JP3946889B2 - 作業機装着構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業機装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本機としてのトラクタに本機側ヒッチを設ける一方、作業機としてのフロントローダに作業機側ヒッチを設けて、同フロントローダをトラクタに両ヒッチを介して着脱自在に装着したものがある。
【0003】
そして、本機側ヒッチには、下方に凹状のフックを設けると共に、同フックよりも上方に位置させて連結ピン挿通孔を形成する一方、作業機側ヒッチには、上記フックに係合する係合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上記連結ピン挿通孔と符合する連結ピン孔を形成している。
【0004】
このようにして、トラクタにフロントローダを装着する際には、まず、本機側ヒッチのフックに係合ピンを係合させ、同係合ピンを中心に作業機側ヒッチを本機側ヒッチの方へ回動させて、同作業機側ヒッチの連結ピン孔を本機側ピッチの連結ピン挿通孔に符合させて、両孔中に連結ピンを挿通するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した作業機装着構造では、連結ピン孔を連結ピン挿通孔に符合させる作業が煩雑で、作業機装着作業に手間を要している。
【0006】
また、フロントローダの先端部を接地させた状態で装着作業を行う際には、接地しているフロントローダが地面の影響を受け、例えば、装着場所が不整地の場合、フロントローダの姿勢が本機に対してねじれ状態となり、フロントローダの装着はもとより、離脱も困難になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、本機に本機側ヒッチを設ける一方、作業機に作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機側ヒッチに着脱自在に装着可能とした作業機装着構造において、本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、同フックよりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス孔を有するボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一方、左右一対の作業機側ヒッチに、上記フックに係合する係合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上記ボス部の外周面に係合する位置決め用係合片と、同位置決め用係合片がボス部に係合する前に本機側ヒッチの左右側面にそれぞれ摺接して位置決め用係合片をボス部に案内する左右一対のガイドローラと、同ガイドローラに案内されてボス部に位置決め用係合片が係合した状態で、同ボス部のボス孔と符合する左右一対の連結ピン孔とを設けたことを特徴とする作業機装着構造を提供せんとするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0010】
すなわち、本発明に係る作業機装着構造は、基本的構造として、本機に本機側ヒッチを設ける一方、作業機に作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機側ヒッチに着脱自在に装着可能としている。
【0011】
そして、かかる作業機装着構造は、特徴的構造として、本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、同フックよりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス孔を有するボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一方、作業機側ヒッチに、上記フックに係合する係合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上記ボス部の外周面に係合する位置決め用係合片と、同位置決め用係合片がボス部に係合する前にボス部に摺接して位置決め用係合片をボス部に案内する案内片と、同案内片に案内されてボス部に位置決め用係合片が係合した状態で、同ボス部のボス孔と符合する連結ピン孔とを設けている。
【0012】
このようにして、作業機を本機に装着する際には、フックに係合ピンを係合させて、同係合ピンを中心に作業側ヒッチを本機側ヒッチの方へ回動させると、案内片がボス部に摺接して、同ボス部に係合片を確実に係合させるべく案内機能を果し、同係合片が連結ピン孔をボス孔と符合する位置に位置決めして、両孔中に連結ピンをスムーズに挿通することができる。従って、楽に作業機の装着作業を行うことができる。
【0013】
また、作業機を本機から離脱する際には、上記とは反対の手順を遡ることにより、楽に作業機の離脱作業を行うことができる。
【0014】
また、本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、同フックよりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス孔を有するボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一方、左右一対の作業機側ヒッチに、上記フックに係合する係合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上記ボス部の外周面に係合する位置決め用係合片と、同位置決め用係合片がボス部に係合する前に本機側ヒッチの左右側面にそれぞれ摺接して位置決め用係合片をボス部に案内する左右一対のガイドローラと、同ガイドローラに案内されてボス部に位置決め用係合片が係合した状態で、同ボス部のボス孔と符合する左右一対の連結ピン孔とを設けている。
【0015】
このようにして、作業機を本機に装着する際には、フックに係合ピンを係合させて、同係合ピンを中心に作業側ヒッチを本機側ヒッチの方へ回動させると、
左右一対のガイドローラが本機側ヒッチの左右側面上を転動して、作業機側ヒッチの姿勢が不整地の影響でねじれている場合にも、同作業機側ヒッチを強制的に本機側ヒッチの姿勢に整合させて、ボス部に係合片を確実に係合させることができ、同係合片が連結ピン孔をボス孔と符合する位置に位置決めして、両孔中に連結ピンをスムーズに挿通することができる。従って、楽に装着作業を行うことができる。
【0016】
また、作業機を本機から離脱する際には、上記とは反対の手順を遡ることにより、楽に作業機の離脱作業を行うことができる。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1に示すAは、本発明に係る作業機としてのフロントローダであり、同フロントローダAは、本機としてのトラクタTに着脱自在に装着している。
【0019】
まず、トラクタTについて説明すると、トラクタTは、図1に示すように、機体フレーム1の前部に原動機部2を設け、後部に運転部3を設けて、機体フレーム1の下方の前後側にそれぞれ左右側前・後車輪4,4,5,5を取付けている。
【0020】
そして、機体フレーム1の中途部には、左右一対のヒッチステー6,6を取付け、各ヒッチステー6,6よりそれぞれ本機側ヒッチ7,7を上方へ立上げ状に取付け、両本機側ヒッチ7,7の上端部間には正面視門型の連結フレーム8を跨架している。
【0021】
また、本機側ヒッチ7は、図1及び図2に示すように、ヒッチ本体7aの前側中途部に、下方へ凹状のフック7bを形成すると共に、ヒッチ本体7aの後上部に、連結ピン挿通用のボス孔7dを有するボス部7cを、左右方向に軸線を向けて設けている。
【0022】
次に、本発明に係るフロントローダAについて、図1〜図7を参照しながら説明する。
【0023】
すなわち、フロントローダAは、左右一対の作業機側ヒッチ10,10 と、各作業機側ヒッチ10,10 に基端部を枢支した左右一対のリフトアーム11,11 と、両リフトアーム11,11 の先端間に横架したアタッチメントヒッチ12と、同アタッチメントヒッチ12に着脱自在に取付けたアタッチメントとしてのバケット13と、上記リフトアーム11,11 を昇降作動すべく、各リフトアーム11,11 の中途部と作業機側ヒッチ10,10 との間に介設したリフトアームシリンダ14,14 と、上記バケット13を回動作動すべく、同バケット13の左右側部とリフトアーム11,11 の中途部との間に介設したバケットシリンダ15,15 と、上記リフトアーム11,11 の先端部に取付けたスタンド16とを具備している。11a,11b,12a,14a,14b,15a,15b,18a,19a,19b は、それぞれ枢支・連結部である。17はバケットリンク、18はシリンダ・ロッド支持体、19は連動ロッドである。
【0024】
ここで、スタンド16は、図1に示すように、リフトアーム11に基端部を枢支ピン25により枢支して、リフトアーム11に沿わせた収納姿勢と、下方へ回動させて先端部を接地させた使用姿勢とに姿勢変更可能としており、同スタンド16には、リフトアーム11に基端を枢支した支持アーム26の先端部を、スタンド連結ピン27を介して収納姿勢と使用姿勢のいずれかの姿勢にて連結して、各姿勢を保持できるようにしている。
【0025】
左右一対の作業機側ヒッチ10,10 は、図2及び図3に示すように、左右一対のヒッチ形成片10a,10a の下部間に係合ピン10b を横架し、両ヒッチ形成片10a,10a の後側中途部の内面に、それぞれ前記本機側ヒッチ7のボス部7cの外周面に係合する位置決め用係合片10c,10c を設け、両係合片10c,10c がボス部7cに係合する状態にて、同ボス部7cのボス孔7dと符合する連結ピン孔10d,10d を形成して、両孔7d,10d,10d中に連結ピン20を抜差し自在に挿通している。21は、連結ピン20の端部に挿通した抜止めピン、22は抜止めピン係止片である。
【0026】
しかも、左右一対のヒッチ形成片10a,10a の内側面には、図2及び図3に示すように、位置決め用係合片10c,10c がボス部7cに係合する前に、同ボス部7cの外周面に摺接して、位置決め用係合片10c,10c をボス部7cに案内する左右一対の案内片10e,10e を設けている。
【0027】
さらに、左右一対のヒッチ形成片10a,10a の後側中途部には、図2及び図4に示すように、位置決め用係合片10c,10c がボス部7cに係合する前に、本機側ヒッチ7の左右側面にそれぞれ摺接して、位置決め用係合片10c,10c をボス部7cに案内する左右一対のガイドローラ10f,10f を転動自在に取付けている。10g はローラ支軸である。
【0028】
次に、フロントローダAのトラクタTへの装着作業手順と離脱作業手順について、図5〜図9を参照しながら説明する。
【0029】
まず、フロントローダAの装着作業手順について説明する。
【0030】
▲1▼ 図5の実線で示すように、スタンド16により自立させたフロントローダAの中央部に、トラクタTを真直ぐにゆっくりと前進させて、作業機側ヒッチ10,10 の係合ピン10b,10b の真下の位置に、本機側ヒッチ7,7のフック7b,7b を配置する。
【0031】
▲2▼ トラクタTに設けた油圧源(図示せず)に、フロントローダAのリフトアームシリンダ14,14 とバケットシリンダ15,15 を油圧配管(図示せず)を介して接続する。
【0032】
▲3▼ 図5の一点鎖線で示すように、操作レバー(図示せず)を操作して、リフトアームシリンダ14,14 を伸長動作させることにより、係合ピン10b,10b を本機側ヒッチ7の前端面に当接させる。
【0033】
▲4▼ 図6の一点鎖線で示すように、操作レバーを操作して、バケットシリンダ15,15 を伸長動作(バケット13を下方へ回動)させて、フック7b,7b に係合ピン10b,10b を係合させる。
【0034】
▲5▼ 図6の実線で示すように、操作レバーを操作して、リフトアームシリンダ14,14 を短縮作動させることにより、作業機側ヒッチ10を係合ピン10b,10b を中心に本機側ヒッチ7の方へ時計廻りに回動させると共に、図7に示すように、トラクタTの前車輪4,4を地面Gから約2〜3cm浮かせると、案内片10e,10e が、ボス部7cの外周面に摺接して、同ボス部7cに位置決め用係合片10c,10c を確実に係合させることができ、同係合片10c,10c が、連結ピン孔10d,10d をボス孔7dに符合させる位置に位置決めすることから、両孔10d,10d,7d中に連結ピン20をスムーズに挿通することができる。
【0035】
この際、作業機側ヒッチ10の左右一対のヒッチ形成片10a,10a に取付けたガイドローラ10f,10f が、本機側ヒッチ7の左右側面にそれぞれ当接して転動するために、作業機側ヒッチ10の姿勢が不整地等の影響でねじれている場合にも、同作業機側ヒッチ10を強制的に本機側ヒッチ7の姿勢に整合させて、前記したボス部7cへの位置決め用係合片10c,10c の係合、さらには、ボス孔7dへの連結ピン孔10d,10d の符合を円滑かつ確実に行って、両孔7d,10d,10dへの連結ピン20の挿通をスムーズに行うことができる。その結果、トラクタTへのフロントローダAの装着作業を楽に行うことができる。
【0036】
続いて、フロントローダAの離脱作業手順について説明する。
【0037】
▲1▼ 図7に示すように、バケット13を地面Gから離した状態で、操作レバーを操作して、バケットシリンダ15,15 を伸長動作(バケット13を下方へ回動)させる。
【0038】
▲2▼ 図7に示すように、操作レバーを操作して、リフトアームシリンダ14,14 を短縮動作させて、トラクタTの前車輪4,4を地面Gから約2〜3cm浮かせる。
【0039】
▲3▼ 図7に示すように、スタンド16を収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更する。
【0040】
▲4▼ 連結ピン20を引抜く。
【0041】
▲5▼ 図8に示すように、操作レバーを操作して、リフトアームシリンダ14,14 を伸長作動させて、作業機側ヒッチ10を係合ピン10b,10b を中心に前方へ回動させる。
【0042】
▲6▼ 図9に示すように、操作レバーを操作して、バケットシリンダ15,15 を短縮動作(バケット13を上方へ回動)させて、接地したスタンド16の先端部を支点にして、リフトアーム11,11 を反時計廻りに回転させることにより、作業機側ヒッチ10の係合ピン10b,10b を上方へ引上げて、本機側ヒッチ7のフック7bより係合解除させる。
【0043】
▲7▼ トラクタTの油圧源より油圧配管を切離す。
【0044】
▲8▼ トラクタTを後進させてフロントローダAより離れた場所まで移動させる。
【0045】
このようにして、トラクタTからフロントローダAの離脱作業を楽に行うことができる。
【0046】
図10は、他の実施例としての係合ピン10b の取付構造を示しており、同係合ピン10b は、作業機側ヒッチ10のヒッチ形成片10a,10a の下端部に、長孔30,30 を上下方向に伸延させて形成して、同長孔30,30 中に摺動自在に挿通しており、同係合ピン10b の端部とヒッチ形成片10a との間には引張スプリング31を介設して、同係合ピン10b を長孔30,30 に沿わせて上方へ引張すべく弾性付勢している。
【0047】
そして、ヒッチ形成片10a の下部には、ロック片32の一端を枢支すると共に、同ロック片32は、長孔30の下端に位置する係合ピン10b に係合して、同係合ピン10b を固定するロック位置と、上方へ跳上げて係合ピン10b との係合を解除したロック解除位置との間で回動させて位置変更自在となしており、同ロック片32の他端は、ロック位置にて固定ピン33によりヒッチ形成片10a に固定可能としている。34は枢支ピンである。
【0048】
このようにして、ロック片32をロック解除位置に位置変更することにより、係合ピン10b を引張スプリング31により長孔30の上端位置まで引上げて、フック7bとの係合を解除させることができるようにしている。
【0049】
従って、フロントローダAをトラクタTより離脱させる際には、連結ピン20を引抜いて、バケットシリンダ15,15 を短縮動作させるだけで、接地したスタンド16の先端部を支点として、リフトアーム11,11 を反時計廻りに回転させて、本機側ヒッチ7より作業機側ヒッチ10を連結解除することができる。
【0050】
この際、係合ピン10b はフック7bより係合解除しているために、ことさらリフトアームシリンダ14を伸長動作させて係合ピン10b をフック7bより係合解除させる必要がなく、フロントローダAの離脱作業の手間を削減することができる。
【0051】
図11及び図12は、他の実施例としてのフック7bの構造を示しており、同フック7bは、ヒッチ本体7aの前側中途部に形成した左右一対の固定側フック形成片7e,7e に、可動側フック形成片7fをスライド・固定用連結ピン40によりスライド自在、かつ、固定可能に連結して構成している。
【0052】
すなわち、各フック形成片7e,7e,7fに、同形状の長孔41,41,42をそれぞれ形成し、これら長孔40,40,41中にスライド・固定用連結ピン40を挿通しており、同連結ピン40は、基端部に上記長孔40,40,41に嵌合して可動側フック形成片7fを固定する固定用ピン形成片40a を形成すると共に、先端部に可動側フック形成片7fを上下スライド自在となす小径のスライド用ピン形成片40b を形成している。40c,40d は、抜止めピン挿通孔、47は抜止めピンである。
【0053】
そして、固定側フック形成片7eの下端部と可動側フック形成片7fの下端部との間にトルクバネ43を介設して、同トルクバネ43により可動側フック形成片7fを下方へ摺動させるべく弾性付勢している。44はトルクバネ支軸、45はバネ係止片、46はバネ係止孔である。
【0054】
このようにして、長孔41,41,42を符合させて、これら長孔41,41,42中に固定用ピン形成片40a を嵌合させることにより、可動側フック形成片7fを、固定側フック形成片7e,7e と共にフック7bを形成するフック形成位置に保持させることができると共に、同固定用ピン形成片40a を上記長孔41,41,42より嵌合離脱させて、スライド用ピン形成片40b をこれら長孔41,41,42中に挿通した状態となすことにより、可動側フック形成片7fをトルクバネ43により下方へ摺動させて、フック7bを形成しないフック非形成位置に保持させることができるようにしている。
【0055】
従って、可動側フック形成片7fをフック形成位置よりフック非成形位置に位置変更することにより、フック形成位置にて係合している係合ピン10b との係合を解除させることができる。
【0056】
その結果、この場合も、前記したスライドする係合ピン10b の場合と同様に、係合ピン10b をフック7bより係合解除させるためのリフトアームシリンダ14の伸長動作を必要とせず、フロントローダAの離脱作業の手間を削減することができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0058】
請求項1記載の本発明では、本機に本機側ヒッチを設ける一方、作業機に作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機側ヒッチに着脱自在に装着可能とした作業機装着構造において、本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、同フックよりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス孔を有するボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一方、左右一対の作業機側ヒッチに、上記フックに係合する係合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上記ボス部の外周面に係合する位置決め用係合片と、同位置決め用係合片がボス部に係合する前に本機側ヒッチの左右側面にそれぞれ摺接して位置決め用係合片をボス部に案内する左右一対のガイドローラと、同ガイドローラに案内されてボス部に位置決め用係合片が係合した状態で、同ボス部のボス孔と符合する左右一対の連結ピン孔とを設けているために、作業機を本機に装着する際には、フックに係合ピンを係合させて、同係合ピンを中心に作業側ヒッチを本機側ヒッチの方へ回動させると、左右一対のガイドローラが本機側ヒッチの左右側面上を転動して、作業機側ヒッチの姿勢が不整地の影響でねじれている場合にも、同作業機側ヒッチを強制的に本機側ヒッチの姿勢に整合させて、ボス部に係合片を確実に係合させることができ、同係合片が連結ピン孔をボス孔と符合する位置に位置決めして、両孔中に連結ピンをスムーズに挿通することができる。従って、楽に作業機の装着作業を行うことができる。
【0059】
また、作業機を本機から離脱する際には、上記とは反対の手順を遡ることにより、楽に作業機の離脱作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業機としてのフロートローダを装着したトラクタの側面図。
【図2】作業機側ヒッチの側面図。
【図3】同作業機側ヒッチの平面図。
【図4】同作業機側ヒッチの平面図。
【図5】フロントローダの装着作業状態説明図。
【図6】同フロントローダの装着作業状態説明図。
【図7】同フロントローダの装着作業状態説明図。
【図8】同フロントローダの離脱作業状態説明図。
【図9】同フロントローダの離脱作業状態説明図。
【図10】他の実施例としての係合ピンの側面図。
【図11】他の実施例としてのフックの側面図。
【図12】図11のI-I 線断面図。
【符号の説明】
A フロントローダ
T トラクタ
1 機体フレーム
2 原動機部
3 運転部
4 前車輪
5 後車輪
Claims (1)
- 本機に本機側ヒッチを設ける一方、作業機に作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機側ヒッチに着脱自在に装着可能とした作業機装着構造において、
本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、同フックよりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス孔を有するボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一方、
左右一対の作業機側ヒッチに、上記フックに係合する係合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上記ボス部の外周面に係合する位置決め用係合片と、同位置決め用係合片がボス部に係合する前に本機側ヒッチの左右側面にそれぞれ摺接して位置決め用係合片をボス部に案内する左右一対のガイドローラと、同ガイドローラに案内されてボス部に位置決め用係合片が係合した状態で、同ボス部のボス孔と符合する左右一対の連結ピン孔とを設けたことを特徴とする作業機装着構造。
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