JP3950320B2 - 粉体供給システム制御方法、プログラム、それに供する制御装置、ガス化複合発電設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、粉体供給システム制御方法、プログラム、それに供する制御装置、およびガス化複合発電設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のガス化複合発電設備全体を示す構成図である。ガス化複合発電設備は、ガス化させた重質油、石炭、廃棄物と炭化物との混合物等の燃料を未燃物のリサイクルをしつつ、発電設備に供給するものである。ここでは、一例として燃料に石炭を用い、発電設備としてガスタービンで発電機を回転させる設備について説明する。まず、ガス化炉41内には、燃料である石炭が石炭投入管42から投入され、酸化剤としての酸素もガスとして酸素投入管43から投入される。
【0003】
酸素ガスは、ガスタービン44の圧縮器から生成される圧縮空気を一部抽気し、その後、空気分離装置45によって酸素ガスと窒素ガスに分離して得られる。なお、ガス化炉41の内部は高圧となるので、酸素ガスは、酸素ガス圧縮器46によって昇圧にしておく。ガス化炉41でガス化された燃料ガス(以後、生成ガスと称する。)は、熱交換器からなる冷却器(図示省略)で冷却される。
【0004】
冷却された状態の生成ガスは、未燃物(ここでは炭化物なので以後、チャーと称する。)を多く含み、このチャーは、ガス化炉において再利用可能なものである。そこで、チャー集塵装置47によって、チャーは生成ガスから分離、回収される。その後、生成ガスは、脱硫装置48によって硫化物が取り除かれ、ガスタービン44での燃焼に供される。ガスタービン44からの排気ガスは、排熱回収ボイラーで冷却された後、煙突から排出される。
【0005】
チャー集塵装置47で補集されたチャーは、ガス化炉41に供給されてガス化されるが、それぞれの位置関係をみると、チャー集塵装置47は、ガス化炉41よりも後流で、その間には、冷却器がある。そのため、圧力はガス化炉41の方が高くなり、チャーをガス化炉41に供給するためには、チャーを昇圧する必要がある。そこで、チャー集塵装置47の後流にチャーロックホッパ49、およびチャー供給ホッパ50を複数の弁と併設し、それぞれホッパの圧力を調整しながら、チャーを昇圧し、ガス化炉41に供給する。
【0006】
具体的には、まず、チャー集塵装置47で補集されたチャーが一旦チャーロックホッパ49に貯められる。次いで、弁V1、V2、V3、V4,V6を閉の状態、弁V5を開の状態とし、チャーロックホッパ49の圧力を窒素ガス圧縮機51からの窒素ガスによって加圧する。そして、チャーロックホッパ49の圧力がチャー供給ホッパ50の圧力に等しくなったら弁V5を閉の状態にする。その後、弁V3を開の状態とし、チャーロックホッパ49とチャー供給ホッパ50とを均圧し、弁V2を開け、チャーロックホッパ49内のチャーをチャー供給ホッパ50に払い出す。
【0007】
上記のように、チャーは、生成ガスから補集され、複数のホッパを介してガス化炉41に供給される。これらのチャー流れは、流量(供給量)を制御して行われる。たとえば、チャー集塵装置47、チャーロックホッパ49、チャー供給ホッパのいずれか、または全てに計量装置であるロードセル52を付設し、チャーが流れる系統内のチャー総保有量が一定となるように制御する方法が採られる。
【0008】
また、上記と同様にロードセルを付設し、生成ガスから分離・回収されるチャーの流量とガス化炉41に供給されるチャーの流量をロードセル重量計測値の時間微分により求めて、回収量と供給量を一致させるように制御する方法もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のチャー流量制御では、ロードセルの重量計測精度が低下した場合、チャー供給量が不適当になり、ガス化炉内燃焼状況の悪化やチャー供給システムの運用が困難になるという問題点があった。
【0010】
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ロードセルの計測精度が低下した場合、またはロードセルによる重量計測をしない場合でも適切な炭化物の供給量(チャー流量)制御を行うことが可能な粉体供給システム制御方法、プログラム、それに供する制御装置、ガス化複合発電設備を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1にかかる粉体供給システム制御方法は、石炭ガス化炉で不完全燃焼した炭化物を脱硫装置の上流において再び石炭ガス化炉に供給する炭化物のリサイクルシステムを有する石炭ガス化複合発電設備の石炭ガス化炉から排出する生成ガスの実測組成データ量と前記石炭ガス化炉への石炭及び酸化剤の投入量実測結果から推定される前記生成ガスの推測組成データ量との偏差の一定値に対する大小を用いて前記石炭ガス化炉に供給する前記炭化物の供給量を制御するようにしたものである。
【0012】
炭化物のリサイクルシステムは、ガス化複合発電設備の石炭ガス化炉で不完全燃焼した炭化物等を再び石炭ガス化炉に供給するシステムである。この発明における実測組成データ量とは、組成そのものを実測したデータの他、当該組成から物理的・化学的演算で導けるデータを含むものとする。また、推測組成データ量も同様に、燃料等の投入量から推定される生成ガスの組成そのものを実測したデータの他、当該組成から物理的・化学的演算で導けるデータを含むものとする。
【0013】
これらの組成データ量の偏差は、炭化物の発生量や石炭ガス化炉への許容供給量等を表すので、これを利用すれば、炭化物の供給量を適切に制御できる。たとえば、炭化物を流量制御するには、圧力制御弁、流量制御弁、またはフィーダーと流量センサー等の一般的な流量制御装置を用いればよい。また、流量は、単位時間あたりの重量・体積であるので、供給タイミングが決まっていれば重量や体積を制御することで流量制御とすることができる。
【0014】
また、請求項2にかかる粉体供給システム制御方法は、請求項1に記載された粉体供給システム制御方法において、前記実測組成データ量および前記推測組成データ量が、ともに空気比であるようにしたものである。
【0015】
空気比とは、投入した燃料が完全に燃焼する酸素量と、実際に投入した酸素量との比をいう。ガス化炉から排出する生成ガス組成より算出される空気比と前記ガス化炉への燃料及び酸化剤の投入量実測結果から求められる前記生成ガスの空気比との偏差は、未燃物の発生量やガス化炉への許容供給量等を表す。したがって、この偏差を利用すれば、未燃物の供給量を適切に制御できる。
【0016】
また、請求項3にかかる粉体供給システム制御方法は、請求項1に記載された粉体供給システム制御方法において、前記実測組成データ量および前記推測組成データ量が、ともに発熱量であるようにしたものである。
【0017】
発熱量は文字通り、ガス化した燃料の発熱量をいう。ガス化炉から排出する生成ガスの組成を実測すれば、当該生成ガスの発熱量が求まる。また、ガス化炉への燃料及び酸化剤の投入量実測結果からも生成ガスの発熱量が化学平衡計算によって求まる。これらの偏差を利用しても、未燃物の流量供給量を適切に制御できる。
【0018】
また、請求項4にかかる粉体供給システム制御方法は、請求項1〜3のいずれか一つに記載された粉体供給システム制御方法において、前記偏差が、化学平衡計算による推測によって求められた前記推測組成データ量または前記実測組成データ量に補正を施した量の差し引きであるようにしたものである。
【0019】
上述したように、推測組成データ量は、ガス化炉への燃料及び酸化剤の投入量実測結果から推測されるものである。また、実測組成データ量にも誤差を含むことがある。そこで、推測組成データ量または実測組成データ量に一定の補正を施して、より実際の運転状態に近い、すなわち、より正確なデータ量を求めるのが得策となる。
【0023】
石炭は、ガス化複合発電設備の燃料として代表的なものである。石炭の未燃物はチャー(炭化物)と呼ばれ、集塵設備等で回収された後、再びガス化炉に供給される。この発明によって、ガス化炉に供給される当該チャーの流量またはガス化炉に投入される燃料の投入量が適切に制御される。
【0024】
また、請求項5にかかる粉体供給システム制御方法は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の粉体供給システム制御方法において、制御装置内に生成ガスの状態平衡計算プログラムを有し、前記石炭ガス化炉に投入される前記石炭、酸化剤の量を当該状態平衡計算プログラムでの演算に用いることによって得られる推測組成データ量と、前記石炭ガス化炉からの前記生成ガスの前記実測組成データ量とを用いて前記炭化物を制御するようにしたものである。
【0025】
制御装置内に生成ガスの状態平衡計算プログラムを有していれば、石炭ガス化炉に投入される前記石炭の量、酸化剤の量及びガス及び水系の各種温度データをリアルタイムにプログラムにインプットできるため、容易に精度の高い推測組成データ量が得られ、実測組成データ量との偏差を用いて、精度の高い炭化物の供給量の制御が可能となる。
【0028】
また、請求項6にかかるプログラムは、請求項1〜5のいずれか一つに記載の粉体供給システム制御方法を、コンピュータに実行させるようにしたものである。
【0029】
上記プログラムは、コンピュータというハードウェア資源を用いて、対象となる燃料投入量、または炭化物供給量の制御を行うものである。このプログラムは、コンピュータに用いる記憶装置や、フレキシブルディスク等の記憶媒体によってコンピュータの一要素となり、データ入力、各種演算、および出力をまかなう。これにより、石炭ガス化複合発電設備の粉体供給システム制御方法がコンピュータを利用して実現できる。
【0030】
また、請求項7にかかる粉体供給システム制御装置は、石炭ガス化複合発電設備の石炭ガス化炉から排出する生成ガスを実測した組成データと、前記石炭ガス化炉への石炭及び酸化剤の投入量と、が電気的信号として入力される入力部と、前記組成データから所望の実測組成データ量を導出すると共に、前記投入量から推測組成データ量を導出し、前記実測組成データ量と前記推測組成データ量との偏差を求め、一定値に対する前記偏差の値の大小で炭化物の供給量を決定する演算部と、決定された前記供給量を電気信号として出力する出力部と、を有するようにしたものである。
【0031】
石炭ガス化複合発電設備における石炭ガス化炉から排出する生成ガスを実測した組成データは、CO、CO2、H2、H2O等の組成そのものである。これらの組成は、ガスクロマトグラフ、熱伝導ガス分析器、赤外線式ガス分析器等の成分分析器で分析・検出され、電気信号として入力部に入力される。燃料および酸化剤投入量は、圧力制御弁、流量制御弁等のリフトから換算でき、これも電気信号として入力部に入力される。
【0032】
入力された組成データ、燃料等は演算部において化学平衡計算が施され、実測組成データ量、推測組成データ量が導出される。実測組成データ量と推測組成データ量は、その差である偏差が導出され、一定値に対するその大きさの大小で炭化物の供給量が決定される。これらの供給量または投入量は電気信号として出力部から出力され、弁やアクチュエータを駆動させ、炭化物の供給が行われる。
【0036】
また、請求項8にかかる石炭ガス化複合発電設備は、石炭と酸化剤がバーナにより燃焼される石炭ガス化炉と、前記石炭ガス化炉からの生成ガスの流通経路であって、脱硫装置の上流に設けられ、衝突板、濾過材その他の分離装置および弁、圧力調整装置を有し、当該石炭ガス化炉で不完全燃焼した炭化物を再び当該石炭ガス化炉に供給する炭化物リサイクルシステムと、炭化物が除去された生成ガスを燃料とするガスタービンと、当該ガスタービンに連結される発電機から構成されるガスタービン発電設備と、請求項7に記載した石炭ガス化複合発電設備の粉体供給システム制御装置と、を有するようにしたものである。
【0037】
この発明にかかるガス化複合発電設備は、石炭ガス化炉、炭化物リサイクルシステム、ガスタービン、発電機、および制御装置を有する。制御装置は、燃料投入量、実測組成データ量等を入力とし、化学平衡計算を中心に各種演算を行い、炭化物供給量を出力する。この炭化物供給量にしたがって石炭ガス化複合発電設備の炭化物を管理・制御すれば、燃料の熱エネルギーを効率よく利用でき、また、発電機の負荷に応じた適切な生成ガス制御が行える。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものを含む。
【0039】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1にかかる粉体供給システム制御方法を示す説明図である。ガス化複合発電設備にはガス化炉から発電機まで様々装置が設置されるが、ここでは、ガス化炉1と粉体供給システム2を中心に説明する。ガス化炉1には、燃料3と酸化剤4が投入量計測手段を伴って投入される。投入計測手段には、圧力制御弁、流量制御弁、センサー付きフィーダその他の一般的な計測手段を用いることができる。
【0040】
ガス化炉1では燃料3と酸化剤4が反応することにより生成ガスが発生する。発生した生成ガスは、ガス化炉1から排出され、配管5を通り、冷却器6で熱が回収された後、粉体供給システム2に到達する。粉体供給システムは、いわゆるリサイクルシステムであり、ガス化炉1で不完全燃焼した炭化物等を再びガス化炉1に供給するシステムである。
【0041】
同図では、粉体供給システム2を未燃物回収・供給装置7と未燃物をガス化炉1へ供給する配管8とで示しているが、実際には、集塵装置、各種ホッパ、および弁などで構成される。未燃物回収・供給装置7を通過した生成ガスは、その後流に付設される脱硫装置(図示省略)に入力されるべく配管9に排出される。
【0042】
未燃物回収・供給装置7の後流には、生成ガスの組成を分析する分析装置Bが設けられる。分析には熱伝導式ガス分析計、ガスクロマトグラフィー、赤外線式ガス分析計等の分析装置が利用できる。特に赤外線式ガス分析計は、分析時間や精度の点で生成ガスの分析に適している。なお、分析装置の設置位置は、ガス化炉1の後流であればどこでもよいが、未燃物を取り除いた後であることが好ましい。
【0043】
また、未燃物回収・供給装置7とガス化炉1との間には、弁、フィーダーその他のアクチュエータAが設けられる。アクチュエータを制御することによって、未燃物の供給量を加減することができる。つぎに制御方法について説明する。
【0044】
まず、▲1▼生成ガス中のCO、CO2、H2、H2O等の組成値を分析装置Bによって取得する。▲2▼これらの組成値は、制御に用いるのに十分正確か否かが一定の判断手法で判断される。一定の判断手法は、たとえば、分析装置Bの計器を2系統(赤外線方式とガスクロマトグラフ)用意し、それぞれに得られる値に大きな違いがないか判断する手法でもよい。
【0045】
また、上記一定の判断手法は、化学平衡計算上で矛盾を生じる値でないか判断してもよい。この▲2▼の段階で異常であると判断されれば、警報アナウンス(ANN)をして、オペレータに知らせるようにしてもよい。これにより、制御の信頼性を向上させることができる。
【0046】
つぎに、▲3▼得られた組成からCO/CO2を求め、▲4▼化学平衡計算により算出した関数λ(CO、CO2)に代入して実測組成データ量λを導出する。ここで、実測組成データ量とは、組成そのものを実測したデータの他、当該組成から物理的・化学的計算で導けるデータを含むものとする。
【0047】
一方、▲5▼ガス化炉1に投入される燃料3と酸化剤4の投入量を投入量計測手段によって計測する。これらの投入量は、▲6▼化学平衡計算から所望の組成データ量λoを導出し、推測組成データ量とする。このように、推測組成データ量も実測組成データ量と同様に、燃料等の投入量から推定される生成ガスの組成そのものを実測したデータの他、当該組成から物理的・化学的演算で導けるデータを含むものとする。
【0048】
上記▲4▼と▲6▼で導出した実測組成データ量λと推測組成データ量λoは▲7▼その偏差Δλが求められる。これらλ、λoは、上記▲4▼▲6▼のように化学平衡計算によって推測されるデータ量である。したがって、実際のガス化炉1の状態を上記計算に加味しきれない場合がある。そこで、このλ、λoに一定の補正を施し、より実際の運転状態に近い、すなわち、より正確なデータ量を求めるのが得策となる。
【0049】
なお、一定の補正とは実験による経験値や誤差傾向等を考慮して加減乗除等するものである。図中では▲8▼k1,k2をパラメータとしてk1を乗じ、k2を加える一般的な形を示しているが、これに限らず、適当な形で補正を施す。
【0050】
上記▲7▼で求められたΔλは、▲9▼適当な定数との大小比較によって未燃物の供給量を決定するために用いられる。大小比較に用いられる定数は、○10制御範囲パラメータとして予め定めておくのが好ましく、ガス化複合発電設備の運転状況に応じて適当な値が割り当てられる。
【0051】
このようにして求められる未燃物の供給量はアクチュエータAへの指令となり、所望の供給量制御に反映される。上記のような制御を用いれば、ロードセルを利用した粉体供給システム制御を用いなくてもガス化炉に未燃物を適切に供給することができる。また、上記▲1▼〜○10のステップをコンピュータプログラムにすれば、コンピュータを利用して上記制御方法を実行することができる。
【0052】
上述した実測組成データ量および推測組成データ量は、具体的にいろいろな量を適用することが可能である。たとえば、実測組成データ量および推測組成データ量として空気比を適用することができる。空気比とは、投入した燃料が完全に燃焼する酸素量と、実際に投入した酸素量との比をいう。
【0053】
上記▲3▼と▲4▼とで導出される空気比と前記▲6▼で導出される空気比との偏差は、未燃物の発生量やガス化炉への許容供給量等を表す。したがって、この偏差と適当な定数を上記▲9▼に適用すれば、未燃物の流量(供給量)を適切に制御できる。なお、上記▲8▼、▲9▼、○10で用いられるパラメータや定数は対象が空気比であることを前提とした適当な値にしておくとよい。
【0054】
また、実測組成データ量および推測組成データ量として発熱量や組成比を適用することもできる。発熱量は文字通り、ガス化した燃料の発熱量をいい、組成比はCO/CO2、CO/H、CO/H2O等の組成成分比をいう。これらの値を燃料と酸化剤投入量から推測すると共に、生成ガスの実測と化学平衡計算によって割り出し、偏差を求めれば、上記と同様に、未燃物の流量(供給量)を適切に制御できる。
【0055】
(実施の形態2)
図2は、この発明の実施の形態2にかかる粉体供給システム制御方法を示す説明図である。図中のガス化複合発電設備20の構成は基本的に従来技術と同様である。
【0056】
すなわち、このガス化複合発電設備は、ガス化炉21からガスタービン22までの間に未燃物をガス化炉21に供給するリサイクル装置が設けられている。そして、リサイクル装置に設けられたロードセル23によって未燃物の重量を計測し、未燃物の流通経路上に保有する未燃物の総保有量が一定となるようにガス化炉への前記未燃物の供給量Moを決定する制御方法が採用されている。
【0057】
この発明では、実施の形態1で説明した制御方法を追加し、求められた実測組成データ量と推測組成データ量との偏差を一定の手法によって上記Moに重み付けし、補正量ともいうべき未燃物の供給量Mcを決定する。この供給量Mは、アクチュエータ24に電気信号として伝わり、実際にアクチュエータ24が供給量を調整する。
【0058】
すなわち、この発明では、実測組成データ量と、推測組成データ量との偏差から割り出される適切な未燃物供給量とロードセルによる前記未燃物の供給量Moとの誤差傾向に鑑み、当該Moに重み付けを行い、より適切な供給量であるMcを決定する。
【0059】
具体的な構成は、実施の形態1に記載した制御方法で使用される入力、つまり燃料、酸化剤の投入量25、26、および分析装置(図示省略)からの生成ガス組成データ27に加え、ロードセル23からの未燃物重量28が制御装置29に入力される。出力は未燃物の供給量30である。制御装置29内には生成ガスの状態平衡を計算するプログラムを予め用意しておく。
【0060】
図3は、制御方法の流れを示すフローチャートである。ステップS101〜108、およびステップS112は実施の形態1と同様なので説明を省略する。ステップ109〜111は従来の制御によってMoを求める流れである。制御パラメータをD1、D2とし、偏差Δλと当該D1、D2との大小を比較して(ステップS113)、供給量Moは加減調整される(ステップS114)。そして、その値を供給量Msとして決定し、最終的に当該供給量Msが電気信号として出力される(ステップS115)。
【0061】
図4は、制御装置を説明するための説明図であり、(a)は、機能ブロック図であり、(b)は、ハードウェア構成図である。同図(a)に示すように、制御装置CBは、入力部31、演算部32、および出力部33で構成される。なお、メンテナンス等のためには、上記に加え、モニター等のユーザーインターフェース部を設けてもよい。
【0062】
入力部31には、燃料・酸化剤の投入量25、26、生成ガス組成データ27、および未燃物重量28が、それぞれ投入量計測器、分析装置、およびロードセルといった検出装置34から電気信号として入力される。
【0063】
演算部32は、上述した制御フローの入力以外のステップ(図4のステップS101,S106,S109、S115以外のステップ)を演算する。出力部33は、演算部32で導き出された供給量Msをアクチュエータ24に電気信号として出力する。なお、演算部32は、記憶部を内包するもので、当該記憶部へのデータの読み書きにより演算処理を行う。
【0064】
制御装置CBのハードウェア構成は、同図(b)に示すように、CISC(Complex Instruction Set Computer)またはRISC(Reduced Instruction Set Computer)であるCPUまたはDSP(Digital Signal Processor)といったプロセッサー35を中心に、ROM36,RAM37、入出力インターフェース(I/O)38、およびユーザーインターフェース39をバス40で接続した構成である。
【0065】
プロセッサー35の実行プログラムは、ROM36に予め格納される。また、このROM36には、入出力インターフェース38との通信プログラムやユーザーインターフェースと通信するためのプログラムも格納される。なお、図では省略したが、入出力インターフェースには、その先に接続されるアクチュエータデバイスに応じてA/Dコンバータ、D/Aコンバータが設けられる。なお、ここでは、ソフトウェアによるデジタル処理を想定して説明したが、ハードウエアによるアナログ処理により実現されるものであってもよい。
【0066】
以上のような構成で従来のロードセル制御によるMoをMsに変換し、未燃物の制御に適用すれば、ロードセルの計測精度が低下しても、実測組成データ量と推測組成データ量との偏差で当該ロードセル制御の結果に補正的制御を施せる。これにより、従来の制御よりも信頼性の高い、適切な未燃物供給量制御、すなわち粉体供給システム制御が行える。
【0067】
なお、図4(a)の入力部31への入力を燃料・酸化剤の投入量25、26、生成ガス組成データ27のみとし、演算部32での演算を実施の形態1におけるステップ▲1▼〜○10とすれば、未燃物の供給量を制御することができる制御装置となり、図2のガス化複合発電設備は、実施の形態1における制御方法を実行できる設備となる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかる粉体供給システム制御方法(請求項1〜5)によれば、ロードセルの計測精度が低下した場合でも未燃物供給量を適切に制御可能となる。また、この発明にかかるプログラム(請求項6)によれば、コンピュータを利用して上記制御方法を実行させることができる。また、この発明にかかる制御装置(請求項7)によれば、上記制御方法を実行するガス化複合発電設備の粉体供給システムを容易に実現可能となり、さらに、この発明にかかるガス化複合発電設備(請求項8)によれば、上記粉体供給システムが適切に制御され、発電に必要な生成ガスを制御しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1にかかる粉体供給システム制御方法を示す説明図である。
【図2】発明の実施の形態2にかかる粉体供給システム制御方法を示す説明図である。
【図3】制御方法の流れを示すフローチャートである。
【図4】制御装置を説明するための説明図であり、(a)は、機能ブロック図であり、(b)は、ハードウェア構成図である。
【図5】従来のガス化複合発電設備全体を示す構成図である。
【符号の説明】
1、21 ガス化炉
2 粉体供給システム
3 燃料
4 酸化剤
7 未燃物回収・供給装置
25 燃料石炭投入量
26 酸化剤投入量
27 組成データ
28 未燃物重量
29 制御装置
30 未燃物供給量
Claims (8)
- 石炭ガス化炉で不完全燃焼した炭化物を脱硫装置の上流において再び石炭ガス化炉に供給する炭化物のリサイクルシステムを有する石炭ガス化複合発電設備の石炭ガス化炉から排出する生成ガスの実測組成データ量と前記石炭ガス化炉への石炭及び酸化剤の投入量実測結果から推定される前記生成ガスの推測組成データ量との偏差の一定値に対する大小を用いて前記石炭ガス化炉に供給する前記炭化物の供給量を制御することを特徴とする粉体供給システム制御方法。
- 前記実測組成データ量および前記推測組成データ量は、ともに空気比であることを特徴とする請求項1に記載の粉体供給システム制御方法。
- 前記実測組成データ量および前記推測組成データ量は、ともに発熱量であることを特徴とする請求項1に記載の粉体供給システム制御方法。
- 前記偏差は、化学平衡計算による推測によって求められた前記推測組成データ量または前記実測組成データ量の差し引きであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の粉体供給システム制御方法。
- 制御装置内に生成ガスの状態平衡計算プログラムを有し、前記石炭ガス化炉に投入される前記石炭、酸化剤の量を当該状態平衡計算プログラムでの演算に用いることによって得られる推測組成データ量と、前記石炭ガス化炉からの前記生成ガスの前記実測組成データ量とを用いて前記炭化物を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の粉体供給システム制御方法。
- 前記請求項1〜5のいずれか一つに記載された粉体供給システム制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 石炭ガス化炉で不完全燃焼した炭化物を脱硫装置の上流において再び石炭ガス化炉に供給する炭化物のリサイクルシステムを有する石炭ガス化複合発電設備の石炭ガス化炉から排出する生成ガスを実測した組成データと、
前記石炭ガス化炉への石炭及び酸化剤の投入量と、
が電気的信号として入力される入力部と、
前記組成データから所望の実測組成データ量を導出すると共に、
前記投入量から推測組成データ量を導出し、前記実測組成データ量と前記推測組成データ量との偏差を求め、一定値に対する前記偏差の値の大小で炭化物の供給量を決定する演算部と、
決定された前記供給量を電気信号として出力する出力部と、
を有することを特徴とする粉体供給システム制御装置。 - 石炭と酸化剤がバーナにより燃焼される石炭ガス化炉と、
前記石炭ガス化炉からの生成ガスの流通経路であって、脱硫装置の上流に設けられ、衝突板、濾過材その他の分離装置および弁、圧力調整装置を有し、当該石炭ガス化炉で不完全燃焼した炭化物を再び当該石炭ガス化炉に供給する炭化物リサイクルシステムと、
炭化物が除去された生成ガスを燃料とするガスタービンと、当該ガスタービンに連結される発電機から構成されるガスタービン発電設備と、
請求項7に記載した石炭ガス化複合発電設備の粉体供給システム制御装置と、
を有することを特徴とするガス化複合発電設備。
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