信機20の所在位置が「第6ビル」内であることを示すことができる。或いは、「第6ビル」が面する道路の名称である「中央通り」を表示させてもよい。また図示しないスピーカから「第6ビルです」(或いは「中央通りの第6ビルです」)という音声によるアナウンスをさせるようにしてもよい。
【0081】
4. 範囲検出
ホスト装置40では、上述したように求められた位置情報から特定された位置を中心とした所与の範囲内に、所与の目標地点があるか否かを通知するようにしてもよい。そのためホスト装置40は、範囲検出部48を含むことができる。
【0082】
範囲検出部48は、GPS受信機で測位不可能なとき、測位不可能となる直前の位置により特定された位置を中心として、設定可能な範囲内(例えば半径30メートル以内)に目標地点があるか否かを検出する。目標地点は、例えば目印となる建物等を登録しておく。そして、位置通知部44は、その検出結果により、範囲内にあるとされた目標地点の地理情報を通知する。
【0083】
より具体的には、範囲検出部48において、位置情報により特定された位置を中心として例えば半径30メートル以内に、登録された目標地点があることが検出されると、位置通知部44は、該所与の目標地点に関連付けられた地理情報を通知する。また図示しない表示部において、特定された位置を中心とした半径を30メートルの範囲を表示させてもよい。特に、位置情報として測位不可能となる直前の位置情報を用いることで、GPS受信機20から位置情報を取得できない場合であっても、高い確率でどこにGPS受信機20が所在するかを認識することができる。
【0084】
図7に、ホスト装置40において範囲検出が行われる場合の処理の一例を示す。
【0085】
ホスト装置40では、位置情報受信部42でGPS受信機20からの送信データの受信が監視される(ステップS80:N)。そして、位置情報受信部42において送信データの受信が検出されると(ステップS80:Y)、測位状態情報を参照してGPS受信機20において測位可能か否かを判別する(ステップS81)。
【0086】
測位状態情報により測位可能であると判別したとき(ステップS81:N)、位置通知部44は、送信データに含まれる位置情報に基づき地理情報DB46を検索し、該位置情報に対応する地理情報を得る(ステップS82)。
【0087】
そして位置通知部44は、得られた地理情報に基づいて、図示しない表示部に表示されたマップ上に表示する(ステップS83)。この場合、表示した位置の軌跡を表示させることで、GPS受信機20の移動経路を認識させることができる。
【0088】
一方、測位状態情報により測位不可能であると判別したとき(ステップS81:Y)、範囲検出部48は、測位状態情報が測位不可能となる直前の位置情報により特定される位置を中心として半径30メートル以内の範囲(所与の範囲)内に、目標地点があるか否かを判別する。そして、半径30メートル以内の範囲にあると判別された目標地点に対応する位置情報を用いて、位置通知部44は、地理情報DB46を検索して、該位置情報に対応する地理情報を得る(ステップS84)。
【0089】
そして位置通知部44は、得られた地理情報に基づいて、図示しない表示部に表示されたマップ上に表示する(ステップS85)。この場合、図8に示すように、図示しない表示部に図6に示すように位置P1〜P9の軌跡と、測位不可能として通知された位置P9を中心とした半径30メートル以内の範囲とを表示させてもよい。そして、表示部に目標地点(「第6ビル」)が目立つように点滅表示させたり、スピーカにより例えば「目標物は第6ビルです」というように目標地点の名称等をアナウンスさせてもよい。
【0090】
ここではGPS受信機から測位不可能であることが通知されたときに範囲検出を行うようにしていたが、これに限定されるものではない。位置情報が通知されたときに、範囲検出を行い、その検出結果に対応した位置情報を用いるようにしてもよい。
【0091】
以上説明した位置通知システムは、GPS衛星からの信号を受信できないような伝播不良地域にGPS受信機が入ったとしても、上述した構成によりその位置を特定することができる。したがって、この位置通知システムによれば、GPS受信機を携帯させた人の位置や各人の配置状況等を、ホスト装置側で追跡、管理等を行うことができる。例えば、配送業者や、警備会社、警察官といった屋外で活動する複数の人の状況をホスト装置側で一括して監視することができ、業務の効率化といった効果を得ることができる。
【0092】
なお、本発明は本実施形態及び本変形例に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】位置通知システムの構成の概要を示すブロック図である。
【図2】送信データの一例を示す説明図である。
【図3】GPS受信機の処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】地理情報を説明するための説明図である。
【図5】ホスト装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】位置通知部による通知の一例を示す図である。
【図7】ホスト装置において範囲検出が行われる場合の処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】位置通知部による通知の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 位置通知システム
20 GPS受信機
22 アンテナ
24 受信部
26 測位処理部
28 PDC(送信部)
30 LNA
32 RFフロントエンドIC
34 8チャネルコリレータ
40 ホスト装置
42 位置情報受信部
44 位置通知部
46 地理情報DB
48 範囲検出部
Claims (6)
- 衛星からの信号を用いて特定される位置を通知する位置通知システムであって、
衛星からの信号を受信し、該信号に基づき測位が可能か否かを示す測位状態情報、及び前記信号に基づき求められた位置情報のうち少なくとも1つを、所与の通信網を介して送信するGPS装置と、
前記GPS装置により送信された前記測位状態情報又は前記位置情報を受信し、前記測位状態情報又は前記位置情報に基づいて前記GPS装置の位置を特定して通知するホスト装置と、
を含み、
前記GPS装置は、
前記信号に基づいて測位が可能なときには、前記信号に基づいて現在位置に対応する位置情報を求め、該位置情報を前記ホスト装置に対して送信し、
前記信号に基づいて測位が不可能なときには、測位不可能であることを示す測位状態情報を前記ホスト装置に対して送信し、
前記ホスト装置は、
前記位置情報に対応した地理情報が登録される地理情報データベースを含み、
前記GPS装置において測位が可能なときには、前記地理情報データベースを検索して前記位置情報に対応した地理情報を通知し、
前記GPS装置において測位が不可能なときには、周期的に受信される位置情報のうち前記測位状態情報が測位不可能を示す直前に受信された位置情報を用いて特定される位置を中心とした所与の範囲内に、予め登録された目標地点があるか否かを検出し、該目標地点があることが検出されたときに前記地理情報データベースを検索して前記目標地点に対応した地理情報を通知することを特徴とする位置通知システム。 - 請求項1において、
前記地理情報は、
少なくとも前記位置情報に対応した位置の名称、住所、建物の名称及び道路の名称のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする位置通知システム。 - 衛星からの信号に基づいて求められた位置を通知するホスト装置であって、
衛星からの信号を受信するGPS装置において測位が可能か否かを示す測位状態情報、及び前記GPS装置において前記信号に基づいて求められた位置情報のうち少なくとも1つを、所与の通信網を介して受信する位置情報受信部と、
前記測位状態情報又は前記位置情報に基づいて、前記GPS装置の位置を特定して通知する位置通知部と、
前記位置情報に対応した地理情報が登録される地理情報データベースと、
前記測位状態情報が測位不可能を示す直前の位置情報により特定される位置を中心とした所与の範囲内に、予め登録された目標地点があるか否かを検出する範囲検出部と、
を含み、
前記位置通知部は、
前記GPS装置において測位が可能なときには、前記地理情報データベースを検索して前記位置情報に対応した地理情報を通知し、
前記GPS装置において測位が不可能なときには、周期的に受信される位置情報のうち前記測位状態情報が測位不可能を示す直前に受信された位置情報を用いて特定される位置を中心とした所与の範囲内に、予め登録された目標地点があるか否かを検出し、該目標地点があることが検出されたときに前記地理情報データベースを検索して前記目標地点に対応した地理情報を通知することを特徴とするホスト装置。 - 請求項3において、
前記地理情報は、
少なくとも前記位置情報に対応した位置の名称、住所、建物の名称及び道路の名称のうち少なくとも1つを含むことを特徴とするホスト装置。 - 衛星からの信号を受信して求められた位置を通知する位置通知方法であって、
衛星からの受信信号に基づいて測位が可能なときには前記受信信号に基づいて求めた位置情報を求め、
前記GPS装置において測位が可能なときには、前記位置情報に対応した地理情報が登録される地理情報データベースを検索して前記位置情報に対応した地理情報を通知すると共に、前記GPS装置において測位が不可能なときには、周期的に受信される位置情報のうち前記測位状態情報が測位不可能を示す直前に受信された位置情報を用いて特定される位置を中心とした所与の範囲内に、予め登録された目標地点があるか否かを検出し、該目標地点があることが検出されたときに前記地理情報データベースを検索して前記目標地点に対応した地理情報を通知することを特徴とする位置通知方法。 - 請求項5において、
前記地理情報は、
少なくとも前記位置情報に対応した位置の名称、住所、建物の名称及び道路の名称のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする位置通知方法。
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