JP3952667B2 - 羽口受け煉瓦の補修方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、取鍋やタンディッシュ等の溶融金属保持容器の溶融金属流出孔である羽口を、その内部に嵌合して取り付ける羽口受け煉瓦の補修方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
転炉や電気炉で精錬された溶鋼を受鋼する取鍋や、連続鋳造機で用いられるタンディッシュ等の溶融金属保持容器の底部には、溶融金属の流出孔となる羽口が設けられている。通常、この羽口には円筒状の耐火物が用いられており、その下部に接続してスライディングノズル等の溶融金属の流量を制御する流量制御装置が設置されている。
【0003】
溶鋼の保持容器である取鍋の羽口部構造を図8に基づき説明する。図8に示すように、外周を鉄皮55で覆われた取鍋51の内面底部には内張り煉瓦54が張り付けられており、内張り煉瓦54に嵌合して羽口受け煉瓦53が設置されている。そして、取鍋51の底部下方側から羽口受け煉瓦53に嵌合して上ノズル52が羽口として設置されている。この上ノズル52の中心部には上下に貫通する孔52aが設けられており、溶融金属の流出孔となる。上ノズル52の下面に接続してスライディングノズル等の流量制御装置56が設置され、羽口部が構成されている。
【0004】
上ノズルは使用中の損傷が激しいために数回使用する毎に抜き取り、新しい上ノズルを挿入して交換している。この交換作業は取鍋が熱間状態のまま行われている。
【0005】
又、耐蝕性、耐熱性に優れた耐火物で構成されている羽口受け煉瓦も、使用回数が増すにつれて損傷してくる。羽口受け煉瓦及び上ノズルが損傷した状態を図9に示す。羽口受け煉瓦が損傷した状態で新品の上ノズルを挿入すると、図10に示すように、上ノズルが羽口受け煉瓦を突出し、その上端部が溶鋼中に浸漬された状態となる。このようになると上ノズル上端部の温度が上昇して、上ノズルの損傷が一層激しくなるばかりか、上ノズルと羽口受け煉瓦との間隙から溶鋼漏れの危険さえ発生する。
【0006】
そのため、羽口受け煉瓦も定期的に補修されている。従来、この羽口受け煉瓦の補修は、取鍋を一旦冷却した後に損傷した羽口受け煉瓦を解体・除去し、新品の羽口受け煉瓦を施工して行っていた。しかし、耐火物原単位の削減、並びに取鍋の冷却に伴うエネルギーロス及び取鍋稼働率の低下を防止するため、熱間状態の取鍋で羽口受け煉瓦を補修する方法が提案されている。
【0007】
例えば特開平8−285472号公報(以下「先行技術1」と記す)には、複数の噴射ノズルと、ガイド板と、ガイド板先端に取り付けられた、上ノズルの流出孔と嵌合する塞栓と、を有する吹き付け機を用い、羽口受け煉瓦に取鍋の上方から補修材を吹き付ける補修装置が開示されている。又、特開平4−94863号公報(以下「先行技術2」と記す)には、流出孔の内面形状にそった金物型枠を設置し、次いで、金物型枠と羽口耐火物との間に不定形耐火物を取鍋上方から流し込んで補修する方法が開示されている。但し、先行技術2では羽口と羽口受け煉瓦とが一体的に構成されており、本発明で云う上ノズルと羽口受け煉瓦とを同時に補修する方法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、損傷した羽口受け煉瓦に新しい上ノズルを挿入した場合、羽口受け煉瓦と上ノズルとの間に幅の狭い隙間ができることがある。先行技術1による吹き付け補修を行った場合には、吹き付け補修ではこのような狭い間隙には補修材を充填することが難しく、そのため、補修後も間隙が残留して使用中に地金が入り込み、次回の上ノズル交換時の妨げになるという問題点が発生する。又、先行技術2のように取鍋の上方から流し込み補修を行った場合には、取鍋の上方から金物型枠を設置するために金物型枠設置位置の流出孔位置からのずれや流出孔中心線との傾きが発生し、上ノズルを所定の位置まで挿入することができなかったり、上ノズルが傾いてしまうという問題点が発生する。
【0009】
又、羽口受け煉瓦を補修する場合には、補修後の羽口受け煉瓦の補修厚みの管理が重要である。補修厚みが少ない場合は補修の効果が小さく、逆に補修厚みが多すぎて、羽口受け煉瓦が溶融金属保持容器の底面よりも高くなった場合には、溶融金属の流出の妨げとなり、容器内に溶融金属を残留させることになる。しかしながら、先行技術1及び先行技術2では補修後の厚み管理について何ら記載していない。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、上ノズルと羽口受け煉瓦との間隙にも耐火物を充填することができると共に、上ノズルを所定位置に正確に設置することができ、更に、羽口受け煉瓦の補修厚みを適切な厚みにすることができる羽口受け煉瓦の補修方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明による羽口受け煉瓦の補修方法は、溶融金属保持容器の底部に設けられ、その内部に上ノズルを嵌合して支持する羽口受け煉瓦の補修方法において、使用済みの上ノズルを羽口受け煉瓦から溶融金属保持容器の底部下方側に抜き出し、次いで、不定形耐火物を外部に排出するための排出口を不定形耐火物の充填高さに相当する部分に有する、上ノズルの外面形状にそった金物型枠を、溶融金属保持容器の底部下方側から羽口受け煉瓦に挿入し、金物型枠に設けた供給口から不定形耐火物を金物型枠の外周部に圧入することを特徴とするものである。
【0012】
第2の発明による羽口受け煉瓦の補修方法は、第1の発明において、前記金物型枠の長さが上ノズルの長さよりも長いことを特徴とするものである。
【0013】
第3の発明による羽口受け煉瓦の補修方法は、第1又は第2の発明において、前記金物型枠の外面形状が上ノズルの外面形状よりも2mm〜8mm大きいことを特徴とするものである。
【0015】
第4の発明による羽口受け煉瓦の補修方法は、第1乃至第3の発明の何れかにおいて、前記溶融金属保持容器が熱間状態であることを特徴とするものである。
【0016】
本発明による羽口受け煉瓦の補修方法では、羽口受け煉瓦に挿入した金物型枠から不定形耐火物を金物型枠の外周部に向かって圧入する。そのため、羽口受け煉瓦の上ノズル挿入孔(以下「内孔」と記す)表面の微小な傷に起因して、羽口受け煉瓦と金物型枠との間に微細な間隙が生じていても、圧入時の圧力により、その間隙を不定形耐火物で完全に充填することができる。又、上ノズルの外面形状にそった金物型枠を羽口受け煉瓦に挿入して補修するので、補修後、上ノズルを所定の位置に且つ傾きを生じることなく、正確に取り付けることができる。
【0017】
そして、金物型枠を上ノズルの長さより長くすることにより、羽口受け煉瓦の補修厚みを上ノズルが接触しない範囲まで拡大させることができ、又、金物型枠の外面形状を上ノズルの外面形状よりも2mm〜8mm大きくすることで、上ノズルにモルタル等を塗布した場合の適正な目地代を確保することができる。更に、金物型枠に不定形耐火物を外部に排出するための排出口を設置した場合には、圧入された過剰な不定形耐火物をオーバーフローさせて外部に排出することができるので、羽口受け煉瓦の補修厚みを適正値に管理することが可能となる。又、溶融金属保持容器が熱間状態のまま補修することにより、溶融金属保持容器の有する熱エネルギーを有効活用することができると共に、補修による溶融金属保持容器の稼働率低下を最小限に抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面を参照して説明する。本発明を適用した羽口部構造を図1に示す。図1は溶鋼の保持容器である取鍋9の羽口部構造であり、耐火物を全面補修した時の状態を示す図である。但し、永久煉瓦は省略してある。鉄皮11で外周を覆われた取鍋9の内面底部には内張り煉瓦10が張り付けられており、この内張り煉瓦10に嵌合して羽口受け煉瓦2が設置されている。取鍋9の底部下方側から鉄皮11を貫通して羽口受け煉瓦2の内孔に嵌合する上ノズル1が設置されている。上ノズル1の中心部には上下に貫通する孔1aが設けられており、溶鋼の流出孔となる。上ノズル1の下面側に接続してスライディングノズル等の流量制御装置12が設置され、羽口部が構成されている。
【0019】
この取鍋9を使用するにつれて羽口受け煉瓦2が損傷してくる。羽口受け煉瓦2が損傷するにつれ、上ノズル1の先端部の損傷も大きくなる。図2は、羽口受け煉瓦2の損傷が大きくなった時の上ノズル1及び羽口受け煉瓦2の損傷状況を示す図である。図2に示すように、上ノズル1は羽口受け煉瓦2の損傷面に沿った形で損傷される。羽口受け煉瓦2の損傷が大きくなったなら、羽口受け煉瓦2の補修を行う。補修時期の1つの目安として、羽口受け煉瓦2の損傷が大きくなり、上ノズル1の上端部の外周面が羽口受け煉瓦2で支持されなくなった時点とすることができるが、上ノズル1や羽口受け煉瓦2の構造及び寸法の違いにより、補修時期はこの時期より前後にずれても良い。尚、上ノズル1は使用中の損傷が激しいため、数回使用する毎に抜き取り、新しい上ノズル1と交換する。
【0020】
羽口受け煉瓦2の補修は次のようにして行う。先ず、流量制御装置12を取り除き、使用済みの上ノズル1を羽口受け煉瓦2から取鍋9の底部下方側に抜き出す。次いで、図3に示すように、金物型枠4を取鍋9の下方側から羽口受け煉瓦2に挿入する。金物型枠4の挿入前、必要に応じて羽口受け煉瓦2の内孔表面を清掃する。尚、図3は金物型枠4を羽口受け煉瓦2に挿入した状態を示す図である。
【0021】
金物型枠4の概略構造を図4に示す。図4に示すように、金物型枠4は上ノズル1の外面形状にそった形状、即ち、上ノズル1の外面形状と同一か、若しくは若干大きい相似形とする。金物型枠4を上ノズル1の外面形状よりも小さくすると、補修後に上ノズル1が羽口受け煉瓦2に嵌合できなくなるので、このようにする必要がある。上ノズル1にモルタル等の目地材を塗布する場合には、前述したように、金物型枠4の外面形状を予め上ノズル1の外面形状よりも2mm〜8mm大きくしておくことが好ましい。金物型枠4には不定形耐火物を圧入するための供給管5が設けられており、供給管5の先端は金物型枠4の側面に設けられた供給口6につながっている。供給口6は円周方向及び高さ方向に幾つ設けても良い。
【0022】
そして、図5に示すように、供給管5及び供給口6を介して不定形耐火物3を金物型枠4の外周部に圧入する。尚、図5は不定形耐火物3を圧入した状態を示す図である。圧入された不定形耐火物3は、羽口受け煉瓦2の内孔表面と金物型枠4の外面との間に間隙が生じていても、圧入時の圧力により間隙内に充填される。所定量の不定形耐火物3を圧入した時点で圧入を停止する。供給管5につながる不定形耐火物の圧入装置(図示せず)は、特別の装置を必要とせずに市販の装置でも十分に使用することができるので、その説明は省略する。
【0023】
圧入後、不定形耐火物3が硬化する時間、金物型枠4を挿入したまま保持し、その後、金物型枠4を取り外して羽口受け煉瓦2の補修を終了し、新しい上ノズル1を挿入して流量制御装置12を取り付け、使用に供する。図6に補修終了後に上ノズル1を取り付けた状態を示す。この補修作業は、通常、取鍋9を冷却することなく、熱間状態で行われる。
【0024】
図7に、外面形状が図4に示す金物型枠4とは異なる形状の金物型枠4Aの概略構造を示す。この金物型枠4Aは供給口6の上部に突出部7を有しており、上ノズル1よりも突出部7の長さだけ長くなっている。そして突出部7の側面には過剰に圧入した不定形耐火物3を排出させるための複数個の排出口8が設けられている。突出部7の外面形状は、不定形耐火物3を圧入後に金物型枠4Aの抜き出しが容易となるように、下広がりの傾斜が付けられている。その他の構造は、図4に示す金物型枠4と同一になっている。
【0025】
この金物型枠4Aを用いて不定形耐火物3を圧入すれば、過剰に圧入された不定形耐火物3は排出口8を通って金物型枠4A内に排出されるので、排出口8の位置まで不定形耐火物3を圧入することができる。即ち、排出口8の設置位置を上下に調整することで、補修後の羽口受け煉瓦2の補修厚みを任意に調整することができる。尚、排出口8を供給口6と兼用させることもできる。この場合には、圧入後に供給管5を圧入装置と切り離し、供給口6よりも高い位置に圧入された不定形耐火物3を供給口6から排出させることになる。
【0026】
このようにして羽口受け煉瓦2を補修することにより、上ノズル1と羽口受け煉瓦2との間隙にも耐火物を充填することができると共に、上ノズル1を所定位置に正確に設置することができる。又、排出口8を有する金物型枠を用いた場合には、羽口受け煉瓦2の補修厚みを適切な厚みに制御することができる。
【0027】
尚、上記説明は取鍋羽口部に関して行ったが、本発明の適用は取鍋の羽口部に限るものではなく、上記説明に基づき連続鋳造用タンディッシュに適用することができる。
【0028】
【実施例】
取鍋を冷却することなく、図1に示す取鍋の羽口部を本発明により補修した実施例を以下に説明する。70ヒート使用後の上ノズル交換時、上ノズルを抜き取った状態で羽口受け煉瓦の残厚を測定したところ、羽口受け煉瓦の底面から羽口受け煉瓦の稼働面まで270mmであった。新品の上ノズルの長さは420mmであり、両者の差が大きかったので羽口受け煉瓦の補修を行った。尚、この羽口部では、上ノズルは羽口受け煉瓦の下端から10mm下方に露出している。
【0029】
補修は図7に示す金物型枠を用いて行った。この金物型枠には下端から300mmの位置の側面に供給口が設けられ、又、下端から440mmの位置の側面に排出口が設けられている。供給口及び排出口はそれぞれ円周方向に4個ずつ設けられている。突出部を除く金物型枠は、上ノズルの外径よりも4mm大きい外径を有している。
【0030】
羽口受け煉瓦の材質がアルミナ−マグネシア質(Al2 O3 ;90mass%、MgO;8mass%)であることから、補修材としてアルミナ−マグネシア質(Al2 O3 ;87mass%、MgO;10mass%)の、最大粒径が3mmの不定形耐火物を選定した。
【0031】
不定形耐火物の圧入開始後、排出口から不定形耐火物が流れ出るまで圧入を続けた。不定形耐火物が排出口から流れ出した後、圧入を停止して圧入用のホースを抜き取った。その後、取鍋の保有熱により不定形耐火物を硬化させるために10分間保持した後、金物型枠を抜き取った。金物型枠を抜き取った後の羽口受け煉瓦の内孔表面には小さな損傷部にまで不定形耐火物が充填されており、羽口受け煉瓦の補修後の厚みも430mmまで回復していた。その後、新しい上ノズルの表面にモルタルを塗って羽口受け煉瓦に挿入し、流量制御装置を取り付けて使用に供した。
【0032】
このようにして羽口受け煉瓦を補修した取鍋と、羽口受け煉瓦を補修しない取鍋とで使用回数を比較した結果、本発明による羽口受け煉瓦の補修を行った取鍋では平均106ヒートの溶鋼を処理することができた。一方、羽口受け煉瓦を補修せずに使用した取鍋では平均95ヒートの溶鋼を処理するのみで、本発明により11ヒートの使用回数の延長が可能であった。
【0033】
【発明の効果】
本発明では、使用済みの上ノズルを羽口受け煉瓦から溶融金属保持容器の底部下方側に抜き出した後、上ノズルの外面形状にそった金物型枠を羽口受け煉瓦に挿入し、金物型枠に設けた供給口から不定形耐火物を金物型枠の外周部に圧入するので、上ノズルと羽口受け煉瓦との間隙にも耐火物を充填することができると共に、上ノズルを所定位置に正確に設置することができる。その結果、溶融金属保持容器の使用回数を延長させることが可能となり、工業上有益な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した羽口部構造の概略図である。
【図2】上ノズル及び羽口受け煉瓦の損傷状況を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の例を示す図であり、金物型枠を羽口受け煉瓦に挿入した状態を示す図である。
【図4】本発明で用いた金物型枠の例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の例を示す図であり、不定形耐火物を圧入した状態を示す図である。
【図6】本発明による補修後に上ノズルを取り付けた状態を示す図である。
【図7】本発明で用いた金物型枠の他の例を示す図である。
【図8】取鍋の羽口部構造の概略図である。
【図9】上ノズル及び羽口受け煉瓦が損傷した状態を示す図である。
【図10】羽口受け煉瓦を補修せずに上ノズルを設置した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 上ノズル
2 羽口受け煉瓦
3 不定形耐火物
4、4A 金物型枠
5 供給管
6 供給口
7 突出部
8 排出口
9 取鍋
10 内張り煉瓦
11 鉄皮
12 流量制御装置
Claims (4)
- 溶融金属保持容器の底部に設けられ、その内部に上ノズルを嵌合して支持する羽口受け煉瓦の補修方法において、使用済みの上ノズルを羽口受け煉瓦から溶融金属保持容器の底部下方側に抜き出し、次いで、不定形耐火物を外部に排出するための排出口を不定形耐火物の充填高さに相当する部分に有する、上ノズルの外面形状にそった金物型枠を、溶融金属保持容器の底部下方側から羽口受け煉瓦に挿入し、金物型枠に設けた供給口から不定形耐火物を金物型枠の外周部に圧入することを特徴とする羽口受け煉瓦の補修方法。
- 前記金物型枠の長さが上ノズルの長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の羽口受け煉瓦の補修方法。
- 前記金物型枠の外面形状が上ノズルの外面形状よりも2mm〜8mm大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の羽口受け煉瓦の補修方法。
- 前記溶融金属保持容器が熱間状態であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の羽口受け煉瓦の補修方法。
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