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JP3951197B2 - 可撓性管継手 - Google Patents

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JP3951197B2
JP3951197B2 JP14582797A JP14582797A JP3951197B2 JP 3951197 B2 JP3951197 B2 JP 3951197B2 JP 14582797 A JP14582797 A JP 14582797A JP 14582797 A JP14582797 A JP 14582797A JP 3951197 B2 JP3951197 B2 JP 3951197B2
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兼芳 林
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種配管の中間部等に介装される可撓性管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
配管に接続される可撓性管継手は、筒状部の軸方向両端にフランジ部が一体的に形成されている。そして、そのフランジ部の最大径部分に補強リングが埋設されたものが存在した。また可撓性管継手は、その軸方向の変形が容易となるようにその筒状部の横断面が波形になるように形成されている。さらに筒状部の中央部には、内圧により過度に変形することを防止するため、ピアノ線等からなるリング材が埋設されている。
このような可撓性管継手は、配管のフランジに可撓性管継手のフランジ部端面が当接され、相フランジを介してボルトおよびナットにより締結固定されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
可撓性管継手のフランジ部の最大径部分に補強リングが埋設されたものにおいて、相フランジを介して配管に可撓性管継手のフランジ部を締結固定すると、その補強リング近傍の端面に亀裂が生じることがある。特に、配管に大きな内圧が加わる可撓性管継手において亀裂が生じ易い。これは補強リングが存在する部分において、弾性変形が制限され、そこに最大応力が加わるためと推測される。
また内圧が加わる従来の可撓性管継手は、その筒状部中央に多数のピアノ線等を配置するため、その製造が面倒であり、量産性に欠ける欠点があった。
そこで、本発明はこれらの各種欠点を取り除くことを課題とし、各種実験の結果、次の構成によりそれを解決した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の可撓性管継手は、筒状部1の軸線方向の両端に断面L字状の接続用フランジ部2が突設された可撓性管継手において、
そのフランジ部2の最大半径部分に内装された補強リング3と、
前記筒状部1およびフランジ部2に埋設され、前記補強リング3を取り囲む積層された複数枚のタイヤコード4と、
前記フランジ部2の配管接続側端面に、その最少半径の位置から前記補強リング3の半径より小なる位置まで、環状で平板状に一体的に突設され且つ、ゴム材のみよりなる強圧接用凸部5と、その強圧接用凸部5の半径方向の外側に、それから接続用フランジ部2の周縁までに相対的に凹陥して平坦に形成された弱圧接用のリング部平坦面9と、
を具備し、
相フランジ7および締結具6,6aにより前記フランジ部2を配管8に接続したとき、前記強圧接用凸部5が前記リング部平坦面9に比べて軸方向に大きく変形される可撓性管継手。
【0005】
また、請求項2記載の本発明は上記発明において、前記補強リング3の位置で前記筒状部1側に環状に突出した凸条部11が形成され、その凸条部11と前記フランジ部2の付根とに環状凹部12が形成され、その環状凹部12および前記凸条部11に整合する端面を有する前記相フランジ7が使用されるものである。
さらに、請求項3記載の本発明は上記請求項1の発明において、前記リング部平坦面9に前記タイヤコード4が配置されたものである。
また請求項4記載の本発明は請求項1の発明において、前記筒状部1の断面が軸方向の中心に対して対称に形成され、その中心部に断面が波の頂部となる台形状凸部13が形成され、その台形状凸部13内にその凸部の幅より小なる幅の細帯タイヤコード14が積層して埋設されたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の可撓性管継手の実施の形態につき説明する。
図1は本可撓性管継手の要部断面図であり、図2はその取付状態を示す説明図、図3は本可撓性管継手の使用時であってボルト締結前の状態を示す横断面図である。
本発明の可撓性管継手は、断面波形に曲折された筒状部1の軸方向両端に断面L字状のフランジ部2が一体的に突設されている。筒状部1の長手方向中央部には断面台形状凸部13が形成され、その内部に細帯タイヤコード14が積層して懸回されている。この細帯タイヤコード14の幅は台形状凸部13のそれよりもわずかに小に形成され、各積層される細帯タイヤコード14間には図示しない薄い接合用ゴム材が介装されている。また、筒状部1およびフランジ部2には夫々タイヤコード4が埋設され、そのタイヤコード4の両端部がフランジ部2内で補強リング3外周を取り囲んでいる。積層されたこのタイヤコード4の間にも、図示しない薄い接合用ゴム材が介装されている。
【0007】
次に、フランジ部2の最大半径部分には、筒状部1側に環状に凸条部11が一体的に突出され、その最大半径部分の中央に補強リング3が埋設されている。この例では、補強リング3は断面が円形に形成されているが、それに限らず平板状のものであってもよい。あるいは、ピアノ線を複数巻回することもできる。そしてこのフランジ部2の筒状部1側端面は、前記凸条部11の存在により相対的にフランジ部2の付け根部に環状凹部12が形成される。
【0008】
次に、フランジ部2の接続面側端面にはゴム材のみからなる強圧接用凸部5が一体的に突設されている。この強圧接用凸部5は、補強リング3まで達しないように且つ環状で平板状に突設され、その内部にはタイヤコードが存在しない。即ち、この強圧接用凸部5はフランジ部2の配管接続側端面に、前記筒状部1の最少半径の位置から前記補強リング3の半径より小なる位置まで、環状で平板状に一体的に突設され且つ、ゴム材のみよりなる。
この強圧接用凸部5の最大直径部分は斜めに形成されると共に、最小直径部分も同様に隅取り部15が形成されている。そしてフランジ部2の最大直径部の端面には、リング部平坦面9が相対的に凹陥して形成されている。この強圧接用凸部5の突出量tは、可撓性管継手の締結時における弾性変形量に実質的に一致させておく。すなわち、相フランジ7および締結具6,6aによりフランジ部2を配管8に接続したとき、図2の如く強圧接用凸部5が軸方向に大きく変形すると共に、リング部平坦面9はほとんど変形することがない。このリング部平坦面9には、タイヤコード4が実質的に露出する。なお、その表面にはゴム皮膜がわずかに被覆されている。
このような可撓性管継手を締結するための相フランジ7は環状に形成され、その軸方向一端面がフランジ部2の筒状部1側の形状に整合する。そして両者の嵌着状態において、相フランジ7の周縁部の一端面はリング部平坦面9と面一に形成される。
【0009】
【使用方法】
本発明の可撓性管継手は、図3に示す如く、夫々のフランジ部2が一対の相フランジ7を介して配管8にボルトおよびナットからなる締結具6,6aにより締結固定される。その際に強圧接用凸部5が大きく変形すると共に、特にフランジ部2の首部が変形して、図2に示す如く締結固定される。このとき、可撓性管継手のフランジ部2のリング部平坦面9はほとんど変形することはない。そのため、リング部平坦面9部分に過度な応力集中が生じる虞はない。
【0010】
【発明の作用・効果】
本発明の可撓性管継手は、フランジ部2の配管接続側端面に一体的にゴム材のみよりなる強圧接用凸部5を平板状に突出したものである。そして、この可撓性管継手の接続時に、強圧接用凸部5が大きく変形されると共に、リング部平坦面9は殆ど変形することがないように締結具6,6aにより締結されるものである。従って、従来の可撓性管継手の補強リング3近傍の端面に生じていた亀裂の発生を防止し得る。即ち、可撓性管継手を配管に圧接したとき、最も応力集中が起こっていた損傷し易い部分をなくすことにより、そこに生じる亀裂およびその亀裂の発達を防止するものである。
また、請求項2記載の本発明は、補強リング3の近傍に凸条部11が突出されると共に、その凸条部11とフランジ部2の付け根との間に環状凹部12が形成され、その環状凹部12に相フランジ7が整合するように構成されているから、その環状凹部12および強圧接用凸部5のみを弾性変形させ、補強リング3の近傍外周を相フランジ7によって保持することができる。それにより、可撓性管継手に内圧が加わってもフランジ部2が外れることがなく、信頼性の高いものとなる。
【0011】
次に、請求項3記載の本発明は、リング部平坦面9にタイヤコード4が配置されているため、リング部平坦面9部分が補強され、そこに亀裂を生じさせることがない。
さらに、請求項4記載の本発明は、筒状部1の中央部に台形状凸部13が形成され、その台形状凸部13に細帯タイヤコード14が積層して配置されたものであるから、内圧により可撓性管継手の中心部が異常に変形することを効果的に防止できる。しかも、その台形状凸部13は細帯タイヤコード14の積層体で構成できるため、製造し易く量産性の高い可撓性管継手となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可撓性管継手の要部断面図。
【図2】同可撓性管継手の取付状態を示す説明図。
【図3】本発明の可撓性管継手の使用時における締結前の状態を示す横断面図。
【符号の説明】
1 筒状部
2 フランジ部
3 補強リング
4 タイヤコード
5 強圧接用凸部
6,6a 締結具
7 相フランジ
8 配管
9 リング部平坦面
10 フランジ
11 凸条部
12 環状凹部
13 台形状凸部
14 細帯タイヤコード
15 隅取り部

Claims (4)

  1. 筒状部1の軸線方向の両端に断面L字状の接続用フランジ部2が突設された可撓性管継手において、
    そのフランジ部2の最大半径部分に内装された補強リング3と、
    前記筒状部1およびフランジ部2に埋設され、前記補強リング3を取り囲む積層された複数枚のタイヤコード4と、
    前記フランジ部2の配管接続側端面に、その最少半径の位置から前記補強リング3の半径より小なる位置まで、環状で平板状に一体的に突設され且つ、ゴム材のみよりなる強圧接用凸部5と、その強圧接用凸部5の半径方向の外側に、それから接続用フランジ部2の周縁までに相対的に凹陥して平坦に形成された弱圧接用のリング部平坦面9と、
    を具備し、
    相フランジ7および締結具6,6aにより前記フランジ部2を配管8に接続したとき、前記強圧接用凸部5が前記リング部平坦面9に比べて軸方向に大きく変形される可撓性管継手。
  2. 請求項1において、前記補強リング3の位置で前記筒状部1側に環状に突出した凸条部11が形成され、その凸条部11と前記フランジ部2の付根とに環状凹部12が形成され、その環状凹部12および前記凸条部11に整合する端面を有する前記相フランジ7が使用される可撓性管継手。
  3. 請求項1において、前記リング部平坦面9に前記タイヤコード4が配置された可撓性管継手。
  4. 請求項1において、前記筒状部1の断面が軸方向の中心に対して対称に形成され、その中心部に断面が波の頂部となる台形状凸部13が形成され、その台形状凸部13内にその凸部の幅より小なる幅の細帯タイヤコード14が積層して埋設された可撓性管継手。
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