JP3947514B2 - Metal knit burner - Google Patents
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Description
本発明は、メタルニットバーナに関し、詳しくは経時的な点火不良を防止するための技術に関するものである。 The present invention relates to a metal knit burner, and more particularly to a technique for preventing ignition failure over time.
従来から、燃焼面が耐熱金属繊維をニット状に編み込んで形成され、燃焼面に供給される予混合ガスを放電により点火するメタルニットバーナが知られている(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a metal knit burner is known in which a combustion surface is formed by knitting heat-resistant metal fibers in a knit shape, and a premixed gas supplied to the combustion surface is ignited by discharge (see, for example, Patent Document 1).
一般に、メタルニットバーナの点火方式には圧電点火もしくは連続スパーク点火方式がある。また燃焼面を構成するニット網みの耐熱金属繊維7の外周部はバーナハウジングのフランジ部で固定されている。従来では燃焼面を放電のターゲットとしており、放電電極と燃焼面との間でスパークさせて予混合ガスの点火を行なっている。このため点火、消火を繰り返すと、図7に示すように、ニット網みの耐熱金属繊維7が経時的に撓んで放電電極32の先端32aと接触して、点火装置30’が点火しなくなる。また、ニット網みの耐熱金属繊維7は図8に示すように、糸状の繊維端部2bが放電空間にはみだしてしまうことがあり、放電空間距離Gが確保されているにもかかわらず、確実に点火できる場所以外でスパークをしてしまうという問題があった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、経時的な点火不良をなくして確実な点火エネルギーを得ることができるメタルニットバーナを提供することを課題とするものである。 The present invention was invented in view of the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a metal knit burner capable of obtaining reliable ignition energy by eliminating ignition failure over time. .
上記課題を解決するために本発明にあっては、燃焼面2が耐熱金属繊維7をニット状に編み込んで形成され、燃焼面2に供給される予混合ガス3を点火装置30の放電により点火するメタルニットバーナであって、燃焼面2に沿わせて放電のターゲットとなるターゲット部材31を配置し、ターゲット部材31の先端31aを放電電極32の先端32aに対向させると共に、ターゲット部材31に燃焼面2の電極近傍の表面部分2aを抑えるための面状抑え部33を一体に設けたことを特徴としている。
In order to solve the above problems, in the present invention, the
このような構成とすることで、面状抑え部33により燃焼面2の電極近傍の表面部分2aを抑えた状態で放電電極32とターゲット部材31との間でスパークさせて予混合ガス3の点火を行なうことができるので、面状抑え部33によって経時的に燃焼面2の放電電極32と対向する電極近傍の表面部分2bが撓むことがなく、また耐熱金属繊維7の糸状の繊維端部がはみだして放電空間に入ることも防止できるので、放電点火性能を経時的に安定させることができる。さらに、面状抑え部33をターゲット部材31と一体に設けることで、部品数の増加を防止できるものである。
With such a configuration, the
また上記面状抑え部33を円板状に形成するのが好ましく、この場合、面状抑え部33による燃焼面2の抑え面積を広くとることができ、それでいて四角板等と異なり無駄な角部が存在しないため、燃焼面2の抑えたい表面部分2aを効率よく抑えることができ、点火不良をより効率よくしかも確実に防止できるようになる。
In addition, it is preferable to form the
本発明は、放電空間距離を常に一定に保持できるので、放電点火性能を経時的に安定させることができ、確実な点火エネルギーを得ることができるものである。 According to the present invention, the discharge space distance can be kept constant at all times, so that the discharge ignition performance can be stabilized with time and reliable ignition energy can be obtained.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
本実施形態のメタルニットバーナ1は、例えば、図3に示す上火式焼き物器10に用いられる。この上火式焼き物器10は、例えば業務用の焼き鳥器として使用されるものであり、被焼成物を載せる焼物支持部15の上方に、上火用バーナとしてメタルニットバーナ1を設置し、被焼成物から出る油等を受ける受け皿或いは水槽16を焼物支持部15の下方に配置したものである。なお図3中の31は排気孔付き天板である。
The
本発明に係るメタルニットバーナ1を図4〜図6に示す。メタルニットバーナ1の燃焼面2は、図6に示すように、細長く形成されている。この燃焼面2は耐熱金属繊維7をニット状に編み込んだメタルニット材で構成されていると共に、その外周部はバーナハウジング28の下部外周のフランジ部28aに対して固着されている。
A
上記燃焼面2の背後には、図4(a)に示すように、長尺の均一板6が燃焼面2と平行に配置されている。均一板6には予混合ガス3が通過する多数の開口孔が散在しており、ガス流出口4からの予混合ガス3が燃焼面2の中央部に過度に流入するのを防止し、燃焼面2の両端部側まで行き渡らせるようにすることで温度ムラを防止できるようになっている。
A long
上記均一板6の背後には、予混合ガス3を一時的に溜める筒状空間部8が設置されている。筒状空間部8の中央側にガス流出口4が設けられ、筒状空間部8の一端部8a側にガス取入れ口9が設けられている。ガス管から供給される燃料ガスは混合器(図示せず)で一次空気と予混合され、この予混合ガス3が直流ファン(図示せず)によってガス取入れ口9から筒状空間部8内に流入するようになっている。
Behind the
また、上記筒状空間部8内には、図4に示すように、ガス取入れ口9とガス流出口4との間を遮るように第1のバッフル板11が立設されている。このバッフル板11により予混合ガス3が直接、ガス流出口4から流出してしまうのを防止できる構造となり、しかも図5に示すように、バッフル板11の両サイドの通気部19から予混合ガス3が通り抜け可能とされている。これにより予混合ガス3の一部が第1のバッフル板11に当たってはね返ったり、残りが通気部19を通り過ぎたりすることで、予混合ガス3は筒状空間部8の両端部8a,8b側まで行き渡り、筒状空間部8内に均一に分散されると共に、ガス圧が高まるとガス流出口4から流出するようになっている。
Further, as shown in FIG. 4, a
さらに、ガス流出口4の下方には、均一板6の中央部6aと対向する第2のバッフル板12が配置されている。このバッフル板12は側方から見て樋状に形成されており、ガス流出口4から流出した予混合ガス3が第2のバッフル板12に当たることで、予混合ガス3が均一板6の中央部6aへ過度に流入するのを防止できると共に図4(a)の矢印bで示すように、予混合ガス3が均一板6の両端部6b,6b側に向ってそれぞれ拡散することで、予混合ガス3が均一板6の両端部6b,6b側まで行き渡るようになっている。なお図5中の17はメタルニットバーナ1の先端を支える固定板である。
Further, a
ここにおいて、本発明にあっては、図1に示すように、燃焼面2の下方には点火装置30が配置されている。この点火装置30は、スパーク放電する放電電極32と、放電のターゲットとなるターゲット部材31と、ターゲット部材31の先端31aと放電電極32の先端32aとを対向させた状態で放電電極32とターゲット部材31とを支持するガラス等の電気絶縁体34とを備えている。電気絶縁体34は偏平な形状とされ、例えばバーナハウジング側にビス等で固定される取付孔35が設けられている。放電電極32は電源側に接続され、ターゲット部材31は接地側に接続されている。ここで、放電電極32は電気絶縁体34から突出して斜め上方に傾斜した略L字型に形成され、一方、ターゲット部材31は電気絶縁体34から突出して真上に屈曲し、さらに燃焼面2の下面に沿うように真横に屈曲した略Z字型に形成され、これらターゲット部材31と放電電極32の各先端部31a,32aが放電空間距離G(設定ギャップ)をあけて最接近する形状となっている。
In the present invention, as shown in FIG. 1, an
さらに上記ターゲット部材31の先端部31aの上面には、プレート状の面状抑え部33が一体に設けられている。本例では面状抑え部33は耐熱金属板で構成され、スポット溶接等でターゲット部材31に固着されている。面状抑え部33の形状は図2に示すように、平面視円板状に形成されており、燃焼面2の電極近傍の表面部分2aを下方から抑える構造となっている。なお、面状抑え部33は円板状に限らず、四角形などの角板状であってもよく、その形状は特に問わない。
Further, a plate-like
上記構成によれば、点火操作をすると、筒状空間部8のガス流出口4から予混合ガス3が流出し、均一板6で均一に分散されてから燃焼面2全体に亘って均一に供給される。このとき、放電電極32とターゲット部材31との間のスパーク放電により点火し、燃焼面2全体が赤熱し均一に燃焼する。
According to the above configuration, when the ignition operation is performed, the
ここにおいて、面状抑え部33により燃焼面2の電極近傍の表面部分2aを抑えた状態で放電電極32とターゲット部材31との間でスパークさせて予混合ガス3の点火を行なうことができる。つまり従来のように燃焼面2を放電のターゲットとするのではなく、放電のターゲットとなるターゲット部材31を燃焼面2に沿わせて配置したものであり、さらに面状抑え部33で燃焼面2の電極近傍の表面部分2aを抑えるようにしたので、経時的な燃焼面2の撓みによる点火不良を防止でき、また耐熱金属繊維7の糸状の繊維端部2b(図8)が放電空間に入ることもないため、放電空間距離Gを常に一定に保持でき、また確実に点火できる場所以外でスパークをしてしまうこともなくなる。この結果、放電点火性能を経時的に安定させることができ、確実な点火エネルギーを得ることができる構造となる。
Here, the premixed
しかも、面状抑え部33を円板状に形成することで、燃焼面2の抑え面積を広くとることができ、それでいて四角板等と異なり無駄な角部が存在しないため、燃焼面2の抑えたい表面部分2aを効率よく抑えることができるという利点がある。さらに電気絶縁体34をバーナハウジング28側にビス止めするだけで、放電電極32とターゲット部材31とを絶縁状態で固定できるようになり、取付けに手間がかからず、しかも放電電極32とターゲット部材31とを所定位置に簡単に配置でき、点火装置30を正確に組付けることができる。そのうえ面状抑え部33はターゲット部材31と一体に設けられているため、部品数の増加を防止できるという利点もある。
In addition, by forming the planar restraining
また本例のメタルニットバーナ1は従来のセラミックバーナと比較して以下の効果がある。すなわち、(1)燃焼面2のサイズを自由に変更できる効果、(2)バーナの形状を被加熱物の形状に合わせて設計でき、バーナの加工が容易になる効果、(3)燃焼面2の形状を例えば波状、半筒状等に自由にさまざまな形状に加工でき、これにより単位面積あたりの熱負荷(バーナ面負荷)が大きくとれるので、燃焼範囲が広くガス圧や風量変動にも影響しない安定燃焼を確保できる効果、(4)従来のセラミックプレートでは決まったサイズのプレートしかないため、バーナ1本当たりの面負荷が小さく、燃焼量が限定されてしまい、火力が必要なときはバーナ数を増加させる必要もあるが、メタルニットバーナ1においては大きな熱負荷を確保できるので、セラミックバーナのような問題を解消できると同時に、薄くてコンパクトにでき、設置スペースをとらない効果、(5)外的衝撃に強くなる効果、(6)昇温冷却の応答が速く、予熱時間が半減し、ターンダウン比を大きくできるため、取り扱いが簡単であると同時に高効率運転が実現する効果、(7)バーナの圧力損失が少ない効果、(8)バーナ表面からの輻射と高温燃料ガスの対流とで効率の高い加熱ができる効果、(9)窒素酸化物や一酸化炭素の発生がなく、環境面でも優れている効果がある。このような優れた様々な効果を有するメタルニットバーナ1において、さらに本発明にあっては、放電のターゲット部材31を燃焼面2に沿わせて配置した構造、さらに燃焼面2の表面を抑える面状抑え部33を設けた構造を採用することで、点火装置30の放電点火性能を経時的に安定させるという、従来のメタルニットバーナでは得られない独自の効果を奏するものである。
Further, the
なお本発明に係るメタルニットバーナ1は、ガス燃焼器以外の調理器、さらには暖房、ボイラ、乾燥機等の各種の熱処理関連分野にも広く適用可能である。
The
1 メタルニットバーナ
2 燃焼面
2a 表面部分
7 耐熱金属繊維
30 点火装置
31 ターゲット部材
31a 先端
32 放電電極
32a 先端
33 面状抑え部
DESCRIPTION OF
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2003
- 2003-11-11 JP JP2003381448A patent/JP3947514B2/en not_active Expired - Lifetime
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