JP3949383B2 - 自動変速機のソレノイド制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧により摩擦要素の締結または解放により変速動作を行う自動変速機における、油圧の制御に用いる制御弁を駆動するためのソレノイドの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機は、複数のクラッチやブレーキ等の摩擦要素を選択的に油圧作動(締結または解放)させることにより歯車伝動系の動力伝達経路(変速段)を決定し、作動する摩擦要素を切り換えることにより他の変速段への変速を行うように構成したものである。
【0003】
摩擦要素の締結は、当該摩擦要素の作動油圧を上昇させることにより行い、一方摩擦要素の解放は、当該摩擦要素の作動油圧を低下させることにより行う。これら作動油圧の制御は、作動油圧を任意の値に設定可能にするために準備されている電流信号で駆動される電磁制御弁(リニアソレノイド弁)に入力する電流の大きさを変化させ、この電流の大きさに応じた作動油圧を発生させることにより行っている。
【0004】
電流の指令値は、制御用コンピュータの演算能力に応じて、最小値から最大値の間を幾つかのステップに区切っている。そのため、締結または解放すべき摩擦要素に対する作動油圧の値として設定される油圧値(油圧指令値)とソレノイドに入力される電流との関係は図11に示すように階段状をなす。すなわち、油圧指令値に対応してソレノイドに入力すべき電流は階段状に変化することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる場合において制御弁の制御を行う場合、以下のような問題点が発生する。図12は、時間経過と共に油圧を上昇させ、その後油圧を一定値に保つような制御を行った場合の、油圧目標値と実際の作動油圧(実油圧)の変化を模式的に示すものである。前述したように、油圧指令値はソレノイドに入力される電流信号に応じて階段状に変化するため、図に実線で示すように油圧目標値に対して階段状に推移し、また油圧を一定値に保つ場合でも、油圧目標値が階段状電流の1ステップのちょうど中間程度値に」なった場合には、実際には振動する波形として指令値が与えられることとなる。
【0006】
これに対して実油圧は、機械的な応答遅れや作動油の粘性抵抗等により、図に破線で示すように推移する。このとき、図示のように目標値に到達するまでに時間遅れやサージを生じたり、油圧の変動(油振)が生じたりする。これらの現象は変速時のショックや変速動作の応答遅れを引き起こす要因となる。また、特に二つの摩擦要素の一方を締結し、他方を解放することにより変速動作を行う、いわゆる掛け替え変速の場合、両者のタイミングのずれによるエンジンの空吹きを発生させる場合がある。
【0007】
請求項1記載の第1発明は、摩擦要素の解放によりダウンシフト変速を行うに際し、制御弁のソレノイドに入力する電流信号に、その変速動作の段階に応じたフィルタ処理を行って油圧指令値の波形の急激な立ち上がりや立ち下がり、および振動を緩和することにより、実油圧に生じる遅れやサージ、油振を抑制して上記の問題を解消することを目的とする。
【0008】
請求項2記載の第2発明は、二つの摩擦要素の一方を締結し、もう一方を解放することにより変速動作を行う掛け替え変速動作を行うに際し、締結する側の摩擦要素に対して、制御弁のソレノイドに入力する電流信号に、その変速動作の段階に応じたフィルタ処理を行って油圧指令値の波形の急激な立ち上がりや立ち下がり、および振動を緩和することにより、実油圧に生じる遅れやサージ、油振を抑制して上記の問題を解消することを目的とする。
【0009】
請求項3記載の第3発明は、二つの摩擦要素の一方を締結し、もう一方を解放することにより変速動作を行う掛け替え変速を行うに際し、各摩擦要素の制御弁のソレノイドに入力する電流信号に、それぞれ、その変速動作の段階に応じたフィルタ処理を行って油圧指令値の波形の急激な立ち上がりや立ち下がり、および振動を緩和することにより、実油圧に生じる遅れやサージ、油振を抑制して上記の問題を解消することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的のため、第1発明による自動変速機のソレノイド制御方法は、
複数の摩擦要素の内少なくとも一つの摩擦要素を作動油圧の低下により解放させる変速動作を、前記作動油圧を制御する制御弁を駆動するためのソレノイドに階段状に変化する電流信号を入力することにより行う自動変速機において、
前記少なくとも一つの摩擦要素を解放してダウンシフト変速を行うに際し、
変速動作指令瞬時から前記作動油圧が所定の解放初期圧に低下するまでの段階において、前記電流信号に対してフィルタ処理を行って前記ソレノイドに入力し、
前記作動油圧が前記解放初期圧に達した以降の段階においては、前記電流信号に対して、前の段階よりも強いフィルタ処理を行って前記ソレノイドに入力することを特徴とするものである。
【0011】
第2発明による自動変速機のソレノイド制御方法は、
複数の摩擦要素の内第一の摩擦要素を作動油圧の上昇により締結させると共に、第二の摩擦要素を作動油圧の低下により解放させ、これら第一および第二の摩擦要素の掛け替えにより行う変速動作を、前記各摩擦要素の作動油圧を制御する各制御弁を駆動するための各ソレノイドにそれぞれ階段状に変化する電流信号を入力することにより行う自動変速機において、
前記第一の摩擦要素を締結してダウンシフト変速を行うに際し、
変速動作指令瞬時から変速ギア比が所望の値に達するまでの段階において、前記電流信号に対してフィルタ処理を行って前記ソレノイドに入力し、
前記変速ギア比が所望の値に達した以降の段階においては、前記電流信号に対して前の段階よりも弱いフィルタ処理を行って前記ソレノイドに入力することを特徴とするものである。
【0012】
第3発明による自動変速機のソレノイド制御方法は、
複数の摩擦要素の内第一の摩擦要素を作動油圧の上昇により締結させると共に、第二の摩擦要素を作動油圧の低下により解放させ、これら第一および第二の摩擦要素の掛け替えにより行う変速動作を、前記各摩擦要素の作動油圧を制御する各制御弁を駆動するための各ソレノイドにそれぞれ階段状に変化する電流信号を入力することにより行う自動変速機において、
ダウンシフト変速を行うに際し、
変速動作指令瞬時から変速ギア比が所望の値に達するまでの段階において、前記第一の摩擦要素側ソレノイドに入力する前記電流信号に対してフィルタ処理を行って前記第一の摩擦要素側ソレノイドに入力し、
前記変速ギア比が所望の値に達した以降の段階においては、前記電流信号に対して、前の段階よりも弱いフィルタ処理を行って前記第一の摩擦要素側ソレノイドに入力し、
一方変速動作指令瞬時から前記第二の摩擦要素の作動油圧が所定の解放初期圧に低下するまでの段階において、前記第二の摩擦要素側ソレノイドに入力する電流信号に対してフィルタ処理を行って前記第二の摩擦要素側ソレノイドに入力し、
前記第二の摩擦要素の作動油圧が前記解放初期圧に達した以降の段階においては、前記電流信号に対して、前の段階よりも強いフィルタ処理を行って前記第二の摩擦要素側ソレノイドに入力することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の効果】
第1発明においては、摩擦要素の解放によるダウンシフト変速に際し、変速動作指令により変速動作が開始してから摩擦要素を解放させる作動油圧が所定の解放初期圧に低下するまでの段階においては作動油圧の指令値、すなわち制御弁のソレノイドを駆動する電流信号にフィルタ処理、特に油圧指令値と実油圧との差が小さくなるように弱めのフィルタ処理を行い、それ以降の段階においては、制御弁のソレノイドを駆動する電流信号に対して、それ以前の段階でのフィルタ処理よりも強い処理を行って油圧指令値の振動を抑制することとしている。そのため、変速動作開始時における応答性を向上させると共に、実油圧の振動(油振)を抑えることが可能となる。
【0014】
第2発明においては、掛け替え変速によるダウンシフト変速に際し、締結側の摩擦要素に対して、変速動作指令により変速動作が開始してから変速ギア比が所望の値に達するまでの段階においては作動油圧の指令値、すなわち制御弁のソレノイドを駆動する電流信号に対してフィルタ処理、特に指令値の立ち上がりがより滑らかになるように強めのフィルタ処理を行い、それ以降の段階においては、前の段階でのフィルタ処理よりも弱い処理を行うこととしている。そのため、解放側の摩擦要素での作動油圧の低下(抜け)のタイミングに応じて締結側の摩擦要素での作動油圧の上昇を良好な応答性で立ち上げることが可能となり、両者のタイミングのずれによるエンジンの空吹きを防ぐことが可能となる。
【0015】
第3発明においては、掛け替え変速によるダウンシフト変速に際し、締結側の摩擦要素に対しては、変速動作指令により変速動作が開始してから変速ギア比が所望の値に達するまでの段階においては作動油圧の指令値、すなわち制御弁のソレノイドを駆動する電流信号に対してフィルタ処理、特に指令値の立ち上がりがより滑らかになるように強めのフィルタ処理を行い、それ以降の段階においては、前の段階でのフィルタ処理よりも弱い処理を行うこととし、一方、解放側の摩擦要素に対しては、変速動作指令により変速動作が開始してから摩擦要素を解放させる作動油圧が所定の解放初期圧に低下するまでの段階においては作動油圧の指令値、すなわち制御弁のソレノイドを駆動する電流信号にフィルタ処理、特に油圧指令値と実油圧との差が小さくなるように弱めのフィルタ処理を行い、それ以降の段階においては、制御弁のソレノイドを駆動する電流信号に対して、それ以前の段階でのフィルタ処理よりも強い処理を行って油圧指令値の振動を抑制することとしている。そのため、変速動作開始時における応答性を向上させると共に、実油圧の振動(油振)や、二つの摩擦要素の動作タイミングのずれによるエンジンの空吹きを防ぐことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る自動変速機の構成を概略示すものであり、1はエンジン、2は自動変速機である。エンジン1は、運転者が操作するアクセルペダルに連動してその踏み込みにつれ全閉から全開に向け開度増大するスロットルバルブにより出力を加減され、エンジン1の出力回転はトルクコンバータ3を経て自動変速機2の入力軸4に入力されるものとする。
【0018】
自動変速機2は、同軸突き合わせ関係に配置した入出力軸4,5上にエンジン1の側から順次フロントプラネタリギヤ組6およびリヤプラネタリギヤ組7を載置して具え、これらを自動変速機2における遊星歯車変速機構の主たる構成要素とする。エンジン1に近いフロントプラネタリギヤ組6は、フロントサンギヤSF、フロントリングギヤRF、これらに噛合するフロントピニオンPF、および該フロントピニオンを回転自在に支持するフロントキャリアCFよりなる単純遊星歯車組とし、エンジン1から遠いリヤプラネタリギヤ組7も、リヤサンギヤSR、リヤリングギヤRR、これらに噛合するリヤピニオンPR、および該リヤピニオンを回転自在に支持するリヤキャリアCRよりなる単純遊星歯車組とする。
【0019】
遊星歯車変速機構の伝動経路(変速段)を決定する摩擦要素としては、ロークラッチL/C、2速・4速ブレーキ2-4/B、ハイクラッチH/C、ローリバースブレーキLR/B、ローワンウエイクラッチL/OWCおよびリバースクラッチR/Cを、以下のごとく両プラネタリギヤ組6,7の構成要素に相関させて設ける。つまり、フロントサンギヤSFは、リバースクラッチR/Cにより入力軸4に適宜結合可能にすると共に、2速・4速ブレーキ2-4/Bにより適宜固定可能とする。
【0020】
フロントキャリアCFは、ハイクラッチH/Cにより入力軸4に適宜結合可能にする。フロントキャリアCFは更に、ローワンウエイクラッチL/OWCによりエンジン回転と逆方向の回転を阻止すると共に、ローリバースブレーキLR/Bにより適宜固定可能とする。そしてフロントキャリアCFと、リヤリングギヤRRとの間を、ロークラッチL/Cにより適宜結合可能とする。フロントリングギヤRFおよびリヤキャリアCR間を相互に結合し、これらフロントリングギヤRFおよびリヤキャリアCRを出力軸6に結合し、リヤサンギヤSRを入力軸4に結合する。
【0021】
上記遊星歯車変速機構の動力伝達列は、摩擦要素L/C,2-4/B,H/C,LR/B,R/Cの図2に実線の〇印で示す選択的油圧作動(締結)と、ローワンウェイクラッチL/OWCの同図に実線の〇印で示す自己係合とにより、前進第1速(1st)、前進第2速(2nd)、前進第3速(3rd)、前進第4速(4th)の前進変速段と、後退変速段(Rev)とを得ることができる。なお図2に点線の〇印で示す油圧作動(締結)は、エンジンブレーキが必要な時に作動させるべき摩擦要素である。
【0022】
図2に示す変速制御用摩擦要素L/C,2-4/B,H/C,LR/B,R/Cの締結論理は、図1に示すコントロールバルブボディー8により実現し、このコントロールバルブボディー8には図示しないマニュアルバルブの他に、ライン圧ソレノイド9、ロークラッチソレノイド10、2速・4速ブレーキソレノイド11、ハイクラッチソレノイド12、ローリバースブレーキソレノイド13などが配置されている。
【0023】
ライン圧ソレノイド9は、そのON,OFFにより、変速制御の元圧であるライン圧を高低切り替えし、図示しないマニュアルバルブは、希望する走行形態に応じて運転者により前進走行(D)レンジ位置、後退走行(R)レンジ位置、または駐停車(P,N)レンジ位置に操作されるものとする。Dレンジでマニュアルバルブは、上記のライン圧を元圧としてロークラッチソレノイド10、2速・4速ブレーキソレノイド11、ハイクラッチソレノイド12、ローリバースブレーキソレノイド13のデューティ制御により対応するロークラッチL/C、2速・4速ブレーキ2-4/B、ハイクラッチH/C、ローリバースブレーキLR/Bの作動油圧を個々に制御し得るようライン圧を所定の回路に供給し、当該各ソレノイドのデューティ制御により図2に示した第1速〜第4速の締結論理を実現するものとする。但しRレンジでは、マニュアルバルブはライン圧を上記各ソレノイドのデューティ制御に依存することなく直接、リバースクラッチR/Cに供給し、これらを締結作動させることにより図2に示した後退の締結論理を実現するものとする。なおP,Nレンジでマニュアルバルブはライン圧をどの回路にも供給せず、全ての摩擦要素を解放状態にすることにより自動変速機を中立状態にする。
【0024】
ライン圧ソレノイド9のON,OFF制御、およびロークラッチソレノイド10、2速・4速ブレーキソレノイド11、ハイクラッチソレノイド12、ローリバースブレーキソレノイド13のデューティ制御は、それぞれ変速機コントローラ14により実行し、そのために変速機コントローラ14には、エンジン1のスロットル開度TVOを検出するスロットル開度センサ15からの信号と、トルクコンバータ3の出力回転数(変速機入力回転数)であるタービン回転数Ntを検出するタービン回転センサ16からの信号と、自動変速機2の出力軸5の回転数NOを検出する出力回転センサ17からの信号と、選択レンジを検出するインヒビタスイッチ18からの信号と、掛け替え変速時に締結すべき締結側摩擦要素、つまり、図2から明らかなように2→3変速時はハイクラッチH/C、1→2変速時と3→4変速時は2速・4速ブレーキ2-4/B内に配置された油圧スイッチ群19からの信号をそれぞれ入力する。ここで油圧スイッチ群19は、対応する摩擦要素の作動油圧が摩擦要素の締結に寄与しないストロークを終了させて締結容量を発生させ始める圧力になった時にONするものとする。
【0025】
さて、前述したように、自動変速機の各摩擦要素を締結または解放するために、各摩擦要素に対応するソレノイドには、所定の電流信号が、階段状または矩形状の波形で与えられる。
【0026】
本発明によるソレノイド制御は、この電流信号にフィルタ処理を行うことにより、信号波形の急激な立ち上がりおよび立ち下がりを緩和して、実油圧におけるサージや油振の発生を抑制するものである。
【0027】
図3は、これを模式的に示すものである。図示のようにソレノイドを駆動する電流信号(油圧指令値)の階段状および矩形状の波形をフィルタ処理することにより、図に破線で示すような滑らかな波形にした後、ソレノイドに入力する。その結果、実油圧が図の太線に示すようなものとなり、図12と比較して、あきらかにサージや油振が抑制されていることが理解される。
【0028】
実際のフィルタ処理は、以下のようにして行う。フィルタの一例として、次式のような伝達関数(一時遅れ要素)を考える。
【数1】
ここでKはゲイン、Tは時定数である。
【0029】
上の式で与えられるフィルタの強弱は、時定数Tの値の大小で規定される。すなわち、Tの値が大きい場合には強いフィルタ処理となり、Tの値が小さい場合には弱いフィルタ処理となる。
【0030】
図4は両者の比較を模式的に示すものである。ここでは、入力として単位ステップ関数を用いた場合の出力(応答)を示している。図において、時定数Tの値が大きい(強いフィルタ)場合、応答は図の破線で示すようなものとなり、一方、時定数Tが小さい(弱いフィルタ)の場合、応答は図の一点鎖線で示すようなものとなる。
【0031】
本発明では、摩擦要素を締結または解放するための作動油圧を制御する制御弁のソレノイドに入力する電流信号にこうしたフィルタ処理を行った後にソレノイドに入力するものである。図5および図6は、摩擦要素の解放において、かかるフィルタ処理を行った電流信号をソレノイドに入力した場合の油圧制御を示すタイムチャートである。図5は、変速指令瞬時t1よりソレノイドに入力する電流信号に強いフィルタ処理を行った場合を、図6は変速指令瞬時t1から作動油圧を低下させて解放初期圧PR0に達した瞬時t2までの間(ここでは「フェーズ10」と呼ぶ)にソレノイドに入力する電流信号に弱いフィルタ処理を行った場合をそれぞれ示す。両者の比較より、図6に示すようにフェーズ10においてソレノイドに入力する電流信号に弱いフィルタ処理を行った場合、指令圧(指令値)に対して実油圧が良好に追随していることが理解される。
【0032】
図7は、ダウンシフト変速時における解放側摩擦要素の油圧制御の処理手順を示すフローチャートである。以下、その手順を説明する。
【0033】
まず、ステップ101では、変速動作指令瞬時t1から作動油圧を低下させて解放初期圧PR0に達するまで、すなわち瞬時t2までの間(フェーズ10)の油圧制御を行う(図5および図6参照)。このとき、制御弁のソレノイドに入力する電流信号に対し、弱いフィルタ処理を行う。
【0034】
続くステップ102では、瞬時t2からt3までの間(フェーズ20)、作動油圧を所定の勾配(ランプ)で低下させる油圧制御を行う。ここでは、制御弁のソレノイドに入力する電流信号に対し、強いフィルタ処理を行う。
【0035】
ステップ103では、瞬時t3からt4までの間(フェーズ30)、作動油圧を一定の値(棚圧)に維持する油圧制御を行う。ここでも、制御弁のソレノイドに入力する電流信号に対し、強いフィルタ処理を行う。
【0036】
そしてステップ104では、瞬時t4以降(フェーズ40)、作動油圧を低下させる制御を行う。このときも、制御弁のソレノイドに入力する電流信号に対し、強いフィルタ処理を行う。
【0037】
図8は、ダウンシフト変速時における解放側摩擦要素の油圧制御の処理手順を示すフローチャートである。以下、その手順を説明する。
【0038】
まず、ステップ201では、変速動作指令瞬時t1から作動油圧を急激に上昇(プリチャージ)させ、所定時間、所定の圧力(プリチャージ圧)に維持し、その後瞬時t21で締結初期圧PC0まで低下させる制御を行う(フェーズ110,図9参照)。このとき、制御弁のソレノイドに入力する電流信号に対し、強いフィルタ処理を行う。
【0039】
続くステップ201では、瞬時t21から作動油圧を締結初期圧PC0から所定の勾配で上昇させる(フェーズ120)制御を行う。ここでも制御弁のソレノイドに入力する電流信号に対し、強いフィルタ処理を行う。
【0040】
ステップ203では、ギヤ比を検出し、これが所望のギヤ比、すなわち作動油圧を急立ち上げする際のしきい値に達しているか否かを判断する。ここで、ギア比が所望の値(しきい値)に達している、あるいは越えていればステップ205へ進み、しきい値に到達していなければステップ204へ進み、所望の値に到達するまでランプ制御を継続する。
【0041】
ステップ205では、ギヤ比が所定のしきい値に達した瞬時ttから瞬時t31までの間、作動油圧を圧力PT(棚圧)まで急激に立ち上げる制御を行う(フェーズ130)。ここでは、制御弁のソレノイドに入力する電流信号に対して弱いフィルタ処理を行う。
【0042】
ステップ206では、瞬時t31から瞬時t41までの間、作動油圧を一定の値(棚圧)に維持する制御を行う(フェーズ140)。ここでも制御弁のソレノイドに入力する電流信号に対して弱いフィルタ処理を行う。
【0043】
そしてステップ207では、瞬時t41以降、変速動作を終了させる制御を行う(フェーズ150)。この場合も、制御弁のソレノイドに入力する電流信号に対して弱いフィルタ処理を行う。
【0044】
図9は、上述した処理手順による掛け替え変速動作の油圧制御を示すタイムチャートである。前述したように、ソレノイドに入力する電流信号に対してフィルタ処理を行うことにより、解放側、締結側共、実油圧は図9(a)に破線で示すようになる。特に解放側はフェーズ10〜フェーズ30の間、締結側はフェーズ130〜フェーズ150でそれぞれ実油圧が指令圧に良好に追随していることが理解される。また、このときのエンジン回転数およびギア比の変化はそれぞれ図9(b)、図9(c)のようになる。図より明らかなように、上述した処理手順を用いた油圧制御の場合、エンジンの空吹けが生じていないことがわかる。
【0045】
図9(d)は変速機出力トルクの変動を示すグラフである。図より、トルクの変動は比較的緩やかなものとなっており、それゆえ大きな変速ショックが生じないことがわかる。
【0046】
図10は図9との比較のために示す、掛け替え変速動作の油圧制御を示すタイムチャートである。ここでは、解放側、締結側共、制御期間全体に亘ってソレノイドに入力する電流信号に対して強いフィルタ処理を行っている。
【0047】
図10(a)より明らかなように、この場合、解放側、締結側共に実油圧の指令値に対する追従性が図9の場合と比べて低く、また図10(b)に示すようにエンジン回転数が滑らかに変化せず、瞬間的に突出した部分、すなわち空吹きが生じていることがわかる。さらに図10(d)に示すように、変速機トルクの変動も比較的大きく、大きな変速ショックが生じることがわかる。
【0048】
このことから、本発明により、変速時の応答性を向上させ、エンジンの空吹きや変速ショックを抑制することが可能であることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る自動変速機の伝動列および、その変速制御システムを示す概略系統図である。
【図2】 図1の自動変速機の選択変速段と、摩擦要素の締結論理との関係を示す図である。
【図3】 ソレノイドに入力する電流信号にフィルタ処理を行った場合の、油圧指令値に対する実油圧の変動を模式的に示すグラフである。
【図4】 単位ステップ関数入力に対してフィルタ処理を行った場合の出力結果を示すグラフである。
【図5】 摩擦要素の解放に際し、ソレノイドに入力する電流信号に強いフィルタ処理を行った場合の、油圧指令値に対する実油圧の変化を模式的に示すグラフである。
【図6】 摩擦要素の解放に際し、ソレノイドに入力する電流信号に弱いフィルタ処理を行った場合の、油圧指令値に対する実油圧の変化を模式的に示すグラフである。
【図7】 ダウンシフト変速時における解放側摩擦要素の油圧制御の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 ダウンシフト変速時における締結側摩擦要素の油圧制御の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 本発明に係る処理手順による掛け替え変速動作の油圧制御を示すタイムチャートである。
【図10】 掛け替え変速動作において、制御期間全体に亘ってソレノイドに入力する電流信号に強いフィルタ処理を行った場合の油圧制御を示すタイムチャートである。
【図11】 摩擦要素に対する作動油圧の値として設定される油圧値(油圧指令値)とソレノイドに入力される電流との関係を示すグラフである。
【図12】 時間経過と共に油圧を上昇させ、その後油圧を一定値に保つような制御を行った場合の、油圧指令値と実際の作動油圧の変化を模式的に示すグラフである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 自動変速機
3 トルクコンバータ
4 入力軸
5 出力軸
6 フロントプラネタリギヤ組
7 リヤプラネタリギヤ組
8 コントロールバルブ
9 ライン圧ソレノイド
10 ロークラッチソレノイド
11 2速・4速ブレーキソレノイド
12 ハイクラッチソレノイド
13 ローリバースブレーキソレノイド
14 変速機コントローラ
15 スロットル開度センサ
16 タービン回転センサ
17 出力回転センサ
18 インヒビタスイッチ
19 油圧スイッチ
20 油温センサ
L/C ロークラッチ
2-4/B 2速・4速ブレーキ
H/C ハイクラッチ
LR/B ローリバースブレーキ
R/C リバースクラッチ
L/OWC ローワンウエイクラッチ
Claims (3)
- 複数の摩擦要素の内少なくとも一つの摩擦要素を作動油圧の低下により解放させる変速動作を、前記作動油圧を制御する制御弁を駆動するためのソレノイドに階段状に変化する電流信号を入力することにより行う自動変速機において、
前記少なくとも一つの摩擦要素を解放してダウンシフト変速を行うに際し、
変速動作指令瞬時から前記作動油圧が所定の解放初期圧に低下するまでの段階において、前記電流信号に対してフィルタ処理を行って前記ソレノイドに入力し、
前記作動油圧が前記解放初期圧に達した以降の段階においては、前記電流信号に対して、前の段階よりも強いフィルタ処理を行って前記ソレノイドに入力することを特徴とする、自動変速機のソレノイド制御方法。 - 複数の摩擦要素の内第一の摩擦要素を作動油圧の上昇により締結させると共に、第二の摩擦要素を作動油圧の低下により解放させ、これら第一および第二の摩擦要素の掛け替えにより行う変速動作を、前記各摩擦要素の作動油圧を制御する各制御弁を駆動するための各ソレノイドにそれぞれ階段状に変化する電流信号を入力することにより行う自動変速機において、
前記第一の摩擦要素を締結してダウンシフト変速を行うに際し、
変速動作指令瞬時から変速ギア比が所望の値に達するまでの段階において、前記電流信号に対してフィルタ処理を行って前記ソレノイドに入力し、
前記変速ギア比が所望の値に達した以降の段階においては、前記電流信号に対して、前の段階よりも弱いフィルタ処理を行って前記ソレノイドに入力することを特徴とする、自動変速機のソレノイド制御方法。 - 複数の摩擦要素の内第一の摩擦要素を作動油圧の上昇により締結させると共に、第二の摩擦要素を作動油圧の低下により解放させ、これら第一および第二の摩擦要素の掛け替えにより行う変速動作を、前記各摩擦要素の作動油圧を制御する各制御弁を駆動するための各ソレノイドにそれぞれ階段状に変化する電流信号を入力することにより行う自動変速機において、
ダウンシフト変速を行うに際し、
変速動作指令瞬時から変速ギア比が所望の値に達するまでの段階において、前記第一の摩擦要素側ソレノイドに入力する前記電流信号に対してフィルタ処理を行って前記第一の摩擦要素側ソレノイドに入力し、
前記変速ギア比が所望の値に達した以降の段階においては、前記電流信号に対して、前の段階よりも弱いフィルタ処理を行って前記第一の摩擦要素側ソレノイドに入力し、
一方変速動作指令瞬時から前記第二の摩擦要素の作動油圧が所定の解放初期圧に低下するまでの段階において、前記第二の摩擦要素側ソレノイドに入力する前記電流信号に対してフィルタ処理を行って前記第二の摩擦要素側ソレノイドに入力し、
前記第二の摩擦要素の作動油圧が前記解放初期圧に達した以降の段階においては、前記電流信号に対して、前の段階よりも強いフィルタ処理を行って前記第二の摩擦要素側ソレノイドに入力することを特徴とする、自動変速機のソレノイド制御方法。
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